JP4860158B2 - 椅子の背杆カバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、椅子の背もたれを支持する左右1対の背杆の一部を覆う椅子の背杆カバー装置に関する。
従来、上記のような椅子の背杆カバー装置としては、例えば特許文献1および特許文献2のような構造が知られている。
特許文献1および特許文献2に記載されている椅子の背杆カバー装置は、左右方向中央部に設けられた扁平楕円管と板材の組み合わせからなる側面視ほぼL字形をなす背杆の屈曲部を覆うカバーを、該背杆の後面と両側面とを覆う後側カバー部材と、該背杆の前面を覆う前側カバー部材とで構成している。そして、後側カバー部材を背杆に嵌合させるとともに、前側カバー部材を後側カバー部材に係合させて、後側カバー部材と前側カバー部材をそれぞれ背杆に取り付けている。
また、後側カバー部材を背杆に取り付けるとき、背杆の左右両側面に、後側カバー部材の左右両側面から背杆両側面に向けて突設された複数の突片を当接することで、背杆に対するカバー部材の位置決めとがたつきの防止を図っている。
特許第3008263号公報 特許第3023792号公報
しかし、特許文献1および特許文献2に記載されている椅子の背杆カバー装置は、左右1対の背杆を、それぞれ断面形状の小さな杆材で形成した場合、背杆の面が少ないために、背杆に後側カバー部材を当接させるだけでは、背杆に対するカバー部材の位置決めとがたつきの防止を図ることが難しいという問題がある。
本発明は、上述のような従来の課題を解決するためになされたものであって、左右1対の断面形状の小さな杆材で背杆を形成した椅子の場合であっても、背杆に対するカバーの容易で確実な位置決めを図ることができるとともに、カバーのがたつきを確実に防止しうるようにした椅子の背杆カバー装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)座の後方より起立する左右1対の背杆の上端部で背凭れを支持するとともに、前記両背杆の下部同士を左右方向を向く連結部材により連結した椅子における前記両背杆の下部と連結部材とを覆う椅子の背杆カバー装置であって、前記両背杆の下部と連結部材との前面を覆う前部カバーと、それらの後面を覆う後部カバーとを備え、前記前部カバーに連結部材の少なくとも一部が突出する窓孔を設け、この窓孔より前方に突出させた連結部材の一部の後面に、前記窓孔の上縁より垂下するように設けた下向きの係止片を係合させ、かつ前記前部カバーと後部カバーとにより、前記両背杆の下部と連結部材とを前後から挟んで、両カバーを互いに結合する。
(2)上記(1)項において、孔より前方に突出した連結部材の一部の前面に、背もたれの後面下部を当接させて固着する。
(3)上記(1)または(2)項において、前部カバーと後部カバーとの少なくとも一方の内面に、対向する他方のカバーの内面に向かって突出する当接部を設け、前記前部カバーと後部カバーとの組み合わせ時に、前記当接部が他方のカバーの対向面に当接するようにする。
(4)上記(3)項において、当接部の中心で、前部カバーと後部カバーとを互いにねじ止めする。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、両背杆を、水平部と垂直部とを有する側面視L字形に形成し、そのL字形に屈曲された部分において、連結部材の各端部を前記水平部と垂直部の両方に跨らせて固定する。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(a)請求項1記載の発明によれば、左右1対の背杆の下部同士を左右方向を向く連結部材により連結し、かつ両背杆の上端部で背凭れを支持するようにしたので、強度の大きな両背杆構造および背凭れの支持構造が得られるだけでなく、この連結部材を利用して、その連結部材の上端縁に、前部カバーと後部カバーとのいずれか一方の上部に設けた下向きの係止片を係止し、かつ前部カバーと後部カバーとにより、両背杆の下部と連結部材とを前後から挟んで、両カバーを互いに結合したので、両カバーを、確実に両背杆および連結部材に結合することができ、左右1対の断面形状の小さな杆材で背杆を形成した椅子の場合であっても、背杆に対する両カバーの容易で確実な位置決めを図ることができるとともに、両カバーのがたつきを確実に防止することができる。
