JP4867379B2 - スピーカ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、発音体から得られる音波を共鳴管を構成する筒状部材を用いて外部に放射するスピーカ装置に関する。詳しくは、この発明は、発音体から得られる音波を、筒状部材の一端側および他端側から外部に放射する構成とすることによって、筒状部材の長手方向の各位置で均一な音圧を感じることができ、この筒状部材の長手方向の全体に渡って音像を定位させることができ、広がり感のある音像を得ることができるようにしたスピーカ装置等に係るものである。
例えば、特許文献1には、筒状部材(筒状筐体)の上側開口部にスピーカユニットを同軸的に取り付けてなる無指向性スピーカシステムが記載されている。
特開平05−56493号公報
上述の特許文献1に記載されるスピーカシステムでは、筒状部材の底面側には底板が取り付けられている。そのため、スピーカユニットから得られる音波は、筒状部材の上部側からのみ外部に放射される。そのため、このスピーカシステムでは、筒状部材の長手方向の各位置で均一な音圧を感じることができず、この筒状部材の上部側に音像が定位し、筒状部材の長手方向の全体に亘るような広がり感のある音像を得ることができなかった。
この発明の目的は、筒状部材の長手方向の全体に亘るような広がり感のある音像を得ることにある。
この発明の概念は、
筒状部材と、
上記筒状部材と同軸的に配置され、音声信号に基づいて駆動される発音体とを備え、
上記発音体から得られる音波を、上記筒状部材の一端側および他端側から放射する
ことを特徴とするスピーカ装置にある。
この発明のスピーカ装置は、筒状部材と発音体とを備えている。発音体は、筒状部材と同軸的に配置されている。そして、発音体から得られる音波は、筒状部材の一端側および他端側から放射される。例えば、発音体は、動電型アクチュエータを用いたスピーカユニット等である。
このように発音体から得られる音波が筒状部材の一端側および他端側から放射されるため、この筒状部材の長手方向の各位置で均一な音圧が得られるようになる。これにより、筒状部材の長手方向の全体に渡って音像を定位させることができ、広がり感のある音像を得ることができる。
また、筒状部材の内部に間仕切り板で仕切られることによりそれぞれ筒状部材の軸方向に伸びる複数本の貫通孔が形成されており、複数個の上記発音体がそれぞれ当該発音体の前面及び背面に直交する方向と上記筒状部材の軸方向とが平行にかつ上記複数本の貫通孔それぞれに対応した位置に独立して配置され。これにより、複数個の発音体の独立性を確保でき、この複数個の発音体をそれぞれ独立した音声信号、例えば複数チャネルの音声信号、あるいは同一の音声信号に対してレベル、遅延時間、周波数特性等を独立して調整して得られた複数の音声信号等に基づいて駆動することで、音の広がり感を高める音場処理が可能となる。
ここで、複数本の貫通孔のうち、一部の貫通孔を筒状部材の中央部に配し、その他の貫通孔をこの中央部の貫通孔の周囲に配することが考えられる。この場合、例えば、中央部の貫通孔に対応した発音体を第1の音声信号で駆動し、その周囲の貫通孔に対応した発音体を第2の音声信号で駆動した場合、筒状部材の周囲のどの位置でも音場制御効果が変わらないという利益がある。これに対して、中央部に配する貫通孔がない場合、例えば一部の貫通孔に対応した発音体を第1の音声信号で駆動し、その他の貫通孔に対応した発音体を第2の音声信号で駆動した場合、筒状部材の周囲では位置により音場制御効果が変わってしまう。
例えば、発音体は筒状部材の長手方向の中心部に配設される。これにより、筒状部材の一端側および他端側から放射される音波のレベルをほぼ等しくでき、筒状部材の長手方向の各位置でより均一な音圧が得られるようになる。
また例えば、筒状部材は、発音体からの音波が進む方向に向かって徐々に径が大きくされる。これにより、電気的なインダクタンス成分が増すことから、周波数特性の平坦化と共鳴のダンピング効果が得られ、また音波が放射される出口が広くなることから、音像の広がり感が増すという効果がある。
また例えば、発音体として第1、第2の発音体を有するようにされ、第1の発音体から得られる第1の音波は筒状部材の一端側から外部に放射され、第2の発音体から得られる、第1の音波と同相の第2の音波は筒状部材の他端側から外部に放射される。これにより、筒状部材の一端側および他端側の特性を同じくでき、その特性差を感じないようにできる。
この発明によれば、発音体から得られる音波を、筒状部材の一端側および他端側から外部に放射する構成とするものであり、筒状部材の長手方向の各位置で均一な音圧を感じることができ、筒状部材の長手方向の全体に渡って音像を定位させることができ、広がり感のある音像を得ることができる。
この発明の実施の形態について説明する。図1〜図4は、実施の形態としてのスピーカ装置100Aの構成を示している。図1はスピーカ装置100Aの斜視図、図2はスピーカ装置100Aの縦断面図、図3はスピーカ装置100Aの上面図、図4はスピーカ装置100Aの底面図である。
このスピーカ装置100Aは、ベース筐体101と、パイプ102と、アクチュエータとしての磁歪アクチュエータ103と、スピーカユニット104とを有している。パイプ102は、音響振動板としても機能する筒状部材を構成している。磁歪アクチュエータ103の駆動ロッド103aは、変位出力を伝達する伝達部を構成している。また、スピーカユニット104は動電型アクチュエータを用いた発音体である。
ベース筐体101は、例えば合成樹脂で形成されている。このベース筐体101は、全体として円板状に形成されているが、その中央部に円柱状に貫通した開口部105が設けられている。このベース筐体101の下面外周側に沿って所定本、この実施の形態では3本の脚部106が等角間隔で植立されている。
脚部106を3本とするとき、これら3本の脚部106は設置面に必ず接するため、例えば4本の脚部を設ける場合に比べて、安定した設置が可能となる。また、ベース筐体101の下面に脚部106を設けることで、ベース筐体101の下面を設置面から離間させることができ、このベース筐体101の下面側に取り付けられるスピーカユニット104からの音波が外部に放射することを可能としている。
パイプ102は、所定材料、例えば透明なアクリルで形成されている。このパイプ102はベース筐体101に固定されている。すなわち、このパイプ102の下端部が、複数箇所、この実施の形態では4箇所で、金属製のL字アングル107を用いて、ベース筐体101の上面に固定されている。パイプ102のサイズは、一例として、例えば、長さが1000mm、直径が100mm、厚さが2mmである。
