JP4866514B2 - 遅延回路、及び試験装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、与えられた信号を所望の時間遅延させる遅延回路、及び遅延回路を備える試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の遅延回路200の構成を示す。遅延回路200は、可変遅延回路212、可変遅延回路214、可変遅延回路216、セレクタ218、セレクタ220、レジスタ222、及びレジスタ224を備える。遅延回路200は、入力信号を受け取り、可変遅延回路212、214、216を通過させ、所定の時間遅延させた入力信号を出力する。可変遅延回路214は、例えば約1000psの遅延を生じる可変遅延回路226と、遅延量が零の経路と、セレクタ218とを有する。セレクタ218は、遅延設定値を受け取り、遅延設定値に基づいて遅延量が零の経路を通過した入力信号、又は可変遅延回路226を通過した入力信号のいずれかを選択し、可変遅延回路214に供給する。
【0003】
可変遅延回路226は、複数の遅延素子を有する。レジスタ222は、遅延量が1000psを越えない最大の遅延量となる複数の遅延素子の組み合わせを格納する。可変遅延回路226は、レジスタ222が格納した複数の遅延素子の組み合わせを通過させ、遅延した入力信号をセレクタ218に出力する。セレクタ218は、遅延設定値に基づいて、遅延量が零の経路を通過した入力信号と、可変遅延回路226が遅延させた入力信号のいずれかを選択して可変遅延回路214に供給する。また、可変遅延回路226の遅延素子は、製造上のばらつきや、周囲温度等の環境によって遅延量が変化するため、所定の期間毎に、1000psを越えない最大の遅延量となる遅延素子の組み合わせを測定し、レジスタ222に格納する。
【0004】
可変遅延回路214は、可変遅延回路212と同様の構成を有する。本例において、可変遅延回路214は、約500psの遅延を生じる可変遅延回路228を有する。可変遅延回路216は、0psから500psまでの遅延量を、所定の分解能で発生する。可変遅延回路216における遅延量は、微小遅延設定値に基づいて制御される。
【0005】
遅延回路200において、例えば1300psの遅延を生成したい場合、セレクタ218は、1000psを示す遅延設定値を受け取り、セレクタ220は、0psを示す遅延設定値を受け取る。セレクタ218は、可変遅延回路226が遅延させた信号を受け取り、可変遅延回路214に供給する。セレクタ220は、遅延量が零である経路を通過した信号を受け取り、可変遅延回路216に供給する。つまり、可変遅延回路212及び可変遅延回路214における合計の遅延量は約1000psである。可変遅延回路216は、300psを示す微小遅延設定値を受け取り、セレクタ220から受け取った信号を300ps遅延させて出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の遅延回路200において、可変遅延回路226において、遅延設定値に対する遅延誤差は、最大で可変遅延回路226が有する遅延素子一つ分の遅延誤差αが生じる場合がある。また、可変遅延回路228においても同様である。遅延回路200は、可変遅延回路212と可変遅延回路214とを縦続接続しているため、可変遅延回路212と可変遅延回路214とにおける最大の遅延誤差は2αとなる。このため、遅延設定値に対する遅延誤差が大きくなり、信号を精度よく遅延させることが困難であった。
【0007】
また、それぞれの可変遅延回路は、内部に縦続接続された複数の遅延素子を有している。可変遅延回路において所望の遅延量を得るために、複数の遅延素子に入力信号を分配するため、信号波形の歪みが生じてしまう。従来の遅延回路200では、可変遅延回路を複数縦続接続していた。このため、それぞれの可変遅延回路において入力信号を分配する必要があり、信号波形の歪みが大きくなり、問題が生じていた。
【0008】
また、図5に示した構成から明らかなように、可変遅延回路212が受け取る入力信号と、可変遅延回路226における遅延量の制御とは同期している必要がある。同様に、可変遅延回路214が受け取る信号と、可変遅延回路228における遅延量の制御、及び可変遅延回路216が受け取る信号と、可変遅延回路216における遅延量の制御とは、同期している必要がある。このため、それぞれを同期させるために、同期回路を複数備える必要があり、回路規模の増大を招いていた。
