JP4857642B2 - 薄膜電子部品の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、薄膜電子部品の製造方法に関する。
下記の特許文献1および2は、貫通孔を有する基板上に形成された薄膜電子部品を開示している。この貫通孔は、例えば、基板の表面上の配線を裏面上の配線に導通させるビアを作製するために使用される。特許文献1に記載されるように、この貫通孔はレーザを用いて開けることができる。
特開平11−260148号公報 特開2004−48045号公報
貫通孔を有する基板上に形成された薄膜電子部品を作製する場合、大きく分けて二つの方法がある。一つは貫通孔を開けてから電子部品を作製する方法であり、もう一つは基板上に電子部品を作製してから貫通孔を開ける方法である。
基板に貫通孔をあけてから電子部品を作製する場合、貫通孔に充填した材料がその後の熱処理で基板や電子部品に拡散する、貫通孔の位置がその後の熱処理で所定の位置からずれてしまう、基板に貫通孔があるがゆえに基板表面にフォトレジスト等の溶液を塗布しようとすると貫通孔を通り裏面に達してしまうなど、数々の不具合が発生する。
一方、基板上に電子部品を作製してから貫通孔を開ける方法の例としては、薄膜電子部品の製造方法が挙げられる。例えば、あるパターンを有する電極層を基板の表面に設けた後、基板の裏面から基板および電極層を貫通するように貫通孔を開ける場合、電極層の材料が飛散するおそれがある。この飛散した電極材料は、電極層に付着してそのパターンを崩したり、基板の表面に他の導電層が形成されていれば、その導電層と電極層とをショートさせたりして、薄膜電子部品の性能を低下させるおそれがある。
そこで、本発明は、貫通孔を形成する際の電極材料の飛散を抑えて、薄膜電子部品の性能の低下を防ぐことの可能な薄膜電子部品の製造方法を提供することを課題とする。
本発明は、薄膜電子部品を製造する方法に関する。この方法は、基材の一方の主面上に誘電体層と導電層とが積層されると共に、積層方向に伸びる貫通孔を有する薄膜電子部品の製造方法であって、基材の一方の主面上に誘電体層を設ける工程と、誘電体層の少なくとも一部を覆う第1の導電層を設ける工程と、基材の一方の主面側から第1の導電層を穿孔し、少なくとも第1の導電層を貫通する第1の開口を設ける工程と、基材の一方の主面とは異なる他方の主面側から基材を穿孔し、基材を貫通して第1の開口に連通する第1の貫通孔を形成する工程とを備えている。
本発明に係る方法は、第1の貫通孔の内面および第1の開口の内面に導電性材料を付着させてビアを形成する工程を更に備えていてもよい。
誘電体層を設ける工程は、基材上に第2の導電層を設け、この第2の導電層の少なくとも一部を覆うように誘電体層を設ける工程を含んでいてもよい。また、基材の一方の主面側から第2の導電層を穿孔し、第2の導電層に少なくとも第1の導電層を貫通する第2の開口を設ける工程と、基材の一方の主面とは異なる他方の主面側から基材を穿孔し、基材を貫通して第2の開口に連通する第2の貫通孔を形成する工程と、を更に備えていてよい
本発明に係る方法は、第2の貫通孔の内面および第2の開口の内面に導電性材料を付着させてビアを形成する工程を更に備えていてもよい。
誘電体層を設ける工程は、基材として第2の導電層を用意し、当該第2の導電層上に誘電体層を設ける工程を含んでいてもよい。
第1の開口を設ける工程は、イオンミリングにより第1の開口を形成する工程を含み、貫通孔を形成する工程は、レーザ光を基材に照射することにより貫通孔を形成する工程を含んでいてもよい。誘電体層を設ける工程は、基材の一方の主面上に第2の導電層を設ける工程と、第2の導電層に第2の開口部を設けることにより、第2の導電層を主要部とアイランド部とに分離する工程と、主要部上を覆うと共に第1の開口部を充填する誘電体層を設ける工程と、を含み、第1の導電層を設ける工程において、誘電体層の少なくとも一部を覆うと共に第2の導電層のアイランド部と接するように第1の導電層を設け、第1の開口を設ける工程において、第1の導電層と第2の導電層のアイランド部とが接触する領域を穿孔することで第1の導電層に第1の開口を設け、第1の貫通孔を形成する工程において、基材を貫通して第1の開口に連通する第1の貫通孔を形成してもよい。

