JP4863458B2 - 衛生洗浄装置及びトイレ装置 - Google Patents

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本発明は、衛生洗浄装置及びトイレ装置に関し、より具体的には、洋式腰掛便器に腰かけた使用者の「おしり」などを水で洗浄する衛生洗浄装置及びこれを備えたトイレ装置に関する。
衛生洗浄装置は、洗浄水を噴射する吐水ノズルをその内部に進退自在に収容し、腰掛便器の上面後部に設置して使用する形態のものが主流となっている。そして、このような衛生洗浄装置の清掃性の向上などを目的として、その小型化が検討されている。すなわち、衛生洗浄装置の前面を後退させれば、腰掛便器のボウルに被る部分を減らすことができ、ボウルに被った衛生洗浄装置の裏面の汚れ落としの手間などが省ける。このためには、例えば、衛生洗浄装置の前面を後退させ、便器のボウルの開口端と一致するように湾曲状に形成することも考えられる(特許文献1)。
特開2003−339578号公報
吐水ノズルを清潔に保つためには、その使用の前後に、衛生洗浄装置の機内で吐水ノズルを洗浄するとよい。この際に、排水が生ずる。この排水は、便器のボウル内に排出する必要がある。しかし、衛生洗浄装置の前面をボウルの開口端に沿って後退させると、排水口からボウルの縁までの距離が短くなり、衛生洗浄装置から排出された水が衛生洗浄装置の裏面に回り込んで衛生洗浄装置と便器との隙間に侵入するおそれがある。衛生洗浄装置と便器との隙間に水が侵入すると、漏水や臭気の発生などの原因となることも考えられる。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、衛生洗浄装置が便器のボウルに被る部分を減らしつつ、機内で生じた排水が衛生洗浄装置の裏面に回り込みにくい衛生洗浄装置及びこれを備えたトイレ装置を提供するものである。
本発明の一態様によれば、吐水ノズルを内蔵し、腰掛便器の上部に設置される本体部を備え、前記本体部は、その内部で発生した排水を前記腰掛便器のボウルに排出する排水部を有し、前記排水部は、下方に傾斜した排水流路と、前記排水流路に設けられ前記排水流路を流れる水流を収束させる集水部と、を有し、前記集水部は、前記排水流路を流れる水流の流路幅の変化が相対的に大きい収束部と、前記収束部の下流側に設けられ前記排水流路を流れる水流の流路幅の変化が相対的に小さい整流部と、を有することを特徴とする衛生洗浄装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、吐水ノズルを内蔵し、腰掛便器の上部に設置される本体部を備え、前記本体部は、その内部で発生した排水を前記腰掛便器のボウルに排出する排水部と、前記吐水ノズルに水を噴射して洗浄するノズル洗浄室と、を有し、前記排水部は、下方に傾斜した排水流路と、前記排水流路に設けられ前記排水流路を流れる水流を収束させる集水部と、を有し、前記排水流路は、前記ノズル洗浄室の下方に設けられ前記傾斜が相対的に小さい緩傾斜部と、前記緩傾斜部の下流側に設けられ前記傾斜が相対的に大きい急傾斜部と、を有することを特徴とする衛生洗浄装置が提供される。

また、本発明の他の一態様によれば、腰掛便器と、前記腰掛便器の上部に設置される上記の衛生洗浄装置と、を備えたことを特徴とするトイレ装置が提供される。
本発明によれば、衛生洗浄装置が便器のボウルに被る部分を減らしつつ、機内で生じた排水が衛生洗浄装置の裏面に回り込みにくい衛生洗浄装置及びこれを備えたトイレ装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるトイレ装置の外観を表す模式斜視図である。
また、図2は、このトイレ装置の便座200と便蓋300を開いた状態を表す。
本実施形態のトイレ装置は、洋式腰掛便器800と、その上に設けられた衛生洗浄装置100と、を備える。衛生洗浄装置100は、本体部400と、便座200と、便蓋300と、を有する。便座200と便蓋300は、本体部400に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
本体部400には、衛生洗浄を実現するための衛生洗浄機能部が内蔵されている。すなわち、着座センサ420により使用者が便座200に座ったことを検知し、使用者のスイッチ操作などに応じて本体部400から吐水ノズル(図示せず)を便器800のボウル内に進出させ、その先端付近に設けられた吐水口から水を噴射して、便座に座った使用者の「おしり」などを洗浄可能とされている。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。
また、本体部400には、「脱臭ユニット」や「温風乾燥ユニット」、「室内暖房ユニット」などの各種の機構が適宜設けられ、その側面には、脱臭ユニットからの排気口440及び室内暖房ユニットからの排出口450が適宜設けられている。また、使用者の接近を検知して便蓋300を自動的に開き、使用者がいなくなると便蓋300を自動的に閉じる「オート開閉機能」を設けることもできる。またさらに、便器800に洗浄水を流す「自動水洗機能」を、衛生洗浄装置100に付加してもよい。これは、ロータンクやフラッシュバルブの排水機構を動作させる駆動機構を設け、この駆動機構を動作させる信号を本体部400から出力して、便器800に自動的に洗浄水を流す機能である。