【0009】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる遅延回路及び試験装置を提供することを目的とする。この目的は、特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、遅延設定値に基づいて、与えられた入力信号を遅延させて出力する遅延回路であって、縦続接続された複数の遅延素子を有する遅延部と、入力信号を遅延部の第1遅延素子又は当該第1遅延素子の前に縦続接続された少なくとも1つの第2遅延素子のいずれに供給するべきかを選択する第1個別選択部と、入力信号を遅延部の第2遅延素子又は当該第2遅延素子の前に縦続接続された第3遅延素子のいずれに供給するべきかを選択する第2個別選択部と、第1個別選択部又は第2個別選択部によって選択された遅延素子に、入力信号を供給すべく、遅延設定値に基づいて第1個別選択部又は第2個別選択部のいずれかを選択する統括選択部とを備えることを特徴とする遅延回路を提供する。
【0011】
第1個別選択部は、第1遅延素子又は第2遅延素子のいずれを選択するべきかを示すデータを格納する第1メモリを有し、第2個別選択部は、第2遅延素子又は第3遅延素子のいずれを選択するべきかを示すデータを格納する第2メモリを有してよい。
【0012】
また、第1個別選択部は、第1メモリが格納したデータに基づいて、第1遅延素子又は第2遅延素子のいずれかを選択する選択信号を発生する第1デコーダを有し、第2個別選択部は、第2メモリが格納したデータに基づいて、第2遅延素子又は第3遅延素子のいずれかを選択する選択信号を発生する第2デコーダを有し、統括選択部は、遅延設定値に基づいて、第1個別選択部又は第2個別選択部のいずれかを選択する選択信号を発生する統括デコーダを有してよい。
【0013】
入力信号を前記遅延部の第3遅延素子又は第4遅延素子のいずれに供給するべきかを選択する第3個別選択部を更に備え、統括選択部は、第1個別選択部、第2個別選択部、又は第3個別選択部によって選択された遅延素子に、入力信号を供給すべく、遅延設定値に基づいて第1個別選択部、第2個別選択部、又は第3個別選択部のいずれかを選択してよい。また、入力信号を遅延部の第2遅延素子、第3遅延素子、又は第4遅延素子のいずれに供給するべきかを選択する第3個別選択部を更に備え、統括選択部は、第1個別選択部、第2個別選択部、又は第3個別選択部によって選択された遅延素子に、入力信号を供給すべく、遅延設定値に基づいて第1個別選択部、第2個別選択部、又は第3個別選択部のいずれかを選択してよい。
【0014】
また、第1個別選択部は、遅延部の複数の遅延素子のうち、第1遅延素子及び第2遅延素子を含む複数の遅延素子のいずれに入力信号を供給するべきかを選択し、第2個別選択部は、遅延部の複数の遅延素子のうち、第2遅延素子及び第3遅延素子を含む複数の遅延素子のいずれに入力信号を供給するべきかを選択し、第1メモリは、第1遅延素子及び第2遅延素子を含む複数の遅延素子のいずれに入力信号を供給するべきかを示すデータを格納し、第2メモリは、第2遅延素子及び第3遅延素子を含む複数の遅延素子のいずれに入力信号を供給するべきかを示すデータを格納してよい。
【0015】
また、遅延部のそれぞれの遅延素子に入力信号を入力した場合の、遅延部における遅延量を計測する手段と、計測したそれぞれの遅延素子に対応する遅延量に基づいて、第1メモリに、第1遅延素子及び第2遅延素子を含む複数の遅延素子のいずれに入力信号を供給するべきかを示すデータを新たに格納し、第2メモリに、第2遅延素子及び第3遅延素子を含む複数の遅延素子のいずれに入力信号を供給するべきかを示すデータを新たに格納する手段とを更に備えてよい。また、第1個別選択部又は第2個別選択部によって選択された遅延素子によって遅延させられた入力信号を、遅延設定値に基づいて遅延させる可変遅延回路を更に備えてよい。
【0016】
本発明の第2の形態においては、電子デバイスを試験する試験装置であって、電子デバイスを試験するための試験パターンを発生するパターン発生部と、基準クロックを受け取り、基準クロックを所望の時間遅延させて出力する遅延回路と、試験パターンを受け取り、遅延回路が基準クロックを出力するタイミングに基づいて、試験パターンを電子デバイスに供給するパターン整形部と、試験パターンに基づいて電子デバイスが出力する出力信号に基づいて、電子デバイスの良否を判定する判定部とを備え、遅延回路は、予め遅延設定値が与えられ、縦続接続された複数の遅延素子を有する遅延部と、入力信号を遅延部の第1遅延素子又は当該第1遅延素子の前に縦続接続された少なくとも1つの第2遅延素子のいずれに供給するべきかを選択する第1個別選択部と、入力信号を遅延部の第2遅延素子又は当該第2遅延素子の前に縦続接続された第3遅延素子のいずれに供給するべきかを選択する第2個別選択部と、第1個別選択部又は第2個別選択部によって選択された遅延素子に、入力信号を供給すべく、遅延設定値に基づいて第1個別選択部又は第2個別選択部のいずれかを選択する統括選択部とを有することを特徴とする試験装置を提供する。また、第1個別選択部又は第2個別選択部によって選択された遅延素子によって遅延させられた入力信号を、遅延設定値に基づいて遅延させる可変遅延回路を更に備えてもよい。
