JP2005123415A - コンデンサの製造方法およびコンデンサ - Google Patents

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淳 大塚
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Abstract

【課題】 ビアホールを小径とした場合であってもビアホールへの導電材料の充填性を高めることを目的とする。
【解決手段】 積層セラミックコンデンサ10のビア電極28は、電極積層体ESおよび表層積層体SSからなる積層体CSに表層積層体SS側からレーザビーム50を照射してビアホール26を形成し、このビアホール26に導電材料GMを充填することによって設けられる。このビアホール26は、表層積層体SSにおける径が電極積層体ESにおける径よりも大きくなるように形成される。
【選択図】 図8

Description

本発明は、内部電極層と誘電体層とを交互に複数積層させたコンデンサ、特に、内部電極層の導通にビア電極が用いられている積層コンデンサに関するものである。
上記のような積層コンデンサでは、ビア電極は、従来、内部電極層と誘電体層とを交互に複数積層してなる積層体に該積層体を貫通するビアホールを形成し、このビアホールに導電物を充填することによって形成されていた(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−158030号公報
他方、上記のような積層コンデンサでは、以下[1]〜[2]のようなコンデンサの基本性能を確保することが求められている。
[1]ビアホールによる内部電極層および誘電体層の貫通面積を小さくして、十分な静電容量を確保する。
[2]多数のビア電極を設置することにより、インダクタンスを低減する。
これらの基本性能を確保するためには、積層体に形成されるビアホールを小径とすることが望ましいものの、上記した従来の積層体を貫通する手法によって小径のビアホールに導電物を充填しようとすると、次のような難点があった。
静電容量の高いコンデンサを実現しようとすると、当然に内部電極層と誘電体層の積層数が増加するので積層体全体の厚みが厚くなり、形成されるビアホール長も長くなる。よって、ビアホールが小径であればあるほど、ビアホールの底部や内壁に導電物の未充填部分が生じ易く、こうした未充填部分において内部電極層がビア電極に導通されないという事態が生じ得る。こうした事態を回避するには、ビアホール全体の径を大きくして導電物の充填性を高めればよいが、上記[1]〜[2]のコンデンサの性能を維持することができなくなってしまうため、現実的な解決にはならない。
そこで本発明は、上記の課題を解決し、ビアホールを小径とした場合であってもビアホールへの導電材料の充填性を高めることを目的として、以下の構成を採った。
本発明のコンデンサの製造方法は、
誘電体層と、内部電極層と、該内部電極層に導通するビア電極とを有するコンデンサを製造する方法であって、
(a)内部電極層と誘電体層とを交互に複数積層して電極積層部を形成すると共に、該電極積層部に誘電体層を積層し、該誘電体層を表層部として形成する工程と、
(b)該表層部および前記電極積層部を貫通するビアホールを形成する工程と、
(c)該ビアホールに導電材料を充填することにより、前記電極積層部の前記内部電極層に接するビア電極を形成する工程と
を備え、
前記工程(b)は、前記表層部における前記ビアホールの径が前記電極積層部における前記ビアホールの径よりも大きくなるように、前記ビアホールを形成し、
前記工程(c)は、前記表層部側から前記ビアホールへの導電材料の充填を行なう
ことを要旨とする。
上記発明のコンデンサの製造方法では、表層部および電極積層部を貫通するビアホールを、表層部におけるビアホールの径が電極積層部におけるビアホールの径よりも大きくなるように形成する。このように形成されたビアホールに表層部側から導電材料を充填すると、電極積層部に向かおうとする導電材料の流速や容量が増大するため、導電材料がビアホールの隅々まで行き渡り易くなる。従って、ビアホールが小径であってもビアホールへの導電材料の充填性を高めることが可能となる。この結果、ビア電極と内部電極層との導通の確実性を高めることができる。加えて、内部電極層を有する電極積層部においては、ビアホールが小径であることから、上記[1]〜[2]のようなコンデンサの基本性能を維持することができる。
工程(b)において表層部に形成されるビアホールが、電極積層部に近づくにつれて次第に縮径された形状を有することも好適である。こうすれば、表層部におけるビアホールの径は電極積層部に向かうにつれて次第に小さくなるので、表層部側からビアホールに充填された導電材料を、表層部におけるビアホールの内壁に形成された傾斜によって、電極積層部にスムーズに案内することが可能となる。従って、ビアホールへの導電材料の充填性をより高めることができる。
工程(b)において電極積層部に形成されるビアホールは、最小径と最大径の比の値r1が、1<r1<1.2であることが望ましい。こうすれば、電極積層部にほぼ真っ直ぐなビアホールが形成されるので、形成範囲に存在する内部電極層に導電材料が行き渡り易くなる。
工程(b)において表層部に形成されるビアホールは、最小径と最大径の比の値r2が、1.1<r2<2であることが望ましい。表層部におけるビアホールの拡径度合いがこの程度に抑えられれば、表層部および電極積層部に十分なビアホール数を確保することが可能となり、多数のビア電極を備えたコンデンサを製造することができる。
工程(a)において形成される表層部が30μm〜300μmの厚みを有することも好適である。こうすれば、表層部に大径のビアホールを適度な長さで形成することができる。
工程(b)を、積層によって形成された表層部および電極積層部に表層部側からレーザを照射することにより、ビアホールを形成する工程としてもよい。こうすれば、ビアホールの形成を効率良く行なうことができる。
レーザの照射によってビアホールを形成する場合には、レーザを照射する際のレーザ焦点が表層部内に位置するようにレーザを照射することが好ましい。こうすれば、レーザの照射範囲は、焦点手前の表層部において、焦点以降よりも大きくなる。従って、焦点手前の表層部におけるビアホールの径を電極積層部におけるビアホールの径よりも大きくすることができる。この場合において、表層部内のレーザ焦点を、表層部のレーザが照射される側の表面から30μm以上隔たった位置とすれば、表層部に大径のビアホールを適度な長さで形成することができる。
また、レーザの照射条件をビアホールの形成が進むにつれて変化させてもよい。この照射条件としては、例えば、レーザのパルスエネルギやパルス幅,パルス周期,ショット数等を考えることができる。こうした照射条件をビアホールの形成が進むにつれて変化させることにより、表層部に電極積層部よりも大径のビアホールを形成することが可能となる。
変化させるレーザの照射条件をレーザのパルスエネルギとした場合には、レーザの照射開始から所定時間経過後に、該レーザのパルスエネルギの値を、それまでの値よりも高い値に変えればよく、それまでの値よりも20%以上高い値に変えることがより好ましい。また、レーザの照射開始から所定時間経過後に、該レーザのパルスエネルギの値を、それまでの値よりも高い値に変えると共に、該レーザのパルス幅の値を、それまでの値よりも小さな値(より好ましくは、それまでの値の30%以下の値)に変えて、レーザを照射することも好適である。
本発明のコンデンサは、
内部電極層と誘電体層とが交互に複数積層された電極積層部と、該電極積層部に積層された誘電体層によって構成された表層部と、該表層部および前記電極積層部を貫通して前記内部電極層に導通するビア電極とを有するコンデンサであって、
前記表層部における前記ビア電極の径が、前記電極積層部における前記ビア電極の径よりも大きくされたことを要旨とする。
上記発明のコンデンサでは、表層部におけるビア電極の径が、電極積層部におけるビア電極の径よりも大きくされている。従って、電極積層部におけるビア電極を小径とすることにより、上記[1]〜[2]のようなコンデンサの基本性能を維持することが可能となると共に、表層部におけるビア電極を大径とすることにより、電極積層部内の内部電極層とビア電極との導通の確実性を高めることができる。
表層部におけるビア電極の径が、電極積層部に向かうにつれて次第に小さくされていることも、電極積層部内の内部電極層とビア電極との導通の確実性をより高めることができる点で好適である。
以上説明した本発明の構成および作用を一層明らかにするために、以下、本発明の実施の形態を、以下の順序で説明する。
A.実施例
A−1.積層セラミックコンデンサ10の構成
A−2.積層セラミックコンデンサ10の製造工程
A−3.作用効果
B.変形例
A.実施例:
A−1.積層セラミックコンデンサ10の全体構成:
図1は本発明の実施例である積層セラミックコンデンサ10を模式的に示す説明図であり、図1(A),図1(B)は、それぞれ、積層セラミックコンデンサ10の表面10a,裏面10bを表わしている。図2は図1に示す積層セラミックコンデンサ10を2−2線に沿って切断したときの矢視断面形状を示す説明図であり、図3は図2におけるR−3部の拡大断面を示す説明図である。
図示するように、積層セラミックコンデンサ10は、電極積層部12と、この電極積層部12上に積層された表層部14とから構成されている。この表層部14の上面は積層セラミックコンデンサ10の表面10aを形成し、電極積層部12の底面は積層セラミックコンデンサ10の裏面10bを形成している。
電極積層部12は、内部電極24と誘電体としてのセラミック層22とが交互に多数積層された構造(以下、多層構造という)を有する。このため、各セラミック層22は内部電極24の間に挟まれた状態とされている。また、表層部14は、セラミック層22よりも厚みの厚いセラミック層23によって構成されている。
