JP4855984B2 - Ip電話システム、ip交換機、ip端末、ip交換機のバックアップ方法、およびip端末のログイン方法 - Google Patents

Ip電話システム、ip交換機、ip端末、ip交換機のバックアップ方法、およびip端末のログイン方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数のIP交換機および少なくとも一台のIP端末を有するIP電話システムに関し、特にIP電話システムの冗長技術に関する。
特許文献1には、IP交換機や回線に障害が発生しても、拠点内をバックアップしてIP端末の動作を継続して運用し、例えば拠点内の内線通話を可能にするIP電話システムが開示されている。このシステムでは、IP交換機または回線に故障が発生した場合に、バックアップ交換機が待機系から運用系に切り替わると共に、各拠点内のIP端末がIP交換機からログアウトし、それぞれ自拠点内のバックアップ交換機にログインする。
特開2006−254096号公報
上述したように、特許文献1に記載のIP電話システムは、拠点毎にIP交換機をバックアップするバックアップIP交換機を配置することで、IP交換機を2重化している。しかし、IP交換機を3重以上に多重化する場合を考慮していない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、IP交換機を3重以上に多重化する場合に好適な技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、複数のIP交換機のそれぞれに優先順位を付与する。そして、稼働中のIP交換機の中で最も高い優先順位を持つIP交換機が運用系で稼動し、その他のIP交換機が待機系で稼動するように、各IP交換機が自律的に動作モードを切り替える。また、IP端末が、稼働中のIP交換機の中で最も高い優先順位を持つIP交換機にログインし、このIP交換機からIP電話交換サービスを受ける。
例えば、本発明は、IPネットワークを介して相互接続された、運用系および待機系のいずれかの動作モードで稼動する複数のIP交換機と、いずれかの前記IP交換機にログインして、当該IP交換機からIP電話交換サービスを受ける少なくとも一台のIP端末と、を有するIP電話システムであって、
前記IP交換機は、
他の前記IP交換機に、自IP交換機の動作モードを定期的に通知する動作モード通知手段と、
他の前記IP交換機の優先順位と他の前記IP交換機から通知された動作モードとを対応付けて記憶する管理対象記憶手段と、
前記管理対象記憶手段で記憶される他の前記IP交換機の前記動作モードに基づいて、当該他の前記IP交換機の動作モードを判断し、他の前記IP交換機からの前記動作モードの通知の有無に基づいて、当該他の前記IP交換機の稼動状態を判断する稼動状態判断手段と、
前記稼動状態判断手段により運用系で稼働中と判断された他の前記IP交換機が存在せず、且つ前記稼動状態判断手段により待機系で稼働中と判断された他の前記IP交換機の前記優先順位が前記自IP交換機の優先順位より低い場合において、前記自IP交換機の動作モードが待機系ならば、動作モードを待機系から運用系に切り替える運用系切替手段と、
前記稼動状態判断手段により待機系で稼働中と判断された他の前記IP交換機の中に、前記IP交換機の優先順位よりも高い優先順位を持つ前記IP交換機が存在する場合において、前記自IP交換機の動作モードが運用系ならば、動作モードを運用系から待機系に切り替える待機系切替手段と、を有する。
ここで、前記IP交換機は、
前記IP端末からの稼動状態の問合せに応答する問合せ応答手段をさらに有するものでもよい。
また、前記IP端末は、
ログイン先の候補となる前記IP交換機のアドレス情報を、当該IP交換機に付与された前記優先順位と共に記憶するログイン先候補記憶手段と、
前記ログイン先候補記憶手段に記憶されている、ログイン中の前記IP交換機よりも高い優先順位を持つログイン先候補に、前記稼動状態の問合せを通知する問合せ通知手段と、
前記稼動状態の問合せに対する応答を受信した場合に、ログイン中の前記IP交換機からログアウトし、前記応答の送信元のログイン先候補の中で最も高い優先順位を持つ前記IP交換機にログインし、
当該ログイン中の前記IP交換機に障害が発生した場合に、当該IP交換機からログアウトし、前記ログイン先候補記憶手段に記憶されている、当該ログアウトした前記IP交換機より優先順位が一つ低い前記IP交換機にログインするログイン手段と、を有するものでもよい。
本発明によれば、IP交換機を3重以上に多重化する場合でも、各IP交換機の動作モードの切り替えを適切に行うことができる。また、各IP交換機の動作モードの切り替えに追従してIP端末のログイン先を変更できる。このため、IP交換機を3重以上に多重化する場合に好適な技術を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態が適用されたIP電話システムの概略図である。
図示するように、本実施の形態のIP電話システムは、IPネットワーク3を介して相互接続された複数のIP交換機1および少なくとも一台のIP端末2を有する。それぞれのIP交換機1には優先順位が付与されており、稼働中のIP交換機1の中で最も高い優先順位を持つIP交換機1が運用系で稼動し、その他のIP交換機1が待機系で稼動するように、各IP交換機1が自律的に動作モードを切り替える。また、IP端末2が、稼働中のIP交換機1の中で最も高い優先順位を持つIP交換機1にログインし、このIP交換機1からIP電話交換サービスを受ける。
図2は、IP交換機1の概略構成図である。
図示するように、IP交換機1は、IPネットワークIF部10と、通話路スイッチ部11と、記憶部12と、主制御部13と、を有する。
IPネットワークIF部10は、IPネットワーク3と接続するためのインターフェースである。
通話路スイッチ部11は、主制御部13の制御により、IPネットワークIF部10を介して、自IP交換機1にログインしているIP端末2にIP電話交換サービスを提供する。
記憶部12には、主制御部13での処理に必要な情報が記憶されている。図示するように、記憶部12は、局データ記憶部121と、管理対象記憶部122と、を有する。
局データ記憶部121には、自IP交換機1が提供するIP電話交換サービスを受けることができるIP端末2各々の電話番号、IPアドレス、およびログイン情報を含む局データが記憶されている。
管理対象記憶部122には、自IP交換機1以外のIP交換機1のうち、稼動状態の管理対象となるIP交換機1の情報が記憶されている。図3は、管理対象記憶部122の登録内容を模式的に表した図である。
図示するように、管理対象記憶部122には、稼動状態の管理対象となるIP交換機1毎にレコード1220が登録されている。レコード1220は、IP交換機1の識別情報である交換機IDを登録するフィールド1221と、IP交換機1のアドレス情報を登録するフィールド1222と、IP交換機1に付与された優先順位を登録するフィールド1223と、IP交換機1の動作モード(運用系、待機系、停止中)を登録するフィールド1224と、IP交換機1より受信した動作モード通知の最新の受信時刻を登録するフィールド1225と、を有する。
