JP2001208386A - 換気構造 - Google Patents
換気構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 居室空間を有する建物において、排気効率に
優れ、且つ施工が容易な換気構造を提供する。 【解決手段】 居室空間(12)を有する建物(例え
ば、集合住宅10)の該居室空間内の換気を行うための
換気構造(例えば、換気システム1)であって、前記建
物を水平方向に貫通して設けられた主排気ダクト(3
1)と、前記主排気ダクトの端部となる前記建物の対向
する2つの外壁にそれぞれ面して設けられた2つの排気
口(31a、31b)と、前記主排気ダクトから分岐
し、前記居室空間と連通する分岐排気ダクト(32)
と、前記主排気ダクトの一部に設けられ、給気の圧力損
失が大きく且つ排気の圧力損失が小さい排気圧力損失低
減手段(例えば、排気逆流防止ダンパ33)と、を備え
た。
優れ、且つ施工が容易な換気構造を提供する。 【解決手段】 居室空間(12)を有する建物(例え
ば、集合住宅10)の該居室空間内の換気を行うための
換気構造(例えば、換気システム1)であって、前記建
物を水平方向に貫通して設けられた主排気ダクト(3
1)と、前記主排気ダクトの端部となる前記建物の対向
する2つの外壁にそれぞれ面して設けられた2つの排気
口(31a、31b)と、前記主排気ダクトから分岐
し、前記居室空間と連通する分岐排気ダクト(32)
と、前記主排気ダクトの一部に設けられ、給気の圧力損
失が大きく且つ排気の圧力損失が小さい排気圧力損失低
減手段(例えば、排気逆流防止ダンパ33)と、を備え
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の居室空間内
の換気を行う換気構造に関し、特に、集合住宅等におけ
る各居室空間の換気を行う換気構造に関する。
の換気を行う換気構造に関し、特に、集合住宅等におけ
る各居室空間の換気を行う換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、集合住宅などの居室空間を有する
建物における換気構造としては、例えば、特許第289
7873号の特許公報に記載された発明が知られてい
る。かかる発明の換気構造100では、図7に示すよう
に、主給気ダクト110と主排気ダクト120とが、建
物100aの天井裏130を水平方向に貫通して設けら
れ、主給気ダクト110の給気口111a、111bお
よび主排気ダクト120の排気口121a、121bが
対向する2つの外壁140、141にそれぞれ面して開
口して設けられ、加えて主給気ダクト110から分岐し
た分岐給気ダクト112および主排気ダクト120から
分岐した分岐排気ダクト122が居室150内と連通し
て設けられている。そして、風の方向に応じて主給気ダ
クト110内に外気が取り入れられ、取り入れられた外
気が分岐給気ダクト112を介して居室空間150内に
供給される。次いで、居室空間150内の空気は、分岐
排気ダクト122に流入され、一方の排気口121aか
ら主排気ダクト120に取り入れられた外気の流れによ
って主排気ダクト120に誘引されて、他方の排気口1
21bから外に排出される。従って、自然風を利用して
居室空間150内の換気が図れるという特長を有してい
る。
建物における換気構造としては、例えば、特許第289
7873号の特許公報に記載された発明が知られてい
る。かかる発明の換気構造100では、図7に示すよう
に、主給気ダクト110と主排気ダクト120とが、建
物100aの天井裏130を水平方向に貫通して設けら
れ、主給気ダクト110の給気口111a、111bお
よび主排気ダクト120の排気口121a、121bが
対向する2つの外壁140、141にそれぞれ面して開
口して設けられ、加えて主給気ダクト110から分岐し
た分岐給気ダクト112および主排気ダクト120から
分岐した分岐排気ダクト122が居室150内と連通し
て設けられている。そして、風の方向に応じて主給気ダ
クト110内に外気が取り入れられ、取り入れられた外
気が分岐給気ダクト112を介して居室空間150内に
供給される。次いで、居室空間150内の空気は、分岐
排気ダクト122に流入され、一方の排気口121aか
ら主排気ダクト120に取り入れられた外気の流れによ
って主排気ダクト120に誘引されて、他方の排気口1
21bから外に排出される。従って、自然風を利用して
居室空間150内の換気が図れるという特長を有してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記換
気構造では、居室空間150内の空気は分岐排気ダクト
122から主排気ダクト120に誘引されて建物の外部
に排出されるが、排気量が少ないという問題点があっ
た。また、主給気ダクト110と主排気ダクト120を
天井裏130に建物100aを貫通するようにして設け
なければならないので、ダクト施工に手間がかかるとと
もにイニシャルコストもかかるという問題点があった。
気構造では、居室空間150内の空気は分岐排気ダクト
122から主排気ダクト120に誘引されて建物の外部
に排出されるが、排気量が少ないという問題点があっ
た。また、主給気ダクト110と主排気ダクト120を
天井裏130に建物100aを貫通するようにして設け
なければならないので、ダクト施工に手間がかかるとと
もにイニシャルコストもかかるという問題点があった。
【0004】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であって、居室空間を有する建物において、排気効率に
優れ、且つ施工が容易な換気構造を提供することを目的
とする。
であって、居室空間を有する建物において、排気効率に
優れ、且つ施工が容易な換気構造を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1に示すよう
に、居室空間(12)を有する建物(例えば、集合住宅
10)の該居室空間内の換気を行うための換気構造(例
えば、換気システム1)であって、前記建物を水平方向
に貫通して設けられた主排気ダクト(31)と、前記建
物の対向する2つの外壁にそれぞれ面して設けられて、
前記主排気ダクトの端部となる2つの排気口(31a、
31b)と、前記主排気ダクトから分岐し、前記居室空
間と連通する分岐排気ダクト(32)と、前記主排気ダ
クトの一部に設けられ、給気の圧力損失が大きく且つ排
気の圧力損失が小さい排気圧力損失低減手段(例えば、
排気逆流防止ダンパ33)と、を備えたことを特徴とし
ている。
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1に示すよう
に、居室空間(12)を有する建物(例えば、集合住宅
10)の該居室空間内の換気を行うための換気構造(例
えば、換気システム1)であって、前記建物を水平方向
に貫通して設けられた主排気ダクト(31)と、前記建
物の対向する2つの外壁にそれぞれ面して設けられて、
前記主排気ダクトの端部となる2つの排気口(31a、
31b)と、前記主排気ダクトから分岐し、前記居室空
間と連通する分岐排気ダクト(32)と、前記主排気ダ
クトの一部に設けられ、給気の圧力損失が大きく且つ排
気の圧力損失が小さい排気圧力損失低減手段(例えば、
排気逆流防止ダンパ33)と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0006】請求項1記載の発明によれば、排気圧力損
