JPS60173177A - 透湿性防水布帛の製造方法 - Google Patents
透湿性防水布帛の製造方法Info
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- JPS60173177A JPS60173177A JP2923284A JP2923284A JPS60173177A JP S60173177 A JPS60173177 A JP S60173177A JP 2923284 A JP2923284 A JP 2923284A JP 2923284 A JP2923284 A JP 2923284A JP S60173177 A JPS60173177 A JP S60173177A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、防水性と透湿性の二機能を同時に有する布帛
構造体の製造方法に関するものである。
構造体の製造方法に関するものである。
一般に透湿性と防水性は互いに相反する機能であるが、
透湿性の優れた防水加工布帛は乾式あるいは湿式コーテ
ィング加工の際にコーティング樹脂皮膜に水蒸気の発散
が可能な程度の連続した微細孔を形成させることにより
得られている。これら乾式あるいは湿式コーティング加
工の際にコーティング樹脂として一般にポリウレタンエ
ラストマーが皮膜強度、ゴム弾性及び柔軟性の点で好ま
しく用いられていた。ところがポリウレタンエラストマ
ーによる透湿性防水布帛の場合防水性能と透湿性能の両
者のバランスをもとにして作られているため、防水性能
がJIS L−1096の耐水圧測定で1.500II
Im (水柱下)以上の布帛については、透湿度が4,
000〜5,000 g / rd ・24hrs (
JIS Z−0208測定)程度のものしか得られてい
ないのが現状である。この透湿度のレベルを7.000
g10f・24hrs以上にまで向上することができれ
ば、ただ単に経緯糸に極細フィラメントを使用した高密
度織物に撥水、カレンダー加工、を施しただけのノンコ
ーティング布帛とほぼ同程度の透湿性能のものとなるの
で、雨中での作業時や運動時の発汗による衣服内気候の
湿度コントロールがスムーズになり、このためより一層
激しい運動や作業を快適に行うことができるようになる
が耐水圧が1,500I1m以上のもので7,000g
/rd・24hrs以上の透湿性能を有する布帛は、今
日に至っても未だ得られていないのが実状である。また
、コーティング加工布は基布と樹脂層より成っているが
9着用時の“すれ”あるいは洗濯などにより基布と樹脂
層が剥離しやすい欠点を有していた。本発明はこのよう
な現状に鑑みて行われたもので、耐水圧が1 、500
mm以上ありながら透湿度が7,000 g 7m・2
4hrs以上の高透湿性を有し、しかも基布と樹脂層間
の接着性の良好な布帛を得ることを目的とするものであ
る。
透湿性の優れた防水加工布帛は乾式あるいは湿式コーテ
ィング加工の際にコーティング樹脂皮膜に水蒸気の発散
が可能な程度の連続した微細孔を形成させることにより
得られている。これら乾式あるいは湿式コーティング加
工の際にコーティング樹脂として一般にポリウレタンエ
ラストマーが皮膜強度、ゴム弾性及び柔軟性の点で好ま
しく用いられていた。ところがポリウレタンエラストマ
ーによる透湿性防水布帛の場合防水性能と透湿性能の両
者のバランスをもとにして作られているため、防水性能
がJIS L−1096の耐水圧測定で1.500II
Im (水柱下)以上の布帛については、透湿度が4,
000〜5,000 g / rd ・24hrs (
JIS Z−0208測定)程度のものしか得られてい
ないのが現状である。この透湿度のレベルを7.000
g10f・24hrs以上にまで向上することができれ
ば、ただ単に経緯糸に極細フィラメントを使用した高密
度織物に撥水、カレンダー加工、を施しただけのノンコ
ーティング布帛とほぼ同程度の透湿性能のものとなるの
で、雨中での作業時や運動時の発汗による衣服内気候の
湿度コントロールがスムーズになり、このためより一層
激しい運動や作業を快適に行うことができるようになる
が耐水圧が1,500I1m以上のもので7,000g
/rd・24hrs以上の透湿性能を有する布帛は、今
日に至っても未だ得られていないのが実状である。また
、コーティング加工布は基布と樹脂層より成っているが
9着用時の“すれ”あるいは洗濯などにより基布と樹脂
層が剥離しやすい欠点を有していた。本発明はこのよう
な現状に鑑みて行われたもので、耐水圧が1 、500
mm以上ありながら透湿度が7,000 g 7m・2
4hrs以上の高透湿性を有し、しかも基布と樹脂層間
の接着性の良好な布帛を得ることを目的とするものであ
る。
かかる目的を達成するために本発明は次の構成を有する
ものである。
ものである。
すなわち本発明は、[ポリアミド系合成繊維を主体とす
る繊維基材上に、ポリアミド系樹脂及びポリウレタン系
樹脂のうちの少なくとも1種類を主体とする接着剤溶液
を点状あるいは線状に塗布し、乾燥し1次にその上にポ
リウレタン樹脂及び非イオン系界面活性剤の内の少なく
とも1種類とポリアミノ酸ウレタン樹脂、及び極性有機
溶剤よりなる樹脂溶液を塗布した後、水中に浸漬し、さ
らに湯洗し、tA燥を行い、しかる後に撥水剤を付与す
ることを特徴とする透湿性防水布帛の製造方法」を要旨
とするものである。
る繊維基材上に、ポリアミド系樹脂及びポリウレタン系
樹脂のうちの少なくとも1種類を主体とする接着剤溶液
を点状あるいは線状に塗布し、乾燥し1次にその上にポ
リウレタン樹脂及び非イオン系界面活性剤の内の少なく
とも1種類とポリアミノ酸ウレタン樹脂、及び極性有機
溶剤よりなる樹脂溶液を塗布した後、水中に浸漬し、さ
らに湯洗し、tA燥を行い、しかる後に撥水剤を付与す
ることを特徴とする透湿性防水布帛の製造方法」を要旨
とするものである。
以下1本発明の詳細な説明する。
本発明で使用されるポリアミド系合成繊維を主体とする
繊維基材とは、ナイロン6、ナイロン66゜ナイロン6
・10等よりなる繊維を主体とした織物。
繊維基材とは、ナイロン6、ナイロン66゜ナイロン6
・10等よりなる繊維を主体とした織物。
