JP2001124379A - 全方向吸気による換気装置及びこの換気装置を用いた建物換気構造 - Google Patents

全方向吸気による換気装置及びこの換気装置を用いた建物換気構造

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JP2001124379A
JP2001124379A JP30567899A JP30567899A JP2001124379A JP 2001124379 A JP2001124379 A JP 2001124379A JP 30567899 A JP30567899 A JP 30567899A JP 30567899 A JP30567899 A JP 30567899A JP 2001124379 A JP2001124379 A JP 2001124379A
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JP
Japan
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ventilation
building
exhaust port
omnidirectional
port
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Unshiyou Ou
雲祥 王
Shigeru Komatsu
茂 小松
Tadahiro Tateishi
忠博 立石
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SANIX Inc
Original Assignee
SANIX Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気の吸気方向を360度全方向にして、周
囲の全方向から空気を吸い込むことができ、局部的な障
害物があっても換気効率が低下せず、高い換気性能が得
られる床下や小屋裏等の換気技術の提供。 【解決手段】 外周の全周に亘って開口するように全方
向吸気口13が形成されると共に、中央部に排気口15
が形成され、この排気口と全方向吸気口が傾斜風路12
で連通されている風向器1を備え、排気口に軸流ファン
2による排気ファンが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小屋裏や床下の換
気に使用される全方向吸気による換気装置及びこの換気
装置を用いた建物換気構造に関する。尚、本発明の小屋
裏には、二階建家屋の一階と二階との間に形成される中
天井の裏側部分も含まれるものとする。
【0002】
【従来の技術】従来、床下や小屋裏に設置される換気装
置としては種々のものが提案されている。これらは自然
換気用に設けられた換気口に送風ファンを配設したもの
で、小屋裏や床下の高湿空気を強制的に屋外に排出する
ものであった。又、従来、特開平11−51441号公
報で示すように、換気装置の排気口を多方向に開口し、
この各排気口にそれぞれダクトを接続して、このダクト
を床下各部に延長させるようにした換気構造が提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
換気口に送風ファンを配設しただけの換気装置では、送
風ファンの軸流に沿った吸気と排気の流れである。小屋
裏や床下等の狭い空間には構造材やガス管、水道管等の
障害物が多く、これらが障害となって、従来の換気方法
では、換気抵抗が大きくなり、換気効率が悪いという問
題があった。
【0004】又、小屋構造において、妻壁等の小屋壁が
ない寄せ棟造り等においては、多数の小孔を形成したボ
ードで軒天井を形成し、この小孔を通して小屋裏と外気
を連通させただけの換気構造となっていた。特に、この
軒天井裏は空間が狭く、構造材も多いことから、従来公
報で示したように、各排気口にそれぞれダクトを接続す
るようにした換気装置を、この軒小屋裏の空間に配設す
るにはスペース的に無理が生じるという問題があった。
【0005】又、換気口に送風ファンを配設した場合、
換気口から離れた隅の場所では空気の流れが生じにくく
空気が淀むため、十分な換気が得られないという問題が
あった。
【0006】本発明は、上述のような従来の問題を解決
するためになされたもので、空気の吸気方向を360度
全方向にして、周囲の全方向から空気を吸い込むことが
でき、局部的な障害物があっても換気効率が低下せず、
高い換気性能が得られる換気装置を提供することを第1
の課題としている。
【0007】又、この換気装置を用いた建物換気構造に
おいて、軒天井裏の狭い空間あるいは妻壁等の小屋壁に
配設しながら効率よく小屋裏の換気が行える建物換気構
造を提供することを第2の課題としている。
【0008】又、この換気装置を用いた建物換気構造に
おいて、換気口から離れた隅の場所についても十分な換
気が行える建物換気構造を提供することを第3の課題と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、本発明(請求項1)の全方向吸気による換気
