JP4210512B2 - 警報システム、携帯用警報装置、警報方法 - Google Patents

警報システム、携帯用警報装置、警報方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、警報システム、携帯用警報装置、警報方法に係り、特に携帯可能な通信端末装置から警報を監視装置に送信する警報システム、携帯用警報装置、警報方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、対象(人)に警報送信の機能を持った通信端末装置(携帯端末)を携帯させておき、警報が監視センタに送信されたときに対象の位置に関する情報を取得する警報システムがある。警報システムは、例えば、子供や老人に携帯させ、迷子や徘徊時の捜索に利用することができる。また、自動車や貴重品に取り付けて盗難時の追跡に利用することができる。
【0003】
このような位置情報監視システムには、例えば、緊急時に対象が携帯端末を操作して現在の位置に関する情報をGPS衛星などから取得し、緊急通報時に監視センタに送信するものがある(例えば特許文献1)。また、対象に非常スイッチを携帯させ、非常スイッチが操作されたときに発信した信号によって所定の通報先と電話回線を接続し、通話可能とするものがある(例えば特許文献2)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−180286号公報 (段落[0048]〜[0051])
【特許文献2】
特公平8−1677号公報 (第2頁右欄41〜48行)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した警報システムの多くで使用されるGPSは、取得した位置情報の誤差が携帯端末が屋外にある場合よりも屋内にある場合の方が大きいことが一般的に知られている。このため、上記した特許文献1の例では、より正確な位置情報を監視センタに送信するため、いっそうの鋭意検討が望まれている。また、特許文献2の例では、特許文献1よりも正確な位置情報を通報できるものの、専用の装置が設けられた電話機に信号が受信されない範囲外に対象がいるときは通報ができないという欠点がある。
【0006】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、対象が屋内、屋外のいずれにいるときも正確な位置情報を警報と共に送信し、より確実に警報に対応できる警報システム、携帯用警報装置、警報方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる警報システムは、自機の位置に関する情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段が取得した情報を送信する位置情報送信手段と、を有する携帯可能な通信端末装置と、前記位置情報送信手段によって送信された情報を受信し、該情報に基づいて前記通信端末装置を監視する監視装置と、を含む警報システムであって、前記通信端末装置は、予め登録された場所である滞在先に通信端末装置があることを示す滞在信号を前記監視装置に送信する滞在信号送信手段と、警報を前記監視装置に送信する警報送信手段と、を備え、前記監視装置は、前記滞在先の位置に関する情報を保存する滞在先情報保存手段と、前記滞在信号を受信した場合、滞在信号を送信した通信端末装置を、通信端末装置が前記滞在先にある滞在モードに設定されたことを記憶するモード記憶手段と、前記モード記憶手段によって滞在モードに設定されたことが記憶されている通信端末装置が送信した警報を受信した場合、保存されている滞在先のうち、警報を送信した通信端末装置の位置を滞在先に特定する位置特定手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
この請求項1に記載の発明によれば、携帯可能な通信端末装置が、予め登録された場所である滞在先に通信端末装置があることを示す滞在信号を監視装置に送信する。また、監視装置は、滞在先の位置に関する情報を保存し、滞在モードに設定されている通信端末装置が送信した警報を受信した場合、保存されている滞在先のうち、警報を送信した通信端末装置の位置を滞在先に特定する。このため、監視装置は、通信端末装置が屋内にある場合にGPSなどによって位置を特定する必要がなく、予め登録されている滞在先を通信端末装置の現在位置として特定することができる。したがって、対象が屋内、屋外のいずれにいるときも正確な位置情報を警報と共に送信し、より確実に警報に対応できる。
【0009】
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の警報システムであって、前記位置情報送信手段は、前記モード記憶手段によって通信端末装置が滞在モードに設定されたことが記憶された場合に前記位置情報取得手段が取得した情報を前記監視装置に送信することを特徴とする
【0010】
この請求項2に記載の発明によれば、通信端末装置が滞在モードに設定された場合に位置情報を監視装置に送信するので、警報を受信した場合に改めて位置情報を取得、送信する必要がなく、より速やかに警報に対応することができる
【0011】
請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の警報システムであって、前記位置情報送信手段は、前記警報送信手段が警報を送信した場合に前記位置情報取得手段が取得した情報を前記監視装置に送信することを特徴とする
【0012】
この請求項3に記載の発明によれば、通信端末装置が警報を送信した場合に位置情報を監視装置に送信するので、不必要な位置情報の取得、送信の処理を省き、通信にかかるコストを抑えることができる
【0013】
請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の警報システムであって、前記滞在先情報保存手段が前記滞在先を1つの前記通信端末装置について複数保存すると共に、前記位置特定手段は、前記位置情報送信手段によって送信された位置情報に基づいて前記通信端末装置の滞在先を特定することを特徴とする
【0014】
この請求項4に記載の発明によれば、さらに、通信端末装置の位置情報を監視装置が得ることができるので、滞在先を1つの情報端末装置に複数設定した場合にも携帯端末がある滞在先を判別することができる。また、滞在モードの設定に異常が生じた場合にも通信端末装置の実際の位置を把握し、異常に対処することができる
【0015】
請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の警報システムであって、前記位置情報送信手段は、さらに、前記通信端末装置が前記滞在モードに設定された時から所定時間経過した後も前記滞在モードが解除されない場合に自機の現在位置を示す定発位置情報を送信し前記監視装置は、さらに、受信した前記定発位置情報と、前記滞在先情報保存手段に保存されている前記滞在先の位置情報とを比較し、前記定発位置情報に基づく前記携帯端末の現在位置と前記滞在先の位置とが所定の範囲内であるか判断し、所定の範囲内でない場合には、前記携帯端末は前記滞在モードに設定されているが前記滞在先に存在しないと判断し、前記通信端末装置または予め登録されている通信装置の少なくとも一方に対し、前記通信端末装置を携帯する対象の安否を確認する安否確認信号を送信する安否確認手段を有することを特徴とする。
【0016】
この請求項5に記載の発明によれば、通信端末装置は、所定の時間以上滞在モードが解除されない場合、自機の現在位置を示す定発位置情報を監視装置に送信し、監視装置は、定発位置情報と、滞在先情報保存手段に保存されている滞在先の位置情報とを比較し、両者が所定の範囲内でない場合には、通信端末装置、あるいは予め登録されている通信装置の少なくとも一つに対して対象の安否を確認するので、滞在モードの解除のし忘れに対処すると共に、より確実に対象を警備することができる
【0017】
請求項にかかる発明は、警報システムであって、自機の位置に関する情報を取得する位置情報取得手段を有する携帯可能な通信端末装置と、前記位置情報取得手段によって取得された情報に基づいて前記通信端末装置を監視する監視装置と、を含む警報システムであって、前記通信端末装置は、予め登録された場所である滞在先の位置情報を記憶する滞在先記憶手段と、前記滞在先に位置することを示す滞在信号を前記監視装置に送信し、自機を滞在モードに設定する滞在信号送信手段と、前記滞在モードに設定された場合、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報と前記滞在先記憶手段に記憶されている滞在先の位置情報とを比較し、取得された位置情報が示す位置と滞在先の位置情報が示す位置との相違が所定の範囲内であるか否か判定する位置判定手段と、前記位置判定手段によって取得された位置情報が示す位置と滞在先の位置情報が示す位置との相違が所定の範囲内であると判断された場合、前記滞在先の位置情報を自機の現在地として前記監視装置に送信する位置情報送信手段と、を有し、前記監視装置は、さらに、前記滞在先の位置情報と、非常通報とを受信した場合に、前記滞在先の位置情報が示す第一通信先に対し、前記通信端末装置を携帯する対象の安否を確認する安否確認信号を送信し、前記第一通信先との間で安否が確認できなかった場合には、前記滞在先の位置情報が示す第二通信先に対し、前記安否確認信号を送信し、前記第二通信先との間でも安否が確認できなかった場合には、対処要員に前記滞在先に急行する旨の急行指令を送信する安否確認手段を有することを特徴とする
【0018】
この請求項に記載の発明によれば、通信端末装置が滞在先の位置情報を記憶する。また、滞在信号送信手段は、自機が滞在先に位置することを示す滞在信号を前記監視装置に送信し、自機を滞在モードに設定する。そして、滞在モードに設定された場合、取得された位置情報と滞在先記憶手段に記憶されている滞在先の位置情報とを比較し、取得された位置情報が示す位置と滞在先の位置情報が示す位置との相違が所定の範囲内である場合、滞在先の位置情報を自機の現在地として監視装置に送信する。このため、監視装置は、通信端末装置が屋内にある場合にGPSなどによって位置を特定する必要がなく、予め登録されている滞在先を通信端末装置の現在位置として特定することができる。したがって、対象が屋内、屋外のいずれにいるときも正確な位置情報を警報と共に送信し、より確実に警報に対応できる。また、前記監視装置は、滞在先の位置情報と非常通報とを受信した場合に、第一通信先に対し安否確認信号を送信し、第一通信先との間で安否が確認できなかった場合には、第二通信先に対し安否確認信号を送信し、第二通信先との間でも安否が確認できなかった場合には、対処要員に滞在先に急行する旨の急行指令を送信するため、より確実に対象を警備することができる
【0019】
請求項にかかる発明は、請求項に記載の警報システムであって、前記位置情報送信手段は、前記滞在信号送信手段が滞在信号を送信するタイミングで前記滞在先の位置情報を自機の現在地として前記監視装置に送信することを特徴とする。
【0020】
この請求項に記載の発明によれば、滞在信号と共に監視装置に携帯端末の現在地が送信でき、より速やかに監視装置が携帯端末を持つ対象の緊急事態に対処することができる。
【0021】
請求項にかかる発明は、請求項に記載の警報システムであって、警報を前記監視装置に送信する警報送信手段をさらに備え、前記位置情報送信手段は、前記警報送信手段が警報を送信したタイミングで前記滞在先の位置情報を自機の現在地として前記監視装置に送信することを特徴とする。
【0022】
この請求項に記載の発明によれば、通信端末装置が警報を送信した場合に位置情報を監視装置に送信するので、不必要な位置情報の取得、送信の処理を省き、通信にかかるコストを抑えることができる。
【0023】
請求項にかかる発明は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の警報システムであって、前記滞在信号送信手段は、前記通信端末装置が充電器にセットされたときに前記滞在信号を送信することを特徴とする。
【0024】
この請求項に記載の発明によれば、通信端末装置が滞在先の充電器にセットされたとき自動的に滞在信号を送信することができるので、対象が滞在信号を送信し忘れた場合にも管理装置が通信端末装置を適切に滞在モードに設定することができる。
【0025】
請求項10に記載の発明にかかる警報システムは、前記位置情報取得手段が、GPSまたは移動電話の無線基地局の少なくとも1つから前記通信端末装置の位置に関する情報を取得することを特徴とする。
【0026】
この請求項10に記載の発明によれば、屋内にあっても滞在先を判別するのに充分な精度の位置情報の取得手段によって携帯端末の位置情報を取得することができる。
【0027】