【0017】
尚、上記の発概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又、発明となりうる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0019】
図1は、本発明に係る試験装置100の構成の一例を示す。試験装置100は、試験パターンを生成するパターン発生部10、タイミングを発生する遅延回路50、遅延回路50が発生したタイミングに基づいて、試験パターンを整形するパターン整形部20、及び電子デバイス10の良否を判定する判定部40を備える。
【0020】
パターン発生部10は、電子デバイス10を試験するための試験パターンを生成し、パターン整形部20に供給する。また、パターン発生部10は、当該試験パターンを電子デバイス30に入力した場合に、電子デバイス30が出力すべき期待値信号を生成する。パターン整形部20は、パターン発生部10が生成した試験パターンを整形する。例えば、パターン整形部20は、遅延回路50が発生するタイミングに基づいて、パターン発生部10が生成した試験パターンを、所望の時間遅延させて、電子デバイス30に供給する。遅延回路50は、例えば基準クロックを受け取り、当該基準クロックを所望の時間遅延させて出力する。この場合、パターン整形部20は、遅延回路50が遅延させた当該基準クロックを受け取ったタイミングに基づいて、試験パターンを電子デバイス30に供給してよい。
【0021】
判定部40は、電子デバイス30が出力した出力信号の値と、パターン発生部10が生成した期待値信号とを比較し、電子デバイス30の良否を判定する。判定部40は、当該出力信号と当該期待値信号が一致する場合に、電子デバイス30を良品と判定してよい。
【0022】
図2は、本発明に係る遅延回路50の構成の一例を示すブロック図である。遅延回路50は、遅延設定値に基づいて与えられた入力信号を遅延させて出力する。本例において、パターン発生部10(図1参照)は、試験パターンに基づいて、当該遅延設定値を発生してよい。また、使用者が当該遅延設定値を入力してもよい。また、試験装置100を制御するホストコンピュータが、当該遅延設定値を、遅延回路50に供給してもよい。遅延回路50は、図2に示すように選択部60、遅延部70、微小可変遅延回路80、及び格納部90を有する。
【0023】
遅延部70は、縦続接続された複数の遅延素子を有する。例えば、遅延部70は、論理和回路と論理積回路の組み合わせを当該遅延素子として有してよく、バッファを当該遅延素子として有してよい。遅延部70は、当該複数の遅延素子のいずれかに入力信号を受け取り、入力信号を遅延させて出力する。つまり、遅延部70は、入力信号を受け取った遅延素子及び入力信号を受け取った遅延素子より下流の遅延素子に入力信号を通過させることにより、入力信号を遅延させる。本例において、当該入力信号は基準クロックであってよい。また、遅延部70は、入力信号を遅延部70の複数の遅延素子のいずれに供給するべきかを示す供給位置データを格納するメモリを有してよい。当該メモリは、複数の遅延設定値のそれぞれに対応した供給位置データを格納してよい。
【0024】
選択部60は、遅延設定値及び供給位置データに基づいて、入力信号を遅延部70の縦続接続された複数の遅延素子のいずれに供給するかを選択する。つまり、選択部60は、遅延設定値を受け取り、受け取った遅延設定値に対応する供給位置データに基づいて、入力信号を供給する遅延素子を選択する。
【0025】
微小可変遅延回路80は、遅延部70が出力した信号を受け取り、所望の遅延量だけ遅延させて出力する。本例において、微小可変遅延回路80は、パターン整形部20(図1参照)に、遅延させた信号を供給する。微小可変遅延回路80は、図2に示すように、遅延部70と直列に接続される。
【0026】
本例において、遅延部70は、複数の遅延量を生成する。例えば、遅延回路50が0psから2000psまでの遅延量を生成する場合、遅延部70は、0ps、500ps、1000ps、1500psの4種の遅延量のいずれかを生成する。遅延部70のメモリは、当該4種の遅延量を設定する遅延設定値にそれぞれ対応した供給位置データを格納する。選択部60は、予め定められた当該4種の遅延設定値のいずれかを受け取り、受け取った遅延設定値に対応する供給位置データに基づいて、入力信号を供給する遅延素子を選択する。遅延部70は、遅延設定値に基づく遅延量だけ入力信号を遅延させた信号を微小可変遅延回路80に供給する。微小可変遅延回路80は、0psから500psまでの遅延量だけ入力信号を遅延させた信号を出力する。つまり、微小可変遅延回路80における最大の遅延量は、複数の遅延設定値のうち、零でない最小の遅延設定値とほぼ等しい。
