JP2003081315A - 開封栓、及び開封栓付き収容体 - Google Patents

開封栓、及び開封栓付き収容体

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JP2003081315A
JP2003081315A JP2001268367A JP2001268367A JP2003081315A JP 2003081315 A JP2003081315 A JP 2003081315A JP 2001268367 A JP2001268367 A JP 2001268367A JP 2001268367 A JP2001268367 A JP 2001268367A JP 2003081315 A JP2003081315 A JP 2003081315A
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spout
container
cap
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opening
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JP2001268367A
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Masao Igarashi
正雄 五十嵐
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Nihon Kim Co Ltd
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Nihon Kim Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】注出口の口径に関係なく、バージン性に優れ、
注出口部分にゴミ等が付着し難い構成の開封栓を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】本発明の開封栓1は、収容物を取り出す注
出口5を有する本体部2と、本体部2に設けられ、注出
口5を覆うキャップ10と、注出口5内に形成され、収
容体内に収容された収容物をシールすると共に、開口部
を形成するスコアライン7aが形成された封止壁7と、
封止壁7に形成されたスコアライン7aを切裂くように
設けられた切裂き片20とを備えている。この切裂き片
20は、摘み部22と、この摘み部とスコアラインの内
側を接続する接続部21とを備えており、摘み部22
は、接続部21に対して折り曲げられた状態で注出口5
内に収容されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状、半流動状の
食品や調味料、あるいは液体洗剤等(以下、収容物と称
する)を収容する収容体に設けられる開封栓、並びにそ
のような収容物を収容する開封栓付き収容体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記したような収容物を収容する
収容体は、例えばプラスチック製のボトル形態に構成さ
れていたり、あるいは本体容器とは別の詰め替え用のも
のであれば、柔軟な合成樹脂シートを融着等することに
よって構成されており、通常、これらの収容体には、収
容物を取り出すために、合成樹脂製の開封栓が取り付け
られている。そして、この開封栓には、収容体の販売時
には、収容物を密封した状態に保ち、ユーザーが使用す
る際には、再封止できるように再封止機能を備えている
ものがある。
【0003】このような再封止機能を有する開封栓は様
々な形態が知られており、例えば、ソースや醤油を収容
するものであれば、プラスチック製のボトルの口部に取
着される本体部と、この本体部に着脱自在で注出口を覆
うキャップ(本体にヒンジ結合されて注出口を覆うキャ
ップ)とを備え、注出口内に形成された封止壁によっ
て、収容物をシールした構成が知られている。この場
合、封止壁には、薄肉厚のスコアラインと、このスコア
ラインを切裂くようにリング状の引掛け部が形成されて
おり、最初の使用時にリング状の引掛け部に指を挿通
し、これを引張ることでスコアラインを切裂いて開口部
を形成するように構成されている。
【0004】そして、収容物は、キャップを開けた状態
で開口部を通って注出口から取り出され、再びキャップ
を閉じることで再封止されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の開封栓
は、バージン性に優れ、しかも本体部の内側がキャップ
によって外気と遮断された状態にあるため、注出口部分
にゴミ等が付着し難く、衛生上の面から好ましいが、開
口部を形成するための引掛け部は、上記したように、指
が挿通できるようにリング状に形成されていることか
ら、それを収容している注出口部分の径(注出口の内
径)を大きくせざるを得ない。
【0006】このため、詰め替え用の収容体や、注出口
を人間の口で含んで収容物を注出する構成の収容体等で
は、そのような注出口の内径が大きい開封栓を用いる