請求項11に記載の発明にかかる携帯用警報装置は、自機の位置に関する情報を取得する位置情報取得手段を備え、自機の位置に関する位置情報を自機の位置を監視する監視装置に送信する携帯用警報装置であって、予め前記監視装置に登録されている場所である滞在先に位置することを示す滞在信号を送信し、自機を滞在モードに設定する滞在信号送信手段と、通信端末装置が滞在モードに設定された場合に前記位置情報取得手段が取得した情報を前記監視装置に送信する位置情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0028】
この請求項11に記載の発明によれば、携帯可能な通信端末装置が、予め登録された場所である滞在先に通信端末装置があることを示す滞在信号を監視装置に送信する。このため、監視装置は、通信端末装置が屋内にある場合にGPSなどによって位置を特定する必要がなく、対象が屋内、屋外のいずれにいるときも正確な位置情報を取得することができる。
【0029】
請求項12に記載の発明にかかる携帯用警報装置は、警報を前記監視装置に送信する警報送信手段をさらに備え、前記位置情報送信手段は、滞在モードに設定されている間に前記警報送信手段が警報を送信した場合、前記位置情報取得手段が取得した情報を前記監視装置に送信することを特徴とする。
【0030】
この請求項12に記載の発明によれば、警報を送信した場合に位置情報を監視装置に送信するので、不必要な位置情報の取得、送信の処理を省き、通信にかかるコストを抑えることができる。
【0031】
請求項13にかかる発明は、請求項11又は12に記載の携帯用警報装置であって、前記位置情報取得手段は、GPSまたは移動電話の無線基地局の少なくとも1つから前記通信端末装置の位置に関する情報を取得することを特徴とする。
【0032】
この請求項13に記載の発明によれば、屋内にあっても滞在先を判別するのに充分な精度の位置情報の取得手段によって携帯端末の位置情報を取得することができる。
【0033】
請求項14にかかる発明は、請求項11〜13のいずれか一つに記載の携帯用警報装置であって、前記滞在信号送信手段は、充電器にセットされたときに前記滞在信号を送信することを特徴とする。
【0034】
請求項14にかかる発明によれば、通信端末装置が滞在先の充電器にセットされたとき自動的に滞在信号を送信することができるので、対象が滞在信号を送信し忘れた場合にも管理装置が通信端末装置を適切に滞在モードに設定することができる。
【0035】
請求項15にかかる発明は、携帯可能であり、かつ警報を送信する警報送信手段を備える通信端末装置と、当該通信端末装置の位置に関する情報に基づいて前記通信端末装置を監視する監視装置と、の間で実行される警報方法であって、前記通信端末装置から、予め登録された場所である滞在先に通信端末装置があることを示す滞在信号を前記監視装置に送信する滞在信号送信ステップと、前記滞在信号を受信した場合、滞在信号を送信した通信端末装置を、通信端末装置が前記滞在先にあるものとする滞在モードに設定するモード設定ステップと、前記監視装置にあって、前記モード設定手段によって滞在モードに設定されている通信端末装置が送信した警報を受信した場合、予め保存されている前記滞在先の位置に関する情報に基づいて、警報を送信した通信端末装置の位置を滞在先に特定する位置特定ステップと、を含むことを特徴とする。
【0036】
この請求項15に記載の発明によれば、携帯可能な通信端末装置が、予め登録された場所である滞在先に通信端末装置があることを示す滞在信号を監視装置に送信する。また、監視装置は、滞在先の位置に関する情報を保存し、滞在モードに設定されている通信端末装置が送信した警報を受信した場合、保存されている滞在先のうち、警報を送信した通信端末装置の位置を滞在先に特定する。このため、監視装置は、通信端末装置が屋内にある場合にGPSなどによって位置を特定する必要がなく、予め登録されている滞在先を通信端末装置の現在位置として特定することができる。したがって、対象が屋内、屋外のいずれにいるときも正確な位置情報を警報と共に送信し、より確実に警報に対応できる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる警報システム、携帯用警報装置、警報方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0044】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態に共通の警報システムの構成を示す図である。図示した警報システムは、携帯可能な通信端末装置である携帯端末101と、携帯端末101の位置に関する情報に基づいて携帯端末101を監視する監視センタ(コールセンタ)107と、を含む警報システムである。図示した携帯端末101とコールセンタ107とは無線パケット網(無線網、例えばDoPa(R))によって信号を送受信する。無線網102とコールセンタ107とは基地局103を介して接続している。
【0045】
また、携帯端末101は、後述するように、GPSから携帯端末(自機)の位置に関する情報(位置情報)を取得するGPS位置情報取得部を備えている。基地局103は、携帯端末101から送信された位置情報に基づくコールセンタ107における位置特定を補助するGPS測位センタ105と接続されている。
【0046】
図2は、実施の形態1の携帯端末101、コールセンタ107の構成をより詳細に説明するための機能ブロック図である。携帯端末101は、予め登録された場所である滞在先に携帯端末(自機)があることを示す滞在信号、警報を示す警報信号をコールセンタ107に送信する、滞在信号送信手段、警報送信手段として機能する信号送受信部209、GPS位置情報取得部211を備えている。また、携帯端末101は、操作部205を備えている。実施の形態1の滞在信号および警報は、利用者が操作部205を操作することによって発生し、信号送受信部209を介して送信される。さらに、携帯端末101は、以上の構成を制御するための制御部207を備えている。
【0047】
また、コールセンタ107は、監視装置となるホストコンピュータ201を有している。ホストコンピュータ201は、滞在先の位置に関する情報を保存する滞在先情報保存手段であるDB203を備えている。本明細書でいう滞在先とは、警報システムの契約者が予めコールセンタ107に登録した建物の所在地であって、一般的には自宅やホテル、病院といった対象が比較的長時間滞在する建物の住所である。
【0048】
さらに、ホストコンピュータ201は、携帯端末101やGPS測位センタ105と無線網102、基地局103を介して信号を送受信する信号送受信部219と、信号送受信部21が滞在信号を受信した場合、滞在信号を送信した携帯端末(携帯端末101)を、携帯端末101が滞在先にあるものとする滞在モードに設定するモード設定部215と、モード設定部215によって滞在モードに設定されている携帯端末101が送信した警報を受信した場合、DB203に保存されている滞在先のうち、携帯端末101の位置を滞在先に特定する位置特定部217を備えている。