この場合、L字アングル107の一端および他端には、図示せずも、ネジ止め用の丸孔が形成されている。このL字アングル107の一端はビス109を用いてベース筐体101の上面にネジ止めされる。ベース筐体101には、ビス109のネジ部と螺合するネジ溝(図示せず)が形成されている。この場合、L字アングル107の一端とベース筐体101の上面との間には、リング状のゴム材等で構成されるダンピング材108が介在される。
また、L字アングル107の他端は、ビス110およびナット111を用いて、パイプ102の下端部にネジ止めされる。パイプ102の下端部には、ビス110のネジ部を通すための丸穴(図示せず)が形成されている。このL字アングル107の他端とパイプ102の外面との間、およびナット111とパイプ102の内面との間には、それぞれ、リング状のゴム材等で構成されるダンピング材112,113が介在される。
このように、ダンピング材108,112,113を介在させることで、磁歪アクチュエータ103による振動(弾性波)がパイプ102およびL字アングル107を通じてベース筐体101に伝播することを阻止でき、ベース筐体101側への音像定位が防止される。
複数個、本実施の形態では4個の磁歪アクチュエータ103がベース筐体101に固定されている。4個の磁歪アクチュエータ103は、パイプ102の下端部側の円形端面に沿って等間隔に配置されている。この場合、ベース筐体101には磁歪アクチュエータ103を収納するための収納穴114が形成されている。磁歪アクチュエータ103はこの収納穴114に収納されることで、ベース筐体101に固定される。
収納穴114の底面と磁歪アクチュエータ103との間には、ゴム材等で構成されるダンピング材115が介在される。このようにダンピング材115を介在させることで、磁歪アクチュエータ103による振動がベース筐体101に伝播することを阻止でき、ベース筐体101側への音像定位が防止される。
磁歪アクチュエータ103がベース筐体101の収納穴114に収納固定された状態では、この磁歪アクチュエータ103の駆動ロッド103aはパイプ102の下端部側の端面に当接した状態となる。この場合、駆動ロッド103aの変位方向は、この端面に直交する方向、従ってパイプ102の軸方向とされる。この軸方向は、パイプ102の面方向(面に平行な方向)でもある。このような配置状態とすることで、磁歪アクチュエータ103は、パイプ102の下端部側の端面から、この端面に直交した方向の振動成分をもって、パイプ102を加振できるようになる。
図5は、磁歪アクチュエータ103の構成例を示している。磁歪アクチュエータ103は、伸長方向に変位を生ずる棒状の磁歪素子151、この磁歪素子151に制御磁界を印加するために、この磁歪素子151の周囲に配置された磁界発生部としてのソレノイドコイル152、磁歪素子151の一端に連結されて磁歪アクチュエータ103の変位出力を伝達する可動部材たる駆動ロッド103a、および磁歪素子151とソレノイドコイル152を収納する収納部154によって構成されている。
収納部154は、固定盤161、永久磁石162および筒状ケース163で構成されている。固定盤161には、磁歪素子151の他端が連結されており、この固定盤161によって磁歪素子151が支持されている。磁歪素子151に静的バイアス磁界を印加する永久磁石162と磁気回路構成部材である筒状ケース163は、収納される磁歪素子151の周囲に配されている。筒状ケース163は、永久磁石162の駆動ロッド103a側と固定盤161側に取り付けられており、強磁性体を用いて構成することで、効率よく磁歪素子151に静的バイアス磁界を印加できる。また、固定盤161も強磁性体を用いて構成することで、さらに効率よく磁歪素子151に静的バイアス磁界を印加できる。
駆動ロッド103aと収納部154との間には間隙155が設けられ、駆動ロッド103aは永久磁石162によって吸引されるように強磁性体を用いて形成される。これにより、駆動ロッド103aと収納部154との間で磁気的な吸引力を発生させ、この磁気的な吸引力により駆動ロッド103aに取り付けられた磁歪素子151に予荷重が加えられる。
図6は、図5に示す磁歪アクチュエータ103における磁束線図を示している。永久磁石162から生じた磁束線は、筒状ケース163を通過したのち、間隙155、駆動ロッド103a、固定盤161を介して永久磁石162へ向かうことになる。このため、駆動ロッド103aと収納部154との間で磁気的な吸引力が生じ、この磁気的な吸引力により磁歪素子151に予荷重を印加させることができる。また、磁束線の一部は、筒状ケース163を通過したのち、間隙155、駆動ロッド103a、磁歪素子151、固定盤161を介して永久磁石162へ向かうことになる。このため、磁歪素子151に静的バイアス磁界を印加できる。
この磁歪アクチュエータ103では、駆動ロッド103aが軸受によって支持されていないことから、駆動ロッド103aと軸受との摩擦の問題がないため、変位出力の損失を大幅に低減できる。
また、この磁歪アクチュエータ103では、磁気的吸引力によって磁歪素子151に予荷重を加えるものであることから、磁歪素子151の変位の周期が短くても予荷重を安定して加え続けることができ、ソレノイドコイル152に供給される制御電流に応じた変位出力を正しく得ることができる。
そのため、この磁歪アクチュエータ103では、ソレノイドコイル152に流れる制御電流と駆動ロッド103aの変位との関係がリニアな関係に近づくことから、この磁歪アクチュエータ103の特性により発生する歪みが軽減され、従ってフィードバック補正の負担を軽減できる。
また、この磁歪アクチュエータ103では、永久磁石162は、2つの筒状ケース163の間に介在されることから、磁歪素子151に印加される静的バイアス磁界を、固定盤161の位置に永久磁石を設ける場合に比べて均一にできる。さらに、駆動ロッド103aを支持する軸受や、駆動ロッド103aと収納部154を接続するための連結部材、磁歪素子151に予荷重を加えるためのばね等を設ける必要がなく、小型化が容易であるとともに安価に構成できる。
上述のパイプ102および磁歪アクチュエータ103は、可聴周波数帯域の高域側を受け持つスピーカを構成し、ツィータとして機能する。これに対して、スピーカユニット104は、可聴周波数帯域の低域側を受け持つスピーカを構成し、ウーハとして機能する。
