JP2507091B2 - 建物の換気孔構造 - Google Patents
建物の換気孔構造Info
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- JP2507091B2 JP2507091B2 JP1276782A JP27678289A JP2507091B2 JP 2507091 B2 JP2507091 B2 JP 2507091B2 JP 1276782 A JP1276782 A JP 1276782A JP 27678289 A JP27678289 A JP 27678289A JP 2507091 B2 JP2507091 B2 JP 2507091B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建物の厨房,浴室,便所等の換気を行うた
めに外壁に設けられている換気孔構造に関する。
めに外壁に設けられている換気孔構造に関する。
(従来の技術) 従来の換気孔構造は、例えば、実公昭55-7769号公報
等に記載されているように、直管状の換気パイプが用い
られ、該換気パイプの換気入口側の端部が換気ダクトに
接続され、前記換気パイプの換気出口側の端部が外壁の
換気孔に接続されている構造が一般的である。
等に記載されているように、直管状の換気パイプが用い
られ、該換気パイプの換気入口側の端部が換気ダクトに
接続され、前記換気パイプの換気出口側の端部が外壁の
換気孔に接続されている構造が一般的である。
ところが、外壁に換気孔を開ける場合、換気孔が外壁
の目地に重なるのを避ける等の理由により、換気孔の大
きさが制限され、換気孔を換気ダクトの口よりも小さく
せざるをえない場合がある。そのような場合、従来一般
には、換気パイプの径を、換気入口から換気出口に向け
て絞り、換気入口側の太い端部を換気ダクトに接続する
と共に、換気出口側の細い端部を外壁の換気孔に接続す
ることになる。
の目地に重なるのを避ける等の理由により、換気孔の大
きさが制限され、換気孔を換気ダクトの口よりも小さく
せざるをえない場合がある。そのような場合、従来一般
には、換気パイプの径を、換気入口から換気出口に向け
て絞り、換気入口側の太い端部を換気ダクトに接続する
と共に、換気出口側の細い端部を外壁の換気孔に接続す
ることになる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の換気孔構造にあって
は、換気パイプの径が換気出口に向けて絞られているの
で、換気ダクトから導入された空気は、換気パイプ内を
流れる間に圧力が上昇し、換気パイプの換気出口からは
圧力の高い空気が外に排気されることになる。従って、
空気の排気に伴って大きな気流音が発生するという問題
があった。
は、換気パイプの径が換気出口に向けて絞られているの
で、換気ダクトから導入された空気は、換気パイプ内を
流れる間に圧力が上昇し、換気パイプの換気出口からは
圧力の高い空気が外に排気されることになる。従って、
空気の排気に伴って大きな気流音が発生するという問題
があった。
そこで、本発明の建物の換気孔構造は、上記従来の問
題に着目し、換気孔を換気ダクトの口径よりも小さくし
た場合でも、気流音を和らげながら排気できるようにす
ることを目的としている。
題に着目し、換気孔を換気ダクトの口径よりも小さくし
た場合でも、気流音を和らげながら排気できるようにす
ることを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上述のような課題を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために、本発明の
建物の換気孔構造は、一個の換気入口に対して複数の換
気出口を備え、該換気出口が前記換気入口よりも小さい
大きさで形成され、かつ前記換気出口と換気入口との間
に、該換気入口よりも縦断面積が広い中間室が形成され
ている換気パイプを備え、該換気パイプの換気入口側の
端部が、換気ダクトに接続され、前記換気パイプの各換
気出口側の端部が、外壁に設けられた換気孔に接続され
ているものである。
してなされたもので、この目的達成のために、本発明の
建物の換気孔構造は、一個の換気入口に対して複数の換
気出口を備え、該換気出口が前記換気入口よりも小さい
大きさで形成され、かつ前記換気出口と換気入口との間
に、該換気入口よりも縦断面積が広い中間室が形成され
ている換気パイプを備え、該換気パイプの換気入口側の
端部が、換気ダクトに接続され、前記換気パイプの各換
気出口側の端部が、外壁に設けられた換気孔に接続され
ているものである。
(作用) 本発明の建物の換気孔構造では、換気パイプの一個の
換気入口に対して複数の換気出口を備え、該換気出口が
前記換気入口よりも小さい大きさで形成され、かつ前記