図2に戻って説明を続ける。主制御部13は、自IP交換機1の各部10〜12を統括的に制御する。例えば、主制御部13は、IPネットワークIF部10、および通話路スイッチ部11を介して、IP端末2からログイン要求を受信し、局データ記憶部121に記憶されている局データを用いてこのログイン要求を処理する(ログイン処理)。
また、主制御部13は、IPネットワークIF部10、および通話路スイッチ部11と連携して、自IP交換機1にログインしているIP端末2にIP電話交換サービスを提供する(IP電話交換サービス処理)。
また、主制御部13は、図示するように、動作モード通知部131、稼動状態判断部132、運用系切替部133、待機系切替部134、問合せ応答部135、およびライフチェック処理部136を有し、これらの各部131〜136を用いて、自IP交換機1の動作モードを運用系および待機系のいずれかに切り替える(動作モード切替処理)。なお、上述のログイン処理、およびIP電話交換サービス処理は、自IP交換機1の動作モードが運用系のときに実施され、待機系のときは実施されない。
図4は、IP交換機1の動作モード切替処理を説明するためのフロー図である。
動作モード通知部131は、例えば所定のインターバルで到来する動作モード通知タイミングになると(S101でYES)、自IP交換機1の現在の動作モードを含む動作モード通知を生成する。そして、この動作モード通知を、通話路スイッチ部11およびIPネットワークIF部10を介して、管理対象記憶部122にアドレス情報が記憶されている管理対象のIP交換機1のそれぞれに送信する(S102)。
また、ライフチェック処理部136は、例えば所定のインターバルで到来するライフチェックタイミングになると(S103でYES)、ログイン中の各IP端末2に対してライフチェック処理を行う(S104)。具体的には、ログイン中の各IP端末2に対して、通話路スイッチ部11およびIPネットワークIF部10を介して、ライフチェック通知を送信し、所定のタイムアウト時間が経過するまでライフチェック通知に対する応答を待つ。そして、ライフチェック通知に対する応答を所定のタイムアウト時間内に送信しなかったIP端末2をログアウト処理する。
また、問合せ応答部135は、IPネットワークIF部10および通話路スイッチ部11を介して、IP端末2から稼動状態の問合せを受信すると(S105でYES)、このIP端末2に、問合せに対する応答を返信する(S106)。
また、稼動状態判断部132は、IPネットワークIF部10および通話路スイッチ部11を介して、他のIP交換機1から動作モード通知を受信すると(107でYES)、管理対象記憶部122の更新処理を行う(S108)。具体的には、動作モード通知の送信元であるIP交換機1の交換機ID、あるいはアドレス情報をキーにして、管理対象記憶部122からレコード1220を検索する。そして、検索したレコード1220のフィールド1224に登録されている動作モードを、この動作モード通知に記述されている動作モードに更新する。また、このレコード1220のフィールド1225に登録されている動作モード通知受信時刻を現在時刻に更新する。
また、稼動状態判断部132は、例えば所定のインターバルで到来する障害検出タイミングになると(S109でYES)、管理対象のIP交換機1の中から、障害等により停止中のIP交換機1を検出する(S110)。具体的には、管理対象記憶部122に記憶されている各レコード1220に対して、フィールド1225に登録されている動作モード通知受信時刻と現在時刻とを比較し、このレコード1220が所定時間以内に更新されたか否かを判断する。所定時間以内に更新されていない場合は、このレコード1220に対応するIP交換機1が障害等により停止中であると判断し、このレコード1220のフィールド1224に登録されている動作モードを「停止中」に更新する。
また、稼動状態判断部132は、例えば所定のインターバルで到来する切替制御タイミングになると(S111でYES)、次の切替制御処理を行う(S112)。
図5は、図4に示す切替制御処理(S112)を説明するためのフロー図である。
先ず、主制御部13は、自IP交換機1の動作モードをチェックする(S1121)。自IP交換機1の動作モードが「待機系」の場合は、S1122に進み、「運用系」の場合は、S1125に進む。
S1121において、運用系切替部133は、管理対象記憶部122を参照し、管理対象のIP交換機1の中に、動作モード「運用系」のIP交換機1が存在しているか否かを調べる。動作モード「運用系」のIP交換機1が存在している場合は(S1122でYES)、このフローを終了する。
一方、動作モード「運用系」のIP交換機1が存在していない場合(S1122でNO)、運用系切替部133は、管理対象のIP交換機1の中に、自IP交換機1に付与されている優先順位より上位の優先順位を持つ動作モード「待機系」のIP交換機1が存在しているか否かをさらに調べる(S1123)。自IP交換機1に付与されている優先順位より上位の優先順位を持つ動作モード「待機系」のIP交換機1が存在している場合は(S1123でYES)、このフローを終了する。
一方、自IP交換機1に付与されている優先順位より上位の優先順位を持つ動作モード「待機系」のIP交換機1が存在していない場合(S1123でNO)、運用系切替部133は、自IP交換機1の動作モードを「待機系」から「運用系」に切り替える(S1124)。その後、このフローを終了する。
また、S1125において、待機系切替部134は、管理対象のIP交換機1の中に、自IP交換機1に付与されている優先順位より上位の優先順位を持つ動作モード「待機系」のIP交換機1が存在しているか否かを調べる。自IP交換機1に付与されている優先順位より上位の優先順位を持つ動作モード「待機系」のIP交換機1が存在していない場合は(S1125でNO)、このフローを終了する。
一方、自IP交換機1に付与されている優先順位より上位の優先順位を持つ動作モード「待機系」のIP交換機1が存在している場合(S1125でYES)、待機系切替部134は、自IP交換機1の動作モードを「運用系」から「待機系」に切り替える(S1126)。その後、このフローを終了する。
次に、IP端末2について説明する。図6は、IP端末2の概略構成図である。
図示するように、IP端末2は、IPネットワークIF部20と、呼制御部21と、ダイヤルキー、ファンクションキー等の入力キーおよびLCD等の表示部を備えた操作パネル部22と、マイクおよびスピーカを備えたハンドセット部23と、音声処理部24と、記憶部25と、主制御部26と、を有する。
IPネットワークIF部20は、IPネットワーク3と接続するためのインターフェースである。
呼制御部21は、SIP等の呼制御プロトコルに従い呼制御処理を行う。
音声処理部24は、主制御部26より受け取った音声パケットを処理して、ハンドセット部23から音声を出力する。また、ハンドセット部23に入力された音声を処理して音声パケット化し、主制御部26に送る。
記憶部25には、主制御部26での処理に必要な情報が記憶されている。図示するように、記憶部25は、ログイン先候補記憶部251を有する。
ログイン先候補記憶部251には、自IP端末2のログイン先候補となるIP交換機1の情報が記憶されている。図7は、ログイン先候補記憶部251の登録内容を模式的に表した図である。