積層セラミックコンデンサ10は、外部の電源や回路等に接続されるビア電極28を備える。ビア電極28は、積層セラミックコンデンサ10の表面10aから裏面10bまでを貫通する形状(換言すれば、表層部14および電極積層部12を貫通する形状)を有し、所定の間隔で多数個形成されている。各ビア電極28には、電極積層部12における内部電極24が、一層おきに導通されている。
表層部14におけるビア電極28の径は、電極積層部12におけるビア電極28の径よりも大きくされている。また、表層部14におけるビア電極28の径は、表面10aから電極積層部12に向かうにつれて次第に小さくされている。
ビア電極28から各内部電極24に電圧を加えると、セラミック層22の分極作用が生じる。これにより、内部電極24における正の電荷,負の電荷はセラミック層22側に誘起される。電圧の印加を止めてもセラミック層22は分極したままの状態に保持される。これにより、図3に示すように、二つの内部電極24の間に電荷を蓄えることができる。多層構造の積層セラミックコンデンサ10では、上記のように電荷が蓄積される部位が階層的に多数形成される。従って、この積層セラミックコンデンサ10によれば、小型で大きな静電容量を実現することができる。
A−2.積層セラミックコンデンサ10の製造工程:
積層セラミックコンデンサ10は、図4に示すステップS100〜S180の各工程を経て製造される。以下、各工程の内容につき、図5ないし図9を適宜参照しながら、工程順に説明する。
まず、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等の長尺状のキャリアフィルムにチタン酸バリウムなどから成るセラミックスラリを均一に薄く塗布して乾燥させる。これにより、キャリアフィルム上に薄いセラミック層22が形成される(ステップS100)。
次に、セラミック層22の表面に、スクリーン印刷などによってAg製の電極パターンを印刷する。これにより、セラミック層22上に内部電極24が形成される(ステップS110)。なお、セラミック層22の表面には、電極パターンが印刷されていない部分(内部電極24を有しない部分)もあり、この部分のことを窓部25という。
次に、上記のセラミック層22および内部電極24が形成された長尺状のキャリアフィルムを搬送させながら一定形状に切り出す。こうした切り出しにより、セラミック層22,内部電極24から構成された積層用シート20が、多数枚、形成される(ステップS115)。
次に、他のキャリアフィルムを用意し、このキャリアフィルムにセラミックスラリを厚めに塗布して乾燥させる。これにより、キャリアフィルム上に、上記のセラミック層22よりも厚いセラミック層23が形成される(ステップS120)。次に、上記のセラミック層23が形成されたキャリアフィルムを、上記のセラミック層22および内部電極24が形成されたキャリアフィルムの場合と略同一形状に切り出す。こうした切り出しにより、セラミック層23から構成された表層シート21が、多数枚、形成される(ステップS125)。
次に、ステップS125で形成された複数枚の表層シート21を、キャリアフィルムを剥離しつつ所望の枚数順次に積層して表層積層体SSを形成する(ステップS130)。この表層積層体SSが既述した表層部14として機能する。続いて、この表層積層体SSに、ステップS115で形成された積層用シート20を、キャリアフィルムを剥離しつつ所望の枚数順次に積層して、積層体CSを形成する(ステップS140)。積層体CSのうち、積層用シート20が積層された部分である電極積層体ESは、既述した電極積層部12として機能する。こうして形成された積層体CSの縦断面を図5に模式的に示した。なお、本実施例では、100枚の積層用シート20を積層して厚みk1が約500μmの電極積層体ESを形成し、製造後の積層セラミックコンデンサ10において十分な静電容量を確保している。一方、セラミック層23からなる表層積層体SSは、本実施例では、表層シート21が5枚積層されたものであり、その厚みk2は、本実施例では約150μmとされている。
次に、レーザ加工機を用いて、上記の積層体CSに導電材料充填用のビアホール26を形成する(ステップS150)。このビアホール26の形成に用いられるレーザ加工機40の概略構成を図6に示した。
レーザ加工機40は、周知のCO2レーザを用いた加工機であり、パルス発振によってレーザビーム50を出力する発振器42と、出力されたレーザビーム50を反射ないし集束する光学系LM(具体的にはミラー44,46およびレンズ48)と、集束後のレーザビーム50が照射される位置に配置されたテーブル56と、上記の発振器42,光学系LM,テーブル56の動作を制御する制御装置52とを備える。制御装置52は、光学系LMに対して制御信号を発することによりレーザビーム50の照射位置を制御する。また、制御装置52の入力側には、発振器42,光学系LM,テーブル56の動作内容を設定する設定部54が接続されている。発振器42から出力されたレーザビーム50は、ミラー44によって水平方向に反射され、更にミラー46によって垂直方向に反射された後、レンズ48を通過し、テーブル56上に配置された積層体CSに照射される。なお、上記のレーザ加工機40として、CO2レーザ以外のレーザ加工機(例えば、YAGレーザ)を用いても差し支えない。
本実施例では、制御装置52からの制御信号に基づいてミラー44の角度の変更やテーブル56の移動により、積層体CS上の異なる位置にレーザビーム50を照射することを可能としているが、勿論、制御装置52からの制御信号に基づいて光学系LMを移動させることにより、レーザビーム50の積層体CSへの照射位置を変更することとしても差し支えない。なお、積層体CSへのレーザビーム50の照射条件(例えば、後述するパルスエネルギEやパルス幅B等)は、設定部54における設定内容に応じて適宜変更することができる。
図5に示したように、上記の積層体CSでは、各積層用シート20に設けられた窓部25が、一層おきに同じ水平位置に配置されている。上記のレーザ加工機40は、この同じ水平位置に配置された窓部25の中心を結ぶ軸線(図5における一点鎖線)に沿って、各孔形成位置P1,P2,P3,P4,・・に、レーザビーム50を照射する。これにより、上記軸線上に位置するセラミック層23,内部電極24,セラミック層22が溶融され、上記軸線の周囲に、積層体CSの表面(表層積層体SSの上面21a)から裏面(電極積層体ESの底面)までを貫通するビアホール26が形成される。
なお、模式図である図5では、積層体CSの4つの孔形成位置P1,P2,P3,P4にレーザビーム50が照射される様子を表わしているが、実際には、レーザビーム50の照射は、1枚の積層用シート20の2500箇所に設けられた全ての窓部25について行なわれる。従って、ビアホール26は積層体CSの5000箇所に形成される。
照射されるレーザビーム50の焦点F(以下、レーザ焦点Fという)は、各孔形成位置P1,P2,P3,P4,・・において、表層積層体SSのセラミック層23内に合わせられる。孔形成位置P4におけるレーザ焦点Fの位置を一例として図7に示した。図7(A)に示すように、レーザ焦点Fは、積層体CSのレーザビーム50が照射される側の表面(表層積層体SSの上面21a)から、レーザ光軸に沿って距離Lだけ隔たった位置に設定されている。本実施例では、距離Lの値を、表層積層体SSの厚みk2と同じ値である約150μmとしている。他の孔形成位置P1,P2,P3・・・におけるレーザ焦点Fも、孔形成位置P4と同様に、上面21aからレーザ光軸に沿って距離Lだけ隔たった位置に設定されている。
このようにレーザ焦点Fを設定した上で、図7(B)に示すようにレーザビーム50を照射すると、レーザビーム50の照射範囲は、レーザ焦点Fよりも手前に位置するセラミック層23において、レーザ焦点F以降に位置する電極積層体ESよりも大きくなる。このため、セラミック層23に貫通形成されるビアホールの径は、電極積層体ESに貫通形成されるビアホールの径よりも大きくなる。このような照射を継続することにより、積層体CS内部のセラミック層23,内部電極24,セラミック層22が溶融され、各孔形成位置P1,P2,P3,P4,・・に形成される途中穴の深さが徐々に深くなっていき、やがて、図8に示すように、積層体CSの各孔形成位置P1,P2,P3,P4,・・に、セラミック層23における径が電極積層体ESにおける径よりも大きいビアホール26が形成される。
このように照射した場合、レーザ焦点Fよりも手前のセラミック層23には、レーザビーム50の集光軌跡に倣った形状のビアホール26が形成される。このため、図8に示すように、セラミック層23におけるビアホール26は、表層積層体SSの上面21aから電極積層体ESに近づくにつれて次第に縮径され、このビアホール26を構成する周壁23sには、内部電極24やセラミック層22の位置する下方向に向かう傾斜が付与される。
図4に戻って説明する。こうして積層体CSにビアホール26を形成した後、積層体CSの各ビアホール26に導電材料GMを充填する(ステップS160)。図9は導電材料GMが充填された状態の積層体CSを示している。充填された導電材料GMは、やがて、内部電極24の溶融によって形成された端部24tに接触した状態で固化する。このように固化した導電材料GMが、内部電極24に電圧を供給するビア電極28として機能する。
本実施例では、適度に粘度の高いペースト状のAgを導電材料GMとして用い、この導電材料GMを、表層積層体SSの上面21a側からビアホール26内に圧入することによって、ビアホール26に導電材料GMを充填することとしている。勿論、圧入以外の手法(例えば、印刷や吸引)によって、ビアホール26への導電材料GMの充填を実現することも可能である。
