JP4861685B2 - 換気構造及び換気方法 - Google Patents

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本発明は、換気構造及び換気方法に関し、特に、建物や装置等の換気対象物に設けられて、換気対象物の内部を換気させるための換気構造及び換気方法に関する。
一般に、装置や建物等の換気対象物の内部を換気させるための換気構造の一例として、換気対象物の壁面に内外を連通する給気口及び排気口を設け、この給気口と排気口との間に送風装置を設け、送風装置の作動によって給気口から換気対象物の内部に外気を取り込み、この外気を換気対象物の内部を流通させて排気口から外部に排出させることにより、換気対象物の内部を強制換気するように構成したものが提案されている。
このような構成の換気構造にあっては、換気対象物の外部形状や給気口及び排気口の配置が適切でない場合に、外部風の影響によって排気口に大きな風圧力を受けたり、あるいは逆流を生じてしまい、換気性能が著しく阻害される場合がある。
従来、外部風の影響によって換気性能が阻害されないようにするために、次のような構成の換気方法が提案されている。
(1)給気・排気を下部(床下)で行う方法
この方法は、図6に示すように、給気口41及び排気口42を装置や建物等の換気対象物40の地表面の近く、又は床下空間に配置して換気を行う方法であって、外部風の風速プロファイルは、地表面の近くで風速が小さく、上空へ行くに従ってべき乗則等にしたがって大きくなる。この方法では、給気口41、排気口42とも同一面にあり、また、強風時にも風速が比較的小さい地表面の近くにあることになるため、外部風速の影響を受けにくく、換気性能が阻害されにくい。
(2)給気口・排気口を同一壁面に設置する方法
この方法は、図7に示すように、給気口41及び排気口42を換気対象物40の同一壁面(側面)に配置しているため、給気口41、排気口42が同一方向にあり、外部風の影響が相殺されて影響を受けにくく、また、給気口41、排気口42の位置を離して設置できるため、短絡の可能性を回避できる。さらに、給気口41、排気口42の高さをユースポイントに設けることができるため、ダクトスペースを削減することが可能である。
(3)給気口を下部、排気口を上部に開放して配置する方法
この方法は、図8に示すように、給気口41を換気対象物40の地表面の近く又は床下空間に設置し、上方に開口部を有する排気チャンバー48を換気対象物40の上部端面に設置している。この方法は、給気口41が地表面に近い位置にあるため、外部風の影響を受けにくく、排気チャンバー48の開口が風圧力が負圧となる(外部風の剥離域)換気対象物40の上部端面に上向きに設置されていることから、強風時にはかえって風圧が換気を促進する方向に働き、換気性能が阻害されることはない。また、給気口41、排気口42の位置が異なるため、短絡の可能性を回避できる。さらに、給気口41、排気口42の高さをユースポイントに設けることができるため、ダクトスペースを削減することが可能である。
(4)給気口を下部とし、排気を貫通ダクトで行う方法
この方法は、図9に示すように、給気口41を換気対象物40の地表面の近く又は床下空間に設置し、上方に貫通ダクト49を設け、貫通ダクト49に排気ダクト50をT字型に連結しているので、給気口41が地表面に近い低い位置にあり、外部風の影響を受けにくい。また、貫通ダクト49を外部風が通過することにより、貫通ダクト49にT字型に連結した排気ダクト50の出口付近が負圧となり、強風時にはかえって風圧が換気を促進する方向に働くため、換気性能が阻害されることはない。さらに、給気口41、排気口42の位置が異なるため、短絡の可能性を回避できる。
(5)特許文献1に記載されている換気構造
特許文献1には、居室空間を有する建築物において、自然風の風向きが変化しても、自然風を利用して居室空間の換気を行うことができるように構成した換気構造が提案されている。
特開2004−177086号公報
ところで、図6に示す給気・排気を下部(床下)で行う方法は、給気口41、排気口42が近い又は同一空間にあるため、排気が給気に短絡しやすい問題がある。また、換気対象物40の上部から排気ダクト45を長い距離引き下げる必要があるため、大きなダクトスペースが必要になるとともに、排気が高温の場合には浮力と排気の流れ方向が逆行して排気しにくくなる問題がある。