【0027】
図3は、遅延回路50の回路構成の一例を示す。図3(a)及び図3(b)に示した遅延回路50は、選択部60、遅延部70、及び可変遅延回路80を有する。選択部60、遅延部70、及び可変遅延回路80は、図2に関連して説明した選択部60、遅延部70、及び可変遅延回路80と同様の機能及び構成を有してよい。まず、図3(a)の遅延回路50について説明する。
【0028】
遅延部70は一例として、縦続接続された第1遅延素子72−1、第2遅延素子72−2、第3遅延素子72−3、及び第4遅延素子72−4を有する。それぞれの遅延素子72は、図3に示すように論理和回路及び論理積回路により構成されてよい。
【0029】
選択部60は、統括選択部94、第1個別選択部96−1、第2個別選択部96−2、及び第3個別選択部96−3を有する。第1個別選択部96−1は、入力信号を第1遅延素子72−1又は第2遅延素子72−2のいずれに供給するべきかを選択する。第2個別選択部96−2は、入力信号を第2遅延素子72−2又は第3遅延素子72−3のいずれに供給するべきかを選択する。第3個別選択部96−3は、入力信号を第3遅延素子72−3又は第4遅延素子72−4のいずれに供給するべきかを選択する。統括選択部94は、第1個別選択部96−1、第2個別選択部96−2、又は第3個別選択部96−3によって選択された遅延素子72に、入力信号を供給すべく、遅延設定値に基づいて第1個別選択部96−1、第2個別選択部96−2、又は第3個別選択部96−3のいずれかを選択する。
【0030】
つまり、第1個別選択部96−1、第2個別選択部96−2、及び第3個別選択部96−3は、それぞれ遅延部70の遅延素子72のいずれかを選択し、統括選択部94は、遅延設定値に基づいて、いずれかの個別選択部96を選択する。統括選択部94に選択された個別選択部96が選択した遅延素子72は入力信号を受け取り、当該入力信号を遅延させ、下流の遅延素子72に入力信号を供給する。ここで、下流の遅延素子72とは、微小可変遅延回路80により近い遅延素子72を指す。
【0031】
統括選択部94が、遅延設定値に基づいていずれかの個別選択部96を選択することにより、入力信号が通過する遅延素子72の段数が定まる。つまり、統括選択部94がいずれかの個別選択部96を選択することにより、入力信号を所望の時間だけ遅延させ、微小可変遅延回路80に供給することができる。
【0032】
個別選択部96は、それぞれ複数の遅延素子72を選択することができる。個別選択部96が複数の遅延素子72を選択可能であるため、遅延素子72における遅延量の製造ばらつきや、周囲温度等の環境による誤差を吸収することができる。当該誤差を吸収するために、所定の期間毎に、それぞれの遅延素子72に入力信号を供給した場合の、遅延部70の遅延量を計測し、それぞれの個別選択部96がいずれの遅延素子72を選択するべきかを定めてよい。それぞれの個別選択部96は、個別選択部96が選択するべき遅延素子72を示すデータを格納するメモリを有してよい。
【0033】
本例において、第1個別選択部96−1は、第1遅延素子72−1又は第2遅延素子72−2のいずれを選択するべきかを示すデータを格納する第1メモリ92−1を有してよい。また、第2個別選択部96−2は、第2遅延素子72−2又は第3遅延素子72−3のいずれを選択するべきかを示すデータを格納する第2メモリ92−2を有してよい。また、第3個別選択部96−3は、第3遅延素子72−3又は第4遅延素子72−4のいずれを選択するべきかを示すデータを格納する第3メモリ92−3を有してよい。
【0034】
また、それぞれの個別選択部96は、同一の遅延素子72を選択することができる。個別選択部96が選択できる遅延素子72の範囲を重複させることにより、それぞれの遅延素子72の遅延量が最大に変化した場合であっても、所望の遅延量を生成することができる。
【0035】
また、第1個別選択部96−1は、第1メモリ92−1が格納した供給位置データに基づいて、第1遅延素子72−1又は第2遅延素子72−2のいずれかを選択する選択信号を発生する第1デコーダ62−1を有してよい。第1デコーダ62−1は、第1メモリ92−1が格納した供給位置データに基づいて、選択するべき遅延素子72に対応した論理積回路64に、選択信号としてH論理を供給する。また、第2個別選択部96−2及び第3個別選択部96−3も同様に、メモリ92が格納した供給位置データに基づいて、遅延素子72のいずれかを選択する選択信号を発生するデコーダを有してよい。また、統括選択部94は、遅延設定値に基づいて第1個別選択部96−1、第2個別選択部96−2、又は第3個別選択部96−3のいずれかを選択する選択信号を発生する統括デコーダ66を有してよい。統括デコーダ66は、遅延設定値に基づいていずれかの個別選択部96に、動作を開始させる選択信号を供給してよい。