と、詰め替え作業性が悪くなり、また、注出性も悪いと
いう問題が生じる。
【0007】また、上記したようなバージン性に優れた
構成の開封栓は、一般的に型成形によって製造される
が、注出口部分を小径化するにあたっては、その製造が
容易に行なえるよう構成されていることが望ましい。
【0008】本発明は、上記した問題に基づいて成され
たものであり、注出口の口径に関係なく、バージン性に
優れ、注出口部分にゴミ等が付着し難い構成の開封栓、
及びそのような開封栓を有する収容体を提供することを
目的としている。
【0009】また、本発明は、更に、上記した開封栓、
及びそのような開封栓を有する収容体に関し、容易に製
造できるような構成を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明に係る開封栓は、収容物を取り出す注出口を
有する本体部と、この本体部に設けられ、前記注出口を
覆うキャップと、前記注出口内に形成され、収容体内に
収容された収容物をシールすると共に、開口部を形成す
るスコアラインが形成された封止壁と、前記封止壁に形
成されたスコアラインを切裂くように設けられた切裂き
片とを備えており、前記切裂き片は、摘み部と、この摘
み部と前記スコアラインの内側を接続する接続部とを備
え、前記摘み部は、前記接続部に対して折り曲げられた
状態で前記注出口内に収容されていることを特徴として
いる。
【0011】また、前記課題を解決するために、本発明
の開封栓付き収容体は、複数の合成樹脂シートを融着す
ることで収容部が形成された収容体と、この収容体に融
着され、前記収容部に収容された収容物を取り出す開封
栓とを有する構成において、前記開封栓は、収容物を取
り出すよう内径10mm以下の注出口を有する本体部
と、この本体部に設けられ、前記注出口を覆うキャップ
と、前記注出口内に形成され、収容体内に収容された収
容物をシールすると共に、開口部を形成するスコアライ
ンが形成された封止壁と、前記封止壁に形成されたスコ
アラインを切裂くように設けられた切裂き片とを備えて
おり、前記切裂き片は、摘み部と、この摘み部と前記ス
コアラインの内側を接続する接続部とを備え、前記摘み
部は、前記接続部に対して折り曲げられた状態で前記注
出口内に収容されていることを特徴としている。
【0012】上記した構成の開封栓(収容体に設けられ
た開封栓)によれば、切裂き片の摘み部は、接続部に対
して折り曲げられた状態で前記注出口内に収容されてい
る。そして、キャップを開けると、折り曲げられている
摘み部は、上方が開放されることから、それ自身の復帰
力によって注出口端縁から突出した状態、或いは復帰力
が弱くても指を掛けることで注出口端縁から突出できる
状態となる。従って、注出口端縁から突出した摘み部を
指で摘み、これを引き上げることで、スコアラインが切
裂かれて開口部が形成される。
【0013】このように、切裂き片は、キャップを開け
た際に、手の指で摘める摘み部を備えている構成である
ことから、従来構成の切裂き片のように、指を差し込む
リング状部分を形成する必要が無くなり、注出口部分
(内径)を小径化することが可能となる。なお、本発明
おける「摘み部」とは、指を差し込むことができるよう
なリング形状ではなく、単に2本の指で摘むことができ
る程度の大きさのものが該当する。また、切裂き片は、
接続部と上記した形態の摘み部によって構成されている
ことから、その形状が単純化され、型成形が容易に行な
えるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、開封栓を設けた収容体の
一実施形態を示す図であり、図2〜図5は、図1に示す
収容体に取着される開封栓の一構成例を示す図である。
なお、図2は、開封栓のキャップを開けた状態を示す斜
視図、図3(a)は、その縦断面図、図3(b)は、切
裂き片の接続部が接続されるスコアライン部分の封止壁
の平面図、図4は、図2に示す開封栓の平面図、そし
て、図5は、開封栓のキャップを閉じた状態を示す縦断
面図である。
【0015】この実施形態では、開封栓1は、例えば、
食品や洗剤を収容する収容体50に取着される構成とな
っており、収容体50は、比較的安価な材料である柔軟
な合成樹脂シート50aを複数枚準備し、これを融着す
ることによって作成されている。図に示した構成では、
2枚の略同じ形状の合成樹脂シートを対面させると共
に、下端に底面を形成する合成樹脂シート50bを介在
させて、その端部領域を融着することで収容体50が形
成されている(図において、そのような融着領域を斜線
部で示してある)。
【0016】開封栓1は、略円筒形状を有する本体部2
と、この本体部の下端に形成され、前記合成樹脂シート
50aが融着されるように断面舟型形状の融着部3とを
備えており、開封栓1は、融着部3が合成樹脂シート5
0aに挟着された状態で収容体に取り付けられている。
なお、このような構成の収容体では、収容物は、上記の
ように開封栓が融着された収容体のいずれかの部分を未
融着にして、その部分から充填され、その後、未融着部
分を融着することで最終製品となる収容物入りの収容体
が製造される。
【0017】前記本体部2の上方には、収容体内に収容
