JP4864219B2 - 建材組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の分野】
本発明は、微粒子状多糖類又は微粒子状多糖類誘導体、特に微粒子状多糖エーテル類、そして好ましくは微粒子状セルロースエーテルから選ばれる微粒子状物質から製造されるか又は添加されたそのような微粒子状物質を含有する建材組成物に関する。その微粒子状物質は、膨潤及び/又は溶解した、多糖類又は多糖類誘導体から選ばれる一員を含有する水性の供給組成物をミル中で気体流と接触させ、次いで生成した微粒子状物質を気体流から分離し、そして場合によっては、分離した微粒子状物質を乾燥することによって製造される。本発明の建材組成物の例としては、例えば、人手で及び機械で塗布される下塗り剤、タイル接着剤、吹付けコンクリート組成物、スクリード、セメント押出し物、充填剤組成物及びエマルジョン塗料が挙げられる。
【0002】
【発明の背景】
多糖類又は多糖エーテル類、特にセルロースエーテルは、それらがそこで種々の重要性を持っている多くの異なった用途体系において使用されている。セルロースエーテルの性質並びにその濃度と分子量に依存して、製品は、それらの種々の配合系において増粘効果を有しそして異なった揺変性及び/又は準可塑性特性を示し、そしてそれが今度は、用途分野(例えば、食材、薬品、化粧品その他における使用)に依存して変化する加工特性をコントロールする。例えば、Ullman’s Ecyclopedia of Industrial Chemistry,vol.5A,Verlag Chemie,Weiheim/New York,1986を参照。
【0003】
セメント下塗り剤及び石膏下塗り剤においては、セルロースエーテル、特にメチルセルロース混合エーテルによって、水の必要量が、従って可使時間及び下塗り収率が制御される。例えば柔軟性、コンシステンシー、可塑化、平滑化用具への付着性、梳き特性、並びに垂れ及び滑り抵抗及びスラリー形成のような加工処理特性は、保水性によって決定される。セルロースエーテルを使用すると、更に基体への接着性を制御することができまた確実に硬化させることができる。
【0004】
セメント押出しにおいては、就中、建材組成物又は混合物が、高い圧力においても寸法的な安定性を保ち、良好な成形性を保持し、そして更に約40〜50℃という比較的高温においても適度な保水性を有することが重要である。このことを達成するために、多くの異なったセルロースエーテル、特にメチルセルロース(混合)エーテルが建材混合物に添加される。
【0005】
タイル接着剤中で使用されるセルロースエーテルは、適切な増粘作用(コンシステンシー)及び保水性を提供する。また、セルロースエーテルを使用すると、基体への接着性及び垂れ抵抗が明白に向上する。セルロースエーテルを配合したタイル接着剤は、タイルが曝される種々な条件下で、臨界的な条件下(例えば、70℃の高温に曝す、凍結−融解サイクルに曝す、水に曝す)でさえも、十分に高い滑り抵抗を示しかつ良好な引張り結合強度をも示す。
【0006】
充填剤組成物中での使用のために重要な性質は、その充填剤組成物の加工処理中での混合及び増粘挙動である。充填剤組成物の、例えば良好な作業性及び垂れ抵抗のような塗工特性は、使用されるセルロースエーテルの性質とそれに関連したレオロジー特性によって確立される。加工処理中でのクラックを防止するためには、充分に高い保水性が必要である。
【0007】
セルロースエーテルが、例えばエマルジョン塗料、シリコーン樹脂塗料、ケイ酸塩(silicate)塗料のような水性コーティング系において使用される場合には、塗料の又は乾燥フィルムの塗工特性が良好であること(例えば、跳ね性が小さいこと、塗装表面が良好であること、顔料分散が良好であること、耐洗浄性や耐摩擦性が高いこと、等)が望ましい。更に、セルロースエーテルは、改良された増粘性能、良好な塗料中における貯蔵安定性、簡単な処理性及び環境に対してやさしい塗工という点で優れているべきである。
【0008】
【発明の概略】
本発明によれば、微粒子状多糖類又は微粒子状多糖類誘導体、特に微粒子状多糖エーテル類から選ばれる微粒子状物質から製造されるか又は添加されたそのような微粒子状物質を含有する建材組成物であって、その微粒子状物質が、
(a)多糖類又は多糖類誘導体から選ばれる一員及び供給組成物の全重量基準で35重量%〜99重量%の水を含んで成る供給組成物であって、該一員が、供給組成物中に、膨潤している状態及び溶解している状態の中の少なくとも1種の状態である、供給組成物を形成すること、
(b)ミル(mill)中で、供給組成物を気体流と接触させ、それによって、該供給組成物の水を水蒸気にそして該供給組成物の該一員を固体状態の微粒子状物質に、同時に転化させること、
(c)微粒子状物質を気体流から分離すること、そして
(d)場合によっては、微粒子状物質を乾燥すること
を含んで成る方法によって製造される建材組成物が提供される。
【0009】
実施例の場合又は別記してある場合以外では、本明細書及び「請求の範囲」で使用されている成分量、反応条件等を表現する全ての数は、全ての場合において用語「約」で修飾されているものとする。本明細書及び「請求の範囲」で使用されている記号「%」はパーセントを意味し、用語「重量%」は重量パーセント又は重量で計算したパーセントを意味する。
【0010】
【発明の詳細な記述】
本発明に従って使用される、多糖類又は多糖類誘導体、好ましくはセルロースエーテル、特に好ましくはメチルヒドロキシエチルセルロースエーテルは、例えば下塗り剤において、従来技術で製造されたメチルヒドロキシエチルセルロースエーテルと比較して、特に臨界的な条件下で(例えば、40℃で)、向上した保水能力を示す。本発明で特許請求している生成物をタイル接着剤において使用した場合、引張り結合強度が向上し、そして/又は接着剤の硬化の開始がより早くなる。建材組成物が、本発明の微粒子状多糖類又は多糖類誘導体から製造されるセメント押出し物である場合には、明らかにより良好な可塑化と寸法安定性が観察され、また、押し出された成型物のクラック発生が減少する。一般的に、本発明による建材組成物の利点は、ユーザーにとっての技術的な又は経済的な利点と関連している。
【0011】
本発明の建材組成物は、当業者に周知の方法によって製造することができる。例えば、微粒子状多糖類又は微粒子状多糖類誘導体を含む組成物の成分は、インペラ、カウルブレード(cowls blades)、メディアミル(media mills) 及び押出し機を用いて混合することができる。微粒子状多糖類又は微粒子状多糖類誘導体は、建材組成物に、組成物製造中のどの点で添加してもよい。本発明の範囲はまた、製造開始後のある時点で、しかしその使用前にそれに添加された微粒子状多糖類又は微粒子状多糖類誘導体を含有する建材組成物をも包含する。
【0012】
本発明の建材組成物中に使用される微粒子状多糖類及び微粒子状多糖類誘導体の製造において、供給組成物は、水を、供給組成物の全重量を基準として、好ましくは50重量%〜80重量%、より好ましくは65重量%〜78重量%の量で含んで成ることができる。供給組成物はまた、微粒子状多糖類及び微粒子状多糖類誘導体を、供給組成物の全重量を基準として、一般的には1重量%〜65重量%、好ましくは20重量%〜50重量%、より好ましくは22重量%〜35重量%の量で含んで成っている。
【0013】
本発明の一つの実施態様においては、微粒子状多糖類及び微粒子状多糖類誘導体は、高回転速度の気流衝撃ミル(gas stream impact mill)中で製造される。 微粒子状多糖類及び微粒子状多糖類誘導体を製造するために使用することができる高回転速度の気流衝撃ミルの例としては、当業者に周知のミルが挙げられる。ミル、例えば高回転速度の気流衝撃ミルを通過する気流は、好ましくは、過熱水蒸気流である。過熱水蒸気流は、(i)水蒸気及び不活性ガス、例えば窒素、並びに(ii)水蒸気及び空気から選ばれる混合物を含んで成ることができる。過熱水蒸気流は、一般的に、水蒸気含量が過熱水蒸気流の全重量基準で40重量%〜99重量%である。
【0014】
例えば、EP−A−0049815、EP−A−0370447、EP−A−0348046、EP−A−0835881、GB−A−2262527に記載されている開示された方法と比較して、本発明の建材組成物の微粒子状多糖類及び多糖類誘導体の製造に使用される方法は明らかにより経済的である。微粒子状多糖類及び多糖類誘導体の製造方法において、過熱気体流は過熱水蒸気/不活性ガス混合物又は過熱水蒸気/空気混合物であるのが好ましく、そして細砕することによって投入されたエネルギーは熱エネルギーに変換され、従ってそれは過熱気体流に戻るので利用することができる。
【0015】
上記の方法を用いて、多くの多糖類、多糖類誘導体、特に熱凝集点(thermal flocculation point)を有する又は有しないセルロースエーテルを経済的に製造することができそしてそれを本発明の建材組成物中で使用することができる。
【0016】
本発明に従って、多糖類誘導体、特にセルロースエーテルが、例えば、石膏、水和石灰又はセメントをベースとする、人手で及び機械で塗布された下塗り剤、モルタル、接着剤、吹付けコンクリート組成物、床均し用組成物、セメント及び石灰/砂石押出し物、目地充填剤及び充填剤組成物並びにコーティング組成物、例えば水性塗料、ケイ酸エステル、ミネラル、エマルジョン塗料、水性の又は有機可溶性のラッカー類のような建材組成物において使用される。しかしながら、用途は、上記の、建材部門における好ましい分野に限定されるものではない。
【0017】
上記の建材組成物において、セルロースエーテルは、建材組成物の全重量基準で、一般的には0.001〜50重量%の範囲、好ましくは0.001〜10重量%の範囲で使用される。建材組成物に添加する多糖類誘導体、特にセルロースエーテルの量は、個々の目的とする用途に依存する。石膏をベースとする下塗り剤組成物においては、添加するセルロースエーテルの量は、全乾燥重量基準で一般的に、0.05〜0.5重量%の範囲であり、セメントをベースとする下塗り剤組成物においては、その量は0.02〜0.3重量%の範囲である。充填剤組成物、タイル接着剤への、そしてセメント押出し用途における添加量は、一般的により多く、例えば、石膏をベースとする充填剤組成物において使用される量は全乾燥重量基準で約0.1〜2重量%であり、セメントをベースとする充填剤組成物に対してはその量は0.1〜1重量%である。
【0018】