本発明に係る方法は、第1の導電層に設けられた第1の開口に連通するように基材に第1の貫通孔を形成するので、第1の貫通孔の形成時に第1の導電層の材料が飛び散りにくい。したがって、基材上に形成される薄膜電子部品の性能の低下を防ぐことができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1〜図3は、本実施形態に係る薄膜電子部品の製造方法を示す概略断面図である。本実施形態では、薄膜電子部品として薄膜コンデンサを製造する。まず、図1(a)に示されるように、アルミナからなる基板10を用意し、基板10の一方の主面10aを研磨して平坦化した後、その主面10aを絶縁膜12で覆う。基板10の主面10aは、薄膜コンデンサが形成される面であり、以下では表面と呼ぶ。基板10の他方の主面10bは裏面と呼ぶことにする。絶縁膜12は、SiOガラスから構成されており、プラズマCVDや化学溶液堆積(CSD)などの方法により形成することができる。
次に、図1(b)に示されるように、任意の成膜方法を利用して絶縁膜12上に下部電極層14を形成する。下部電極層14は、フォトリソグラフィ技術などを利用してパターニングされ、開口14aが設けられる。開口14aは円環状の平面形状を有する溝であり、下部電極層14の上面から下部電極層14を貫通して絶縁膜12の上面まで延びている。開口14aの内側には、下部電極層14の主要部分21から分離されたアイランド部20が残る。アイランド部20は、円形の平面形状を有している。
続いて、図1(c)に示されるように、高い誘電率を有する誘電体層16を下部電極層14の上に形成する。この誘電体層16は、BST(バリウムストロンチウムチタネイト)から構成されている。誘電体層16は開口14aを充填し、絶縁膜12に接触する。誘電体層16は、複数の開口16aおよび16bを有するように、フォトリソグラフィ技術などを利用してパターニングされる。これらの開口は、円形の平面形状を有している。開口16aは、下部電極層14のアイランド部20に位置合わせされている。このため、アイランド部20の表面が開口16aから露出する。開口16bは、下部電極層14の主要部分21の上に設けられている。このため、主要部分21の表面の一部が開口16bから露出する。
この後、図1(d)に示されるように、任意の成膜方法によって、誘電体層16を覆う上部電極層18が形成される。上部電極層18は誘電体層16の開口16aおよび16bを充填し、下部電極層14と接触する。上部電極層18において、下部電極層14の主要部分21の上方には、開口18aが設けられている。開口18aは円環状の平面形状を有する溝であり、上部電極層18の上面から上部電極層18を貫通して誘電体層16の上面まで延びている。開口18aの内側には、上部電極層18の主要部分23から離間したアイランド部22が残る。アイランド部22は、円形の平面形状を有している。
上部電極層18の主要部分23は、誘電体層16の開口16aを充填し、下部電極層14のアイランド部20と接触する。この結果、アイランド部20と主要部分23とは、一つのコンデンサ電極層31として機能する。また、上部電極層18のアイランド部22は、誘電体層16の開口16bを充填し、下部電極層14の主要部分21と接触する。この結果、アイランド部22と主要部分21とは、一つのコンデンサ電極層32として機能する。これらのコンデンサ電極層31および32は、誘電体層16を介して互いに電気的に絶縁されている。このようにして、二つのコンデンサ電極層31および32の間に誘電体層16が挟まれた構造を有する薄膜コンデンサ40が得られる。
次に、基板10にビアを設けて、コンデンサ電極層31、32への電気的な接続を基板10の両面で確保する。まず、図2(e)に示されるように、コンデンサ電極層31を貫通する開口50、およびコンデンサ電極層32を貫通する開口51が設けられる。これらの開口50および51は、上部電極層18の上面から絶縁膜12の上面まで延在する。開口50および51は円形の横断面を有している。開口50および51は、イオンミリングなど、任意の穿孔方法を用いて形成することができる。
