JP4859422B2 - スパウト - Google Patents

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JP4859422B2 JP2005279278A JP2005279278A JP4859422B2 JP 4859422 B2 JP4859422 B2 JP 4859422B2 JP 2005279278 A JP2005279278 A JP 2005279278A JP 2005279278 A JP2005279278 A JP 2005279278A JP 4859422 B2 JP4859422 B2 JP 4859422B2
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Description

本発明は、パウチなどの容器に取り付けるスパウトに関するもので、より詳しくは、ス
パウト本体の上蓋内に収納される上端封鎖の筒状体からなる、外力により折り取り可能な
折り取り部がスパウト本体の開口部に連接されているスパウトに関する。
スパウトは、小さな袋であるパウチ等に取り付けるもので、このスパウトを通してある
いは場合により他の開口部を通して、パウチ等内に内容物として液状物等を充填すると共
に、パウチ等内の加熱滅菌した液状物等を取り出すためのものである。このスパウトをリ
シールするためのキャップの汚染や紛失を無くして、安全確実なリシール性を確保した下
記に示すような技術が知られている。
特開2002−29552号公報
この特許文献1のスパウト50は、図5、6に示すように、パウチ51の側部に溶着す
る取付基部52と、この取付基部52から外方に向かって延び外周面にネジ山53を有す
る注出筒54と、この注出筒54の注出端に破断可能な薄肉部55を介して接続している
キャップ56と、からなる。このキャップ56は、注出筒54のネジ山53にネジ装着し
てリシールが出来、且つ取付基部52上面に設けた嵌合用穴57に嵌合出来る突起58を
備えてなるものである。
そして、このスパウト50によれば、パウチ51の内容物を得たい場合は、薄肉部55
に外力を加えて破断して注出筒54の注出端からキャップ56を外し、落下や紛失を防ぐ
ために、取付基部52上面の嵌合用穴57に突起58を嵌め込みキャップ56を仮止めし
てから、内容物を得る。そして、このスパウト50は、パウチ51に内容物が残留してい
れば、注出筒54にキャップ56をネジ装着してリシールすることが出来て、安全確実な
リシール性を確保出来るものである。
特許文献1のスパウト50は、取付基部52の嵌合用穴57にキャップ56の突起58
を嵌め込めば、キャップ56の落下による汚染や紛失が無く、かつ、注出筒54にキャッ
プ56をネジ装着してリシールすることが出来る点では使い勝手が良い。
しかしながら、このスパウト50は、流通過程で薄肉部55が破断して、注出筒54の
注出端からキャップ56が外れて内容物が流失する虞があり、さらに、それを防ぐために
薄肉部55を強化すると使用時の破断が困難となり、無理に開けようとすると力余って内
容物が流失する虞がある。また、キャップ56の開封後に取付基部52上面にキャップ5
6を仮止めすること自体が煩わしく、そのため仮止めしないケースもあり、そのような場
合に落下による汚染や紛失を免れることが出来ない。しかも、キャップ56を仮止めする
際、力余ってパウチ51の内容物が注出筒54の注出端から飛び出す虞もあり、加えて、
キャップ56の内面が裸出した状態で注出筒54の注出端に接続しているので、少なくと
もその部分を包装しなければ汚染の虞がある。
そこで、本発明の目的は、使用時の開封が容易であるのに流通過程での開封がなく、格
別の対策をとらなくても、キャップの汚染や紛失の虞が無く、しかもリシールが極めて容
易なスパウトを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、容器の口部に装着するスパウト本体と、該スパウト本体と外ヒンジを介して連結された上蓋とからなるヒンジキャップを備えたスパウトであって、
該スパウトは、前記スパウト本体開口部上端から上方に延設され、前記上蓋内に収納される大きさの上端封鎖の筒状体からなる折り取り部を有し、
該折り取り部は、前記上蓋の開放側から前記外ヒンジ側にかけて次第に下方に向けて傾斜して延びる薄肉部を介してキャップ本体の開口部に連接され、
該開口部の上部には拡幅壁が設けられ、該拡幅壁は斜めに形成されて、頂点部分が容器の内容物の注出口となり、反対側の底点部分には外ヒンジが連接され、
前記上蓋が前記拡幅壁と係止してリシール可能に形成されている、
ことを特徴とするスパウトが提供される。
また、本発明によれば、前記折り取り部の上部で前記上蓋の開放側には、親指の腹側の形状に対応する凹部が形成されている上記スパウトが提供される。