編物、不織布等のことであり、上記ポリアミド系合成繊
維と他の天然繊維1合成繊維を混紡あるいは交織線した
ものも含まれる。
維と他の天然繊維1合成繊維を混紡あるいは交織線した
ものも含まれる。
本発明方法では、まず始めにこのような編織物等の繊維
基材上にポリアミド系樹脂及びポリウレタン系樹脂のう
ち少なくとも1種類を主体とする接着材溶液を点状ある
いは線状に塗布する。
基材上にポリアミド系樹脂及びポリウレタン系樹脂のう
ち少なくとも1種類を主体とする接着材溶液を点状ある
いは線状に塗布する。
ここで用いるポリウレタン系樹脂とは、ポリエーテルポ
リオール、ポリエステルポリオール、各種グラフト化し
たポリオール、ハロゲン化ポリオール、ジエン鎖を有す
るポリオール、ポリカーボネートポリオール、アクリル
ポリオール等のポリオールとトリレンジイソシアネート
ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメリックジ
フェニルメタンジイソシアネートへキサメチレンジイソ
シアネート等のイソシアネートとの重合反応物であり、
場合により橋かけ剤や鎖長伸長剤としてジアミン等が用
いられる。
リオール、ポリエステルポリオール、各種グラフト化し
たポリオール、ハロゲン化ポリオール、ジエン鎖を有す
るポリオール、ポリカーボネートポリオール、アクリル
ポリオール等のポリオールとトリレンジイソシアネート
ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメリックジ
フェニルメタンジイソシアネートへキサメチレンジイソ
シアネート等のイソシアネートとの重合反応物であり、
場合により橋かけ剤や鎖長伸長剤としてジアミン等が用
いられる。
ポリアミド系樹脂としてば1 ナイロン6、ナイロン6
・6.ナイロン6・10の共重合体、とくに6−16・
6−26・1〇−間のコーポリマーあるいはナイロンの
アミノ基の水素をメトキシメチル化した2例えばN−メ
トキシメチル6・6ナイロン等の脂肪族ポリアミドやパ
ーサミドで代表されるダイマー酸系ポリアミド等が用い
られる。
・6.ナイロン6・10の共重合体、とくに6−16・
6−26・1〇−間のコーポリマーあるいはナイロンの
アミノ基の水素をメトキシメチル化した2例えばN−メ
トキシメチル6・6ナイロン等の脂肪族ポリアミドやパ
ーサミドで代表されるダイマー酸系ポリアミド等が用い
られる。
これらの溶液は、水溶性やエマルジョン型であっても、
溶剤型であっても使用に何ら差し支えない。
溶剤型であっても使用に何ら差し支えない。
これらの接着剤溶液の塗布量は、固形分で0.5g/n
(〜30g/rdの範囲にあることが望ましい。
(〜30g/rdの範囲にあることが望ましい。
塗布■が0.58/m以下では繊維基布と樹脂皮膜との
接着が不十分となり、30g/m以上では風合の粗硬化
、透湿性の低下等の欠点がでてくる。
接着が不十分となり、30g/m以上では風合の粗硬化
、透湿性の低下等の欠点がでてくる。
接着溶液を繊維基布に塗布するに際しては2点状あるい
は線状に塗布する必要がある。
は線状に塗布する必要がある。
繊維基布全面に接着剤溶液を塗布すると、透湿性が失わ
れ、また風合も硬くなる。点状あるいは線状に塗布する
場合の塗布部と未塗布部の面積比率ば1:5〜5:1の
範囲にあることが望ましく。
れ、また風合も硬くなる。点状あるいは線状に塗布する
場合の塗布部と未塗布部の面積比率ば1:5〜5:1の
範囲にあることが望ましく。
また塗布部と塗布部の間隔は0.1mm〜3Iの範囲に
あることが望ましい。塗布部の比率が大きくなったり、
塗布部間の距離が短くなると透湿性が不良になり、また
未塗布部の比率が大きくなったり。
あることが望ましい。塗布部の比率が大きくなったり、
塗布部間の距離が短くなると透湿性が不良になり、また
未塗布部の比率が大きくなったり。
塗布部間の距離が長くなると繊維基布と樹脂皮膜の接着
性が不良になる。
性が不良になる。
接着剤溶液を点状あるいは線状に塗布する方法としては
、多数の点あるいは線を彫刻したロール(グラビアロー
ル)を用いてコーティングする方法、あるいはスクリー
ンプリントを応用する方法等の方法がある。
、多数の点あるいは線を彫刻したロール(グラビアロー
ル)を用いてコーティングする方法、あるいはスクリー
ンプリントを応用する方法等の方法がある。
接着剤溶液を塗布した後、乾燥し2次いでポリウレタン
樹脂及び非イオン系界面活性剤のうちの少なくとも1種
類とポリアミノ酸ウレタン樹脂及び極性有機溶剤よりな
る樹脂溶液を接着層の上から塗布する。
樹脂及び非イオン系界面活性剤のうちの少なくとも1種
類とポリアミノ酸ウレタン樹脂及び極性有機溶剤よりな
る樹脂溶液を接着層の上から塗布する。
本発明におけるポリウレタン樹脂とはポリイソシアネー
トとポリオールを反応せしめて得られる重合物であり、
ポリイソシアネートとしては公知の脂肪族並びに芳香族
ポリイソシアネートが使用でき1例えばヘキザメチレン
ジイソシアネートトルエンジイソシアネート、キシレン
ジイソシアネート、及びこれらの過剰と多価アルコール
との反応生成物があげられる。ボ+7”オールとしては
。
トとポリオールを反応せしめて得られる重合物であり、
ポリイソシアネートとしては公知の脂肪族並びに芳香族
ポリイソシアネートが使用でき1例えばヘキザメチレン
ジイソシアネートトルエンジイソシアネート、キシレン
ジイソシアネート、及びこれらの過剰と多価アルコール
との反応生成物があげられる。ボ+7”オールとしては
。
ポリエーテルあるいはポリエステルなど通常のポリウレ
タン樹脂製造に使用される公知のものが使用可能である
。ポリエステルとしては1例えばエチレングリコール、
ジエチレングリコール又は1,4−ブタンジオールなど
の多価アルコールとアジピン酸、シュゲ酸又はセバシン
酸などの多塩基性カルボン酸の反応物があげられる。ポ
リエーテルとしては1例えばエチレングリコール、プロ
ピレングリコールなどの多価アルコールにエチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどのア
ルキレンオキシドの1種又は2種以上を付加させたもの
があげられる。