【0049】
上記した構成は、以下のように動作する。すなわち、携帯端末101を持つ対象が操作部205を操作して滞在信号をホストコンピュータ201に送信した場合、滞在信号が信号送受信部219によって受信される。この際、例えば滞在信号に携帯端末ごとに決められた識別情報を畳中することにより、ホストコンピュータ201が滞在信号を送信してきた携帯端末101をコールセンタ107が識別可能にすることができる。
【0050】
モード設定部215は、携帯端末101を滞在モードに設定する。この設定は、例えば、ホストコンピュータ201によって管理する携帯端末の識別情報を図示しない記憶装置に格納しておき、滞在モードを送信した携帯端末のフラグを滞在モードを示すようセットすることによって可能になる。
【0051】
なお、滞在信号は、上記したように操作部205の操作によって送信されるものに限定されるものでなく、例えば、携帯端末が充電器にセットされたときに滞在信号を送信するものであってもよい。さらに、滞在先にホームセキュリティがある場合、ホームセキュリティの一環として専用の充電器を設け、この充電器に携帯端末がセットされたことによって滞在信号を送信することもできる。このようにした場合、滞在信号をホームセキュリティにおける住人の帰宅を把握する信号としても使用することができる。
【0052】
携帯端末101が滞在モードに設定された場合、位置特定部217は、滞在モードに設定した携帯端末に対応する滞在先をDB203から取りだし、この滞在先を携帯端末101の現在地として特定する。以上の処理によれば、携帯端末101が登録された滞在先にある場合、コールセンタ107がGPSによって取得された位置情報に基づいて携帯端末101の位置を特定せず、滞在先の住所を携帯端末101の現在地とすることができる。このため、屋内にあってはGPSよりも正確に携帯端末101、すなわち対象の位置を特定することができる。
【0053】
さらに、携帯端末101を持つ対象は、操作部205を操作してコールセンタ107に非常事態が発生したことを知らせる(非常通知)ことができる。非常通知がなされたとき、コールセンタ107は、例えば対処のための要員を滞在先の住所に向かわせる、あるいは滞在先の住所に対象の安否を尋ねるための信号を送信する。なお、安否を尋ねる信号の送信とは、例えば、滞在先として登録されている住所の電話番号に電話をかける、対象の携帯電話に電話をかける、あるいはホームセキュリティ用の通信回線から対象に対して応答を求めるといったことが考えられる。
【0054】
図3は、滞在モードに設定された携帯端末から非常通報がなされた(在宅非常通報)場合の信号の授受を説明するための図である。図示したように、携帯端末101から送信された在宅非常通知は、基地局103を介してコールセンタ107に受信される。基地局103は、時間T1の間に在宅非常通知を受けたことを示す応答を携帯端末101に返す。また、コールセンタ107も、在宅非常通知を受けたことを示す応答を基地局103を介して携帯端末101に返す。基地局103は、コールセンタ107からの通知を受けたことをコールセンタ107に返し、通知の仲介が正常になされたことを知らせる。
【0055】
また、実施の形態1は、DB203に滞在先を1つの携帯端末について複数保存することができる。滞在先を複数設定する例としては、対象が入院した場合や旅行にいった場合、自宅の他に病院やホテルを滞在先として登録することがある。このような場合、コールセンタ107は、滞在信号を送信した携帯端末101を特定しただけでは携帯端末101がどの滞在先にいるのか特定することができない。
【0056】
実施の形態1では、この点を解消するため、携帯端末101が滞在モードに設定された場合にも必要に応じて位置情報を取得し、コールセンタ107に自機の位置情報を送信する。ホストコンピュータ201の位置特定部217は、GPS位置情報取得部211で取得された位置情報を携帯端末101から受信し、位置情報に基づいて携帯端末101の滞在先を特定する。
【0057】
なお、携帯端末101の位置情報の取得、コールセンタ107への送信は、対象の保護者などが携帯端末の位置の照会を求めた場合の通常動作として警報システムにおいてなされる処理である。図4は、このときの携帯端末101、基地局103、コールセンタ107の間でなされる信号の授受を説明するための図である。図示するように、携帯端末101は、基地局103に位置情報の通知を要求する信号を送信する。基地局103は、この要求に応じてコールセンタ107に位置情報を渡すと共に、通知がなされたことを示す通知応答を通知要求から時間T2の間に携帯端末101に返す。
【0058】
なお、滞在モードに設定された場合のコールセンタ107に対する位置情報の送信タイミングとしては、モード設定部215によって携帯端末101が滞在モードに設定された場合に信号送受信部209が位置情報をコールセンタ107のホストコンピュータ201に送信することが考えられる。このようにした場合、ホストコンピュータ201は、警報を受信したとき位置情報を取得する必要がなく、非常通報に対して速やかに対処することができる。また、携帯端末101を充電器にセットしたときに滞在信号が送信される構成では、携帯端末101が滞在モードにセットされたのとほぼ同時に携帯端末を滞在モードに設定することができる。
【0059】
また、滞在モードに設定された場合のコールセンタ107に対する位置情報の送信タイミングとして、信号送受信部209が、操作部205の操作による警報の送信に続いて位置情報をコールセンタ107のホストコンピュータ201に送信することが考えられる。このようにした場合、携帯端末101は、不要な位置情報の取得、送信の処理を省くことができ、通信にかかるコストを抑えることができる。
【0060】
なお、滞在先を複数設定した場合、滞在先は、一般的にGPSが屋内にある携帯端末の位置情報を取得する場合にも充分判別可能な距離を持っていると考えられる。このため、実施の形態1は、滞在先を複数設定した場合にも携帯端末がある建物を正確に認識することができる。
【0061】
図5、図6は、以上述べた警報システムでなされる警報方法の一例を説明するためのフローチャートである。図5は携帯端末101の制御部207でなされる処理を示し、図6は、ホストコンピュータ201でなされる処理を示している。また、図5、図6のフローチャートは、1つの携帯端末に対して滞在先を複数設定したものとする。
【0062】