また、下向きの係止片を連結部材の上端縁に係止し、かつ前部カバーと後部カバーとにより、両背杆の下部と連結部材とを前後から挟んで、両カバーを互いに結合するだけであるので、両背杆や連結部材に特別な加工を施す必要がなく、製造コストを低減することができる。
さらに、前部カバーに設けた窓孔に、連結部材の少なくとも一部を突出させ、かつその突出した連結部材の一部の後面に、窓孔の上縁より垂下する下向きの係止片を係合させたので、連結部材および両背杆に対する前部カバーおよびそれに結合される後部カバーの位置決めが確実に行え、かつ、がたつきの防止を図ることができる。
(b)請求項2記載の発明によれば、前部カバーに設けた窓孔より突出する連結部材の一部の前面に、背もたれの後面下部を当接させて固着したので、背もたれを両背杆の上端部だけでなく、連結部材においても支持することができ、背もたれの支持が安定する。特に背支持面積の大きい大型の背もたれの支持に有効である。
(c)請求項3記載の発明によれば、前部カバーと後部カバーとの組み合わせ時に、一方の内面より他方のカバーの内面に向かって突出する当接部を、他方のカバーの対向面に当接させるので、両カバー間の位置決めが確実に行え、かつ、がたつきの防止を図ることができる。
(d)請求項4記載の発明によれば、両カバーの位置決め後、当接部の中心で、前部カバーと後部カバーとを互いにねじ止めするので、位置決めから固定までの作業を簡単、かつ、確実に行うことができる。
(e)請求項5記載の発明によれば、両背杆を、水平部と垂直部とを有する側面視L字形に形成し、そのL字形に屈曲された部分において、連結部材の各端部を前記水平部と垂直部の両方に跨らせて固定したので、両背杆と連結部材との強度が増し、強度の大きな両背杆構造および背凭れの支持構造が得られる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図4は、本発明を適用した椅子を示すもので、図1はその側面図、図2はその背面図、図3は図2のIII−III線に沿う縦断面図、図4は図3の部分拡大図である。
図1〜図4において、椅子(1)は、キャスター(2)付きの5本の脚(3)の中心に脚柱(4)を立設し、この脚柱(4)の上端に、前後方向に長い支基(5)を回転自在に取り付けた基本構造を備えている。
支基(5)には、座(6)と、背もたれ(7)を支持する背杆組立体(8)とが装着されている。この背杆組立体(8)と支基(5)との間には、背もたれ(7)を背杆組立体(8)とともに起立するように付勢する付勢手段をなす、公知のガススプリング(9)が取り付けられている。さらに、背杆組立体(8)には、背もたれ(7)と、該背杆組立体(8)の前後面の一部を覆うカバー部材(10)が取り付けられている。
図5は、背杆組立体(8)とその周辺部の構造を示す要部分解斜視図、図6は、背杆組立体(8)の分解斜視図である。なお、図6では、背杆組立体(8)の一部の部材は省略して示している。図5および図6に示すように、背杆組立体(8)は、左右1対の背杆(11)(11)と、この両背杆(11)(11)の中間部同士を互いに連結する連結部材(12)と、両背杆(11)(11)の前端部同士を互いに連結する軸(13)等により構成されている。そして、背杆(11)(11)の上端に、それぞれ受け材(14)が取り付けられるようになっている。