された収容物の取り出しを行なう注出口5が形成されて
おり、この注出口5には、収容体の内部空間と連通する
よう連通孔6が形成されている。なお、この連通孔6
は、使用前では、以下の封止壁で閉鎖された状態で本体
部2を軸方向に貫いている。
【0018】注出口内(本体部)には、収容体内に収容
された収容物をシールするように、軸方向と略直交する
方向に封止壁7が形成されている。そして、この封止壁
7には、収容物が通過する開口を形成すべく、薄肉厚に
したスコアライン7aが形成されている。このスコアラ
インは、図3(b)に示すように、略菱形形状をなして
おり、その1つの頂部領域の内側に、後述する切裂き片
の接続部の基部が一体的に取り付けられている。
【0019】また、本体部2には、注出口5(連通孔
6)を覆うように、キャップ10が注出口に対して開閉
自在に設けられている。本実施形態では、キャップ10
は、本体部2の外周に形成された環状鍔部2aに薄肉厚
に形成されたヒンジ11を介して連結されており、ヒン
ジ11を支点として回動することによって開閉されるよ
うになっている。
【0020】前記キャップ10の内面側の上面には、環
状の突部10aが形成されており、キャップ10を閉じ
た際、注出口5に当接して、封止壁7を取り去った後の
収容物をシールするようになっている。このため、注出
口5は、上端側の内面が、図3(a)及び図5に示すよ
うに、上方に移行するに従って外側に開くように形成し
ておくことが好ましく、環状の突部10aがその内周面
に当接して、シールし易いように構成されている。
【0021】また、前記キャップ10の内周面には、中
心側に向けて突出する環状の突部10bが形成されてお
り、キャップ10を注出口5に対して閉じた際、注出口
5の外周に形成された環状の係止部5aに係止されて、
閉鎖状態が所定の節度をもって保持されるようになって
いる。
【0022】また、前記キャップ10には、図2に示す
ように、ヒンジ11の両サイドに、一対の突起10cが
形成されており、この突起は、キャップ10を回動して
閉じる際、環状鍔部2aに形成された当接部2bに当て
付くようになっている。この場合、図4に示すように、
突起10c間の距離dは、当接部2bの外幅Dよりも僅
かに小さくなるように(d<D)形成されており、キャ
ップ10を回動した際、突起10cが当接部2bに当て
付いて、その回動位置が保持され、更に、キャップ10
を強制的に回動すると、突起が弾性変形して、キャップ
10が図5に示す閉鎖位置に回動できるようになってい
る。
【0023】上述した封止壁7の上面側には、そこに形
成された前記スコアライン7aを切裂くように、切裂き
片20が設けられている。切裂き片20は、注出口内に
収容されており、図3(b)に示すように、前記略菱形
形状のスコアライン7aの1つの頂部の内側に接続され
る1本の接続部21と、その先端側に一体形成され、指
によって摘むことができる摘み部22とを備えている。
【0024】この実施形態では、接続部21は、板状で
略ストレート状に形成され、摘み部22は、接続部21
よりも幅広で、接続部と同様、板状に形成されており、
両者は、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂に
よって一体形成されている。そして、接続部21と摘み
部22は、図3(a)に示すように、シール壁7の表面
からの高さが、注出口5の端縁5bよりも高くなるよう
に形成されており、具体的には、摘み部22の部分が端
縁5bから上方に突出する程度、すなわち、摘み部22
の部分を指によって摘むことができる程度に形成されて
いる。
【0025】摘み部22の形状は、特に限定されること
はないが、図に示すような板状とした場合、指で摘んだ
際に引き上げ易いように、その表面に、突出する係止部
22aを形成しておくことが好ましい。或いは、そのよ
うな板状以外にも、指で摘んで引き上げ易いような形
状、例えば、球状にしておいても良い。
【0026】以上のように構成された切裂き片20は、
キャップ10を注出口5に対して閉じた際、その摘み部
22は、接続部21に対して屈曲した状態で注出口5内
に収容されている。この場合、接続部21についても、
上下方向に屈曲した状態で収容されていても良い。
【0027】上述したような開封栓によれば、最初、閉
じられた状態にあるキャップ10を開けると、接続部2
1に対して折り曲げられて収容されている摘み部22
は、それ自身の復帰力によって起立し、図2及び図3に
示すように、注出口5の端縁5bから上方に突出する。
この場合、摘み部22が充分に上方に突出するように復
帰しなくても、そこに指を引掛けることで、上方に突出
させることが可能となっている。そして、上方に突出し
た摘み部22を指で摘み、上方に引き上げることによっ
て、接続部21の基部、すなわちスコアライン7aの頂
部に力が加わってスコアラインを切裂くことができ、収
容体50に収容された収容物を取り出すことが可能とな
る。
【0028】この場合、収容体50を傾けて収容物を取
り出す場合、キャップ10に形成された突起10cが、
本体部2の環状鍔部2aに形成された当接部2bに当接
するため、注出時にキャップが邪魔することが無く、ま
た、キャップの裏面側に収容物が付着することが効果的
に防止される。
【0029】そして、キャップ10を閉じることによっ
て、突起10cが弾性変形して、キャップ10は図5に
示すような閉鎖位置に回動され、中途使用の状態でも収
容物を保存しておくことが可能となる。この場合、キャ
ップ10の環状の突起10aが注出口5の上端部内周に
当接し、かつ環状の突部10bが注出口5の外周に形成
された環状の係止部5aに係止されることで、収容物の
シールが成されると共に、キャップの閉鎖状態が所定の
節度をもって保持される。
【0030】上述したような構成の開封栓は、注出口5
とキャップ10がワンピースとなっているため、切裂き
片20と共に、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成
樹脂によって一体成形することが可能であり、コストを
低減することが可能となる。特に、切裂き片20を、1
本の略ストレート状の接続部21と、これと一体化した
幅広の摘み部22で構成したことから、この部分におい
ても、型成形を容易に行なうことが可能となる。なお、
接続部を複数本形成しても良いが、型成形を容易にする
ためには、図に示すように1本とすることが好ましい。
【0031】また、注出口5の外周領域は、キャップ1
0によって外気と遮断されているため、ゴミ等が付着す
ることは無く、収容物注出時の衛生状態が向上する。ま
た、注出口5は、封止壁7によって収容物を完全にシー
ルしているため、収容物の不正な詰め替え等を確実に防
止することができ(バージン性が確実になる)、しかも
開封後はキャップ10の構造によって再封止が行なえる
ため、取扱い性が向上する。
【0032】そして、キャップ10を開けた際、切裂き
片20の摘み部22が、注出口の端縁5bから突出する
構造のため、摘み部の形状を小型化することが可能とな
り、それに応じて注出口5の内径を小径化することが可
能となる。すなわち、従来の指を挿通して引き上げる切
裂き片のリング構造では、注出口の内径を人間の指の径
より小さくすることはできなかったが、本発明の構成に
よれば、内径が10mm以下の注出口にも適用すること
が可能となり、そのような開封栓を装着した収容体につ
いても、上記した作用効果が得られるようになる。
【0033】また、本発明の構成によれば、シール性が
確実になった構成において、注出口を、上記のように1
0mm以下と小径化することが可能となることから、本
体容器に対する詰め替え作業の操作性の向上が図れると
共に、例えば、飲料用の用途においては、注出口を口で
含み易くすることができることから、注出性の向上も図
れる。
【0034】図6は、注出口内に配設される切裂き片の
変形例を示す図である。この変形例の切裂き片30は、
その接続部31が、注出口5の軸方向に沿って湾曲形成
されており、その湾曲部によって、切裂き片30が全体
として上下方向に変位可能に構成されている。また、接
続部31の先端に一体形成される摘み部32は球状に形
成されている。このように、接続部に湾曲部分を形成し
ておくことで、上下方向へ変位し易くなることから、キ
ャップ10を開けた際に、折り曲げられて収容されてい
る摘み部32を端縁5bから突出させ易くなり、開封時
の操作をより行い易くすることができる。
【0035】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は、上記した実施の形態以外にも、例え
ば、以下のように種々変形することが可能である。上記
した切裂き片は、全体として板状に形成されていたが、
接続部を断面円柱状、又は半円柱状に形成する等、適宜
変形することが可能である。また、摘み部については、
上述したように、摘み易い形状にしておくことが好まし
く、例えば、図6に示す摘み部32のように球状にした
り、円板状にする等、適宜変形することが可能である。
また、注出口の内径については、詰め替え作業の操作性
の向上、及び注出性の向上が図れる程度、具体的には、
10mm以下に形成しておくのが好ましいが、注出口の
内径については、その収容体の用途や、実際に収容され
る収容物等に応じて、種々変形することが可能である。
【0036】また、上記したキャップ10は、本体部2
に対してヒンジ結合されていたが、このような構成以外
にも、例えば注出口に対して螺合する構成であっても良
い。さらに、開封栓1が取着される収容体については、
一例を示したに過ぎず、合成樹脂シートに融着される構
成であれば、その開封栓の取着位置については種々変形
することが可能である。
【0037】さらに、収容体は、合成樹脂シートを融着
する構成以外にも、プラスチックのようなボトル状に構
成されていても良く、上記したように構成される開封栓
は、ボトルの口部に装着しておくことが可能である。従
って、このような開封栓においては、融着部が形成され
ない構成となる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、バージン性に優れ、注
出口部分にゴミ等が付着し難い構成の開封栓、及びその
ような開封栓を取着した収容体が得られると共に、その