換気出口と換気入口との間に、該換気入口よりも縦断面
積が広い中間室が形成されているので、換気ダクトから
導入された空気は、換気パイプ内を流れる際に、中間室
で圧力が一旦下げられるので、圧力の低い空気が換気パ
イプの換気出口から外に排気されることになる。従っ
て、気流音を和らげながら排気することができる。
換気入口に対して複数の換気出口を備え、該換気出口が
前記換気入口よりも小さい大きさで形成され、かつ前記
換気出口と換気入口との間に、該換気入口よりも縦断面
積が広い中間室が形成されているので、換気ダクトから
導入された空気は、換気パイプ内を流れる際に、中間室
で圧力が一旦下げられるので、圧力の低い空気が換気パ
イプの換気出口から外に排気されることになる。従っ
て、気流音を和らげながら排気することができる。
また、換気出口が複数設けられていることで、空気を各
換気出口から分散して効率良く排気できる。
換気出口から分散して効率良く排気できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、第1図に基づいて実施例の構成を説明する。
第1図は、本実施例の建物の換気孔構造を示す縦断面
図で、1,1は換気孔、2は換気ダクト、3は換気パイプ
である。
図で、1,1は換気孔、2は換気ダクト、3は換気パイプ
である。
まず、換気孔1,1は、縦に二つ並んだ状態で外壁を構
成する外壁パイプ4に形成されており、各換気孔1,1
は、換気ダクト2の口よりも小さく形成されている。
成する外壁パイプ4に形成されており、各換気孔1,1
は、換気ダクト2の口よりも小さく形成されている。
また、前記換気ダクト2は、前記換気孔1の近接位置
から厨房のレンジや浴室あるいは便所等まで延設されて
おり、天井パネル5に固定されている。尚、換気ダクト
2の途中には換気扇(図示省略)が設けられており、こ
の換気扇によって厨房のレンジや浴室あるいは便所等か
ら換気ダクト2内へ空気が導入されるようになってい
る。
から厨房のレンジや浴室あるいは便所等まで延設されて
おり、天井パネル5に固定されている。尚、換気ダクト
2の途中には換気扇(図示省略)が設けられており、こ
の換気扇によって厨房のレンジや浴室あるいは便所等か
ら換気ダクト2内へ空気が導入されるようになってい
る。
前記換気パイプ3は、換気出口31,31が上下に二つ形
成され、かつ該換気出口31,31と換気入口32との間に、
該換気入口32よりも縦断面積が広い中間室33が形成され
ている。そして、この換気パイプ3は、外壁パネル4と
内壁パネル6との間に配設され、換気入口32側の端部が
前記換気ダクト2に接続され、各換気出口31,31側の端
部が前記換気孔1に接続されている。尚、各換気出口3
1,31の大きさは、二つ換気出口31,31を合計した面積が
換気入口32の面積とほぼ等しくなるように設定されてい
る。また、換気出口31,31側の端部には、網目状の蓋7
が設けられており、この蓋7によって外から換気パイプ
3内へ空気が侵入し難くなっている。また、換気出口31
側の端面には下向きの傾斜面が設けられており、雨水が
浸入し難くなっている。
成され、かつ該換気出口31,31と換気入口32との間に、
該換気入口32よりも縦断面積が広い中間室33が形成され
ている。そして、この換気パイプ3は、外壁パネル4と
内壁パネル6との間に配設され、換気入口32側の端部が
前記換気ダクト2に接続され、各換気出口31,31側の端
部が前記換気孔1に接続されている。尚、各換気出口3
1,31の大きさは、二つ換気出口31,31を合計した面積が
換気入口32の面積とほぼ等しくなるように設定されてい
る。また、換気出口31,31側の端部には、網目状の蓋7
が設けられており、この蓋7によって外から換気パイプ
3内へ空気が侵入し難くなっている。また、換気出口31
側の端面には下向きの傾斜面が設けられており、雨水が
浸入し難くなっている。
また、8はダクトカバーで、換気ダクト2を覆い隠す
もので、天井パネル5に取り付けられている。
もので、天井パネル5に取り付けられている。
次に、実施例の作用を説明する。
本実施例の換気孔構造では、換気パイプ3の各換気出
口31,31が換気入口32よりも小さく形成され、かつ、換
気出口31,31と換気入口32との間に、換気入口32よりも
縦断面積が広い中間室33が形成されているので、換気ダ
クト2から導入された空気は、換気パイプ3内を流れる
際に、中間室33で圧力が一旦下げられるので、圧力の低
い空気が各換気出口31,31から外に排気されることにな
る。従って、気流音を和らげながら排気することができ
る。
口31,31が換気入口32よりも小さく形成され、かつ、換
気出口31,31と換気入口32との間に、換気入口32よりも
縦断面積が広い中間室33が形成されているので、換気ダ
クト2から導入された空気は、換気パイプ3内を流れる