制御部207は、まず、滞在信号をすでに送信しているか否か判断することによって自機が滞在モードに設定されいるか否か判断する(ステップS501)。判断の結果、滞在モードに設定されていない場合(ステップS501:No)、滞在モードに設定されるまで待機する。一方、滞在モードに設定されていると判断した場合(ステップS501:Yes)、操作部205の例えば非常ボタンが押下されたか否か判断する(ステップS502)。非常ボタンが押下されていないと判断した場合(ステップS502:No)、非常ボタンの押下がなされるまで待機する。
【0063】
一方、ステップS502において、非常ボタンが押下されたと判断した場合(ステップS502:Yes)、信号送受信部209から警報を送信してコールセンタ107に非常通報する(ステップS503)。続いて、GPS情報が取得可能であるか否か判断する(ステップS504)。この結果、GPS情報の取得が可能であれば(ステップS504:Yes)、GPS情報を取得してホストコンピュータ201に送信する(ステップS505)。
【0064】
また、携帯端末が屋内にあることなどの理由によってGPS情報の取得が不可能であった場合(ステップS504:No)、無線網(DoPa)102によって携帯端末の位置情報を取得可能か否か判断する(ステップS506)。判断の結果、無線網102によっても自機の位置情報が取得できない場合(ステップS506:No)、再度滞在モードに設定されているか否かの判断をする(ステップS501)。また、無線網102による位置情報が取得可能であった場合(ステップS506:Yes)、取得したDoPaによる位置情報を送信する(ステップS507)。
【0065】
また、GPS情報またはDoPa情報の送信後、制御部207は、ステップS508において、滞在モードのリセット信号が入力されたか否かを判断する。そして、滞在モードが解除されるまで、GPS情報またはDoPa情報のいずれかをコールセンタ107に送信し続ける。
【0066】
また、制御部207は、例えば対象による操作部205の操作によって滞在モードを解除するリセット信号が入力されたか否か判断する(ステップS508)。判断の結果、リセット信号が入力されて滞在モードが解除されている場合には(ステップS508:Yes)、GPS情報の取得が可能か否か判断する(ステップS504)。また、滞在モードが解除されていない場合(ステップS508:No)、滞在モードに設定されているか否かの判断をする(ステップS501)。
【0067】
一方、ホストコンピュータ201は、携帯端末からの非常通報を受信したか否か判断する(ステップS601)。この結果、非常通報を受信していない場合には(ステップS601:No)、非常通報がなされるまで待機する。また、非常通報を受信した場合(ステップS601:Yes)、携帯端末がGPSあるいは無線網102によって取得した位置情報をDB203にある滞在先の情報に照会し、位置情報と合致する滞在先情報(住所や電話番号)を取得する(ステップS602)。そして、携帯端末の滞在先を判定し(ステップS603)、必要に応じてコールセンタ107のオペレータなどに非常通報のなされた携帯端末と携帯端末の滞在先とを通知する(ステップS604)。
【0068】
また、以上述べた実施の形態1は、対象が滞在モードを解除しないまま携帯端末を持って屋外にでた不具合に対し、携帯端末が滞在モードに設定された時から所定の時間経過した後も滞在モードが解除されない場合、コールセンタ107が、携帯端末または予め登録されている通信端末装置の少なくとも一方に対し、対象の安否を確認する安否確認信号を送信することによって対処している。
【0069】
すなわち、携帯端末101は、滞在モードに設定された時に計時を開始する時計を備え、時計によって所定の時間が計時された時、モード設定部215が滞在モードが解除されているか否か判断する。そして、滞在モードが解除されていないと判断された場合、コールセンタ107は、携帯端末と、予め登録されている通信端末装置(電話や携帯電話、パソコンなど)との少なくとも一方に対し、信号送受信部219から対象の安否を確認する安否確認信号を送信する。
【0070】
図7は、対象が滞在モードを解除しないまま携帯端末を持って屋外にでた不具合に対して行う実施の形態1の処理を説明するための図である。図示した処理において、携帯端末101は、滞在モードに設定されてから所定の時間(例えば24時間)が経過したか否か判断する(ステップS701)。また、所定の時間が経過していない場合には(ステップS701:No)、所定の時間が経過するまで待機する。
【0071】
ステップS701において、滞在モードの解除がなされないまま所定の時間が経過したと判断された場合(ステップS701:Yes)、携帯端末101は、自機の現在地を示す(定発位置情報)をコールセンタ107に送信する。コールセンタ107では、定発位置情報に基づく携帯端末の現在位置と登録されている滞在先の位置とを比較し(ステップS702)、携帯端末101が、現在滞在先にあるか否かを判断する(ステップS703)。そして、携帯端末の現在位置と登録されている滞在先の位置とが所定の距離以上離れていた場合、携帯端末が滞在モードに設定されているにも関わらず滞在先にない(異常)と判断し(ステップS703:Yes)、DB203に記憶されている滞在先のうち、例えば対象の家にある緊急連絡先A(例えば自宅の電話)に安否確認信号を送信する。
【0072】
コールセンタ107は、緊急連絡先Aに安否確認信号を送信した後、緊急連絡先Aから応答がない場合、異常であると判断する(ステップS704:Yes)。そして、所定の時間経過後にホストコンピュータ201から緊急連絡先B(対象の携帯電話)に安否確認信号を送信する。さらに、所定の時間経過後、緊急連絡先Bからも応答がない場合、異常であると判断し(ステップS705:Yes)、携帯端末101を非常モードに設定して緊急事態に対処するための要員を携帯端末101の現在地に向かわせる。
【0073】
以上の処理によれば、対象が滞在モードを解除し忘れた、あるいは解除しないまま携帯端末101を滞在先から持ち出した場合にもコールセンタから安否確認がなされ、携帯端末101の滞在モードを適切に設定することができる。また、携帯端末101の滞在モードが適切に解除できないような異常が対象に発生した場合、対処要員を向かわせて確実に対象を保護することができる。