次に、図2(f)に示されるように、基板10の両面にパッシベーション膜24および25が設けられる。パッシベーション膜24は、上部電極層18を覆うと共に、開口50、51に位置合わせされた開口24aを有するようにパターニングされる。パッシベーション膜25は、基板10の裏面10bを覆うと共に、開口50、51の直下に配置された開口25aを有するようにパターニングされる。
続いて、図2(g)に示されるように、基板10および絶縁膜12を貫通する孔52、53が設けられる。貫通孔52は、開口50に連通し、ほぼ円形の横断面を有している。本実施形態では、貫通孔52は開口50とほぼ等しい径を有しているが、開口50より小さい径を有していてもよい。同様に、貫通孔53は、開口51に連通し、ほぼ円形の横断面を有している。本実施形態では、貫通孔53は開口51とほぼ等しい径を有している。
これらの貫通孔52、53は、レーザドリリングやマイクロドリリングなどの方法を用いて、基板10の裏面10bから穿孔される。例えば、レーザドリリングを使用する場合、パッシベーション膜25の開口25aを通して基板10の裏面10bにレーザ光が照射され、孔が掘り進められる。これらの孔は基板10の裏面10bに対してほぼ垂直に形成され、絶縁膜12を貫通して、開口50、51に連通する。こうして、貫通孔52、53が形成される。
以下に、レーザドリリングの代表的な装置と条件を示す。
・レーザ機種:ESI社製UV LASER μ VIA DRILL model5320
・光源:UV−YAG
・加工方式:スパイラル法(開口の中心から最外周まで螺旋状にレーザを照射する)
・レーザ出力:2.8W
・ショット数:100ショット
なお、基板10の裏面10bにレーザ光を照射するのは、表面10a上に形成された薄膜コンデンサ40に損傷を与えないようにするためである。一般に、図4に示されるように、レーザドリリングでは、レーザ光の入射口径D1が出射口径D2よりも大きくなりがちである。このため、表面10aにレーザ光を照射すると、薄膜コンデンサ40に損傷を与える可能性が高くなる。
次に、図3(h)に示されるように、貫通孔52、53に導電性材料を充填して、基板10の一方の側から他方の側に延びるビア54、55を形成する。導電性材料の例としては、銀や銅を挙げることができる。導電性材料は、貫通孔52、53を完全に充填してもよいし、貫通孔52、53の内面に付着しているだけでもよい。ビア54、55は、それぞれ第1および第2のコンデンサ電極層31、32と接触しており、これらの電極層との間に電気的な導通を有している。
図3(i)に示されるように、ビア54、55の両端には、UBM(Under Bump Metal:バンプ下地金属)56、57が設けられる。これらのUBM56、57は、それぞれビア54、55に電気的に接続されたパッド状の電極である。UBM56、57上には、図3(j)に示されるように、それぞれ半田バンプ58、59が設けられる。半田バンプ58、59は、薄膜コンデンサ40を搭載する基板10(あるいは基板10をダイシングして得られるチップ)を別のチップに接続するために使用される。
以下では、本実施形態の利点を説明する。本実施形態では、基板10の表面10aに設けられたコンデンサ電極層31、32に開口50、51を設け、その開口50に連通するように、基板10の裏面10bから貫通孔52、53を穿孔する。このため、基板10のみならずコンデンサ電極層31、32まで穿孔して貫通孔を形成する場合に比べ、貫通孔52、53の形成時にコンデンサ電極層31、32の材料が飛散しにくい。
貫通孔52、53の形成時にコンデンサ電極層31、32の材料が飛散すると、飛散した材料がコンデンサ電極層31、32に付着してそのパターンを崩したり、基板10上に他の導電層が設けられている場合には、当該他の導電層とコンデンサ電極層31とが飛散した電極材料によってショートしたりして、薄膜コンデンサ40の性能を低下させるおそれがある。しかし、本実施形態では電極材料の飛散が抑えられるので、薄膜コンデンサ40の性能の低下を防ぐことができる。
なお、開口50、51がコンデンサ電極層31、32を貫通していなくても、貫通孔の穿孔時に飛散する電極材料は開口50、51の体積に応じて低減される。ただし、開口50、51が電極層を貫通していれば、電極材料の飛散をいっそう抑えることができる。例えば、Ptは強度が高いため電極材料としては好ましいが、その反面、比較的脆性の高い金属である。そのため、Ptを電極材料として用いると、貫通孔の穿孔時に飛散する可能性が高い傾向がある。したがって、本発明は、Pt電極を用いたデバイスに対して特に好ましく適用することができる。