装置は、外周の全周に亘って開口するように全方向吸気
口が形成されると共に、中央部に排気口が形成され、こ
の排気口と全方向吸気口が傾斜風路で連通されている風
向器を備え、前記排気口に軸流ファンによる排気ファン
が設けられている構成とした。従って、この換気装置で
は、風向器の外周の全周に亘って開口するように全方向
吸気口が形成されているため、空気の吸気方向が360
度全方向になる。このため、周囲の全方向から空気を吸
い込むことができ、局部的な障害物があっても換気効率
が低下せず、高い換気性能を得ることができる。
【0010】上記第2の課題を解決するために、本発明
(請求項2)の建物換気構造は、前記した換気装置(請
求項1)を建物の小屋裏に設置した建物換気構造におい
て、換気装置の排気口が、軒天井あるいは小屋裏の壁を
貫通して外気に臨むように取り付けられている構成とし
た。このように、換気装置の排気口を、軒天井を貫通し
て外気に臨むように取り付けることにより、妻壁等の小
屋壁がない寄せ棟造り等においても、軒天井を強制排気
部分として十分な換気を行うことができる。また、換気
装置の排気口を、妻壁等の小屋壁を貫通して外気に臨む
ように取り付けることにより、妻壁等の小屋壁を強制排
気部分として十分な換気を行うことができる。特に、全
方向吸気口によって周囲の全方向から空気を吸い込むこ
とができるため、空間が狭く、構造物等の障害物が多い
軒先部分においても、十分な換気を行うことができる。
【0011】上記第3の課題を解決するために、本発明
(請求項3)の建物換気構造は、前記した換気装置(請
求項1)を建物の小屋裏又は床下に設置した建物換気構
造において、換気装置の排気口が小屋壁や床下の基礎等
に開口した換気口にダクトを介して連結されている構成
とした。このように、換気装置の排気口と換気口とをダ
クトにより連結すると、換気装置を任意な場所、例えば
空気の淀みが生じる隅に配設することが可能になり、換
気装置の配設に位置制約がなくなり、換気口から離れた
隅の場所についても十分に換気を行なうことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は全方向吸気による換気装置の実
施の1形態であって、換気装置の切欠正面図、図2はそ
の切欠平面図である。この換気装置Aは、風向器1に軸
流ファン2が設けられたもので、小屋裏や床下の適宜場
所に設置される。
【0013】前記風向器1は、すり鉢状に形成された底
板部材10と上板部材11を、板材14によって間隔を
保持して対向させたもので、両板部材10,11の間に
傾斜風路12が形成されると共に、外周の全周に亘って
全方向吸気口13が開口するように形成されている。
又、底板部材10の中央部に排気口15が形成され、こ
の排気口15と前記全方向吸気口13が傾斜風路12に
よって連通されている。
【0014】そして、前記排気口15に軸流ファン2が
設けられるもので、前記排気口15の周囲を囲んだ下向
きフランジ16と筒状ファンケーシング21を結合する
ことによって排気口15に軸流ファン2が下向きに取り
付けられ、この軸流ファン2により全方向吸気口13か
ら傾斜風路12を経て流入した空気は排気口15から排
気される。尚、図中22はファンモータで、直流モータ
又は交流モータのいずれでも使用できるし、電源もDC
電源、AC電源、あるいは太陽電池を使用することもで
きる。
【0015】従って、この換気装置Aでは、風向器1の
外周の全周に亘って開口するように全方向吸気口13が
形成されているため、空気の吸気方向が360度全方向
になる。このため、周囲の全方向から空気を吸い込むこ
とができ、局部的な障害物があっても換気効率が低下せ
ず、高い換気性能を得ることができる。
【0016】次に、図3は前記換気装置を建物の小屋裏
に設置した建物換気構造の実施の1形態を示す平面図、
図4はその断面図である。この建物換気構造では、妻壁
等の小屋壁面がない寄せ棟屋根構造において、換気装置
Aが排気口15を下向きにして小屋裏軒部4に配設さ
れ、その換気装置Aの排気口15が、軒天井40を貫通
して外気に臨むように取り付けられている。この場合、
軒天井40を形成する軒天井ボードに組み付け穴41を
形成し、この組み付け穴41を塞ぐように軒天井40の
外面に取り付けられると共に中央部にグリル9を設けた
カバープレート42に換気装置Aを取り付けたものとな
っている。
【0017】従って、この建物換気構造では、妻壁等の
小屋壁がない寄せ棟小屋構造の建物等においても、軒天
井40を強制排気部分として小屋裏の十分な換気を行う
ことができる。特に、全方向吸気口13によって周囲の
全方向から空気を吸い込むことができるため、空間が狭
く、構造物等の障害物が多い軒先部分においても、十分
な換気を行うことができる。又、この建物換気構造にお
いて、軒天井40に形成する組み付け穴41は換気装置
Aの直径よりも大きく形成されており、これにより、換
気装置Aを屋外から組み付けることが可能になり、換気
装置Aの設置作業を楽に行うことができる。尚、換気装
置Aを用いた建物換気構造において、図示してないが、
換気装置Aの排気口15が、妻壁等の小屋壁を貫通して
外気に臨むように取り付けた建物換気構造を構成するこ
ともできる。
【0018】次に、図5は前記換気装置を建物の床下に
設置した建物換気構造の実施の1形態を示す断面図であ
る。この建物換気構造では、換気装置Aの排気口15が
ダクト6を介して床下の基礎82に開口した換気口7に
連結されている。このように、換気装置Aの排気口15
と換気口7とをダクト6により連結すると、換気装置A
を任意な場所、例えば空気の淀みが生じる隅に配設する
ことが可能になり、換気装置Aの配設に位置制約がなく
なり、換気口7から離れた隅の場所についても十分に換
気を行なうことができる。尚、この建物換気構造におい
ては、換気装置Aを床面8の裏面に取り付けているが、
地盤面81や基礎82等に取り付けるようにしてもよ
い。又、換気装置Aを建物の小屋裏に適用できることは
勿論であり、この場合、換気装置Aを小屋裏の隅部分に
配設し、この換気装置Aの排気口15と軒天井や小屋壁
面に形成した換気口をダクトで連結することになる。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明(請求
項1)の全方向吸気による換気装置にあっては、上述の
ように構成したので、空気の吸気方向を360度全方向
にして、周囲の全方向から空気を吸い込むことができ、
局部的な障害物があっても換気効率が低下せず、高い換
気性能を得ることができる。
【0020】又、本発明(請求項2)の建物換気構造で
は、妻壁等の小屋裏を壁強制排気部分として小屋裏の十
分な換気を行うことができるし、特に妻壁等の小屋壁が
ない寄せ棟造り等においても、軒天井を強制排気部分と
して小屋裏の十分な換気を行うことができる。
【0021】又、本発明(請求項3)の建物換気構造で
は、換気装置の排気口と換気口とをダクトにより連結し
たため、換気装置を自由な場所、例えば空気の淀みが生
じる隅に配設することが可能になり、換気装置の配設に
位置制約がなくなり、換気口から離れた隅の場所につい
ても十分に換気を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全方向吸気による換気装置の実施の1形態であ
って、換気装置の切欠正面図である。
【図2】その切欠平面図である。
【図3】換気装置を建物の小屋裏に設置した建物換気構
造の実施の1形態を示す平面図である。
【図4】その断面図である。
【図5】換気装置を建物の床下に設置した建物換気構造
の実施の1形態を示す断面図である。
【符号の説明】
A 換気装置 1 風向器 12 傾斜風路 13 全方向吸気口 15 排気口 2 軸流ファン 40 軒天井 6 ダクト 7 換気口 82 床下の基礎
フロントページの続き (72)発明者 立石 忠博 福岡市南区向野2丁目1番1号 株式会社 サニックス内 Fターム(参考) 2E001 DB02 FA15 FA18 NA03 NA04 NB03 NB05 NC01 ND01 ND03 ND27 3H034 AA02 AA18 BB02 BB08 BB20 CC03 DD02 DD12 EE18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周の全周に亘って開口するように全方
    向吸気口が形成されると共に、中央部に排気口が形成さ
    れ、この排気口と全方向吸気口が傾斜風路で連通されて
    いる風向器を備え、 前記排気口に軸流ファンによる排気ファンが設けられて
    いることを特徴とした全方向吸気による換気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の換気装置を建物の小屋裏
    に設置した建物換気構造において、換気装置の排気口
    が、軒天井あるいは小屋裏の壁を貫通して外気に臨むよ
    うに取り付けられていることを特徴とした建物換気構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の換気装置を建物の小屋裏
    又は床下に設置した建物換気構造において、換気装置の
    排気口が小屋裏の壁や床下の基礎等に開口した換気口に
    ダクトを介して連結されていることを特徴とした建物換
    気構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015190728A1 (ko) * 2014-06-09 2015-12-17 이영희 환기구
CN104279627B (zh) * 2014-05-15 2017-05-10 浙江大学 一种空气净化装置以及使用该装置的公交亭
CN114044269A (zh) * 2021-12-08 2022-02-15 江苏农牧科技职业学院 一种计算机硬件开发用具有防潮功能的存储装置

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