失低減手段によって、排気の圧力損失が低減されるの
で、分岐排気ダクトを介して主排気ダクトに流入した居
室空間内の空気は、排気口から外に排出されることとな
って、従来の誘引式の排気に比べて、ダクト長や風量に
影響されず安定した排気を行うことが出来る。即ち、排
気圧力損失低減手段によって外部から主排気ダクト内へ
の空気の流入を防止して、主排気ダクトから外部に空気
を排出させる方向にのみ空気の流れを形成させることが
出来、これにより、分岐排気ダクト内よりも主排気ダク
ト内の圧力を常に低くすることが可能となって、建物の
風下に形成された負圧を利用して効率的に居室空間内の
排気を行うことが出来る。より具体的には、従来の誘引
方式の場合、ダクトが長くなるほど、必ずしも主排気ダ
クトの圧力が分岐排気ダクト内の圧力よりも低くならな
いことがあるが、本願の場合、確実に主排気ダクトの圧
力を分岐排気ダクト内の圧力よりも低くすることができ
て、排気を確実に行える。
失低減手段によって、排気の圧力損失が低減されるの
で、分岐排気ダクトを介して主排気ダクトに流入した居
室空間内の空気は、排気口から外に排出されることとな
って、従来の誘引式の排気に比べて、ダクト長や風量に
影響されず安定した排気を行うことが出来る。即ち、排
気圧力損失低減手段によって外部から主排気ダクト内へ
の空気の流入を防止して、主排気ダクトから外部に空気
を排出させる方向にのみ空気の流れを形成させることが
出来、これにより、分岐排気ダクト内よりも主排気ダク
ト内の圧力を常に低くすることが可能となって、建物の
風下に形成された負圧を利用して効率的に居室空間内の
排気を行うことが出来る。より具体的には、従来の誘引
方式の場合、ダクトが長くなるほど、必ずしも主排気ダ
クトの圧力が分岐排気ダクト内の圧力よりも低くならな
いことがあるが、本願の場合、確実に主排気ダクトの圧
力を分岐排気ダクト内の圧力よりも低くすることができ
て、排気を確実に行える。
【0007】ここで、排気圧力損失低減手段とは、主排
気ダクト内の空気を排出する圧力を低下させないように
するための手段であって、例えば、逆流防止ダンパ、固
定式の整流板、或いは、ダクト内の流路を拡径及び縮径
する部材などであり、圧力損失要因を低減させる手段で
あればどのようなものであってもよい。居室空間を有す
る建物とは、住宅、事務所、店舗、集会場など一定の目
的のため人が継続的に使用する空間(居室空間)を有す
る建物のことを意味する。排気口は、必ずしも外壁に設
ける必要はなく、低層建築又は低層階の場合には、主給
気ダクトを外壁面に沿って上方に延長して、給気口を外
壁よりも上方に設けるようにしてもよい。
気ダクト内の空気を排出する圧力を低下させないように
するための手段であって、例えば、逆流防止ダンパ、固
定式の整流板、或いは、ダクト内の流路を拡径及び縮径
する部材などであり、圧力損失要因を低減させる手段で
あればどのようなものであってもよい。居室空間を有す
る建物とは、住宅、事務所、店舗、集会場など一定の目
的のため人が継続的に使用する空間(居室空間)を有す
る建物のことを意味する。排気口は、必ずしも外壁に設
ける必要はなく、低層建築又は低層階の場合には、主給
気ダクトを外壁面に沿って上方に延長して、給気口を外
壁よりも上方に設けるようにしてもよい。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の換
気構造において、前記排気圧力損失低減手段は、主排気
ダクトの一部に当該ダクトを遮断して設けられ、前記主
排気ダクト内の空気を前記排気口から外部に排出する方
向にのみ空気が流れることを可能にする排気逆流防止ダ
ンパ(33)であることを特徴としている。
気構造において、前記排気圧力損失低減手段は、主排気
ダクトの一部に当該ダクトを遮断して設けられ、前記主
排気ダクト内の空気を前記排気口から外部に排出する方
向にのみ空気が流れることを可能にする排気逆流防止ダ
ンパ(33)であることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、排気圧力損失低減手段として排気逆流防止ダンパを
用いたので、空気が外部から逆流することがなく排気圧
力損失が低減され、排気効率を確実に向上させることが
出来る。
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、排気圧力損失低減手段として排気逆流防止ダンパを
用いたので、空気が外部から逆流することがなく排気圧
力損失が低減され、排気効率を確実に向上させることが
出来る。
【0010】請求項3記載の発明は、例えば、図5に示
すように、請求項1又は2記載の換気構造(例えば、換
気システム50)において、前記主排気ダクト及び前記
分岐排気ダクトの少なくとも一部は、天井裏(11)に
より構成されていることを特徴としている。
すように、請求項1又は2記載の換気構造(例えば、換
気システム50)において、前記主排気ダクト及び前記
分岐排気ダクトの少なくとも一部は、天井裏(11)に
より構成されていることを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、主排気ダクトの少なくとも一部は、天井裏に
より構成されているので、その分の施工を省略できて作
業負荷を低減出来るとともにイニシャルコストの低減も
図れる。加えて、例えば、従来の排気ダクトと給気ダク
トを設けた場合のように、天井裏で排気ダクトと給気ダ
クトとが交錯することがなく、納まりが良くなる。ま
た、ダクト内に空気を流通させる場合に比べ、天井内の
方が断面が大きいので、気流速度が小さくなり、圧力損
失が小さくなる。
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、主排気ダクトの少なくとも一部は、天井裏に
より構成されているので、その分の施工を省略できて作
業負荷を低減出来るとともにイニシャルコストの低減も
図れる。加えて、例えば、従来の排気ダクトと給気ダク
トを設けた場合のように、天井裏で排気ダクトと給気ダ
クトとが交錯することがなく、納まりが良くなる。ま
た、ダクト内に空気を流通させる場合に比べ、天井内の
方が断面が大きいので、気流速度が小さくなり、圧力損
失が小さくなる。
【0012】請求項4記載の発明は、例えば、図6に示
すように、請求項1又は2記載の換気構造(例えば、換
気システム60)において、前記建物を水平方向に貫通
して設けられた主給気ダクト(例えば、給気部61)
と、前記建物の対向する2つの外壁にそれぞれ面して設
けられて、前記主給気ダクトの端部となる2つの給気口
(62a、63a)と、前記主給気ダクトと連通し、前
記居室空間内に空気を取り入れる空気取入口(66)
と、を備え、前記主給気ダクトの少なくとも一部が、天
井裏(11)により構成されていることを特徴としてい
る。
すように、請求項1又は2記載の換気構造(例えば、換
気システム60)において、前記建物を水平方向に貫通
して設けられた主給気ダクト(例えば、給気部61)
と、前記建物の対向する2つの外壁にそれぞれ面して設
けられて、前記主給気ダクトの端部となる2つの給気口
(62a、63a)と、前記主給気ダクトと連通し、前
記居室空間内に空気を取り入れる空気取入口(66)
と、を備え、前記主給気ダクトの少なくとも一部が、天
井裏(11)により構成されていることを特徴としてい
る。