本発明に従って、熱凝集点を有する及び熱凝集点を有しない、イオン性及び非イオン性多糖類又は多糖類誘導体、特に多糖エーテル及びエステル、特にセルロースエーテルを、列挙した建材組成物において使用することができる。本発明の組成物において使用することができる特に好ましいセルロースエーテル及びセルロースエステルの例として、少なくとも1種の又はより多くの下記の置換基を有するセルロースエーテル及びセルロースエステル(例えば、いわゆる2成分又は3成分混合エーテル)が挙げられる。そのような置換基の例としては、以下の基:ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル、メチル、エチル、プロピル、ベンジル、ホスホノメチル、ホスホノエチル、ジヒドロキシプロピル、カルボキシメチル、スルホメチル、スルホエチル、疎水性で長鎖の、分岐を有する及び分岐していないアルキル残基、疎水性長鎖分岐を有する及び分岐しない、アルキルアリール残基又はアリールアルキル残基、N,N−ジエチルアミノアルキル及びカチオン性の又はカチオン化された残基、並びに、酢酸エステル、プロピオン酸エステル、酪酸エステル、乳酸エステル、硝酸エステル及び硫酸エステル基、が挙げられるがこれに限定はされない。
【0019】
本発明の建材組成物において使用することができる多糖類誘導体、特に多糖エーテル及びエステルの例としては、以下に記載する部類が挙げられるがこれに限定はされない。
A)多糖類誘導体、特に、例えばヒドロキシアルキルセルロース{例えば、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)及びヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース(HPHEC)};カルボキシアルキルセルロース{例えば、カルボキシメチルセルロース(CMC)};カルボキシアルキルヒドロキシアルキルセルロース{例えば、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース(CMHEC)及びカルボキシメチルヒドロキシプロピルセルロース(CMHPC)};スルホアルキルセルロース{例えば、スルホエチルセルロース(SEC)及びスルホプロピルセルロース(SPC)};カルボキシアルキルスルホアルキルセルロース{例えば、カルボキシメチルスルホエチルセルロース(CMSEC)及びカルボキシメチルスルホプロピルセルロース(CMSPC)};ヒドロキシアルキルスルホアルキルセルロース{例えば、ヒドロキシエチルスルホエチルセルロース(HESEC)、ヒドロキシプロピルスルホエチルセルロース(HPSEC)及びヒドロキシエチルヒドロキシプロピルスルホエチルセルロース(HEHPSEC)};アルキルヒドロキシアルキルスルホアルキルセルロース{例えば、メチルヒドロキシエチルスルホエチルセルロース(MHESEC)、メチルヒドロキシプロピルスルホエチルセルロース(MHPSEC)及びメチルヒドロキシエチルヒドロキシプロピルスルホエチルセルロース(MHEHPSEC)};アルキルセルロース{例えば、メチルセルロース(MC)及びエチルセルロース(HC)};アルキルヒドロキシアルキルセルロース{例えば、メチルヒドロキシエチルセルロース(MHEC)及びエチルヒドロキシエチルセルロース(EHEC)};アルケニルセルロース並びにイオン性及び非イオン性アルケニルセルロース混合エーテル{例えば、アリルセルロース、アリルメチルセルロース、アリルエチルセルロース及びカルボキシメチルアリルセルロース};ジアルキルアミノアルキルセルロース{例えば、N,N−ジメチルアミノエチルセルロース及びN,N−ジエチルアミノエチルセルロース};ジアルキルアミノアルキルヒドロキシアルキルセルロース{例えば、N,N−ジメチルアミノエチルヒドロキシエチルセルロースN,N−ジメチルアミノエチルヒドロキシプロピルセルロース};アリール−及びアリールアルキル−及びアリールヒドロキシアルキルセルロース{例えば、ベンジルセルロース、メチルベンジルセルロース及びベンジルヒドロキシエチルセルロース};並びに上記のセルロースエーテルと3〜15個の炭素原子を持つアルキル残基又は7〜15個の炭素原子を持つアリールアルキル残基を有する疎水性に改質されたグリシジルエーテルとの反応生成物のような、セルロースエーテルを使用することができる。
B)デンプン及びデンプン誘導体、特にデンプンエーテル、特に好ましくは、例えば、酸化された、ヒドロキシアルキル化された、カルボキシアルキル化された、アルキル化された、窒素含有カチオン化された又はカチオン性のデンプンエーテルのような、冷水及び熱水に可溶なデンプンエーテルを使用することができる。
C)カロブ粉(carob flour)、グアー及びグアー誘導体、特に、例えばヒドロキ シエチルグアー、ヒドロキシプロピルグアー、メチルグアー、エチルグアー、メチルヒドロキシエチルグアー、メチルヒドロキシプロピルグアー及びカルボキシメチルグアーのようなグアーエーテルのようなガラクトマンナンを使用することができる。
D)アルギン酸エステル及びその誘導体を使用することができる。
E)セルロースエーテルの物理的混合物、例えばメチルヒドロキシエチルセルロースとカルボキシメチルセルロースとの混合物を使用することができる。デンプンエーテルの混合物、例えば、ヒドロキシエチルデンプンと、カチオン性デンプン及び/又はカルボキシメチル化デンプンとの混合物を使用することができる。グアーエーテルの混合物、例えば、ヒドロキシエチルグアーとメチルグアーとの混合物を使用することができる。更に、セルロースエーテルとデンプンエーテル及び/又はグアーエーテルとの混合物、例えば、メチルヒドロキシエチルセルロースとヒドロキシプロピルデンプン及びヒドロキシプロピルグアーを使用することができる。