これらの機能は、本体部400に設けられた操作部(図示せず)を適宜操作することにより実行・設定でき、また、トイレの壁面などに設置されたリモコン(図示せず)を操作することにより実行させることも可能である。また、本体部400の上面に凹設部410が形成され、この凹設部410に一部が埋め込まれるように人体検知センサ500が設けられている。人体検知センサ500は、便蓋300が閉じた状態においては、その基部付近に設けられた透過窓310を介して使用者の存在を検知する。
そして、本実施形態においては、図2に表したように、本体部400が、便器800のボウル810の開口端に合わせて後退した形状を有する。すなわち、本体部400は、便器800の上部後方に設置され、その前面が、便器800のボウル810の開口端の形状に沿ってボウル810の開口端よりもボウル810の側にわずかに突出するように凹状に湾曲した湾曲凹面402とされている。なおここで、「後方」とは、図1に表したように、通常はロータンクやフラッシュバルブなどが設置される側であり、通常の使用態様において使用者からみて遠い側を意味する。
湾曲凹面402の左右には、ボウル810の開口端に沿って前方に向けて延出した延出部404が設けられている。湾曲凹面402は、その中央付近が高く、左右の延出部404に近づくにしたがって次第に低くなる形状を有する。
湾曲凹面402の中央付近の高い部分には、吐水ノズルを進出及び後退させる開口部及びその開口部を覆う閉止部材としてのノズルダンパー460が設けられ、その右側には、温風吹出口及び温風吹出口を覆う閉止部材として温風ダンパー470が設けられている。これらは、いずれも開閉自在に支持され、待機状態においては、いずれも閉じられた状態とされる。そして、便座200に座った使用者の「おしり」などを洗浄するために吐水ノズルが進出すると、ノズルダンパー460が開く。また、温風乾燥ユニット620から使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き付ける際には、温風ダンパー470が開く。
そして、本実施形態によれば、本体部400の中に集水構造を有する排水部を設けることにより、機内から排出される水が本体部400の裏面側に回り込むことを効果的に防止できる。
図3は、本具体例の衛生洗浄装置の本体部400の断面構造を表す一部拡大断面図である。すなわち、図3は、ノズルダンパー460の部分で本体部400を縦に切断した断面図である。
また、図4は、排水部771と吐水ノズルとの関係を例示する模式斜視図である。
図5は、排水部771と吐水ノズルとの関係を例示する模式正面図である。
図6は、本体部400のケースプレートに設けられた排水部を表す模式斜視図である。 図7は、本体部400のケースプレートに設けられた排水部をさらに拡大して上方から眺めた模式平面図である。ここで、図3は、図7のA−A線断面図に相当する。
本体部400は、図3に表したように、筐体を構成するケースカバー430とケースプレート770とを有する。ケースプレート770と便器800との間には、ゴムなどからなる防水パッキン779が適宜設けられている。そして、ケースプレート770の上におけるノズルダンパー460の背後には、ノズルユニット610が収容されている。このノズルユニット610は、ボウル810に向けて進出・後退する。そして、吐水ノズルを清潔な状態に維持するため、これら進出・後退動作の際などにノズル洗浄室617で吐水ノズルに水を噴射して、その胴体を洗浄する。
図8は、ノズルユニット610の動作を例示する模式図である。
本具体例のノズルユニット610は3段式の構造を有する。すなわち、ノズル基部611の上に第3のシリンダ部612が固定され、その内側に第2のシリンダ部613が進退自在に支持され、第2のシリンダ部613の内側に第1のシリンダ部614が進退自在に支持され、第1のシリンダ部614の内側に噴射孔616を有するノズルヘッド615が進退自在に支持されている。また、第3のシリンダ部612の前方には、吐水ノズルの胴体を洗浄するノズル洗浄室617が設けられている。ノズル洗浄室617は、例えば、上方と左右から吐水ノズルを取り囲み、下方は開放された構造体とすることができる。
この吐水ノズルは、図8(a)に表したように後退した状態においては、本体部400の中に収容され、図8(b)に表したように進出した状態においては、ノズルダンパー460(図2及び図3参照)を開いてボウル810の中に進出する。そして、吐水ノズルがこのように進出・後退する際に、ノズル洗浄室617において水を噴射させ、吐水ノズルの胴体を洗浄する。この際に、排水が生ずる。この排水は、ケースプレート770に設けられた排水部771からボウル810に向けて排出される。
図9は、ノズル洗浄室617の変型例を前方から眺めた模式図である。
また、図10は、本変型例のノズル洗浄室500を斜め上方から眺めた模式図である。
本変型例のノズル洗浄室617は、下方が開口されている点では、図3、図4、図5及び図8に表したものと同一であるが、前面において洗浄ノズルの全周を取り囲んでいる点で、図3、図4、図5及び図8に表したものとは異なる。またさらに、ノズル洗浄室617の先端付近において、その左右両側に支持体618が設けられている。
図11は、支持体618を2方向から眺めた斜視図である。