【0013】請求項4記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、主給気ダクトの少なくとも一部が、天井裏に
より構成されているので、その分の施工を省略できて作
業負荷を低減出来るとともにイニシャルコストの低減も
図れる。加えて、従来の排気ダクトと給気ダクトを備え
た構成の場合のように、天井裏で排気ダクトと給気ダク
トとが交錯することがなく、納まりが良くなる。また、
建物を水平方向に貫通する主給気ダクトの両端部に設け
られた給気口によって、風の方向に応じて主給気ダクト
内に外気が取り入れられ、取り入れられた外気は、空気
取入口を介して居室空間内に供給されるので、風の方向
に応じた外気の取り入れが可能なので、ファンなどの機
械を使用しなくても自然のエネルギーで給気を行うこと
ができる。
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、主給気ダクトの少なくとも一部が、天井裏に
より構成されているので、その分の施工を省略できて作
業負荷を低減出来るとともにイニシャルコストの低減も
図れる。加えて、従来の排気ダクトと給気ダクトを備え
た構成の場合のように、天井裏で排気ダクトと給気ダク
トとが交錯することがなく、納まりが良くなる。また、
建物を水平方向に貫通する主給気ダクトの両端部に設け
られた給気口によって、風の方向に応じて主給気ダクト
内に外気が取り入れられ、取り入れられた外気は、空気
取入口を介して居室空間内に供給されるので、風の方向
に応じた外気の取り入れが可能なので、ファンなどの機
械を使用しなくても自然のエネルギーで給気を行うこと
ができる。
【0014】ここで、給気口は、必ずしも外壁に設ける
必要はなく、低層建築又は低層階の場合には、主給気ダ
クトを外壁面に沿って上方に延長して、給気口を外壁よ
りも上方に設けるようにしてもよい。
必要はなく、低層建築又は低層階の場合には、主給気ダ
クトを外壁面に沿って上方に延長して、給気口を外壁よ
りも上方に設けるようにしてもよい。
【0015】請求項5記載の発明は、例えば、図3に示
すように、請求項1、2、4の何れかに記載の換気構造
において、前記主排気ダクトと前記分岐排気ダクトとの
接続部(34)には、前記分岐排気ダクトとから主排気
ダクトとを滑らかに接続する接続面を有していることを
特徴としている。
すように、請求項1、2、4の何れかに記載の換気構造
において、前記主排気ダクトと前記分岐排気ダクトとの
接続部(34)には、前記分岐排気ダクトとから主排気
ダクトとを滑らかに接続する接続面を有していることを
特徴としている。
【0016】請求項5記載の発明によれば、請求項1、
2、4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られるこ
とは無論のこと、特に、主排気ダクトと分岐排気ダクト
との接続部には、分岐排気ダクトと主排気ダクトとを滑
らかに接続する接続面が設けられているので、従来の直
角に形成された接続部に比べて、流体の圧力損失を低減
することが出来ることとなって、より換気効率を高める
ことが出来る。即ち、本発明の角部の形状は、流体力学
的に、分岐排気ダクトから主排気ダクトへの空気の流れ
をスムーズにさせるものなので、従来に比べて換気効率
を高めることが出来る。
2、4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られるこ
とは無論のこと、特に、主排気ダクトと分岐排気ダクト
との接続部には、分岐排気ダクトと主排気ダクトとを滑
らかに接続する接続面が設けられているので、従来の直
角に形成された接続部に比べて、流体の圧力損失を低減
することが出来ることとなって、より換気効率を高める
ことが出来る。即ち、本発明の角部の形状は、流体力学
的に、分岐排気ダクトから主排気ダクトへの空気の流れ
をスムーズにさせるものなので、従来に比べて換気効率
を高めることが出来る。
【0017】請求項6記載の発明は、例えば、図4に示
すように、請求項1、2、4の何れかに記載の換気構造
において、前記主排気ダクトと前記分岐排気ダクトとの
接続は、前記分岐排気ダクトから前記主排気ダクトに向
かって滑らかに拡がる中空のチャンバ(5)を介してな
されていることを特徴としている。
すように、請求項1、2、4の何れかに記載の換気構造
において、前記主排気ダクトと前記分岐排気ダクトとの
接続は、前記分岐排気ダクトから前記主排気ダクトに向
かって滑らかに拡がる中空のチャンバ(5)を介してな
されていることを特徴としている。
【0018】請求項6記載の発明によれば、請求項1、
2、4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られるこ
とは無論のこと、特に、主排気ダクトと分岐排気ダクト
との接続は、分岐排気ダクトから主排気ダクトに向かっ
て滑らかにに拡がるチャンバを介してなされているの
で、流体力学的に、分岐排気ダクトから主排気ダクトへ
の空気の流れをスムーズにさせることが出来ることとな
って、従来に比べて換気効率を高めることが出来る。ま
た、このチャンバを用いれば、既存の円筒形のダクト材
を使用して上記効果を得ることが出来る。
2、4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られるこ
とは無論のこと、特に、主排気ダクトと分岐排気ダクト
との接続は、分岐排気ダクトから主排気ダクトに向かっ
て滑らかにに拡がるチャンバを介してなされているの
で、流体力学的に、分岐排気ダクトから主排気ダクトへ
の空気の流れをスムーズにさせることが出来ることとな
って、従来に比べて換気効率を高めることが出来る。ま
た、このチャンバを用いれば、既存の円筒形のダクト材
を使用して上記効果を得ることが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
換気構造の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発
明に係る第1の実施の形態の換気システムを模式的に示
した集合住宅の断面図である。
換気構造の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発
明に係る第1の実施の形態の換気システムを模式的に示
した集合住宅の断面図である。
【0020】図1に示した本発明に係る換気構造として
の換気システム1は、集合住宅10内の各住戸の天井裏
11に設けられていて、外部から風などの外気を取り入
れて各居室12,12内に給気する給気部2と、居室1
2,12内の空気を外部に排出する排気部3と、浴室1
3内の空気を排気する浴室排気部4と、を備えている。
の換気システム1は、集合住宅10内の各住戸の天井裏
11に設けられていて、外部から風などの外気を取り入
れて各居室12,12内に給気する給気部2と、居室1
2,12内の空気を外部に排出する排気部3と、浴室1
3内の空気を排気する浴室排気部4と、を備えている。
【0021】前記給気部2は、集合住宅10の外壁A
(例えば、東側の外壁面)から反対側の外壁B(例え
ば、西側の外壁面)まで前記天井裏11を貫通して設け
られた主給気ダクト21と、この主給気ダクト21から
分岐して設けられ、各居室12,12と連通した分岐給
気ダクト22,22と、を備えている。前記主給気ダク
ト21の両端部には、前記外壁Aと前記外壁Bのそれぞ
れに給気口21a,21bが設けられ、該給気口21