F)例えば、硝酸、酢酸、酪酸セルロースのような、セルロース及びデンプンエステルを使用することができる。
【0020】
特に好ましい多糖類又は多糖類誘導体は、セルロース誘導体、特に、例えばメチルセルロースエーテル(MC)、エチルセルロースエーテル(EC)、カルボキシメチルセルロースエーテル(CMC){好ましくは、例えば、カルボキシメチルセルロースエーテルナトリウムのような、それらの塩}、メチルヒドロキシエチルセルロース(MHEC)、メチルヒドロキシプロピルセルロース(MHPC)、エチルヒドロキシエチルセルロース(EHEC)、エチルヒドロキシプロピルセルロース(EHPC)、メチルヒドロキシエチルヒドロキシプロピルセルロース(MHEHPC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)及びヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、並びに、上記のセルロースエーテルと2〜18個の炭素原子を有する長鎖線状又は分岐アルキル基又は7〜15個の炭素原子を有するアリールアルキル基を含有する試薬との反応生成物のような、水溶性及び/又は有機可溶性セルロースエーテルである。
【0021】
本発明の建材組成物に用いられるセルロースエーテルの比率は、一般的には、応用の個々の分野及び目的とする用途に依存している。本発明の建材組成物は、一般的には、建材組成物の乾燥固形分全重量基準で、0.01重量%〜50重量%、好ましくは0.01重量%〜10重量%の量のセルロースエーテルを含有している。
【0022】
当業者には公知であるように、セルロースエーテルは、配合物中に単独で用いられるのは一般的ではなく、ある範囲の添加剤及び/又は変性剤と共に、例えば加工中でのある効果を向上させるために用いられている。従って、本発明の建材組成物(例えば、下塗り剤、タイル接着剤、充填剤組成物など)に用いられるセルロースエーテルは、例えば、水性コロイド、重合体分散粉末、消泡剤、膨張剤、充填剤、軽量添加剤、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリルアミド、疎水化剤、空気気泡導入用添加剤、合成増粘剤、分散補助剤、解膠剤及び/又は遅延剤又は遅延剤混合物及び/又は促進剤及び/又は安定剤とブレンドすることができる。典型的な充填剤の例としては、就中、石英砂、ドロマイト、石灰石砂、硫酸カルシウム二水和物又はそれらの粉が挙げられる。
【0023】
石膏、水和石灰及びセメントをベースとした建材組成物は、典型的には、下記の組成を有する。(下記において全ての重量%は全乾燥重量を基準としている)
99.99−1重量% 石膏、水和石灰、セメント又は水和石灰/セメント;
0.001−5重量% セルロースエーテル
0−90重量% 石英砂又は石灰石砂;
0−10重量% 高分子分散粉末;
0−10重量% 清澄化添加剤
0−1重量% 疎水化剤;
0−0.5重量% 澱粉エーテル;及び
0−0.1重量% 空気気泡導入剤。
【0024】
通常、好ましい軟度が得られるまで、水を本発明の建材組成物に加える。 建材組成物の種類、組成及び加工法は、通常、当業者に公知である。例えば、Wolff Walsrode AGの製品パンフレット”Walocel M−Methylcellulosen fur Putz−und Mauermortel”,02/1996を参照。
【0025】
個々の助剤又は混合物の性質及び混合比率は、通常当業者に公知である。しかしながら、上述の添加に限定されるものではない。塗工上の必要性の応じて、下塗りシステムは、添加物を更に含有してもよい。この点に関して、Schrage in Ullmanns Enzyklopadie der technischen Chemie、9巻、Verlag Chemie、Weinheim、New York、 1974、312頁以下、及び本明細書で引用された文献、並びに、例えば、DE−A−19541945;DE−A−19543933;EP−A−0458328;及びUS5047086も参照のこと。
【0026】
本発明を、以下に示す実施例でより詳細に説明する。実施例において種々の修正や変形が可能であることは、当業者には自明のことなので、これらの実施例は、具体的に説明することのみを目的としている。別に示さないかぎり、全ての部及びパーセンテージは重量基準である。
【0027】
【実施例】
以下の実施例は、本発明の範囲を制限するものではない実施態様を表す。本発明に従って製造された微粒子状セルロースエーテルから製造された建材組成物を、それぞれの場合に、市販のメチルヒドロキシエチルセルロースを含有する建材組成物と比較する。
【0028】
「DS」(平均置換度)及び「MS」(モル置換度)の名称は、本発明に従って使用されそして以下に例として述べられているセルロースエーテルに関して、当業者に公知の意味を持っている。用語「DS」は、無水グルコース単位当たりのセルロース中の置換されたヒドロキシル基の平均数を指している。用語「MS」は、無水グルコース単位当たりセルロースと結合した反応物の平均モル数を表している。
【0029】
以下に示した実施例において、蒸留水中の2重量%水溶液の粘度は、DIN53019に従って、HaakeモデルRV100回転型粘度計、システムM500、を用いて、温度20℃、剪断速度D=2.5/秒で測定した。
【0030】
