JPS6253481A - 透湿性防風布帛の製造方法 - Google Patents
透湿性防風布帛の製造方法Info
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- JPS6253481A JPS6253481A JP19098685A JP19098685A JPS6253481A JP S6253481 A JPS6253481 A JP S6253481A JP 19098685 A JP19098685 A JP 19098685A JP 19098685 A JP19098685 A JP 19098685A JP S6253481 A JPS6253481 A JP S6253481A
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- cloth
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、防風性と透湿性の三機能を同時に有し、しか
もその耐久性に優れた透湿性防風布帛の製造方法に関す
るものである。
もその耐久性に優れた透湿性防風布帛の製造方法に関す
るものである。
(従来の技術)
一般に透湿性と防風性は互いに相反する機能である。
従来、 JISL−1092の通気度測定で0.5cc
/cri/秒以下の防風性能を有する透湿性防風布帛は
、フィルムの厚さ方向に連続した微細孔を有するフィル
ムを織物9編物、不織布等の布帛にラミネートしたり、
あるいは上記布帛に樹脂コーティング加工を行う際にコ
ーティング樹脂皮膜に連続した微細孔を無数に形成させ
ることにより得られている。
/cri/秒以下の防風性能を有する透湿性防風布帛は
、フィルムの厚さ方向に連続した微細孔を有するフィル
ムを織物9編物、不織布等の布帛にラミネートしたり、
あるいは上記布帛に樹脂コーティング加工を行う際にコ
ーティング樹脂皮膜に連続した微細孔を無数に形成させ
ることにより得られている。
これらラミネート加工やコーティング加工の際のフィル
ム樹脂やコーティング樹脂として一般にポリウレタンエ
ラストマーが皮膜強度、ゴム弾性及び柔軟性の点で好ま
しく用いられている。ところがポリウレタンエラストマ
ーによる透湿性防風布帛の場合防風性能と透湿性能の両
者のバランスをもとにして作られているため、防水性能
がJIS L−1092の通気度測定で0.5cc/c
d/秒以下の布帛については、透湿度が4.000〜5
.000 gird ・24hrs(JIS Z−02
08測定)程度のものしか得られていないのが現状であ
る。この透湿度のレベルを7.000 g / cd・
24hrs以上にまで向上することができれば、ただ単
に極細フィラメントを使用した高密度織物とほぼ同程度
の透湿性能のものとなるので1発汗をともなう運動時の
衣服内気候の湿度コントロールがスムーズに行われ、こ
のためより一層激しい運動や作業を快適に行うことがで
きるようになるが1通気度が0 、5cc / cni
/秒以下のもので7,000g/rd・24hrs以
上の透湿性能を有する布帛は、今日に至っても未だ得ら
れていないのが実状である。
ム樹脂やコーティング樹脂として一般にポリウレタンエ
ラストマーが皮膜強度、ゴム弾性及び柔軟性の点で好ま
しく用いられている。ところがポリウレタンエラストマ
ーによる透湿性防風布帛の場合防風性能と透湿性能の両
者のバランスをもとにして作られているため、防水性能
がJIS L−1092の通気度測定で0.5cc/c
d/秒以下の布帛については、透湿度が4.000〜5
.000 gird ・24hrs(JIS Z−02
08測定)程度のものしか得られていないのが現状であ
る。この透湿度のレベルを7.000 g / cd・
24hrs以上にまで向上することができれば、ただ単
に極細フィラメントを使用した高密度織物とほぼ同程度
の透湿性能のものとなるので1発汗をともなう運動時の
衣服内気候の湿度コントロールがスムーズに行われ、こ
のためより一層激しい運動や作業を快適に行うことがで
きるようになるが1通気度が0 、5cc / cni
/秒以下のもので7,000g/rd・24hrs以
上の透湿性能を有する布帛は、今日に至っても未だ得ら
れていないのが実状である。
また、ポリウレタンエラストマーによるコーティング樹
脂皮膜の場合洗濯による洗剤の皮膜への吸着や着用時の
体脂や汗によるコンタミネーションが発生し、透湿性能
が低下する欠点をも有していた。
脂皮膜の場合洗濯による洗剤の皮膜への吸着や着用時の
体脂や汗によるコンタミネーションが発生し、透湿性能
が低下する欠点をも有していた。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明はこのような現状に鑑みて行われたもので5通気
度が0.5cc/ cni /秒以下でありながら透湿
度が7.000 g/ rrr ・24hrs以上あり
、しかも両性能の耐久性にも優れた高透湿性防風布帛を
得ることを目的とするものである。
度が0.5cc/ cni /秒以下でありながら透湿
度が7.000 g/ rrr ・24hrs以上あり
、しかも両性能の耐久性にも優れた高透湿性防風布帛を
得ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段および作用)上記目的を
達成するために本発明は次の構成を有するものである。
達成するために本発明は次の構成を有するものである。
すなわち本発明は、「繊維布帛の片面にポリアミノ酸ウ
レタン樹脂主体の合成重合体、イソシアネート化合物、
微細孔形成剤及び極性有機溶剤よりなる樹脂溶液を塗布
した後0〜30°Cの水中に浸漬し、湯洗し、乾燥し、
しかる後に親水性樹脂を付与することを特徴とする透湿
性防風布帛の製造方法」を要旨とするものである。
レタン樹脂主体の合成重合体、イソシアネート化合物、
微細孔形成剤及び極性有機溶剤よりなる樹脂溶液を塗布
した後0〜30°Cの水中に浸漬し、湯洗し、乾燥し、
しかる後に親水性樹脂を付与することを特徴とする透湿
性防風布帛の製造方法」を要旨とするものである。
以下1本発明の詳細な説明する。
本発明で用いる繊維布帛としては、ナイロン6やナイロ
ン66で代表されるポリアミド系合成繊維。
ン66で代表されるポリアミド系合成繊維。
ポリエチレンテレフタレートで代表されるポリエステル
系合成繊維、ポリアクリロニトリル系合成繊維 ポリビ
ニルアルコール系合成繊維、トリアセテート等の半合成
繊維あるいはナイロン67木綿、ポリエチレンテレフタ
レート/木綿等の混紡繊維等から構成された織物2編物
、不織布等をあげることができる。
系合成繊維、ポリアクリロニトリル系合成繊維 ポリビ
ニルアルコール系合成繊維、トリアセテート等の半合成
繊維あるいはナイロン67木綿、ポリエチレンテレフタ
レート/木綿等の混紡繊維等から構成された織物2編物
、不織布等をあげることができる。
本発明方法では第1工程としてこのような繊維布帛の片
面に、ポリアミノ酸ウレタン樹脂主体の合成重合体、イ
ソシアネート化合物、微細孔形成剤及び極性有機溶剤よ
りなる樹脂溶液を塗布した後0〜30℃の水中に浸漬し
、湯洗し、乾燥する。
面に、ポリアミノ酸ウレタン樹脂主体の合成重合体、イ
ソシアネート化合物、微細孔形成剤及び極性有機溶剤よ
りなる樹脂溶液を塗布した後0〜30℃の水中に浸漬し
、湯洗し、乾燥する。
ここでいうポリアミノ酸ウレタン樹脂主体の合成重合体
とは2合成重合体としてポリアミノ酸ウレタン樹脂を7
0〜100%含むもの(もちろんポリアミノ酸ウレタン
樹脂100%でもよい)をいい。
とは2合成重合体としてポリアミノ酸ウレタン樹脂を7
0〜100%含むもの(もちろんポリアミノ酸ウレタン
樹脂100%でもよい)をいい。
その他の合成重合体として例えばポリーT−アルキルグ
ルタメートとブタジェンのブロック共重合体やポリーγ
−アルキルグルタメートとロイシンのブロック共重合体
等を30%未満の範囲で含んでいてもよい。本発明で用
いるポリアミノ酸ウレタン樹脂(以下PAU樹脂という
。)は、アミノ酸とポリウレタンとからなる共重合体で
あり、アミノ酸としてはDL−アラニン、L−アスパラ
ギン酸。
ルタメートとブタジェンのブロック共重合体やポリーγ
−アルキルグルタメートとロイシンのブロック共重合体
等を30%未満の範囲で含んでいてもよい。本発明で用
いるポリアミノ酸ウレタン樹脂(以下PAU樹脂という
。)は、アミノ酸とポリウレタンとからなる共重合体で
あり、アミノ酸としてはDL−アラニン、L−アスパラ
ギン酸。
L−シスチン、L−グルタミン酸、グリシン、L−リジ
ン、L−メチオニン、L−ロイシン及びその誘導体が挙
げられ、ポリアミノ酸を合成する場合アミノ酸とホスゲ
ンから得られるアミノ酸N−カルボン酸無水物(以下、
N−カルボン酸無水物をNCAという。)が一般に用い
られる。一方ポリウレタンとしては末端にイソシアネー
ト基を有するものが用いられ、イソシアネートとポリオ
ールを当量比NGO10H> 1の条件で反応させて得
られるものである。イソシアネート成分として芳香族ジ
イソシアネート脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイ
ソシアネートの単独又はこれらの混合物が用いられ1例
えばトリレン2・4−ジイソシアネート4・4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、1・6−ヘキサンジイ
ツシアネートト4−シクロヘキサンジイソシアネート等
が挙げられる。また、ポリオール成分としてはポリエー
テルポリオール、ポリエステルポリオールが使用される
。ポリエーテルポリオールにはポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリ
コール等が挙げられ、またポリエステルポリオールとし
てはエチレングリコール、プロピレングリコール等のジ
オールとアジピン酸、セパチン酸等の二塩基酸との反応
生成物やカプロラクトン等の開環重合物が挙げられる。
ン、L−メチオニン、L−ロイシン及びその誘導体が挙
げられ、ポリアミノ酸を合成する場合アミノ酸とホスゲ
ンから得られるアミノ酸N−カルボン酸無水物(以下、
N−カルボン酸無水物をNCAという。)が一般に用い
られる。一方ポリウレタンとしては末端にイソシアネー
ト基を有するものが用いられ、イソシアネートとポリオ
ールを当量比NGO10H> 1の条件で反応させて得
られるものである。イソシアネート成分として芳香族ジ
イソシアネート脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイ
ソシアネートの単独又はこれらの混合物が用いられ1例