これら支持体618は、ノズル洗浄室617の両側に、例えはスナップフィットにより取り付けることができる。そして、これら支持体618は、洗浄ノズルが伸展した状態において第2のシリンダ部613を両側から支持し、左右方向のブレを防止する作用を有する。また例えば、ノズルヘッド615から脈動水を吐水させる場合などは、洗浄ノズルが振動することがある。このような場合に、支持体618をゴムなどの弾性体により形成すると、振動を吸収し、防振効果が得られる。
一方、本具体例においても、ノズル基部611から前方に延出させた防止壁776が設けられている。前述したように、防止壁776は、ノズル洗浄室617の下方の開口の後方を塞ぎ、ノズル洗浄室617の中で吐水した洗浄水が本体部400の内部後方に飛散するのを防止する役割を有する。また、ノズル洗浄室617の前方から小水などが侵入した場合となども、防止壁776を設けることにより、これら小水などが本体部400の内部後方に侵入することを防止できる。
再び図3〜図7に戻って、本実施形態の排水部771の構造について説明する。
排水部771は、ボウル810に向けて下方に傾斜した排水流路772と集水部773とからなる集水構造を有する。排水流路772は、下方に向けて比較的緩やかに傾斜した緩傾斜部772Aと、緩傾斜部772Aの下流側に設けられ下方に向けて比較的大きく傾斜した急傾斜部772Bと、を有する。緩傾斜部772Aは、ノズル洗浄室617のほぼ下方に位置し、図6に表したように左右方向に湾曲した凹面とされている。ノズル洗浄室617から緩傾斜部772Aに落下し、急傾斜部772Bを流れた水は、流路端772Cからボウル810に向けて放出される。
一方、集水部773は、排水流路772の両側に設けられた一対の堰を有する。そして、その堰は、流路端772Cに向けて流路幅を収束させる収束部773Aと、収束部773Aの下流側に設けられ収束部773Aから流路端772Cに向けて水流を導く整流部773Bと、を有する。収束部773Aにおいては流路の幅の変化は相対的に大きく、整流部773Bにおいては流路の幅の変化は相対的に小さい。
吐水ノズルの洗浄に際してノズル洗浄室617から排出された排水などは、まず、排水流路772の緩傾斜部772Aに落下して下方に向けて流れ、この際に集水部773の収束部773Aにおいてその流路が狭められ、流速が徐々に上昇する。そして、水流が急傾斜部772Bに進むとさらに加速され流速が上昇する。このようにして収束され加速された水流は、集水部773の整流部773Bにおいてさらに加速されるとともにその流れの乱れが抑制され整流される。
図12は、整流部773Bの作用を説明するための模式図である。
図12(b)に表したように、集水部773に収束部773Aのみを設け整流部773Bを設けない場合、収束部773Aにおいて収束された水流は、流路端772Cから放出された後に再び発散する傾向が強くなる。これに対して、図12(a)に表したように整流部773Bを設けると、収束部773Aにおいて収束された水流の流れ成分が一方向に揃えられ、流路端772Cから整流された収束水流を放出させることができる。
図13は、流路端772Cから排出される水流を表す模式図である。
本実施形態によれば、流路端772Cから放出される水流は、収束され加速され且つ整流されているので、その殆どがボウルに向けて高い排出速度で放出される。その結果として、放出される水が流路端772Cからケースプレート770の前端を滴下し裏面に回り込むことを効果的に抑制できる。
一方、本実施形態においては、図5乃至図7に表したように、集水部773からそれぞれ後方に延在する防止壁774が設けられている。防止壁774は、ノズル洗浄室617を両側から挟むように、緩傾斜部772Aの両側に立設されている。
図14は、吐水ノズルと排水部771との関係を表す模式斜視図である。
これら防止壁774は、ノズル洗浄室617を左右から取り囲み、ノズル洗浄の際にノズル洗浄室617から飛散する水が排水部771から左右方向に飛散することを防止する役割を有する。
また一方、本実施形態においては、図3乃至図5に表したように、ノズル洗浄室617の下方に、吐水ノズルの進出方向に対して略平行に防止壁776が付設されている。すなわち、ノズル洗浄室は、吐水ノズルの上方及び左右を覆い下方に開口を有する構造体であり、その開口は、防止壁776により区画されている。防止壁776は、ノズル洗浄の際にノズル洗浄室617から後方に飛散した水を受け止めて緩傾斜部772Aに流下させる。その結果として、ノズル洗浄室617から後方の機内への水の飛散を防止することができる。なお、防止壁776は、ノズル洗浄室617と一体的に形成されてもよく、ノズル洗浄室617とは別体として形成されてもよい。
またさらに、図3乃至図7に表したように、排水部771の後方のケースプレート770の上には、防止壁775が立設されている。この防止壁775も、機内の後方への水の飛散を防止する。特に、この防止壁775は、ノズル洗浄室61 7の下方に設けられた防止壁776と協働して、機内の後方への水の飛散を防止する。すなわち、ノズル洗浄の際にノズル洗浄室617から後方に飛散する水だけではなく、例えば、男子の立位での小用の際に、小水が排水部771に侵入した場合でも、これら防止壁776、775が協働することにより小水を遮蔽し、機内への侵入を防止できる。
また、図3乃至図14に表した具体例の場合、集水部773には中空部773Cが設けられ、収束部773Aはノズル洗浄室617の前方に立設した壁状体として形成されている。このように、壁状体の収束部773Aをノズル洗浄室617の前方に設けることにより、外部からの小水などの侵入を抑制する効果が得られる。すなわち、排水部771に小水などが侵入した場合でも、壁状体の収束部773Aがこれを遮断し、機内への侵入を防止できる。
なお、本実施形態における集水部773は、図15及び図16に例示したように、上方まで一体的な壁面を有する部材として形成してもよい。すなわち、前述したように、図3乃至図14を参照しつつ前述した具体例の場合には、整流部773Bの上部の水流と接触しない部分が削除されて中空部773Cとされている。このようにすれば、前述したように、外部からの小水などの侵入を抑制できとともに、ケースプレート770を構成する樹脂などの材料の量を削減できる。これに対して、図15及び図16に例示した変型例の場合には、整流部773Bの上方も一体的な壁面が形成されている。整流部773Bを流れる水流が多い場合には、このように整流部773Bの上方にも一体的な壁面を形成することにより、大流量の水が流れた場合にも、整流作用をより確実に得ることができる。
一方、排水流路772を流れる水流を加速するためには、流路端772Cをできるだけ低くすることが望ましい。しかし、流路端772Cが低すぎると、男性や子供の立位での小用の際に見えてしまい、小用の的にされてしまい、小水が排水部771に侵入する可能性がある。そこで、ケースプレート770の前面792Aを、水平方向に対して47度程度、後方側に傾斜させることで、前面792A及び流路端772Aを立位の人の目線では視認不可能にしている。後述する図19の正面図では排水部771は見えているが、立位の大人及び子供からは排水部771は見えないように配置されている。
以上、本実施形態における排水部771の構造及びその作用について説明した。
次に、本実施形態のトイレ装置の内部構造について具体例を参照しつつさらに詳細に説明する。
図17は、本体部400の内部を前方から眺めた斜視図である。
本体部400は、筐体を構成するケースカバー430とケースプレート770とを有する。ケースカバー430の上面には、人体検知センサ500や表示部670が適宜設けられている。表示部670は、例えばトイレ装置に対する電源の投入状態などを適宜表示する役割を有する。また、ケースカバー430の前部の上部には、便座200を自動開閉させるための電動開閉ユニット780が突出して設けられている。
一方、ケースカバー430の内部をみると、その前方には、ノズルユニット610、温風乾燥ユニット620、脱臭ユニット630、が併設されている。ノズルユニット610は、図8に関して前述したように、進退自在の吐水ノズルを有し、便座200に座った使用者の「おしり」などに水を噴射して洗浄する役割を有する。温風乾燥ユニット620は、便座200に座った使用者の「おしり」などに温風をあてて乾燥させる役割を有する。脱臭ユニット630は、便器800のボウル810内の空気を吸引し、脱臭して排気口440から排出する役割を有する。
また、ケースカバー430の内部の前部上方にはAC(交流)コントローラ640が設けられ、その後部には、ポンプユニット650と熱交換ユニット660が設けられている。熱交換ユニット660に供給された水が加熱され、ポンプユニット650で水に脈動を付与し、ノズルユニット610にこの脈動水を供給する。
また、ケースカバー430の側面には、補助操作ユニット(図示せず)が適宜設けられている。補助操作ユニットは、ノズルユニット610による「おしり」の洗浄などを操作するスイッチが設けられ、例えば、リモコン(図示せず)による操作が不可能な状態においても衛生洗浄機能の動作を制御可能としたものである。
一方、ケースカバー430の内部の後部には、電動開閉ユニット720と便器洗浄バルブユニット730とが併設されている。電動開閉ユニット720は、便蓋300を開閉する役割を有する。便器洗浄バルブユニット730は、便器800に流す洗浄水の供給を制御する役割を有する。すなわち、本具体例のトイレ装置は、いわゆる「水道直結給水式」の構造を有し、ロータンクなどを設けずに、水道から供給される水を便器洗浄バルブユニット730を介して便器800に供給して洗浄を実施する。ただし、本発明はこれには限定されず、ロータンク式のトイレに取付可能な衛生洗浄装置も包含する。
一方、ケースカバー430の内部の最後部には、室内暖房ユニット740が設けられている。室内暖房ユニット740は、温風を排出口450(図1参照)から排出することによりトイレ装置が設置されたトイレ空間を暖房する役割を有する。
このような各種の機構を備えた本体部400の内部において、排水が生ずる。すなわち、図8に関して前述したように、ノズルユニット610はその先端にノズル洗浄室617を備え、吐水ノズルの使用の前後などにノズル洗浄室において水を噴射することにより吐水ノズルを洗浄する。この洗浄水は、ケースプレート770の前端中央部に設けられた排水部771からボウル810に放出される。この際に、図3〜図8に関して前述したように、水流は収束され加速され且つ整流されて、流路端772Cから高い排出速度で放出される。その結果として、排水がケースプレート770の裏面側に回り込むことを可及的に抑制できる。