【0074】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2の警報システム、携帯用警報装置、警報方法について説明する。図8は、実施の形態2の警報システムを説明するための図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明した構成と同様の構成については、同様の符号を付して説明の一部を略すものとする。
【0075】
図8に示した携帯端末801は、実施の形態1で説明した操作部205、GPS位置情報取得部のほか、制御部802を備えている。制御部802は、予め登録された場所である滞在先の位置情報を記憶する滞在先記憶部803と、自機が滞在先に位置することを示す滞在信号をコールセンタ107に送信し、自機を滞在モードに設定するモード設定部807および信号送受信部209と、滞在モードに設定された場合、GPS位置情報取得部211によって取得された位置情報と滞在先記憶部803に記憶されている滞在先の位置情報とを比較し、取得された位置情報が示す位置と滞在先の位置情報が示す位置との相違が所定の範囲内であるか否か判定する位置判定部805とを備えている。また、信号送受信部209は、位置判定部805によって取得された位置情報が示す位置と滞在先の位置情報が示す位置との相違が所定の範囲内であると判断された場合、滞在先の位置情報を自機の現在地としてコールセンタ107に送信する。
【0076】
一方、コールセンタ107のホストコンピュータ201は、信号送受信部209と信号を送受信する信号送受信部219、信号送受信部209が受信した信号に基づく携帯端末801の監視を制御する制御部809とを備えている。
【0077】
上記した実施の形態2の警報システムは、以下のように動作する。すなわち、モード設定部215は、対象による操作部205の操作、あるいは携帯端末801が充電器にセットされたことによって携帯端末801を滞在モードに設定する。
【0078】
携帯端末801が滞在モードに設定された場合、位置判定部805は、滞在先記憶部803に記憶されている滞在先を取りだし、この滞在先を携帯端末801の現在地として特定する。以上の処理によれば、携帯端末801が登録された滞在先にある場合、コールセンタ107がGPSによって取得された位置情報に基づいて携帯端末801の位置を特定せず、滞在先の住所を携帯端末801の現在地とすることができる。このため、屋内にあってはGPSよりも正確に対象の位置を特定することができる。
【0079】
なお、実施の形態2の警報システムでは、信号送受信部209が、滞在信号を送信するタイミングで滞在先の位置情報を自機の現在地としてコールセンタ107に送信してもよい。また、信号送受信部209がコールセンタ107に警報を送信したタイミングで滞在先の位置情報を自機の現在地としてコールセンタ107に送信してもよい。
【0080】
図9、図10は、実施の形態2の警報システムでなされる処理を説明するための図である。図9に示すように、実施の形態2では、携帯端末801が自機が滞在モードに設定されているか否か判断する(ステップS901)。そして、滞在モードに設定されている場合(ステップS901:Yes)、GPS位置情報取得部211によって位置情報を取得し(ステップS902)、滞在先記憶部803にある滞在先の位置情報と取得した位置情報とを比較する。
【0081】
そして、比較の結果、取得した位置情報が示す位置(現在地)と滞在先の位置との相違が所定の範囲(例えば数メートルの範囲)であった場合、現在地が滞在先であると判定する(ステップS903)。実施の形態2では、現在地が滞在先であると判定された場合、位置判定部805が、滞在先の位置情報を携帯端末801の例えば図示しない記憶装置に保存しておくものとする。
【0082】
なお、この際、滞在先記憶部803は、複数の滞在先を記憶するものであってもよい。この場合、位置判定部805は、複数の滞在先の各々を取得した位置情報と比較し、取得した位置情報が示す位置との相違が所定の範囲内にある滞在先を携帯端末801の現在地と判定する。
【0083】
さらに、携帯端末801では、操作部205の操作によって非常ボタンが押下されたか否か判断する(ステップS904)。判断の結果、押下されていない場合には押下されるまで待機し(ステップS904:No)、非常ボタンが押下されたと判断した場合(ステップS904:Yes)、非常通報と自機の位置情報とをコールセンタ107のホストコンピュータ201に送信する。なお、このとき滞在モードに設定されている実施の形態2の携帯端末801では、位置情報として滞在先を示す滞在先信号を送信する。
【0084】
非常通報と滞在先信号とを受信したホストコンピュータ201は、携帯端末801が非常モードに設定されたことを記憶する(ステップS906)。そして、携帯端末801に設定されている滞在先に関する情報(滞在先情報)を読み出す(ステップS907)。そして、滞在先情報が示す例えば自宅の電話番号などの通信先に安否確認信号を送信して対象の安否確認を確認する。さらに、安否確認信号に対して応答ができたか否か判断する(ステップS908)。この結果、対象の安否が確認できた場合(ステップS908:Yes)、携帯端末801に対する非常モードの設定をキャンセルする(ステップS912)。
【0085】
一方ステップS908において、安否確認ができなかった場合(ステップS908:No)、ホストコンピュータ201は、滞在先情報が示す例えば携帯電話に関する情報を読み出す(ステップS909)。そして、この携帯電話に否確認信号を送信し、対象の安否確認を確認する(ステップS910)。この結果、安否が確認できた場合(ステップS910:Yes)、携帯端末801に対する非常モードの設定をキャンセルする(ステップS912)。また、ステップS910の判断で安否の確認ができなかった場合(ステップS910:No)、対処要員(隊員)を対象の滞在先に急行させる(ステップS911)。
【0086】
なお、図9に示したステップS903において、取得された位置情報が示す位置(現在地)と滞在先の位置との相違が所定の範囲外であった場合の処理を図10に示す。現在地と滞在先との位置の相違が所定の範囲外であった場合、制御部802は、現在地が滞在先でないと判定する(ステップS1003)。そして、非常ボタンの押下時、ステップS1002で取得した位置情報を非常通報と共にコールセンタ107の側に送信する。
【0087】
以上述べた実施の形態2によれば、実施の形態1の効果に加え、携帯端末801の側で自機が滞在先にあるか否か判定してコールセンタ107に通知することができる。したがって、携帯端末801とコールセンタ107との間でなされる信号送受信の回数を低減して通信費を抑えると共に、コールセンタ107にかかる負荷を実施の形態1よりも低減することができる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、対象が屋内、屋外のいずれにいるときも正確な位置情報を警報と共に送信し、より確実に警報に対応できる警報システムを提供することができるという効果を奏する。
