JP6335774B2 - ベントキャップ - Google Patents
ベントキャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6335774B2 JP6335774B2 JP2014256337A JP2014256337A JP6335774B2 JP 6335774 B2 JP6335774 B2 JP 6335774B2 JP 2014256337 A JP2014256337 A JP 2014256337A JP 2014256337 A JP2014256337 A JP 2014256337A JP 6335774 B2 JP6335774 B2 JP 6335774B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vent cap
- exhaust
- vent
- cap
- air supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 60
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 34
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 21
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 7
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 230000001143 conditioned effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000008595 infiltration Effects 0.000 description 2
- 238000001764 infiltration Methods 0.000 description 2
- UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N Carbon monoxide Chemical compound [O+]#[C-] UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Ventilation (AREA)
Description
そこで、例えば、特許文献1には、屋内外に連通する給排気路の屋外開口端において、丸型フードに、閉塞部が設けられたウェザーカバを取り付けることで、ショートサーキットを防止する技術が開示されている。
まず、図1を用いて、本発明が適用される一例として、一般的な住宅用全館空調システムを説明する。
室内ユニット1は、住宅内に設けられた専用の機械室などに設置されており、この室内ユニット1で調和された空気が、サプライチャンバ3へと供給される。
サプライチャンバ3から、モータダンパ4を介して、各ゾーンに空気が分配されるように、サプライチャンバ3に接続される2本の主ダクト7へと調和空気が送られる。なお、ここでいうゾーンとは、例えば、2階建ての住宅である場合、1階が第1のゾーン、2階が第2のゾーンというように分類されたものである。
主ダクト7へ送られた調和空気は、分岐チャンバ8、分岐ダクト9を介して、吹出し口10から各ゾーンへ分配される。
屋内には、リモートコントローラ11およびゾーンコントローラ12が設置されており、ユーザは、当該リモートコントローラ11およびゾーンコントローラ12により、空調の設定温度等の変更を行うことが可能である。
換気ユニット2は、屋外の空気を、給気用のベントキャップ6および一方の換気ダクトを介して給気する。また、換気ユニット2から排気される空気は、他方の換気ダクトを介して、その端部の排気用のベントキャップ6を通して屋外に排出される。
また、設置上の制約を少なくするためには、給気開口及び排気開口を相互に近い位置に設置しなければならない場合にも、排気開口から排気した空気を給気開口から吸い込んでしまうショートサーキットを抑制することができる必要がある。
図2は、本願において、給気用のベントキャップ6と排気用のベントキャップ6とを、ベントキャップ6各々の中心を通る水平線Yが重なるように、壁面に対して横に並べて設置した場合の、排気および給気された空気の流れを説明する図である。
なお、図2は、給気用のベントキャップ6への給気、または、排気用のベントキャップ6からの排気の流れを説明するための図であり、ベントキャップ6の構成については、フード体を備え、壁面に設置された状態で、フード体の上部が雨水カバーとなるものであればよい。すなわち、防雨等のためのフード体の形状等については、図2に示すものに限らない。
また、本願において、ベントキャップ6各々の中心を通るそれぞれの「鉛直線Xを基準として、互いに遠い方の側から給気または排気を行う」との規定は、ショートサーキットを回避できるようにベントキャップ6各々が鉛直線Xを基準として互いに遠い方の側から給気または排気されていればよく、厳密に当該鉛直線Xを基準として互いに遠い方の側のみから給気または排気されることを意味するものではない。
また、本願において、ベントキャップ6各々の中心を通る水平線Yより下側とは、略下側のことを意味するものとする。したがって、「水平線Yより下側から給気または排気を行う」との規定は、側面から雨が侵入しない程度に給気または排気が行えるものであればよく、厳密に当該水平線Yよりも下側のみから給気または排気される必要はない。
また、排気用のベントキャップ6から排出された空気が、給気用のベントキャップ6より吸い込まれるショートサーキットをさらに抑制するため、図3に示すように、壁面に対して、給気用のベントキャップ6と排気用のベントキャップ6を設置する高さを変えるようにしてもよい。
なお、この場合も、図3(a),(b)に示すように、図2(a),(b)同様、壁面に設置される排気用のベントキャップ6の排気口と給気用のベントキャップ6の給気口とが、それぞれの鉛直線Xを基準として、互いに遠い方の側、かつ、ベントキャップ6各々の中心を通る水平線Yより下側に設けられるようになっていればよく、鉛直線Xに対して、給気口または排気口が、左右のどちら側に設けられるものであってもよい。
また、図4に示すように、給気用のベントキャップ6の鉛直線Xと、排気用のベントキャップ6の鉛直線Xとが重なる位置で、給気用のベントキャップ6と排気用のベントキャップ6とを、壁面に対して上下に設置するようにしてもよい。
この時も、排気用のベントキャップ6から排出された空気が給気用のベントキャップ6から吸い込まれないようにするため、排気用のベントキャップ6は、給気用のベントキャップ6の下側に設置することが好ましい。特に、上下の間隔を充分に確保できない場合には、排気用のベントキャップを下側に配置することは有効である。
実施の形態4.