際に、中間室33で圧力が一旦下げられるので、圧力の低
い空気が各換気出口31,31から外に排気されることにな
る。従って、気流音を和らげながら排気することができ
る。
また、換気出口31が二つ設けられており、空気を各換
気出口31,31から分散して排気できるので、それによっ
て排気効率も良くなっている。
気出口31,31から分散して排気できるので、それによっ
て排気効率も良くなっている。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発
明に含まれる。
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発
明に含まれる。
例えば、外壁の換気孔及び換気パイプの換気出口を三
つ以上形成してもよい。
つ以上形成してもよい。
また、実施例では、外壁の換気孔及び換気パイプの換
気出口を縦に二つ並べて設けたが、横に並べて設けても
よい。
気出口を縦に二つ並べて設けたが、横に並べて設けても
よい。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の建物の換気孔構造
にあっては、換気孔を換気ダクトの口径より小さくした
場合でも、気流音を和らげながら効率良く排気すること
ができるという効果が得られる。
にあっては、換気孔を換気ダクトの口径より小さくした
場合でも、気流音を和らげながら効率良く排気すること
ができるという効果が得られる。
第1図は本発明実施例の建物の換気孔構造を示す縦断面
図である。 1……換気孔 2……換気ダクト 3……換気パイプ 31……換気出口 32……換気入口 33……中間室 4……外壁パネル
図である。 1……換気孔 2……換気ダクト 3……換気パイプ 31……換気出口 32……換気入口 33……中間室 4……外壁パネル
Claims (1)
- 【請求項1】一個の換気入口に対して複数の換気出口を
備え、該換気出口が前記換気入口よりも小さい大きさで
形成され、かつ前記換気出口と換気入口との間に、該換
気入口よりも縦断面積が広い中間室が形成されている換
気パイプを備え、該換気パイプの換気入口側の端部が、
換気ダクトに接続され、前記換気パイプの各換気出口側
の端部が、外壁に設けられた換気孔に接続されているこ
とを特徴とする建物の換気孔構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1276782A JP2507091B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 建物の換気孔構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1276782A JP2507091B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 建物の換気孔構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03137336A JPH03137336A (ja) | 1991-06-11 |
JP2507091B2 true JP2507091B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=17574293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1276782A Expired - Fee Related JP2507091B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 建物の換気孔構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507091B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2587131Y2 (ja) * | 1992-02-13 | 1998-12-14 | 大成建設株式会社 | Pc外壁の通気孔からの虫進入防止構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5923124Y2 (ja) * | 1976-10-20 | 1984-07-10 | フクビ化学工業株式会社 | 換気口 |
-
1989
- 1989-10-23 JP JP1276782A patent/JP2507091B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03137336A (ja) | 1991-06-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |