JP4858194B2 - 飲酒運転防止装置 - Google Patents

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本発明は、車両の発進時等に運転者が飲酒状態であるか否かを検査し、検査結果に応じて車両の走行を許可又は禁止する飲酒運転防止装置に関する。
近年、安全運転の観点から、例えば運転者の呼気に含まれるアルコールを検査する(以下、唾液や血液等の検査も含め、この種の検査をアルコール検査と総称する)ための検査機器を運転席付近に配設し、当該機器を用いたアルコール検査により運転者が酒気帯び状態や飲酒状態でないことが確認された場合にのみ車両の走行を許可するような装置について研究が進められている。
こうした装置の一例として、運転者の呼気を吹き込むための吹き込み口をシートベルトのウェビング部に配置し、シートベルト装着時に呼気検査を行ない、飲酒状態でないという判定結果を得た場合にエンジン始動を許可する装置についての発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−1572号公報
しかしながら、バスやトラック等の業務用車両の場合はともかく、乗用車を運転する場合にまで車両発進の度にアルコール検査が行なわれるのは、煩わしいものとなる場合がある。飲酒の機会が全く無い、又は極めて少ない運転者も存在するからである。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、適切な場面に限定してアルコール検査を行い、ユーザーにおける装置の受容性を高めることが可能な飲酒運転防止装置を提供することを、主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、運転者の飲酒状態を検出する飲酒状態検出手段と、飲酒状態検出手段の検出結果に基づいて飲酒運転を抑制する飲酒運転抑制手段と、を備える飲酒運転防止装置であって、運転者が飲酒に関連した施設に所在するか否かを判定する施設所在判定手段を備え、施設所在検知手段が、運転者が飲酒に関連した施設に所在すると判定した場合に、飲酒状態検出手段による検出を行なうことを特徴とするものである。
ここで、「飲酒運転を抑制する」具体的手法としては、警報や警告の出力、車両の走行禁止、車速制限等が考えられる。走行禁止の具体的手法としては、内燃機関の点火機構の作動を禁止する、内燃機関の燃料供給機構の作動を禁止する、内燃機関の始動機構の作動を禁止する、動力出力機構と車輪との連結を解除する、シフト位置をP(パーキング)等に固定する、パーキングブレーキを作動状態にする等の手法が考えられる。また、これらの手法のうち幾つかが組み合わされてもよい。
また、「飲酒に関連した施設」とは、飲酒をするために長時間滞在しうる場所をいう(自宅を含む)。
この本発明の一態様によれば、運転者が飲酒に関連した施設に所在するか否かを判定する施設所在判定手段の判定結果により、アルコール検査を行なうべき場面を適切に選択することができる。従って、適切な場面に限定してアルコール検査を行い、ユーザーにおける装置の受容性を高めることができる。
本発明の一態様において、運転者の所在地を検出又は推定することにより特定する所在地特定手段を備え、施設所在判定手段は、所在地特定手段により特定された運転者の所在地の変動程度に基づいて、運転者が飲酒に関連した施設に所在するか否かを判定する手段であるものとしてもよい。この場合、施設所在判定手段は、例えば、所在地特定手段により特定された運転者の所在地が不変の一定箇所滞在時間が所定時間以上である場合に、運転者が飲酒に関連した施設に所在すると判定する手段である。
また、本発明の一態様において、運転者の所在地を検出又は推定することにより特定する所在地特定手段を備え、施設所在判定手段は、所在地特定手段により特定された運転者の所在地が繁華街である場合に、運転者が飲酒に関連した施設に所在すると判定する手段であるものとしてもよい。
また、本発明の一態様において、施設所在判定手段は、車両に搭載された情報検索手段を含み、所定期間における情報検索手段の検索履歴が、飲酒に関連した検索を含む場合に、飲酒状態検出手段による検出を行なうことを特徴とするものとしてもよい。
また、本発明の一態様において、運転者の所在地を検出又は推定することにより特定する所在地特定手段を備え、施設所在判定手段は、所定期間における前記情報検索手段の検索履歴が飲酒に関連した施設についての検索を含むこと、及び所在地特定手段により特定された運転者の所在地が不変の一定箇所滞在時間が所定時間以上であることの少なくとも一方を満たす場合に、運転者が飲酒に関連した施設に所在すると判定する手段であるものとしてもよい。
なお、請求項2、請求項4、又は請求項6に係る「所在地特定手段」は同一のものであってよい。
また、本発明の一態様のうち施設所在判定手段が一定箇所滞在時間を計算する手段であるものにおいて、運転者により携帯される携帯機と、携帯機が車両を中心とする所定領域内に在るか否かを検出可能な携帯機検出装置と、を備え、施設所在判定手段は、携帯機検出装置が所定領域内に携帯機が在ることを検出した時間を除いて、一定箇所滞在時間を計算する手段であるものとしてもよい。
本発明によれば、適切な場面に限定してアルコール検査装置を行い、ユーザーにおける装置の受容性を高めることが可能な飲酒運転防止装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
以下、本発明の一実施例に係る飲酒運転防止装置1について説明する。図1は、飲酒運転防止装置1の全体構成の一例を示す図である。飲酒運転防止装置1は、主要な構成として、情報検索装置10と、通信装置20と、携帯端末25と、スマートキー検出装置30と、スマートキー35(特許請求の範囲における「携帯機」に相当する)と、アルコール検査装置40と、エンジンコントロールコンピューター50と、飲酒運転防止装置用ECU(Electronic Control Unit)60と、を備える。これらの構成要素のうち、携帯端末25及びスマートキー35は運転者により携帯される性質のものであり、その他の構成要素は車両に搭載(設置)されるものである。図中、矢印は、CAN(Controller Area Network)やBEAN、AVC−LAN、FlexRay等の適切な通信プロトコルを用いて行なわれる車両内の情報通信の流れを示す。
情報検索装置10は、例えば、車載インターネット設備である。また、後述するHMI(Human Machine Interface)65と通信装置20が情報検索装置10として機能する構成であってもよいし、施設情報を格納した記憶媒体を有するナビゲーション装置等であってもよい。情報検索装置10は、ユーザーが施設情報を検索することを可能とする。また、スケジューラーとしての機能を有するものであってよい。情報検索装置10により対してなされたテキスト入力情報や、表示されたインターネットサイト情報、スケジューラーに登録されたスケジュール情報は、飲酒運転防止装置用ECU60に送信され、飲酒運転防止装置用ECU60が有する記憶媒体に格納される。
通信装置20は、例えば、携帯電話と同様の機構を有するものが車両に内蔵、又は市販の携帯電話が車両に連結されて(Bluetooth等の短距離無線伝送システムにより接続されてもよい)用いられる。通信装置20は、無線基地局70を介して携帯端末25との通信を行なう。
携帯端末25は、例えば、GPS電波信号の受信機能を有する、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistance)、ノートパソコン等である。携帯端末25は、GPS衛星27からから衛星の軌道と時刻のデータを含む電波信号を受信し、電波信号の時間差に基づく演算により携帯端末25の現在位置(緯度、経度、高度)を特定する。そして、直近に特定した現在位置を、無線基地局70を介して定期的に通信装置20に送信する。このように特定及び送信される携帯端末25の現在位置は、運転者の所在地と推定することができる。
スマートキー検出装置30、及びスマートキー35は、周知のスマートエントリーシステムを構成する。すなわち、スマートキー35は、スマートキー検出装置30から送られてくるリクエスト信号に応答して微弱電波(応答信号)を発する。スマートキー35が運転者に付帯されて車両に接近すると、スマートキー35の応答信号をスマートキー検出装置30が受信し、当該応答信号(スマートキー35に固有の個人ID等を含む)が復号等された上で、運転者認証を行なうECUに入力され、ドアロックの解除やエンジン始動許可等が行なわれる。
スマートキー検出装置30は、例えば、車室外用と車室内用(ラゲージ内用を含む)の発信機及びレシーバーを有する。この発信機のうち、車室外用のものは、車両の駐車時において定期的にリクエスト信号を発信し、車室内用のものは、ドアがアンロックされてから全ドアが閉められた際に、リクエスト信号を発信する。図2は、スマートキー検出装置30が有する各発信機及びレシーバーとスマートキー35の通信可能領域(検知エリア)の一例を示す図である。
アルコール検査装置40は、例えば、運転席付近に配設され、運転者の呼気を吹き込むための吹き込み口、運転者の呼気中のアルコールガスの濃度を測定して出力するアルコールガスセンサー、アルコールガスセンサーの出力をデジタル値に変換するアナログ/デジタル変換器等からなる。アルコール検出装置40の具体的態様はこれに限られず、唾液や血液中のアルコール濃度を検出するもの等、種々のものを用いてよいが、運転者の呼気を吹き込む態様の場合、その吹き込み口は、運転席が車両の右側に在る国産車においては、例えばインストルメントパネルにおけるステアリングコラムの右方部分など、運転席に着座しなければ検査を受けることが困難となる箇所に配設されることが望ましい。これにより、運転者が検査を受けたことの確からしさを高いものにすることができる。アルコール検出装置40の出力データは、飲酒運転防止装置用ECU60に送信される。