各背杆(11)(11)は、金属製の管状部材、すなわちパイプ材で形成され、中間部分を椅子(1)の前方に折り曲げて垂直部(11a)と水平部(11b)とを設け、全体として側面視ほぼL字状に形成されている。また、椅子(1)の上方を向く各垂直部(11a)(11a)の上端はそれぞれ開口させたままとし、その上端の開口部(15)の直ぐ下側には、椅子(1)の前後方向に貫通している取付孔(16)が設けられている。一方、椅子(1)の前方を向く水平部(11b)の前端は閉じられており、この前端部には、椅子(1)の左右方向に貫通する取付孔(17)(図6参照)が設けられいる。
連結部材(12)は、金属製の板材により形成されている背もたれ取付用連結材(12A)と、同じく金属製の板材により形成されている中間材(12B)とからなっている。図5から明らかなように、中間材(12B)の両端は、左右の背杆(11)(11)の折曲部分において、垂直部(11a)(11a)と水平部(11b)(11b)とに跨った状態にしてそれぞれ溶接により固定されている。一方、背もたれ取付用連結材(12A)の両端は、中間材(12B)の直ぐ上側において、垂直部(11a)(11a)にそれぞれ溶接により固定されている。したがって、背もたれ取付用連結材(12A)と中間材(12B)は、椅子(1)の左右方向に延ばされた状態で、左右の背杆(11)(11)の間に取り付けられ、左右の背杆(11)(11)の中間部同士、上下方向で見ると下部同士を、互いに連結している。
なお、本実施形態においては、中間材(12B)の各端部を、それぞれ垂直部(11a)(11a)と水平部(11b)(11b)とに跨った状態で溶接しているので、中間材(12B)は各背杆(11)(11)において前後方向の補強にもなっている。
また、背もたれ取付用連結材(12A)の中央部分(12a)は、椅子(1)の前側へ膨出した状態にして折り曲げられており、その膨出した中央部分(12a)は係止部として使用される。その中央部分(12a)には、2個の背もたれ取付孔(18A)(18A)が、左右に離れた位置に形成されている。一方、中間材(12B)には、2個のガスブラケット取付孔(18B)(18B)が、同じく左右に離れた位置に設けられている。なお、ガスブラケット取付孔(18B)(18B)には、ガスブラケット(19)が取り付けられる。
軸(13)は、両端が左右の背杆(11)(11)の取付孔(17)に通され、両背杆(11)(11)の外側でそれぞれ溶接により固定され、左右の背杆(11)(11)の前端部同士を互いに連結している。また、両背杆(11)(11)の水平部(11b)(11b)には、軸(13)の直ぐ後側に、ステージ(23)が溶接により取り付けられている。その各ステージ(23)は、図3および図4に示すように、座(6)における座フレーム(21)の左右方向を向く後軸(22a)を、座ホルダー(20)とともに、椅子(1)の上下方向に回動可能に支持している。なお、座フレーム(21)の左右方向を向く前軸(22b)は、図3に示すように、支基(5)の前端側に回動可能に取り付けられている。
カバー部材(10)は、背杆組立体(8)の後下側から取り付けられる後部カバー(10A)と、背杆組立体(8)の前上側から取り付けられる前部カバー(10B)とからなり、背杆組立体(8)の背もたれ取付用連結材(12A)と中間材(12B)とを覆うようにして、背杆組立体(8)の中間部分に取り付けられている。
後部カバー(10A)は、合成樹脂材で成形されており、背杆組立体(8)の背もたれ取付用連結材(12A)と中間材(12B)の後側全体を覆い、かつ、背杆組立体(8)の背面(後部)側と下面側とに当接させて配置できるように、上側折曲部(24A)と下側折曲部(24B)とを一体に有して、縦断側面視が背杆(11)の中間部分における屈曲形状とほぼ等しく、L字状に形成されている。