【0089】
請求項2に記載の発明は、滞在先を1つの情報端末装置に複数設定した場合にも携帯端末がある滞在先を判別できる、また、滞在モードの設定に異常が生じた場合にもこの異常に対処できる警報システムを提供することができるという効果を奏する。
【0090】
請求項3に記載の発明は、警報を受信した場合に改めて位置情報を取得、送信する必要がなく、より速やかに警報に対応できる警報システムを提供することができるという効果を奏する。
【0091】
請求項4に記載の発明は、不必要な位置情報の取得、送信の処理を省き、通信にかかるコストを抑える警報システムを提供することができるという効果を奏する。
【0092】
請求項5に記載の発明は、滞在モードの解除のし忘れに対処すると共に、より確実に対象を警備できる警報システムを提供することができるという効果を奏する
【0093】
請求項6に記載の発明は、対象が屋内、屋外のいずれにいるときも正確な位置情報を警報と共に送信し、より確実に警報に対応するとともに、より確実に対象を警備できる警報システムを提供することができるという効果を奏する。
【0094】
請求項7に記載の発明は、既存の無線網であって、比較的利用しやすい構成によって警報システムを実現できる警報システムを提供することができるという効果を奏する。
【0095】
請求項8に記載の発明は、より速やかに監視装置が携帯端末を持つ対象の緊急事態に対処できる警報システムを提供することができるという効果を奏する。
【0096】
請求項9に記載の発明は、対象が滞在信号を送信し忘れた場合にも管理装置が通信端末装置を適切に滞在モードに設定でき、より操作性の高い警報システムを提供することができるという効果を奏する
【0097】
請求項10に記載の発明は、対象が屋内、屋外のいずれにいるときも正確な位置情報を監視装置が取得できる携帯用警報装置を提供することができるという効果を奏する。
【0098】
請求項11に記載の発明は、警報を受信した場合に改めて位置情報を取得、送信する必要がなく、対象が屋内、屋外のいずれにいるときも速やかに警報に対応できる携帯用警報装置を提供することができるという効果を奏する。
【0099】
請求項12に記載の発明は、不必要な位置情報の取得、送信の処理を省き、通信にかかるコストを抑える携帯用警報装置を提供することができるという効果を奏する。
【0100】
請求項13に記載の発明は、対象が屋内、屋外のいずれにいるときも正確な位置情報を取得し、確実に警報に対処できる携帯用警報装置を提供することができるという効果を奏する。
【0101】
請求項14に記載の発明は、滞在モードの解除のし忘れに対処すると共に、より確実に対象を警備できる携帯用警報装置を提供することができるという効果を奏する。
【0102】
請求項15に記載の発明は、対象が屋内、屋外のいずれにいるときも正確な位置情報を警報と共に送信し、より確実に警報に対応できる警報方法を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の警報システムを説明するための共通の図である。
【図2】図1に示した携帯端末、コールセンタの構成をより詳細に説明するための機能ブロック図である。
【図3】滞在モードに設定された携帯端末から非常通報がなされた(在宅非常通報)場合の信号の授受を説明するための図である。
【図4】携帯端末、基地局、コールセンタの間でなされる信号の授受を説明するための図である。
【図5】携帯端末の制御部でなされる処理を示すフローチャートである。
【図6】コールセンタのホストコンピュータでなされる処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態1において、対象が滞在モードを解除しないまま携帯端末を持って屋外にでた不具合に対して行う処理を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態2の携帯端末、コールセンタの構成をより詳細に説明するための機能ブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態2の警報システムでなされる処理を説明するための図である。
【図10】本発明の実施の形態2の警報システムでなされる処理を説明するための他の図である。
【符号の説明】
101 携帯端末
102 無線網
103 基地局
105 GPS測位センタ
107 コールセンタ
201 ホストコンピュータ
205 操作部
207 制御部
209,213 信号送受信部
211 位置情報取得部
215 モード設定部
217 位置特定部
219 信号送受信部
801 携帯端末
802,809 制御部
803 滞在先記憶部
805 位置判定部
807 モード設定部

Claims (15)

  1. 自機の位置に関する情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段が取得した情報を送信する位置情報送信手段と、を有する携帯可能な通信端末装置と、前記位置情報送信手段によって送信された情報を受信し、該情報に基づいて前記通信端末装置を監視する監視装置と、を含む警報システムであって、
    前記通信端末装置は、
    予め登録された場所である滞在先に通信端末装置があることを示す滞在信号を前記監視装置に送信する滞在信号送信手段と、
    警報を前記監視装置に送信する警報送信手段と、を備え、
    前記監視装置は、
    前記滞在先の位置に関する情報を保存する滞在先情報保存手段と、
    前記滞在信号を受信した場合、滞在信号を送信した通信端末装置を、通信端末装置が前記滞在先にある滞在モードに設定されたことを記憶するモード記憶手段と、
    前記モード記憶手段によって滞在モードに設定されたことが記憶されている通信端末装置が送信した警報を受信した場合、保存されている滞在先のうち、警報を送信した通信端末装置の位置を滞在先に特定する位置特定手段と、
    を備えることを特徴とする警報システム。
  2. 前記位置情報送信手段は、前記モード記憶手段によって通信端末装置が滞在モードに設定されたことが記憶された場合に前記位置情報取得手段が取得した情報を前記監視装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