エンジンコントロールコンピューター50は、例えば、CPUを中心としてROMやRAM等がバスを介して相互に接続されたコンピューターユニットであり、その他、HDD(Hard Disc Drive)やDVD(Digital Versatile Disk)等の記憶媒体やI/Oポート、タイマー、カウンター等を備える。ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。エンジンコントロールコンピューター50には、スロットルバルブモータやイグナイター、変速機、スターターモータ、イグニッションスイッチ、シフトレバースイッチ等が接続されており、エンジンの運転制御や変速機の制御、スターターモータの制御等を集中的に行なっている。
飲酒運転防止装置用ECU60は、例えば、エンジンコントロールコンピューター50と同様の構成を有するコンピューターユニットである。飲酒運転防止装置用ECU60には、HMI65が接続される。HMI65は、画像表示を行なうと共に、タッチパネルとしてユーザーによる種々の入力操作を可能に構成されたディスプレイ装置や、音声入出力のためのマイク、スピーカー、ブザー等からなる。
飲酒運転防止装置用ECU60は、情報検索装置10、通信装置20、スマートキー検出装置30から入力される情報に基づいて、アルコール検査装置40の作動制御を行なう。そして、アルコール検査装置40を作動させた場合には、その検査結果に基づいて、車両走行の許可信号又は不許可信号をエンジンコントロールコンピューター50に送信する。以下にその具体例を示す。
図3は、飲酒運転防止装置用ECU60が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。本フローは、例えば、車両の始動時(イグニッションオン指示があった時、ACCオン時、ドアアンロック時等のタイミングをいう)に、エンジン始動に先立って行なわれる。なお、通信装置20、及びスマートキー検出装置30は、車両の駐車中においても補助電源により作動しているものとする。
まず、車両が駐車された時(イグニッションオフ時、ACCオフ時、ドアロック時、エンジン停止時等のタイミングをいう)から現在までの間に通信装置20、及びスマートキー検出装置30が受信した情報を取得する(S100)。
続いて、乗車前の所定時間以内に情報検索装置10により検索された内容の中に、飲酒に関連した検索が存在するか否かを判定する(S102)。ここで、「飲酒に関連した検索」とは、飲酒可能な施設等の検索又は検索結果をいい、検索のために入力されたキーワードのテキスト情報(例えば、「居酒屋」、「バー」、「パブ」、「自宅」等)や、表示したホームページの属性、スケジュール登録の内容等により判定することができる。この際に、インターネットプロバイダーとの連携により情報収集を行なってもよい。なお、本ステップは、「所定時間以内」に代えて、「前回車両が駐車された時から今回の始動時までの間」、或いは「前回の始動時から今回の始動時までの間」、等としてもよい。
飲酒に関連した検索が存在しない場合は、エンジン始動許可信号をエンジンコントロールコンピューター50に送信する(S112)。エンジンコントロールコンピューター50は、イグニッションスイッチからの信号等に従ってスターターモータを始動させる(更に、イモビライザーシステム等、他のエンジン始動許可システムによる指示に従ってもよい)。
飲酒に関連した検索が存在する場合は、通信装置20、及びスマートキー検出装置30が受信した情報を参照し、運転者の所在地が不変である一定箇所滞在時間が所定時間T1以上であるか否かを判定する(S104)。
一定箇所滞在時間は、車両が駐車された時から現在までの時間から、スマートキー検出装置30によりスマートキー35の存在が検出された時間を除いた時間において、通信装置20から送信される携帯端末25の現在地が所定範囲内(例えば、半径数[m]〜数十[m]の領域内)に収まっていた時間のうち最長のものをいう(図4参照)。ここで、スマートキー検出装置30によりスマートキー35の存在が検出された時間は、車両のごく周辺に運転者が居た時間であり(典型的には、荷物の積み下ろし等を行なっていたと考えられる)、飲酒をしていた蓋然性が低い時間であるため、一定箇所滞在時間の計算基準から除くものとした。こうして計算された一定箇所滞在時間は、運転者が車両のごく周辺以外で一定の箇所に滞在していたと推定される時間であり、これが長ければ、運転者に飲酒の機会があった可能性が高まることとなる。なお、所定時間T1は、例えば数十[min]程度の時間である。
一定箇所滞在時間が所定時間T1未満である場合は、エンジン始動許可信号をエンジンコントロールコンピューター50に送信する(S112)。
一定箇所滞在時間が所定時間T1以上である場合は、HMI65を用いて、アルコール検査を受けなければ車両の走行を許可しない旨を通知すると共に、アルコール検査装置40を作動させる(S106)。
そして、検出されたアルコール濃度が所定値以上であるか否か、すなわち飲酒状態であるか否かを判定し(S108)、飲酒状態でない場合は、エンジン始動許可信号をエンジンコントロールコンピューター50に送信する(S112)。
一方、飲酒状態でない場合は、エンジン始動不許可信号をエンジンコントロールコンピューター50に送信する(S110)。これにより、エンジンコントロールコンピューター50では、以降のイグニッションオン信号を無視することにより、エンジン始動を行なわないこととする。
なお、エンジン始動不許可状態の解除は、例えば、飲酒状態から醒めるのに十分な時間の経過後に、再度のアルコール検査を経て行なわれるものとすればよい。
ところで、特に乗用車の場合、車両発進の度にアルコール検査が行なわれるのは、検査結果が出るまでに時間がかかることや、アルコール検査装置40が誤判定をする可能性等を考慮すると、煩わしいものとなる場合がある。飲酒の機会が全く無い、又は極めて少ない運転者も存在するからである。
この点、本実施例の飲酒運転防止装置1では、情報検索装置10により検索された内容の中に飲酒に関連した検索が存在し、且つ一定箇所滞在時間が所定時間T1以上であって運転者に飲酒の機会があった可能性が高いと考えられる場合に限定して、アルコール検査装置40による飲酒状態の検出を行なうこととしている。従って、適切な場面に限定してアルコール検査を行い、ユーザーにおける装置の受容性を高める(煩わしさを抑制する)ことができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、実施例で例示したハードウエア構成はあくまで一例であり、如何様に設計変更しても構わない。特に、所在地特定手段の一例として、通信装置20、携帯端末25、スマートキー検出装置30、及びスマートキー35を例示したが、運転者の所在地を特定可能な構成であれば如何なる構成でもよい。
また、情報検索装置10により検索された内容の中に飲酒に関連した検索が存在する、或いは、一定箇所滞在時間が所定時間T1以上である、のいずれか一方を満たす場合にアルコール検査装置40による検出を行うものとしてもよい。この場合のフローチャートを図5に示す。本図における各ステップの内容及び意義については図2のものと同様であるため、同一のステップ番号を付して説明を省略する。
また、所在地特定手段を備えず、単に、情報検索装置10により検索された内容の中に飲酒に関連した検索が存在する場合に、アルコール検査装置40による検出を行うものとしてもよい。この場合のフローチャートを図6に示す。本図における各ステップの内容及び意義についても図2のものと同様であるため、同一のステップ番号を付して説明を省略する。
また、情報検索装置10を備えず、単に、一定箇所滞在時間が所定時間T1以上である場合に、アルコール検査装置40による検出を行うものとしてもよい。この場合のフローチャートを図7に示す。本図における各ステップの内容及び意義についても図2のものと同様であるため、同一のステップ番号を付して説明を省略する。
また、時間帯や季節、駐車地域に応じて、アルコール検査装置40による検出を行うか否かを決定するものとしてもよい。例えば、(1)昼間には、情報検索装置10の検索内容や一定箇所滞在時間に拘らず、アルコール検査を行なわない、(2)年末年始等の飲酒の機会が多い季節には、情報検索装置10の検出内容を加味しない、或いは所定時間T1を短縮する等してアルコール検査が行なわれる頻度を高める、(3)駐車地域が繁華街である場合も(2)と同様にアルコール検査が行なわれる頻度を高める、等の応用が可能である。
また、運転者の所在地が繁華街である場合には、アルコール検査装置40による検出を行うと決定してもよい。
また、GPSによる所在地推定を行なわない場合、離車時間が短ければアルコール検査を行なわない等、より簡易な制御を行なっても構わない。
また、スマートキー検出装置30及びスマートキー35を備えず、スマートキー検出装置30の受信結果を一定箇所滞在時間の計算に加味しないものとしてもよい。
また、「車両の走行を禁止する」具体的手法として、エンジンのスターターモータの始動を禁止することを例示したが、この他、エンジンの内燃機関の燃料供給機構の作動を禁止する、動力出力機構と車輪との連結を解除する(ニュートラル状態にする)、シフト位置をP(パーキング)等に固定する、パーキングブレーキを作動状態にする等の手法が考えられる。また、これらの手法のうち幾つかが組み合わされてもよいし、電気自動車に適用する場合には、モーターの駆動を禁止する(或いは、ニュートラル状態、パーキング状態とする)こととすればよい。