また、本発明によれば、容器が、その端部内周に上記スパウトを溶着してなるパウチで
あるスパウトが提供される。
本発明のスパウトは、スパウト本体からヒンジキャップの上蓋を開き、折り取り部を裸
出し、薄肉部を折り取ることにより折り取り部を除去して開封し、容器の内容物をスパウ
ト本体を経由し開口部から取り出して利用し、利用後にスパウト本体の開口部をヒンジキ
ャップの上蓋で閉じるようになっているため、折り取り部が上蓋で覆われていることによ
り流通過程で薄肉部が折り取りされず、そのため不用意な開封が無く、薄肉部を強化する
必要がないから使用時の開封が容易となり内容物の飛び出しもない。そして、上蓋はヒン
ジを介してスパウト本体につながっているため、特に対策をとらなくても紛失や落下によ
る汚染が無く、しかもリシールが極めて容易である。
また、本発明のスパウトは、折り取り部に手指を掛け外ヒンジ側に外力を加えると、上
蓋の開放側の折り取り部における薄肉部が裂け始め、さらに外ヒンジ側に向けて下方に傾
斜している薄肉部が裂け、折り取り部が除去され開封されるようになっているため、折り
取り部を折り取りし易く開封が容易である。
また、本発明のスパウトは、パウチ内の内容物がスパウトを通じて外部に排出されると
、それに伴いその分のパウチも縮小するため、使用済みのパウチの処分が容易となる。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の実施例1を示すスパウトをパウチに取り付けた状態の縦断面図、図2は
実施例1のスパウトの上蓋を開いた状態の縦断面図である。これらの図面において、スパ
ウト1は、容器2の口部3に装着するスパウト本体4と、このスパウト本体4に外ヒンジ
5を介して連結された上蓋6からなるヒンジキャップ7とを備えたものであって、スパウ
ト本体4の開口部8上端から上方に延設され、上蓋6内に収納される大きさの上端封鎖の
筒状体からなる折り取り部9を有し、この折り取り部9は、スパウト本体4の上蓋6の開
放側からの外力により折り取り可能な薄肉部10を介してスパウト本体4の開口部8に連
接されているものである。
前記容器2の種類は特に限定されるものではないが、この実施例1ではパウチ(以下、
パウチ2という)の例を示している。また、このパウチ2に収納される内容物としては、
特に限定されるものではないが、調味料などが例示される。
前記キャップ本体4は、パウチ2の口部3に取り付けるための取付基部20と、この取
付基部20から直立している開口部8とからなり、この取付基部20にパウチ2の口部3
を溶着している。一方、開口部8は、その上端開口8aに、薄肉部10を介して連接して
いて且つ上方に延設した筒状体の折り取り部9があり、さらに、この折り取り部9を前記
上蓋6と相俟って覆う拡幅壁21がある。この拡幅壁21は、図1に示すように斜めに形
成され、その頂点部分がパウチ2の内容物の注出口21aとなり、その反対側の底点部分
にはヒンジキャップ7が取り付けられている。
前記折り取り部9の上端開口8aの連接部位である薄肉部10は、スパウト本体4にお
ける上蓋6の開放側、すなわち、注出口21aから外ヒンジ5側にかけて次第に下方に向
けて傾斜している。また、この折り取り部9にはその筒状体上方が、親指の腹側の形状に
対応する凹部9aを有している。したがって、折り取り部9の凹部9aに手指を掛け外ヒ
ンジ5側に外力を加えると、上蓋6の開放側の折り取り部9における薄肉部10が裂け始
め、さらに外ヒンジ5側に向けて下方に傾斜している薄肉部10が裂けて、折り取り部9
を除去出来、開封される。すなわち、折り取り部9の薄肉部10が上蓋6の開放側から外
ヒンジ5側に向けて下方に傾斜しているから、折り取り部9が折り取りされ易くなって、
開封を容易にしている。
前記ヒンジキャップ7は、拡幅壁21上端の底点部分に取り付けられた外ヒンジ5と、
この外ヒンジ5に取り付けられ開口部8の拡幅壁21を開閉自在にする上蓋6とからなる