また一方、熱交換ユニット660に水を供給するバルブユニットには、バキュームブレーカーや安全弁(図示せず)が設けられている。バキュームブレーカーは、例えば、衛生洗浄装置100を給水管から取り外す際などに、衛生洗浄装置100の内部の配管などに残留した水を排水するためのバルブである。また、安全弁は、排水系統の水圧が万が一所定値よりも上昇した場合に、水を放出させるバルブである。本実施形態によれば、これらの要素から排出された排水を排水部771から排出させる際にも、図3〜図8に関して前述したように、水流は収束され加速され且つ整流されて、流路端772Cから高い排出速度で放出される。その結果として、排水がケースプレート770の裏面側に回り込むことを可及的に抑制できる。
次に、本具体例において設けられている水切り溝794について説明する。
本具体例においては、ケースプレート770の裏面側に水切り溝794を設けることにより、ケースプレート770の裏面側への水の回り込みをさらに効果的に防止できる。すなわち、本具体例においては、図3及び図4に表したように、ケースプレート770の裏面側に、下方に突出する傾斜部792が設けられている。さらに、傾斜部792の斜面792Bに、水切り溝794が設けられている。このような水切り溝794を設けることによって、流路端772Cからケースプレート770の前端を伝って裏面側に回り込んだ水が傾斜部792の斜面792Bを這い上がることを効果的に防止できる。
図18は、ケースプレート770の前端の拡大断面図である。
ケースプレート770の上面に設けられた排水流路772の急傾斜部772Bにほぼ対応して、ケースプレート770の裏面側には、下方に傾斜した排水流路772が設けられている。そして、その先端付近に、水切り溝794が設けられている。水切り溝794の前方には、壁状部793が設けられ、水切り溝794を区画している。
このような水切り溝794を設けることにより、傾斜部792を這い上がろうとする水が水切り溝794で堰き止められて、水の這い上がりを効果的に防止できる。本具体例における水切り溝794は、特に、水の流量が小さい場合などに、傾斜部792の斜面792Bへの這い上がりや回り込みを効果的に防止できる。
水切り溝794の幅W1は、水がその表面張力により水切り溝794を満たすことができる程度の幅とすることが望ましい。具体的には、幅W1は、1.5〜3.0ミリメータ程度とすることが望ましい。このようにすると、水が斜面792Bのほうに這い上がった場合に、まず水切り溝794を満たす。そして、さらに水の量が増えると、溢れた水はその自重によりボウル810に落下することにより、斜面792Bへの這い上がりを防止できるからである。
また一方、図18に表したように、水切り溝794の前方の内壁面794Aが略鉛直面となるように水切り溝794を形成するとよい。このようにすると、水切り溝794の中に取り込まれた水は、略鉛直な内壁面794Aを介してボウル810に落下しやすくなる。
またさらに、水切り溝794の前方に設けられる壁状部793は、水切り溝794に取り込まれた水をボウル810に滴下させる誘滴作用を有する。壁状部793の厚みW2を0.5〜3.0ミリメータ程度とすると、水切り溝794に取り込まれた水が溢れた時に壁状部793の先端から滴下させる作用を促進させることができる。
次に、水切り溝794の構造についてさらに詳細に説明する。
図19は、本体部400を正面から眺めた模式図である。
また、図20は、傾斜部792を裏面側から眺めた模式図である。
また、図21は、本体部400を下方から眺めた模式図である。
図19に表したように、ノズルダンパー460の下方には、機内で生じた排水を排出するためのトイ状の流路端772Cが開設されている。水切り溝794は、傾斜部792の斜面792Bの上を湾曲凹面402に沿って延在し、その両端は、前方に屈曲し、湾曲凹面402に向けて開口している。すなわち、水切り溝794の両端は、ケースプレート770の前面792Aに開口された開口端794Cに連通している。壁状部793は、このように屈曲した水切り溝794によって左右及び後方の3方を取り囲まれた垂下体として形成されている。
このように水切り溝794の両端を前面792Aに開口させることにより、水切り溝794の中に取り込まれた水が、左右方向(図19における左右方向)に拡がるのを防止し、可及的にボウル810に落下させることができる。つまり、排水部771の両側において、水切り溝794を前面792Aに開口させることにより、排水部771から排出された水が開口端794Cよりも外側に這い出すことを防止できる。つまり、後方のみならず、左右方向に対しても、水の這い出しを抑制して水切り効果が得られる。
図22及び図23は、排水部771から排出される水流を表す模式図である。
排出される流量が比較的大きい場合には、図22に例示したように、排水流路772及び集水部773により収束され加速され且つ整流されて流速が高められた収束流が形成される。例えば、図8に関して前述したノズル洗浄室617での吐水ノズルの洗浄の際には、最大で、毎分500ミリリッター程度の水が排出される。この収束流は、流路端772Cから前方に向けて放出される際の流速が比較的大きいので、ケースプレート770の裏面側への回り込みは比較的少なく、ボウル810にそのまま放出される成分が大きい。また、ケースプレート770の裏面側へ回り込んだ水は、水切り溝794に取り込まれ、壁状部793の先端から落下する。