また、アルコール検査装置40の検査結果に応じて「車両の走行を禁止する」ものに限らず、アルコール検査装置40の検査結果に応じて、警報や警告の出力、車速制限等により飲酒運転を抑制するものであってもよい。
本発明は、自動車製造業や自動車部品製造業等に利用可能である。
飲酒運転防止装置1の全体構成の一例を示す図である。 スマートキー検出装置30が有する各発信機及びレシーバーとスマートキー35の通信可能領域(検知エリア)の一例を示す図である。 飲酒運転防止装置用ECU60が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。 一定箇所滞在時間を計算する様子を示す図である。 飲酒運転防止装置用ECU60が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートの他の例である。 飲酒運転防止装置用ECU60が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートの他の例である。 飲酒運転防止装置用ECU60が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートの他の例である。
符号の説明
1 飲酒運転防止装置
10 情報検索装置
20 通信装置
25 携帯端末
30 スマートキー検出装置
35 スマートキー
40 アルコール検査装置
50 エンジンコントロールコンピューター
60 飲酒運転防止装置用ECU
65 HMI
70 無線基地局

Claims (7)

  1. 運転者の飲酒状態を検出する飲酒状態検出手段と、
    該飲酒状態検出手段の検出結果に基づいて飲酒運転を抑制する飲酒運転抑制手段と、を備える飲酒運転防止装置であって、
    運転者が飲酒に関連した施設に所在するか否かを判定する施設所在判定手段を備え、
    該施設所在判定手段が、運転者が飲酒に関連した施設に所在すると判定した場合に、前記飲酒状態検出手段による検出を行なうことを特徴とする、飲酒運転防止装置。
  2. 請求項1に記載の飲酒運転防止装置であって、
    運転者の所在地を検出又は推定することにより特定する所在地特定手段を備え、
    前記施設所在判定手段は、前記所在地特定手段により特定された運転者の所在地の変動程度に基づいて、運転者が飲酒に関連した施設に所在するか否かを判定する手段である、飲酒運転防止装置。
  3. 請求項2に記載の飲酒運転防止装置であって、
    前記施設所在判定手段は、前記所在地特定手段により特定された運転者の所在地が不変の一定箇所滞在時間が所定時間以上である場合に、運転者が飲酒に関連した施設に所在すると判定する手段である、飲酒運転防止装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の飲酒運転防止装置であって、
    運転者の所在地を検出又は推定することにより特定する所在地特定手段を備え、
    前記施設所在判定手段は、前記所在地特定手段により特定された運転者の所在地が繁華街である場合に、運転者が飲酒に関連した施設に所在すると判定する手段である、飲酒運転防止装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の飲酒運転防止装置であって、
    前記施設所在判定手段は、車両に搭載された情報検索手段を含み、
    所定期間における前記情報検索手段の検索履歴が、飲酒に関連した検索を含む場合に、前記飲酒状態検出手段による検出を行なうことを特徴とする、
    飲酒運転防止装置。
  6. 請求項1に記載の飲酒運転防止装置であって、
    運転者の所在地を検出又は推定することにより特定する所在地特定手段を備え、
    前記施設所在判定手段は、所定期間における前記情報検索手段の検索履歴が飲酒に関連した施設についての検索を含むこと、及び前記所在地特定手段により特定された運転者の所在地が不変の一定箇所滞在時間が所定時間以上であることの少なくとも一方を満たす場合に、運転者が飲酒に関連した施設に所在すると判定する手段である、飲酒運転防止装置。
  7. 請求項3又は6に記載の飲酒運転防止装置であって、
    運転者により携帯される携帯機と、
    該携帯機が車両を中心とする所定領域内に在るか否かを検出可能な携帯機検出装置と、を備え、
    前記施設所在判定手段は、
    前記携帯機検出装置が前記所定領域内に前記携帯機が在ることを検出した時間を除いて、前記一定箇所滞在時間を計算する手段である、
    飲酒運転防止装置。
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