ような構成において、注出口の口径を小径化することが
可能になる。また、本発明によれば、上記した開封栓、
及びそのような開封栓を有する収容体を、容易に製造す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開封栓を設けた収容体の一実施形態を示す図。
【図2】収容体に取着される開封栓の一構成例を示して
おり、開封栓のキャップを開けた状態を示す斜視図。
【図3】(a)は、図2に示す開封栓の縦断面図、
(b)は、切裂き片の接続部が接続されるスコアライン
部分の封止壁の平面図。
【図4】図2に示す開封栓の平面図。
【図5】図2に示す開封栓のキャップを閉じた状態を示
す縦断面図。
【図6】開封栓に設けられる切裂き片の変形例を示す
図。
【符号の説明】
1 開封栓 5 注出口 5b 端縁 7 封止壁 7a スコアライン 10 キャップ 20,30 切裂き片 21,31 接続部 22,32 摘み部 50 収容体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 77/30 B65D 77/30 C 83/00 83/00 G Fターム(参考) 3E014 PA01 PA03 PC03 PD30 PE15 PE23 PF10 3E064 AA05 AD19 BA21 BC18 FA04 FA05 GA04 HM01 HN05 HN65 HP02 HP04 HS04 3E067 AA03 AA04 AB28 AB99 BA03A BA12A BB14A BC03A CA24 EA09 EA32 EB07 EB11 EB17 EB27 FA01 FC01 3E084 AA02 AA04 AA12 AA15 AA24 AB01 AB06 BA03 CA01 CB01 CB02 CB04 CC04 CC05 DA01 DA10 DC04 DC05 FA03 FA09 FD13 GA06 GB06 GB12 GB17 LA02 LA06 LB02 LB07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容物を取り出す注出口を有する本体部
    と、 この本体部に設けられ、前記注出口を覆うキャップと、 前記注出口内に形成され、収容体内に収容された収容物
    をシールすると共に、開口部を形成するスコアラインが
    形成された封止壁と、 前記封止壁に形成されたスコアラインを切裂くように設
    けられた切裂き片とを備えた収容体に設けられる開封栓
    であり、 前記切裂き片は、摘み部と、この摘み部と前記スコアラ
    インの内側を接続する接続部とを備え、 前記摘み部は、前記接続部に対して折り曲げられた状態
    で前記注出口内に収容されていることを特徴とする開封
    栓。
  2. 【請求項2】 前記接続部は、注出口の軸方向に沿って
    湾曲していることを特徴とする請求項1に記載の開封
    栓。
  3. 【請求項3】 前記注出口の内径が10mm以下である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の開封栓。
  4. 【請求項4】 前記キャップは本体部にヒンジ結合され
    ており、前記キャップには、それを開けた状態で注出口
    への回動復帰を防止するよう、前記本体部に当接する突
    起が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1項に記載の開封栓。
  5. 【請求項5】 前記本体部には、収容体を形成する合成
    樹脂シートが融着される融着部が形成されていることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の開封
    栓。
  6. 【請求項6】 前記本体部、キャップ、切裂き片は、合
    成樹脂により一体成形されていることを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれか1項に記載の開封栓。
  7. 【請求項7】 複数の合成樹脂シートを融着することで
    収容部が形成された収容体と、この収容体に融着され、
    前記収容部に収容された収容物を取り出す開封栓とを有
    する開封栓付き収容体において、 前記開封栓は、収容物を取り出すよう内径10mm以下
    の注出口を有する本体部と、この本体部に設けられ、前
    記注出口を覆うキャップと、前記注出口内に形成され、
    収容体内に収容された収容物をシールすると共に、開口
    部を形成するスコアラインが形成された封止壁と、前記
    封止壁に形成されたスコアラインを切裂くように設けら
    れた切裂き片とを備えており、 前記切裂き片は、摘み部と、この摘み部と前記スコアラ
    インの内側を接続する接続部とを備え、 前記摘み部は、前記接続部に対して折り曲げられた状態
    で前記注出口内に収容されていることを特徴とする開封
    栓付き収容体。
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