以下の実施例で示した建材組成物においては、メチルヒドロキシエチルセルロースエーテル(MHEC)を、常に、セルロースエーテルとして使用する。本発明に従って使用されているメチルヒドロキシエチルセルロースエーテルは、製造のタイプ(アルカリ化、エーテル化、精製)に関して、そして、置換(DS−メチル及びMS−ヒドロキシエチル)に関して、特定の参照サンプルに、厳密に合致している。参照サンプルと対照的に、本発明に従って使用されるメチルヒドロキシエチルセルロースエーテルは、本明細書中で前記したように、全重量基準で65〜78重量%の水で溶解及び/又は膨潤される。次いで、高回転速度の気流衝撃ミル中で、水蒸気含量が水蒸気/不活性ガス混合物又は水蒸気/空気混合物の全重量基準で40〜99重量%である、過熱された水蒸気/不活性ガス混合物又は水蒸気/空気混合物によって、膨潤及び/又は溶解したセルロースエーテルからの水は気相に移行し、溶解及び/又は膨潤したセルロースエーテルは、微細に分割された固形粒子の形状の固体状態に移行する。生成した固形粒子を気流から分離し、乾燥する。
【0031】
実施例で用いているように、パーセンテージは重量パーセンテージである。用語「min」及び「s」は、分及び秒を表す。用語「rpm」は、分当たりの回転数を表す。用語「DS−Me」及び「MS−HE」は、メチル及びヒドロキシエチル基による置換レベルを示す。略号「PP」及び「PF」は、使用された製品の粉砕の粉末度を示し、より詳しくは、超微粉(「PP」)、及び微粉(「PF」)を示す。分級曲線は、個々の場合に実施例として述べる。
【0032】
名称「WRV」及び「WRV 変化」は、それぞれ、保水能力のレベル、及び、温度が20℃から40℃に上昇したときの、パーセンテージで表した保水能力の減少を示している。
【0033】
水/固形分係数(W/S)は、次のように定義される: W/S=水流量/(含水モルタル流量−水流量)。例えば、Wollff Walsrode AGの製品パンフレット”Walocel M−Methylcellulosenfur Putz−und Wauermertel”,02/1996参照。
【0034】
分級曲線は、DIN4188に準じた篩で篩い分け機を用いて、微粒子状セルロースエーテルを篩い分けることにより求める。メッシュサイズが0.25mm,0.20mm,0.16mm,0.125mm,0.100mm及び0.063mmの篩を用いる。実施例で述べる建材組成物の組成は、表1に纏めて示す。ここに列挙してある値は、重量部である。
【0035】
【表1】
Figure 0004864219
【0036】
石灰セメント下塗り建材組成物:
石灰セメント下塗り剤試験は、Alsen−BreitenburgからのHover製作所製で品名CEM132.5Rのポルトランドセメントを用いて行い、使用する砂はQuarzwerke Frechenからの粉末度F34の石英砂であり、水和石灰はDyckerhoffからの製品である。使用する空気気泡導入剤はWolff Walsrode AG製LP−W−1(登録商標)で、Greven Fettchemieからのステアリン酸亜鉛が疎水化剤である。これらの製品は、表1に記述されそして下に記載されたセルロースエーテルとブレンドされる。コンシステンシーはDIN18555,part2に従ってスランプを計測して求める。比較標準として用いられるセルロースエーテルは、Wolff Walsrode AG製 Walocel(登録商標)MKX60000PF01である。保水能力は、DIN18555、part7に従って測定する。水/固形分係数は0.21に調整し、下塗り剤を、以下に示す試験法に従って調べる。
接着用建材組成物:
タイル接着試験は、Elotex AGからの 高分子分散粉末ElotexWS45(登録商標)を用いて行う。タイル接着剤における試験に使用されるポルトランドセメントは、Alsen−Breitenburgからの、Lagerdorf工業の製品名CEM142.5Rである。この場合に用いる砂は、Quarzwerke Frechenからの粉末度F34の石英砂である。比較標準として用いられるセルロースエーテルは、Wolff Walsrode AG製 Walocel(登録商標)MKX40000PP01である。表1で示した量の乾燥固形物を、プラスチック袋中で計量し、約5分間手で繰り返し振り混ぜて均一に混合し、ここで全てのセメントの塊を初めて粉砕する。表1に列挙した量を用いて、水を加えて、水/固形分係数0.23を達成し、そして得られたタイル接着剤を以下に示す試験方法に従って調べる。
セメント押出建材組成物:
セメント押出物試験は、Alsen−Breitenburgからの、Hover製作所の製品名CEM132.5 のポルトランドセメントを用いて行い、そしてQuarzwerke Frechenからの粉末度W12の石英砂を砂として使用する。使用されるセルロース繊維は、Rettenmaier&SohneからのArbocel(登録商標)BWW40である。比較標準として使用されるセルロースエーテルは、Wolff Walsrode AG製Walocel(登録商標)VP−M−20678である。押出試験は、Lodigeからの、モデルM20MK Lodigeミキサーと、Handleからの、モデルPZVM8Dセミテクニカル押出機を用いて行う。押出物は、配合表に記載された乾燥固形分の量をLodigeミキサーに導入することにより製造される。乾燥混合物が均一に混合され[250rpmで4分]たところで、水分/固形分係数0.31を得るのに要する量の温水(T=35℃)を4.0barで噴入し、そのバッチを更に250rpmで2x2.5分間混合する。次いで、得られた混合物を直ちに押出機に移す。押出機の設定は、参照サンプルを用いて行った押出しに基づいて、続く全ての試験について固定する(10mm多孔インサート;回転スピード、プレプレス:12rpm;回転スピード、スクリュープレス:15rpm;予熱及び加圧ヘッド40℃;プレプレス:スパイダー付きのスクリュウー 外側トップ(outside top):20mm又は外側下(outside below):20mm;尖ったチップスクリュー(pointed tip screw)の位置:正常;加圧ヘッド縮小なし(no pressing head reduction);真空度:0.8bar)。 押出物を下記の試験基準に従って調べる。
【0037】
表2には、後に述べる実施例において比較サンプルとして使用されたセルロースエーテルの製品パラメーターを纏めてある。
【0038】
【表2】
Figure 0004864219
【0039】
石灰セメント下塗り剤試験結果:
本発明の組成物に用いられたセルロースエーテルの下塗り剤に関しての試験は、参照サンプルであるWalocel(登録商標)MKX60000PF01(Wolff Walsrode AGの市販製品)と対比して行った。本発明で用いたメチルヒドロキシエチルセルロースエーテルの粘度は、標準と対比して表3に列挙してあり、全て同様に高いレベルである。
【0040】
【表3】
Figure 0004864219
【0041】
篩分析の結果を表4に示す。
【0042】
【表4】
Figure 0004864219
【0043】
試験結果は、以下に纏める。サンプル2は、粒子測定に関しては、参照製品に相当する。他の全てのサンプルは、超微細粒子含量が明らかに小さい。
【0044】
石灰セメント下塗り剤組成物の塗工試験の結果は、表5に纏めてある。
【0045】
【表5】
Figure 0004864219
【0046】
比較例と比較して、本発明による建材組成物を代表するサンプル2〜4は、特に、40℃という特に臨界的な温度で、明白により高い保水力値を有している。下塗り剤における保水力レベルは超微粒子含有量に影響されると一般的に考えられるので、サンプル3〜4は、特に40℃の温度で、明白により劣る保水力値を示すに違いないと予測されていた。
タイル接着剤試験の結果
タイル接着剤に関する、本発明の組成物に用いられる微粒子状セルロースエ−テルの試験を参照サンプルWalocel(登録商標)MKX40000PP01(=Wolff Walsrode AGの商品)と比較して行った。その結果を以下で考察する。試料の粘度が表6に纏めてある。
【0047】
【表6】
Figure 0004864219
【0048】
サンプルは、粘度に関して相互に非常に類似している。顕著な差は記録されていない。製品の分級曲線もまた、次の表7に纏めてあるように実質的に同一値を示す。
【0049】
【表7】
Figure 0004864219
【0050】
さらに、次の点を目的として試験を行った。
垂れ抵抗、せん断抵抗及び混合挙動
この目的のために、タイル接着剤をビ−カ−に入れ、それに適量の水を加える。ストップウオッチを作動させた後、次いで内容物を木製の棒で30秒間完全に攪拌する。次にタイル接着剤の垂れ抵抗を、混合物から引き上げた、その木製攪拌棒上で目視により評価する。タイル接着剤が木製攪拌棒上で動かない完全な垂れ抵抗が、100%垂れ抵抗の格付けに相当し;80%未満の値は、例えば、その接着剤のコンシステンシー(cosistency)が非常に薄く(thin)、そして実際上もはやその木製棒上には乗らないことを意味する。混合開始後5分経過したら、試料を更に1分間完全に攪拌し、2回目の垂れ抵抗(=せん断抵抗)を評価する。
せん断抵抗及び混合挙動の評価
表6に記載されたセルロ−スエ−テルの混合挙動の評価を行うと、全ての例で同一である(=97.5%垂れ抵抗)。その試料は普通に混合することができ、恒常的に増大する増粘作用を示す。30秒後の垂れ即ちせん断抵抗値並びに5及び6分後の混合挙動の評価は全ての例で同一である。6分後のせん断抵抗は全ての例において同一水準である。差は記録されていない。
【0051】
更に、以下を含むパラメーターを検査した。
崩れ (Collaps)
この試験では、櫛型用具(comb)で塗工されたタイル接着剤の上に10×10cmのガラス板を置くことによって、接着剤の隆起部(ridges)の圧縮性を、混合に用いられた水の量の関数として評価する。荷重をかけておくと、接着剤の隆起部の圧縮性は、ガラス板の濡れの程度によって求められる。この目的のために、タイル接着剤を上述のように混合し、30秒後の垂れ抵抗及び5分後のせん断抵抗を測定する。7分後、タイル接着剤を10×10cmのアクリル板の上に置き、余分のタイル接着剤を櫛型スプレッダ−(6×6mm、角度60度)で除く。ストップウオッチをゼロにする。櫛型用具で塗工して10分後、両外側の縁が、隆起部の中央部の上に載るように、ガラス板を接着剤の上に置く。2.21kgの錘を直ちにガラス板の中央に30秒間置く。定規又は方眼フィルム(gridded film)で測定した、用いたガラス板の濡れ(wetting)を%で表す。
滑り抵抗
タイル接着剤の滑り抵抗を測定するために、タイル接着剤を櫛型工具(櫛型スプレッダ−4×4mm)で滑り板(高さ220mm;200×250mm;材料PVC)に塗布する。次に秤量したタイル及び追加の錘(重量50g)を使用して、接着剤によって丁度保持されるタイル(10×10cm、石製タイル;200g)の最大重量を求める。記載される値は、追加錘なしでの30秒後のmm単位で表したタイルの滑り、又は、cm2あたりのグラム(g/cm2)で表した最大タイル重量である。
オ−プン組立時間
オ−プン組立時間(open assembly time)を、タイル接着剤のベッドにタイルを敷くことが可能な時間を測定することによって求める。タイルを、櫛型用具で塗布したタイル接着剤中に、所定の時間(5/10/15/20/25/30分)後に敷き、続いて剥がす。次いでタイルの裏面の濡れの程度を評価する。試験を、200mlのビ−カ−にタイル接着剤100gに入れて行う。所定量の水を添加する。ストップウオッチを始動させ、ついでビ−カ−の内容物を1分間攪拌し、3分間放置する、そして更に1分間攪拌する。次いでタイル接着剤をEternitアスベストセメント板[40×20cm]に塗布し、櫛状のスプレッダ−[4×4mm]を用いて櫛歯立てを行う。ストップウオッチを0点に戻す。その5分後、最初のタイルを敷き、3kgの錘を30秒その上に置く。5分間隔で別のタイルを敷き、同じように3kgの錘をかける。40分後、すべてのタイルを引き上げ、裏返しにする。タイル接着剤によるタイルの裏面の濡れの程度を方眼フィルムで測定し、パ−セント(5%に丸めて)で示す。記録されるオ−プン組立時間は、その時間の場合に、タイルの裏面に50%以上の値の接着剤が観察される、分で表した時間である。
引張結合強度
引張結合強度を、EN1348に従って、標準、高温及び水濡れ条件への暴露、並びに凍結/解凍サイクルへの暴露を行って測定した。
凝結時間
タイル接着剤の混合から硬化の始発を経由して、硬化の終結に至るタイル接着剤の凝結の過程を試験する。この試験の原理は、凝結時間を針(自動Vicat進入度計)のタイル接着剤への進入により測定することである。試験のために、水/固体係数を最初に決定又は確立する。試験対象接着剤少なくとも400gを、測定するべき量の水と1分間手で混合し、そして直ちに、可能な限り気泡を少なくしながら、前もってグリ−スを塗った硬質ゴム製のコーン(高さ40mm)中に、丁寧にこてでならしながら入れる。次いで、表面を、巾広のスパチュラで、圧力をかけずに、鋸引き様の動きを用いて平面にする。検体の表面を白色鉱油(タイプP420)で覆う前に、油の流出を防ぐためにタイル接着剤の約0.5cm厚の層を外周に塗工する。油は皮張り及びタイル接着剤の試験針への付着を防ぐ。コーンを、大きい方の開口部を下にして、前もってグリ−スを塗ったガラス板(直径120mm)の上に置く。円錐形容器によって塞がれたガラス板をVicat容器の台座上に置く。タイル接着剤が完全に凝結し、針の侵入が最大で1〜2mmになるまで測定する。測定間隔は、凝結時間の長さに依存して、連続的に5,10及び15分の間で選ばれる。時間の関数としての針の侵入深さが、針がもはや深さ40mmのタイル接着剤スラリ−を通過して落ち込まなくなった時点で、凝結の始発を示す。針が最大で1〜2mmの深さまでしかタイル接着剤スラリ−中に侵入しなくなったとき、凝結は完了している。結果として、凝結時間を、凝結の始発及び終結と共に、時間及び分の単位で記録する。
【0052】
表8にタイル接着剤の試験結果を纏めて示す。
【0053】
【表8】
Figure 0004864219
【0054】
本発明の組成物に使用された微粒子セルロースエ−テルは、タイル接着剤において、同一の水/固体係数及び類似のオ−プン組立時間で、タイルの滑り性に関して優位を示し、そして引張り結合強度が向上しており、特に過酷と考えられる高温条件に曝した場合(タイルを70℃の温度に曝す)に、より高い強度が記録されている。
【0055】
本発明の組成物中に使用されたセルロースエ−テルは、またタイル接着剤の凝結の始発を早める。上記のセルロースエ−テルを配合したタイル接着剤は全て、参考試料と比較して約1〜2時間早く凝結を開始しし、その結果として、タイルはより早く、仕上げができるか又は足で往来できる状態になる。凝結の始発から凝結の終結までの凝結過程の継続時間は全ての例において約3時間でありほぼ同等である。
セメント押出し試験の結果
セメント押出しについての試験を、本発明の組成物において使用された微粒子セルロースエ−テルに関して行った。使用した参照サンプルは,Walocel(登録商標)VP−M−20678(=Wolff Walsrode AGの市販製品)であった。
【0056】
標準試料との比較において、本発明の組成物中に使用されたメチルヒドロキシエチルセルロ−スエ−テルの粘度を表9に纏めて示すが、全てほぼ同等の水準である。
【0057】
【表9】
Figure 0004864219
【0058】
篩分析の結果を表10に示す。
【0059】
【表10】
Figure 0004864219
【0060】
本発明の建材用組成物において使用したセルロ−スエ−テル、即ち表10のNo.2〜4で示したセルロ−スエ−テルが、参照サンプルと比較して、粒度分析に関して示している差は、僅かで無視できる差であり、従って、そのセルロ−スエ−テルは容易に標準と比較することができる。
【0061】
混合物及び押出物を製造するために用いた工程は前に述べてある。各々の場合において2〜13分の試験時間に渉って、押出機に関する種々の機械的なパラメーター(圧縮圧力、押出物排出速度、プレプレス及びスクリュウプレスの電力消費、加圧ヘッド及びシリンダ−の温度、真空度)を、コンピュ−タ−制御下で記録する。参照サンプルと比較して如何なる変差も見出されない。
【0062】
押出物は、押出成形物の目視での外観に集中して評価し、そして押出物質の湿潤嵩比重の測定を行った。この評価の結果を表11に纏めて示す。
【0063】
【表11】
Figure 0004864219
【0064】
本発明によるセルロ−スエ−テルで製造した押出成型物は、総合的に、比較試料に比較して明白により良い評価を受けた。本発明による組成物において使用されるセロ−スエ−テルを用いると、押出物のより良い可塑化及びより少ないクラックの発生を達成することができる。この事は、本発明による建材組成物を使用すると最初のクラックが発生する迄の時間を明白に延ばすことが可能であることなど、ユーザーにとっての加工信頼性の向上を意味する。
【0065】
以上、具体的説明の目的のために本発明を詳細に述べてきたが、この詳細説明はその目的のためにのみなされたものであること、そして、当業者ならば、本発明の精神及び範囲から離れる事なしに、請求項で規定される以外の種々の変更を本発明において為すことができるということが理解されるであろう。
【0066】
本発明の主な特徴および態様を示せば以下のとおりである。
【0067】
1.微粒子状多糖類及び微粒子状多糖類誘導体から成る群から選ばれる微粒子状物質から製造される建材組成物であって、その微粒子状物質が、
(a)多糖類又は多糖類誘導体から選ばれる一員及び供給組成物の全重量基準で35重量%〜99重量%の水を含んで成る供給組成物であって、該一員が、供給組成物中に、膨潤している状態及び溶解している状態の中の少なくとも1種の状態である、水性の供給組成物を形成すること、
(b)ミル中で、供給組成物を気体流と接触させ、それによって、該供給組成物の水を水蒸気にそして該供給組成物の該一員を固体状態の微粒子状物質に、同時に転化させること、
(c)微粒子状物質を気体流から分離すること、そして
(d)場合によっては、微粒子状物質を乾燥すること
を含んで成る方法によって製造される建材組成物。
【0068】
2.該供給組成物が供給組成物の全重量の50重量%〜80重量%の水を含んで成り、該ミルが高回転速度の気流衝撃ミルであり、そして該気体流が、水蒸気及び不活性ガス並びに水蒸気及び空気から選ばれる混合物を含んで成る過熱水蒸気流であって、該過熱水蒸気流は、水蒸気含量が過熱水蒸気流の全重量基準で40重量%〜99重量%である、上記1に記載の建材組成物。
【0069】
3.微粒子状多糖類誘導体が、多糖エステル、多糖エーテル及びそれらの混合物から選ばれる上記1に記載の建材組成物。
【0070】
4.多糖エーテルが、セルロースエーテル、デンプンエーテル、グアーエーテル及びそれらの混合物から選ばれる上記3に記載の建材組成物。
【0071】
5.多糖エステルが、セルロースエステル、デンプンエステル、グアーエステル及びそれらの混合物から選ばれる上記3に記載の建材組成物。
【0072】
6.該建材組成物が、人手で又は機械で塗布された下塗り剤、タイル接着剤、床均し用組成物、目地充填剤、モルタル、スプレーコンクリート組成物、スクリード、セメント又は石灰/砂石押出し物、充填剤組成物又は水性塗料、ケイ酸塩塗料、ミネラル塗料及びエマルジョン塗料から選ばれる上記1に記載の建材組成物。
【0073】
7.該微粒子状物質が、各々の場合に粒子の全重量を基準として、粒子サイズが15μmより小さい粒子を5重量%未満、粒子サイズが10μmより小さい粒子を2重量%未満そして粒子サイズが5μmより小さい粒子を1重量%未満含有する上記1に記載の建材組成物。
【0074】
8.該一員が、該供給組成物中に、供給組成物の全重量基準で合計1重量%〜65重量%の量で存在する上記1に記載の建材組成物。
【0075】
9.該一員が、該供給組成物中に、供給組成物の全重量基準で合計20重量%〜50重量%の量で存在する上記2に記載の建材組成物。

Claims (2)

  1. 微粒子状多糖類及び微粒子状多糖類誘導体から成る群から選ばれる微粒子状物質を含んで成る建材組成物であって、その微粒子状物質が、
    (a)多糖類又は多糖類誘導体から選ばれる一員及び供給組成物の全重量基準で35重量%〜99重量%の水を含んで成る供給組成物であって、該一員が、供給組成物中に、膨潤している状態及び溶解している状態の中の少なくとも1種の状態である、水性の供給組成物を形成すること、
    (b)ミル中で、供給組成物を気体流と接触させ、それによって、該供給組成物の水を水蒸気にそして該供給組成物の該一員を固体状態の微粒子状物質に、同時に転化させること、そして
    (c)微粒子状物質を気体流から分離すること、
    を含んで成る方法によって製造される建材組成物。
  2. 該供給組成物が供給組成物の全重量の50重量%〜80重量%の水を含んで成り、該ミルが高回転速度の気流衝撃ミルであり、そして該気体流が、水蒸気及び不活性ガス並びに水蒸気及び空気から選ばれる混合物を含んで成る過熱水蒸気流であって、該過熱水蒸気流は、水蒸気含量が過熱水蒸気流の全重量基準で40重量%〜90重量%である、請求項1に記載の建材組成物。
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