図示するように、ログイン先候補記憶部251には、ログイン先候補のIP交換機1毎にレコード2510が登録されている。レコード2510は、IP交換機1の識別情報である交換機IDを登録するフィールド2511と、IP交換機1のアドレス情報を登録するフィールド2512と、IP交換機1に付与された優先順位を登録するフィールド2513と、IP交換機1の稼動状態(停止中、稼動中、不明)を登録するフィールド2514と、ログイン先のIP交換機1である場合にその旨を示すフラグが記憶されるフィールド2515と、ログイン先のIP交換機1である場合に、このIP交換機1から受信したライフチェック通知の最新の受信時刻を登録するフィールド2516と、を有する。
図6に戻って説明を続ける。主制御部26は、自IP端末2の各部20〜25を統括的に制御する。具体的には、主制御部26は、操作パネル部22を介して操作者から着番号を伴う発信指示を受け付けると、この発信指示を呼制御部21に渡す。これを受けて、呼制御部21は、主制御部21と連携し、ログイン中のIP交換機1に対して発信処理を行い、着番号により特定される通話相手との間に音声経路を設定する。
また、主制御部26は、IPネットワークIF部20を介して、ログイン中のIP交換機1から呼を受信すると、これを呼制御部21に渡す。これを受けて呼制御部21は、主制御部26と連携して着信処理を行い、この呼の発信元との間に音声経路を設定する。
さらに、主制御部26は、図示するように、障害検出部261、復旧検出部262、上位ログイン処理部263、下位ログイン処理部264、および表示処理部265を有し、これらの各部261〜265を用いて、ログイン先候補のIP交換機1の状態に応じて、ログイン先のIP交換機1を変更する(ログイン先変更処理)。
図8は、IP交換機1のログイン先変更処理を説明するためのフロー図である。
障害検出部261は、IPネットワークIF部20を介して、ログイン先のIP交換機1からライフチェック通知を受信すると(S201でYES)、このライフチェック通知に対する応答を返信する。また、ログイン先候補記憶部251から、ログイン先のIP交換機1のレコード2510(フィールド2512にライフチェック通知の送信元アドレスが登録され、且つフィールド2515にログイン先のIP交換機1であることを示すフラグが登録されているレコード2510)を検索し、このレコード2510のフィールド2516に登録されているライフチェック受信時刻を現在時刻に更新する(S202)。
また、復旧検出部262は、例えば所定のインターバルで到来する稼動状態問合せタイミングになると(S203でYES)、ログイン先候補記憶部251を参照し、ログイン先のIP交換機1より高い優先順位を持つログイン先候補のレコード2510を検索する。そして、ログイン先のIP交換機1より高い優先順位を持つログイン先候補のレコード2510を検索できた場合は、このレコード2510のフィールド2511に登録されている交換機ID、またはフィールド2512に登録されているアドレス情報により特定されるログイン先候補のIP交換機1に、稼動状態の問合せを通知する(S204)。
また、復旧検出部262は、IPネットワークIF部20を介して、ログイン先候補のIP交換機1から稼動状態の問合せに対する応答を受信した場合(S205でYES)、ログイン先候補記憶部251の更新処理を行う(S206)。具体的には、稼動状態の問合せに対する応答の送信元であるIP交換機1の交換機ID、あるいはアドレス情報をキーにして、ログイン先候補記憶部251からレコード2510を検索する。そして、検索したレコード2510のフィールド2514に登録されている稼動状態を「稼動中」に更新する。
また、障害検出部261は、例えば所定のインターバルで到来する障害検出タイミングになると(S207でYES)、ログイン先のIP交換機1に障害が発生しているか否かを判断する(S208)。具体的には、管理対象記憶部122に記憶されているログイン先のレコード2510に対して、フィールド2516に登録されているライフチェック通知受信時刻と現在時刻とを比較して、ライフチェック通知を所定時間以内に受信しているか否かを判断する。所定時間以内に受信していない場合は、ログイン先のIP交換機1に障害が発生しているものと判断し、このレコード2510のフィールド2514に登録されている稼動状態を「停止中」に更新する。また、表示処理部265は、ログイン先のIP交換機1に障害が発生している旨のメッセージを操作パネル部22に表示する。
また、主制御部26は、例えば所定のインターバルで到来するログイン制御タイミングになると(S209でYES)、次のログイン制御処理を行う(S210)。
図9は、図8に示すログイン制御処理(S210)を説明するためのフロー図である。
先ず、主制御部26は、ログイン先候補記憶部251を参照し、ログイン先のIP交換機1より上位の優先順位を持つ稼動中のIP交換機1が存在するか否かを調べる(S2101)。具体的には、フィールド2515にログイン中であることを示すフラグが登録されているレコード2510を、ログイン先候補記憶部251から検索する。次に、検索したレコード2510のフィールド2513に登録されている優先順位を特定する。そして、この特定した優先順位より上位の優先順位がフィールド2513に登録され、且つフィールド2514に登録されている稼動状態が「稼動中」のレコード2510を、ログイン先候補記憶部251から検索する。
ログイン先のIP交換機1より上位の優先順位を持つ稼動中のIP交換機1が存在する場合(S2101でYES)、上位ログイン処理部263は、IPネットワークIF部20を介して、現在ログインしているIP交換機1にログアウト要求を送信して、このIP交換機1からログアウトする(S2102)。
次に、上位ログイン処理部263は、ログイン先候補記憶部251に記憶されている、ログイン先のIP交換機1のレコード2510を更新する(S2103)。具体的には、フィールド2515にログイン中であることを示すフラグが登録されているレコード2510を、ログイン先候補記憶部251から検索する。次に、検索したレコード2510のフィールド2515に登録されているログイン中であることを示すフラグ、およびフィールド2516に登録されているライフチェック受信時刻を消去すると共に、フィールド2514に登録されている稼動状態を「不明」に更新する。また、表示処理部265は、それまでログインしていたIP交換機1からログアウトした旨のメッセージを操作パネル部22に表示する。
次に、上位ログイン処理部263は、最上位の優先順位を持つ稼動中のIP交換機1にログインする(S2104)。具体的には、フィールド2514に稼動状態「稼動中」が登録されているレコード2510の中で、フィールド2513に登録されている優先順位が最も上位のレコード2510を、ログイン先候補記憶部251から検索する。そして、IPネットワークIF部20を介して、検索したレコード2510のフィールド2511に登録されている交換機ID、あるいはフィールド2512に登録されているアドレス情報により特定されるIP交換機1に、ログイン要求を送信し、このIP交換機1にログインする。
次に、上位ログイン処理部263は、ログイン先候補記憶部251に記憶されている、ログイン先のIP交換機1のレコード2510を更新する(S2105)。具体的には、フィールド2511にログイン先のIP交換機1の交換機IDが登録されているレコード2510、あるいはフィールド2512にログイン先のIP交換機1のアドレス情報が登録されているレコード2510を、ログイン先候補記憶部251から検索する。次に、検索したレコード2510のフィールド2515にログイン中であることを示すフラグを登録する。また、表示処理部265は、IP交換機1にログインした旨のメッセージを操作パネル部22に表示する。
一方、ログイン先のIP交換機1より上位の優先順位を持つ稼動中のIP交換機1が存在しない場合(S2101でNO)、主制御部26は、ログイン先候補記憶部251を参照し、ログイン先のIP交換機1が稼動中であるか否かを調べる(S2106)。具体的には、フィールド2515にログイン中であることを示すフラグが登録されているレコード2510を、ログイン先候補記憶部251から検索する。そして、検索したレコード2510のフィールド2514に登録されている稼動状態が「稼動中」であるか否かを調べる。ログイン先のIP交換機1が稼動中であれば場合(S2106でYES)、このフローを終了する。
また、ログイン先のIP交換機1が稼動中でない場合(S2106でNO)、下位ログイン処理部264は、IPネットワークIF部20を介して、現在ログインしているIP交換機1にログアウト要求を送信して、このIP交換機1からログアウトする(S2107)。
次に、下位ログイン処理部264は、ログイン先候補記憶部251に記憶されている、ログイン先のIP交換機1のレコード2510を更新する(S2108)。具体的には、フィールド2515にログイン中であることを示すフラグが登録されているレコード2510を、ログイン先候補記憶部251から検索する。次に、検索したレコード2510のフィールド2515に登録されているログイン中であることを示すフラグ、およびフィールド2516に登録されているライフチェック受信時刻を消去すると共に、フィールド2514に登録されている稼動状態を「不明」に更新する。また、表示処理部265は、それまでログインしていたIP交換機1からログアウトした旨のメッセージを操作パネル部22に表示する。
次に、下位ログイン処理部264は、ログアウトしたIP交換機1より一つ下位の優先順位を持つIP交換機1にログインする(S2109)。具体的には、フィールド2514に稼動状態「不明」が登録されているレコード2510(但し、S2108で情報を更新した、直前にログアウトしたIP交換機1のレコード2510を除く)の中で、フィールド2513に登録されている優先順位が最も上位のレコード2510を、ログイン先候補記憶部251から検索する。そして、IPネットワークIF部20を介して、検索したレコード2510のフィールド2511に登録されている交換機ID、あるいはフィールド2512に登録されているアドレス情報により特定されるIP交換機1に、ログイン要求を送信し、このIP交換機1にログインする。なお、このIP交換機1へのログインに失敗したときには、さらに一つ下位の優先順位をもつIP交換機1にログインする。
ログインに成功したら、下位ログイン処理部264は、ログイン先候補記憶部251に記憶されている、ログイン先のIP交換機1のレコード2510を更新する(S2110)。具体的には、フィールド2511にログイン先のIP交換機1の交換機IDが登録されているレコード2510、あるいはフィールド2512にログイン先のIP交換機1のアドレス情報が登録されているレコード2510を、ログイン先候補記憶部251から検索する。次に、検索したレコード2510のフィールド2515にログイン中であることを示すフラグを登録すると共にフィールド2514に登録されている稼動状態を「稼働中」に更新する。また、表示処理部265は、IP交換機1にログインした旨のメッセージを操作パネル部22に表示する。
次に、図1に示すIP電話システムの動作例を説明する。
図10は、図1に示すIP電話システムを、比較的小規模な事業体に適用した場合の例を示している。この例では、本社、支社の各拠点にIP端末2が配置され、これら全てのIP端末2に対するIP電話交換サービスを、2つのIP交換機1(交換機ID「001」、「002」)で賄う場合を示している。
図示するように、交換機ID「001」のIP交換機1は、優先順位「1」であり、交換機ID「002」のIP交換機1の情報が、管理対象のIP交換機1の情報として、管理対象記憶部122に登録されている。
また、交換機ID「002」のIP交換機1は、優先順位「2」であり、交換機ID「001」のIP交換機1の情報が、管理対象のIP交換機1の情報として、管理対象記憶部122に登録されている。
また、本社、支社の各拠点に配置されたIP端末2には、交換機ID「001」のIP交換機1の情報、および交換機ID「002」のIP交換機1の情報が、ログイン先候補のIP交換機1の情報として、ログイン先候補記憶部251に登録されている。
図11は、図10に示す例において、交換機ID「001」のIP交換機1に障害が発生し、これによりIP端末2のログイン先が交換機ID「001」のIP交換機1から交換機ID「002」のIP交換機1に変更される場合のシーケンスを示す図である。
交換機ID「001」のIP交換機1が「運用系」で稼働中であり(S401)、交換機ID「002」のIP交換機1が「待機系」で稼働中であり(S402)、IP端末2のログイン先が交換機ID「001」のIP交換機1であるとする(S403)。
この場合、IP端末2は、端末画面(操作パネル部22)に、交換機ID「001」のIP交換機1にログインしていることを示すメッセージを表示する(S404)。
また、交換機ID「001」のIP交換機1は、交換機ID「002」のIP交換機1に、自身の動作モード「運用系」が記述された動作モード通知を定期的に送信する。同様に、交換機ID「002」のIP交換機1は、交換機ID「001」のIP交換機1に、自身の動作モード「待機系」が記述された動作モード通知を定期的に送信する(S405)。
また、交換機ID「001」のIP交換機1は、定期的に、自IP交換機1にログインしているIP端末2にライフチェック通知を送信して、このIP端末2からのライフチェック通知に対する応答を確認することにより、このIP端末2のライフチェック処理を行う(S406)。
さて、交換機ID「001」のIP交換機1に障害が発生し、動作が停止したとする(S407)。この結果、交換機ID「001」のIP交換機1による動作モード通知が途絶え、交換機ID「002」のIP交換機1は、動作モード「運用系」のIP交換機1の障害を検出する(S408)。そして、交換機ID「002」のIP交換機1は、自IP交換機1の動作モードを「待機系」から「運用系」に切り替える(S409)。
また、交換機ID「001」のIP交換機1によるライフチェック通知が途絶え、IP端末2は、ログイン先のIP交換機1の障害を検出する(S410)。そして、IP端末2の端末画面に、ログイン先のIP交換機1に障害が発生していることを示すメッセージを表示する(S411)。