スピーカユニット104は、ベース筐体101の下面側の開口部105に対応した位置に、下方に前面を向けた状態で、例えばビス(図示せず)を用いて取り付けられている。
この場合、スピーカユニット104は、パイプ102と同軸的に配置された状態となっている。このスピーカユニット104の前面から出力される正相の音波は、ベース筐体101の下面側から外部に放射される。また、このスピーカユニット104の背面から出力される逆相の音波は、開口部105およびパイプ102を通って、パイプ102の上端部側から外部に放射される。この場合、パイプ102は共鳴管として機能する。
なお、パイプ102の下端部側の端面とベース筐体101との間には、例えばゴム材からなるダンピング材116が配設されている。これにより、磁歪アクチュエータ103による振動がパイプ102を通じてベース筐体101に伝播することを阻止しながら、パイプ102が共鳴管として良好に機能するように密閉度を高めることができる。
図7は、4個の磁歪アクチュエータ103およびスピーカユニット104の駆動系の構成を示している。
ステレオ音声信号を構成する左音声信号ALおよび右音声信号ARは加算器121に供給され、この加算器121ではそれらの音声信号AL,ARが合成されてモノラル音声信号SAが生成される。このモノラル音声信号SAからハイパスフィルタ122で高域成分SAHが抽出される。この高域成分SAHは、イコライザ123で磁歪アクチュエータ103に対応した周波数特性の補正が行われ、さらにアンプ124-1〜124-4で増幅された後に、4個の磁歪アクチュエータ103に駆動信号として供給される。これにより、4個の磁歪アクチュエータ103は同一の高域成分SAHで駆動され、それぞれの駆動ロッド103aは当該高域成分SAHに対応して変位する。
また、加算器121で生成されるモノラル音声信号SAからローパスフィルタ125で低域成分SALが抽出される。この低域成分SALは、イコライザ126でパイプ102からなる共鳴管に対応した周波数特性の補正が行われ、数ミリ秒の遅延時間を持つ遅延回路127で遅延され、さらにアンプ128で増幅された後に、スピーカユニット104に駆動信号として供給される。これにより、スピーカユニット104は、低域成分SALで駆動される。
スピーカユニット104への低域成分SALの供給経路に遅延回路127を挿入することで、パイプ102から高域の音波が放射される時点より、スピーカユニット104から低域の音波が放射される時点が遅くなる。そのため、音像は高域に引っぱられるという人間の聴覚上の特徴から、視聴者は高域の音波が放射されるパイプ102の部分に音像を感じ易くなる。
図1〜図4に示すスピーカ装置100Aの動作を説明する。
ベース筐体101に収容固定された4個の磁歪アクチュエータ103は、モノラル音声信号SAの高域成分SAHで駆動され、それらの駆動ロッド103aは当該高域成分SAHに対応して変位する。そして、この駆動ロッド103aの変位により、パイプ102は、その下端部側の端面から、この端面に直交した方向(面方向)の振動成分をもって、加振される。
この場合、パイプ102の下端部側の端面は縦波で励振され、このパイプ102を、弾性波(振動)が面方向に伝播していく。そして、この弾性波がパイプ102を伝播する際に縦波、横波、縦波・・・のモード変換を繰り返し、縦波と横波との混在波となり、横波によってパイプ102の面内方向(面に垂直な方向)の振動が励振される。これにより、パイプ102からは音波が放射される。すなわち、このパイプ102の外面から、高域成分SAHに対応した高域の音声出力が得られる。
なおこの場合、パイプ102の下端部側の円形端面に沿って等間隔に配置された4個の磁歪アクチュエータ103aは同一の高域成分SAHで駆動されていることから、パイプ102の全周から無指向性で高域の音声出力が得られる。
また、ベース筐体101の下面側に取り付けられたスピーカユニット104は、モノラル音声信号SAの低域成分SALで駆動される。そして、このスピーカユニット104の前面から低域の音声出力(正相)が得られ、この音声出力はベース筐体101の下面側から外部に放射され、またこのスピーカユニット104の背面から低域の音声出力(逆相)が得られ、この音声出力は、開口部105およびパイプ102を通って、パイプ102の上端部側から外部に放射される。
図1〜図4に示すスピーカ装置100Aによれば、モノラル音声信号SAの高域成分SAHで駆動される磁歪アクチュエータ103は、パイプ102を、その下端部側の端面から、この端面に直交した方向(面方向)の振動成分をもって、加振するものである。そのため、加振点に大きな横波は発生せず、この加振点からの音波が他の位置から放射される音波に比べて非常に大きな音として聴取されるということがなく、パイプ102の長手方向の全体に渡って音像を定位させることができ、広がり感のある音像を得ることができる。
ここで、(1)パイプに下端部側の端面から軸方向に加振した場合と、(2)パイプに下端部側の側面から径方向に加振した場合とで、加速度一定の入力を入れて、出力も加速度で見た、シミュレーションについて説明する。このシミュレーションでは、長さが1000mm、直径が100mm、厚さが2mmのアクリル製のパイプを想定している。
図8は、図9に矢印で示すように、径方向に加振した場合におけるシミュレーション結果を示している。曲線aは下端から2.8367cmの「bottom」位置における周波数応答を、曲線bは下端から50cmの「center」位置における周波数応答を、曲線cは下端から95.337cmの「top」位置における周波数応答を示している。
径方向に加振した場合、加振点に大きな横波が発生し、加振点からの音波が他の位置から放射される音波に比べて非常に大きな音として聴取されることから、図8に示すように、各位置にける加速度(音圧)の差は比較的大きくなり、パイプの長手方向の各位置で均一な音圧を感じることができず、従って広がり感のある音像を得ることはできない。
図10は、図11に矢印で示すように、軸方向に加振した場合におけるシミュレーション結果を示している。曲線aは下端から2.8367cmの「bottom」位置における周波数応答を、曲線bは下端から50cmの「center」位置における周波数応答を、曲線cは下端から95.337cmの「top」位置における周波数応答を示している。
軸方向(端面に直交する方向)に加振した場合、加振点に大きな横波が発生せず、加振点からの音波が他の位置から放射される音波に比べて非常に大きな音として聴取されるとがないことから、図10に示すように、各位置にける加速度(音圧)の差は比較的小さくなり、パイプの長手方向の各位置で均一な音圧を感じることができ、従って広がり感のある音像を得ることができる。
