JP4863049B2 - 記入用紙 - Google Patents
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Description
これら種々の用紙に記入された情報は、個人情報を含んでいるような第三者に見られては困るような情報であることも多く、第三者に盗み見られた場合には、様々な用途で悪用される危険性もある。
これらの隠蔽用ラベルは、情報を記入するための記入用紙に予め貼付させたり、また隠蔽用ラベルを記入用紙とは別体として添付するなどして、記入用紙に記入した情報の上に隠蔽用ラベルを貼り付けて記入情報が用紙上から直接的に見られない状態にしている。
したがって、本発明は、記入内容を第三者に盗み見られない状態で隠蔽することを気軽に行えるようにした記入用紙を提供する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る記入用紙である葉書用紙の表面から見た状態を示す斜視図、図2は、本発明の第1実施形態に係る記入用紙である葉書用紙の裏面から見た状態を示す斜視図、図3は、本発明の第1実施形態に係る記入用紙である葉書用紙の記入部を隠蔽させた状態を示す斜視図、図4は、図2のA−A線断面図、図5は、本発明の第1実施形態に係る記入用紙である葉書用紙で、剥離剤塗布部を有する用紙部分を切り離した状態を示す断面図、図6は、本発明の第1実施形態に係る記入用紙である葉書用紙で、剥離剤塗布部を有する用紙部分を切り離し、粘着剤塗布部を有する用紙部分を折り畳んで記入部を隠蔽させた状態を示す断面図、図7は、本発明の第2実施形態に係る記入用紙であるアンケート用紙の表面から見た状態を示す斜視図、図8は、本発明の第2実施形態に係る記入用紙であるアンケート用紙の記入部を隠蔽させた状態を示す斜視図である。
図2に示すように、葉書本体部2の裏面側には、葉書の使用者である差出人が記入するための記入部5が設けられている。
この記入部5には、差出人が第三者に知られては困るような事項を記入するための部分であって、例えば、電話番号、メールアドレス、勤め先、連絡事項など様々な個人情報を記入するための領域として設けられている。
更に、粘着剤塗布部を有する用紙部分である折り畳み予定部3と、記入部を有する用紙部分である剥離部4との間には、折り畳み予定線7が表示されている。
この折り畳み予定線7は、葉書用紙1の表裏面の両方に表示してもよいし、またどちらか一方に表示するようにしてもよく、葉書の差出人が葉書用紙1を利用する際において、どこの部分から折り畳み予定部3を折り曲げればよいのかがわかるように表示されている。
葉書用紙1の折り畳み予定部3上には剥離部4が重ね合わされて、粘着剤塗布部9と剥離剤塗布部8とが剥離可能に接着されている。
折り畳み予定部3の粘着剤塗布部9に用いられている粘着剤は、一旦接着させた後でも剥離できる粘度を有する粘着剤が使用されている。
これにより、折り畳み予定線7から折り畳み予定部3を折り畳んで、葉書本体部2の記入部5上に重ね合わせて粘着剤塗布部9で接着させたとしても、折り畳み予定部3の用紙部分を指で摘んで引っ張り上げることで必要に応じて、粘着剤塗布部9を有する用紙部分を剥離させて、記入部5に記入された内容を露出させて見ることができるようになっている。
例えば、葉書用紙1は、郵便封筒に封入される種々の印刷物と共に同封される返信用の葉書用紙として受取人に発送される。
これらの葉書用紙1には、予め葉書受取人の宛先10や連絡事項11などが印刷されていると共に、葉書差出人が記入するための記入欄などの記入部5が設けられている。
そして、葉書用紙1が封入された郵便封筒の受取人が、その葉書用紙1を使用して返信を送る場合には、記入部5に必要事項を記入した後に、図5に示すように、葉書用紙1の剥離部4を粘着剤塗布部9の用紙部分から剥離して、更に切り取り用ミシン6から切り離し、粘着剤塗布部9を露出させる。
これにより、記入部5に記入された事項が、粘着剤塗布部9の用紙部分で覆い隠された状態を有する郵便葉書の形体とすることができ、郵便ポストに投函するなどして郵送する。
そして、この郵便葉書の受取人は、粘着剤塗布部9の用紙部分を指で摘んで引き上げることで、記入部5の用紙部分から粘着剤塗布部9の用紙部分を剥離させることで、記入部5に記入された事項を読むことができるようになっている。
このアンケート用紙20は、図7に示すように、横方向に対して順番に、アンケート本体21と、折り畳み予定部22と、剥離部23とが連接している。
アンケート用紙20の折り畳み予定部22には、粘着剤が塗布された粘着剤塗布部9が設けられ、また、剥離部23には、剥離剤が塗布された剥離剤塗布部8が設けられ、粘着剤塗布部9を有する用紙部分の上に、剥離剤塗布部8を有する用紙部分が折り畳まれて重ね合わされ、粘着剤で剥離可能に接着されている。
また、アンケート用紙20の2つに折り畳まれている折り畳み予定部22と剥離部23との折り部分には、切り取り用ミシンが形成されている。
更に、粘着剤塗布部を有する用紙部分である折り畳み予定部22と、記入部を有する用紙部分である剥離部23との間には、折り畳み予定線26が表示されている。
この折り畳み予定線26には、切り取り用ミシンが形成されて簡単に切り取れるようになっている。
折り畳み予定部22の粘着剤塗布部に用いられている粘着剤は、一旦接着させた後でも剥離できる粘度を有する粘着剤が使用されている。
これにより、折り畳み予定線26から折り畳み予定部22を折り畳んで、アンケート本体21の記入部25上に重ね合わせて粘着剤塗布部で接着させたとしても、折り畳み予定部22の用紙部分を指で摘んで引っ張り上げることで必要に応じて、粘着剤塗布部を有する用紙部分を剥離させて、記入部25に記入された内容を露出させて見ることができるようになっている。
アンケートの回答者は、アンケート用紙20のアンケート本体21に印刷されている質問内容を読み、回答欄にそれらの回答事項を記入すると共に、住所、氏名などを記入する。
回答欄への記入が終了した後に、図8に示すように、剥離部23を有する用紙部分を切り取り用ミシンから切り離し、粘着剤塗布部を露出させた後に、アンケート本体21に記入された回答内容や、住所及び氏名などを外部から見えない状態とするために、折り畳み予定部22の用紙部分を折り畳み予定線26から折り畳んで、アンケート本体21の記入部25を覆い隠す状態となるように、記入部25上に重ね合わせて粘着剤塗布部の粘着剤により接着させる。
提出されたアンケート用紙20は、アンケート回答を見ることが許された担当者に届くまで記入部25の内容が見られない状態で管理され、その担当者が受け取り、粘着剤塗布部22の用紙部分を指で摘んで引き上げることで、記入部25の用紙部分から粘着剤塗布部22の用紙部分を剥離させることで、記入部25に記入された回答内容を読むことができるようになっている。
2 葉書本体部
3,22 折り畳み予定部
4,23 剥離部
5,25 記入部
6 切り取り用ミシン
7,26 折り畳み予定線
8 剥離剤塗布部
9 粘着剤塗布部
10 宛先
11 連絡事項
20 アンケート用紙
21 アンケート本体
24 質問内容
Claims (3)
- 剥離剤が設けられた剥離部と、粘着剤が設けられた折り畳み予定部と、記入部を有する本体部が順に連接された記入用紙であって、
ともに本体部より小さい前記剥離部と前記折り畳み予定部が切り取り用ミシンを介して2つに折り畳まれており、
前記折り畳み予定部と前記本体部との間に折り畳み予定線が設けられており、前記記入部が、前記折り畳み予定部を前記折り畳み予定線で折り畳んで前記本体部に重ねた際に、前記折り畳み予定部により隠蔽される部分に設けられていることを特徴とする記入用紙。 - 前記本体部が、葉書用紙であることを特徴とする請求項1記載の記入用紙。
- 前記本体部が、アンケート用紙であることを特徴とする請求項1記載の記入用紙。
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