次に、IP端末2は、ログイン先のIP交換機1(交換機ID「001」)からログアウトし(S412)、交換機ID「002」のIP交換機1にログインする(S414)。これにより、ログイン先が交換機ID「001」のIP交換機1から交換機ID「002」のIP交換機1に変更される(S415)。
なお、IP端末2は、交換機ID「001」のIP交換機1からログアウトした後、交換機ID「002」のIP交換機1にログインするまでの間、IP電話交換サービスを受けられない旨のメッセージを端末画面に表示する(S413)。そして、交換機ID「002」のIP交換機1にログインしたならば、交換機ID「002」のIP交換機1にログインしていることを示すメッセージを表示する(S416)。
その後、交換機ID「002」のIP交換機1は、定期的に、自IP交換機1にログインしているIP端末2にライフチェック通知を送信して、このIP端末2からのライフチェック通知に対する応答を確認することにより、このIP端末2のライフチェック処理を行う(S417)。
また、IP端末2は、定期的に、交換機ID「001」のIP交換機1に稼動状態問合せを送信し、その応答を確認することで、交換機ID「001」のIP交換機1が復旧したか否かを調べる(S418)。
図12は、図10に示す例において、交換機ID「001」のIP交換機1が障害から復旧し、これによりIP端末2のログイン先が交換機ID「002」のIP交換機1から交換機ID「001」のIP交換機1に変更される場合のシーケンスを示す図である。
交換機ID「001」のIP交換機1が停止中であり(S421)、交換機ID「002」のIP交換機1が「運用系」で稼働中であり(S422)、IP端末2のログイン先が交換機ID「002」のIP交換機1であるとする(S423)。
この場合、IP端末2は、端末画面(操作パネル部22)に、交換機ID「002」のIP交換機1にログインしていることを示すメッセージを表示する(S424)。
ここで、交換機ID「001」のIP交換機1が障害から復旧し、「待機系」で動作を再開したとする(S425)。交換機ID「002」のIP交換機1は、交換機ID「001」のIP交換機1に、自身の動作モード「運用系」が記述された動作モード通知を定期的に送信しているが、これに加えて交換機ID「001」のIP交換機1も、交換機ID「002」のIP交換機1に、自身の動作モード「待機系」が記述された動作モード通知の定期的な送信を開始する(S426)。
これにより、交換機ID「002」のIP交換機1は、自IP交換機1よりも上位の優先順位を持つ交換機ID「001」のIP交換機1の稼動を検出し(S427)、自IP交換機1の動作モードを「運用系」から「待機系」に切り替える(S428)。
その後、交換機ID「001」のIP交換機1は、「運用系」で稼動中のIP交換機1が存在しないことを検出する(S429)。そして、自IP交換機1が稼働中のIP交換機1の中で最上位の優先順位を持つことを確認し、自IP交換機1の動作モードを「待機系」から「運用系」に切り替える(S430)。
この結果、交換機ID「001」のIP交換機1は、交換機ID「002」のIP交換機1に、自身の動作モード「運用系」が記述された動作モード通知を定期的に送信する。同様に、交換機ID「002」のIP交換機1は、交換機ID「001」のIP交換機1に、自身の動作モード「待機系」が記述された動作モード通知を定期的に送信する(S431)。
また、交換機ID「001」のIP交換機1は、IP端末2から定期的に送られてくる稼動状態問合せに応答する(S432)。IP端末2は、この応答により、ログイン先のIP交換機1(交換機ID「002」)より上位の優先順位を持つログイン先候補である交換機ID「001」のIP交換機1が復旧したことを検出する(S433)。そして、ログイン先より上位の優先順位を持つログイン先候補のIP交換機1(交換機ID「001」)が復旧したことを示すメッセージを端末画面に表示する(S434)。
それから、IP端末2は、ログイン先のIP交換機1(交換機ID「002」)からログアウトし(S435)、交換機ID「001」のIP交換機1にログインする(S437)。これにより、ログイン先が交換機ID「002」のIP交換機1から交換機ID「001」のIP交換機1に変更される(S438)。
なお、IP端末2は、交換機ID「002」のIP交換機1からログアウトした後、交換機ID「001」のIP交換機1にログインするまでの間、IP電話交換サービスを受けられない旨のメッセージを端末画面に表示する(S436)。そして、交換機ID「001」のIP交換機1にログインしたならば、交換機ID「001」のIP交換機1にログインしていることを示すメッセージを表示する(S439)。
その後、交換機ID「001」のIP交換機1は、定期的に、自IP交換機1にログインしているIP端末2にライフチェック通知を送信して、このIP端末2からのライフチェック通知に対する応答を確認することにより、このIP端末2のライフチェック処理を行う(S440)。
図13は、図1に示すIP電話システムを、比較的大規模な事業体に適用した場合の例を示している。この例では、本社、支社の各拠点にIP端末2が配置され、これら全てのIP端末2に対するIP電話交換サービスを、2つのIP交換機1(交換機ID「001」、「002」)で賄うと共に、これら2つのIP交換機1(交換機ID「001」、「002」)の両方に障害が発生した場合に、本社に配置されているIP端末2に対するIP電話交換サービスを交換機ID「003」のIP交換機1で賄い、支社に配置されているIP端末2に対するIP電話交換サービスを交換機ID「004」のIP交換機1で賄う場合を示している。
図示するように、交換機ID「001」のIP交換機1は、優先順位「1」であり、交換機ID「002」のIP交換機1、交換機ID「003」のIP交換機1、および交換機ID「004」のIP交換機1の情報が、管理対象のIP交換機1の情報として、管理対象記憶部122に登録されている。
また、交換機ID「002」のIP交換機1は、優先順位「2」であり、交換機ID「001」のIP交換機1、交換機ID「003」のIP交換機1、および交換機ID「004」のIP交換機1の情報が、管理対象のIP交換機1の情報として、管理対象記憶部122に登録されている。
また、交換機ID「003」のIP交換機1は、優先順位「3」であり、交換機ID「001」のIP交換機1、および交換機ID「002」のIP交換機1の情報が、管理対象のIP交換機1の情報として、管理対象記憶部122に登録されている。
また、交換機ID「004」のIP交換機1は、優先順位「3」であり、交換機ID「001」のIP交換機1、および交換機ID「002」のIP交換機1の情報が、管理対象のIP交換機1の情報として、管理対象記憶部122に登録されている。
また、本社に配置されたIP端末2には、交換機ID「001」のIP交換機1の情報、交換機ID「002」のIP交換機1の情報、および交換機ID「003」のIP交換機1の情報が、ログイン先候補のIP交換機1の情報として、ログイン先候補記憶部251に登録されている。
また、支社に配置されたIP端末2には、交換機ID「001」のIP交換機1の情報、交換機ID「002」のIP交換機1の情報、および交換機ID「004」のIP交換機1の情報が、ログイン先候補のIP交換機1の情報として、ログイン先候補記憶部251に登録されている。
図14は、図13に示す例において、交換機ID「001」のIP交換機1に障害が発生し、これにより、支社に設置されたIP端末2のログイン先が交換機ID「001」のIP交換機1から交換機ID「002」のIP交換機1に変更される場合のシーケンスを示す図である。
交換機ID「001」のIP交換機1が「運用系」で稼働中であり(S501)、交換機ID「002」のIP交換機1が「待機系」で稼働中であり(S502)、交換機ID「004」のIP交換機1が「待機系」で稼働中であり(S503)、支社に設置されたIP端末2のログイン先が交換機ID「001」のIP交換機1であるとする(S504)。
この場合、IP端末2(支社)は、端末画面(操作パネル部22)に、交換機ID「001」のIP交換機1にログインしていることを示すメッセージを表示する(S505)。
また、交換機ID「001」のIP交換機1は、交換機ID「002」のIP交換機1、交換機ID「003」のIP交換機1(不図示)、および交換機ID「004」のIP交換機1のそれぞれに、自身の動作モード「運用系」が記述された動作モード通知を定期的に送信する。また、交換機ID「002」のIP交換機1は、交換機ID「001」のIP交換機1、交換機ID「003」のIP交換機1(不図示)、および交換機ID「004」のIP交換機1のそれぞれに、自身の動作モード「待機系」が記述された動作モード通知を定期的に送信する。また、交換機ID「004」のIP交換機1は、交換機ID「001」のIP交換機1、および交換機ID「002」のIP交換機1のそれぞれに、自身の動作モード「待機系」が記述された動作モード通知を定期的に送信する(S506)。
また、交換機ID「001」のIP交換機1は、定期的に、自IP交換機1にログインしているIP端末2(支社)にライフチェック通知を送信して、このIP端末2(支社)からのライフチェック通知に対する応答を確認することにより、このIP端末2(支社)のライフチェック処理を行う(S507)。
さて、交換機ID「001」のIP交換機1に障害が発生し、動作が停止したとする(S508)。この結果、交換機ID「001」のIP交換機1による動作モード通知が途絶え、交換機ID「002」のIP交換機1は、動作モード「運用系」のIP交換機1の障害を検出する(S509)。そして、自IP交換機1の動作モードを「待機系」から「運用系」に切り替える(S510)。
一方、交換機ID「004」のIP交換機1も、同様に、動作モード「運用系」のIP交換機1の障害を検出する(S511)。しかし、自IP交換機1より上位の優先順位を持つ稼働中のIP交換機1(交換機ID「002」)が存在するため、動作モードの切り替えは行わない。したがって、交換機ID「004」のIP交換機1の動作モードは「待機系」のままである。
また、交換機ID「001」のIP交換機1によるライフチェック通知が途絶え、IP端末2(支社)は、ログイン先のIP交換機1の障害を検出する(S512)。そして、IP端末2の端末画面に、ログイン先のIP交換機1に障害が発生していることを示すメッセージを表示する(S513)。
次に、IP端末2は、ログイン先のIP交換機1(交換機ID「001」)からログアウトし(S514)、このIP交換機1より一つ下位の優先順位を持つ交換機ID「002」のIP交換機1にログインする(S516)。これにより、ログイン先が交換機ID「001」のIP交換機1から交換機ID「002」のIP交換機1に変更される(S517)。
なお、IP端末2(支社)は、交換機ID「001」のIP交換機1からログアウトした後、交換機ID「002」のIP交換機1にログインするまでの間、IP電話交換サービスを受けられない旨のメッセージを端末画面に表示する(S515)。そして、交換機ID「002」のIP交換機1にログインしたならば、交換機ID「002」のIP交換機1にログインしていることを示すメッセージを表示する(S518)。
その後、交換機ID「002」のIP交換機1は、定期的に、自IP交換機1にログインしているIP端末2(支社)にライフチェック通知を送信して、このIP端末2からのライフチェック通知に対する応答を確認することにより、このIP端末2(支社)のライフチェック処理を行う(S519)。
また、IP端末2(支社)は、定期的に、交換機ID「001」のIP交換機1に稼動状態問合せを送信し、その応答を確認することで、交換機ID「001」のIP交換機1が復旧したか否かを調べる(S520)。
図15は、図13に示す例において、交換機ID「001」のIP交換機1の停止中に、交換機ID「002」のIP交換機1に障害が発生し、これにより、支社に設置されたIP端末2のログイン先が交換機ID「002」のIP交換機1から交換機ID「004」のIP交換機1に変更される場合のシーケンスを示す図である。
交換機ID「001」のIP交換機1が「停止中」であり(S531)、交換機ID「002」のIP交換機1が「運用系」で稼働中であり(S532)、交換機ID「004」のIP交換機1が「待機系」で稼働中であり(S533)、支社に設置されたIP端末2のログイン先が交換機ID「002」のIP交換機1であるとする(S534)。
この場合、IP端末2(支社)は、端末画面(操作パネル部22)に、交換機ID「002」のIP交換機1にログインしていることを示すメッセージを表示する(S535)。
また、交換機ID「002」のIP交換機1は、交換機ID「001」のIP交換機1、交換機ID「003」のIP交換機1(不図示)、および交換機ID「004」のIP交換機1のそれぞれに、自身の動作モード「運用系」が記述された動作モード通知を定期的に送信する。また、交換機ID「004」のIP交換機1は、交換機ID「001」のIP交換機1、および交換機ID「002」のIP交換機1のそれぞれに、自身の動作モード「待機系」が記述された動作モード通知を定期的に送信する(S536)。但し、交換機ID「001」のIP交換機1は、停止中であるので、これらの動作モード通知を受信しない。
また、交換機ID「002」のIP交換機1は、定期的に、自IP交換機1にログインしているIP端末2(支社)にライフチェック通知を送信して、このIP端末2(支社)からのライフチェック通知に対する応答を確認することにより、このIP端末2(支社)のライフチェック処理を行う(S537)。
さて、交換機ID「002」のIP交換機1に障害が発生し、動作が停止したとする(S538)。この結果、交換機ID「002」のIP交換機1による動作モード通知が途絶え、交換機ID「004」のIP交換機1は、動作モード「運用系」のIP交換機1の障害を検出する(S539)。そして、自IP交換機1の動作モードを「待機系」から「運用系」に切り替える(S540)。
また、交換機ID「002」のIP交換機1によるライフチェック通知が途絶え、IP端末2(支社)は、ログイン先のIP交換機1の障害を検出する(S541)。そして、IP端末2の端末画面に、ログイン先のIP交換機1に障害が発生していることを示すメッセージを表示する(S542)。
次に、IP端末2は、ログイン先のIP交換機1(交換機ID「002」)からログアウトし(S543)、このIP交換機1より一つ下位の優先順位を持つ交換機ID「004」のIP交換機1にログインする(S545)。これにより、ログイン先が交換機ID「002」のIP交換機1から交換機ID「004」のIP交換機1に変更される(S546)。
なお、IP端末2(支社)は、交換機ID「002」のIP交換機1からログアウトした後、交換機ID「004」のIP交換機1にログインするまでの間、IP電話交換サービスを受けられない旨のメッセージを端末画面に表示する(S544)。そして、交換機ID「004」のIP交換機1にログインしたならば、交換機ID「004」のIP交換機1にログインしていることを示すメッセージを表示する(S547)。
その後、交換機ID「004」のIP交換機1は、定期的に、自IP交換機1にログインしているIP端末2(支社)にライフチェック通知を送信して、このIP端末2からのライフチェック通知に対する応答を確認することにより、このIP端末2(支社)のライフチェック処理を行う(S548)。
また、IP端末2(支社)は、定期的に、交換機ID「001」のIP交換機1および交換機ID「002」のIP交換機1のそれぞれに、稼動状態問合せを送信し、その応答を確認することで、交換機ID「001」のIP交換機1および交換機ID「002」のIP交換機1が復旧したか否かを調べる(S549)。
図16は、図13に示す例において、交換機ID「001」のIP交換機1および交換機ID「002」のIP交換機1が障害から復旧し、これにより、支社に設置されたIP端末2のログイン先が交換機ID「004」のIP交換機1から交換機ID「001」のIP交換機1に変更される場合のシーケンスを示す図である。
交換機ID「001」のIP交換機1が「停止中」であり(S561)、交換機ID「002」のIP交換機1が「停止中」であり(S562)、交換機ID「004」のIP交換機1が「運用系」で稼働中であり(S563)、IP端末2(支社)のログイン先が交換機ID「004」のIP交換機1であるとする(S564)。
この場合、IP端末2(支社)は、端末画面(操作パネル部22)に、交換機ID「004」のIP交換機1にログインしていることを示すメッセージを表示する(S565)。
ここで、交換機ID「001」のIP交換機1および交換機ID「002」の交換機1がそれぞれ障害から復旧し、「待機系」で動作を再開したとする(S566、S567)。交換機ID「004」のIP交換機1は、交換機ID「001」のIP交換機1および交換機ID「002」のIP交換機1に、自身の動作モード「運用系」が記述された動作モード通知を定期的に送信しているが、これに加えて交換機ID「001」のIP交換機1も、交換機ID「002」のIP交換機1、交換機ID「003」のIP交換機1(不図示)、および交換機ID「004」のIP交換機1のそれぞれに、自身の動作モード「待機系」が記述された動作モード通知の定期的な送信を開始する。同様に、交換機ID「002」のIP交換機1も、交換機ID「001」のIP交換機1、交換機ID「003」のIP交換機1(不図示)、および交換機ID「004」のIP交換機1のそれぞれに、自身の動作モード「待機系」が記述された動作モード通知の定期的な送信を開始する(S568)。
これにより、交換機ID「004」のIP交換機1は、自IP交換機1よりも上位の優先順位を持つ交換機ID「001」のIP交換機1、および交換機ID「002」のIP交換機1の稼動を検出し(S569)、自IP交換機1の動作モードを「運用系」から「待機系」に切り替える(S570)。
その後、交換機ID「001」のIP交換機1は、「運用系」で稼動中のIP交換機1が存在しないことを検出する(S571)。そして、自IP交換機1が稼働中のIP交換機1の中で最も上位の優先順位を持つことを確認し、自IP交換機1の動作モードを「待機系」から「運用系」に切り替える(S572)。同様に、交換機ID「002」のIP交換機1は、「運用系」で稼動中のIP交換機1が存在しないことを検出する(S573)。しかし、自IP交換機1よりも上位の優先順位を持つIP交換機1(交換機ID「001」)が稼動中であるため、自IP交換機1の動作モードの切り替えは行わない。したがって、交換機ID「002」のIP交換機1の動作モードは、「待機系」のままである。
この結果、交換機ID「001」のIP交換機1は、交換機ID「002」のIP交換機1、交換機ID「003」のIP交換機1(不図示)、および交換機ID「004」のIP交換機1のそれぞれに、自身の動作モード「運用系」が記述された動作モード通知を定期的に送信する。また、交換機ID「002」のIP交換機1は、交換機ID「001」のIP交換機1、交換機ID「003」のIP交換機1(不図示)、および交換機ID「004」のIP交換機1のそれぞれに、自身の動作モード「待機系」が記述された動作モード通知を定期的に送信する。また、交換機ID「004」のIP交換機1は、交換機ID「001」のIP交換機1、および交換機ID「002」のIP交換機1のそれぞれに、自身の動作モード「待機系」が記述された動作モード通知を定期的に送信する。
また、交換機ID「001」のIP交換機1および交換機ID「002」のIP交換機1は、IP端末2(支社)から定期的に送られてくる稼動状態問合せに応答する(S574)。IP端末2(支社)は、この応答により、ログイン先のIP交換機1(交換機ID「004」)より上位の優先順位を持つログイン先候補である交換機ID「001」のIP交換機1および交換機ID「002」のIP交換機1が復旧したことを検出する(S575)。そして、ログイン先より上位の優先順位を持つIP交換機1が復旧したことを示すメッセージを端末画面に表示する(S576)。
それから、IP端末2(支社)は、ログイン先のIP交換機1(交換機ID「004」)からログアウトし(S577)、稼動中のログイン先候補の中で最上位の優先順位を持つ交換機ID「001」のIP交換機1にログインする(S579)。これにより、ログイン先が交換機ID「004」のIP交換機1から交換機ID「001」のIP交換機1に変更される(S580)。
なお、IP端末2(支社)は、交換機ID「004」のIP交換機1からログアウトした後、交換機ID「001」のIP交換機1にログインするまでの間、IP電話交換サービスを受けられない旨のメッセージを端末画面に表示する(S578)。そして、交換機ID「001」のIP交換機1にログインしたならば、交換機ID「001」のIP交換機1にログインしていることを示すメッセージを表示する(S581)。
その後、交換機ID「001」のIP交換機1は、定期的に、自IP交換機1にログインしているIP端末2(支社)にライフチェック通知を送信して、このIP端末2(支社)からのライフチェック通知に対する応答を確認することにより、このIP端末2(支社)のライフチェック処理を行う(S582)。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
本実施の形態では、複数のIP交換機1のそれぞれに優先順位を付与している。そして、稼働中のIP交換機1の中で最も高い優先順位を持つIP交換機1が運用系で稼動し、その他のIP交換機1が待機系で稼動するように、各IP交換機1が自律的に動作モードを切り替える。このため、IP交換機1を3重以上に多重化する場合でも、各IP交換機1の動作モードの切り替えを適切に行うことができる。