一方、図23は、排水部771から排出される水の流量が少ない場合を表す。排水部771から排出される水の流量が少ない場合には、その流速も相対的に低下する。例えば、図8に関して前述した吐水ノズルの洗浄の終了後には、排水の流量が漸減する。また、吐水ノズルの進出前または後退後にノズル洗浄室617の中でその噴射孔616から所定量の吐水をさせる場合などは、排水の流量は比較的少ない。また、本体部400内で生じた結露水が排水される場合も、やはり排水の流量は少ない。このように流量が少ない場合には、その流速も低下する。その結果として、流路端772Cから前方に向けて放出される速度成分も小さく、図23に表したように、前面792Aに沿って鉛直下方に滴下する傾向が強くなる。このような場合には、水がケースプレート770の裏面側に回り込むこともあり得る。これに対して、水切り溝794を設けることにより、傾斜部792に這い上がる水をその内部に取り込み、それ以上這い上がらないように阻止することができる。水切り溝794に取り込まれた水が溢れると、壁状部793の先端からボウル810に滴下する。このようにして、排出される水量が小さい場合にも、斜面792Bへの水の這い上がりを防止することができる。
図24は、水切り溝の変型例を表す模式断面図である。
また、図25は、本変型例の水切り溝を裏面側から眺めた模式図である。
本変型例においては、2条の水切り溝794が互いに略平行に設けられている。これら水切り溝794は、それぞれの両端が前面792Aに開口端794Cを有する。このように複数の水切り溝794を設けることにより、斜面792Bへの水の這い上がりをさらに確実に阻止することが可能となる。なお、3条あるいはそれ以上の水切り溝794を設けることにより、水切り効果をさらに上げることも可能である。
図26は、排水部771の先端形状の変型例を例示する模式断面図である。
本変型例においては、ケースプレート770の厚みが排水流路772の流路端772Cに向けて漸減するナイフエッジ状に形成されている。このように流路端772Cをナイフエッジ状にすると、排水が鉛直下方に滴下しやすくなる。特に、排水の流量が小さい場合でも、流路端772Cからボウルに滴下させることができ、水の「切れ」がよくなる。その結果として、ケースプレート770の裏面側への水の回り込みをより確実に防止できる。
図27は、排水部771の下方の形状のさらなる変型例を例示する模式断面図である。
本具体例においては、ケースプレート770の前縁に、壁796が設けられている。壁796は、本体部400を便器800に取り付けた状態において、ボウル810の中に向けて垂下するように設けられている。このような壁796を設けることにより、流路端772Cから放出された排水がケースプレート770の裏面側に回り込むことをより確実に防止できる。またさらに、このような壁796を設けることにより、本体部400とボウル810の開口端との隙間をほぼ完全に隠すことができ、男性の立位での小用の際にも、小水がかかることをほぼ完全に防止できる。またさらに、本体部400にかかった小水が湾曲凹面402の表面を下方に流れた場合も、この小水はそのまま壁796の表面を流下し、壁796の先端からボウル810に落下する。つまり、本体部400にかかった小水が本体部400の裏面に回り込んで、便器800との隙間に侵入することを防止できる。
次に、本実施形態において、本体部400の前面を後方に後退させて湾曲凹面402とした効果について説明する。
図28は、本実施形態のトイレ装置から便座200と便蓋300を外して前方から眺めた斜視図である。
また、図29は、比較例のトイレ装置を前方から眺めた斜視図である。なお、図28及び図29は、便器800の前にしゃがんだ状態で便器を清掃する使用者の目線からみたボウル810の眺めを表し、具体的には、便器800の前端からおよそ100ミリメータ離れ、床面から約1000ミリメータの高さから眺めたボウル810の外観を表す。
また、図30は、本実施形態のトイレ装置の断面図であり、
図31は、比較例のトイレ装置の断面図である。図30及び図31は、便器800の前にしゃがんだ状態で便器を清掃する使用者の目線からみえる範囲を説明するための模式図である。
まず比較例について説明すると、図29及び図31に表した比較例においては、本体部400は便器800のボウル810の上に延出し、破線で表した領域400Pがボウル810の開口の後方部分を塞いでいる。しかし、このように本体部400がボウル810の上にはみだしていると、男性の立位の小用の際に小水が本体部400にかかりやすくなる。また、このように本体部400がボウル810の上にはみだしていると、ボウル810の有効開口面積が狭められるため、立位で小用をする男性に対して狭窄感を与える。また、このようにはみだした領域400Pの裏面側にも汚れが付着しやすく、その清掃性の点でも改善の余地がある。
さらには、このように本体部400がボウル810の上にはみだしていると、ボウル810の後方上部に汚れが付着しても見えず、且つ、その部位の清掃がしにくくかった。すなわち、図31に表した比較例の場合、使用者が便器800の前にしゃがんだ状態においても、ボウル810の上端のリム部820は、本体部のはみ出し領域400Pの陰に隠れて見えない。このため、使用者が領域400Pの下のリム部820を掃除するためには、さらにかがんだ姿勢で覗き込むようにしなければならない。