【0036】
遅延回路50又は試験装置100は、遅延部70のそれぞれの遅延素子72に入力信号を入力した場合の、遅延部70における遅延量を計測する手段と、計測したそれぞれの遅延素子72に対応する遅延量に基づいて、個別選択部96のそれぞれのメモリ92に、対応する個別選択部96がいずれの遅延素子72を選択するべきかを示す供給位置データを新たに格納する手段を更に備えてよい。遅延回路50又は試験装置100は、前述したように、所定の期間毎に、当該供給位置データを更新してよい。
【0037】
また、本例においては、遅延部70は4つの遅延素子72を有していたが、他の例においては、更に多くの遅延素子72を有してよいことは明らかである。この場合、第1個別選択部96−1は、遅延部70の複数の遅延素子72のうち、第1遅延素子72−1及び第2遅延素子72−2を含む複数の遅延素子72のいずれに入力信号を供給するべきかを選択してよい。また、第2個別選択部96−2は、遅延部70の複数の遅延素子72のうち、第2遅延素子72−2及び第3遅延素子72−3を含む複数の遅延素子72のいずれに入力信号を供給するべきかを選択してよい。また、第3個別選択部96−3は、遅延部70の複数の遅延素子72のうち、第3遅延素子72−3及び第4遅延素子72−4を含む複数の遅延素子72のいずれに入力信号を供給するべきかを選択してよい。この場合、それぞれの個別選択部96は、複数の遅延素子72を重複して選択してよい。
【0038】
図3(a)に示した遅延回路50において、第3個別選択部96−3は、第3遅延素子72−3及び第4遅延素子72−4を選択可能であったが、他の例においては、図3(b)に示すように第3個別選択部96−3は、第2遅延素子72−2、第3遅延素子72−3、及び第4遅延素子72−4を選択できてよい。次に、遅延部70が更に多くの遅延素子72を有する例について説明する。
【0039】
図4は、遅延回路50の回路構成の他の例を示す。遅延回路50は、選択部60、遅延部70、及び可変遅延回路80を有する。選択部60、遅延部70、及び可変遅延回路80は、図2に関連して説明した選択部60、遅延部70、及び可変遅延回路80と同様の機能及び構成を有してよい。図4の左側に示すcource0、3、4、・・・、21は、図3の右側に示すcource0、3、4、・・・、21とそれぞれ電気的に接続される。
【0040】
遅延部70は、図4に示すように論理和回路74及び論理積回路76を含む複数の遅延素子72を有する。複数の遅延素子72は縦続接続され、遅延設定値に基づいて選択部60が選択した遅延素子72が入力信号を受け取る。遅延部70は、選択部60が選択した遅延素子、及び前記選択部が選択した遅延素子より下流にある遅延素子72に入力信号を通過させた信号を、微小可変遅延回路80に供給する。つまり、選択部60は、遅延素子72のいずれかを選択することにより、遅延部70における遅延量を制御することができる。選択部60が上流の遅延素子72を選択した場合、遅延部70における遅延量は大きく、下流の遅延素子72を選択した場合、遅延部70における遅延量は小さくなる。ここで、下流の遅延素子とは、微小可変遅延回路80に近い遅延素子を指す。
【0041】
また、遅延部70は、H論理を示す電圧Vddを受け取る。遅延素子72のそれぞれの論理和回路74には、電圧Vddの反転信号すなわちL論理が入力され、それぞれの論理積回路76には、H論理が入力される。図4に示すように、遅延部70に電圧Vddを供給し、入力信号を供給することにより、入力信号を遅延させることができる。また、論理和回路74に入力信号の反転信号を供給し、論理積回路76に論理和回路74を通過した入力信号を供給することにより、入力信号の波形の歪みを低減することができる。つまり、論理和回路74をネガ入力とし、論理積回路76をポジ入力とすることにより、共にポジ又はネガ入力である場合に比べ、入力信号の波形の歪みを低減することができる。
【0042】