えばトリレン2・4−ジイソシアネート4・4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、1・6−ヘキサンジイ
ツシアネートト4−シクロヘキサンジイソシアネート等
が挙げられる。また、ポリオール成分としてはポリエー
テルポリオール、ポリエステルポリオールが使用される
。ポリエーテルポリオールにはポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリ
コール等が挙げられ、またポリエステルポリオールとし
てはエチレングリコール、プロピレングリコール等のジ
オールとアジピン酸、セパチン酸等の二塩基酸との反応
生成物やカプロラクトン等の開環重合物が挙げられる。
上記ポリエーテルポリオールやポリエステルポリオール
は重合度200〜300以上のものが望ましく用いられ
る。なお、アミノ酸とポリウレタンとの共重合で使用さ
れるアミン類としてはエチレンジアミン、ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン。
は重合度200〜300以上のものが望ましく用いられ
る。なお、アミノ酸とポリウレタンとの共重合で使用さ
れるアミン類としてはエチレンジアミン、ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン。
エタノールアミン等が用いられる。このようにPAU樹
脂は各種アミノ酸NCAと末端にイソシアネート基を有
するウレタンプレポリマーとの反応系にアミン類を添加
して得られるものである。該PAU樹脂を構成するアミ
ノ酸成分として皮膜性能面から光学活性γ−アルキルー
グルタメート−NCAが好ましく用いられ、さらに該光
学活性γ−アルキルーグルタメートの中でも価格と皮膜
物性の面からγ−メチルーし一グルタメートNCA又は
γ−メチルーD−グルタメートがPAU樹脂のアミノ酸
成分として有利に選択される場合が多い。本発明の多孔
質膜を得るためには、水溶性の溶媒系からなる均一な樹
脂組成物を用いることが塗工性と湿式成膜性の両面から
有利である。かかる樹脂組成物としては、 PAU樹
脂の中でも特に光学活性γ−アルキルーグルタメート−
NCAとウレタンプレポリマーとの反応物が好ましく用
いられるが、これは上記反応物が極性有機溶剤を主体と
する溶媒系例えばジメチルホルムアミドとジオキサンと
の混合溶媒系でそのアミノ酸とウレタンとの重量比率に
おいて90 : 10〜10 : 90の広範囲な領域
で均一な樹脂溶液となるため要求される皮膜物性を考慮
しながら上記重量比率を自由に選択することができるか
らである。
脂は各種アミノ酸NCAと末端にイソシアネート基を有
するウレタンプレポリマーとの反応系にアミン類を添加
して得られるものである。該PAU樹脂を構成するアミ
ノ酸成分として皮膜性能面から光学活性γ−アルキルー
グルタメート−NCAが好ましく用いられ、さらに該光
学活性γ−アルキルーグルタメートの中でも価格と皮膜
物性の面からγ−メチルーし一グルタメートNCA又は
γ−メチルーD−グルタメートがPAU樹脂のアミノ酸
成分として有利に選択される場合が多い。本発明の多孔
質膜を得るためには、水溶性の溶媒系からなる均一な樹
脂組成物を用いることが塗工性と湿式成膜性の両面から
有利である。かかる樹脂組成物としては、 PAU樹
脂の中でも特に光学活性γ−アルキルーグルタメート−
NCAとウレタンプレポリマーとの反応物が好ましく用
いられるが、これは上記反応物が極性有機溶剤を主体と
する溶媒系例えばジメチルホルムアミドとジオキサンと
の混合溶媒系でそのアミノ酸とウレタンとの重量比率に
おいて90 : 10〜10 : 90の広範囲な領域
で均一な樹脂溶液となるため要求される皮膜物性を考慮
しながら上記重量比率を自由に選択することができるか
らである。
繊維基布に付着せしめるPA[I樹脂の量は布帛の組織
、糸使いにより異なるが、少なくとも純分で5g/rr
?以上あることが望ましく、付着量が5g/m未満では
通気度0.5cc/an!/秒以下の防風性能を得るこ
とが困難である。
、糸使いにより異なるが、少なくとも純分で5g/rr
?以上あることが望ましく、付着量が5g/m未満では
通気度0.5cc/an!/秒以下の防風性能を得るこ
とが困難である。
一方、従来の有孔性ウレタン樹脂皮膜を有する透湿性防
風布帛においては1通気度が0.5cc/an!/秒以
下であると、透湿度がたかだか5000g/%・24h
rs程度のものしか得られないのに対し、 PAU樹
脂を湿式コーティング加工する場合には通気度が0.5
cc / cat 7秒以下のかつ透湿度が7000g
/ =・24hrs以上の透湿防風性能を示すという驚
くべき結果を得ることができる。このようにPAU樹脂
の湿式コーティング加工により、防風性と高透湿性を得
ることができる理由はさだかでないが、得られた透湿性
防風布帛の皮膜の断面を観察するとポリウレタン皮膜に
比べ、 PAU樹脂皮膜の場合にはミクロセルが小さ
く、かつその個数が多く均一に分布しており、このこと
が高透湿性と防風性を与える要因になっていると思われ
る。さらにPAU樹脂自身の水蒸気に対する親和性の高
いことも高透湿性を与える一つの原動力になっているの
かも知れない。本発明に使用されるPAtl樹脂の分子
構造から考察すれば、 PAD樹脂がアミノ酸とウレタ
ンとのブロック共重合より構成されるもので、アミノ酸
