JP4859501B2 - コネクタ接合構造及びコネクタ接合方法 - Google Patents
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Description
図23は、特許文献1で開示されているコネクタのスルーホール接続用コンタクトを示す要部断面図である。
図25は、特許文献2で開示されているコネクタを示す要部断面図である。
カバー123は、コネクタケース121に取り付けられ、固定手段により固定された状態で、保持部124とともにコンタクト122の固定部125を挟持する。
図26は、特許文献3で開示されている電気コネクタを示す要部断面図であり、(a)はコネクタ装着途中、(b)はコネクタ装着後を表す。
(1) コネクタを基板に接合させ、前記コネクタの端子を前記基板に電気的に導通させる前記基板へのコネクタ接合構造において、
前記コネクタの前記端子は、コネクタハウジング側の基部と、前記基部の先端に弾性変形可能に設けられ、前記基部に対して第1の所定角度傾斜された変形部とを有し、
前記基板に穿設され前記基板の表裏面側を導通させるランド部を周囲に有する貫通孔への前記変形部の挿入側先端には、前記変形部に対して第2の所定角度傾斜された折曲部が設けられており、
前記端子の前記変形部は、前記基板へのコネクタ接合時、前記基板に穿設された端子接合用の貫通孔に未変形状態で所定量挿入されるとともに、前記コネクタハウジングが前記基板に接合されるのに伴って、前記基部に対して前記第1の所定角度未満の角度で傾斜した状態まで弾性変形され、前記貫通孔の内周面における一方の開口側端部の前記ランド部に所定の接触荷重で接触され、
前記折曲部は、前記基板へのコネクタ接合時、前記変形部が前記基部に対して前記第1の所定角度未満の角度で傾斜した状態まで弾性変形された際、前記基板における前記貫通孔における他方の開口側端部の前記ランド部に積層状態で重なり、所定の接触荷重で面接触されることを特徴とするコネクタ接合構造。
前記端子の前記変形部は、前記コネクタハウジングの前記係止部が前記基板に係止されるに伴って、前記基部に対して前記第1の所定角度未満の角度で傾斜した状態まで弾性変形されることを特徴とする前記(1)又は(2)記載のコネクタ接合構造。
前記収容部に前記基板が収容されるのに伴って、前記基部に対して前記第1の所定角度未満の角度で傾斜した状態まで弾性変形されることを特徴とする前記(1)又は(2)記載のコネクタ接合構造。
前記コネクタの前記端子における基部の先端に第1の所定角度傾斜して設けられた変形部を、前記基板に穿設され前記基板の表裏面側を導通させるランド部を周囲に有する端子接合用の貫通孔に未変形状態で所定量挿入させる端子挿入工程と、
前記基板へのコネクタハウジングの接合に伴って、前記コネクタの端子の前記変形部を、前記端子の前記基部に対して前記第1の所定角度未満の角度で傾斜した状態まで弾性変形させ、前記基板の前記貫通孔の内周面における一方の開口側端部の前記ランド部に所定の接触荷重で接触させるとともに、前記変形部の先端に設けられた折曲部を前記基板の前記貫通孔における他方の開口側端部の前記ランド部に積層状態で面接触させる端子導通工程とを備えたことを特徴とするコネクタ接合方法。
前記端子導通工程において、前記コネクタハウジングの前記係止部を前記基板に係止させるに伴い、前記コネクタの端子の前記変形部を、前記端子の前記基部に対して前記第1の所定角度未満の角度で傾斜した状態まで弾性変形されることを特徴とする前記(6)記載のコネクタ接合方法。
本発明により得られるコネクタ接合構造及びコネクタ接合方法は、PCB用コネクタの基板への接合に好適に用いられる。
図1は、本発明の第1実施形態であるコネクタ接合構造の基板へのコネクタ接合前の状態を示す側面図であり、図2は、図1のコネクタ接合構造の基板へのコネクタ接合途中の状態を示す側面図、図3は、図1のコネクタ接合構造の基板へのコネクタ接合後の状態を示す断面図である。また、図4は、図1のコネクタ接合構造のコネクタの端子を示す要部側面図であり、図5は、図4のコネクタの端子が基板の貫通孔に嵌合された状態を示す要部断面図、図6は、図1のコネクタ接合構造のコネクタを示す斜視図、図7は、図1のコネクタ接合構造の基板の貫通孔を示す平面図である。
このようなコネクタ接合構造では、基板1へのコネクタ10接合時、端子12の変形部12bの弾性変形に伴うバネ性により、基板1の貫通孔3の内周面に対する端子12の変形部12bの接触荷重と、基板1のランド部4に対する端子12の折曲部12cの接触荷重が、それぞれ確保される。したがって、簡易な構成からなるものでありながら、基板1とコネクタ10の端子12との間の良好な電気伝導性が確保される。これにより、コネクタ10接合作業の簡略化及びコスト低減が図られる。
本実施形態のコネクタ接合方法は、端子挿入工程と、コネクタハウジング係止工程と、端子導通工程とからなり、各工程が順次に実行される。
端子挿入工程では、コネクタ10の端子12の変形部12bを、基板1の貫通孔3に所定量挿入させる。
コネクタハウジング係止工程では、コネクタハウジング11の係止部13を、基板1の係止孔2に係止させる。
その他の構成及び作用については、上記第1実施形態と同様である。
その他の構成及び作用については、上記第1参考例と同様である。
その他の構成及び作用については、上記第1実施形態と同様である。