また、図1〜図4に示すスピーカ装置100Aによれば、パイプ102をその下端部側の端面から磁歪アクチュエータ103で加振し、このパイプ102の長手方向の各位置から音波を放射させ、このパイプ102の外面から高域成分SAHに対応した高域の音声出力を得るものである。したがって、パイプ102が存在する音像定位場所に磁歪アクチュエータ等の駆動デバイスが存在しないことから、パイプ102を完全に透明にしても、駆動デバイスが見えるということがなく、例えば音に合わせた視覚的な情報を駆動デバイスに邪魔されずにパイプ102部分に表示することも可能となる。
また、図1〜図4に示すスピーカ装置100Aによれば、ベース筐体101の下面側に取り付けられたスピーカユニット104の前面から得られる低域の音声出力(正相)はベース筐体101の下面側から外部に放射され、またこのスピーカユニット104の背面から得られる低域の音声出力(逆相)は、開口部105およびパイプ102を通って、パイプ102の上端部側から外部に放射されるものである。そのため、低域の音声出力に関しても、パイプ102の長手方向の各位置で均一な音圧を感じることができ、パイプ102の長手方向の全体に渡って音像を定位させることができ、従って広がり感のある音像を得ることができる。
ここで、(1)パイプ102の上部側からのみ音波を放射した場合と、(2)パイプ102の上部側および下部側の双方から音波を放射した場合とで、マイクロホンを用いて、パイプ102の上部および下部からそれぞれ1mの距離にある「top」位置および「bottom」位置におけるSPL(sound pressure level)を測定して見た。
図12は、図13に矢印で示すように、パイプ102の上部側からのみ音波を放射した場合における測定結果を示している。曲線aは「top」位置におけるSPLを、曲線bは「bottom」位置におけるSPLを示している。図12に示すように、パイプ102の上部側からのみ音波を放射した場合には、「bottom」位置のレベルは「top」位置のレベルに比べて低く、低域の音声出力に関して、パイプ102の長手方向の各位置で均一な音圧を感じることができない。
図14は、図15に矢印で示すように、パイプ102の上部側および下部側の双方から音波を放射した場合における測定結果を示している。曲線aは「top」位置におけるSPLを、曲線bは「bottom」位置におけるSPLを示している。図14に示すように、パイプ102の上部側および下部側の双方から音波を放射した場合には、「bottom」位置のレベルと「top」位置のレベルとはほとんど差がなく、低域の音声出力に関して、パイプ102の長手方向の各位置で均一な音圧を感じることができる。
なお、上述では、磁歪アクチュエータ103およびスピーカユニット104の駆動系は図7に示すように構成され、4個の磁歪アクチュエータ103が同一の高域成分SAHで駆動されるものを示した。しかし、これら4個の磁歪アクチュエータ103が独立した高域成分SAHで駆動されるようにすることもできる。
図16は、4個の磁歪アクチュエータ103およびスピーカユニット104の駆動系の他の構成を示している。この図16において、図7と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
ハイパスフィルタ122で抽出された高域成分SAHは、4個の信号処理部129-1〜129-4に供給される。これら信号処理部129-1〜129-4では、それぞれ独立して、高域成分SAHに対して、レベル、遅延時間、周波数特性等を調整する処理(音場制御処理)が行われると共に、磁歪アクチュエータ103の出力特性に関する信号補正処理が行われる。これら信号処理部129-1〜129-4から出力される高域成分SAH1〜SAH4は、それぞれアンプ124-1〜124-4で増幅された後に、4個の磁歪アクチュエータ103に駆動信号として供給される。これにより、4個の磁歪アクチュエータ103はそれぞれ独立した高域成分SAH1〜SAH4で駆動され、それぞれの駆動ロッド103aは当該高域成分SAH1〜SAH4に対応して変位する。
また、ローパスフィルタ125で抽出された低域成分SALは信号処理部130に供給される。この信号処理部130では、低域成分SALに対して、レベル、遅延時間、周波数特性等を調整する処理(音場制御処理)が行われると共に、共鳴管特性に関する信号補正処理が行われる。この信号処理部130から出力される低域成分は、アンプ128で増幅された後に、スピーカユニット104に駆動信号として供給される。これにより、スピーカユニット104は、低域成分で駆動される。
この図16に示す駆動系の構成では、4個の磁歪アクチュエータ103がそれぞれ信号処理部129-1〜129-4で独立して処理された高域成分SAH1〜SAH4で駆動されるので、音の広がり感を高めることができる。
なお、図16においては、4個の磁歪アクチュエータ103を駆動する高域成分SAH1〜SAH4をモノラル音声信号SAから得るものを示したが、ステレオ音声信号を構成する左音声信号ALおよび右音声信号AR、あるいはマルチチャネルの音声信号から得るようにしてもよい。
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。図17〜図19は、実施の形態としてのスピーカ装置100Bの構成を示している。図17はスピーカ装置100Bの縦断面図、図18は図17のA−A線から下方を見たスピーカ装置100Bの横断面図、図19はスピーカ装置100Bの上面図(ただし、図17のA−A線から下方は省略)である。これら図17〜図19において、図1〜図4と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
このスピーカ装置100Bは、図1〜図4に示すスピーカ装置100Aに、さらにパイプ102の支持具131を付加したものである。この支持具131は、ベース筐体101の上面に固定される下部十字部材132と、パイプ102の上部に固定される上部十字部材133と、一端が下部十字部材132の中心部に接続され、他端が上部十字部材133に接続された棒材134で構成されている。
下部十字部材132の4つの端部には図示せずもネジ止め用の丸孔が形成されている。そして、この4つの端部は、それぞれ、ビス135でベース筐体101の上面にネジ止めされる。ベース筐体101には、ビス135のネジ部と螺合するネジ溝(図示せず)が形成されている。
また、上部十字部材133の4つの端部133eは、幅広に形成されていると共に、下方に直角に折り曲げられている。この4つの端部133eには図示せずもネジ止め用の丸孔が形成されている。この上部十字部材133の4つの端部133eは、ビス136およびナット137を用いて、パイプ102の上端部にネジ止めされる。パイプ102の上端部には、ビス136のネジ部を通すための丸穴(図示せず)が形成されている。
この上部十字部材133の4つの端部133eとパイプ102の外面との間、およびナット137とパイプ102の内面との間には、それぞれ、リング状のゴム材等で構成されるダンピング材138,139が介在される。これにより、磁歪アクチュエータ103による振動(弾性波)がパイプ102および支持具131を通じてベース筐体101に伝播することを阻止している。
図17〜図19に示すスピーカ装置100Bのその他は、上述の図1〜図4に示すスピーカ装置100Aと同様に構成されている。この図17〜図19に示すスピーカ装置100Bは、上述の図1〜図4に示すスピーカ装置100Aと同様に動作する。
このスピーカ装置100Bによれば、上述のスピーカ装置100Aと同様の効果を得ることができ、さらに支持具131によってパイプ102を支持するようにしているので、パイプ102を長くした場合の安定性を増す効果がある。また、この支持具131は、上述したように棒材134等で構成され、パイプ102内の占有容積を少なくしているので、パイプ102の共鳴管としての機能への影響はほとんどない。
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。図20〜図23は、実施の形態としてのスピーカ装置100Cの構成を示している。図20はスピーカ装置100Cの斜視図、図21はスピーカ装置100Cの縦断面図、図22はスピーカ装置100Cの上面図、図23はスピーカ装置100Cの底面図である。これら図20〜図23において、図1〜図4と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
このスピーカ装置100Cは、パイプ102の内部にそれぞれ軸方向に伸びる複数本、この実施の形態では4本の貫通孔141a〜141dが形成されている。これら貫通孔141a〜141dは、例えばアクリル製の間仕切り板142で仕切られている。この間仕切り板142は、図22、図23に示すように、横断面十字形状とされている。また、この間仕切り板142は、図21に示すように、パイプ102の内部だけでなくベース筐体101の開口部105にまで及ぶ長さとされ、図22、図23に示すように、開口部105も貫通孔141a〜141dのそれぞれに対応した4つの小開口部143a〜143dに分離されている。なお、パイプ102の径と開口部105の径とは異なるので、図21に示すように、間仕切り板142の外縁はそれぞれの径に対応するように段差をもった形状に形成されている。
また、スピーカ装置100Cは、上述した4本の貫通孔141a〜141dと同軸的に配置された4個のスピーカユニットを104a〜104dを有している。これらスピーカユニット104a〜104dは、図22、図23に示すように、それぞれ、ベース筐体101の下面側の小開口部143a〜143dに対応した位置に、下方に前面を向けた状態で、例えばビス(図示せず)を用いて取り付けられている。
この場合、スピーカユニット104a〜104dは、貫通孔141a〜141dと同軸的に配置された状態となっている。これらスピーカユニット104a〜104dの前面から出力される正相の音波は、ベース筐体101の下面側から外部に放射される。また、これらのスピーカユニット104a〜104dの背面から出力される逆相の音波は、それぞれ小開口部143a〜143dおよび貫通孔141a〜141dを通って、パイプ102の上端部側から外部に放射される。この場合、パイプ102は共鳴管として機能する。
図24は、4個の磁歪アクチュエータ103、および4個のスピーカユニット104a〜104dの駆動系200の構成例を示している。
この駆動系200は、DSP(Digital Signal Processor)ブロック201と、アンプブロック202,203とからなっている。DSPブロック201は、磁歪アクチュエータ側の信号補正及び音場制御部201Aと、スピーカユニット側の信号補正及び音場制御部201Bとを有している。
磁歪アクチュエータ側の信号補正及び音場制御部201Aは、4個の磁歪アクチュエータ103にそれぞれ対応して、4個の信号処理部211および4個のハイパスフィルタ(HPF)212を備え、さらに4個の信号処理部211にそれぞれステレオ音声信号を構成する左音声信号ALおよび右音声信号ARを減衰して入力するための8個のアッテネータ210を備えている。
各信号処理部211は、それぞれ、入力される音声信号AL,ARのレベル、遅延時間、周波数特性等の調整、さらにはそれらの音声信号AL,ARの混合等の処理(音場制御処理)を行うと共に、磁歪アクチュエータ103の出力特性に関する信号補正処理を行う。各ハイパスフィルタ212は、それぞれ、対応する信号処理部211からの音声信号から高域成分を抽出し、アンプブロック202に供給する。
この場合、各磁歪アクチュエータ103には、DSPブロック201の信号補正及び音場制御部201Aでそれぞれ独立して音場制御処理および信号補正処理が行われた音声信号の高域成分がアンプブロック202で増幅されて供給される。4個の磁歪アクチュエータ103が、このように音場制御処理が行われた高域成分で駆動されることで、高域の音声出力による音の広がり感を高めることができる。
一方、スピーカユニット側の信号補正及び音場制御部201Bは、スピーカユニット104a〜104dに対応して、4個の信号処理部221および4個のローパスフィルタ(LPF)222を備え、さらに4個の信号処理部221にそれぞれステレオ音声信号を構成する左音声信号ALおよび右音声信号ARを減衰して入力するための8個のアッテネータ220を備えている。
各信号処理部221は、それぞれ、入力される音声信号AL,ARのレベル、遅延時間、周波数特性等の調整、さらにはそれらの音声信号AL,ARの混合等の処理(音場制御処理)を行うと共に、共鳴管特性に関する信号補正処理を行う。各ローパスフィルタ222は、それぞれ、対応する信号処理部221からの音声信号から低域成分を抽出し、アンプブロック203に供給する。