また、図7に示す給気口41、排気口42を同一壁面に設置する方法は、給気口41を下部側面、排気口42を上部側面とした場合には、外部風の風速プロファイルの影響により排気しにくくなることも考えられ、必ずしも良好な排気性能を発揮できない場合がある。また、OAシャフト(空間)47を外壁に設置する場合には、外部風による風圧を受けることになるため、その部分を補強する必要が生じる。
さらに、図8に示す給気口41を下部、排気口42を上部に開放して配置する方法は、排気チャンバー48が風圧力を受けるため、外壁と同等の強度に構造補強する必要がある。また、排気チャンバー48の開口が換気対象物40の上部端面にあるため、寒冷地の場合には積雪の影響が考えられ、氷柱対策が必要となる。
さらに、図9に示す給気口41を下部とし、排気を貫通ダクト49で行う方法は、貫通ダクト49を設置するためのスペースが必要になる。また、図10に示すように、換気対象物40の風上側、風下側を連結するのみの貫通ダクト49では、風向きに対する換気対象物40の方位が直交方向となった場合には、貫通ダクト49による排気促進の効果が得られない場合がある。さらに、このような場合で、かつ貫通ダクト49双方の開口部が換気対象物40の周辺の気流の再付着域となった場合には、貫通ダクト49の双方の開口部が風圧力により閉塞され、排気性能が著しく阻害される場合がある。
さらに、特許文献1に記載されている換気構造は、給気口を有する給気用ループダクト、排気口を有する排気用ループダクト、給気用ループダクトに接続される外気取り入れダクト、外気取り入れダクト内に設けられる逆流防止・風量調整ダンパ、排気用ループダクトに接続される排気ダクト、排気ダクト内に設けられる逆流防止・風量調整ダンパ等の複数の部材を必要とするため、構造が複雑になり、施工費用が高くついてしまう。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、外部風の影響によって換気性能が阻害されるようなことはなく、常に良好な換気性能を得ることができるとともに、構造が簡単で施工費を削減することができる換気構造及び換気方法を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、本発明は、換気対象物内に給気口から外気を取り込み、該外気を換気対象物内を流通させて排気ダクトから略水平に設けられた直線状の貫通ダクトを介して排気口に導き、前記排気口から前記換気対象物外に排出させるための換気構造であって、前記換気対象物内に、3本の前記貫通ダクトを、それらの向きが互いに直角にならないように三角形状又は放射形状に設け、各貫通ダクトにそれぞれ排気ダクトを接続したことを特徴とする。
本発明の換気構造によれば、外部風に影響されることなく、3本の貫通ダクトのうちの少なくとも2本の貫通ダクトが機能することになるので、外部風によって換気性能が阻害されるようなことはなく、所望の換気性能が得られることになる。
さらに、本発明は換気対象物内に給気口から外気を取り込み、該外気を換気対象物内を流通させて排気ダクトから略水平に設けられた直線状の貫通ダクトを介して排気口に導き、前記排気口から前記換気対象物外に排出させるための換気構造であって
前記換気対象物内に、5本の前記貫通ダクトを、それらの向きが互いに直角にならないように五角形状に設け、各貫通ダクトにそれぞれ排気ダクトを接続したことを特徴とする。
本発明換気構造によれば、5本の貫通ダクトのうちの少なくとも2本の貫通ダクトが機能することになるので、外部風によって換気性能が阻害されるようなことはなく、所望の換気性能が得られることになる。
さらに、本発明において、前記各貫通ダクトの端部開口に対応する前記換気対象物の部分にそれぞれ排気口が設けられていることとしてもよい
本発明換気構造によれば、排気口から貫通ダクト内に外部風が流入し、外部風が貫通ダクト内を通過することにより、貫通ダクトに連通する排気ダクトの合流部付近に負圧が発生し、この負圧により換気性能が高められることになる。
さらに、本発明は、換気対象物内に、3本の直線状の貫通ダクトを、それらの向きが互いに直角にならないように三角形状又は放射形状に設け、各貫通ダクトにそれぞれ排気ダクトを接続し、前記換気対象物に給気口から取り込んだ外気を前記換気対象物内を流通させて前記排気ダクトから前記貫通ダクトを介して排気口に導き、前記排気口から前記換気対象物外に排出させることを特徴とする。
本発明換気方法によれば、外部風に影響されることなく、3本の貫通ダクトのうちの少なくとも2本の貫通ダクトが機能することになるので、外部風によって換気性能が阻害されるようなことはなく、所望の換気性能が得られることになる。