a,21bから前記主給気ダクト21に外気を取り入れ
ることが出来るようになっている。
(例えば、東側の外壁面)から反対側の外壁B(例え
ば、西側の外壁面)まで前記天井裏11を貫通して設け
られた主給気ダクト21と、この主給気ダクト21から
分岐して設けられ、各居室12,12と連通した分岐給
気ダクト22,22と、を備えている。前記主給気ダク
ト21の両端部には、前記外壁Aと前記外壁Bのそれぞ
れに給気口21a,21bが設けられ、該給気口21
a,21bから前記主給気ダクト21に外気を取り入れ
ることが出来るようになっている。
【0022】また、前記主給気ダクト21の前記各給気
口21a,21b付近には、前記主給気ダクト21の外
部から内部方向に空気を流入させるが、逆に前記主給気
ダクト21の内部から外部方向への空気の流れをせき止
める逆流防止ダンパ24が設けられている。この逆流防
止ダンパ24は、前記主給気ダクト21の内部に流入さ
れる空気の流量を調整する風量調整機能も備えている。
口21a,21b付近には、前記主給気ダクト21の外
部から内部方向に空気を流入させるが、逆に前記主給気
ダクト21の内部から外部方向への空気の流れをせき止
める逆流防止ダンパ24が設けられている。この逆流防
止ダンパ24は、前記主給気ダクト21の内部に流入さ
れる空気の流量を調整する風量調整機能も備えている。
【0023】上記逆流防止ダンパ24は、常時は開いて
おり、微風であっても前記主給気ダクト21の内部に風
を取り入れることが出来るようになっている。
おり、微風であっても前記主給気ダクト21の内部に風
を取り入れることが出来るようになっている。
【0024】前記排気部3は、集合住宅の外壁A(例え
ば、東側の外壁面)から反対側の外壁B(例えば、西側
の外壁面)まで前記天井裏11を貫通して設けられた主
排気ダクト31と、この主排気ダクト31から分岐して
設けられ、各居室12,12と連通した分岐排気ダクト
32,32と、を備えている。
ば、東側の外壁面)から反対側の外壁B(例えば、西側
の外壁面)まで前記天井裏11を貫通して設けられた主
排気ダクト31と、この主排気ダクト31から分岐して
設けられ、各居室12,12と連通した分岐排気ダクト
32,32と、を備えている。
【0025】前記主排気ダクト31の端部には、前記外
壁Aと前記外壁Bにそれぞれ面して排気口31a,31
bが設けられ、前記各排気口31a,31b付近には、
前記主排気ダクト31の内部から外部方向に空気を流入
させるが、逆に前記主排気ダクト31の外部から内部方
向への空気の流れをせき止める排気逆流防止ダンパ3
3、33が設けられている。
壁Aと前記外壁Bにそれぞれ面して排気口31a,31
bが設けられ、前記各排気口31a,31b付近には、
前記主排気ダクト31の内部から外部方向に空気を流入
させるが、逆に前記主排気ダクト31の外部から内部方
向への空気の流れをせき止める排気逆流防止ダンパ3
3、33が設けられている。
【0026】前記分岐排気ダクト32,32は、前記居
室12,12内の空気を取り入れるための空気取入口3
2a,32aを備え、この空気取入口32a,32aか
ら前記居室12,12内の空気を流入させて前記主排気
ダクト31に流出させるものである。前記分岐排気ダク
ト32,32の前記空気取入口32a,32a付近に
は、前記居室12,12から前記分岐排気ダクト32,
32方向には空気を流入させるが、逆に前記分岐排気ダ
クト32,32の内部から前記居室12,12方向への
空気の流れをせき止める逆流防止ダンパ32bが設けら
れている。この逆流防止ダンパ32bは、前記逆流防止
ダンパ24と同様のものである。そして、前記居室1
2,12から前記分岐排気ダクト32,32を通して主
排気ダクト31に空気を流入させて外部に排気させるこ
とが出来るようになっている。
室12,12内の空気を取り入れるための空気取入口3
2a,32aを備え、この空気取入口32a,32aか
ら前記居室12,12内の空気を流入させて前記主排気
ダクト31に流出させるものである。前記分岐排気ダク
ト32,32の前記空気取入口32a,32a付近に
は、前記居室12,12から前記分岐排気ダクト32,
32方向には空気を流入させるが、逆に前記分岐排気ダ
クト32,32の内部から前記居室12,12方向への
空気の流れをせき止める逆流防止ダンパ32bが設けら
れている。この逆流防止ダンパ32bは、前記逆流防止
ダンパ24と同様のものである。そして、前記居室1
2,12から前記分岐排気ダクト32,32を通して主
排気ダクト31に空気を流入させて外部に排気させるこ
とが出来るようになっている。
【0027】ここで、主排気ダクト31に設けられた排
気逆流防止ダンパ33より内側には、外部から空気が流
入しない。この状態での空気の排出原理を図2を用いて
説明する。図2(a)は、従来の排気原理を説明するた
めのものであり、従来は、分岐排気ダクト122から主
排気ダクト120に流入する空気を、排気口121aか
ら主排気ダクト120に流入する空気の流れによって誘
引させて外部に排出するものである。一方、図2(b)
は、本願発明の排気原理を説明するためのものであり、
外部から流入する空気を遮断し、内側から外部に排出す
る方向にのみ空気が流れるようにされている。この状態
で、建物に風が吹くと、風下に負圧が形成される。そし
て、この負圧の方向に主排気ダクト31内の空気が流れ
ることにより、外部に排気出来るものである。本願の排
気原理によれば、排気逆流防止ダンパ33によって外部
から主排気ダクト31内への空気の流入が防止され、分
岐排気ダクト32、32内よりも主排気ダクト31内の
圧力を常に低くすることが可能となって、建物の風下に
形成された負圧を利用して効率的に居室空間内の排気を
行うことが出来る。つまり、従来の誘引方式の場合、ダ
クトが長くなるほど、必ずしも主排気ダクト120の圧
力が分岐排気ダクト122内の圧力よりも低くならない
ことがあるが、本願の場合、確実に主排気ダクト31の
圧力を分岐排気ダクト32内の圧力よりも低くすること
ができて、排気を確実に行える。なお、本願の効果をよ
り顕著に得るためには、ダクトが長い方がより好まし
く、具体的には10m以上では、本願の発明の方が従来
の誘引方式よりもトータル的な排気効率が良くなる。
気逆流防止ダンパ33より内側には、外部から空気が流
入しない。この状態での空気の排出原理を図2を用いて
説明する。図2(a)は、従来の排気原理を説明するた
めのものであり、従来は、分岐排気ダクト122から主
排気ダクト120に流入する空気を、排気口121aか
ら主排気ダクト120に流入する空気の流れによって誘
引させて外部に排出するものである。一方、図2(b)
は、本願発明の排気原理を説明するためのものであり、
外部から流入する空気を遮断し、内側から外部に排出す
る方向にのみ空気が流れるようにされている。この状態
で、建物に風が吹くと、風下に負圧が形成される。そし
て、この負圧の方向に主排気ダクト31内の空気が流れ
ることにより、外部に排気出来るものである。本願の排
気原理によれば、排気逆流防止ダンパ33によって外部
から主排気ダクト31内への空気の流入が防止され、分
岐排気ダクト32、32内よりも主排気ダクト31内の
圧力を常に低くすることが可能となって、建物の風下に
形成された負圧を利用して効率的に居室空間内の排気を
行うことが出来る。つまり、従来の誘引方式の場合、ダ
クトが長くなるほど、必ずしも主排気ダクト120の圧
力が分岐排気ダクト122内の圧力よりも低くならない
ことがあるが、本願の場合、確実に主排気ダクト31の
圧力を分岐排気ダクト32内の圧力よりも低くすること
ができて、排気を確実に行える。なお、本願の効果をよ
り顕著に得るためには、ダクトが長い方がより好まし
く、具体的には10m以上では、本願の発明の方が従来
の誘引方式よりもトータル的な排気効率が良くなる。
【0028】また、前記分岐排気ダクト32,32と前
記主排気ダクト31とが接続する接続部34の構造につ
いては、例えば、図3、図4のようにしてもよい。図3
は、本発明に係る主排気ダクトと分岐排気ダクトの接続
部の正面図であり、図4は、チャンバを用いた接続部の
正面図である。
記主排気ダクト31とが接続する接続部34の構造につ
いては、例えば、図3、図4のようにしてもよい。図3
は、本発明に係る主排気ダクトと分岐排気ダクトの接続
部の正面図であり、図4は、チャンバを用いた接続部の
正面図である。
【0029】図3において、破線で示した構造は、従来
の主排気ダクト120と分岐排気ダクト122の接続部
であるが、分岐排気ダクト122から主排気ダクト12
0に空気が流入するとき、略直角な角部120aにより
抵抗が生じ、主排気ダクト120への流入圧力の損失が
ある。これに対して、実線で示した本願発明の構造は、
接続部34には主排気ダクト31に内側に滑らかに湾曲
した接続面34aが設けられているので、空気抵抗が低
減され、分岐排気ダクト32から主排気ダクト31へ空
気が流入する際の圧力損失が少なく、排気効率を向上さ
せることが出来る。
の主排気ダクト120と分岐排気ダクト122の接続部
であるが、分岐排気ダクト122から主排気ダクト12
0に空気が流入するとき、略直角な角部120aにより
抵抗が生じ、主排気ダクト120への流入圧力の損失が
ある。これに対して、実線で示した本願発明の構造は、
接続部34には主排気ダクト31に内側に滑らかに湾曲
した接続面34aが設けられているので、空気抵抗が低
減され、分岐排気ダクト32から主排気ダクト31へ空
気が流入する際の圧力損失が少なく、排気効率を向上さ
せることが出来る。
【0030】また、図4においては、正面視が五角形の
チャンバ5の側面部5aに、主排気ダクト31と分岐排
気ダクト32とが一側面部離間した状態で接続されてい
る。このチャンバ5は、内部が空洞となっていて、この
チャンバ5を介して、主排気ダクト31と分岐排気ダク
ト32との間が連通されている。図3の接続部34と同
様に、分岐排気ダクト32から主排気ダクト31に向か
って滑らかにチャンバ5の空間が拡がっているで、空気
の流れをスムーズにさせることが出来ることとなって、
従来に比べて換気効率を高めることが出来る。
チャンバ5の側面部5aに、主排気ダクト31と分岐排
気ダクト32とが一側面部離間した状態で接続されてい
る。このチャンバ5は、内部が空洞となっていて、この
チャンバ5を介して、主排気ダクト31と分岐排気ダク
ト32との間が連通されている。図3の接続部34と同
様に、分岐排気ダクト32から主排気ダクト31に向か
って滑らかにチャンバ5の空間が拡がっているで、空気
の流れをスムーズにさせることが出来ることとなって、
従来に比べて換気効率を高めることが出来る。
【0031】次に、上記説明した集合住宅10の換気シ
ステム1における換気動作について説明する。まず、風
の向きによって前記外壁A側の給気口21a、或いは前
記外壁B側の給気口21bから空気が前記主給気ダクト
21に取り入れられる。このとき、例えば、外壁A側の
前記給気口21aから流入された空気は、前記逆流防止
ダンパ24によって、再び反対の外壁B側の前記給気口
21bから流出することなくせき止められる。従って、
風の方向に応じた外気の取り入れが可能なので、ファン
などの機械を使用しなくても自然のエネルギーで給気を
行うことができる。
ステム1における換気動作について説明する。まず、風
の向きによって前記外壁A側の給気口21a、或いは前
記外壁B側の給気口21bから空気が前記主給気ダクト
21に取り入れられる。このとき、例えば、外壁A側の
前記給気口21aから流入された空気は、前記逆流防止
ダンパ24によって、再び反対の外壁B側の前記給気口
21bから流出することなくせき止められる。従って、
風の方向に応じた外気の取り入れが可能なので、ファン
などの機械を使用しなくても自然のエネルギーで給気を
行うことができる。
【0032】次に、前記主給気ダクト21に流入した空
気は、前記分岐給気ダクト22,22を介して居室1
2,12に供給される。そして、居室12,12内の空
気は、前記分岐排気ダクト32,32の空気取入口32
a,32aから前記分岐排気ダクト32,32に流入す
る。前記分岐排気ダクト32,32に流入された空気
は、前記主排気ダクト31に流入して、前記主排気ダク
ト31のどちらか一方の排気口31a,31bから排出
される。この場合、建物に吹く風によって生じた負圧の
方向に空気が排出される。
気は、前記分岐給気ダクト22,22を介して居室1
2,12に供給される。そして、居室12,12内の空
気は、前記分岐排気ダクト32,32の空気取入口32
a,32aから前記分岐排気ダクト32,32に流入す
る。前記分岐排気ダクト32,32に流入された空気
は、前記主排気ダクト31に流入して、前記主排気ダク
ト31のどちらか一方の排気口31a,31bから排出
される。この場合、建物に吹く風によって生じた負圧の
方向に空気が排出される。
【0033】以上説明した本発明に係る換気構造によれ
ば、排気逆流防止ダンパ33、33によって、外部から
主排気ダクト31内への空気の流入を防止して、主排気
ダクト31から外部に空気を排出させる方向にのみ空気
の流れを形成させることが出来、これにより、集合住宅
10の風下に形成された負圧を利用して効率的に居室空
間12内の排気を行うことが出来る。
ば、排気逆流防止ダンパ33、33によって、外部から
主排気ダクト31内への空気の流入を防止して、主排気
ダクト31から外部に空気を排出させる方向にのみ空気
の流れを形成させることが出来、これにより、集合住宅
10の風下に形成された負圧を利用して効率的に居室空
間12内の排気を行うことが出来る。
【0034】[第2の実施の形態]図5は、本発明にか
かる第2の実施の形態の換気システムを説明するための
集合住宅の断面図である。図5に示す第2の実施の形態
の換気システム50は、天井裏11を主排気ダクトの一
部として使用した構造であり、第1の実施の形態の換気
システム1と重複する構成については、説明を省略す
る。
かる第2の実施の形態の換気システムを説明するための
集合住宅の断面図である。図5に示す第2の実施の形態
の換気システム50は、天井裏11を主排気ダクトの一
部として使用した構造であり、第1の実施の形態の換気
システム1と重複する構成については、説明を省略す
る。
【0035】図5に示す換気システム50の排気部51
は、集合住宅の外壁A(例えば、東側の外壁面)に面す
る排気口52aを備えた第1の排気スリーブ52と、外
壁Aの反対側の外壁B(例えば、西側の外壁面)に面す
る排気口53aを備えた第2の排気スリーブ53と、前
記各排気口52a,53a付近に設けられ、前記排気ス
リーブ52、53の内側から外部方向に空気を流入させ
るが、逆に前記排気スリーブ52、53の外部から内側
への空気の流れをせき止める逆流防止ダンパ54と、天
井裏11側の前記第1の排気スリーブ52端部に設けら
れた補助ファン55と、各居室12の天井に設けられた
空気取入口56、56などにより構成されている。
は、集合住宅の外壁A(例えば、東側の外壁面)に面す
る排気口52aを備えた第1の排気スリーブ52と、外
壁Aの反対側の外壁B(例えば、西側の外壁面)に面す
る排気口53aを備えた第2の排気スリーブ53と、前
記各排気口52a,53a付近に設けられ、前記排気ス
リーブ52、53の内側から外部方向に空気を流入させ
るが、逆に前記排気スリーブ52、53の外部から内側
への空気の流れをせき止める逆流防止ダンパ54と、天
井裏11側の前記第1の排気スリーブ52端部に設けら
れた補助ファン55と、各居室12の天井に設けられた
空気取入口56、56などにより構成されている。
【0036】そして、外壁A側の給気口21a、或いは
外壁B側の給気口21bから主給気ダクト21に取り入
れられた空気は、分岐給気ダクト22,22を介して居
室12,12に供給される。次いで、居室12,12内
の空気は、空気取入口56,56から天井裏11に流入
される。
外壁B側の給気口21bから主給気ダクト21に取り入
れられた空気は、分岐給気ダクト22,22を介して居
室12,12に供給される。次いで、居室12,12内
の空気は、空気取入口56,56から天井裏11に流入
される。
【0037】前記天井裏12に流入された空気は、第1
の排気スリーブ52或いは第2の排気スリーブ53に流
入して、排気口52a,53aから排出される。この場
合、集合住宅10に吹く風によって生じた負圧の方向に
空気が排出される。また、補助ファン55によって強制
的に空気の流れ作って、第2の排気スリーブ53の排気
口53aから外に空気を排出させてもよい。これによ
り、風が無い日でも十分な換気を行うことが出来る。
の排気スリーブ52或いは第2の排気スリーブ53に流
入して、排気口52a,53aから排出される。この場
合、集合住宅10に吹く風によって生じた負圧の方向に
空気が排出される。また、補助ファン55によって強制
的に空気の流れ作って、第2の排気スリーブ53の排気
口53aから外に空気を排出させてもよい。これによ
り、風が無い日でも十分な換気を行うことが出来る。
【0038】上記構成の換気システム50によれば、主
排気ダクトが、第1の排気スリーブ52、第2の排気ス
リーブ53と天井裏11により構成されているので、そ
の分の施工を省略できて作業負荷を低減出来るとともに
イニシャルコストの低減も図れる。加えて、例えば、従
来の排気ダクト120と給気ダクト110を設けた場合
のように、天井裏130で排気ダクト120と給気ダク
ト110とが交錯することがなく、納まりが良くなる。
排気ダクトが、第1の排気スリーブ52、第2の排気ス
リーブ53と天井裏11により構成されているので、そ
の分の施工を省略できて作業負荷を低減出来るとともに
イニシャルコストの低減も図れる。加えて、例えば、従
来の排気ダクト120と給気ダクト110を設けた場合
のように、天井裏130で排気ダクト120と給気ダク
ト110とが交錯することがなく、納まりが良くなる。
【0039】[第3の実施の形態]図6は、本発明にか
かる第3の実施の形態の換気システムを説明するための
集合住宅の断面図である。図6に示す第2の実施の形態
の換気システム60は、天井裏12を主給気ダクトの一
部として使用した構造であり、第1の実施の形態の換気
システム1および第2の実施の形態の換気システム50
と重複する構成については、説明を省略する。
かる第3の実施の形態の換気システムを説明するための
集合住宅の断面図である。図6に示す第2の実施の形態
の換気システム60は、天井裏12を主給気ダクトの一
部として使用した構造であり、第1の実施の形態の換気
システム1および第2の実施の形態の換気システム50
と重複する構成については、説明を省略する。
【0040】図6に示す換気システム60の給気部61
は、集合住宅の外壁A(例えば、東側の外壁面)に面す
る給気口62aを備えた第1の給気スリーブ62と、外
壁Aの反対側の外壁B(例えば、西側の外壁面)に面す
る給気口63aを備えた第2の給気スリーブ63と、前
記各給気口62a、63a付近に設けられ、前記給気ス
リーブ62、63の内側から外部方向に空気を流入させ
るが、逆に前記給気スリーブ62、63の外部から内側
への空気の流れをせき止める逆流防止ダンパ64と、天
井裏11側の前記第2の給気スリーブ63端部に設けら
れた補助ファン65と、各居室12の天井に設けられた
空気取入口66、66などにより構成されている。
は、集合住宅の外壁A(例えば、東側の外壁面)に面す
る給気口62aを備えた第1の給気スリーブ62と、外
壁Aの反対側の外壁B(例えば、西側の外壁面)に面す
る給気口63aを備えた第2の給気スリーブ63と、前
記各給気口62a、63a付近に設けられ、前記給気ス
リーブ62、63の内側から外部方向に空気を流入させ
るが、逆に前記給気スリーブ62、63の外部から内側
への空気の流れをせき止める逆流防止ダンパ64と、天
井裏11側の前記第2の給気スリーブ63端部に設けら
れた補助ファン65と、各居室12の天井に設けられた
空気取入口66、66などにより構成されている。
【0041】そして、外壁A側の給気口62a、或いは
外壁B側の給気口63aから主給気スリーブ62、63
に取り入れられた空気は、天井裏11に流入して空気取
入口66から居室12,12に供給される。上記構成に
よれば、第2の実施の形態の換気システム50と同様の
効果が得られる。
外壁B側の給気口63aから主給気スリーブ62、63
に取り入れられた空気は、天井裏11に流入して空気取
入口66から居室12,12に供給される。上記構成に
よれば、第2の実施の形態の換気システム50と同様の
効果が得られる。
【0042】なお、逆流防止ダンパ24、33、32b
は、風が一方向のみに流れるものであればどのようなも
のであってもよく、例えば、常時は閉じていて一定以上
の風力を有する風が吹いた場合に開くようなものであっ
てもよい。また、チャンバは、十字接続の場合には、正
面視が八角形となるようにする。
は、風が一方向のみに流れるものであればどのようなも
のであってもよく、例えば、常時は閉じていて一定以上
の風力を有する風が吹いた場合に開くようなものであっ
てもよい。また、チャンバは、十字接続の場合には、正
面視が八角形となるようにする。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、排気圧力
損失低減手段によって、排気の圧力損失が低減されるの
で、分岐排気ダクトを介して主排気ダクトに流入した居
室空間内の空気は、排気口から外に排出されることとな
って、従来の誘引式の排気に比べて、ダクト長や風量に
影響されず安定した排気を行うことが出来る。
損失低減手段によって、排気の圧力損失が低減されるの
で、分岐排気ダクトを介して主排気ダクトに流入した居
室空間内の空気は、排気口から外に排出されることとな
って、従来の誘引式の排気に比べて、ダクト長や風量に
影響されず安定した排気を行うことが出来る。
【0044】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、排気圧力損失低減手段として排気逆流防止ダンパを
用いたので、空気が外部から逆流することがなく排気圧
力損失が低減され、排気効率を確実に向上させることが
出来る。
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、排気圧力損失低減手段として排気逆流防止ダンパを
用いたので、空気が外部から逆流することがなく排気圧
力損失が低減され、排気効率を確実に向上させることが
出来る。
【0045】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、主排気ダクトの少なくとも一部は、天井裏に
より構成されているので、その分の施工を省略できて作
業負荷を低減出来るとともにイニシャルコストの低減も
図れる。加えて、例えば、従来の排気ダクトと給気ダク
トを設けた場合のように、天井裏で排気ダクトと給気ダ
クトとが交錯することがなく、納まりが良くなる。ま
た、ダクト内に空気を流通させる場合に比べ、天井内の
方が断面が大きいので、気流速度が小さくなり、圧力損
失が小さくなる。
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、主排気ダクトの少なくとも一部は、天井裏に
より構成されているので、その分の施工を省略できて作
業負荷を低減出来るとともにイニシャルコストの低減も
図れる。加えて、例えば、従来の排気ダクトと給気ダク
トを設けた場合のように、天井裏で排気ダクトと給気ダ
クトとが交錯することがなく、納まりが良くなる。ま
た、ダクト内に空気を流通させる場合に比べ、天井内の
方が断面が大きいので、気流速度が小さくなり、圧力損
失が小さくなる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、主給気ダクトの少なくとも一部が、天井裏に
より構成されているので、その分の施工を省略できて作
業負荷を低減出来るとともにイニシャルコストの低減も
図れる。加えて、従来の排気ダクトと給気ダクトを備え
た構成の場合のように、天井裏で排気ダクトと給気ダク
トとが交錯することがなく、納まりが良くなる。また、
建物を水平方向に貫通する主給気ダクトの両端部に設け
られた給気口によって、風の方向に応じて主給気ダクト
内に外気が取り入れられ、取り入れられた外気は、空気
取入口を介して居室空間内に供給されるので、風の方向
に応じた外気の取り入れが可能なので、ファンなどの機
械を使用しなくても自然のエネルギーで給気を行うこと
ができる。
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、主給気ダクトの少なくとも一部が、天井裏に
より構成されているので、その分の施工を省略できて作
業負荷を低減出来るとともにイニシャルコストの低減も
図れる。加えて、従来の排気ダクトと給気ダクトを備え
た構成の場合のように、天井裏で排気ダクトと給気ダク
トとが交錯することがなく、納まりが良くなる。また、
建物を水平方向に貫通する主給気ダクトの両端部に設け
られた給気口によって、風の方向に応じて主給気ダクト
内に外気が取り入れられ、取り入れられた外気は、空気
取入口を介して居室空間内に供給されるので、風の方向
に応じた外気の取り入れが可能なので、ファンなどの機
械を使用しなくても自然のエネルギーで給気を行うこと
ができる。
【0047】請求項5記載の発明によれば、請求項1、
2、4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られるこ
とは無論のこと、特に、主排気ダクトと分岐排気ダクト
との接続部には、分岐排気ダクトと主排気ダクトとを滑
らかに接続する接続面が設けられているので、従来の直
角に形成された接続部に比べて、流体の圧力損失を低減
することが出来ることとなって、より換気効率を高める
ことが出来る。即ち、本発明の角部の形状は、流体力学
的に、分岐排気ダクトから主排気ダクトへの空気の流れ
をスムーズにさせるものなので、従来に比べて換気効率
を高めることが出来る。
2、4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られるこ
とは無論のこと、特に、主排気ダクトと分岐排気ダクト
との接続部には、分岐排気ダクトと主排気ダクトとを滑
らかに接続する接続面が設けられているので、従来の直
角に形成された接続部に比べて、流体の圧力損失を低減
することが出来ることとなって、より換気効率を高める
ことが出来る。即ち、本発明の角部の形状は、流体力学
的に、分岐排気ダクトから主排気ダクトへの空気の流れ
をスムーズにさせるものなので、従来に比べて換気効率
を高めることが出来る。
【0048】請求項6記載の発明によれば、請求項1、
2、4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られるこ
とは無論のこと、特に、主排気ダクトと分岐排気ダクト
との接続は、分岐排気ダクトから主排気ダクトに向かっ
て滑らかに拡がるチャンバを介してなされているので、
流体力学的に、分岐排気ダクトから主排気ダクトへの空
気の流れをスムーズにさせることが出来ることとなっ
て、従来に比べて換気効率を高めることが出来る。ま
た、このチャンバを用いれば、既存の円筒形のダクト材
を使用して上記効果を得ることが出来る。
2、4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られるこ
とは無論のこと、特に、主排気ダクトと分岐排気ダクト
との接続は、分岐排気ダクトから主排気ダクトに向かっ
て滑らかに拡がるチャンバを介してなされているので、
流体力学的に、分岐排気ダクトから主排気ダクトへの空
気の流れをスムーズにさせることが出来ることとなっ
て、従来に比べて換気効率を高めることが出来る。ま
た、このチャンバを用いれば、既存の円筒形のダクト材
を使用して上記効果を得ることが出来る。
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる集合住宅の
換気システムを模式的に示した集合住宅の断面図であ
る。
換気システムを模式的に示した集合住宅の断面図であ
る。
【図2】本発明の排気原理を説明するための図である。
【図3】主排気ダクトと分岐排気ダクトの接続部の構造
を示す図である。
を示す図である。
【図4】主排気ダクトと分岐排気ダクトを接続するチャ
ンバの正面図である。
ンバの正面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかる集合住宅の
換気システムを模式的に示した集合住宅の断面図であ
る。
換気システムを模式的に示した集合住宅の断面図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態にかかる集合住宅の
換気システムを模式的に示した集合住宅の断面図であ
る。
換気システムを模式的に示した集合住宅の断面図であ
る。
【図7】従来の集合住宅の換気システムを模式的に示し
た集合住宅の断面図である。
た集合住宅の断面図である。
1 換気システム(換気構造) 2 給気部 3 排気部 10 集合住宅(建物) 11 天井裏 12 居室 21 主給気ダクト 21a、21b 給気口 22 分岐給気ダクト 24 逆流防止ダンパ 31 主排気ダクト 31a、31b 通気口 32 分岐排気ダクト 33 排気逆流防止ダンパ(排気圧力損失低減手段) 50 換気システム(換気構造) 51 排気部 52 第1の排気スリーブ 53 第2の排気スリーブ 60 換気システム(換気構造) 61 給気部(給気ダクト) 62 第1の給気スリーブ 63 第2の給気スリーブ 66 空気取入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤地 孝男 茨城県つくば市立原1番地 建設省建築研 究所内 (72)発明者 瀬戸 裕直 茨城県つくば市立原1番地 建設省建築研 究所内 (72)発明者 伊藤 良親 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 佐藤 健一 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 石川 雄一 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 萩谷 宏三 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 吉田 尚弘 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 城田 修司 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 (72)発明者 大國 治 東京都大田区城南島2丁目2番2号 株式 会社ユニックス内 Fターム(参考) 3L058 BB01 BC01 BE08 BG01 3L080 AA02 AA03 AC01
Claims (6)
- 【請求項1】 居室空間を有する建物の該居室空間内の
換気を行うための換気構造であって、 前記建物を水平方向に貫通して設けられた主排気ダクト
と、 前記建物の対向する2つの外壁にそれぞれ面して設けら
れて、前記主排気ダクトの端部となる2つの排気口と、 前記主排気ダクトから分岐し、前記居室空間と連通する
分岐排気ダクトと、 前記主排気ダクトの一部に設けられ、給気の圧力損失が
大きく且つ排気の圧力損失が小さい排気圧力損失低減手
段と、 を備えたことを特徴とする換気構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の換気構造において、 前記排気圧力損失低減手段は、前記主排気ダクトの一部
に当該主排気ダクトを遮断して設けられ、前記主排気ダ
クト内の空気を前記排気口から外部に排出する方向にの
み空気が流れることを可能にする排気逆流防止ダンパで
あることを特徴とする換気構造。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の換気構造におい
て、 前記主排気ダクト及び前記分岐排気ダクトの少なくとも
一部は、天井裏により構成されていることを特徴とする
換気構造。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載の換気構造におい
て、 前記建物を水平方向に貫通して設けられた主給気ダクト
と、 前記建物の対向する2つの外壁にそれぞれ面して設けら
れて、前記主給気ダクトの端部となる2つの給気口と、 前記主給気ダクトと連通し、前記居室空間内に空気を取
り入れる空気取入口と、を備え、 前記主給気ダクトの少なくとも一部が、天井裏により構
成されていることを特徴とする換気構造。 - 【請求項5】 請求項1、2、4の何れかに記載の換気
構造において、 前記主排気ダクトと前記分岐排気ダクトとの接続部に
は、前記分岐排気ダクトと主排気ダクトとを滑らかに接
続する接続面が形成されていることを特徴とする換気構
造。 - 【請求項6】 請求項1、2、4の何れかに記載の換気
構造において、 前記主排気ダクトと前記分岐排気ダクトとの接続は、前
記分岐排気ダクトから前記主排気ダクトに向かって滑ら
かに拡がる中空のチャンバを介してなされていることを
特徴とする換気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000020507A JP2001208386A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 換気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000020507A JP2001208386A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 換気構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001208386A true JP2001208386A (ja) | 2001-08-03 |
Family
ID=18547054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000020507A Pending JP2001208386A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 換気構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001208386A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003083577A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-19 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 換気システム |
JP2003083575A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-19 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 換気システム |
KR20040027099A (ko) * | 2002-09-27 | 2004-04-01 | 니시마쯔 켄세쯔 가부시키가이샤 | 환기 시스템 |
KR20040031176A (ko) * | 2002-10-04 | 2004-04-13 | 니시마쯔 켄세쯔 가부시키가이샤 | 환기 구조 |
JP2007139203A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-07 | Ohbayashi Corp | 換気構造及び換気方法 |
JP2010216735A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Ohbayashi Corp | 建物換気設備 |
JP2012211747A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Kumagai Gumi Co Ltd | 排気装置 |
KR101273203B1 (ko) * | 2011-06-14 | 2013-06-14 | (주)제이하우스 | 친환경 환기시스템 |
-
2000
- 2000-01-28 JP JP2000020507A patent/JP2001208386A/ja active Pending
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JP2007139203A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-07 | Ohbayashi Corp | 換気構造及び換気方法 |
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