この実施の形態4では、図2〜図4で説明したベントキャップ6の設置方法において使用することが好適なベントキャップ6の実施の形態について説明する。
図5は、この発明の実施の形態4に係るベントキャップ6の構成を説明する図である。
なお、図5においても、Bで示す矢印は、地面に向かう方向を示しているものとする。
図6は、図5で示すこの発明の実施の形態4に係るベントキャップ6を、それぞれ、正面から見た図(図6(a))、左側面から見た図(図6(b))、右側面から見た図(図6(c))、下面(図6(d))から見た図である。
なお、この実施の形態4に係る給気用のベントキャップ6と排気用のベントキャップ6とは、左右対称に構成される点を除き、同一の形状をしているものとする。
嵌装筒102は、フード体101を換気ダクト(図5,図6では不図示)の開口に装着するためのものである。
下側閉塞部106と下側換気口104の幅の比、および、横側閉塞部105と横側換気口103の幅の比は、設置状態において、雨水の浸入やショートサーキットを抑制できる範囲であればよく、系(空調システム)の許容圧損、または、ベントキャップ6の本体の厚さ(図6(b)におけるフード体101の横方向の厚さ)に応じて、例えば、3:1〜1:3程度とする。
図6(a)に示す止水板109については後述する。
なお、図7において、下側に設置されているのが排気用のベントキャップ6であり、上側に設置されているのが給気用のベントキャップ6である。
図8は、一般的な深型フードのベントキャップ6の一例を示す図である。
図8に示すような一般的な深型フードのベントキャップ6では、風雨を防ぐためのフード体を備え、当該フード体の下側全体に換気口を設けていたため、排気用のベントキャップ6から排気された空気が、給気用のベントキャップ6に吸い込まれる、いわゆるショートサーキットの影響が大きかった。特に、上下に近接配置した場合、ショートサーキットを避けることは困難であった。
そして、本願の実施の形態4に係る構成の給気用のベントキャップ6の側面に設けられた横側換気口103、および、給気用のベントキャップ6の地面との対向面に設けられた下側換気口104は、排気用のベントキャップ6の横側換気口103、下側換気口104とは左右対称な位置に設けられている。
従って、例えば、図7に示すように設置した場合において、排気用のベントキャップ6の下側換気口104および横側換気口103からの排気が上昇していったとしても、給気用のベントキャップ6の下側換気口104または横側換気口103から排気を吸い込むことが抑制され、一般的な深型フードのベントキャップ6よりもショートサーキットを抑制することが可能となる。
図9(a)は、本願の実施の形態4に係るベントキャップ6の気流を示す図であり、図9(b)は、一般的な深型フードのベントキャップ6の気流を示す図である。
図9に示すように、給気口内の排気空気濃度は、従来の深型フードのベントキャップ6で約30%、本願の実施の形態4に係るベントキャップ6で約8%と大きな改善が見られる。
これに対して、本願の実施の形態4に係るベントキャップ6では、フード体101により、雨水も防ぐことができると同時に、図9で説明したように、ショートサーキットの影響も低減することが可能となる。
なお、止水板109は、給気用のベントキャップ6にのみ設けるようにしても、排気用のベントキャップ6にのみ設けるようにしても、給気用のベントキャップ6と排気用のベントキャップ6の両方に設けるようにしてもよい。
また、止水板109は、フード体101の内部において、その効果が発揮される範囲内であれば、すなわち、横側換気口103または下側換気口104から浸入した雨水の少なくとも一部を遮るように設けられるものであればよい。
実施の形態4では、給気用のベントキャップ6と、前記排気用のベントキャップ6とが、ベントキャップ6各々の中心を通るそれぞれの鉛直線Xを基準として、互いに遠い方の側、かつ、ベントキャップ6各々の中心を通る水平線Yより下側から給気、または、排気を行う向きで、同一壁面に設置されるベントキャップ6の設置方法において、設置されるベントキャップ6は、図5,6で説明したような、四角柱形状のフード体101を有するベントキャップ6とするものとした。この実施の形態5では、図8で説明したような一般的な深型フードのベントキャップ6を用いても、その設置方法によって実施の形態4同様の効果を得ることができる設置方法の実施の形態について説明する。
ここでは、一般的な深型フードのベントキャップ6を、給気用のベントキャップ6の鉛直線Xと、排気用のベントキャップ6の鉛直線Xとが重なる位置で、給気用のベントキャップ6と排気用のベントキャップ6とを、壁面に対して上下に設置した状態から、図11のように、壁面に沿うようにして、鉛直線Xを基準に左右反対側に傾くように回転させた位置に設置する。
θ1とθ2の大きさは、等しくなるようにするのが好ましいが、厳密にθ1=θ2である必要はなく、θ1=θ2=0とならない範囲内で設定する。
その場合、下側閉塞部106の閉塞部分の長さを、実験結果に基づいて設定することができる。また、同様に、図11を用いて説明したθ1、θ2の回転角についても、実験結果に基づいて設定することができる。
例えば、実施の形態4に係るベントキャップ6において、下側閉塞部106と下側換気口104との幅の比に応じて、それと同等の比率になるように、回転角θ1、θ2の角度を設定するようにすればよい。
2 換気ユニット
3 サプライチャンバ
4 モータダンパ
6 ベントキャップ
7 主ダクト
8 分岐チャンバ
9 分岐ダクト
10 吹出し口
11 リモートコントローラ
12 ゾーンコントローラ
101 フード体
102 嵌装筒
103 横側換気口
104 下側換気口
105 横側閉塞部
106 下側閉塞部
109 止水板
Claims (2)
- 壁面を通じて屋内外に連通する換気ダクトの先端開口に接続される嵌装筒と、当該嵌装筒を覆うように設けられるフード体とを備え、前記壁面に設置された状態で前記フード体の上部が雨水カバーとなる、給気用のベントキャップと排気用のベントキャップとを、前記壁面に設置するベントキャップの設置方法であって、前記給気用のベントキャップと、前記排気用のベントキャップとが、前記ベントキャップ各々の中心を通るそれぞれの鉛直線を基準として互いに遠い方の側かつ前記ベントキャップ各々の中心を通る水平線より下側から給気または排気を行う向きで、同一壁面に設置されるベントキャップの設置方法において使用されるベントキャップであって、
給気用のベントキャップは、四角柱形状のフード体を有し、前記給気用のベントキャップが前記壁面に設置された状態で、前記壁面および地面に対し垂直となる前記フード体の面のうち一方の面における下部、および、前記フード体の地面と対向する面における前記一方の面に近い側に、それぞれ給気口が設けられ、
排気用のベントキャップは、四角柱形状のフード体を有し、前記給気用のベントキャップの前記給気口と左右対称となる位置に排気口が設けられる
ことを特徴とするベントキャップ。 - 前記給気用のベントキャップのフード体、または、前記排気用のベントキャップのフード体の内部空間に止水板が設けられた
ことを特徴とする請求項1記載のベントキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014256337A JP6335774B2 (ja) | 2014-12-18 | 2014-12-18 | ベントキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014256337A JP6335774B2 (ja) | 2014-12-18 | 2014-12-18 | ベントキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016118303A JP2016118303A (ja) | 2016-06-30 |
JP6335774B2 true JP6335774B2 (ja) | 2018-05-30 |
Family
ID=56243963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014256337A Active JP6335774B2 (ja) | 2014-12-18 | 2014-12-18 | ベントキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6335774B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5730638U (ja) * | 1980-07-28 | 1982-02-18 | ||
JPS58153933U (ja) * | 1982-04-07 | 1983-10-14 | 三菱電機株式会社 | 送風ダクト |
JPS6028330U (ja) * | 1983-08-02 | 1985-02-26 | 三菱電機株式会社 | ウエザ−カバ |
JPS63113832U (ja) * | 1987-01-13 | 1988-07-22 | ||
JP3049383U (ja) * | 1997-11-17 | 1998-06-09 | 株式会社ティーエッチエー | 住宅用吸気ガラリ |
JP2004044962A (ja) * | 2002-07-15 | 2004-02-12 | Matsushita Ecology Systems Co Ltd | 冷却装置 |
CN101684965B (zh) * | 2008-09-26 | 2011-08-31 | 广东松下环境系统有限公司 | 换气扇用管道盖和管道组合 |
-
2014
- 2014-12-18 JP JP2014256337A patent/JP6335774B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016118303A (ja) | 2016-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101558141B1 (ko) | 작업성이 개선된 일체형 환기구 챔버. | |
JP2011523695A (ja) | 換気装置としてカーテンウォールを用いた建物の循環システム | |
KR101193222B1 (ko) | 환기 시스템 | |
KR100785399B1 (ko) | 수직통로를 이용한 고층건물 환기시스템 | |
KR20170143041A (ko) | 무동력 실내기류 배기장치 | |
CN211451285U (zh) | 节能室内排气装置 | |
KR20180012957A (ko) | 상치형 열회수형환기장치 | |
JP6335774B2 (ja) | ベントキャップ | |
KR20150004021A (ko) | 선박 거주구용 공조시스템의 덕트구조 | |
CN205332445U (zh) | 通风管及新风机 | |
JP4861685B2 (ja) | 換気構造及び換気方法 | |
JP5814840B2 (ja) | 換気装置 | |
JP2016114255A (ja) | 空気流通遮断システム | |
KR102078925B1 (ko) | 창호형 환기 장치 | |
KR200438466Y1 (ko) | 건물 지붕용 환기장치 | |
TWM446302U (zh) | 防風型通氣罩 | |
CN208501872U (zh) | 一种通风建筑 | |
KR20050001507A (ko) | 환기시스템 | |
JP5640683B2 (ja) | 換気用ベントキャップ | |
JP4544456B2 (ja) | 空調兼通風システム及び通風路付き空調機 | |
JP6598699B2 (ja) | 環境制御機 | |
CN110398017A (zh) | 一种装修用强制通风装置 | |
CN206256664U (zh) | 排气道及排气系统 | |
CN107477758A (zh) | 一种外置多面进风壁挂式新风机 | |
KR20190005664A (ko) | 건축물용 후드 벤트 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170327 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171219 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180403 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180501 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6335774 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |