JP4856424B2 - センサ・アレイの高信頼性動作のための短絡されたセンサ・セルの隔離 - Google Patents

センサ・アレイの高信頼性動作のための短絡されたセンサ・セルの隔離 Download PDF

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Description

本発明は、一般的に云えば、電子的に動作するセンサのアレイ(配列体)に関するものである。具体的には、本発明は、微細機械加工した超音波トランスデューサ(MUT)のアレイに関するものである。MUTの特定の用途は、医学診断用超音波イメージング・システムである。別の特定の用途は、鋳造品、鍛造品又はパイプラインのような部材についての超音波を使用した非破壊的な評価のためである。
超音波画像の品質及び分解能は部分的に、トランスデューサ・アレイの送信及び受信開口をそれぞれ構成するトランスデューサの数の関数である。従って、高い画像品質を達成するために、多数のトランスデューサが2次元及び3次元の両方のイメージング用途にとって望ましい。超音波トランスデューサは典型的には手持ち式トランスデューサ・プローブ内に配置され、該プローブは、トランスデューサ信号を処理して超音波画像を生成する電子ユニットに可撓性ケーブルによって接続される。トランスデューサ・プローブは超音波送信回路及び超音波受信回路の両方を担持していてもよい。
最近、容量型(cMUT)や圧電型(pMUT)であってよい微細機械加工した超音波トランスデューサ(MUT)として知られている種類の超音波トランスデューサを製造するために半導体処理法が使用されている。このようなMUTは、受け取った超音波信号の音波振動を変調されたキャパシタンスへ変換する電極を備えた小さいダイアフラム状デバイスである。送信の場合は、容量性電荷がデバイスのダイアフラムを振動させるように変調され、これによって音波を送出する。MUTの1つの利点は、MUTが微細機械加工(micromachining)と云う見出しの下にグループ化された微細製造処理法のような半導体製造処理法を使用して作られることである。このような微細機械加工処理から得られるシステムは、典型的には、超小型電気機械システム(MEMS)を呼ばれている。
米国特許第6359367号に説明されているように、微細機械加工は、(A)パターン形成ツール(一般的には、プロジェクション・アライナー又はウェーハ・ステッパーのようなリソグラフィ)と、(B)PVD(物理蒸着)、CVD(化学蒸着)、LPCVD(低圧化学蒸着)、PECVD(プラズマ化学蒸着)のような堆積ツールと、(C)湿式化学エッチング、プラズマ・エッチング、イオン・ミリング、スパッタ・エッチング又はレーザ・エッチングようなエッチング・ツールとの組合せ又は一部を使用して、微視的構造を形成することである。微細機械加工は、典型的には、シリコン、ガラス、サファイア又はセラミックから作られた基板又はウェーハ上で実行される。このような基板又はウェーハは一般に非常に平坦で滑らかであり、またインチで測られる横方向寸法を持つ。それらは通常、処理ツールから処理ツールへ移動するときカセット毎にグループとして処理される。有利なことに(必ず必要なものではないが)各基板には製品の多数のコピー(複製品)を組み入れることができる。総称的に2種類の微細機械加工がある。すなわち、1)ウェーハ又は基板の厚さの大部分に彫刻(sculpture) が行われるバルク微細機械加工と、2)彫刻が一般に表面に、特に表面上の薄い堆積膜に制限される表面微細機械加工である。本書で用いる微細機械加工の定義には、シリコン、サファイア、全ての種類のガラス材料、(ポリイミドのような)ポリマー、ポリシリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン、アルミニウム合金や銅合金やタングステンのような薄膜金属、ガラス上スピン(SOG;spin-on-glass)、打込み可能なドーパント又は拡散ドーパント、並びに酸化シリコン及び窒化シリコンのような成長膜を含む、伝統的な又は既知の微細機械加工可能な材料を使用することが含まれる。
本書では微細機械加工について同じ定義を用いる。
各々のcMUTは空洞を覆う隔膜を有し、該空洞は典型的には真空にされる。この隔膜は、印加されたバイアス電圧によって基板表面に近接するように保持される。既にバイアスされているcMUTに振動信号を印加することによって、隔膜は振動させることができ、これにより音響エネルギを放射することができる。同様に、音波が隔膜に入射したとき、その結果生じる振動をcMUT上の電圧変化として検出することができる。cMUTセルは、このようなドラム構造の1つを記述するために使用される用語である。cMUTセルは、非常に小さい構造にすることが可能である。典型的なセルの寸法は、六角形構造の場合、平坦な縁から平坦な縁まで25〜50ミクロンである。セルの寸法は、多数のやり方で、指定した音響応答によって規定される。
可能な最良の性能を達成するために、cMUTには非常に高い電界を加えなければならない。他の研究者によって示されているように、cMUTは、該cMUTの崩壊電圧に近い高電界で動作させた場合に従来のPZTトランスデューサよりも性能が優れているに過ぎない。各々が並列に接続された数千のセルを含んでいる多数の素子のアレイにとって崩壊電圧の分布による高電界に耐えるcMUT構造の能力は、これらのデバイスの成功にとって不可欠である。現在のcMUT設計における1つの欠点はcMUTについての電極パターン形成にあり、単一のセルがアースに短絡されたときに事象の連鎖が生じる。現在では、各セル上の電極は、単純にパターン形成された「スポーク」状の相互接続体を使用して、その隣接した最も近いセル上の電極に接続されている。単一のセルがアースへの短絡回路を形成した場合、この相互接続に起因して、素子全体が実効的にアースに短絡されてしまう。この問題は、短絡された素子に起因して他の機能しているcMUT素子に利用できるバイアス電圧が低下することによって悪化する。cMUTバイアス電圧の低下はcMUTの性能を劣化させる。更に、将来にはcMUTアレイは数百だけではなく数千の素子を含むことがあり得る。従って、数千の内のほんの2〜3個のセルがアレイ全体を無用なものにする恐れのある連鎖効果が存在する。