選択部60は、実質的に零を示す遅延設定値以外の、予め定められた複数の遅延設定値のそれぞれに対応した複数の個別選択部96と、遅延設定値に基づいて、個別選択部96のいずれかを選択する統括選択部94を有する。例えば、遅延設定値として0ps、500ps、1000ps、1500psが設定されている場合、選択部60は、500psの遅延設定値に対応した遅延素子72を選択する第1個別選択部96−1、1000psの遅延設定値に対応した遅延素子72を選択する第2個別選択部96−2、1500psの遅延設定値に対応した遅延素子72を選択する第3個別選択部96−3を有する。統括選択部94は、遅延設定値に基づいて、遅延設定値に対応した遅延素子72に入力信号を供給するべく、個別選択部96のいずれかを選択する。
【0043】
図3に関連して説明したように、それぞれの個別選択部96は、メモリ92を有してよい。それぞれのメモリ92は、対応する個別選択部96が選択するべき遅延素子72を示すデータ、つまり入力信号を供給するべき遅延素子72の供給位置データを格納する。本例においては、第1メモリ92−1は、500psの遅延設定値に対応する供給位置データを格納し、第2メモリ92−2は1000psの遅延設定値に対応する供給位置データを格納し、第3メモリ92−3は、1500psの遅延設定値に対応する供給位置データを格納する。それぞれのメモリが格納する供給位置データは、所定の期間毎に更新されてよい。例えば、遅延回路50は、それぞれの遅延素子72に入力信号を供給した場合の遅延量を計測する手段を有してよい。また、遅延回路50は、計測されたそれぞれの遅延量に基づいて、予め定められた遅延設定値に対応する供給位置データを新たに算出する手段を有してよい。メモリ92は、新たに算出された供給位置データを、遅延設定値にそれぞれ対応して格納してよい。
【0044】
統括選択部94は、遅延設定値を示すデータとして、ディジタル信号を受け取ってよい。本例において、遅延設定値は4種であるため、統括選択部94は、2ビットのディジタル信号を、遅延設定値として受け取ってよい。統括選択部94は、受け取ったディジタル信号に基づいて、個別選択部96のいずれかを選択してよい。また、統括選択部94は、0の遅延設定値を示すディジタル信号を受け取った場合、入力信号を遅延部70を通過させず、入力信号を微小可変遅延回路80に供給してよい。統括選択部94は、統括デコーダ66を有してよい。統括デコーダ66は、図3に関連して説明した統括デコーダ66と同様の機能及び構成を有する。
【0045】
例えば、統括選択部94は、統括デコーダ66において2ビットのディジタル信号を、図4に示すように0〜3のいずれかの場所を指すようにデコードして、デコードした場所に対応する個別選択部96を選択してよい。本例において、遅延設定値0psに対応するディジタル信号を「00」、遅延設定値500psに対応するディジタル信号を「01」、遅延設定値1000psに対応するディジタル信号を「10」、遅延設定値1500psに対応するディジタル信号を「11」とする。この場合、統括制御部94がディジタル信号「01」を受け取った場合、統括制御部94は、遅延設定値500psに対応する遅延素子72に入力信号を供給するべく、第1個別選択部96−1を選択する。選択された第1個別選択部96−1は、遅延設定値500psに対応する遅延素子72を選択し、選択した遅延素子72に入力信号を供給する。
【0046】
それぞれの個別選択部96は、複数の遅延素子72のうち、予め定められた一つ又は複数の遅延素子72から、入力信号を供給する遅延素子を選択してよい。また、複数の遅延素子72のうち所定の遅延素子72は、複数の個別選択部96と電気的に接続され、当該所定の遅延素子72は、電気的に接続された複数の個別選択部96から選択され得る。つまり、図4に示すように、個別選択部96が選択し得る遅延素子72の一部は、他の個別選択部96が選択し得る遅延素子72に含まれていてよい。個別選択部96が、複数の遅延素子72の一部の遅延素子72を選択できることにより、それぞれの個別選択部96が複数の遅延素子72の全ての遅延素子72を選択できる場合に比べ、メモリ92が格納する供給位置データの規模を小さくすることができる。遅延素子72の製造上のばらつき、周囲環境の変化等による遅延素子72の遅延量の変化幅は、シミュレーション等により容易に推測することができる。個別選択部96が選択し得る遅延素子72の一部が、他の個別選択部96が選択し得る遅延素子72に含まれることにより、遅延素子72の製造上のばらつき、周囲環境の変化等による遅延量の変化を吸収することができる。本例において、それぞれの個別選択部96は、複数の遅延素子72を他の個別選択部96と重複して選択してよい。前述した、メモリ92の供給位置データの更新は、個別選択部96が選択できる遅延素子72の範囲内において行うことができる。
【0047】