また、後部カバー(10A)の内面(前面側)には、左右の背杆(11)(11)とそれぞれ対向する左右の位置に、上側折曲部(24A)の上端から下側折曲部(24B)の前端にわたって連続した状態で、各背杆(11)の一部が嵌合しうる係合溝(25)が設けられている。下側折曲部(24B)には、ガススプリング(9)を逃がすための切り込み(26)が、椅子(1)の左右方向におけるほぼ中央で、かつ、下側折曲部(24B)の前端から後端側に向かって連続して形成されている。
さらに、後部カバー(10A)の下側折曲部(24B)の内面には、切り込み(26)を挟んで左右の位置に、それぞれボス状とした当接部(27)(27)が、各々斜め前上方に向かって突出するようにして設けられている。その各当接部(27)(27)の突出端面の中央には、ねじ孔(28)が形成されている。
一方、後部カバー(10A)の上側折曲部(24A)の内面にも、椅子(1)の左右方向に別れた位置に、ピン状とした左右1対の当接部(29)(29)が、各々斜め前上方に向かって突出するようにして設けられている。その各当接部(29)の突出端面の中央には、ねじ孔(30)が形成されている。
前部カバー(10B)は、合成樹脂材で形成されており、背杆組立体(8)の背もたれ取付用連結材(12A)と中間材(12B)の前側全体を覆い、かつ、背杆組立体(8)の前面側と上面側とに当接させて配置できるように、上側折曲部(31A)と下側折曲部(31B)とを一体に有して、縦断側面視が背杆(11)の中間部分における屈曲形状とほぼ等しく、L字状に形成されている。
また、前部カバー(10B)の内面(背面側)には、左右の背杆(11)(11)とそれぞれ対向する位置に、上側折曲部(31A)の上端から下側折曲部(31B)の前端にわたって連続した状態で、各背杆(11)の一部が嵌合しうる係合溝(32)が設けられている。
さらに、前部カバー(10B)の下側折曲部(31B)には、図3および図4に示すように、後部カバー(10A)の下側屈曲部(24B)における左右の当接部(27)に対応して、当接部(33)が前部カバー(10B)の内面から後下方に向かって突出するようにして形成されている。その当接部(33)の突出端面には、当接部(27)の先端が差し込まれて位置決めされる位置決め凹所(34)が設けられ、この位置決め凹所(34)の中央に取付孔(35)が穿設されている。
前部カバー(10B)の上側折曲部(31A)の上端部には、左右の係合溝(32)(32)の間に位置して、背面側へ向かってほぼ直角に突出する天板部(36)が設けられている。その天板部(36)の上面には、前後方向に延びる複数のリブ(37)が、左右方向にほぼ等間隔づつ離して設けられている。また、図4に示すように、天板部(36)の下面側には、後部カバー(10A)の上側屈曲部(24A)における左右の当接部(29)に対応して、当接部(38)が内面から後下方に向かって突出するようにして形成されている。その当接部(38)の突出端面の中央には、取付孔(40)が穿設されている。
さらに、前部カバー(10B)の上側折曲部(31A)には、天板部(36)の直ぐ下側で、かつ、背もたれ取付用連結材(12A)と対応する位置に、左右方向に細長く延びる窓孔(41)が前後に貫通して設けられてれており、その窓孔(41)の上縁から、係止片(42)が窓孔(41)内に垂下するようにして設けられている。
図7〜図9に示すように、受け材(14)は、背もたれ(7)の後面との当接面(43a)を有する受け部(43)と、該受け部(43)の下側より垂設されている軸部(44)とを備えて、合成樹脂材で一体に形成されている。受け部(43)の中央には、前後方向に貫通している取付孔(45)が設けられている。一方、軸部(44)は、周面に複数の凹部(46)を有し、背杆(11)の開口部(15)内に圧入嵌合可能になっている。また、軸部(44)には、該軸部(44)が背杆(11)の所定の位置まで嵌入されたときに、背杆(11)の取付孔(16)と対応するようにして、前後に貫通する取付孔(47)が設けられている。