  3. 前記位置情報送信手段は、前記警報送信手段が警報を送信した場合に前記位置情報取得手段が取得した情報を前記監視装置に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の警報システム。
  4. 前記滞在先情報保存手段が前記滞在先を1つの前記通信端末装置について複数保存すると共に、前記位置特定手段は、前記位置情報送信手段によって送信された位置情報に基づいて前記通信端末装置の滞在先を特定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の警報システム。
  5. 前記位置情報送信手段は、さらに、前記通信端末装置が前記滞在モードに設定された時から所定時間経過した後も前記滞在モードが解除されない場合に自機の現在位置を示す定発位置情報を送信し
    前記監視装置は、
    さらに、受信した前記定発位置情報と、前記滞在先情報保存手段に保存されている前記滞在先の位置情報とを比較し、前記定発位置情報に基づく前記携帯端末の現在位置と前記滞在先の位置とが所定の範囲内であるか判断し、所定の範囲内でない場合には、前記携帯端末は前記滞在モードに設定されているが前記滞在先に存在しないと判断し、前記通信端末装置または予め登録されている通信装置の少なくとも一方に対し、前記通信端末装置を携帯する対象の安否を確認する安否確認信号を送信する安否確認手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の警報システム。
  6. 自機の位置に関する情報を取得する位置情報取得手段を有する携帯可能な通信端末装置と、前記位置情報取得手段によって取得された情報に基づいて前記通信端末装置を監視する監視装置と、を含む警報システムであって、
    前記通信端末装置は、
    予め登録された場所である滞在先の位置情報を記憶する滞在先記憶手段と、
    前記滞在先に位置することを示す滞在信号を前記監視装置に送信し、自機を滞在モードに設定する滞在信号送信手段と、
    前記滞在モードに設定された場合、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報と前記滞在先記憶手段に記憶されている滞在先の位置情報とを比較し、取得された位置情報が示す位置と滞在先の位置情報が示す位置との相違が所定の範囲内であるか否か判定する位置判定手段と、
    前記位置判定手段によって取得された位置情報が示す位置と滞在先の位置情報が示す位置との相違が所定の範囲内であると判断された場合、前記滞在先の位置情報を自機の現在地として前記監視装置に送信する位置情報送信手段と、を有し、
    前記監視装置は、
    さらに、前記滞在先の位置情報と、非常通報とを受信した場合に、前記滞在先の位置情報が示す第一通信先に対し、前記通信端末装置を携帯する対象の安否を確認する安否確認信号を送信し、前記第一通信先との間で安否が確認できなかった場合には、前記滞在先の位置情報が示す第二通信先に対し、前記安否確認信号を送信し、前記第二通信先との間でも安否が確認できなかった場合には、対処要員に前記滞在先に急行する旨の急行指令を送信する安否確認手段を有することを特徴とする警報システム。
  7. 前記位置情報送信手段は、前記滞在信号送信手段が滞在信号を送信するタイミングで前記滞在先の位置情報を自機の現在地として前記監視装置に送信することを特徴とする請求項に記載の警報システム。
  8. 警報を前記監視装置に送信する警報送信手段をさらに備え、前記位置情報送信手段は、前記警報送信手段が警報を送信したタイミングで前記滞在先の位置情報を自機の現在地として前記監視装置に送信することを特徴とする請求項に記載の警報システム。
  9. 前記滞在信号送信手段は、前記通信端末装置が充電器にセットされたときに前記滞在信号を送信することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の警報システム。
  10. 前記位置情報取得手段は、GPSまたは移動電話の無線基地局の少なくとも1つから前記通信端末装置の位置に関する情報を取得することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の警報システム。
  11. 自機の位置に関する情報を取得する位置情報取得手段を備え、自機の位置に関する位置情報を自機の位置を監視する監視装置に送信する携帯用警報装置であって、
    予め前記監視装置に登録されている場所である滞在先に位置することを示す滞在信号を送信し、自機を滞在モードに設定する滞在信号送信手段と、
    通信端末装置が滞在モードに設定された場合に前記位置情報取得手段が取得した情報を前記監視装置に送信する位置情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする携帯用警報装置。
  12. 警報を前記監視装置に送信する警報送信手段をさらに備え、
    前記位置情報送信手段は、滞在モードに設定されている間に前記警報送信手段が警報を送信した場合、前記位置情報取得手段が取得した情報を前記監視装置に送信することを特徴とする請求項11に記載の携帯用警報装置。
  13. 前記位置情報取得手段は、GPSまたは移動電話の無線基地局の少なくとも1つから前記通信端末装置の位置に関する情報を取得することを特徴とする請求項11又は12に記載の携帯用警報装置。
  14. 前記滞在信号送信手段は、充電器にセットされたときに前記滞在信号を送信することを特徴とする請求項11〜13のいずれか一つに記載の携帯用警報装置。
  15. 携帯可能であり、かつ警報を送信する警報送信手段を備える通信端末装置と、当該通信端末装置の位置に関する情報に基づいて前記通信端末装置を監視する監視装置と、の間で実行される警報方法であって、
    前記通信端末装置から、予め登録された場所である滞在先に通信端末装置があることを示す滞在信号を前記監視装置に送信する滞在信号送信ステップと、
    前記滞在信号を受信した場合、滞在信号を送信した通信端末装置を、通信端末装置が前記滞在先にあるものとする滞在モードに設定するモード設定ステップと、
    前記監視装置にあって、前記モード設定手段によって滞在モードに設定されている通信端末装置が送信した警報を受信した場合、予め保存されている前記滞在先の位置に関する情報に基づいて、警報を送信した通信端末装置の位置を滞在先に特定する位置特定ステップと、を含むことを特徴とする警報方法。
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