成分がおちにα−ヘリフクス構造を形成し。
風布帛においては1通気度が0.5cc/an!/秒以
下であると、透湿度がたかだか5000g/%・24h
rs程度のものしか得られないのに対し、 PAU樹
脂を湿式コーティング加工する場合には通気度が0.5
cc / cat 7秒以下のかつ透湿度が7000g
/ =・24hrs以上の透湿防風性能を示すという驚
くべき結果を得ることができる。このようにPAU樹脂
の湿式コーティング加工により、防風性と高透湿性を得
ることができる理由はさだかでないが、得られた透湿性
防風布帛の皮膜の断面を観察するとポリウレタン皮膜に
比べ、 PAU樹脂皮膜の場合にはミクロセルが小さ
く、かつその個数が多く均一に分布しており、このこと
が高透湿性と防風性を与える要因になっていると思われ
る。さらにPAU樹脂自身の水蒸気に対する親和性の高
いことも高透湿性を与える一つの原動力になっているの
かも知れない。本発明に使用されるPAtl樹脂の分子
構造から考察すれば、 PAD樹脂がアミノ酸とウレタ
ンとのブロック共重合より構成されるもので、アミノ酸
成分がおちにα−ヘリフクス構造を形成し。
一方ウレタン成分はランダムコイル構造を形成している
。これは2本発明の湿式凝固法による多孔!膜において
、赤外吸収スペクトルのアミドバンドの帰属(アミドV
615cm−’ ;ポリーγアルキルーL−グルクメ
ートのα−ヘリフタスコンフォメーションのキーバンド
)により確認されている。
。これは2本発明の湿式凝固法による多孔!膜において
、赤外吸収スペクトルのアミドバンドの帰属(アミドV
615cm−’ ;ポリーγアルキルーL−グルクメ
ートのα−ヘリフタスコンフォメーションのキーバンド
)により確認されている。
一般にアミノ酸樹脂の場合、高透湿性を与える原動力と
して、その拡散係数の高いことがあげられ。
して、その拡散係数の高いことがあげられ。
その理由として側鎖が大きいアミノ酸樹脂のα−へリソ
クス構造に起因していると考えられる。これらを総合す
ると、PAD樹脂の場合、α−へリフクス構造とランダ
ムコイル構造の2つの構造が存在し1両者の境界面にお
いてよリルースなバッキング構造を有していることが十
分に考えられる。
クス構造に起因していると考えられる。これらを総合す
ると、PAD樹脂の場合、α−へリフクス構造とランダ
ムコイル構造の2つの構造が存在し1両者の境界面にお
いてよリルースなバッキング構造を有していることが十
分に考えられる。
この分子構造のルースなバッキング状態及びアミド結合
間での水素結合によりポリマー自身の水蒸気の透過性が
ポリウレタンエラストマーと異なり。
間での水素結合によりポリマー自身の水蒸気の透過性が
ポリウレタンエラストマーと異なり。
高くなっていると考えられる。
本発明では、上述のPAU樹脂を布帛に塗布することに
より透湿性防風布帛を得るが、布帛と皮膜との剥離性を
向上する目的で繊維基布との親和性の高い化合物を併用
する。本発明ではイソシアネート化合物を併用する。イ
ソシアネート化合物として2・4−トリレンジイソシア
ネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、イソフオ
ロンジイソシアネートヘキサメチレンイソシアネート又
はこれらのジイソシアネート類3モルと活性水素を含有
する化合物(例えばトリメチロールプロパン、グリセリ
ンなど)1モルとの付加反応によって得られるトリイソ
シアネート類が使用される。
より透湿性防風布帛を得るが、布帛と皮膜との剥離性を
向上する目的で繊維基布との親和性の高い化合物を併用
する。本発明ではイソシアネート化合物を併用する。イ
ソシアネート化合物として2・4−トリレンジイソシア
ネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、イソフオ
ロンジイソシアネートヘキサメチレンイソシアネート又
はこれらのジイソシアネート類3モルと活性水素を含有
する化合物(例えばトリメチロールプロパン、グリセリ
ンなど)1モルとの付加反応によって得られるトリイソ
シアネート類が使用される。
上述のイソシアネート類はイソシアネート基が遊離した
形のものであっても、あるいはフェノール。
形のものであっても、あるいはフェノール。
メチルエチルケトオキシムなどを付加することにより安
定化させ、その後の熱処理によりブロックを解離させる
形のものであっても、いずれでも使用でき2作業性や用
途などにより適宜使い分ければよい。イソシアネート化
合物の使用量としてはPAIJ樹脂に対して0.5〜5
0%、好ましくは5〜25%の割合で使用することが望
ましい。使用量が0.5%未満であれば、布帛に対する
樹脂の接着力が乏しく、逆に50%を超えると風合が硬
化するので好ましくない。
定化させ、その後の熱処理によりブロックを解離させる
形のものであっても、いずれでも使用でき2作業性や用
途などにより適宜使い分ければよい。イソシアネート化
合物の使用量としてはPAIJ樹脂に対して0.5〜5
0%、好ましくは5〜25%の割合で使用することが望
ましい。使用量が0.5%未満であれば、布帛に対する
樹脂の接着力が乏しく、逆に50%を超えると風合が硬
化するので好ましくない。
本発明で用いる微細孔形成剤としては、アニオン系界面
活性剤、非イオン系界面活性剤、親水性高分子及びポリ
ウレタンエラストマー等をあげることができる。その使
用量は併用するPAU樹脂に対してアニオン系界面活性
剤や非イオン系界面活性剤の場合0.5〜50%、親水
性高分子の場合0.3〜25%、ポリウレタンエラスト
マーの場合20〜50%の範囲にあることが望ましい。
活性剤、非イオン系界面活性剤、親水性高分子及びポリ
ウレタンエラストマー等をあげることができる。その使
用量は併用するPAU樹脂に対してアニオン系界面活性
剤や非イオン系界面活性剤の場合0.5〜50%、親水
性高分子の場合0.3〜25%、ポリウレタンエラスト
マーの場合20〜50%の範囲にあることが望ましい。
これらの微細孔形成剤の使用量が上記範囲より少ない場
合には、 PAU樹脂皮膜の細孔が小さくなりすぎて、
連絡されたミクロセルが得られにくくなり。
合には、 PAU樹脂皮膜の細孔が小さくなりすぎて、
連絡されたミクロセルが得られにくくなり。
透湿性が不良になる。また、上記範囲より多い場合には
、細孔が大きくなりすぎ3通気度0.5cc/−/秒以
下の防風性が得られない。
、細孔が大きくなりすぎ3通気度0.5cc/−/秒以
下の防風性が得られない。
上述の微細孔形成剤として用いるアニオン系界面活性剤
とは、従来公知のアルキル硫酸エステル塩、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ア
ルキルスルホン酸塩、脂肪酸アミドスルホン酸塩、ジア
ルキルスルホコハク酸塩等やあるいはこれらの任意の混
合物のことである。
とは、従来公知のアルキル硫酸エステル塩、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ア
ルキルスルホン酸塩、脂肪酸アミドスルホン酸塩、ジア
ルキルスルホコハク酸塩等やあるいはこれらの任意の混
合物のことである。
また、非イオン系界面活性剤とはポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸アミドエーテル、多価アルコール脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エス
テル、脂肪酸シ=I糖エステル、アルキロ−ドアミド等
や、あるいはこれらの任意の混合物のことである。
ルキルエーテル、ポリエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸アミドエーテル、多価アルコール脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エス
テル、脂肪酸シ=I糖エステル、アルキロ−ドアミド等
や、あるいはこれらの任意の混合物のことである。
親水性高分子とは、ポリビニルとロリドン、ポリアクリ
ル酸、ポリアクリル酸エステル、カルボキシビニルポリ
マー有機アミン及びポリエチレンイミン等であり、極性
有機溶媒中に溶解1分散あるいは乳化可能な物質でかつ
水に溶解可能な高分子のことである。
ル酸、ポリアクリル酸エステル、カルボキシビニルポリ
マー有機アミン及びポリエチレンイミン等であり、極性
有機溶媒中に溶解1分散あるいは乳化可能な物質でかつ
水に溶解可能な高分子のことである。
ポリウレタンエラストマーとはポリイソシアネートとポ
リオールを反応せしめて得られる重合物であり、ポリイ
ソシアネートとしては公知の脂肪族並びに芳香族ポリイ
ソシアネートが使用でき。
リオールを反応せしめて得られる重合物であり、ポリイ
ソシアネートとしては公知の脂肪族並びに芳香族ポリイ
ソシアネートが使用でき。
例えばヘキサメチレンジイソシアネート、トルエンジイ
ソシアネート、キシレンジイソシアネート及びこれらの
過剰と多価アルコールとの反応生成物があげられる。ポ
リオールとしては、ポリエーテルあるいはポリエステル
など通常のポリウレタン樹脂製造に使用される公知のも
のが使用可能である。ポリエステルとしては9例えばエ
チレングリコール、ジエチレングリコール又は1.4−
ブタンジオールなどの多価アルコールとアジピン酸。
ソシアネート、キシレンジイソシアネート及びこれらの
過剰と多価アルコールとの反応生成物があげられる。ポ
リオールとしては、ポリエーテルあるいはポリエステル
など通常のポリウレタン樹脂製造に使用される公知のも
のが使用可能である。ポリエステルとしては9例えばエ
チレングリコール、ジエチレングリコール又は1.4−
ブタンジオールなどの多価アルコールとアジピン酸。
シュウ酸又はセバシン酸などの多塩基性カルボン酸の反
応物があげられる。ポリエーテルとしては例えばエチレ
ングリコール、プロピレングリコールなどの多価アルコ
ールにエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレ
ンオキシドなどのアルキレンオキシドの1種又は2種以
上を付加させたものがあげられる。
応物があげられる。ポリエーテルとしては例えばエチレ
ングリコール、プロピレングリコールなどの多価アルコ
ールにエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレ
ンオキシドなどのアルキレンオキシドの1種又は2種以
上を付加させたものがあげられる。
本発明の第1工程では、上述のPAD樹脂主体の合成重
合体、イソシアネート化合物、微細孔形成剤及び極性有
機溶剤を混合して使用するが、ここで用いる極性有機溶
剤にはジメチルホルムアミド。
合体、イソシアネート化合物、微細孔形成剤及び極性有
機溶剤を混合して使用するが、ここで用いる極性有機溶
剤にはジメチルホルムアミド。
ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン。
ヘキサメチレンホスホンアミドなどがある。これらの物
質は水に非常に溶けやすいものであり、水不溶性の樹脂
の極性有機溶剤溶液を水中に浸漬すると極性有機溶剤の
みが水に溶解し、樹脂が水中に凝固してくる。かかる方
法による樹脂の凝固法は湿式凝固法と一般によばれてい
る。湿式凝固法で樹脂の凝固を行うと樹脂中に存在する
微量の極性有機溶剤も水に溶出するため、無数の微細孔
を有する樹脂を得ることができる。
質は水に非常に溶けやすいものであり、水不溶性の樹脂
の極性有機溶剤溶液を水中に浸漬すると極性有機溶剤の
みが水に溶解し、樹脂が水中に凝固してくる。かかる方
法による樹脂の凝固法は湿式凝固法と一般によばれてい
る。湿式凝固法で樹脂の凝固を行うと樹脂中に存在する
微量の極性有機溶剤も水に溶出するため、無数の微細孔
を有する樹脂を得ることができる。
PAU樹脂主体の合成重合体、イソシアネート化合物、
微細孔形成剤及び極性有機溶剤よりなる樹脂溶液を繊維
布帛に塗布するには通常のコーティング法などにより行
えばよい。一般的に樹脂の塗布厚は機械の性能上10〜
300μmである。
微細孔形成剤及び極性有機溶剤よりなる樹脂溶液を繊維
布帛に塗布するには通常のコーティング法などにより行
えばよい。一般的に樹脂の塗布厚は機械の性能上10〜
300μmである。
樹脂溶液を繊維布帛に付与した後、該布帛を水中に浸漬
するが、このときの水温は0〜30℃の範囲にあること
が望ましく、水温が30℃以上になるとジメチルホルム
アミドの水中への拡散が早くなり、樹脂皮膜の微細孔が
大きくなるので、防風性が不良となる恐れがある。また
、浸漬時間は10秒以上必要で、10秒未満では樹脂の
凝固が不十分で満足なPAU樹脂皮膜が得られない。
するが、このときの水温は0〜30℃の範囲にあること
が望ましく、水温が30℃以上になるとジメチルホルム
アミドの水中への拡散が早くなり、樹脂皮膜の微細孔が
大きくなるので、防風性が不良となる恐れがある。また
、浸漬時間は10秒以上必要で、10秒未満では樹脂の
凝固が不十分で満足なPAU樹脂皮膜が得られない。
水中でPAU樹脂を凝固せしめた後、布帛を湯洗し、残
留している溶剤を除去する。湯洗の条件はPAU樹脂及
び微細孔形成剤の使用量により異なるが、30〜80℃
の温度で3分間以上行えばよい。湯洗後、乾燥する。
留している溶剤を除去する。湯洗の条件はPAU樹脂及
び微細孔形成剤の使用量により異なるが、30〜80℃
の温度で3分間以上行えばよい。湯洗後、乾燥する。
次に2本発明では第2工程として上記布帛に親水性樹脂
を付与する。ここで付与する親水性樹脂としては、アク
リル酸又はメタクリル酸エステルをアルカリ処理した親
水性ビニル化合物、ポリエチレングリコール(分子量1
000〜3000)と二塩基酸との平均重合度3〜10
の重縮金物、ポリアルキレングリコールメタクリレート
(分子量1000〜3000) !酸物、タイプ8ナイ
ロンやナイロン6のポリアルキレングリコール反応体と
グリシジルエーテルとアルキレンジアミンとの混合組成
物、ビス(4−グリシシロキシフェニル)プロパンとN
N’ジベンジルエチレンからなるカチオン性エポキサ
イドアミンポリマー等を挙げることができる。
を付与する。ここで付与する親水性樹脂としては、アク
リル酸又はメタクリル酸エステルをアルカリ処理した親
水性ビニル化合物、ポリエチレングリコール(分子量1
000〜3000)と二塩基酸との平均重合度3〜10
の重縮金物、ポリアルキレングリコールメタクリレート
(分子量1000〜3000) !酸物、タイプ8ナイ
ロンやナイロン6のポリアルキレングリコール反応体と
グリシジルエーテルとアルキレンジアミンとの混合組成
物、ビス(4−グリシシロキシフェニル)プロパンとN
N’ジベンジルエチレンからなるカチオン性エポキサ
イドアミンポリマー等を挙げることができる。
これらは、共晶形成型共重合ポリエステルにより繊維に
付着させる方法、樹脂皮膜を繊維上に形成させる方法、
繊維上で皮膜を形成させずオリゴマーを合成し繊維上へ
吸着させて被覆させる方法のいずれかの方法が採用され
、いずれの場合にも洗濯等により容易に脱落せず繊維上
に親水性樹脂が固着される。
付着させる方法、樹脂皮膜を繊維上に形成させる方法、
繊維上で皮膜を形成させずオリゴマーを合成し繊維上へ
吸着させて被覆させる方法のいずれかの方法が採用され
、いずれの場合にも洗濯等により容易に脱落せず繊維上
に親水性樹脂が固着される。
親水性樹脂処理に際しては水分散液、エマルジョン、有
機溶剤溶液のいずれの形態で付与してもよい。付与方法
は通常のバッティング法、パッドスチーム法、吸尽法、
コーティング法、スプレー法等で行うことができる。親
水性樹脂の付着量は布帛重量に対し固形分換算で0.1
%以上必要で、顕著な吸水効果を期待する場合には0.
5%以上の付与が望ましいが、透湿性能を低下させない
程度に付着量を抑えることが必要である。
機溶剤溶液のいずれの形態で付与してもよい。付与方法
は通常のバッティング法、パッドスチーム法、吸尽法、
コーティング法、スプレー法等で行うことができる。親
水性樹脂の付着量は布帛重量に対し固形分換算で0.1
%以上必要で、顕著な吸水効果を期待する場合には0.
5%以上の付与が望ましいが、透湿性能を低下させない
程度に付着量を抑えることが必要である。
この親水性樹脂処理により、先ず第1に布帛に吸水性を
与え、衣服内に発生した水蒸気をすばやく外部に拡散、
浸透、蒸散させることができるようになる。第2に布帛
がポリエステル繊維やナイロン繊維で構成されたもので
あれば、汚れが吸着され易く、吸着した汚れは除去し難
く、また吸汗性もないため水の拡が・りが少なく、帯電
し易いが上記親水性樹脂を付与することにより制電性や
防汚性能を与えることができる。
与え、衣服内に発生した水蒸気をすばやく外部に拡散、
浸透、蒸散させることができるようになる。第2に布帛
がポリエステル繊維やナイロン繊維で構成されたもので
あれば、汚れが吸着され易く、吸着した汚れは除去し難
く、また吸汗性もないため水の拡が・りが少なく、帯電
し易いが上記親水性樹脂を付与することにより制電性や
防汚性能を与えることができる。
本発明は以上の構成よりなるものである。
(実施例)
以下実施例により本発明をさらに具体的に説明するが1
本実施例における性能の測定、評価は次の方法にて行っ
た。
本実施例における性能の測定、評価は次の方法にて行っ
た。
+11透湿度
■JIS Z −0208(水蒸気による透湿性評価)
■^STM E−66BW (液体の浸透・拡散を含む
透湿性評価) (2)通気度 JIS L: 1092(プラジール法)(3)耐剥離
性 学振型摩擦堅牢度試験機を用いて荷重200gで
1000回の摩擦を行い。
■^STM E−66BW (液体の浸透・拡散を含む
透湿性評価) (2)通気度 JIS L: 1092(プラジール法)(3)耐剥離
性 学振型摩擦堅牢度試験機を用いて荷重200gで
1000回の摩擦を行い。
皮膜の外観状態を観察して次の2
段階評価を行った。
〇−損傷目立たない
×・−・損傷目立つ
(4)耐洗濯性
JIS L−0842(A −2法)
水洗濯10回繰り返した後布帛を風乾し。
20℃X60%R11の条件で1日放置後通気度測定を
行った。
行った。
(5)濡 れ
樹脂面での水の浸透拡散を調べるため20℃の水をピペ
ットで0.5cc滴下しその拡がりを観察し次の2段階
での評価を行った。
ットで0.5cc滴下しその拡がりを観察し次の2段階
での評価を行った。
○−・・液滴を形成せず全面に濡れる。
×−液滴を形成する。
実施例1〜3
まず始めに2本実施例で用いるPAU樹脂(ポリアミノ
酸ウレタン樹脂)の製造を次の方法で行った。
酸ウレタン樹脂)の製造を次の方法で行った。
ポリテトラメチレングリコール(OH価56.9)19
70 gと1−6−ヘキサメチレンジイソシアネート5
04gを90℃で5時間反応させ、末端にイソシアネー
ト基を有するウレタンプレポリマー(NGO当量234
0)を得た。このウレタンプレポリマー85gとT−メ
チル−し−グルタメート−NC八へ5gをジメチルホル
ムアミド/ジオキサン(重量比7/3)の混合溶媒66
6gに溶解し、かきまぜながら2%トリエチルアミン溶
液50gを添加し、30℃で5時間反応を行うと粘度3
2,000 cps (25℃)の黄褐色乳濁状の流動
性の良好なPAU樹脂溶液を得た。このPAU樹脂は後
述の処方1〜3にて用いるものである。ここで経糸にナ
イロン70デニール/24フイラメント緯糸にナイロン
70デニール/34フイラメントを用いた経糸密度12
0本/インチ、緯糸密度90本/インチ〇平織物(タフ
タ;精練及び酸性染料による染色後のもの)に鏡面ロー
ルを持つカレンダー加工機を用いて温度170”c、圧
力30kg/cm、速度20m/分の条件にてカレンダ
ー加工を行い1次に下記処方1に示す樹脂固形分濃度2
0%の塗布液をナイフオーバーロールコータ−を使用し
て塗布量50g/rrfにて塗布した後20℃の水浴中
に30秒間浸漬し樹脂分を凝固させた。
70 gと1−6−ヘキサメチレンジイソシアネート5
04gを90℃で5時間反応させ、末端にイソシアネー
ト基を有するウレタンプレポリマー(NGO当量234
0)を得た。このウレタンプレポリマー85gとT−メ
チル−し−グルタメート−NC八へ5gをジメチルホル
ムアミド/ジオキサン(重量比7/3)の混合溶媒66
6gに溶解し、かきまぜながら2%トリエチルアミン溶
液50gを添加し、30℃で5時間反応を行うと粘度3
2,000 cps (25℃)の黄褐色乳濁状の流動
性の良好なPAU樹脂溶液を得た。このPAU樹脂は後
述の処方1〜3にて用いるものである。ここで経糸にナ
イロン70デニール/24フイラメント緯糸にナイロン
70デニール/34フイラメントを用いた経糸密度12
0本/インチ、緯糸密度90本/インチ〇平織物(タフ
タ;精練及び酸性染料による染色後のもの)に鏡面ロー
ルを持つカレンダー加工機を用いて温度170”c、圧
力30kg/cm、速度20m/分の条件にてカレンダ
ー加工を行い1次に下記処方1に示す樹脂固形分濃度2
0%の塗布液をナイフオーバーロールコータ−を使用し
て塗布量50g/rrfにて塗布した後20℃の水浴中
に30秒間浸漬し樹脂分を凝固させた。
処方1
PAU樹脂 ioo部バーノフクB
L−502部 (イソシアネート化合物。
L−502部 (イソシアネート化合物。
大日本インキ化学工業株式会社製品)
CRISVON ASSISTOR5D−72部(非イ
オン系界面活性剤(微細孔形成剤)。
オン系界面活性剤(微細孔形成剤)。
大日本インキ化学工業■製品)
ジメチルホルムアミド 5部ここで50℃の
温水中で10分間洗浄し、続いて乾燥を行った。以上が
本発明における第1工程である。
温水中で10分間洗浄し、続いて乾燥を行った。以上が
本発明における第1工程である。
次に2本発明では第2工程として上記布帛に親水性樹脂
加工剤のラノゲンTNT−2(ノニオン性。
加工剤のラノゲンTNT−2(ノニオン性。
有効成分17%;高松油脂■製品)15%水溶液をパデ
ィング(絞り率30%) L、 100℃にて乾燥後1
60℃で1分間の熱処理を行った。かくして本発明方法
による実施例1の透湿性防風布帛を得た。
ィング(絞り率30%) L、 100℃にて乾燥後1
60℃で1分間の熱処理を行った。かくして本発明方法
による実施例1の透湿性防風布帛を得た。
上記実施例1の透湿性防風布帛の製造に際し。
処方1における”CRISVON ASSISTOR5
D−72部”に代えてそれぞれ“CI?l5VON I
f−7H(ポリウレタンエラストマー(微細孔形成剤)
、大日本インキ化学工業■製品)8部”および“ポリア
クリル酸(分子量30.000;微細孔形成剤)2部”
を用いるほかは実施例1と全く同一の方法によりそれぞ
れ実施例2および実施例3の透湿性防風布帛を得た。
D−72部”に代えてそれぞれ“CI?l5VON I
f−7H(ポリウレタンエラストマー(微細孔形成剤)
、大日本インキ化学工業■製品)8部”および“ポリア
クリル酸(分子量30.000;微細孔形成剤)2部”
を用いるほかは実施例1と全く同一の方法によりそれぞ
れ実施例2および実施例3の透湿性防風布帛を得た。
得られた本発明の透湿性防風布帛3点について性能を測
定、評価し、その結果を第1表に示した。
定、評価し、その結果を第1表に示した。
第1表
[−
r□
第1表から明らかなように本発明による透湿性防風布帛
3点は、いずれも通気度が低く防風性能良好で、しかも
家庭洗濯10回繰り返した後でも通気度の性能に変化が
ないにもかかわらずその透湿度は8000g/rrr・
24hrsを越え、又濡れ特性も良好で毛細管現象にお
ける液体の拡散、浸透を伴った透湿度評価で25000
g / rrr ・24hrs以上の透湿度を有し、か
つ皮膜の耐剥離性能も良好であった。
3点は、いずれも通気度が低く防風性能良好で、しかも
家庭洗濯10回繰り返した後でも通気度の性能に変化が
ないにもかかわらずその透湿度は8000g/rrr・
24hrsを越え、又濡れ特性も良好で毛細管現象にお
ける液体の拡散、浸透を伴った透湿度評価で25000
g / rrr ・24hrs以上の透湿度を有し、か
つ皮膜の耐剥離性能も良好であった。
布帛の風合についても柔軟で吸湿性のあるしっとりした
ものであった。通気度の大きい布帛の内部に着用するこ
とのできる防風効果の高い布帛であった。
ものであった。通気度の大きい布帛の内部に着用するこ
とのできる防風効果の高い布帛であった。
(発明の効果)
本発明の布帛はPAU樹脂(ポリアミノ酸ウレタン樹脂
を繊維布帛の片面に塗布してなる透湿性防風布帛であっ
て、 PAU樹脂のすぐれた性能によりその防風効果は
繰り返し洗濯をおこなっても変化せず、しかもその透湿
性は通気性の高密度布帛と同等以上の性能を有したもの
である。また2通常の合成繊維布帛と異なり制電性能も
良好であり。
を繊維布帛の片面に塗布してなる透湿性防風布帛であっ
て、 PAU樹脂のすぐれた性能によりその防風効果は
繰り返し洗濯をおこなっても変化せず、しかもその透湿
性は通気性の高密度布帛と同等以上の性能を有したもの
である。また2通常の合成繊維布帛と異なり制電性能も
良好であり。
防汚性を有するので着用による透湿度の低下も抑えられ
る。このため、インナー用防風素材としてすぐれた性能
を備えた素材である。
る。このため、インナー用防風素材としてすぐれた性能
を備えた素材である。
Claims (1)
- (1)繊維布帛の片面にポリアミノ酸ウレタン樹脂主体
の合成重合体、イソシアネート化合物、微細孔形成剤及
び極性有機溶剤よりなる樹脂溶液を塗布した後0〜30
℃の水中に浸漬し、湯洗し、乾燥し、しかる後に親水性
樹脂を付与することを特徴とする透湿性防風布帛の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19098685A JPS6253481A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 透湿性防風布帛の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19098685A JPS6253481A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 透湿性防風布帛の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6253481A true JPS6253481A (ja) | 1987-03-09 |
Family
ID=16266958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19098685A Pending JPS6253481A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 透湿性防風布帛の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6253481A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007130859A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 記入用紙 |
-
1985
- 1985-08-28 JP JP19098685A patent/JPS6253481A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007130859A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 記入用紙 |
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