以上、説明したように、本発明換気構造及び換気方法によれば、換気対象物内に、3本の貫通ダクトを、それらの向きが互いに直角にならないように三角形状又は放射形状に設け、各貫通ダクトにそれぞれ排気ダクトを接続し、又は、換気対象物内に、5本の前記貫通ダクトを、それらの向きが互いに直角にならないように五角形状に設け、各貫通ダクトにそれぞれ排気ダクトを接続したことにより、外部風が何れの方向からのものであっても、少なくとも2本の貫通ダクトが機能させることができる。従って、外部風によって換気性能が阻害されるようなことはなく、所望の換気性能が確実に得られることになる。
以下、図面に示す本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3には、本発明による換気構造の第1の実施の形態が示されていて、図1は全体を示す平面図、図2は全体を示す正面図、図3は外部風と換気構造との関係を示す説明図である。
すなわち、この換気構造1は、図1及び図2に示すように、内部に換気対象空間10を有する建物や装置等の換気対象物2の換気対象空間10内を強制換気するために有効なものであって、給気ダクト系20と、排気ダクト系25と、給気ダクト系20と排気ダクト系25との間に設けられる送風装置35とを備えている。
換気対象物2は、外形が略三角形状をなすものであって、内部が2枚の仕切り板7、8によって上下方向に3つの空間9、10、11に区画され、中央部10の空間が強制換気の対象となる換気対象空間10に形成され、下部の空間11に換気対象空間10内を給気させるための給気ダクト系20が設けられ、上部の空間9に換気対象空間10内を排気させるための排気ダクト系25が設けられている。
下部の空間11は、仕切り板8によって換気対象空間10から区画された床下空間12と、換気対象物2の側部に沿って設けられるとともに、下端が床下空間12の上部に連通する上下方向を向く側部空間13とからなり、この下部の空間11に換気対象空間10内に外気を取り込むための給気ダクト系20が設けられている。
給気ダクト系20は、一端が換気対象物2の外壁14の下端部に設けられる第1給気口21を介して換気対象物2の外部に開放され、他端が側部空間13の上端部に設けられている第2給気口22を介して換気対象空間10内に開放される一連の給気通路23を有し、この給気通路23を介して外部から換気対象空間10内に外気が取り込まれる。
給気通路23の他端側の第2給気口22には送風装置35の給気ファン36が設けられ、この給気ファン36の作動によって換気対象物2の外部から一端側の第1給気口21を介して給気通路23内に外気が取り込まれ、この外気は給気通路23内を流通して他端側の第2給気口22に導かれ、第2給気口22から換気対象空間10内に取り込まれる。
換気対象物2の各頂部3の内部には、上部の空間9から区画された空間である排気チャンバー6がそれぞれ設けられるとともに、各頂部3の外壁面4には排気チャンバー6内外を連通する開口部5がそれぞれ設けられ、この開口部5が排気口5に形成されている。
排気ダクト系25は、換気対象物2の上部の空間9内に水平に設けられる第1貫通ダクト26、第2貫通ダクト27、及び第3貫通ダクト28の3本の貫通ダクト26〜28と、各貫通ダクト26〜28にそれぞれ接続される排気ダクト29とからなる一連の排気通路30を有し、この排気通路30を介して換気対象空間10内が排気される。
各貫通ダクト26〜28は、両端が開口する直線状をなすものであって、上部の空間9内に換気対象物2の外壁14に沿ってそれぞれ水平に設けられている。3本の貫通ダクト26〜28は、隣接するもの同士が互いに直交しないように、隣接するものの端部同士が互いに連結され、三角形状をなすように上部の空間9内に配置され、各貫通ダクト26〜28の両端が各排気チャンバー6内に開口している。
各排気ダクト29は、各貫通ダクト26〜28の長手方向の中央部に略T字状をなすように一端が接続され、他端が換気対象空間10の上端部に接続されている。各排気ダクト29の他端部には、送風装置35の排気ファン37がそれぞれ設けられ、この排気ファン37の作動により、換気対象空間10内が排気ダクト29、貫通ダクト26〜28、及び排気口5を介して換気対象物2の外部に排気される。
次に、上記のように構成した本実施の形態による換気構造1の作用について説明する。
まず、送風装置35の給気ファン36及び排気ファン37を作動させると、外気が給気ダクト系20の第1給気口21から給気通路23の床下空間12内に取り込まれ、床下空間12から側部空間13を介して第2給気口22に導かれ、第2給気口22から換気対象空間10内に取り込まれる。
そして、換気対象空間10内に取り込まれた外気は、換気対象空間10内を流通した後に排気ダクト系25の排気通路30の各排気ダクト29に導かれ、各排気ダクト29を介して各貫通ダクト26〜28に導かれ、各貫通ダクト26〜28内を流通して各排気チャンバー6内に導かれ、各排気チャンバー6から各排気口7を介して換気対象物2の外部に排気される。
図3に、本実施の形態による換気構造1と外部風との関係を示す。
なお、この例においては、換気対象物2に作用する外部風の風向きの変化を、換気対象物2を回転させた図によって示している。
まず、図3(a)に示すように、外部風が第1排気口5aに対して正対する方向から作用する場合には、外部風が第1貫通ダクト26及び第2貫通ダクト27内を通過することにより、第1貫通ダクト26及び第2貫通ダクト27に連通する各排気ダクト29の合流部付近が負圧となり、換気が促進される。この場合、第3貫通ダクト28は機能が阻害されるが、2本の貫通ダクト26、27が機能していることにより、換気性能が阻害されるようなことはなく、所望の換気性能が得られることになる。
また、図3(b)、(c)、(d)に示すように、外部風が第1排気口5aに対して斜め方向から作用する場合には、外部風は主として第1貫通ダクト26及び第2貫通ダクト27内を通過し、第3貫通ダクト28内も僅かに通過することになるので、外部風によって換気性能が阻害されるようなことはなく、所望の換気性能が得られる。
さらに、図3(e)に示すように、外部風が第1排気口5a及び第3排気口5cに対して斜め方向から作用する場合には、第1貫通ダクト26及び第3貫通ダクト28内を外部風が通過することにより、第1貫通ダクト26及び第3貫通ダクト28が機能し、外部風によって換気性能が阻害されるようなことはなく、所望の換気性能が得られる。この場合、第2貫通ダクト27内にも外部風が僅かに流入することにより、第2貫通ダクト27も僅かに機能することになる。
さらに、図3(f)に示すように、外部風が第1排気口5a及び第3排気口5cに対して斜め方向から作用する場合には、外部風は主に第1貫通ダクト26及び第3貫通ダクト28内を通過し、第2貫通ダクト27内を僅かに通過することにより、主として第1貫通ダクト26及び第3貫通ダクト28が機能し、第2貫通ダクト27が僅かに機能することになり、外部風によって換気性能が阻害されるようなことはなく、所望の換気性能が得られる。
さらに、図3(g)、(h)、(i)、(j)に示すように、外部風が第3排気口5cに斜め方向から作用すると、外部風は主として第2貫通ダクト27及び第3貫通ダクト28内を通過し、第1貫通ダクト26内を僅かに通過することにより、主として第2貫通ダクト27及び第3貫通ダクト28が機能し、第1貫通ダクト26が僅かに機能することになり、外部風によって換気性能が阻害されるようなことはなく、所望の換気性能が得られる。
さらに、図3(k)、(l)に示すように、外部風が第3排気口5c及び第2排気口5bに斜め方向から作用すると、外部風は主として第2貫通ダクト27及び第1貫通ダクト26内を通過し、第3貫通ダクト28内を僅かに通過することにより、主として第2貫通ダクト27及び第1貫通ダクト26が機能し、第3貫通ダクト28が僅かに機能することになり、外部風によって換気性能が阻害されるようなことはなく、所望の換気性能が得られる。
上記のように構成した本実施の形態による換気構造1にあっては、換気対象物2を作用する外部風の風向きが変化しても、第1貫通ダクト26、第2貫通ダクト27、及び第3貫通ダクト28の3本のうちの少なくとも2本の貫通ダクト26〜28が機能することになるので、外部風による影響を受けて換気性能が阻害されるようなことはなく、所望の換気性能が得られることになる。
なお、上記の場合、換気対象物2は固定した状態としてもよいし、回動可能な状態としてもよい。また、上記の説明においては、排気ダクト系25の排気口5を換気対象物2の各頂部3に設けたが、換気対象物2の外壁面14に設けて、この排気口5に各貫通ダクト26〜28の開口部を対応させてもよい。さらに、換気対象物2の外部形状は、略三角形状に限らず、図4に示すように、円形状に形成してもよい。
図5には、本発明による換気構造の第2の実施の形態が示されていて、この換気構造1は、第1貫通ダクト26、第2貫通ダクト27、及び第3貫通ダクト28の3本の貫通ダクト26〜28の一端部同士を連結して放射状に形成し、この放射状に形成した3本の貫通ダクト26〜28を換気対象物2の上部の空間9内に配置し、各貫通ダクト26〜28の他端開口部を各排気チャンバー6内に配置し、各貫通ダクト26〜28の長手方向の中央部に排気ダクト29の一端部をそれぞれ接続したものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
そして、この実施の形態による換気構造1にあっても、前記第1の実施の形態に示すものと同様に、外部風の風向きが変化しても、第1貫通ダクト26、第2貫通ダクト27、及び第3貫通ダクト28の3本のうちの少なくとも2本の貫通ダクト26〜28が機能することになるので、外部風による影響を受けて換気性能が阻害されるようなことはなく、所望の換気性能が得られることになる。なお、この実施の形態においても、換気対象物2を固定した状態としてもよいし、回動可能な状態としてもよい。また、各貫通ダクト26〜28にそれぞれ排気ダクト29を接続せずに、3本の貫通ダクト26〜28の連結部に1本の排気ダクト29を接続するように構成してもよい。さらに、換気対象物2の外壁面14に排気口5を設け、この排気口5に放射状に連結した3本の貫通ダクト26〜28の各他端開口部を対応させるように構成してもよい。
なお、前記各実施の形態においては、第1貫通ダクト26、第2貫通ダクト27、及び第3貫通ダクト28の3本の貫通ダクトを三角形状又は放射状に連結した例について説明したが、5本又は6本の貫通ダクトを五角形状又は六角形状をなすように連結してもよいものであり、その場合にも同様の作用効果を奏する。
本発明による換気構造の第1の実施の形態を示した平面図である。 図1の正面図である。 第1の実施の形態の換気構造と外部風との関係を示した説明図である。 第1の実施の形態の換気構造の変形例を示した平面図である。 本発明による換気構造の第1の実施の形態を示した平面図である。 従来の換気構造の一例を示した概略図である。 従来の換気構造の他の例を示した概略図である。 従来の換気構造の他の例を示した概略図である。 従来の換気構造の他の例を示した概略図である。 従来の換気構造と外部風との関係を示した説明図である。
符号の説明
1 換気構造 2、40 換気対象物
3 頂部 4 外壁面
5 開口部(排気口) 5a 第1排気口
5b 第2排気口 5c 第3排気口
6 排気チャンバー 7 仕切り板
8 仕切り板 9 上部の空間
10 中央部の空間(換気対象空間) 11 下部の空間
12 床下空間 13 側部空間
14 外壁 20 給気ダクト系
21 第1給気口 22 第2給気口
23 給気通路 25 排気ダクト系
26 第1貫通ダクト 27 第2貫通ダクト
28 第3貫通ダクト 29、45 排気ダクト
30 排気通路 35 送風装置
36 給気ファン 37 排気ファン
41 給気口 42 排気口
47 OAシャフト 48 排気チャンバー
49 貫通ダクト 50 排気ダクト

Claims (4)

  1. 換気対象物内に給気口から外気を取り込み、該外気を換気対象物内を流通させて排気ダクトから略水平に設けられた直線状の貫通ダクトを介して排気口に導き、前記排気口から前記換気対象物外に排出させるための換気構造であって、
    前記換気対象物内に、3本の前記貫通ダクトを、それらの向きが互いに直角にならないように三角形状又は放射形状に設け、各貫通ダクトにそれぞれ排気ダクトを接続したことを特徴とする換気構造。
  2. 換気対象物内に給気口から外気を取り込み、該外気を換気対象物内を流通させて排気ダクトから略水平に設けられた直線状の貫通ダクトを介して排気口に導き、前記排気口から前記換気対象物外に排出させるための換気構造であって
    前記換気対象物内に、5本の前記貫通ダクトを、それらの向きが互いに直角にならないように五角形状に設け、各貫通ダクトにそれぞれ排気ダクトを接続したことを特徴とする換気構造。
  3. 前記各貫通ダクトの端部開口に対応する前記換気対象物の部分にそれぞれ排気口が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の換気構造。
  4. 換気対象物内に、3本の直線状の貫通ダクトを、それらの向きが互いに直角にならないように三角形状又は放射形状に設け、各貫通ダクトにそれぞれ排気ダクトを接続し、前記換気対象物に給気口から取り込んだ外気を前記換気対象物内を流通させて前記排気ダクトから前記貫通ダクトを介して排気口に導き、前記排気口から前記換気対象物外に排出させることを特徴とする換気方法。
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