この場合、スピーカユニット104a〜104dのそれぞれには、DSPブロック201の信号補正及び音場制御部201Bでそれぞれ独立して音場制御処理および信号補正処理が行われた音声信号の低域成分がアンプブロック203で増幅されて供給される。4個のスピーカユニット104aから104dが、このように音場制御処理が行われた低域成分で駆動されることで、低域の音声出力による音の広がり感を高めることができる。
なお、図24の駆動系200において、信号補正及び音場制御部201Aの信号処理部211とハイパスフィルタ212の順番は逆でもよく、同様に信号補正及び音場制御部201Bの信号処理部221とローパスフィルタ222の順番は逆でもよい。また、図24の駆動系200においては、4個の磁歪アクチュエータ103を駆動する高域成分およびスピーカユニット104aから104dを駆動する低域成分を、ステレオ音声信号を構成する左音声信号ALおよび右音声信号ARから得るものを示したが、モノラル音声信号またはマルチチャネルの音声信号から得るようにすることもできる。
図20〜図23に示すスピーカ装置100Cのその他は、上述の図1〜図4に示すスピーカ装置100Aと同様に構成されている。この図20〜図23に示すスピーカ装置100Cは、上述の図1〜図4に示すスピーカ装置100Aと同様に動作する。
ただし、このスピーカ装置100Cでは、ベース筐体101の下面側に4個のスピーカユニット104a〜104dが取り付けられ、これらの4個のスピーカユニット104a〜104dはそれぞれ低域成分SAL1〜SAL4で駆動される。そのため、これら4個のスピーカユニット104a〜104dのそれぞれの前面から低域の音声出力(正相)が得られ、この音声出力はベース筐体101の下面側から外部に放射され、またこのスピーカユニット104a〜104dのそれぞれの背面から低域の音声出力(逆相)が得られ、この音声出力は、小開口部143a〜143dおよび貫通孔141a〜141dを通って、パイプ102の上端部側から外部に放射される。
このスピーカ装置100Cによれば、上述のスピーカ装置100Aと同様の効果を得ることができる他、以下の効果をも得ることができる。すなわち、4個のスピーカユニット104a〜104dを備え、これら4個のスピーカユニット104a〜104dはパイプ102の4本の貫通孔141a〜141dと同軸的に配置されて独立性が確保されているので、図24に示すように、4個のスピーカユニット104a〜104dをそれぞれ信号処理部221で独立して処理された低域成分SAL1〜SAL4で駆動することで、音の広がり感を高める音場処理が可能となる。
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。図25〜図28は、実施の形態としてのスピーカ装置100Dの構成を示している。図25はスピーカ装置100Dの斜視図、図26はスピーカ装置100Dの縦断面図、図27はスピーカ装置100Dの上面図、図28はスピーカ装置100Dの底面図である。これら図25〜図28において、図1〜図4と対応する部分には同一符号を付し、適宜その説明は省略する。
このスピーカ装置100Dは、パイプ102の内部にそれぞれ軸方向に伸びる複数本、この実施の形態では5本の貫通孔145a〜145eが形成されている。この場合、5本の貫通孔145a〜145eのうち、一部の貫通孔である貫通孔145eはパイプ102の中央部に配され、その他の貫通孔145a〜145は貫通孔145eの周囲に配されている。
これら貫通孔145a〜145eは、例えばアクリル製の間仕切り板146で仕切られている。この間仕切り板146は、図27、図28に示すように、横断面が、中央に円形部があると共に、この円形部から4方向に放射状に外側に伸びた放射部がある形状とされている。
この間仕切り板14は、図26に示すように、パイプ102の内部だけでなくベース筐体101の開口部105にまで及ぶ長さとされ、図27、図28に示すように、開口部105も貫通孔145a〜145eのそれぞれに対応した5つの小開口部147a〜147eに分離されている。なお、パイプ102の径と開口部105の径とは異なるので、図26に示すように、間仕切り板146の外縁はそれぞれの径に対応するように段差をもった形状に形成されている。
また、スピーカ装置100Dは、上述した5本の貫通孔145a〜145eと同軸的に配置された5個のスピーカユニット104a〜104eを有している。これらスピーカユニット104a〜104eは、図27、図28に示すように、それぞれ、ベース筐体101の下面側の小開口部147a〜147eに対応した位置に、下方に前面を向けた状態で、例えばビス(図示せず)を用いて取り付けられている。
この場合、スピーカユニット104a〜104eは、貫通孔145a〜145eと同軸的に配置された状態となっている。これらスピーカユニット104a〜104eの前面から出力される正相の音波は、ベース筐体101の下面側から外部に放射される。また、これらのスピーカユニット104a〜104eの背面から出力される逆相の音波は、それぞれ小開口部147a〜147eおよび貫通孔145a〜145eを通って、パイプ102の上端部側から外部に放射される。この場合、パイプ102は共鳴管として機能する。
駆動系は図示せずも、5個のスピーカユニット104a〜104eは、図20〜図23に示すスピーカ装置100Cのスピーカユニット104a〜104dと同様に、それぞれ、独立して処理された低域成分で駆動される(図24参照)。
図25〜図28に示すスピーカ装置100Dのその他は、上述の図1〜図4に示すスピーカ装置100Aと同様に構成されている。この図25〜図28に示すスピーカ装置100Dは、上述の図1〜図4に示すスピーカ装置100Aと同様に動作する。
ただし、このスピーカ装置100Dでは、ベース筐体101の下面側に5個のスピーカユニット104a〜104eが取り付けられ、これらの5個のスピーカユニット104a〜104eはそれぞれ独立した低域成分で駆動される。そのため、これら5個のスピーカユニット104a〜104eのそれぞれの前面から低域の音声出力(正相)が得られ、この音声出力はベース筐体101の下面側から外部に放射され、またこのスピーカユニット104a〜104eのそれぞれの背面から低域の音声出力(逆相)が得られ、この音声出力は、小開口部147a〜147eおよび貫通孔145a〜145eを通って、パイプ102の上端部側から外部に放射される。
このスピーカ装置100Dによれば、上述のスピーカ装置100Aと同様の効果を得ることができる他、以下の効果をも得ることができる。すなわち、5個のスピーカユニット104a〜104eを備え、これら5個のスピーカユニット104a〜104eはパイプ102の本の貫通孔145a〜145eと同軸的に配置されて独立性が確保されているので、それぞれを独立して処理された低域成分で駆動することで、音の広がり感を高める音場処理が可能となる。
また、このスピーカ装置100Dによれば、ここで、5本の貫通孔145a〜145eのうち、貫通孔145eをパイプ102の中央部に配し、その他の貫通孔145a〜145dをこの中央部の貫通孔145eの周囲に配するようにしている。この場合、例えば、図29Aに示すように、中央部の貫通孔145eに対応したスピーカユニット104eを音声信号Sa1で駆動し、その周囲の貫通孔145a〜145dに対応したスピーカユニット104a〜104dを音声信号Sa2で駆動した場合、パイプ102の周囲のどの位置、つまり視聴者U1〜U4のどの位置でも音場制御効果が変わらないという利益がある。
これに対して、上述したスピーカ装置100Cのように中央部に配する貫通孔がない場合、例えば、図29Bに示すように、貫通孔141a,141cに対応したスピーカユニット104a,104cを音声信号Sa1で駆動し、その他の貫通孔104b,104dに対応したスピーカユニット104b,104dを音声信号Sa2で駆動した場合、パイプ102の周囲では位置により、つまり視聴者U1,U3の位置と、視聴者U2,U4の位置とで音場制御効果が変わってしまう。つまり、音場制御効果に方向性がでる。
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。図30は、実施の形態としてのスピーカ装置100Fの構成を示している。図30はスピーカ装置100Fの斜視図を示している。この図30において、図1と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
このスピーカ装置100Fにおいては、図1に示すスピーカ装置100Aにおけるパイプ102の代わりにパイプ102Fが配設されたものである。このパイプ102Fは、スピーカユニット104からの音波が進む方向(図においては上方)に向かって徐々に径が大きくされている。
このスピーカ装置100Fのその他は、図1に示すスピーカ装置100Aと同様に構成されている。このスピーカ装置100Fは、図1に示すスピーカ装置100Aと同様に動作する。
このスピーカ装置100Fによれば、上述のスピーカ装置100Aと同様の効果を得ることができる他、以下の効果をも得ることができる。すなわち、パイプ102Fがスピーカユニット104からの音波が進む方向に向かって徐々に径が大きくされているので、電気的なインダクタンス成分が増すことから、周波数特性の平坦化と共鳴のダンピング効果を得ることができ、さらに音波が放射される出口が広くなることから、音像の広がり感が増すという効果がある。
なお、上述実施の形態においては、パイプ102,102Fの一端側である下端側にスピーカユニットが配置されたものを示したが、この発明の実施の形態としては、図31に示すように、パイプ102Gの中心部に、スピーカユニット104を配置した構成のスピーカ装置100Gも考えられる。
このスピーカ装置100Gでは、スピーカユニット104の前面から出力される正相の音波はパイプ102Gの下方に進み、その下端部側から外部に放射される。また、このスピーカユニット104の背面から出力される逆相の音波はパイプ102Gの上方に進み、その上端部側から外部に放射される。この場合、パイプ102Gは共鳴管として機能する
このスピーカ装置100Gによれば、パイプ102Gの下端部側および上端部側の双方から音波が放射されるものであり、パイプ102Gの長手方向の各位置で均一な音圧を感じることができ、パイプ102Gの長手方向の全体に渡って音像を定位させることができ、従って広がり感のある音像を得ることができる。この場合、スピーカユニット104はパイプ102Gの長手方向の中心部に配設されているため、このパイプ102Gの下端部側および上端部側から放射される音波のレベルをほぼ等しくでき、パイプ102Gの長手方向の各位置でより均一な音圧が得られるようになる。
また、上述実施の形態においては、パイプ102,102Fの下端部側から正相の音波を外部に放射し、その上端部側から逆相の音波を外部に放射するものを示したが、この発明の実施の形態としては、図32に示すように、パイプ102の中心部に、2個のスピーカユニット104a,104bを配置した構成のスピーカ装置100Hも考えられる。スピーカユニット104a,104bは、パイプ102の中心部に背中合わせの状態で配置されている。これらスピーカユニット104a,104bは、共通の音声信号で駆動される。
このスピーカ装置100Hでは、スピーカユニット104aの前面から出力される正相の音波はパイプ102の下方に進み、その下端部側から外部に放射される。また、スピーカユニット104bの前面から出力される正相の音波はパイプ102Gの上方に進み、その上端部側から外部に放射される。この場合、パイプ102は共鳴管として機能する
このスピーカ装置100Hによれば、パイプ102の下端部側および上端部側の双方から音波が放射されるものであり、パイプ102の長手方向の各位置で均一な音圧を感じることができ、パイプ102の長手方向の全体に渡って音像を定位させることができ、従って広がり感のある音像を得ることができる。
この場合、スピーカユニット104a,104bはパイプ102の長手方向の中心部に配設されているため、このパイプ102の下端部側および上端部側から放射される音波のレベルをほぼ等しくでき、パイプ102の長手方向の各位置でより均一な音圧が得られるようになる。また、パイプ102の下端部側および上端部側から放射される音波は同相となることから、パイプ102の下端部側および上端部側の特性を同じくでき、その特性差を感じないようにできる。
なお、上述実施の形態においては、発音体(トランスデューサ)として磁歪アクチュエータ、動電型アクチュエータを用いたスピーカユニットを使用したが、その他の圧電型アクチュエータを用いた発音体であってもよい。
この発明は、広い範囲に渡って広がりのある音像を得ることができるものであり、オーディオビュジュアル装置におけるスピーカ装置等に適用できる。
