JP2003072796A - ピルファプルーフキャップ - Google Patents
ピルファプルーフキャップInfo
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Abstract
ーフキャップを簡易に開栓することができるようにす
る。 【解決手段】 ピルファプルーフキャップ(3)が、包
装体(1)の注出口(2)に形成された雄ネジ(8)に
螺合する雌ネジ(12)を有したネジキャップ(14)
と、ネジキャップ(14)を開栓操作する際にネジキャ
ップ(14)から切り離されるピルファプルーフバンド
(9)と、ピルファプルーフバンド(9)を露出させる
ようにネジキャップ(14)に係合手段(23)を介し
被せられるオーバーキャップ(15)とを具備する。
Description
装着されるピルファプルーフ(pilfer-proof)キャップ
に関する。
注出口がすでに開封されたか否かを消費者等が容易に確
認することができるようにするため、ピルファプルーフ
キャップが装着される場合がある。
いては、特開平11−189254号公報、特開平11
−189255号公報、特開平11−189256号公
報等によりすでに開示される。
は、消費者等がその注出口を口で咥えて中味を吸い出し
たり口中に流し込んだりすることができるようにしたも
のがあるが、そのような注出口は口で咥えやすくした
り、中味の流出を適量にしたり、包装体を搬送する際に
嵩張らないようにしたりするため、比較的細く形成され
る。ところが、注出口が細く形成されると同時に注出口
を覆うピルファプルーフキャップも比較的小径に形成さ
れるため、嵩張らないようになる反面、開封操作が面倒
になる。ことに指の力の弱い幼児にとっては開封が困難
になる場合も生ずる。
易に開封することができるピルファプルーフキャップを
提供することを目的とする。
め、請求項1に係る発明は、包装体(1)の注出口
(2)に形成された雄ネジ(8)に螺合する雌ネジ(1
2)を有したネジキャップ(14)と、ネジキャップ
(14)を開栓操作する際にネジキャップ(14)から
切り離されるピルファプルーフバンド(9)と、ピルフ
ァプルーフバンド(9)を露出させるようにネジキャッ
プ(14)に係合手段を介し被せられるオーバーキャッ
プ(15)とを具備したピルファプルーフキャップ
(3)を採用する。
ャップ(14)の周りにオーバーキャップ(15)が係
合するので、実質的にネジキャップ(14)が大径化す
る。従って、ピルファプルーフキャップ(3)の開栓を
簡易かつ迅速に行うことができる。また、オーバーキャ
ップ(15)はピルファプルーフバンド(9)を露出さ
せるようにネジキャップ(14)を覆うので、消費者等
は包装体(1)の注出口(2)が開栓されたか否かを確
認することができる。
が、ネジキャップ(14)とオーバーキャップ(15)
とを周方向及び軸方向において夫々係合させる周方向係
合手段(21,22)と軸方向係合手段(23)とを含
んだ請求項1に記載のピルファプルーフキャップ(3)
を採用する。
段が周方向係合手段(21,22)と軸方向係合手段
(23)とに分かたれるので、ネジキャップ(14)と
オーバーキャップ(15)との係合力が周方向と軸方向
において夫々増大し、従って開栓操作が容易になり、ま
たネジキャップ(14)からオーバーキャップ(15)
が脱落し難くなる。
手段が、オーバーキャップ(15)の下端からネジキャ
ップ(14)とピルファプルーフバンド(9)との隙間
に突出する突起(23)を具備した請求項2に記載のピ
ルファプルーフキャップ(3)を採用する。
(23)がオーバーキャップ(15)の下端からネジキ
ャップ(14)とピルファプルーフバンド(9)との隙
間に突出するので、オーバーキャップ(15)はネジキ
ャップ(14)に対し軸方向に拘束され、ネジキャップ
(14)上に抜け出ないよう保持される。また、突起
(23)はネジキャップ(14)とピルファプルーフバ
ンド(9)との隙間を一定に保持するためのスペーサと
しても機能する。
3)がオーバーキャップ(15)の周方向に間欠的に形
成された請求項3に記載のピルファプルーフキャップ
(3)を採用する。
(23)がオーバーキャップ(15)の周方向に間欠的
に存在するので、ネジキャップ(14)とピルファプル
ーフバンド(9)との隙間にスペーサ(17)等が介在
してもいずれかの突起(23)がスペーサ(17)等と
の衝突を避けてネジキャップ(14)と係合する。従っ
て、オーバーキャップ(15)はネジキャップ(14)
に対し軸方向に確実に拘束され、ネジキャップ(14)
上に抜け出ないよう保持される。
ャップ(15)の周壁における上記突起(23)の真上
に穴(24)が形成された請求項3又は請求項4に記載
のピルファプルーフキャップ(3)を採用する。
ーキャップ(15)の周壁における突起(23)の真上
の穴(24)を成形型の抜き型に対応させることで突起
(23)を鋭利な返しとして適正に形成することができ
る。従って、突起(23)とネジキャップ(14)の下
端との係合力を高め、オーバーキャップ(15)をネジ
キャップ(14)により確実に保持することができる。
体(1)である請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
のピルファプルーフキャップ(3)を採用する。
の本体が袋体(1)であり、袋体(1)のピルファプル
ーフが維持される。袋体(1)の注出口(2)を開封し
た後は袋体(1)を押える等することにより、中味を注
出口(2)から注出することができる。
て図面を参照して説明する。
体は、袋体1と、注出口2と、ピルファプルーフキャッ
プ3とを具備する。
四方をシールすることでピロー型に形成される。包装シ
ートとしては例えば特開2000−33958が開示す
るような公知の層構成を有した包装材料が用いられる。
袋体1の形態としてはこの実施の形態ではピロー型が採
用されるが、自立性袋型、ガゼット型等の他の形態とし
てもよい。袋体1内には、例えば液状、ゼリー状等の飲
食物が充填される。
うに、フランジ4を境として袋体1の内側へ伸びる内側
筒部2aと、袋体1の外側へ伸びる外側筒部2bとを有
する。
し、翼片5と共に袋体1の包装シートにより挟まれ、ヒ
ートシール等により包装シートに密着する。内側筒部2
aの下端からは溝部材2cが袋体1の底の方へ突出す
る。溝部材2cは袋体1が扁平に密着するのを防止し、
内容物を注出口2内へと円滑に導く。溝部材2cは内容
物、袋の形状等により省略される場合もある。
端に向かって、鍔片6、雄ラチェット7、雄ネジ8が順
に形成される。鍔片6は後述するピルファプルーフキャ
ップ3から切り離されるピルファプルーフバンド9を受
け止める作用を果たすものである。雄ラチェット7は、
後述するピルファプルーフバンド9の内面に形成された
雌ラチェット10と円周方向において係合するもので、
外側筒部2bの外面の円周方向に所定間隔をおいて複数
個設けられている。この雄ラチェット7は、後述するピ
ルファプルーフバンド9の円周面に形成された突部11
とも軸方向において係合するようになっている。雄ネジ
8は、後述するピルファプルーフキャップの雌ネジ12
と螺合するためのものである。これら雌雄ネジ12,8
の螺合によりピルファプルーフキャップ3が注出口2の
開口を封じる。
ける鍔部6と雄ラチェット7との間には、注出口2の軸
方向に平行に伸びる複数個の突起13が必要に応じて設
けられる。この突起13はピルファプルーフキャップ3
から分離したピルファプルーフバンド9をガタつくこと
なく注出口2の外側筒部2bの外面に保持するためのも
のである。
すように、ネジキャップ14と、ピルファプルーフバン
ド9と、オーバーキャップ15とを具備する。
すように、袋体1の注出口2に形成された雄ネジ8に螺
合する雌ネジ12を円筒状の周壁の内周面に有する。ピ
ルファプルーフバンド9は、ネジキャップ14を開栓操
作する際にネジキャップ14から切り離されるように、
このネジキャップ14の周壁の下端に薄肉部16を介し
て連結される。薄肉部16は、細い柱状片として形成さ
れ、ネジキャップ14とピルファプルーフバンド9との
隙間内において円周方向に所定間隔をおいて複数個設け
られている。また、薄肉部16は、ネジキャップ14か
らピルファプルーフバンド9が切り離された時にネジキ
ャップ14側に残留するようにピルファプルーフバンド
9に向って先細状に形成される。ネジキャップ14の下
端には薄肉部16同士の中間にピルファプルーフバンド
9の方へ突出するスペーサ17が設けられる。このスペ
ーサ17によってネジキャップ14とピルファプルーフ
バンド9との間隙が規制される。スペーサ17はピルフ
ァプルーフバンド9側に設けてもよいし、ネジキャップ
14とピルファプルーフバンド9の双方に設けてもよ
い。
には、内側へ突出する突部11が環状に設けられてい
る。注出口2を開封した後、ネジキャップ14を繰り返
して開け閉めする場合に、この突部11が注出口2の雄
ラチェット7に係合することによりピルファプルーフバ
ンド9の注出口2からの落下が防止される。
の上端には、円周方向に所定間隙をおいて複数個の雌ラ
チェット10が注出口2側の雄ラチェット7に対応する
ように設けられている。雌雄のラチェット10,7はネ
ジキャップ14を開ける方向に回す際に係合するように
なっており、そのためネジキャップ14を開ける方向に
回すとピルファプルーフバンド9は薄肉部16の箇所で
ネジキャップ14から切り離され、注出口2上に残留す
る。
は、複数個の下ラチェット18が設けられ、ネジキャッ
プ14の下端には下ラチェット18に対応するように上
ラチェット19が設けられる。上下ラチェット19,1
8はネジキャップ14を内容物の充填後に注出口2にね
じ込む時に互いに係合するようになっており、この上下
ラチェット19,18の係合によって、ネジキャップ1
4を注出口2にねじ込む際の薄肉部16の破断が防止さ
れる。
に、ピルファプルーフバンド9を露出させるようにネジ
キャップ14に係合手段を介し被せられる。オーバーキ
ャップ15はネジキャップ14より外径が大きく、その
ためピルファプルーフキャップ3を最初に開封する際の
開封操作を簡易に行うことができる。また、図12乃至
図14に示すように、オーバーキャップ15の天壁には
楕円形の取っ手20が必要に応じて形成される。この取
っ手20を把持することでピルファプルーフキャップ3
の開栓操作はさらに簡易化される。取っ手20の天面は
オーバーキャップ15の天壁に連なる平坦面にすること
により、袋体1を倒立させることができる。取っ手20
はオーバーキャップ15の外径よりも大きく形成するこ
とで、幼児の誤飲防止手段としても機能させることがで
きる。取っ手20はオーバーキャップ15の天壁や側壁
から水平方向に突出するが、垂直方向に突出させること
もできる。取っ手20の形状も楕円に限らず、円形、四
角形、多角形、立体形等種々の形状とすることができ
る。取っ手20には種々の内容を表示することによりデ
ィスプレイ効果を高めることも可能である。
キャップ15とを周方向及び軸方向において夫々係合さ
せる周方向係合手段と軸方向係合手段とを含んでいる。
プ14の周壁の外周面に形成された雄ローレット溝21
とオーバーキャップ15の周壁の内周面に形成された雄
ローレット溝21と噛み合う雌ローレット溝22とで構
成される。雌雄のローレット溝22,21の係合により
ネジキャップ14とオーバーキャップ15は一体で回転
可能となる。周方向係合手段は雌雄のローレット溝2
2,21に限らず、一対又は複数対の突起や、突起と凹
溝等で構成することも可能である。
ャップ15の下端からネジキャップ14とピルファプル
ーフバンド9との隙間に突出する突起23により構成さ
れる。この突起23は望ましくはオーバーキャップ15
の周方向の全周に設けられているが、間欠的に形成する
ことも可能である。この突起23がネジキャップ14の
下端と係合することによりオーバーキャップ15がネジ
キャップ14から軸方向に抜け出るのを阻止する。
プ3の作用について説明する。
プ15を被せてピルファプルーフキャップ3を組み立て
る。オーバーキャップ15をネジキャップ14に被せる
ことで、オーバーキャップ15の下端の突起23がネジ
キャップ14とピルファプルーフバンド9との隙間に突
出しオーバーキャップ15とネジキャップ14とが軸方
向で係合する。また、同時に雌雄のローレット溝22,
21が係合する。これにより、ネジキャップ14とオー
バーキャップ15は一体で回転可能となる。このオーバ
ーキャップ15は袋体1に内容物を充填しネジキャップ
14を装着した後でネジキャップ14に被せるようにし
てもよい。
内容物を充填し、その後注出口2をピルファプルーフキ
ャップ3で閉じる。すなわち、ピルファプルーフキャッ
プ3を注出口2上で例えば右方向に回し、ネジキャップ
14の雌ネジ12を注出口2の雄ネジ8と螺合させる。
ネジキャップ14の雌ネジ12が注出口2の雄ネジ8に
対して螺進し、ピルファプルーフバンド9が注出口2の
鍔部6側へ接近すると、注出口2の雄ラチェット7上を
ピルファプルーフバンド9の突起11が乗り越え、ネジ
キャップ14が注出口2に対して装着され、ピルファプ
ルーフキャップ3の装着が完了する。
チェット19とピルファプルーフバンド9側の下ラチェ
ット18が係合し、ネジキャップ14にピルファプルー
フバンド9を連結する薄肉部16の破断を防止する。
状態で搬送され、冷却され、販売に供される。
使用者がオーバーキャップ15を把持して、ピルファプ
ルーフキャップ3の全体をねじ込み方向と逆の例えば左
方向に回転させる。ピルファプルーフキャップ3の回転
に伴い、注出口2の雄ラチェット7とピルファプルーフ
バンド9の雌ラチェット10とが円周方向において係合
し、ピルファプルーフバンド9を注出口2側に拘束す
る。このため、オーバーキャップ15及びネジキャップ
14が注出口2上を緩む方向に回転し、ネジキャップ1
4とピルファプルーフバンド9との間の薄肉部16が破
断し、ネジキャップ14からピルファプルーフバンド9
が切り離される。
からピルファプルーフバンド9に向って先細状となって
いるので、薄肉部16はピルファプルーフバンド9の表
面において破断する。このため、薄肉部16の破断片は
ネジキャップ14側に残り、ピルファプルーフバンド9
が残留した注出口2に口を当てる消費者等に違和感を与
えない。
プ14を注出口2に対して緩める方向に回転させること
によって、注出口2側の雄ネジ8と、ネジキャップ14
側の雌ネジ12との係合が解除し、オーバーキャップ1
5及びネジキャップ14が注出口2から取り外される。
ファプルーフバンド9は、その突起11が注出口2の雄
ラチェット7に当接することから、注出口2上に拘束さ
れる。
口をあてて内容物を飲食する。例えば、内容物が液体、
流動体等を凍らせたものである場合は、袋体1を手で揉
み解しながら内容物を砕き氷解させつつ注出口2から吸
い出すことができる。内容物を吸い出す際、ピルファプ
ルーフバンド9の突部11が注出口2の雄ラチェット7
に係合するので、袋体1を逆さまにしてもピルファプル
ーフバンド9が注出口2の先端から使用者の口内へ落下
してしまうようなことはない。
てオーバーキャップ15及びネジキャップ14を再度装
着することにより、袋体1を再び密封することができ
る。この場合、ネジキャップ14からピルファプルーフ
バンド9が分離した状態となっているので、この袋体1
がすでに開封されたことを容易に認識することができ
る。
ように、このピルファプルーフキャップ3は実施の形態
1のピルファプルーフキャップ3と相違し、オーバーキ
ャップ15の下端に形成される突起23がオーバーキャ
ップ15の周方向に間欠的に複数個形成されている。こ
のため、図16に示すように、一部の突起23がスペー
サ17や上下のラチェット19,18に重なってネジキ
ャップ14とピルファプルーフバンド9との隙間に入り
込まない場合であっても、他の突起23が隙間の他の箇
所に入り込むことができる。従って、図17又は図18
に示すように、オーバーキャップ15がネジキャップ1
4に対し種々の位置で嵌め込まれたとしても、オーバー
キャップ15はネジキャップ14に対し軸方向に適正に
拘束され、ネジキャップ14上に抜け出ないよう保持さ
れる。
は、オーバーキャップ15の周壁における突起23の真
上に穴24が形成されている。この穴24はオーバーキ
ャップ15を成形するための図示しない成形型が有する
抜き型に対応する。抜き型はオーバーキャップ15の成
形時にこの穴24の位置に侵入しており、溶融樹脂の射
出後に成形型から引き抜かれる。そして、成形型が型開
きされ、射出成形されたオーバーキャップ15が成形型
から取り出される。このように穴24内に抜き型が入り
込んだ状態で突起23が形成されるので、突起23は尖
った先端を有することになり、ネジキャップ14の下端
に食い込む返しとして適正な形に形成される。従って、
突起23とネジキャップ14の下端との係合力が高ま
り、オーバーキャップ15はネジキャップ14に強固に
保持される。
ように、このピルファプルーフキャップ3は実施の形態
1のピルファプルーフキャップ3と相違し、オーバーキ
ャップ15における楕円形の取っ手20の外周からスカ
ート部25が垂下し、スカート部25とオーバーキャッ
プ15の周壁15aとの間に空洞が形成されている。取
っ手20にスカート部25が設けられていることから、
消費者等の使用者は取っ手20を把持しやすくなり、ピ
ルファプルーフキャップ3を簡易に開けることができ
る。
ように、このピルファプルーフキャップ3は実施の形態
1のピルファプルーフキャップ3と相違し、オーバーキ
ャップ15の突起23が羽状の折り返し片23aで形成
される。折り返し片23aはオーバーキャップ15の下
端に薄肉のヒンジ26を介して連結され、ヒンジ26の
箇所でオーバーキャップ15の内面に折り込まれること
で突起23とされる。折り返し片23a及びヒンジ26
はオーバーキャップ15を射出成形すると時にオーバー
キャップ15と一体に成形される。折り返し片23aが
オーバーキャップ15内に折り返された状態でネジキャ
ップ14をオーバーキャップ15内に挿入すると、折り
返し片23aの尖った縁がネジキャップ14の下端と係
合し、オーバーキャップ15とネジキャップ14との分
離を防止する。
注出口に形成された雄ネジに螺合する雌ネジを有したネ
ジキャップと、ネジキャップを開栓操作する際にネジキ
ャップから切り離されるピルファプルーフバンドと、ピ
ルファプルーフバンドを露出させるようにネジキャップ
に係合手段を介し被せられるオーバーキャップとを具備
したピルファプルーフキャップであり、ネジキャップの
周りにオーバーキャップが係合するので、実質的にネジ
キャップが大径化する。従って、ピルファプルーフキャ
ップの開栓を簡易かつ迅速に行うことができる。また、
オーバーキャップはピルファプルーフバンドを露出させ
るようにネジキャップを覆うので、消費者等は包装体の
注出口が開栓されたか否かを確認することができる。
が、ネジキャップとオーバーキャップとを周方向及び軸
方向において夫々係合させる周方向係合手段と軸方向係
合手段とを含んだ請求項1に記載のピルファプルーフキ
ャップであり、係合手段が周方向係合手段と軸方向係合
手段とに分かたれるので、ネジキャップとオーバーキャ
ップとの係合力が周方向と軸方向において夫々増大し、
従って開栓操作が容易になり、またネジキャップからオ
ーバーキャップが脱落し難くなる。
手段が、オーバーキャップの下端からネジキャップとピ
ルファプルーフバンドとの隙間に突出する突起を具備し
た請求項2に記載のピルファプルーフキャップであり、
突起がオーバーキャップの下端からネジキャップとピル
ファプルーフバンドとの隙間に突出するので、オーバー
キャップはネジキャップに対し軸方向に拘束され、ネジ
キャップ上に抜け出ないよう保持される。また、突起は
ネジキャップとピルファプルーフバンドとの隙間を一定
に保持するためのスペーサとしても機能する。
バーキャップの周方向に間欠的に形成された請求項3に
記載のピルファプルーフキャップであり、突起がオーバ
ーキャップの周方向に間欠的に存在するので、ネジキャ
ップとピルファプルーフバンドとの隙間にスペーサ等が
介在してもいずれかの突起がスペーサ等との衝突を避け
てネジキャップと係合する。従って、オーバーキャップ
はネジキャップに対し軸方向に確実に拘束され、ネジキ
ャップ上に抜け出ないよう保持される。
ャップの周壁における上記突起の真上に穴が形成された
請求項3又は請求項4に記載のピルファプルーフキャッ
プであるから、オーバーキャップの周壁における突起の
真上の穴を成形型の抜き型に対応させることで突起を返
しとして適正に形成することができる。従って、突起と
ネジキャップの下端との係合力を高め、オーバーキャッ
プをネジキャップにより確実に保持することができる。
である請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のピルフ
ァプルーフキャップであるから、袋体のピルファプルー
フが維持される。袋体の注出口を開封した後は袋を押え
る等することにより、中味を注出口から注出することが
できる。
された包装体の正面図である。
る。
フキャップの部分切欠正面図である。
る。
えて結合させた状態を図16と同様に表した図である。
を変えて結合させた状態を図16と同様に表した図であ
る。
フキャップの垂直断面図である。
フキャップの垂直断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 包装体の注出口に形成された雄ネジに螺
合する雌ネジを有したネジキャップと、ネジキャップを
開栓操作する際にネジキャップから切り離されるピルフ
ァプルーフバンドと、ピルファプルーフバンドを露出さ
せるようにネジキャップに係合手段を介し被せられるオ
ーバーキャップとを具備したことを特徴とするピルファ
プルーフキャップ。 - 【請求項2】 係合手段が、ネジキャップとオーバーキ
ャップとを周方向及び軸方向において夫々係合させる周
方向係合手段と軸方向係合手段とを含んでいることを特
徴とする請求項1に記載のピルファプルーフキャップ。 - 【請求項3】 軸方向係合手段が、オーバーキャップの
下端からネジキャップとピルファプルーフバンドとの隙
間に突出する突起を具備したことを特徴とする請求項2
に記載のピルファプルーフキャップ。 - 【請求項4】 突起がオーバーキャップの周方向に間欠
的に形成されたことを特徴とする請求項3に記載のピル
ファプルーフキャップ。 - 【請求項5】 オーバーキャップの周壁における上記突
起の真上に穴が形成されたことを特徴とする請求項3又
は請求項4に記載のピルファプルーフキャップ。 - 【請求項6】 包装体の本体が袋体であることを特徴と
する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のピルファ
プルーフキャップ。
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---|---|---|---|
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- 2001-08-28 JP JP2001258716A patent/JP4867107B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2018193088A (ja) * | 2017-05-17 | 2018-12-06 | 三笠産業株式会社 | キャップ |
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