図3に示すように、背もたれ(7)の背面における上下方向のほぼ中央部には、左右の背杆(11)(11)とそれぞれ対応する左右の位置に、ねじ孔(48)(48)が設けられている。また、背もたれ(7)の下端部における連結部材(12)の背もたれ取付用連結材(12A)の背もたれ取付孔(18A)(18A)と対応する位置にも、ねじ孔(49)が設けられている。
次に、このように構成された椅子(1)において、受け材(14)(14)と背もたれ(7)、およびカバー部材(10)を、背杆組立体(8)にそれぞれ組み付ける手順の一例を説明する。
[背杆組立体(8)への受け材(14)の取付]
まず、当接面(43a)を前側に向けて、受け材(14)の軸部(44)を背杆(11)(11)の開口部(15)(15)に上方よりそれぞれ挿入し、その後、背杆(11)の外側から取付ボルト(50A)を、取付孔(16)(47)を通して、受け材(14)の軸部(44)内に設けたナット(50B)に螺着させる。これにより、各受け材(14)(14)が、両背杆(11)(11)の上端にそれぞれ取り付けられる。
[背杆組立体(8)への前部カバー(10B)の取付]
背杆組立体(8)の背もたれ取付用連結材(12A)および中間材(12B)を覆うようにして、背杆組立体(8)の前上側から前部カバー(10B)を臨ませ、かつ、係止片(42)を背もたれ取付用連結材(12A)の背面側に差し込み、背もたれ取付用連結材(12A)の中央部分(12a)の表裏面を、前部カバー(10B)の内面と係止片(42)とで弾性的に挟んで保持する。この保持により、前部カバー(10B)が背杆組立体(8)の上側(前面側)にがたつき無く仮配置される。また、この状態では、背もたれ取付用連結材(12A)の中央部分(12a)が窓孔(41)を通って前部カバー(10B)の前側に露出する。
[背杆組立体(8)への背もたれ(7)の取付]
受け材(14)の取付孔(45)を、背もたれ(7)のねじ孔(48)に対向させるとともに、窓孔(41)を通って露出している背もたれ取付用連結材(12A)の背もたれ取付孔(18A)を背もたれ(7)のねじ孔(49)に対応させて、背もたれ(7)の背面を受け材(14)の当接面(43a)と背もたれ取付用連結材(12A)にそれぞれ当接させる。その後、取付ねじ(51)を受け部材(14)の背面外側から取付孔(45)を通ってねじ孔(48)に螺合させるとともに、取付ねじ(52)を背もたれ取付用連結材(12A)の背面外側から背もたれ取付孔(18A)を通ってねじ孔(49)に螺合させる。これにより、背もたれ(7)が背杆組立体(8)に取り付けられる。
[背杆組立体(8)への後部カバー(10A)の取付]
次に、既に背杆組立体(8)に仮装着されている前部カバー(10B)に対して、背杆組立体(8)の下側から後部カバー(10A)を臨ませ、前部カバー(10B)と後部カバー(10A)との面合わせを行う。このとき、後部カバー(10A)は、当接部(27)(27)を前部カバー(10B)の当接部(33)(33)の位置決め凹所(34)(34)内に係合させて当接するとともに、当接部(29)(29)を前部カバー(10B)の当接部(38)(38)に当接させて、面合わせをする。
その後、当接部(33)(33)の取付孔(35)から当接部(27)(27)のねじ孔(28)に取付ねじ(53)を螺合し、後部カバー(10A)と前部カバー(10B)との間を螺着する。同様にして、当接部(38)(38)の取付孔(40)から当接部(29)(29)のねじ孔(30)に取付ねじ(54)を螺合し、後部カバー(10A)と前部カバー(10B)との間を螺着する。これにより、後部カバー(10A)と前部カバー(10B)の間のがたつきがさらに無くなった状態で、カバー部材(10)が背杆組立体(8)に組み付けられる。
そして、このようにして組み付けられたカバー部材(10)は、背もたれ取付用連結材(12A)および中間材(12B)で連結されている部分を、上下、左右、前後の各方向より覆い、背もたれ取付用連結材(12A)と中間材(12B)とを外部からほぼ完全に隠した状態で組み付けられる。