タン樹脂製造に使用される公知のものが使用可能である
。ポリエステルとしては1例えばエチレングリコール、
ジエチレングリコール又は1,4−ブタンジオールなど
の多価アルコールとアジピン酸、シュゲ酸又はセバシン
酸などの多塩基性カルボン酸の反応物があげられる。ポ
リエーテルとしては1例えばエチレングリコール、プロ
ピレングリコールなどの多価アルコールにエチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどのア
ルキレンオキシドの1種又は2種以上を付加させたもの
があげられる。
ポリウレタン樹脂の使用量としては、後述のポリアミノ
酸ウレタン樹脂(PAU樹脂)に対し1%〜200%の
割合で使用することが望ましい。使用■が1%以下では
透湿性が不良となり、200%以上では防水性が不良に
なる。
酸ウレタン樹脂(PAU樹脂)に対し1%〜200%の
割合で使用することが望ましい。使用■が1%以下では
透湿性が不良となり、200%以上では防水性が不良に
なる。
本発明方法は耐水圧と透湿性が優れた布帛を得るもので
あるが、その原理は比較的透湿性が良好なポリアミノ酸
ウレタン樹脂皮膜中に水が通過できない大きさの細孔を
無数に存在せしめることによるものである。ポリウレタ
ン樹脂及びポリアミノ酸ウレタン樹脂を水中に同時に浸
漬するとポリアミノ酸ウレタン樹脂のほうがポリウレタ
ン樹脂より速く凝固するため、ポリアミノ酸ウレタン樹
脂とポリウレタン樹脂の境界に空間が発生し、この空間
が樹脂皮膜中の細孔の大きさを決定する。
あるが、その原理は比較的透湿性が良好なポリアミノ酸
ウレタン樹脂皮膜中に水が通過できない大きさの細孔を
無数に存在せしめることによるものである。ポリウレタ
ン樹脂及びポリアミノ酸ウレタン樹脂を水中に同時に浸
漬するとポリアミノ酸ウレタン樹脂のほうがポリウレタ
ン樹脂より速く凝固するため、ポリアミノ酸ウレタン樹
脂とポリウレタン樹脂の境界に空間が発生し、この空間
が樹脂皮膜中の細孔の大きさを決定する。
ポリウレタン樹脂■が少ないと孔は小さくなり。
透湿性が不良となる。またポリウレタン樹脂量が多いと
孔は大きくなり耐水圧が不良となる。
孔は大きくなり耐水圧が不良となる。
次に2本発明における非イオン系界面活性剤とはポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレンアルキル
−フェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドエーテル、多価ア
ルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン多価アル
コールJIB 肋Mエステル、脂肪酸ショ糖エステル、
゛アルキロードアミド等や、あるいはこれらの任意の混
合物のことであり、ポリアミノ酸ウレタン樹脂を水中で
凝固せしめる際に、樹脂皮膜に内在する空孔を適正に調
節する効果があり、この作用により優れた防水性及び透
湿性を得ることができる。
キシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレンアルキル
−フェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドエーテル、多価ア
ルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン多価アル
コールJIB 肋Mエステル、脂肪酸ショ糖エステル、
゛アルキロードアミド等や、あるいはこれらの任意の混
合物のことであり、ポリアミノ酸ウレタン樹脂を水中で
凝固せしめる際に、樹脂皮膜に内在する空孔を適正に調
節する効果があり、この作用により優れた防水性及び透
湿性を得ることができる。
非イオン系界面活性剤の使用量は、ポリアミノ酸ウレタ
ン樹脂の使用量に対し0.1〜10重量部の範囲にある
ことが望ましい。使用量がo、imi部以下ではポリア
ミノ酸ウレタン樹脂の凝固皮膜中の細孔が小さくなり過
ぎて、透湿性が不良になる。
ン樹脂の使用量に対し0.1〜10重量部の範囲にある
ことが望ましい。使用量がo、imi部以下ではポリア
ミノ酸ウレタン樹脂の凝固皮膜中の細孔が小さくなり過
ぎて、透湿性が不良になる。
また、10重量部以上使用すると細孔が大きくなり過ぎ
て、 1500mm以上の耐水圧が得られない。
て、 1500mm以上の耐水圧が得られない。
ポリウレタン樹脂及び非イオン系界面活性剤は。
上述のごとくポリアミノ酸ウレタン樹脂皮膜中の細孔の
大きさを調節するものであり、各々を単独又は併用して
使用することができる。
大きさを調節するものであり、各々を単独又は併用して
使用することができる。
ポリアミノ酸ウレタン樹脂は、光学活性γ−アルキルー
グルタメート−N−カルボン酸無水物(以下、N−カル
ボン酸無水物をNC^と略称する。)と末端にイソシア
ネート基を有するウレタンプレポリマーとを混合した後
、アミン類を添加して反応させたポリアミノ酸ウレタン
共重合樹脂(以下11All樹脂と略称する。)からな
るもので2重合の際の溶媒としては、ジメチルホルムア
ミドとジオキサンの混合溶媒(重量比95:5〜30
: 70)が用いられたものである。この溶媒は水溶性
であるため、PAU樹脂を繊維基材に付与する際湿式加
工を容易に行うことができる。光学活性γ−アルキルー
グルタメート−NCAとしては、L−グルタメートでも
D−グルタメートでもよく、具体的にはγ−メチル−L
−グルタメートーNCA 、γ−エチルーL−グルタメ
ートーNCA等のγ−アルキルーし一グルタメートNC
Aや、γ−メチルーD−グルタメートーNCA 、γ−
エチルーD−グルタメートーNCへ等のγ−アルキルー を単独で又はこれらの混合物として使用することができ
る。また、T−アルキル−グルタメート−NCAを主体
としたα−アミノ酸−NCAをPAU樹脂のアミノ酸成
分に使用することも可能であり,さらに光学活性γーア
ルキルーグルタメート−NCAと他のアミノ酸NCA,
例えばグリシンNC^,Lーアスパラギン酸−βーメチ
ルエステル″NC^,LーアラニンNCA, D−アラ
ニンNCA等との混合物も使用できる。しかしながら、
物性と価格を考慮すれば,T−メチル−L−グルタメー