実施の形態としてのスピーカ装置100Aの構成を示す斜視図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Aの構成を示す縦断面図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Aの構成を示す上面図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Aの構成を示す底面図である。 磁歪アクチュエータの断面概略図である。 磁歪アクチュエータの磁束線図である。 磁歪アクチュエータおよびスピーカユニットの駆動系の構成を示すブロック図である。 パイプを径方向に加振した場合における、「bottom」、「center」、「top」の各位置での周波数応答のシミュレーション結果を示す図である。 パイプを径方向に加振する場合の加振方向を示す図である。 パイプを軸方向に加振した場合における、「bottom」、「center」、「top」の各位置での周波数応答のシミュレーション結果を示す図である。 パイプを軸方向に加振する場合の加振方向を示す図である。 パイプの上部側からのみ音波を放射した場合における、「bottom」、「top」の各位置でのSPLの測定結果を示す図である。 パイプの上部側からのみ音波を放射する場合の音波放射方向および各測定位置を示す図である。 パイプの上部側および下部側の双方から音波を放射した場合における、「bottom」、「top」の各位置でのSPLの測定結果を示す図である。 パイプの上部側および下部側の双方から音波を放射する場合の音波放射方向および各測定位置を示す図である。 磁歪アクチュエータおよびスピーカユニットの駆動系の他の構成を示すブロック図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Bの構成を示す縦断面図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Bの構成を示す横断面図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Bの構成を示す一部を省略した面図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Cの構成を示す斜視図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Cの構成を示す縦断面図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Cの構成を示す上面図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Cの構成を示す底面図である。 磁歪アクチュエータおよびスピーカユニットの駆動系の構成例を示すブロック図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Dの構成を示す斜視図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Dの構成を示す縦断面図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Dの構成を示す上面図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Dの構成を示す底面図である。 スピーカ装置100D,100Cの効果の比較をするための図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Fの構成を示す斜視図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Gの構成を示す概略的斜視図である。 実施の形態としてのスピーカ装置100Hの構成を示す概略的斜視図である。
符号の説明
100A〜100D,100F〜100H・・・スピーカ装置、101・・・ベース筐体、102,102E,102F,102G・・・パイプ、103・・・磁歪アクチュエータ、103a・・・駆動ロッド、104,104a〜104e・・・スピーカユニット、105・・・開口部、106・・・脚部、107・・・L字アングル、108,112,113,115,116・・・ダンピング材、114・・・収納穴、121・・・加算器、122・・・ハイパスフィルタ、123,126・・・イコライザ、124-1〜124-4,128・・・アンプ、127・・・遅延回路、129-1〜129-4,130・・・DSP、131・・・支持具、132・・・下部十字部材、133・・・上部十字部材、134・・・棒材、141a〜141d,145a〜145e・・・貫通孔、142,146・・・間仕切り板、143a〜143d,147a〜147e・・・小開口部

Claims (7)

  1. 筒状部材と、
    音声信号に基づいて駆動される発音体とを備え、
    上記筒状部材の内部に間仕切り板で仕切られることによりそれぞれ上記筒状部材の軸方向に伸びる複数本の貫通孔が形成されており、
    複数個の上記発音体がそれぞれ当該発音体の前面及び背面に直交する方向と上記筒状部材の軸方向とが平行にかつ上記複数本の貫通孔それぞれに対応した位置に独立して配置され
    各上記発音体から得られる音波を、上記筒状部材の一端側および他端側から放射する
    スピーカ装置。
  2. 複数個の上記発音体が、それぞれ独立した上記音声信号に基づいて駆動される
    請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 上記筒状部材を固定するためのベース筐体を備え、
    上記ベース筐体は円柱状に貫通した開口部が設けられ、
    上記間仕切り板は上記筒状部材の内部及び上記ベース筐体の開口部に及ぶ長さを有する
    請求項に記載のスピーカ装置。
  4. 上記複数本の貫通孔のうち、一部の貫通孔は上記筒状部材の中央部に配され、その他の貫通孔は該中央部に配された貫通孔の周囲に配されている
    請求項に記載のスピーカ装置。
  5. 上記発音体は、上記筒状部材の長手方向の中心部に配設されている
    請求項に記載のスピーカ装置。
  6. 上記筒状部材は、上記発音体からの音波が進む方向に向かって徐々に径が大きくされている
    請求項に記載のスピーカ装置。
  7. 上記発音体として第1の発音体と、当該第1の発音体と背中合わせの状態で配置された第2の発音体を有し、
    上記第1の発音体から得られる第1の音波を上記筒状部材の一端側から外部に放射すると共に、上記第2の発音体から得られる、上記第1の音波と同相の第2の音波を上記筒状部材の他端側から外部に放射する
    請求項1に記載のスピーカ装置。
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