次に、こうして得られた積層体CSを高温・高圧プレスによって圧着した後、積層体CSの表面(表層積層体SSの上面21a)ないし裏面(電極積層体ESの底面)に露出したビア電極28に表面電極を形成する(ステップS170)。表面電極の形成は、導電材料の表装印刷などの手法によって行なうことができる。次に、積層体CSに、使用される積層セラミックコンデンサ10の大きさに合わせて溝を入れ、溝入れ後の積層体CSを脱脂した後に焼成する(ステップS180)。こうした焼成の後、溝に沿ったブレークによる個片化により、図1,図2に示したような積層セラミックコンデンサ10が形成される。
A−3.作用効果:
以上説明した実施例によれば、少なくとも、以下(イ)〜(ハ)に列記したような作用効果を奏する。
(イ)上記実施例の積層セラミックコンデンサ10の製造方法では、表層積層体SSおよび電極積層体ESからなる積層体CSを貫通するビアホール26を、表層積層体SSにおける径が電極積層体ESにおける径よりも大きくなるように形成する。このように形成されたビアホール26に表層積層体SSの上面21a側から導電材料GMを充填すると、電極積層体ESに向かおうとする導電材料GMの流速や容量が増大するため、導電材料GMがビアホール26の隅々まで行き渡り易くなる。従って、電極積層体ESにおけるビアホール26を小径とした場合であっても、ビアホール26への導電材料GMの充填性を高めることが可能となる。この結果、製造された積層セラミックコンデンサ10において、以下[1]〜[2]のようなコンデンサの基本性能(小径のビア電極28によって実現される性能)を維持しつつ、ビア電極28と内部電極24との導通の確実性を高めることができる。
[1]ビアホール26の形成の際に内部電極24およびセラミック層22が溶融される面積を小さくして、十分な静電容量を確保する。
[2]多数のビア電極28を設置することにより、インダクタンスを低減する。
(ロ)上記実施例の積層セラミックコンデンサ10の製造方法では、表層積層体SSに形成されるビアホール26が、電極積層体ESに近づくにつれて次第に縮径された形状を有する。こうすれば、表層積層体SSにおけるビアホール26の径が電極積層体ESに向かうにつれて次第に小さくなるので、表層積層体SSの上面21a側から充填された導電材料GMを、表層積層体SSにおけるビアホール26を構成する周壁23sに付与された傾斜によって、電極積層体ESにスムーズに案内することが可能となる。従って、ビアホール26への導電材料GMの充填性をより高めることができる。この結果、製造された積層セラミックコンデンサ10において、ビア電極28と内部電極24との導通の確実性をより高めることができる。
(ハ)上記実施例の積層セラミックコンデンサ10の製造方法では、表層積層体SSおよび電極積層体ESからなる積層体CSに、表層積層体SS側から、レーザ焦点Fを表層積層体SSのセラミック層23内に合わせて、レーザビーム50を照射することにより、ビアホール26を形成する。従って、表層積層体SSにおける径が電極積層体ESにおける径よりも大きなビアホール26の形成を効率良く行なうことができる。
(ニ)上記実施例の積層セラミックコンデンサ10の製造方法では、表層積層体SSの厚みk2の値を約150μmとし、表層積層体SSの上面21aからレーザ焦点Fまでの距離Lの値を、厚みk2の値と同じ約150μmとした。このため、表層積層体SSには、大径のビアホール26が、約150μmの長さで形成される。従って、表層積層体SSに形成される大径のビアホール26の長さを適度に確保することが可能となる。この結果、表層積層体SS側から充填された導電材料GMが電極積層体ESに向かい易くなる。
B.変形例:
以上、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
例えば、図4のステップS120〜S125の工程において製造される表層積層体SSの厚みk2については、キャリアフィルムへのセラミックスラリの塗布厚や表層シート21の積層数を調整することによって、適宜変更することができる。この場合、表層積層体SSの厚みk2は、表層積層体SSに形成される大径のビアホール26の長さを適度に確保するという観点から、30μm以上の値とすることが好ましく、積層体CSの薄型化の観点から、300μm以下の値とすることが好ましい。上記実施例よりも厚みk2の厚い表層積層体SS1を備えた積層体CS1を第1変形例として図10に示した。この図10は、積層体CS1の一部を図7(A)に対応する図で表わしたものである。なお、以下の各変形例の説明においては、上記実施例と共通の各部につき、符号の十の位以下を実施例と同じ数字ないし英字を用いて表わし、その説明を省略している。こうした第1変形例としての構成において、表層積層体SS1の上面921aからレーザ焦点Fまでの距離Lの値は、約30μm以上、表層積層体SS1の厚みの値以下とすることが好ましい。こうすれば、電極積層体ESの内部電極24を不要に(広範囲に亘って)溶融することなく、表層積層体SS1に形成される大径のビアホール926の長さを適度に確保することができるからである。
上記実施例では、照射されるレーザビーム50のレーザ焦点Fを表層積層体SSの内部に合わせることにより、表層積層体SSにおける径が電極積層体ESにおける径よりも大きなビアホール26を形成したが、このようなビアホール26の形成を他の手法によって実現してもよい。こうした他の手法の一例として、レーザビーム50の1ショット当たりのパルスエネルギEをビアホール26の形成加工が進むにつれて変化させて、レーザビーム50を照射する手法を、第2変形例として図11に示した。この第2変形例では、上記実施例と同様に、積層体CSに対して表層積層体SSの上面21a側からレーザビーム50を照射することとしている。図11では、レーザビーム50の照射開始後にパルスエネルギEが変化する様子をタイムチャートを用いて表わしている。図11(A)に示すように、レーザビーム50のパルスエネルギEは、照射開始時点t0においては値E1とされ、照射開始時点t0から所定時間が経過した時点t1(ビアホール26の形成加工がある程度進んだ時点)においては、値E1よりも50%高い値E2に変更されている。これにより、レーザビーム50の直進性は、時点t0から時点t1までの間において、時点t1以後よりも弱い。従って、時点t0から時点t1までの間において、積層体CSに小径のビアホール26を形成し、時点t1以後において、加工時間を制御することにより、表層積層体SSにのみ大径のビアホール26を形成することができる。なお、第2変形例では、積層体CSに小径のビアホール26を形成した後、表層積層体SSに大径のビアホール26を形成したが、加工順序を入れ替えて、表層積層体SSに大径のビアホール26を形成した後、積層体CSに小径のビアホール26を形成することとしても差し支えない。このようなビアホールの形成は、例えば、図11(A)において、照射開始時点t0におけるパルスエネルギEを値E2とし、時点t1においてパルスエネルギEを値E1に変更することにより、実現することができる。
上記のパルスエネルギEの変化に併せて、1ショット当たりのパルス幅Bをビアホール26の形成加工が進むにつれて変化させる手法を採ることもできる。こうした手法において、パルスエネルギEおよびパルス幅Bが変化する様子をタイムチャートを用いて図11(B)に示した。図11(B)に示すように、レーザビーム50のパルスエネルギEは、照射開始時点t0においては値E1とされ、照射開始時点t0から所定時間が経過した時点t1において、値E1よりも50%高い値E2に変更されている。一方、レーザビーム50のパルス幅Bは、照射開始時点t0においては値B1とされ、照射開始時点t0から所定時間が経過した時点t1(ビアホール26の形成加工がある程度進んだ時点)において、値B1の15%の値B2に変更されている。一般的に、パルス幅Bが短くなるほど加工速度(ビアホール形成速度)は遅くなり、ビアホールを構成する内壁につく傾斜が大きくなる傾向にある。従って、時点t0から時点t1までの間には、積層体CSにストレート性の高い小径ビアホール26を形成し、時点t1以後において、表層積層体SSにのみ、ビアホール26を構成する周壁23sに傾斜を形成することができる。なお、図11(B)に示す例では、積層体CSにストレート状の小径のビアホール26を形成した後、表層積層体SSにテーパー状の大径のビアホール26を形成したが、加工順序を入れ替えて、表層積層体SSにテーパー状の大径のビアホール26を形成した後、積層体CSにストレート状の小径のビアホール26を形成することとしても差し支えない。このようなビアホールの形成は、例えば、図11(B)において、照射開始時点t0におけるパルスエネルギEを値E2,パルス幅Bを値B2とし、時点t1において、パルスエネルギE,パルス幅Bをそれぞれ値E1,値B1に変更することにより、実現することができる。
なお、上記第2変形例において、レーザビーム50のパルスエネルギEは、照射開始時点t0から所定時間が経過した時点t1において、それまでの値よりも20%以上高い値に変更されていればよく、レーザビーム50のパルス幅Bは、照射開始時点t0から所定時間が経過した時点t1において、それまでの値の30%以下の値に変更されていればよい。
また、上記第2変形例においては、経時的に変化させるレーザビーム50の照射条件として、1ショット当たりのパルスエネルギEやパルス幅Bを選択したが、他の照射条件を経時的に変化させることにより、積層体CSに、表層積層体SSにおける径が電極積層体ESにおける径よりも大きなビアホール26を形成することとしても差し支えない。このような他の照射条件としては、1孔当たりのショット数,パルス周期,照射終了から再照射開始までの期間等を考えることができる。
上記実施例では、ビア電極28を、積層セラミックコンデンサ10の表面10aから裏面10bまでを貫通する形状で設けたが、ビア電極28を非貫通形状としても差し支えない。このようにビア電極が設けられた積層セラミックコンデンサ210を第3変形例として図12に示した。図12は、第3変形例としての積層セラミックコンデンサ210を図2に対応する図で表わしたものである。図示するように、積層セラミックコンデンサ210では、表面210aから裏面210bの手前までの範囲にビア電極228が設けられている。このようなビア電極228は、ビア電極が貫通された積層体に、ビアホール加工が施されていないシートあるいは積層体を積層することにより、実現することができる。
上記実施例では、表層積層体SSに形成されるビアホール26を、電極積層体ESに近づくにつれて次第に縮径された形状としたが、この形状以外の他の形状としてもよい。他の形状の一例を第3変形例として図13に示した。図13に示す積層セラミックコンデンサ110は、図4のステップS150の工程において表層積層体SSに略均一な径のビアホールを形成し、図4のステップS160〜S180の工程を経て製造されたものである。このため、積層セラミックコンデンサ110では、表層部114におけるビア電極128の径が略均一とされている。このように、表層積層体SSに形成されるビアホールの径を略均一とした場合であっても、表層積層体SSにおける径が電極積層体ESにおける径よりも大きくなるようにビアホールが形成されていれば、表層積層体SSの上面側からビアホールに充填された導電材料GMが電極積層体ESに向かい易くなる。従って、上記実施例において列記した(イ)と同様の作用効果を奏することができる。なお、上記実施例ないし上記変形例を適宜組み合わせて実施しても差し支えない。
上記実施例ないし各変形例におけるビアホール26の好適な数値範囲について、上記実施例の場合を代表例として、図14を参照しつつ説明する。図14は、図8におけるR−14部の拡大断面を表わしたものである。この図14では、電極積層体ESに形成されるビアホール26の最小径,最大径を、それぞれ、Φ1,Φ2として示しており、表層積層体SSに形成されるビアホール26の最小径,最大径を、それぞれ、Φ3,Φ4として示している。
電極積層体ESに形成されるビアホール26の径は、50〜300μmの範囲内の値とすることが好ましく、70〜200μmの範囲内の値とすればより好ましい。また、電極積層体ESに形成されるビアホール26は、最小径Φ1と最大径Φ2の比の値r1が、1<r1<1.2であることが望ましい。こうすれば、電極積層体ESにほぼ真っ直ぐなビアホール26が形成されるので、内部電極24の面積の減少による静電容量の低下を防ぐことができ、また、形成範囲に存在する内部電極24の端部24tへの導電材料GMの行き渡りにも支障がない。また、表層積層体SSに形成されるビアホール26は、最小径Φ3と最大径Φ4の比の値r2が、1.1<r2<2であることが望ましい。表層積層体SSにおけるビアホール26の拡径度合いがこの程度に抑えられれば、導電材料GMの充填性を高くできる上に、表層積層体SSおよび電極積層体ESに十分なビアホール数を確保することが可能となり、多数のビア電極を備えたコンデンサを製造することができる。
上記実施例ないし各変形例では、表層部14の形成材料としてセラミック(セラミック層23)を用いたが、セラミック以外の非導電材料を用いても差し支えない。
上記実施例ないし各変形例におけるレーザ照射によるビアホールの形成工程において、各孔形成位置P1,P2,P3,P4,・・に順次にレーザビーム50を照射する工程CYを何回か繰り返し、各孔形成位置P1,P2,P3,P4,・・における穴の深さを徐々に深めながら、最終的に全ての孔形成位置P1,P2,P3,P4,・・にビアホールを形成する手法(サイクル加工法)を採用してもよい。
上記実施例ないし各変形例では、レーザビーム50の照射によって積層体CSにビアホール26を形成したが、レーザビーム50の照射以外の手法(例えば、ドリル加工)によって積層体CSにビアホール26を形成することとしても差し支えない。
また、上記実施例ないし各変形例における積層セラミックコンデンサを介して、ICチップとICパッケージとが電気的に接続される構成や、ICパッケージとマザーボード等の配線基板とを電気的に接続される構成を採ることも可能である。この場合、積層セラミックコンデンサに予めICチップやICパッケージ,配線基板を装着しておく形態を採ることもできる。
本発明の実施例である積層セラミックコンデンサ10を模式的に示す説明図である。 図1に示す積層セラミックコンデンサ10を2−2線に沿って切断したときの矢視断面形状を示す説明図である。 図2におけるR−3部の拡大断面を示す説明図である。 積層セラミックコンデンサ10の製造工程を示す説明図である。 積層体CSの縦断面を模式的に示す説明図である。 レーザ加工機40の概略構成を示す説明図である。 照射されるレーザビーム50の焦点Fの位置を示す説明図である。 積層体CSの各孔形成位置にビアホール26が形成されたときの様子を示す説明図である。 ビアホール26に導電材料GMが充填された状態の積層体CSを示す説明図である。 第1変形例を示す説明図である。 第2変形例を示す説明図である。 第3変形例を示す説明図である。 第4変形例を示す説明図である。 ビアホールの好適な数値範囲を説明するための説明図である。
符号の説明
10,110,210...積層セラミックコンデンサ
10a,110a,210a...表面
10b,110b,210b...裏面
12...電極積層部
14,114...表層部
20...積層用シート
21,921...表層シート
21a,921a...上面
22,922...セラミック層
23...セラミック層
23s...周壁
24,924...内部電極
24t,924t...端部
25,925...窓部
26,926...ビアホール
28,128,228,928...ビア電極
40...レーザ加工機
42...発振器
44...ミラー
46...ミラー
48...レンズ
50...レーザビーム
52...制御装置
54...設定部
56...テーブル
CS...積層体
ES...電極積層体
F...レーザ焦点
GM...導電材料
SS,SS1...表層積層体

Claims (12)

  1. 誘電体層と、内部電極層と、該内部電極層に導通するビア電極とを有するコンデンサを製造する方法であって、
    (a)内部電極層と誘電体層とを交互に複数積層して電極積層部を形成すると共に、該電極積層部に誘電体層を積層し、該誘電体層を表層部として形成する工程と、
    (b)該表層部および前記電極積層部を貫通するビアホールを形成する工程と、
    (c)該ビアホールに導電材料を充填することにより、前記電極積層部の前記内部電極層に接するビア電極を形成する工程と
    を備え、
    前記工程(b)は、前記表層部における前記ビアホールの径が前記電極積層部における前記ビアホールの径よりも大きくなるように、前記ビアホールを形成し、
    前記工程(c)は、前記表層部側から前記ビアホールへの導電材料の充填を行なう
    コンデンサの製造方法。
  2. 前記工程(b)において前記表層部に形成されるビアホールは、前記電極積層部に近づくにつれて次第に縮径された形状を有する請求項1に記載のコンデンサの製造方法。
  3. 前記工程(b)において前記電極積層部に形成されるビアホールは、最小径と最大径の比の値r1が、1<r1<1.2である請求項1または2に記載のコンデンサの製造方法。
  4. 前記工程(b)において前記表層部に形成されるビアホールは、最小径と最大径の比の値r2が、1.1<r2<2である請求項1ないし3のいずれかに記載のコンデンサの製造方法。
  5. 前記工程(a)において形成される表層部が30μm〜300μmの厚みを有する請求項1ないし4のいずれかに記載のコンデンサの製造方法。
  6. 前記工程(b)は、前記積層によって形成された表層部および電極積層部に表層部側からレーザを照射することにより、前記ビアホールを形成する工程である請求項1ないし5のいずれかに記載のコンデンサの製造方法。
  7. 前記工程(b)は、前記レーザを照射する際のレーザ焦点が前記表層部内に位置するように前記レーザを照射する請求項6に記載のコンデンサの製造方法。
  8. 前記工程(b)は、前記レーザの照射条件を、前記ビアホールの形成が進むにつれて変化させる請求項6に記載のコンデンサの製造方法。
  9. 請求項8に記載のコンデンサの製造方法であって、
    前記変化させるレーザの照射条件をレーザのパルスエネルギとし、
    前記レーザの照射開始から所定時間経過後に、該レーザのパルスエネルギの値を、それまでの値よりも高い値に変えて、前記レーザを照射する
    コンデンサの製造方法。
  10. 前記レーザの照射開始から所定時間経過後に、該レーザのパルスエネルギの値を、それまでの値よりも高い値に変えると共に、該レーザのパルス幅の値を、それまでの値よりも小さな値に変えて、前記レーザを照射する請求項8または9に記載のコンデンサの製造方法。
  11. 内部電極層と誘電体層とが交互に複数積層された電極積層部と、該電極積層部に積層された誘電体層によって構成された表層部と、該表層部および前記電極積層部を貫通して前記内部電極層に導通するビア電極とを有するコンデンサであって、
    前記表層部における前記ビア電極の径が、前記電極積層部における前記ビア電極の径よりも大きくされた
    コンデンサ。
  12. 前記表層部におけるビア電極の径が、前記電極積層部に向かうにつれて次第に小さくされた請求項11に記載のコンデンサ。
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