以下では、貫通孔52、53の形成に使用するレーザ光の適切なパワーを検討する。本発明者らは、上述した方法によって薄膜コンデンサ40を複数回にわたり実際に製造した。このとき、製造のたびに異なるパワーのレーザ光を用いてレーザドリリングを実施し、貫通孔52、53を形成した。形成された貫通孔52、53は、図4に示されるように、互いに異なる入射口径D1と出射口径D2を有していた。なお、レーザドリリングは、貫通孔52、53の出射口径D2が40μmになるように実施した。また、コンデンサ電極層31、32に設けられる開口50、51の径は40μmとした。
レーザ光のパワーを変えることにより、入射口径D1と出射口径D2の比を変えることができる。以下の表1は、レーザ光のパワーの変化に応じて、入射口径D1と出射口径D2の比がどのように変化するかを示している。
Figure 0004857642
表1に示されるように、レーザ光のパワーが小さくなるにつれて、入射口径D1は大きくなる。また、入射口径D1と出射口径D2の比が大きいほど、薄膜コンデンサ40にショートが発生する確率が大きいことが分かる。出射口径D2の入射口径D1に対する比D2/D1が0.5以下であれば、薄膜コンデンサ40にショートが発生する確率は0%であった。また、D2/D1が0.57の場合、ショート確率が3%であるのに対し、D2/D1が0.62になると、ショート確率が20%に増大した。
一方、レーザ光のパワーを小さくすれば、ショート確率は減少するものの、一つの貫通孔を開けるのに要する時間が増加する。パワーが3.2Wから2.8Wの範囲(出射口径の入射口径に対する比D2/D1が0.5以上)では、一つの貫通孔を開けるのに要する時間は0.4秒以下であるが、パワーが2.6W(D2/D1が0.4)では0.6秒であった。また、パワーが2.4W(D2/D1が0.22)では、一つの貫通孔を開けるのに要する時間は1.8秒であり、パワーが2.6Wのときに比べ3倍に増加した。
次に、コンデンサ電極層31、32に形成される開口50、51の適切な径を検討する。本発明者らは、上述した方法によって薄膜コンデンサ40を複数回にわたり実際に製造した。このとき、製造のたびに異なる径の開口50、51を形成し、その後、レーザドリリングを行って貫通孔52、53を形成した。開口50、51の径は、フォトリソグラフィ工程で使用するフォトマスクを変えることにより変更することができる。なお、レーザドリリングに使用するレーザ光に関する条件は一定とし、貫通孔52、53の出射口径D2も40μmに固定した。
下記の表2は、開口50、51の径D3と薄膜コンデンサ40にショートが発生する確率との関係を示している。
Figure 0004857642
表2に示されるように、開口径D3の出射口径D2に対する比D3/D2が0.75以上の場合、薄膜コンデンサ40にショートが発生する確率は0%であった。また、D3/D2が0.5の場合、ショート確率は5%であり、D3/D2が0.25以下になると、ショート確率は20%に増加した。
このように、開口50、51の径を大きくすれば、薄膜コンデンサ40にショートが発生する確率は減少する。ただし、開口径の拡大することは、コンデンサとして機能する部分の面積を減らすことになる。したがって、開口径と出射口径が同等か、または開口径が出射口径より小さければ、コンデンサとして機能する部分の面積の減少を最小限に抑えることができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
本発明は、薄膜コンデンサの製造方法に限らず、他の任意の薄膜電子部品の製造方法に適用できる。例えば、本発明は、固体電解質センサー等のPt電極(前述のように、高脆性材料である)を使用した電子部品に好ましく適用することができる。上記実施形態では、基板10を基材として使用し、その基板10上に絶縁膜12および下部電極層14を形成する。しかし、絶縁膜12および下部電極層14は、製造する薄膜電子部品によっては不要である。また、基板10の代わりに、下部電極層14を基材として使用し、基板10および絶縁膜12を省いてもよい。この場合、下部電極層14には、必要な強度を確保するために十分な厚みを持たせることが好ましい。