米国特許第6359367号
従って、単一の又は複数のMUTセルがアースへの短絡回路を形成した場合にMUTアレイの信頼性及び性能を改善する必要性がある。
本発明は、処理の異常、自然の統計的な変動、汚染などのような何らかの手段によって惹起されたセルの短絡に起因した損傷に対してMUTアレイの性能を保護するための非常に簡単でコスト効率のよい方法を提供する。従来のMUTアレイでは、数千のセルが用いられることがある。ほんの2〜3個のセルがアースへの短絡回路を形成した場合でも、イメージング性能がかなり劣化する恐れがある。本発明では、このような短絡されたセルを隔離して、イメージング性能に対する影響を無視し得るようにする。
本発明の一面は、センサのアレイと、多数のバイアス電圧母線線路とを有するデバイスである。本デバイスにおいて、各々のセンサはそれぞれのバイアス電圧母線線路に電気接続され、且つそれぞれの多数群の微細機械加工したセンサ・セルを含んでいる。特定のセンサのセンサ・セル群は、そのセンサが接続されるバイアス電圧母線線路を介して互いに電気結合されており、各々のセンサ・セル群は、互いに電気的に相互接続されていて且つ互いから切換え可能に切断することができないそれぞれの多数の微細機械加工したセンサ・セルを含んでいる。本デバイスは更に、他のセンサ・セル群から隔離され、アースに短絡され、且ついずれのバイアス電圧母線線路にも電気結合されていないセンサ・セル群を含んでいる。
本発明の別の面は、センサのアレイと、多数のバイアス電圧母線線路とを有するデバイスである。本デバイスにおいて、各々のセンサはそれぞれのバイアス電圧母線線路に電気接続され、且つそれぞれの多数群の微細機械加工したセンサ・セルを含んでいる。特定のセンサのセンサ・セル群は、そのセンサが接続されるバイアス電圧母線線路を介して互いに電気結合されており、各々のセンサ・セル群は、互いに電気的に相互接続されていて且つ互いから切換え可能に切断することができないそれぞれの多数の微細機械加工したセンサ・セルを含んでいる。本デバイスは更に、多数のセンサ・セル群の内のいずれか1つの中の多数の微細機械加工したセンサ・セルの内のいずれか1つがアースに短絡されたことに応答して、該1つのセンサ・セル群をその関連したバイアス電圧母線線路から隔離する手段を含んでいる。
本発明の更に別の面は、バイアス電圧母線線路と、各々がそれぞれの電極を含む多数の微細機械加工したセンサ・セルであって、当該多数のセンサ・セルの前記電極が相互接続されていて且つ互いから切換え可能に切断することができないようになっている、多数の微細機械加工したセンサ・セルと、バイアス電圧母線線路に電気接続された第1の接合部と多数のセンサ・セルの内の1つのセルの電極に電気接続された第2の接合部とを橋渡しするヒューズとを有するデバイスである。本デバイスにおいて、ヒューズは多数のセンサ・セルの電極の短絡に応答して溶断するように設計されている。
本発明のまた更に別の面は、バイアス電圧母線線路と、各々がそれぞれの電極を含む多数の微細機械加工したセンサ・セルであって、当該多数のセンサ・セルの前記電極が相互接続されていて且つ互いから切換え可能に切断することができないようになっている、多数の微細機械加工したセンサ・セルと、バイアス電圧母線線路に電気接続された第1の接合部と多数のセンサ・セルの内の1つのセルの電極に電気接続された第2の接合部とを橋渡しする短絡保護モジュールとを有するデバイスである。本デバイスにおいて、短絡保護モジュールは、多数のセンサ・セルの電極を通って流れる電流のレベルを検出する電流センサ回路と、オン状態にあるとき第1の接合部を第2の接合部に結合し、且つオフ状態にあるときは結合しない電気隔離スイッチとを含む。電流センサ回路は、多数のセンサ・セルの電極の短絡を表す電流レベルを検知したことに応答して、電気隔離スイッチをオン状態からオフ状態へ遷移させる。
本発明の更に別の面は、バイアス電圧母線線路と、各々がそれぞれの電極を含む微細機械加工したセンサ・セルの2次元アレイであって、各センサ・セルの電極が各々の隣接したセンサ・セルの電極に電気接続され、該接続された電極が互いから切換え可能に切断することができず、また該アレイの相互接続された電極がバイアス電圧母線線路に電気接続されている、センサ・セルの2次元アレイとを有するデバイスである。本デバイスにおいて、1つのセンサ・セルの電極と該1つのセンサ・セルに隣接したセンサ・セルの電極との間の各々の接続部が、該1つのセンサ・セルの電極の短絡に応答して溶断するように設計されたそれぞれのヒューズを含んでいる。
本発明の他の面は以下に開示し且つ特許請求の範囲に記載してある。
ここで、異なる図面において同様な素子には同じ参照数字を付してある図面を参照して説明する。
例示の目的で、本発明の様々な実施形態を、容量型の微細機械加工した超音波トランスデューサ(cMUT)を有するアレイについて説明する。しかしながら、本書で開示した本発明の様々な面がcMUTアレイに対する用途に限定されるものではなく、むしろpMUTを用いるアレイにも適用できることにを理解されたい。本発明の同じ面はまた光、温度又は圧力センサ素子の微細機械加工したアレイにも用途を有する。
図1について説明すると、典型的なcMUTトランスデューサ・セル2を断面図で示している。このようなcMUTトランスデューサ・セルのアレイが、典型的には、高濃度にドーピングされたシリコン(従って、半導体)ウェーハのような基板4上に形成される。各々のcMUTトランスデューサ・セルについては、シリコン又は窒化シリコンで作ることのできる薄い隔膜又はダイアフラム8が、基板4の上方に懸架される。隔膜8はその周縁部が絶縁支持体6によって支持される。絶縁支持体6は酸化シリコン又は窒化シリコンで作ることができる。隔膜8と基板4との間の空洞14には、空気又はガスを充填してもよく、或いは完全に又は部分的に真空にしてもよい。典型的には、cMUTはプロセスによって許される限り出来るだけ完全に真空にする。アルミニウム合金や他の適当な導電性材料のような導電性材料のフィルム又は層により隔膜8上に電極12を形成し、また導電性材料で作られた別のフィルム又は層により基板4上に電極10を形成する。代替例として、底部電極は半導体基板4を適切にドーピングすることによって形成することができる。
空洞14によって隔てられている2つの電極10及び12はキャパシタンスを形成する。入射音響信号により隔膜8を振動させたとき、関連した電子装置(図1に示していない)を使用してそのキャパシタンスの変化を検出することができ、これによって音響信号が電気信号へ変換される。逆に、交流信号を一方の電極に印加すると電極上の電荷が変調され、これにより両電極の間の容量性の力が変調される。この後者の作用によりダイアフラムが動かされて音響信号を送出する。
個々のセルは、円形、矩形、六角形、或いは他の周縁形状を持つことができる。cMUTセルは、トランスデューサ部分素子(subelement)が異なるセル寸法の複合特性を持ち、もってトランスデューサに広帯域特性を与えるように、異なる寸法を持つことができる。
このような小さいセルに対して個別に制御を行うことのできるような電子装置を生成することは困難である。全体としてのアレイの音響性能について云えば、小さいセル寸法は優れていて、柔軟性を大きくするが、制御はより大きい構造に限られている。複数のセルを一緒にグループ化して、それらを電気的に接続すると、より大きい部分素子を生成することが可能になり、これにより所望の音響応答を維持しながら個々の制御を行うことができる。スイッチング回路網を使用して部分素子を一緒に接続することによってリング又は他の素子を形成することができる。このような素子は、異なる部分素子を互いに相互接続するスイッチング回路網の状態を変更することによって再構成することができる。しかしながら、個々の部分素子は異なる部分素子を形成するように再構成することはできない。
MUTセルは微細機械加工処理において一緒に(すなわち、介在するスイッチングを介在させることなく)接続して、部分素子を形成することができる。このようなクラスタ(一群)を記述するために以下では用語「音響部分素子」を用いる。これらの音響部分素子は超小型電子スイッチによって相互接続されてより大きい素子を形成する。その際、このようなスイッチはシリコン層内、又はトランスデューサ・アレイに直ぐ隣接して位置する異なる基板上に配置する。この構成は、大量に低コストで実行することのできる半導体処理に基づくものである。
本書で使用するとき、用語「音響部分素子(acoustical subelement) 」とは、再構成することのできない単一のセル又は一群の電気接続されたセルである。すなわち、音響部分素子は最小の独立に制御される音響ユニットである。また用語「部分素子(subelement)」とは、音響部分素子とその関連した集積電子装置とを意味する。また「素子(element) 」は、スイッチング回路網を使用して音響部分素子を一緒に接続することによって形成される。このような素子は、スイッチング回路網の状態を変更することによって再構成することができる。スイッチング回路網に含まれるスイッチの内の少なくとも幾つかは、関連集積電子装置の一部である。
例示の目的で、図2は「ヒナギク」形音響部分素子16を示し、該部分素子は7つの六角形cMUTセル2によって作られており、そのうちの中央のセルが6つのセルのリングによって囲まれ、リング内の各セルが中央セルのそれぞれの側面とリング内の隣接するセルとに接している。各々のcMUTセル2の頂部電極12が、切換え可能に切断することができない接続体によって一緒に電気結合されている。六角形アレイの場合、6つの導体15が頂部電極12から「スポーク」のように放射方向に延在していて、隣接のcMUTセルの頂部電極にそれぞれ接続される(但し、周縁にあるセルの場合、該セルは6つではなく3つの他のセルに接続される)。同様に、各セル2の底部電極10が、切換え可能に切断することができない接続体によって一緒に電気結合されて、7倍大きい音響部分素子16を形成する。
図2に見られる種類の音響部分素子は、半導体(例えば、シリコン)基板上に2次元アレイを形成するように配列することができる。これらの音響部分素子は、スイッチング回路網を使用して環状リングのような素子を形成するように再構成することができる。シリコンを基礎とした超音波トランスデューサ部分素子を使用した場合の再構成可能性が米国特許出願第10/383990号に記載されている。再構成可能性の1つの形態がモザイク環状アレイであり、これも該特許出願に記載されている。モザイク環状アレイの概念は、再構成可能な電子スイッチング回路網を使用して音響部分素子を一緒にグループ化することによって環状素子を構築することを必要とする。この再構成可能性を使用して、スキャン又は画像を生成するために一層大きな下に延在するトランスデューサ・アレイに沿ってビームを歩進させることができる。
殆どの開口は、単一のより大きな素子を形成するように相互接続された隣接のグループ化した部分素子で構成される。この場合、全ての部分素子の各々をそのそれぞれの母線線路に直接接続することは必要ではない。所与のグループ内の限られた数の部分素子を接続して、残りの部分素子を互いに接続すれば充分である。このようにして、送信信号はシステムから母線線路に沿って伝送されて、限られた数のアクセス点に沿って素子に至る。そこから、信号は局部接続体を介して素子の内部へ広がる。
特定の幾何学的形状の場合には、再構成可能なアレイは音響部分素子をシステム・チャンネルにマッピングする。このマッピングは、改良された性能を提供するように設計される。マッピングはスイッチング回路網を介して実行され、スイッチング回路網は、理想的にはその上にcMUTセルが構成される基板に直接配置されるが、しかしトランスデューサ基板に隣接して集積された異なる基板に設けることもできる。cMUTアレイはシリコン基板の頂部上に直接構築されるので、スイッチング電子装置は該基板内に組み込むことができる。
再構成可能なcMUTアレイの一具現例を図3に示す。所与の音響部分素子32を母線34の行母線線路に接続するためにアクセス・スイッチ30が使用される。このアーキテクチャはモザイク環状アレイに直接適用可能である。このようなデバイスでは、本アーキテクチャを使用して複数のリングを形成することができる。その場合、各リングは1つ又は複数のアクセス・スイッチを使用して単一のシステム・チャンネルに接続され、各々のアクセス・スイッチは母線線路に接続され、その母線線路はシステム・チャンネルに接続される。アクセス・スイッチは、所与の数の母線線路について必要とされる数を少なくするために図3に示されているように食違い配置されている。行母線線路は図3に示されているような交点スイッチ・マトリクスを使用してシステム・チャンネルに接続される。
アクセス・スイッチ及び行母線線路の数は寸法上の制約及び用途によって決定される。1つの模範的な限定的でない具現例(図3に示す)を開示する目的で、各々の音響部分素子32に単一のアクセス・スイッチ30とアレイの各行について4つの行母線線路34a〜34dを設けるものとする。第2の種類のスイッチはマトリクス・スイッチ36である。マトリクス・スイッチ36は、1つの部分素子の接続点42(図4参照)を隣接する部分素子の接続点に接続するために使用される。これは、音響部分素子32を、隣接する音響部分素子に関連した集積電子装置を介してシステム・チャンネルに接続することを可能にする。これはまた、音響部分素子がアクセス・スイッチを介して直接に接続されない場合でも該音響部分素子をシステム・チャンネルに接続できることを意味する。図3は1つの部分素子毎に3つのマトリクス・スイッチ36を示しているが、面積を節約するために2つ以下にすることも、或いはより低いオン抵抗を持ち、従ってより大きい面積持つスイッチにすることもまた可能である。その上、所与のアレイについて既知の不良の部分素子を迂回するようにマトリクス・スイッチを使用することができる。最後に、六角形の部分素子を示しているが、円柱状又は矩形の部分素子もまた可能であり、これらはスイッチの数が少なくて済むこともある。
図4について説明すると、各々の部分素子は、音響部分素子32に関連した電子装置内に共通接続点42を有する。この共通接続点42は各部分素子内の8つの構成部品を電気接続する。共通接続点42は、音響部分素子又はトランスデューサ32を、その部分素子についてのアクセス・スイッチ30に、またその部分素子に関連した3つのマトリクス・スイッチ36に、また接続体46を介して3つの隣接する部分素子に関連した3つのマトリクス・スイッチに接続する。マトリクス・スイッチを通って進む信号は、隣接する部分素子の共通接続点に接続される。特定の部分素子のcMUTセルの頂部電極をその接続点に接続する線路は、バイアス電圧を担持し、且つ切換え可能に切断することができない。電子センサの動作用のバイアス電圧を担持する線路は、本書では「バイアス電圧母線線路」と呼ぶ。
図3は、特定の部分素子についてスイッチング回路網がどのように働くかを示している。これは模範的な配置構成であるに過ぎない。4本の行母線線路34a〜34dを含んでいる母線34は一行の部分素子に沿って延在する。図3はその行内に3つの部分素子のみを示しているが、その行内の他の部分素子が図示されていないことを理解されたい。母線34の行母線線路は、多重化(multiplexing)スイッチ40によって一行の端でシステム・チャンネル母線38のシステム・チャンネル母線線路に多重化される。多重化スイッチ40は交点スイッチング・マトリクスを形成する。図3に見られるように、各々の行母線線路34a〜34dは、母線38のシステム・チャンネル母線線路の内の任意の1つに接続することができ、そのためには、適切な多重化スイッチ40をターンオンすると共に、この特定の行母線線路を他のシステム・チャンネル母線線路に接続する多重化スイッチをターンオフする。これらの多重化電子装置は横にずらすことができ、従って寸法によって制約されるものではない。図3は完全実装された交点スイッチング・マトリクスを示している。しかしながら、全ての母線線路を全てのシステム・チャンネルに接続することができるようにスイッチを設けることが必要ではない場合、ごく一部のシステム・チャンネルのみを所与の母線線路に接続できるように疎らな交点スイッチング・マトリクスを使用することができ、このような場合、図3に示すスイッチ40の内の幾つかのみが存在する。
アクセス・スイッチは、部分素子を母線線路に直接アクセスさせるので、そのように名前を付けられている。図3に示される模範的な具現例では、各々の部分素子について6つの他のスイッチ接続部がある。これらの接続部はマトリクス・スイッチ36の形態を取る。マトリクス・スイッチは部分素子を隣接する部分素子に接続することができる。この六角形パターンでは各々の部分素子について隣接する部分素子への6つのスイッチ接続部があるが、各々の部分素子内には3つのスイッチのみがあり、他の3つの接続部は隣接する部分素子内のスイッチによって制御される。従って、各々の部分素子内には全部で4つのスイッチ及び関連したディジタル・アドレス指定及び制御論理装置(図示せず)がある。これは単に1つの模範的な具現例である。母線線路の数、アクセス・スイッチの数、並びにマトリクス・スイッチの数及びトポロジイは全て異なることができるが、全体的な概念は変わらない。アクセス・スイッチ及びマトリクス・スイッチは別々にパッケージされた部品とすることができるが、これらのスイッチは、その上にMUTアレイを製造すべきである同じ半導体基板内に製造することができる。アクセス・スイッチ及びマトリクス・スイッチは、「超音波トランスデューサ・アレイ用の集積高電圧スイッチング回路」と題する米国特許出願第10/248968号に開示されている種類の高電圧スイッチング回路を有することができる。
本発明は、いずれかのセル電極がアースへの短絡回路を形成した場合に、(より大きな素子を形成するために部分素子が組み合わされているアレイでは)各部分素子内の小さい領域(例えば、cMUTセルの群又は組)又は(より大きな素子を形成するために部分素子が組み合わされていないアレイでは)各素子を電気的に隔離することによって、cMUTアレイの信頼性及び性能を改善する。既知のcMUT設計は、cMUTアレイ内の短絡されたcMUTセルの電気的隔離を取り入れていない。従って、1つのセルがアースへの短絡回路を形成したとき、部分素子全体(又は、部分素子のないアレイでは素子全体)が無用なものになり、イメージング性能を低下させる。その上、アースに短絡された部分素子の複合効果(次の段落でより詳しく説明する)がアレイ全体の性能に大きな影響を与えることがある。プロセスが非常に厳密に制御されている場合でも、cMUTアレイ内の全てのセルが欠陥を持たないことはありそうにない。その数個の欠陥のあるセルを適切に機能しているセルから隔離することは、トランスデューサの信頼性及び性能を維持するために重要である。
従来のcMUT設計による1つの欠点はcMUT上の電極パターン形成にあり、1つのセルがアースに短絡されたときに事象の連鎖が生じる。図5に示されている既知の具現例では、矩形の音響部分素子32内の各々のセル2上の頂部電極12が、単純にパターン形成された「スポーク」状の相互接続体15を使用して、それに最も近い近隣のセルに接続されている。相互接続された頂部電極12はバイアス電圧母線50に接続され、そのバイアス電圧母線50はバイアス電圧源の1つの端子52に接続されている。逆に、cMUTセル2の相互接続された底部電極(図5に示していない)がバイアス電圧源の別の端子54に結合されている。単一のセルの頂部電極がアースへの短絡回路を形成した場合、部分素子全体が実効的にアースに短絡される。この事象を図6に例示しており、斜線で陰影を付けた六角形はアースに短絡された頂部電極12’を表す。この問題は、素子を形成、例えば、環状リング素子を形成するために短絡された部分素子が他の有効な部分素子に切換え可能に接続されているときに拡大する。その場合、その素子を構築している相互接続された部分素子の全てが短絡される。この問題は、他の機能している音響部分素子に利用できるバイアス電圧が短絡された素子に起因して低下することによって悪化する。cMUTバイアス電圧の低下はcMUTアレイの性能を劣化させる。将来のcMUTアレイでは、ほんの数百ではなく数千の部分素子を含むことがあろう。従って、数千のセルの内のほんの数個の個別のセルがアレイ全体を無用なものにしてしまう恐れのある連鎖効果が存在する。
本発明の幾つかの実施形態では、各々の音響部分素子(又は、部分素子を組み合わせることによって素子を形成していないアレイでは、素子)がより小さいセル群に分割されており、音響部分素子の短絡されたセル群は短絡されていないセル群から電気的に隔離される。図7に示す本発明の第1の実施形態によれば、各音響部分素子32はcMUTセルの多数の群58を有する。この例では、各セル群58は(水平方向を向いた)一行のcMUTセル2(一行当たり8つのセル)を有し、それらの頂部電極12は直列に接続されている。cMUTセル群58の各頂部電極12は図7では六角形である。しかしながら、頂部電極は六角形以外の幾何学的形状、例えば、円形の形状にしてよい。底部電極もまた直列に接続してよく、或いは各行のセルについて共通の底部電極を設けてもよい。図7では、行の両端に位置していないセルの頂部電極の各々は、一行内の各電極をその隣の2つの電極に接続するために六角形のそれぞれの頂点から延在する2つの導電性のスポークを持つ。各セル群58はそれぞれのヒューズ64によって共通のバイアス電圧母線線路50に接続される。ヒューズ64は、一対の導電性パッドを橋絡する可融性の電気導体として示している。一方のパッドはcMUTセルからの電気コネクタに接続され、また他方のパッドはバイアス電圧母線線路50に接続されている。各々のヒューズ64は、それぞれのセル群58内のcMUTセル2がアースに短絡されて、ヒューズを流れる電流を増大させたときは常に、(例えば、可融性の導体の溶断によって)開回路を形成するように設計されている。従って、ヒューズ64が溶断して開回路を形成したとき、短絡されたセル群58は音響部分素子の残りの部分(すなわち、短絡されていないセル群)から隔離されると共に、全バイアス電圧がその部分素子の機能している部分並びにアレイ内の残りの部分素子に依然として印加される。ヒューズは任意の通常の態様で形成することができる。例えば、ヒューズ材料は、バイアス電圧母線線路を形成するため又は最も近い頂部電極からの接続用スポークを形成するために使用される材料と同じものであってよく、その場合、ヒューズの抵抗値はバイアス電圧母線線路50及びスポーク・コネクタ15の抵抗値よりもかなり大きい。この代わりに、ヒューズ材料は、バイアス電圧母線線路又は接続用スポークの材料とは異なるもの(すなわち、導電性半導体、金属、金属合金、不純物添加シリコン、不純物添加多結晶質シリコン)であってよい。ヒューズの幾何形状(すなわち、長さ、幅及び深さ)並びに材料特性(すなわち、抵抗率及び融点)がヒューズの動作特性を決定する。
隔離プロセスを図8〜図10に例示する。図8で、単独の斜線で陰影を付けた六角形は、上から4番目のセル群(すなわち、行)に位置するcMUTセルの短絡された頂部電極12’を表す。図7におけるように、各セル群は一連の8つのcMUTセルを有し、それらの頂部電極は直列に接続されている。この特定の具現例では、各セル群のcMUTセルは六角形の格子によって決定されるジグザグ・パターンに従う。しかしながら、代替具現例では、各セル群のセルは直線的な列で配置することができ、バイアス電圧母線は(後で図14に示すように)底部に配置する。
図8における短絡されたcMUTセルは、バイアス電圧母線50からセル群58’内の短絡されたcMUTセルの頂部電極12’へ至る経路での電流を増大させる。この増大した電流の流れが図9に4つの斜線で陰影を付けた六角形で部分的に示している。各ヒューズ64は、増大した電流が所定の閾値に達したときに溶断するように設計されている。図10は、セル群58’に関連していて、短絡された頂部電極12’に起因して溶断したヒューズを(円66の中に)示している。ヒューズの溶断の結果として、セル群58’がバイアス電圧母線線路50から切り離される。これはセル群58’を不作動にするが、部分素子32の残りのセル群は上記短絡による影響を受けずに適正に機能する。
図7〜図10に示された隔離可能なセル群の各々は8つのcMUTセルを有しているが、実際には任意の数のセルにより隔離可能なセル群を形成することができ、セル群を小さくすると、短絡が生じた場合に改善された性能を得ることができる。
図11に示す本発明の第2の実施形態によれば、各々の個別のcMUTセルの頂部電極12が、具体的にはヒューズとして設計されている電気コネクタによって、その隣のセルの頂部電極に接続される。更に詳しく述べると、セル電極12の頂点をその隣のセル電極に接続するスポーク15の各々が、それを通る電流が充分大きいときに融解するように設計されている。図11に示す例では、1つの頂部電極12’が短絡されたことにより、6つのヒューズが全て溶断する。結果として、単一のセルがアースに短絡された場合、図11にスポークのない、斜線で陰影を付けた六角形12’で表されているように、その単一のセルは他の全てのセルから電気的に隔離される。
図12及び図13は、オーバーヘッド空間を最小にしながら短絡されたセンサ・セル群58をバイアス電圧母線線路50から隔離するための2つの代替例の設計のもののそれぞれの上面図を示す図面である。図12は、ヒューズとして振る舞うように設計された蛇行形状の導体68を示しており、各々の蛇行形状のヒューズの一端は、cMUTセルのそれぞれの各行の中の最も近いcMUTセルの頂部電極12に接続されたスポーク・コネクタ15に接続されていると共に、各々の蛇行形状のヒューズの他端はバイアス電圧母線線路50に接続されている。図13は、ヒューズとして振る舞う短い真っ直ぐな導体70を示しており、各ヒューズ70の一端は、cMUTセルのそれぞれの各行の中の最も近いcMUTセルの頂部電極12に接続されたスポーク・コネクタ15に接続されていると共に、各ヒューズ70の他端はバイアス電圧母線線路50に接続されている。ヒューズ70が短いので、水平方向の群(図示せず)内の隣り合う音響部分素子の間の隙間空間を、図12に示す実施形態と比べて小さくすることができる。
リニア・トランスデューサ・アレイの場合、各音響部分素子内の隔離可能なcMUTセル群の配置方向は水平でも垂直でもよい。図14は、母線線路50によって接続されたリニア・アレイの2つの隣り合う音響部分素子を示しており、この場合、cMUTセルは垂直な群72を成すように配置されている。[これらは、母線線路50によって接続されていない場合には素子であってよい。]この垂直な配置方向では、音響開口に利用できる面積をヒューズによって使用することを必要としていない。しかしながら、垂直な配置方向では水平な配置方向に比べて隔離可能なcMUTセル群がより大きくなる。
図15に示す本発明の第3の実施形態によれば、各ヒューズ74が不活性で真空にしたcMUTセル76を横切る。[しかしながら、ヒューズが横切る不活性で真空にした領域はセルの形状である必要はない。任意の他の形状であってよい。]製造プロセス中に、シリコン基板上に酸化シリコン(又は窒化シリコン)層が堆積される。この酸化シリコン層は、活性のcMUTセル2及び不活性のcMUTセル76の両方のための空洞を形成するようにエッチングされる。図15中の領域78は、空洞が形成されていない酸化シリコン層の部分を表す。次いで、窒化シリコン(又はシリコン)層が、空洞を覆うように懸架されて、cMUTセル用の隔膜を形成する。次いで、これらの空洞が真空にされる。不活性なcMUTセル76の下の真空は、ヒューズ74をシリコン基板から熱絶縁するのを改善して、各ヒューズ74が規定の電流定格で開回路を形成する尤度を増大させる。ヒューズの熱絶縁はヒューズから基板への熱の伝達を低減するので、結果としてヒューズの最大電流処理能力をより正確に予測する能力が得られる。
本発明の第4の実施形態によれば、短絡保護用のヒューズの代わりに電気回路を使用することができる。相補的金属酸化物半導体(CMOS)、バイポーラ及びCMOS(BiCMOS)、或いはバイポーラ、CMOS及び二重拡散MOS(BCD)集積回路技術を使用することにより、短絡されたcMUTセル群を隔離する短絡保護モジュールを生成することができる。この実施形態では、ウェーハ貫通バイアを使用することにより、1つのウェーハ上に構築されたcMUTセル群(図16に示す)を、別のウェーハ上の関連した集積電子装置(図17に示す)に電気接続する。
図16は単一の音響部分素子を示しており、これはcMUTセル2の行の形態にした隔離可能なcMUTセル群58を多数有し、各行の頂部電極12は図7に関して前に説明したように直列に接続されている。しかしながら、頂部電極が同じ基板又はウェーハに形成されたバイアス電圧母線線路に接続される代わりに、本発明のこの第4の実施形態によれば、各セル群の頂部電極はそれぞれのウェーハ貫通バイア80に接続され、バイアス電圧母線線路50(図17参照)はcMUTセル・ウェーハに張り合わせた異なる基板又はウェーハに形成される。
図17は、1つの音響部分素子(例えば、図16参照)を形成している等しい数のcMUTセル群に対応する一組の短絡保護モジュールを示す。ウェーハ貫通バイア80がそれぞれの短絡保護モジュールを介して部分素子のバイアス電圧母線線路50に電気結合される。このバイアス電圧母線線路50は、前に図4に関して説明したように、部分素子の接続点42に接続される。図17中のブロック82は、第2の(すなわち、電子装置用の)ウェーハに集積された他の電子装置(例えば、マルチプレクサ)を表す。
図17に見られるように、各短絡保護モジュールは、電流センサ回路86と、該電流センサ回路とそれぞれのウェーハ貫通バイア80との間に配置された隔離スイッチ88とを有する。電流センサ回路86は、それぞれのバイア80を通って流れる電流、従ってそのバイアに接続されたそれぞれのcMUTセル群を通って流れる電流のレベルを検知する。正常な動作中は、隔離スイッチ88は閉じた状態に留まる。所与のcMUTセル群において短絡事象が生じたとき、増大した電流が短絡されたセル群の電極を通り、次いで関連したバイア80を通って流れる。電流センサ回路は、増大した電流が短絡事象に対応する所定の閾値に達したときに、線90を介して関連した隔離スイッチ88にスイッチ制御信号を出力するように設計されている。このスイッチ制御信号が隔離スイッチ88を開くように作動して、欠陥のあるcMUTセル群を部分素子の残りの機能しているセル群から隔離する。短絡保護モジュールは、高電圧CMOS、BiCMOS又はBCD技術における集積回路により具現化することができる。
本発明の第5の実施形態によれば、ウェーハ貫通バイア自身は、バイア内の金属の堆積を制御することによって、又はバイアの幾何学的形状を制御することによって、又はバイアに電流検知材料を充填することによって、ヒューズのように作用するように特別に設計することができる。この場合、バイアは、短絡保護モジュールを介在させることなく、第2のウェーハ上のバイアス電圧母線線路に直接接続される。
ヒューズを利用する実施形態では、ヒューズは、短絡されたセルからの増大した電流によって生じるジュール熱により開回路を形成する。ヒューズは電極の残りと同じ導電性金属で作ることができ、この場合、それは適切な条件下で開回路を優先的に形成するように幾何学的形状を設計しなければならない。ヒューズはまた、電極の残りとは異なる導電性金属で構成することもできる。この場合、ヒューズが開回路を優先的に形成するように、電極金属よりも低い融解温度及び/又はおそらくは高い抵抗値を持つ材料を選択することは当然である。
別の代替実施形態では、ヒューズは熱絶縁を改善するために独立(free-standing) している(すなわち、空気中又は真空中に懸架させる)ようにすることができる。
本発明は、何らかの手段、例えば、処理の異常、統計的に自然な変動、汚染などが原因で短絡されたセルに起因した大面積の故障に対してcMUTアレイの性能を保証するための簡単でコスト効果の高い方法を提供する。従来のcMUTアレイでは、数千のセルが設けられることがある。たとえ数個のセルのみがアースへの短絡回路を形成した場合でも、イメージング性能がかなり劣化する。本発明を用いると、そのような短絡されたセルは隔離されて、イメージング性能について効果は無視し得るものである。ウェーハ貫通バイアの相互接続部によりcMUTに接続される電子装置を利用する用途では、短絡が生じた場合に音響部分素子を隔離するように、標準的な集積回路CMOS技術を使用して電子装置用ウェーハに非常に簡単な付加物を作ることができる。
本発明はまた、pMUTについて、特にバイアス電圧を必要とする電歪セラミックを使用して作られたpMUTについて用いることができる。しかしながら、本書で開示したヒューズはまた、バイアス電圧が無くても有用なことがある。これは、バイアス電圧を必要としないcMUTが設計された場合、又はバイアス電圧を必要としない標準的なPZT型圧電セラミックによりpMUTを作った場合に当てはまる。
本発明を好ましい実施形態について説明したが、当業者には、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更を為すことができ、且つその要素を等価物と置換することができることを理解されよう。その上、本発明の範囲から逸脱することなく、特定の状況を本発明の教示に適合させるように多数の修正をなすことができる。従って、本発明は、発明を実施するための最良の形態として開示した特定の実施形態に制限されず、本発明は特許請求の範囲内に入る全ての実施形態を含むものである。
典型的なcMUTセルの断面図を示す図面である。 スイッチを介在することなく一緒に接続された、それぞれ頂部電極及び底部電極を持つ7つの六角形MUTセルから形成された「ヒナギク」形部分素子を示す図面である。 cMUTアレイの特定の行の中の特定の部分素子を多数のシステム・チャンネル母線線路の任意の1つに接続することを可能にするアーキテクチャを示す図面である。 図3に示した実施形態に従って特定の音響部分素子に関連した電子装置における共通の接続点への接続を示す図面である。 単一の矩形の音響部分素子を形成するために従来の態様で相互接続された多数の六角形cMUTセルの上面図を示す図面である。 図5の音響部分素子の上面図を示しているが、電極間のバイアス電圧の不足により部分素子全体を機能不良にするような1つの短絡されたcMUTセルを持つ場合を、その欠陥のあるセルの頂部電極を斜線で陰影を付けた六角形で示す図面である。 多数の行のcMUTセルの上面図を示し、各々の行が本発明の第1の実施形態に従ってそれぞれの隔離ヒューズを介してバイアス電圧母線線路に接続されることを示す図面である。 図7に示したのと同じ多数の行のcMUTセルを示しているが、短絡されたcMUTの頂部電極を斜線で陰影を付けた六角形で示す図面である。 図7に示したのと同じ多数の行のcMUTセルを示しているが、(図8に示した短絡されたcMUTに起因する)電流の増大した領域内にある一連の頂部電極を一連の斜線で陰影を付けた六角形で部分的に示す図面である。 図7に示したのと同じ多数の行のcMUTセルを示しているが、(図9に示した増大した電流に起因する)ヒューズの溶断によって不作動にされた一行の頂部電極を斜線で陰影を付けた六角形で示す図面である。 本発明の第2の実施形態に従ってヒューズを介して相互接続された多数のcMUTセルの上面図を示し、ヒューズの溶断によって隔離された欠陥のあるセルの頂部電極を斜線で陰影を付けた六角形で示す図面である。 オーバーヘッド空間を最小にしながら短絡されたセンサ・セル群をバイアス電圧母線線路から隔離するための代替ヒューズ設計の上面図を示す図面である。 オーバーヘッド空間を最小にしながら短絡されたセンサ・セル群をバイアス電圧母線線路から隔離するための代替ヒューズ設計の上面図を示す図面である。 隔離ヒューズのオーバーヘッド空間を低減するために垂直方向にグループ化したcMUTセルのの上面図を示す図面である。 本発明の第3の実施形態に従ってそれぞれの隔離ヒューズを介してバイアス電圧母線線路に接続された複数のcMUTセルの上面図を示し、各々のヒューズが基板からの該ヒューズの熱絶縁を改善するために真空にした領域を横切ることを示す図面である。 本発明の第4の実施形態に従った(図17に示す)第2のウェーハ上の隔離用電子装置に接続するためのバイアを持つ第1のウェーハ上に構築された多数のcMUTセル群の上面図を示す図面である。 本発明の第4の実施形態に従った第2のウェーハ上の隔離用電子装置を示すブロック図である。
符号の説明
2 cMUTトランスデューサ・セル
4 基板
6 絶縁支持体
8 隔膜
10 底部電極
12 頂部電極
12’ アースに短絡された頂部電極
14 空洞
15 導体
16 音響部分素子
30 アクセス・スイッチ
32 音響部分素子
34 母線
34a、34b、34c、34d 母線線路
36 マトリクス・スイッチ
38 システム・チャンネル母線
40 多重化スイッチ
42 接続点
46 接続体
50 バイアス電圧母線線路
52、54 バイアス電圧源の端子
58 cMUTセル群
58’ 短絡されたセルを含むセル群
64 ヒューズ
66 溶断したヒューズ
68 蛇行形状の導体
70 ヒューズ
72 垂直な群
74 ヒューズ
76 不活性な真空にされたcMUTセル
78 領域
80 ウェーハ貫通バイア
86 電流センサ回路
88 隔離スイッチ
90 線路

Claims (10)

  1. 複数のセル群(58)により形成される超音波センサ・セルのアレイと、複数の母線線路とを有するデバイスであって、
    各セル群(58)に含まれる微細機械加工した複数のセンサ・セルはそれぞれの母線線路(34a〜34d)に電気接続され
    特定のセンサ・セル群のセンサ・セルの各々は、そのセンサ・セルが接続される母線線路を介してバイアス電圧母線線路(50)に電気結合されており、
    前記デバイスは更に、前記複数のセンサ・セル群の内のいずれか1つの中の複数のセンサ・セルの内のいずれか1つがアースに短絡されたことに応答して、そのセンサ・セル群を前記バイアス電圧母線線路(50)から隔離する隔離手段を含んでいること、
    を特徴とするデバイス。
  2. 前記微細機械加工したセンサ・セルの各々はそれぞれのMUTセルである、請求項1記載のデバイス。
  3. 前記隔離手段は複数のヒューズ(64)を含む、請求項1または2に記載のデバイス。
  4. 前記デバイスは更に複数の不活性の真空にされた領域を含み、前記ヒューズの各々が前記真空にされた領域のそれぞれの1つを横切っている、請求項3に記載のデバイス。
  5. 各ヒューズはそれぞれのセンサ・セル群を前記バイアス電圧母線線路(50)に結合しており、前記ヒューズの各々が独立している、請求項3または4に記載のデバイス。
  6. 前記隔離手段は更に複数の短絡保護モジュールを含み、各短絡保護モジュールは、それぞれのセンサ・セル群を通って流れる電流のレベルを検出する電流センサ回路と、前記それぞれのセンサ・セル群を前記バイアス電圧母線線路(50)に結合する電気隔離スイッチとを含んでおり、前記電流センサ回路は、前記それぞれのセンサ・セル群における短絡を表す電流レベルを検知したことに応答して、前記電気隔離スイッチを開放させる、請求項1または2に記載のデバイス。
  7. 前記バイアス電圧母線(50)に接続するバイアス電圧源(52)と、
    半導体基板とを更に有し、
    前記複数の前記センサ・セルは、前記半導体基板上に2次元アレイを形成するように配列する、請求項1乃至6のいずれかに記載のデバイス。
  8. 前記デバイスが医学診断用超音波イメージング装置であり、
    前記センサ・セルのアレイが、手持ち式トランスデューサ・プローブ内に配置され、
    該プローブが、超音波画像を生成する電子ユニットに可撓性ケーブルによって接続され、
    前記トランスデューサ・プローブが、超音波送信回路及び超音波受信回路を担持し、
    前記複数の微細機械加工したセンサ・セルの各々は、円形、矩形または、六角形の周縁形状を持つ、請求項1乃至7のいずれかに記載のデバイス。
  9. 線線路(50)と、
    各々がそれぞれの電極を含む第1の複数の微細機械加工した超音波センサ・セル(58)であって、当該第1の複数のセンサ・セルの前記電極がスポーク・コネクタ(15)により相互接続されていている、第1の複数の微細機械加工したセンサ・セル(58)と、
    前記母線線路の1つに電気接続された第1の接合部と前記第1の複数のセンサ・セルの内の1つのセルの前記スポーク・コネクタ(15)に電気接続された第2の接合部とを橋渡しする第1のヒューズ(64)であって、当該第1のヒューズが前記第1の複数のセンサ・セルの前記電極の短絡に応答して溶断するように設計されている、第1のヒューズ(64)と、
    有しているデバイス。
  10. 更に、各々がそれぞれの電極を含む第2の複数の微細機械加工した超音波センサ・セルであって、当該第2の複数のセンサ・セルの前記電極がスポーク・コネクタ(15)により相互接続されていている、第2の複数の微細機械加工したセンサ・セル(58)と、
    前記母線線路の1つに電気接続された第3の接合部と前記第2の複数のセンサ・セルの内の1つのセルの前記スポーク・コネクタ(15)に電気接続された第4の接合部とを橋渡しする第2のヒューズであって、当該第2のヒューズが前記第2の複数のセンサ・セルの前記電極の短絡に応答して溶断するように設計されている、第2のヒューズと、
    を含んでいる請求項9記載のデバイス。

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