これにより、背杆組立体(8)とカバー部材(10)および背もたれ(7)との組立が完了する。また、このようにカバー部材(10)および背もたれ(7)を組み込んだ背杆組立体(8)は、軸(13)を支基(5)に回転可能に取り付けるとともに、ステージ(23)を後軸(22a)に連結させ、かつ、ガスブラケット(19)と支基(5)との間にガススプリング(9)を組み込むと、背もたれ(7)側の取付が完了する。
上記実施形態においては、下向きの係止片(42)を前部カバー(10B)の裏面側に設けたが、この下向きの係止片を、後部カバー(10A)の前面上部に設けて、これを背もたれ取付用連結材(12A)の上端縁に係合させるようにしてもよい。
したがって、上述の構成によれば、左右1対の背杆(11)(11)の下部同士を左右方向を向く連結部材(12)により連結し、かつ両背杆(11)(11)の上端部で背凭れ(7)を支持するようにしたので、強度の大きな両背杆構造および背凭れの支持構造が得られるだけでなく、この連結部材(12)を利用して、その連結部材(12)の上端縁に、前部カバー(10B)と後部カバー(10A)とのいずれか一方の上部に設けた下向きの係止片(42)を係止し、かつ前部カバー(10B)と後部カバー(10A)とにより、両背杆(11)(11)の下部と連結部材(12)とを前後から挟んで、両カバー(10B)(10A)を互いに結合したので、両カバー(10B)(10A)を、確実に両背杆(11)(11)および連結部材(12)に結合することができ、左右1対の断面形状の小さな杆材で背杆(11)(11)を形成した椅子の場合であっても、背杆(11)(11)に対する両カバー(10B)(10A)の容易で確実な位置決めを図ることができるとともに、両カバー(10B)(10A)のがたつきを確実に防止することができる。
また、下向きの係止片(42)を連結部材(12)の上端縁に係止し、かつ前部カバー(10B)と後部カバー(10A)とにより、両背杆(11)(11)の下部と連結部材(12)とを前後から挟んで、両カバー(10B)(10A)を互いに結合するだけであるので、両背杆(11)(11)や連結部材(12)に特別な加工を施す必要がなく、製造コストを低減することができる。
前部カバー(10B)に設けた窓孔(41)に、連結部材(12)の少なくとも一部を突出させ、かつその突出した連結部材(12)の一部の後面に、窓孔(41)の上縁より垂下する下向きの係止片(42)を係合させたので、連結部材(12)および両背杆(11)(11)に対する前部カバー(10B)およびそれに結合される後部カバー(10A)の位置決めが確実に行え、かつ、がたつきの防止を図ることができる。
また、前部カバー(10B)に設けた窓孔(41)より突出する連結部材(12)の一部の前面に、背もたれ(7)の後面下部を当接させて固着したので、背もたれ(7)を両背杆(11)(11)の上端部だけでなく、連結部材(12)においても支持することができ、背もたれ(7)の支持が安定する。特に背支持面積の大きい大型の背もたれ(7)の支持に有効である。
前部カバー(10B)と後部カバー(10A)との組み合わせ時に、一方のカバーの内面より他方のカバーの内面に向かって突出する当接部(27)(29)を、他方のカバーの対向面に当接させるので、両カバー(10B)(10A)間の位置決めが確実に行え、かつ、がたつきの防止を図ることができる。
また、当接部(27)(29)の中心で、前部カバー(10B)と後部カバー(10A)とを互いにねじ止めするので、位置決めから固定までの作業を簡単、かつ、確実に行うことができる。