統括選択部94に選択された個別選択部96は、対応するメモリ92が格納した供給位置データに基づいて、いずれの遅延素子72に入力信号を供給するかを選択する。例えば、遅延設定値が500psだった場合、統括選択部94は、第1個別選択部96−1を選択する。第1個別選択部96−1は、複数の遅延素子72を選択でき、第1メモリ92−1が格納した供給位置データに基づいて、選択可能な遅延素子72のいずれかを選択する。
【0048】
また、選択部60は、複数の遅延素子72のそれぞれ対応した複数の論理積回路64を有してよい。この場合、それぞれの論理積回路64は、入力信号と、個別選択部96からの選択信号を受け取る。統括選択部94に選択された個別選択部96は、供給位置データに基づいて、選択するべき遅延素子72に対応する論理積回路64にH論理を示すディジタル信号を供給する。H論理を示すディジタル信号を受け取った論理積回路64は、対応する遅延素子72に入力信号を供給する。遅延部70は、入力信号を受け取った遅延素子72の下流に縦続接続された遅延素子群に入力信号を通過させ、遅延設定値に応じた遅延量だけ遅延させた入力信号を、微小可変遅延回路80に供給する。微小可変遅延回路80は、遅延設定値の分解能以下の遅延量を生成することができる。また、本例において、遅延部70で生成する最小の遅延量である500psを生成する場合、遅延素子72のそれぞれの遅延量が最悪値を取ったとしても、cource1、2で示される遅延素子72に入力信号を入力することは無いので、cource1、2で示される論理積回路の入力には、常にL論理が入力される。他の例においては、それぞれの論理積回路64は、すくなくともいずれかの個別選択部96と電気的に接続されていてよい。
【0049】
以上説明した遅延回路50によれば、所望の遅延量を容易に生成することができる。また、遅延部70における遅延誤差は、最大で遅延素子72一つの遅延量とほぼ等しいため、従来の遅延回路200に比べ遅延誤差を半減することができる。また、説明した遅延回路50では、入力信号と選択部60の動作を同期させればよく、同期回路が一つでよい。そのため、回路規模を小さくすることができる。また、試験装置100においては、遅延回路50の遅延誤差が小さいため、精度よく電子デバイス30の良否を判定することができる。
【0050】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0051】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば、遅延誤差が小さく、回路規模の小さい遅延回路を提供することができる。また、試験装置においては、遅延誤差が小さい遅延回路を備えるため、精度よく電子デバイスの試験を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る試験装置100の構成の一例を示す。
【図2】 本発明に係る遅延回路50の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】 遅延回路50の回路構成の一例を示す。
【図4】 遅延回路50の回路構成の他の例を示す。
【図5】 従来の遅延回路200の構成を示す。
【符号の説明】
10・・・パターン発生部、20・・・パターン整形部、30・・・電子デバイス、40・・・判定部、50・・・遅延回路、60・・・選択部、62・・・デコーダ、64・・・論理積回路、66・・・統括デコーダ、70・・・遅延部、72・・・遅延素子、74・・・論理和回路、76・・・論理積回路、80・・・微小可変遅延回路、92・・・メモリ、94・・・統括選択部、96・・・選択部、100・・・試験装置
Claims (10)
- 遅延設定値に基づいて、与えられた入力信号を遅延させて出力する遅延回路であって、
縦続接続された複数の遅延素子を有する遅延部と、
前記入力信号を前記遅延部の第1遅延素子又は当該第1遅延素子の前に縦続接続された少なくとも1つの第2遅延素子のいずれに供給するべきかを選択する第1個別選択部と、
前記入力信号を前記遅延部の前記第2遅延素子又は当該第2遅延素子の前に縦続接続された第3遅延素子のいずれに供給するべきかを選択する第2個別選択部と、
前記第1個別選択部又は前記第2個別選択部によって選択された前記遅延素子に、前記入力信号を供給すべく、前記遅延設定値に基づいて前記第1個別選択部又は前記第2個別選択部のいずれかを選択する統括選択部と
を備えることを特徴とする遅延回路。 - 前記第1個別選択部は、前記第1遅延素子又は前記第2遅延素子のいずれを選択するべきかを示すデータを格納する第1メモリを有し、
前記第2個別選択部は、前記第2遅延素子又は前記第3遅延素子のいずれを選択するべきかを示すデータを格納する第2メモリを有することを特徴とする請求項1に記載の遅延回路。 - 前記第1個別選択部は、前記第1メモリが格納したデータに基づいて、前記第1遅延素子又は前記第2遅延素子のいずれかを選択する選択信号を発生する第1デコーダを有し、
前記第2個別選択部は、前記第2メモリが格納したデータに基づいて、前記第2遅延素子又は前記第3遅延素子のいずれかを選択する選択信号を発生する第2デコーダを有し、
前記統括選択部は、前記遅延設定値に基づいて、前記第1個別選択部又は前記第2個別選択部のいずれかを選択する選択信号を発生する統括デコーダを有することを特徴とする請求項2に記載の遅延回路。 - 前記入力信号を前記遅延部の前記第3遅延素子又は第4遅延素子のいずれに供給するべきかを選択する第3個別選択部を更に備え、
前記統括選択部は、前記第1個別選択部、前記第2個別選択部、又は前記第3個別選択部によって選択された前記遅延素子に、前記入力信号を供給すべく、前記遅延設定値に基づいて前記第1個別選択部、前記第2個別選択部、又は前記第3個別選択部のいずれかを選択することを特徴とする請求項3に記載の遅延回路。 - 前記入力信号を前記遅延部の前記第2遅延素子、前記第3遅延素子、又は第4遅延素子のいずれに供給するべきかを選択する第3個別選択部を更に備え、
前記統括選択部は、前記第1個別選択部、前記第2個別選択部、又は前記第3個別選択部によって選択された前記遅延素子に、前記入力信号を供給すべく、前記遅延設定値に基づいて前記第1個別選択部、前記第2個別選択部、又は前記第3個別選択部のいずれかを選択することを特徴とする請求項3に記載の遅延回路。 - 前記第1個別選択部は、前記遅延部の前記複数の遅延素子のうち、前記第1遅延素子及び前記第2遅延素子を含む複数の遅延素子のいずれに前記入力信号を供給するべきかを選択し、
前記第2個別選択部は、前記遅延部の前記複数の遅延素子のうち、前記第2遅延素子及び前記第3遅延素子を含む複数の遅延素子のいずれに前記入力信号を供給するべきかを選択し、
前記第1メモリは、前記第1遅延素子及び前記第2遅延素子を含む複数の遅延素子のいずれに前記入力信号を供給するべきかを示すデータを格納し、
前記第2メモリは、前記第2遅延素子及び前記第3遅延素子を含む複数の遅延素子のいずれに前記入力信号を供給するべきかを示すデータを格納することを特徴とする請求項4又は5に記載の遅延回路。 - 前記遅延部のそれぞれの前記遅延素子に入力信号を入力した場合の、前記遅延部における遅延量を計測する手段と、
計測したそれぞれの前記遅延素子に対応する遅延量に基づいて、前記第1メモリに、前記第1遅延素子及び前記第2遅延素子を含む複数の遅延素子のいずれに前記入力信号を供給するべきかを示すデータを新たに格納し、前記第2メモリに、前記第2遅延素子及び前記第3遅延素子を含む複数の遅延素子のいずれに前記入力信号を供給するべきかを示すデータを新たに格納する手段と
を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の遅延回路。 - 前記第1個別選択部又は前記第2個別選択部によって選択された前記遅延素子によって遅延させられた前記入力信号を、前記遅延設定値に基づいて遅延させる可変遅延回路を更に備える、請求項1から7のいずれか1項に記載の遅延回路。
- 電子デバイスを試験する試験装置であって、
前記電子デバイスを試験するための試験パターンを発生するパターン発生部と、
基準クロックを受け取り、前記基準クロックを所望の時間遅延させて出力する遅延回路と、
前記試験パターンを受け取り、前記遅延回路が前記基準クロックを出力するタイミングに基づいて、前記試験パターンを前記電子デバイスに供給するパターン整形部と、
前記試験パターンに基づいて前記電子デバイスが出力する出力信号に基づいて、前記電子デバイスの良否を判定する判定部と
を備え、
前記遅延回路は、予め遅延設定値が与えられ、
縦続接続された複数の遅延素子を有する遅延部と、
前記入力信号を前記遅延部の第1遅延素子又は当該第1遅延素子の前に縦続接続された少なくとも1つの第2遅延素子のいずれに供給するべきかを選択する第1個別選択部と、
前記入力信号を前記遅延部の前記第2遅延素子又は当該第2遅延素子の前に縦続接続された第3遅延素子のいずれに供給するべきかを選択する第2個別選択部と、
前記第1個別選択部又は前記第2個別選択部によって選択された前記遅延素子に、前記入力信号を供給すべく、前記遅延設定値に基づいて前記第1個別選択部又は前記第2個別選択部のいずれかを選択する統括選択部と
を有することを特徴とする試験装置。 - 前記第1個別選択部又は前記第2個別選択部によって選択された前記遅延素子によって遅延させられた前記入力信号を、前記遅延設定値に基づいて遅延させる可変遅延回路を更に備える、請求項9に記載の試験装置。
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