上記実施形態では、コンデンサ電極層31、32の形成後に開口50、51を穿孔するが、コンデンサ電極層31、32を形成する際のパターニングによって開口50、51を設けてもよい。
実施形態に係る薄膜コンデンサの製造方法を示す概略断面図である。 実施形態に係る薄膜コンデンサの製造方法を示す概略断面図である。 実施形態に係る薄膜コンデンサの製造方法を示す概略断面図である。 貫通孔の両端の径の違いを示す概略断面図である。
符号の説明
10…基板、12…絶縁膜、14…下部電極層、16…誘電体層、18…上部電極層、20…アイランド部、31、32…コンデンサ電極層、40…薄膜コンデンサ、50、51…開口、52、53…貫通孔、54、55…ビア、56、57…バンプ下地金属(UBM)、58、59…半田バンプ。

Claims (6)

  1. 基材の一方の主面上に誘電体層と導電層とが積層されると共に積層方向に延びる貫通孔を有する薄膜電子部品の製造方法であって、
    前記基材の前記一方の主面上に前記誘電体層を設ける工程と、
    前記誘電体層の少なくとも一部を覆う第1の導電層を設ける工程と、
    前記基材の前記一方の主面側から前記第1の導電層を穿孔し、少なくとも前記第1の導電層を貫通する第1の開口を設ける工程と、
    前記基材の前記一方の主面とは異なる他方の主面側から前記基材を穿孔し、前記基材を貫通して前記第1の開口に連通する第1の貫通孔を形成する工程と、
    前記第1の導電層を貫通する前記第1の開口の内面と、前記第1の貫通孔の内面とに導電性材料を付着させて、前記第1の導電層と電気的に導通するビアを形成する工程と、を備える薄膜電子部品の製造方法。
  2. 前記誘電体層を設ける工程は、前記基材上に第2の導電層を設け、当該第2の導電層の少なくとも一部を覆うように前記誘電体層を設ける工程を含んでいる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基材の前記一方の主面側から前記第2の導電層を穿孔し、前記第2の導電層に少なくとも前記第の導電層を貫通する第2の開口を設ける工程と、
    前記基材の前記一方の主面とは異なる他方の主面側から前記基材を穿孔し、前記基材を貫通して前記第2の開口に連通する第2の貫通孔を形成する工程と、
    前記第2の導電層を貫通する前記第2の開口の内面と、前記第2の貫通孔の内面とに導電性材料を付着させて、前記第2の導電層と電気的に導通するビアを形成する工程と、を更に備える請求項に記載の方法。
  4. 前記誘電体層を設ける工程は、前記基材として第2の導電層を用意し、当該第2の導電層上に前記誘電体層を設ける工程を含んでいる、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の開口を設ける工程は、イオンミリングにより前記第1の開口を形成する工程を含み、
    前記貫通孔を形成する工程は、レーザ光を前記基材に照射することにより前記貫通孔を形成する工程を含んでいる、請求項1〜のいずれかに記載の方法。
  6. 前記誘電体層を設ける工程は、
    基材の一方の主面上に第2の導電層を設ける工程と、
    前記第2の導電層に第2の開口部を設けることにより、前記第2の導電層を主要部とアイランド部とに分離する工程と、
    前記主要部上を覆うと共に前記第1の開口部を充填する誘電体層を設ける工程と、
    を含み、
    前記第1の導電層を設ける工程において、前記誘電体層の少なくとも一部を覆うと共に前記第2の導電層の前記アイランド部と接するように前記第1の導電層を設け、
    前記第1の開口を設ける工程において、前記第1の導電層と前記第2の導電層の前記アイランド部とが接触する領域を穿孔することで前記第1の導電層に第1の開口を設け、
    前記第1の貫通孔を形成する工程において、前記基材を貫通して前記第1の開口に連通する前記第1の貫通孔を形成する、請求項1記載の薄膜電子部品の製造方法。
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