ト−NCへ又はγーメチルーDーグルクメー)−NCA
を単独で用いる方が工業的には有利な場合が多い。
グルタメート−N−カルボン酸無水物(以下、N−カル
ボン酸無水物をNC^と略称する。)と末端にイソシア
ネート基を有するウレタンプレポリマーとを混合した後
、アミン類を添加して反応させたポリアミノ酸ウレタン
共重合樹脂(以下11All樹脂と略称する。)からな
るもので2重合の際の溶媒としては、ジメチルホルムア
ミドとジオキサンの混合溶媒(重量比95:5〜30
: 70)が用いられたものである。この溶媒は水溶性
であるため、PAU樹脂を繊維基材に付与する際湿式加
工を容易に行うことができる。光学活性γ−アルキルー
グルタメート−NCAとしては、L−グルタメートでも
D−グルタメートでもよく、具体的にはγ−メチル−L
−グルタメートーNCA 、γ−エチルーL−グルタメ
ートーNCA等のγ−アルキルーし一グルタメートNC
Aや、γ−メチルーD−グルタメートーNCA 、γ−
エチルーD−グルタメートーNCへ等のγ−アルキルー を単独で又はこれらの混合物として使用することができ
る。また、T−アルキル−グルタメート−NCAを主体
としたα−アミノ酸−NCAをPAU樹脂のアミノ酸成
分に使用することも可能であり,さらに光学活性γーア
ルキルーグルタメート−NCAと他のアミノ酸NCA,
例えばグリシンNC^,Lーアスパラギン酸−βーメチ
ルエステル″NC^,LーアラニンNCA, D−アラ
ニンNCA等との混合物も使用できる。しかしながら、
物性と価格を考慮すれば,T−メチル−L−グルタメー
ト−NCへ又はγーメチルーDーグルクメー)−NCA
を単独で用いる方が工業的には有利な場合が多い。
末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー
は.イソシアネートとポリオールを当量比NCO101
1> lの条件で反応させて得られるものである。イソ
シアネート成分としては,芳香族ジイソシアネート、脂
肪族ジイソシアネート脂環式ジイソシアネート等の単独
又はこれらの混合物として用いられる。また、ポリオー
ル成分としては,通常のウレタン製品に使用されるポリ
エーテルグリコールやポリエステルグリコール等が単独
で又は混合物のかたちで使用可能であり.これらのポリ
エーテルやポリエステルの平均分子量は200〜300
以上のものが好ましく用いられる。共重合で使用される
アミン類としては.エチレンジアミン等の1級アルキル
アミン、エタノールアミン等のアルコールアミン、トリ
エチルアミン等の3級アルキルアミン、ジエチルアミン
等の2級アミンが用いられる。
は.イソシアネートとポリオールを当量比NCO101
1> lの条件で反応させて得られるものである。イソ
シアネート成分としては,芳香族ジイソシアネート、脂
肪族ジイソシアネート脂環式ジイソシアネート等の単独
又はこれらの混合物として用いられる。また、ポリオー
ル成分としては,通常のウレタン製品に使用されるポリ
エーテルグリコールやポリエステルグリコール等が単独
で又は混合物のかたちで使用可能であり.これらのポリ
エーテルやポリエステルの平均分子量は200〜300
以上のものが好ましく用いられる。共重合で使用される
アミン類としては.エチレンジアミン等の1級アルキル
アミン、エタノールアミン等のアルコールアミン、トリ
エチルアミン等の3級アルキルアミン、ジエチルアミン
等の2級アミンが用いられる。
繊維基布に付着せしめるPAU樹脂の量は純分で5 g
/ rd以上あることが望ましく,付着量が5g/
m 未満ではL 、 500mm以上の耐水圧を得るこ
とが困難である。
/ rd以上あることが望ましく,付着量が5g/
m 未満ではL 、 500mm以上の耐水圧を得るこ
とが困難である。
本発明でPAD樹脂を使用する理由は以下のごとくであ
る。すなわちPAU樹脂は通常のポリウレタン樹脂と異
なり,無孔性の皮膜であっても水蒸気を通過せしめる能
力を有している。従来のを孔性ウレタン樹脂皮膜を有す
る透湿性防水布帛においては,耐水圧が1 、 500
m+11以上であると透湿度はたかだか5,000g/
n?・24hrs程度のものしか得られないのに対し,
本発明においてばPAU樹脂を使用することにより耐水
圧が1 、 50011111以上でかつ透湿度7,
000 g / trr ・24hrs以上の透湿性防
水布帛が得られるのである。
る。すなわちPAU樹脂は通常のポリウレタン樹脂と異
なり,無孔性の皮膜であっても水蒸気を通過せしめる能
力を有している。従来のを孔性ウレタン樹脂皮膜を有す
る透湿性防水布帛においては,耐水圧が1 、 500
m+11以上であると透湿度はたかだか5,000g/
n?・24hrs程度のものしか得られないのに対し,
本発明においてばPAU樹脂を使用することにより耐水
圧が1 、 50011111以上でかつ透湿度7,
000 g / trr ・24hrs以上の透湿性防
水布帛が得られるのである。
本発明では上述のPAU樹脂と,ポリウレタン樹脂,非
イオン界面活性剤の内の少な(とも1種類と極性有機剤
とを混合して使用する。極性有機溶剤にはジメチルボル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、ヘキサメチレンボスホンアミドなどがある。これら
の物質は水に非常に溶けやすいものであり.水不溶性の
樹脂の極性有機剤溶液を水中に浸漬すると極性有機溶剤
のみが水に溶解し,樹脂が水中に凝固してくる。かかる
方法による樹脂の凝固法は湿式凝固法と一般によばれて
いる。湿式凝固法で樹脂の凝固を行うと樹脂中に存在す
る微量の極性有機溶剤も水に溶出するため,無数の細孔
を有する樹脂を得ることができる。
イオン界面活性剤の内の少な(とも1種類と極性有機剤
とを混合して使用する。極性有機溶剤にはジメチルボル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、ヘキサメチレンボスホンアミドなどがある。これら
の物質は水に非常に溶けやすいものであり.水不溶性の
樹脂の極性有機剤溶液を水中に浸漬すると極性有機溶剤
のみが水に溶解し,樹脂が水中に凝固してくる。かかる
方法による樹脂の凝固法は湿式凝固法と一般によばれて
いる。湿式凝固法で樹脂の凝固を行うと樹脂中に存在す
る微量の極性有機溶剤も水に溶出するため,無数の細孔
を有する樹脂を得ることができる。
PII U樹脂と,ポリウレタン樹脂,非イオン界面活
性剤の内の少なくとも1種類と極性有機溶剤とよりなる
樹脂溶液を繊維基布に塗布するには通常のコーティング
などにより行えばよい。一般的に樹脂の塗布厚は機械の
性能上lO〜300μmである。
性剤の内の少なくとも1種類と極性有機溶剤とよりなる
樹脂溶液を繊維基布に塗布するには通常のコーティング
などにより行えばよい。一般的に樹脂の塗布厚は機械の
性能上lO〜300μmである。
樹脂溶液を繊維基材に付与した後,該布帛を水中に浸漬
する。前述したように,この工程により細孔を無数に有
するPAU樹脂皮膜を形成することができ,またポリウ
レタン樹脂や非イオン系界面活性剤の働きにより適正な
大きさの細孔を得ることができる。
する。前述したように,この工程により細孔を無数に有
するPAU樹脂皮膜を形成することができ,またポリウ
レタン樹脂や非イオン系界面活性剤の働きにより適正な
大きさの細孔を得ることができる。
布帛を水中に浸漬する際.水温は0〜30℃の範囲にあ
るほうが望ましく.水温が30℃以上になると樹脂皮膜
の孔が大きくなり耐水圧が不良となる。
るほうが望ましく.水温が30℃以上になると樹脂皮膜
の孔が大きくなり耐水圧が不良となる。
また浸漬時間は30秒以上必要で30秒未満では樹脂の
凝固が不十分で満足なPAD樹脂皮膜が得られない。
凝固が不十分で満足なPAD樹脂皮膜が得られない。
水中でPAD樹脂を凝固せしめた後、布帛を湯洗し、残
留している溶剤及び界面活性剤を除去する。
留している溶剤及び界面活性剤を除去する。
湯洗の条件はPAU樹脂及びポリウレタン樹脂、非イオ
ン系界面活性剤の使用量により異なるが1通常は30〜
80℃の温度で3分間以上、好ましくは10分間以上行
えばよい。
ン系界面活性剤の使用量により異なるが1通常は30〜
80℃の温度で3分間以上、好ましくは10分間以上行
えばよい。
湯洗後、乾燥し、さらにIC水剤を布帛に付与する。1
8水剤を付与することにより、布帛表面に撥水性を持た
せ、耐水圧1 、500mm以上の透湿性防水布帛を得
ることができる。1a水剤にはパラフィン系、シリコン
系及びフッ素系など各種あるが1本発明においては用途
に応じ適宜選択すればよい。
8水剤を付与することにより、布帛表面に撥水性を持た
せ、耐水圧1 、500mm以上の透湿性防水布帛を得
ることができる。1a水剤にはパラフィン系、シリコン
系及びフッ素系など各種あるが1本発明においては用途
に応じ適宜選択すればよい。
特に良好な撥水性が必要な場合にはフッ素系tθ水剤を
使用し、1Ω水剤を付与・乾燥後熱処理を行う。
使用し、1Ω水剤を付与・乾燥後熱処理を行う。
また撥水性の耐久性を高めるため、メラミン樹脂等の樹
脂を併用してもよい。IC水剤の付与方法は通常行われ
ているパッディング法、コーティング法又はスプレー法
などで行えばよい。
脂を併用してもよい。IC水剤の付与方法は通常行われ
ているパッディング法、コーティング法又はスプレー法
などで行えばよい。
本発明は以上の構成よりなるものであり本発明によれば
基布と樹脂層との接着性が良好であるのみならず、耐水
圧が1 + 500mm以上ありながらしかも透湿度が
7.000 g / m ・24hrs以上の高透湿性
の防水布帛を得ることができる。本発明の透湿性防水布
帛はスポーツ用衣料等に適した素材である。
基布と樹脂層との接着性が良好であるのみならず、耐水
圧が1 + 500mm以上ありながらしかも透湿度が
7.000 g / m ・24hrs以上の高透湿性
の防水布帛を得ることができる。本発明の透湿性防水布
帛はスポーツ用衣料等に適した素材である。
以下実施例により本発明をさらに説明するが。
実施例における性能の測定、評価は次の方法にて行った
。
。
ill耐水圧 JIS−L−1041(低水圧法)(2
)透湿度 JIS−Z−0208 (3)耐剥離性 掌握型摩擦堅牢度試験機を用いて過電
200gで1000回の摩擦を行い布帛の外観状態を観
察して次の二 段階評価を行った。
)透湿度 JIS−Z−0208 (3)耐剥離性 掌握型摩擦堅牢度試験機を用いて過電
200gで1000回の摩擦を行い布帛の外観状態を観
察して次の二 段階評価を行った。
○・・・剥離は全くなし
×・・・剥離が認められる
実施例1
まず始めに2本実施例で用いるポリアミノ酸ウレタン樹
脂の製造を次の方法で行った。
脂の製造を次の方法で行った。
ポリテトラメチレングリコール(011価56.9)1
970 gと1−6−へキサメチレンジイソシアネー)
504gを90℃で5時間反応させ、末端にイソシアネ
ート基を有するウレタンプレポリマー(NCO当1”t
2340>を得た。このウレタンプレポリマー858と
T−メチル−し−グルタメート−NC八へ5gをジメチ
ルボルムアミド/ジオキサン(重量比)=773の混合
溶媒666gに溶解し、かきまぜながら2%トリエチル
アミン溶液50gを添加し、30℃で5時間反応を行う
と粘度32,000cps (25℃)の黄褐色乳濁状
の流動性の良好なポリアミノ酸ウレタン樹脂溶液を得た
。このポリアミノ酸ウレタン樹脂は後述の処方2にて用
いるものである。ここで経糸にナイロン70デニール/
24フイラメント。
970 gと1−6−へキサメチレンジイソシアネー)
504gを90℃で5時間反応させ、末端にイソシアネ
ート基を有するウレタンプレポリマー(NCO当1”t
2340>を得た。このウレタンプレポリマー858と
T−メチル−し−グルタメート−NC八へ5gをジメチ
ルボルムアミド/ジオキサン(重量比)=773の混合
溶媒666gに溶解し、かきまぜながら2%トリエチル
アミン溶液50gを添加し、30℃で5時間反応を行う
と粘度32,000cps (25℃)の黄褐色乳濁状
の流動性の良好なポリアミノ酸ウレタン樹脂溶液を得た
。このポリアミノ酸ウレタン樹脂は後述の処方2にて用
いるものである。ここで経糸にナイロン70デニール/
24フイラメント。
緯糸にナイロン70デニール/34フイラメントを用い
た経糸密度120本/インチ、緯糸密度90本/インチ