。一方、上蓋6は、折り取り部9を覆うのに充分なスペースを有し、且つ開口部8の拡幅
壁21に沿いリシール出来る形状をなし、さらに、開口部8のリシール性を保持するため
、上蓋6の縁部にインナーリング22が設けてある。また、上蓋6には突起23が設けら
れ、この突起23に手指を掛けることで、上蓋6を開閉し易くしている。
次に、上記構成になるスパウト1の使用方法を述べる。
まず、図1に示すような状態のスパウト1は、内容物の充填されたパウチ2に溶着など
の手段により、取り付けられている。したがって、パウチ2の内容物を利用したい場合は
、まず、ヒンジキャップ7の上蓋6の突起23に手指を掛け力を加えれば、上蓋6は容易
に開けることが出来、折り取り部9を裸出することが出来る。そして、この折り取り部9
の凹部9aに親指の腹をあてがって、外ヒンジ5側に外力を加えると、容易に薄肉部10
が破断して、折り取り部9を除去出来、完全に開封することが出来る。このスパウト1を
パウチ2と共に傾ければ、内容物はスパウト本体4内を通り、上端開口8a及び拡幅壁2
1の頂点部分である注出口21aから外部に注ぎ出されることになる。
パウチ2の内容物を利用し終わり、内容物がなくなればパウチ2と共にスパウト1も廃
棄されるが、内容物が残留していれば、ヒンジキャップ7の上蓋6を閉じれば、開口部8
の拡幅壁21に上蓋6のインナーリング22が嵌り、リシールされる。残留した内容物を
さらに使用したい場合は、上蓋6の突起23に手指を掛け、力を加えれば上蓋6は容易に
開けることが出来るから、スパウト1をパウチ2と共に傾ければ、再び内容物を注出口2
1aから外部に注ぎ出すことが出来、内容物を再利用できる。
本発明のスパウトは、流通過程での損傷が防止され、且つリシール性が強く望まれるよ
うな場合に極めて利用可能性が高くなる。
本発明の実施例1を示すスパウトをパウチに取り付けた状態の縦断面図である。 本発明の実施例1を示すスパウトの上蓋を開いた状態の縦断面図である。 本発明の実施例1を示すスパウトの折り取り部を除去する状態の縦断面図である。 本発明の実施例1を示すスパウトを利用した後のリシール状態の縦断面図である。 パウチにスパウトを取り付けた状態の従来例を示す正面図である。 従来例を示すスパウトの縦断面図である。
符号の説明
1,50 スパウト
2,51 容器(パウチ)
3 口部
4 スパウト本体
5 外ヒンジ
6 上蓋
7 ヒンジキャップ
8 開口部
8a 上端開口
9 折り取り部
9a 凹部
10,55 薄肉部
20,52 取付基部
21 拡幅壁
21a 注出口
22 インナーリング
23 突起
53 ネジ山
54 注出筒
56 キャップ
57 嵌合用穴

Claims (3)

  1. 容器の口部に装着するスパウト本体と、該スパウト本体と外ヒンジを介して連結された上蓋とからなるヒンジキャップを備えたスパウトであって、
    該スパウトは、前記スパウト本体開口部上端から上方に延設され、前記上蓋内に収納される大きさの上端封鎖の筒状体からなる折り取り部を有し、
    該折り取り部は、前記上蓋の開放側から前記外ヒンジ側にかけて次第に下方に向けて傾斜して延びる薄肉部を介してキャップ本体の開口部に連接され、
    該開口部の上部には拡幅壁が設けられ、該拡幅壁は斜めに形成されて、頂点部分が容器の内容物の注出口となり、反対側の底点部分には外ヒンジが連接され、
    前記上蓋が前記拡幅壁と係止してリシール可能に形成されている、
    ことを特徴とするスパウト
  2. 前記折り取り部の上部で前記上蓋の開放側には、親指の腹側の形状に対応する凹部が形成されている請求項1記載のスパウト。
  3. 前記容器が、その端部内周に上記スパウトを溶着してなるパウチである請求項1または2記載のスパウト。
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