このようなコネクタ接合構造では、基板9へのコネクタ60接合時、端子63の変形部65の弾性変形に伴うバネ性により、基板9の端縁部に対する端子63の変形部65及び折曲部64の接触荷重がそれぞれ確保される。したがって、簡易な構成からなるものでありながら、基板9及び端子60間の良好な電気伝導性が確保される。これにより、コネクタ接合作業の簡略化及びコスト低減が図られる。
本実施形態のコネクタ接合方法は、基板接触工程と、基板収容工程と、端子導通工程とからならなり、各工程が順次に実行される。
基板収容工程では、コネクタハウジング62の収容部61に、基板9を収容させるとともに、基板9のネジ孔9bにネジ等を嵌挿させ、基板9を収容部61に固定させる。
このようなコネクタ構造では、基板70へのコネクタ60接合時、端子63の変形部65の弾性変形に伴うバネ性により、基板70の貫通孔71の内周面に対する端子63の変形部65の接触荷重と、基板70のランド部72に対する端子63の折曲部64の接触荷重が、それぞれ確保される。
その他の構成及び作用については、上記第3参考例と同様である。
その他の構成及び作用については、上記第1参考例と同様である。
また、図21及び図22に示す変形部84の湾曲形状構成は、図10〜図20に示す参考例及び実施形態にも適用可能である。
2 係止孔
3 貫通孔
4 ランド部
9 基板
9a 溝
10 コネクタ
11 コネクタハウジング
12 端子
12a 基部
12b 変形部
12c 折曲部
13 係止部
α1 端子における基部に対して変形部のなす角度
α2 端子における変形部に対して折曲部のなす角度
60 コネクタ
61 収容部
Claims (7)
- コネクタを基板に接合させ、前記コネクタの端子を前記基板に電気的に導通させる前記基板へのコネクタ接合構造において、
前記コネクタの前記端子は、コネクタハウジング側の基部と、前記基部の先端に弾性変形可能に設けられ、前記基部に対して第1の所定角度傾斜された変形部とを有し、
前記基板に穿設され前記基板の表裏面側を導通させるランド部を周囲に有する貫通孔への前記変形部の挿入側先端には、前記変形部に対して第2の所定角度傾斜された折曲部が設けられており、
前記端子の前記変形部は、前記基板へのコネクタ接合時、前記基板に穿設された端子接合用の貫通孔に未変形状態で所定量挿入されるとともに、前記コネクタハウジングが前記基板に接合されるのに伴って、前記基部に対して前記第1の所定角度未満の角度で傾斜した状態まで弾性変形され、前記貫通孔の内周面における一方の開口側端部の前記ランド部に所定の接触荷重で接触され、
前記折曲部は、前記基板へのコネクタ接合時、前記変形部が前記基部に対して前記第1の所定角度未満の角度で傾斜した状態まで弾性変形された際、前記基板における前記貫通孔における他方の開口側端部の前記ランド部に積層状態で重なり、所定の接触荷重で面接触されることを特徴とするコネクタ接合構造。 - 前記コネクタの前記端子において、前記変形部に対して前記折曲部のなす前記第2の所定角度は90°を超える角度であることを特徴とする請求項1記載のコネクタ接合構造。
- 前記コネクタハウジングには、前記基板へのコネクタ接合時、前記基板に係止可能な係止部が設けられており、
前記端子の前記変形部は、前記コネクタハウジングの前記係止部が前記基板に係止されるに伴って、前記基部に対して前記第1の所定角度未満の角度で傾斜した状態まで弾性変形されることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ接合構造。 - 前記コネクタハウジングには、前記基板へのコネクタ接合時、前記基板を収容する収容部が設けられており、
前記収容部に前記基板が収容されるのに伴って、前記基部に対して前記第1の所定角度未満の角度で傾斜した状態まで弾性変形されることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ接合構造。 - 前記コネクタの前記端子と前記基板との接触部分には、電気抵抗を安定させるための所要のペースト剤が塗布されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のコネクタ接合構造。
- コネクタを基板に接合させ、前記コネクタの端子を前記基板に電気的に導通させる前記基板へのコネクタ接合方法において、
前記コネクタの前記端子における基部の先端に第1の所定角度傾斜して設けられた変形部を、前記基板に穿設され前記基板の表裏面側を導通させるランド部を周囲に有する端子接合用の貫通孔に未変形状態で所定量挿入させる端子挿入工程と、
前記基板へのコネクタハウジングの接合に伴って、前記コネクタの端子の前記変形部を、前記端子の前記基部に対して前記第1の所定角度未満の角度で傾斜した状態まで弾性変形させ、前記基板の前記貫通孔の内周面における一方の開口側端部の前記ランド部に所定の接触荷重で接触させるとともに、前記変形部の先端に設けられた折曲部を前記基板の前記貫通孔における他方の開口側端部の前記ランド部に積層状態で面接触させる端子導通工程とを備えたことを特徴とするコネクタ接合方法。 - 前記コネクタハウジングには、前記基板に係止可能な係止部が設けられており、
前記端子導通工程において、前記コネクタハウジングの前記係止部を前記基板に係止させるに伴い、前記コネクタの端子の前記変形部を、前記端子の前記基部に対して前記第1の所定角度未満の角度で傾斜した状態まで弾性変形されることを特徴とする請求項6記載のコネクタ接合方法。
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