の平織物(タフタ)を用意し、これに通常の方法で精練
及び分散染料による染色を行った後。
た経糸密度120本/インチ、緯糸密度90本/インチ
の平織物(タフタ)を用意し、これに通常の方法で精練
及び分散染料による染色を行った後。
フッソ系ta水剤エマルジョンのアサヒガード730(
旭硝子株式会社製品)1%水溶液でバンディング(絞り
率35%)を行い、160℃にて1分間の熱処理を行っ
た。次に鏡面ロールを持つカレンダー加工機を用いて温
度170℃、圧力30kg/cm、速度20m/分の条
件にてカレンダー加工を行い、引き続き下記処方lに示
す樹脂固形分濃度10%の樹脂液を50メツシユ亀甲型
グラビアロールを使用して。
旭硝子株式会社製品)1%水溶液でバンディング(絞り
率35%)を行い、160℃にて1分間の熱処理を行っ
た。次に鏡面ロールを持つカレンダー加工機を用いて温
度170℃、圧力30kg/cm、速度20m/分の条
件にてカレンダー加工を行い、引き続き下記処方lに示
す樹脂固形分濃度10%の樹脂液を50メツシユ亀甲型
グラビアロールを使用して。
塗布flog/n(にて塗布した後、120℃で5分間
乾燥した。なお、塗布部と塗布部の間隔は約0.3mm
であった。
乾燥した。なお、塗布部と塗布部の間隔は約0.3mm
であった。
処方1
ラックマイト5003 10部
(ポリアミド系接着剤;大日本インキ化学工業■製)
メチルアルコール 90部
次に、下記処方2に示す樹脂固形分濃度18%の樹脂液
をナイフオーバーロールコータ−を使用して塗布1fi
80 g / rrrにて塗布した後20℃の水浴中に
2分間浸漬し、樹脂分を凝固させた。
をナイフオーバーロールコータ−を使用して塗布1fi
80 g / rrrにて塗布した後20℃の水浴中に
2分間浸漬し、樹脂分を凝固させた。
処方2
ポリアミノ酸ウレタン樹脂 100部
CRISVON ASSISTOR5D−71部(非イ
オン系界面活性剤;大日本インキ化学工業(株製) ジメチルボルムアミド 23部 ここで50℃の温水中に15分間浸漬し、続いて乾燥を
行ったあとフッソ系撥水剤エマルジョンのアサヒガード
710(旭硝子株式会社製品)5%水溶液でパッディン
グ(絞り率30%)を行い、160℃にて1分間の熱処
理を行って本発明の透湿性防水布帛を得た。
オン系界面活性剤;大日本インキ化学工業(株製) ジメチルボルムアミド 23部 ここで50℃の温水中に15分間浸漬し、続いて乾燥を
行ったあとフッソ系撥水剤エマルジョンのアサヒガード
710(旭硝子株式会社製品)5%水溶液でパッディン
グ(絞り率30%)を行い、160℃にて1分間の熱処
理を行って本発明の透湿性防水布帛を得た。
本発明方法との比較のため後述の比較例1.2により比
較試料を作成し1本発明品との性能の比較を行った。そ
の結果を本発明品の性能と合わせて第1表に示した。
較試料を作成し1本発明品との性能の比較を行った。そ
の結果を本発明品の性能と合わせて第1表に示した。
第1表から明らかなごとく1本発明による透湿性防水布
帛は、繊維基布と樹脂層の接着性がよく耐水圧が2.0
00mm以上であるにもかかわらずその透湿度は8.5
00 g / rd−hrsを記録し、抜群の透湿性と
防水性の双方の性能を兼ね備えていることがわかる。
帛は、繊維基布と樹脂層の接着性がよく耐水圧が2.0
00mm以上であるにもかかわらずその透湿度は8.5
00 g / rd−hrsを記録し、抜群の透湿性と
防水性の双方の性能を兼ね備えていることがわかる。
第1表
比較例1
実施例1において処方1に示す樹脂液処理を省くほかは
本実施例と全く同一の方法で加工を行った。得られた布
帛は耐水圧と透湿度は良好であったが、耐剥離性の劣る
ものであった。
本実施例と全く同一の方法で加工を行った。得られた布
帛は耐水圧と透湿度は良好であったが、耐剥離性の劣る
ものであった。
比較例2
実施例1において、処方2における非イオン界面活性剤
ノCRISVON ASSISTOR5D−7を削くほ
がば本実施例と全く同一の方法で加工を行った。
ノCRISVON ASSISTOR5D−7を削くほ
がば本実施例と全く同一の方法で加工を行った。
得られた布帛は、第1表に示したように防水性能と耐剥
離性は良好であったが、透湿性能が劣っていた。
離性は良好であったが、透湿性能が劣っていた。
特許出願人 ユニチカ株式会社
手続ネiff装置(自発)
l、事件の表示
特願昭59−29232号
2、発明の名称
J3湿性防水布帛の製造方法
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
住 所 兵庫県尼崎市東本町1丁目50番地〒541
住 所 大阪市東区北久太部町4丁目68番地名称 ユ
ニチカ株式会社特許部 4、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 5、補正の内容 +11明II1店第10頁第7行目の「ポリアミノ酸−
」から第12頁第14行目の「−が用いられる。」まで
を削除し1次の文章を挿入する。
ニチカ株式会社特許部 4、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 5、補正の内容 +11明II1店第10頁第7行目の「ポリアミノ酸−
」から第12頁第14行目の「−が用いられる。」まで
を削除し1次の文章を挿入する。
[本発明で用いるポリアミノ酸ウレタン樹脂(以下PA
D樹脂という。)は、アミノ酸とポリウレタンとからな
る共重合体であり、アミノ酸としてはDL−アラニン、
L−アスパラギン酸、L−シスチン、L−グルタミン酸
、クリシン、L−リジン、L−メチオニン、■、−ロイ
シン及びその誘導体が挙げられ、ポリアミノ酸を合成す
る場合アミノ酸とホスゲンから得られるアミノ酸N−カ
ルボン酸無水物(以下、N−カルボン酸無水物をNCA
という。
D樹脂という。)は、アミノ酸とポリウレタンとからな
る共重合体であり、アミノ酸としてはDL−アラニン、
L−アスパラギン酸、L−シスチン、L−グルタミン酸
、クリシン、L−リジン、L−メチオニン、■、−ロイ
シン及びその誘導体が挙げられ、ポリアミノ酸を合成す
る場合アミノ酸とホスゲンから得られるアミノ酸N−カ
ルボン酸無水物(以下、N−カルボン酸無水物をNCA
という。
)が一般に用いられる。ポリウレタンはイソシアネート
成分として芳香族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシア
ネ−1・及び脂環族ジイソシアネートの単独又はこれら
の混合物が用いられ1例えばトルエン2・4−ジイソシ
アネート、4・4” −ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、1・6−ヘキサンジイツンアネート、1・4−シ
クロヘキサンジイソシアネ、−ト等が挙げられる。また
、ポリオール成分としてはポリエーテルポリオール、ポ
リエステルポリオールが使用される。ポリエーテルポリ
オールにはポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール等が挙げられ
、またポリエステルポリオールとしてはエチレングリコ
ール。
成分として芳香族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシア
ネ−1・及び脂環族ジイソシアネートの単独又はこれら
の混合物が用いられ1例えばトルエン2・4−ジイソシ
アネート、4・4” −ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、1・6−ヘキサンジイツンアネート、1・4−シ
クロヘキサンジイソシアネ、−ト等が挙げられる。また
、ポリオール成分としてはポリエーテルポリオール、ポ
リエステルポリオールが使用される。ポリエーテルポリ
オールにはポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール等が挙げられ
、またポリエステルポリオールとしてはエチレングリコ
ール。
グロビレングリコール等のジオールとアジピン酸、セバ
ヂン酸等の二塩基酸との反応生成物やカブロラク)・ン
等の開環重合物が挙げられる。なお、アミノ酸とポリウ
レタンとの共重合で使用されるアミン類としてはニー1
−レンジアミン、ジエチルアミン、トリエヂルアミン、
エタノールアミン等が用いられる。このようにPAII
樹脂は各種アミノg NC^と末端にイソシアネート基
を有するウレタンプレポリマーとの反応系にアミン類を
添加して得られるものである。該PAtl樹脂を構成す
るアミノ酸成分として皮膜性能面から光学活性T−アル
キルーグルタメート−NCAが好ましく用いられ、さら
に該光学活性γ−アルキルーグルクメートの中でも価格
と皮膜物性の面からγ−メチルー■、−グルタメートN
CΔ又はγ−メチルーD−グルタメートがPAU樹脂の
アミノ酸成分として有利に選択される場合が多い。
ヂン酸等の二塩基酸との反応生成物やカブロラク)・ン
等の開環重合物が挙げられる。なお、アミノ酸とポリウ
レタンとの共重合で使用されるアミン類としてはニー1
−レンジアミン、ジエチルアミン、トリエヂルアミン、
エタノールアミン等が用いられる。このようにPAII
樹脂は各種アミノg NC^と末端にイソシアネート基
を有するウレタンプレポリマーとの反応系にアミン類を
添加して得られるものである。該PAtl樹脂を構成す
るアミノ酸成分として皮膜性能面から光学活性T−アル
キルーグルタメート−NCAが好ましく用いられ、さら
に該光学活性γ−アルキルーグルクメートの中でも価格
と皮膜物性の面からγ−メチルー■、−グルタメートN
CΔ又はγ−メチルーD−グルタメートがPAU樹脂の
アミノ酸成分として有利に選択される場合が多い。
本発明の多孔質膜を得るためには、水溶性の溶媒系から
なる均一な樹脂組成物を用いることが塗工性と湿式成膜
性の両面から有利である。かかる樹脂組成物としては、
PAD樹脂の中でも特に光学活性γ−アルキルーグルタ
メー)−NCAとウレタンプレポリマーとの反応物が好
ましく用いられるが、これは上記反応物が極性有機溶剤
を正体とする溶媒系例えばジメチルポルムアミドとジオ
キサンとの混合溶媒系でそのアミノ酸とウレタンとの重
量比率において90 : 10〜10 : 90の広範
囲な領域で均一な)11脂溶液となるため要求される皮
膜物性を各区しながら上記重量比率を自由に選択するこ
とができるからである。」 (2)明細書第12頁第19行目の[本発明でPAU樹
脂を−」から第13頁第9行目の「−のである。
なる均一な樹脂組成物を用いることが塗工性と湿式成膜
性の両面から有利である。かかる樹脂組成物としては、
PAD樹脂の中でも特に光学活性γ−アルキルーグルタ
メー)−NCAとウレタンプレポリマーとの反応物が好
ましく用いられるが、これは上記反応物が極性有機溶剤
を正体とする溶媒系例えばジメチルポルムアミドとジオ
キサンとの混合溶媒系でそのアミノ酸とウレタンとの重
量比率において90 : 10〜10 : 90の広範
囲な領域で均一な)11脂溶液となるため要求される皮
膜物性を各区しながら上記重量比率を自由に選択するこ
とができるからである。」 (2)明細書第12頁第19行目の[本発明でPAU樹
脂を−」から第13頁第9行目の「−のである。
」までを削除し1次の文章を挿入する。
「一方、従来の有孔性ウレタン樹脂皮膜を有する透湿性
防水布帛においては、耐水圧が1500++on以上で
あると、透湿度がたかだか5000g / m Z ・
24hrs程度のものしか得られなし)のに対し、PA
[I樹脂を湿式コーティング加工する場合には耐水圧が
150011II11以上でかつ透湿度が7000 g
/ m 2・24hrs以上の透湿防水性能を示すと
いう驚くべき結果を得ることができる。このようにT’
Aυ樹脂の湿式コーティング加工により、高耐水圧とi
Aim湿性を得ることができる理由はさだがでないが、
得られた透湿性防水布帛の皮膜の断面を観察するとポリ
ウレタン皮膜に較べ、PAUtN脂皮膜の場合にはミク
ロセルが小さく、かつその個数が多く均一に分布してお
り、このことが高透湿性と高閲水圧を与える要因になっ
ていると思われる。さらにPAU樹脂自身の水蒸気に対
する親和性の高いことも高透湿性を与える一つの原動力
になっているのかも知れない。」(3)明細書第14頁
第17行目に「樹脂皮膜の−が不良となる。」とあるの
を「ジメチルホルムアミドの水中への拡散が早くなり、
樹脂皮膜の孔が5μmより大きくなるので、その結果耐
水圧が不良となる。」と補正する。
防水布帛においては、耐水圧が1500++on以上で
あると、透湿度がたかだか5000g / m Z ・
24hrs程度のものしか得られなし)のに対し、PA
[I樹脂を湿式コーティング加工する場合には耐水圧が
150011II11以上でかつ透湿度が7000 g
/ m 2・24hrs以上の透湿防水性能を示すと
いう驚くべき結果を得ることができる。このようにT’
Aυ樹脂の湿式コーティング加工により、高耐水圧とi
Aim湿性を得ることができる理由はさだがでないが、
得られた透湿性防水布帛の皮膜の断面を観察するとポリ
ウレタン皮膜に較べ、PAUtN脂皮膜の場合にはミク
ロセルが小さく、かつその個数が多く均一に分布してお
り、このことが高透湿性と高閲水圧を与える要因になっ
ていると思われる。さらにPAU樹脂自身の水蒸気に対
する親和性の高いことも高透湿性を与える一つの原動力
になっているのかも知れない。」(3)明細書第14頁
第17行目に「樹脂皮膜の−が不良となる。」とあるの
を「ジメチルホルムアミドの水中への拡散が早くなり、
樹脂皮膜の孔が5μmより大きくなるので、その結果耐
水圧が不良となる。」と補正する。
(4)明細書第17頁第17〜20行目の「フ・ノソ系
−を行った。」を削除する。
−を行った。」を削除する。
Claims (1)
- +1.1ポリアミド系合成繊維を主体とする繊維基材上
に、ポリアミド系樹脂及びポリウレタン系樹脂のうちの
少なくとも1種類を主体とする接着剤溶液を点状あるい
は線状に塗布し、乾燥し2次にその上にポリウレタン樹
脂及び非イオン系界面活性剤の内の少なくとも1種類と
ポリアミノ酸ウレタン樹脂及び極性有機溶剤よりなる樹
脂溶液を塗布した後、水中に浸漬し、さらに湯洗し、乾
燥を行い、しがる後にtΩ水剤を付与することを特徴と
する透湿性防水布帛の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2923284A JPS60173177A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | 透湿性防水布帛の製造方法 |
US06/689,322 US4636424A (en) | 1984-01-23 | 1985-01-07 | Moisture-permeable waterproof laminated fabric and process for producing the same |
EP19850100562 EP0151963B1 (en) | 1984-01-23 | 1985-01-20 | Moisture-permeable waterproof laminated fabric and process for producing the same |
DE8585100562T DE3585840D1 (de) | 1984-01-23 | 1985-01-20 | Feuchtigkeitsdurchlaessiges, wasserundurchlaessiges, mehrschichtiges textiles flaechengebilde und verfahren zu dessen herstellung. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2923284A JPS60173177A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | 透湿性防水布帛の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60173177A true JPS60173177A (ja) | 1985-09-06 |
Family
ID=12270477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2923284A Pending JPS60173177A (ja) | 1984-01-23 | 1984-02-17 | 透湿性防水布帛の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60173177A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02169772A (ja) * | 1988-04-06 | 1990-06-29 | Toray Ind Inc | 積層布帛 |
JPH05272061A (ja) * | 1992-03-17 | 1993-10-19 | Kanebo Ltd | 温度により透湿度をコントロールする布帛 |
JP2007084959A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Unitica Fibers Ltd | コーティング布帛及びその製造方法 |
-
1984
- 1984-02-17 JP JP2923284A patent/JPS60173177A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02169772A (ja) * | 1988-04-06 | 1990-06-29 | Toray Ind Inc | 積層布帛 |
JPH05272061A (ja) * | 1992-03-17 | 1993-10-19 | Kanebo Ltd | 温度により透湿度をコントロールする布帛 |
JP2582742B2 (ja) * | 1992-03-17 | 1997-02-19 | 鐘紡株式会社 | 温度により透湿度をコントロールする布帛 |
JP2007084959A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Unitica Fibers Ltd | コーティング布帛及びその製造方法 |
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