両背杆(11)(11)を、水平部(11b)と垂直部(11a)とを有する側面視L字形に形成し、そのL字形に屈曲された部分において、連結部材(12)の各端部を水平部(11b)と垂直部(11a)の両方に跨らせて固定したので、両背杆(11)(11)と連結部材(12)との強度が増し、強度の大きな両背杆構造および背凭れの支持構造が得られる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記各実施形態に種々の変形や変更を施すことが可能である。
本発明を適用した椅子の一実施形態の側面図である。 同上椅子の背面図である。 図2のIII−III線に沿う縦断面図である。 図3の部分拡大図である。 同上椅子に適用した背杆組立体とその周辺部の構造を示す要部分解斜視図である。 同上椅子に適用した背杆組立体の分解斜視図である。 同上椅子に適用した受け材の側面図である。 同上椅子に適用した受け材の正面図である。 同上椅子に適用した受け材の背面図である。
(1)椅子
(2)キャスター
(3)脚
(4)脚柱
(5)支基
(6)座
(7)背もたれ
(8)背杆組立体
(9)ガススプリング
(10)カバー部材
(10A)後部カバー
(10B)前部カバー
(11)背杆
(11a)垂直部
(11b)水平部
(12)連結部材
(12A)背もたれ取付用連結材
(12a)中央部分(係止部)
(12B)中間材
(13)軸
(14)受け材
(15)開口部
(16)取付孔
(17)取付孔
(18A)背もたれ取付孔
(18B)ガスブラケット取付孔
(19)ガスブラケット
(20)座ホルダー
(21)座フレーム
(22a)後軸
(22b)前軸
(23)ステージ
(24A)上側折曲部
(24B)下側折曲部
(25)係合溝
(26)切り込み
(27)当接部
(28)ねじ孔
(29)当接部
(30)ねじ孔
(31A)上側折曲部
(31B)下側折曲部
(32)係合溝
(33)当接部
(34)位置決め凹所
(35)取付孔
(36)天板部
(37)リブ
(38)当接部
(40)取付孔
(41)窓孔
(42)係止片
(43)受け部
(43a)当接面
(44)軸部
(45)取付孔
(46)凹部
(47)取付孔
(48)ねじ孔
(49)ねじ孔
(50A)取付ボルト
(50B)ナット
(51)取付ねじ
(52)取付ねじ
(53)取付ねじ
(54)取付ねじ

Claims (5)

  1. 座の後方より起立する左右1対の背杆の上端部で背凭れを支持するとともに、前記両背杆の下部同士を左右方向を向く連結部材により連結した椅子における前記両背杆の下部と連結部材とを覆う椅子の背杆カバー装置であって、
    前記両背杆の下部と連結部材との前面を覆う前部カバーと、それらの後面を覆う後部カバーとを備え、前記前部カバーに連結部材の少なくとも一部が突出する窓孔を設け、この窓孔より前方に突出させた連結部材の一部の後面に、前記窓孔の上縁より垂下するように設けた下向きの係止片を係合させ、かつ前記前部カバーと後部カバーとにより、前記両背杆の下部と連結部材とを前後から挟んで、両カバーを互いに結合したことを特徴とする椅子の背杆カバー装置。
  2. 孔より前方に突出した連結部材の一部の前面に、背もたれの後面下部を当接させて固着した請求項1記載の椅子の背杆カバー装置。
  3. 前部カバーと後部カバーとの少なくとも一方の内面に、対向する他方のカバーの内面に向かって突出する当接部を設け、前記前部カバーと後部カバーとの組み合わせ時に、前記当接部が他方のカバーの対向面に当接するようにした請求項1または2記載の椅子の背杆カバー装置。
  4. 当接部の中心で、前部カバーと後部カバーとを互いにねじ止めした請求項3記載椅子の背杆カバー装置。
  5. 両背杆を、水平部と垂直部とを有する側面視L字形に形成し、そのL字形に屈曲された部分において、連結部材の各端部を前記水平部と垂直部の両方に跨らせて固定した請求項1〜4のいずれかに記載の椅子の背杆カバー装置。
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