これに対して、本実施形態においては、図28及び図30に表したように、本体部400の前面を後退させて湾曲凹面402を形成することにより、男性の立位での小用の際にも小水がかかりにくくなり、使用者に対して視覚的な狭窄感を与えることもない。また、図2に関して前述したように、湾曲凹面402の中央付近を高くすることにより、男性の立位の小用に際して本体部400に小水がかかったとしても、湾曲凹面402の中央付近の背の高い部分で小水を受けてボウル810に落下させることができる。つまり、小水が本体部400の傾斜面408などにかかることを抑制でき、小水による汚れを可及的に減らすことができる。
そして、このように本体部400を後退させることにより、本体部400の裏面への汚れの付着も抑制でき、清掃性も格段に改善できる。すなわち、本実施形態によれば、図30に表したように、便器800の前にしゃがんだ使用者の視線からみて、ボウル810の後端のリム部820の上端付近まで見える。従って、使用者は、その姿勢のまま雑巾やブラシなどを用いてボウル810の後端まで清掃し、汚れが落ちてきれいになったことを確実且つ容易に確認できる。また、本実施形態においては、本体部400のボウル810の上への突出量が抑制されているので、その突出部の裏側に付着した汚れなどを清掃することも容易である。例えば、雑巾などで清掃する際にも、使用者が本体部400の裏側に雑巾をあてがった状態で、左右にサッと拭き取ることができる。
図32は、本実施形態における湾曲凹面402とボウル810との関係を説明するための模式平面図である。
同図に表したように、本体部の湾曲凹面402は、ボウル810の開口形状にほぼ沿った形態を保ちつつ、湾曲凹面402のほぼ全体がボウル810の開口端よりもボウル810の側にわずかに突出している。湾曲凹面402の左右前端でのボウル810への突出量をa、bとし、中央付近でのボウル810への突出量をcとすると、a及びbは相対的に小さく、cは相対的に大きくすることができる。このようにすれば、ボウル810の開口形状と略連続させてボウル810のほとんどを露出させつつ、本体部400とボウル810の開口端との隙間への小水などの侵入を効果的に防止できる。これは、男性の立位の小用の際には、小水は主に中央付近に向けられるからであり、さらに本体部400とボウル810の開口端との隙間が湾曲凹面402で覆われるため、その隙間に小水が直接かからないからである。また、このようにすると、排水及び脱臭のためのスペース(突出部)を確保することも容易となる。
具体的には、例えば、a及びbは概ね数ミリメータ乃至10ミリメータ程度で、cは概ね10ミリメータ乃至10数ミリメータ程度とすることができる。このように湾曲凹面402をわずかに突出させれば、小水の侵入を可及的に抑制できる。またさらに、本体部400からボウル810への排水を確保し、さらに脱臭機能のための脱臭吸気口を確保することもできる。
また、本体部400のボウル810への突出部の突出量をこのように制限することにより、例えば使用者の手指の先端から第1関節までの範囲で、雑巾を本体部400の裏側にまんべんなくあてがうことも可能となる。つまり、使用者は、手指の第1関節を軽く曲げた状態のまま、手指の先端に雑巾をあてがって、本体部400の湾曲凹面402に沿って左右に雑巾をサッと滑らすことにより、本体部400の裏側と、これに隣接するリム部820の上端部を確実に清掃することが可能となる。湾曲凹面402はボウル810と略連続した曲面を構成しているので、雑巾がひっかかることもなく、スムーズ且つ確実に清掃できる。
そして、本実施形態によれば、このように本体部400の前面を後退させて湾曲凹面402を形成しても、図3〜図16に関して前述したような排水流路772、集水部773などを設けることにより、流路端772Cから高い排出速度で水流を放出させることができ、ケースプレート770の裏面への水の這い上がりや回り込みを防止することができる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、本発明の衛生洗浄装置及びトイレ装置に含まれる、吐水ノズル、脱臭装置、温風乾燥装置、着座センサ、筺体、リモコン、腰掛便器などの各要素については、当業者が適宜設計変更することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができるものも本発明の要旨を含む限り、本発明の範囲に包含される。その他、衛生洗浄装置や便器を構成する各要素について変更を加えたものであっても、本発明の要旨を備える限りにおいて、本発明の範囲に包含される。
また、本発明のトイレ装置は、「ロータンク式」のものでもよく、または、水道からの水を便器に直接給水し洗浄する「水道直結給水式」のものでもよい。
また、図1乃至図31に関して前述した特徴部分は、技術的な可能な範囲においていかようにも組合せることができ、これら組合せにより得られた衛生洗浄装置及びトイレ装置についても、本発明の要旨を含む限りにおいて本発明の範囲に包含される。
その他、本発明の実施の形態として上述した衛生洗浄装置及びトイレ装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施しうるすべての衛生洗浄装置及びトイレ装置も同様に本発明の範囲に属する。
本発明の実施の形態にかかるトイレ装置の外観を表す模式斜視図である。 トイレ装置の便座200と便蓋300を開いた状態を表す。 本具体例の衛生洗浄装置の本体部400の断面構造を表す一部拡大断面図である。 排水部771と吐水ノズルとの関係を例示する模式斜視図である。 排水部771と吐水ノズルとの関係を例示する模式正面図である。 本体部400のケースプレートに設けられた排水部を表す模式斜視図である。 本体部400のケースプレートに設けられた排水部をさらに拡大して上方から眺めた模式平面図である。 ノズルユニット610の動作を例示する模式図である。 ノズル洗浄室617の変型例を前方から眺めた模式図である。 本変型例のノズル洗浄室500を斜め上方から眺めた模式図である。 支持体618の斜視図である。 整流部773Bの作用を説明するための模式図である。 流路端772Cから排出される水流を表す模式図である。 吐水ノズルと排水部771との関係を表す模式斜視図である。 集水部773の変型例を表す模式図である。 集水部773の変型例を表す模式図である。 本体部400の内部を前方から眺めた斜視図である。 ケースプレート770の前端の拡大断面図である。 本体部400を正面から眺めた模式図である。 傾斜部792を裏面側から眺めた模式図である。 本体部400を下方から眺めた模式図である。 排水部771から排出される水流を表す模式図である。 排水部771から排出される水流を表す模式図である。 水切り溝の変型例を表す模式断面図である。 変型例の水切り溝を裏面側から眺めた模式図である。 排水部771の先端形状の変型例を例示する模式断面図である。 排水部771の下方の形状のさらなる変型例を例示する模式断面図である。 本実施形態のトイレ装置から便座200と便蓋300を外して前方から眺めた斜視図である。 比較例のトイレ装置を前方から眺めた斜視図である。 本実施形態のトイレ装置の断面図である。 比較例のトイレ装置の断面図である。 本実施形態における湾曲凹面402とボウル810との関係を説明するための模式平面図である。
符号の説明
100 衛生洗浄装置、200 便座、300 便蓋、310 透過窓、400 本体部、402 湾曲凹面、404 延出部、408 傾斜面、410 凹設部、420 着座センサ、430 ケースカバー、440 排気口、450 排出口、460 ノズルダンパー、470 温風ダンパー、500 人体検知センサ、610 ノズルユニット、611 ノズル基部、612、613、614 シリンダ部、615 ノズルヘッド、616 噴射孔、617 ノズル洗浄室、618 支持体、620 温風乾燥ユニット、630 脱臭ユニット、640 コントローラ、650 ポンプユニット、660 熱交換ユニット、670 表示部、720 電動開閉ユニット、730 便器洗浄バルブユニット、740 室内暖房ユニット、770 ケースプレート、771 排水部、772 排水流路、772A 緩傾斜部、772B 急傾斜部、772C 流路端、773 集水部、773A 収束部、773B 整流部、773C 中空部、774 防止壁、779 パッキン、780 電動開閉ユニット、792 傾斜部、792A 前面、792B 斜面、793 壁状部、794 水切り溝、794A 内壁面、794C 開口端、796 壁、800 便器、810 ボウル、820 リム部

Claims (4)

  1. 吐水ノズルを内蔵し、腰掛便器の上部に設置される本体部を備え、
    前記本体部は、その内部で発生した排水を前記腰掛便器のボウルに排出する排水部を有し、
    前記排水部は、下方に傾斜した排水流路と、前記排水流路に設けられ前記排水流路を流れる水流を収束させる集水部と、を有し、
    前記集水部は、前記排水流路を流れる水流の流路幅の変化が相対的に大きい収束部と、前記収束部の下流側に設けられ前記排水流路を流れる水流の流路幅の変化が相対的に小さい整流部と、を有することを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 吐水ノズルを内蔵し、腰掛便器の上部に設置される本体部を備え、
    前記本体部は、その内部で発生した排水を前記腰掛便器のボウルに排出する排水部と、前記吐水ノズルに水を噴射して洗浄するノズル洗浄室と、を有し、
    前記排水部は、下方に傾斜した排水流路と、前記排水流路に設けられ前記排水流路を流れる水流を収束させる集水部と、を有し、
    前記排水流路は、前記ノズル洗浄室の下方に設けられ前記傾斜が相対的に小さい緩傾斜部と、前記緩傾斜部の下流側に設けられ前記傾斜が相対的に大きい急傾斜部と、を有することを特徴とする衛生洗浄装置。
  3. 前記ノズル洗浄室は、前記吐水ノズルの上方及び左右を覆い下方に開口を有する構造体であり、
    前記ノズル洗浄室の下方の前記開口は、前記ノズル洗浄室から後方への水の飛散を防止する壁により区画されていることを特徴とする請求項記載の衛生洗浄装置。
  4. 腰掛便器と、
    前記腰掛便器の上部に設置される請求項1〜のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置と、
    を備えたことを特徴とするトイレ装置。
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