また、本実施の形態では、IP端末2が、稼働中のIP交換機1の中で最も高い優先順位を持つIP交換機1にログインし、このIP交換機1からIP電話交換サービスを受ける。したがって、各IP交換機1の動作モードの切り替えに追従してIP端末2のログイン先を変更できる。
また、本実施の形態において、IP交換機1は、管理対象となる他のIP交換機1の情報を予め登録しておき、管理対象各々の稼動状態および優先順位に基づいて自IP交換機1の動作モードを制御する。また、IP端末2は、ログイン先候補のIP交換機1の情報を予め登録しておき、ログイン先候補各々の稼動状態および優先順位に基づいて自IP端末2のログイン先を制御する。このようにすることで、例えば、優先順位の上位n番目までのIP交換機1各々をシステム全体で1台ずつ配置する共に、優先順位の上位n+1番目以降のIP交換機1各々をそれぞれの拠点に1台ずつ配置し、優先順位の上位n番目までのIP交換機1に、全てのIP端末2に対してIP電話交換サービスを提供させると共に、優先順位の上位n+1番目以降のIP交換機1に、同じ拠点内のIP端末2に対してIP電話交換サービスを提供させる(図13参照)といった、柔軟なバックアップシステムを構築することが可能となる。
また、本実施の形態において、IP端末2は、ログイン先のIP交換機1の情報、ログイン先のIP交換機1の障害、およびログイン先変更時に生じるIP電話交換サービスの使用不可等を、端末画面に表示している。したがって、ユーザの使い勝手が向上する。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、IP交換機1、IP端末2の構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実行されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processer)、PC(Personal Computer)などの計算機によりソフトウエア的に実行されるものでもよい。
なお、本発明は、大規模の事業体、例えばメガバンクなどのように、本社や本店があり、各地に支社や支社が存在し、それぞれにIP端末を設置して営業活動を行うような場合において、各拠点に設置された全てのIP端末をWAN(Wide Area Network)等の回線(ネットワーク)を介して多重化されたIP交換機に収容し、各IP交換機でIP端末2の呼制御を実行することにより、IP端末相互間の通話を管理するような場合に好適である。
図1は、本発明の一実施の形態が適用されたIP電話システムの概略図である。 図2は、IP交換機1の概略構成図である。 図3は、管理対象記憶部122の登録内容を模式的に表した図である。 図4は、IP交換機1の動作モード切替処理を説明するためのフロー図である。 図5は、図4に示す切替制御処理(S112)を説明するためのフロー図である。 図6は、IP端末2の概略構成図である。 図7は、ログイン先候補記憶部251の登録内容を模式的に表した図である。 図8は、IP交換機1のログイン先変更処理を説明するためのフロー図である。 図9は、図8に示すログイン制御処理(S210)を説明するためのフロー図である。 図10は、図1に示すIP電話システムを、比較的小規模な事業体に適用した場合の例を示す図である。 図11は、図10に示す例において、交換機ID「001」のIP交換機1に障害が発生し、これにより、IP端末2のログイン先が交換機ID「001」のIP交換機1から交換機ID「002」のIP交換機1に変更される場合のシーケンスを示す図である。 図12は、図10に示す例において、交換機ID「001」のIP交換機1が障害から復旧し、これによりIP端末2のログイン先が交換機ID「002」のIP交換機1から交換機ID「001」のIP交換機1に変更される場合のシーケンスを示す図である。 図13は、図1に示すIP電話システムを、比較的大規模な事業体に適用した場合の例を示している。 図14は、図13に示す例において、交換機ID「001」のIP交換機1に障害が発生し、これにより支社に設置されたIP端末2のログイン先が交換機ID「001」のIP交換機1から交換機ID「002」のIP交換機1に変更される場合のシーケンスを示す図である。 図15は、図13に示す例において、交換機ID「001」のIP交換機1の停止中に、交換機ID「002」のIP交換機1に障害が発生し、これにより、支社に設置されたIP端末2のログイン先が交換機ID「002」のIP交換機1から、支社内の交換機ID「004」のIP交換機1に変更される場合のシーケンスを示す図である。 図16は、図13に示す例において、交換機ID「001」のIP交換機1および交換機ID「002」のIP交換機1が障害から復旧し、これにより、支社に設置されたIP端末2のログイン先が交換機ID「004」のIP交換機1から交換機ID「001」のIP交換機1に変更される場合のシーケンスを示す図である。
符号の説明
1:IP交換機、2:IP端末、3:IPネットワーク、10:IPネットワークIF部、11:通話路スイッチ部、12:記憶部、13:主制御部、20:IPネットワークIF部、21:呼制御部、22:操作パネル部、23:ハンドセット部、24:音声処理部、25:記憶部、26:主制御部、121:局データ記憶部、122:管理対象記憶部、131:動作モード通知部、132:稼動状態判断部、133:運用系切替部、134:待機系切替部、135:問合せ応答部、136:ライフチェック処理部、251:ログイン先候補記憶部、261:障害検出部、262:復旧検出部、263:上位ログイン処理部、264:下位ログイン処理部、265:表示処理部

Claims (10)

  1. IPネットワークを介して相互接続された、運用系および待機系のいずれかの動作モードで稼動する複数のIP交換機と、いずれかの前記IP交換機にログインして、当該IP交換機からIP電話交換サービスを受ける少なくとも一台のIP端末と、を有するIP電話システムであって、
    前記IP交換機は、
    他の前記IP交換機に、自IP交換機の動作モードを定期的に通知する動作モード通知手段と、
    他の前記IP交換機の優先順位と他の前記IP交換機から通知された動作モードとを対応付けて記憶する管理対象記憶手段と、
    前記管理対象記憶手段で記憶される他の前記IP交換機の前記動作モードに基づいて、当該他の前記IP交換機の動作モードを判断し、他の前記IP交換機からの前記動作モードの通知の有無に基づいて、当該他の前記IP交換機の稼動状態を判断する稼動状態判断手段と、
    前記稼動状態判断手段により運用系で稼働中と判断された他の前記IP交換機が存在せず、且つ前記稼動状態判断手段により待機系で稼働中と判断された他の前記IP交換機の前記優先順位が前記自IP交換機の優先順位より低い場合において、前記自IP交換機の動作モードが待機系ならば、動作モードを待機系から運用系に切り替える運用系切替手段と、
    前記稼動状態判断手段により待機系で稼働中と判断された他の前記IP交換機の中に、前記IP交換機の優先順位よりも高い優先順位を持つ前記IP交換機が存在する場合において、前記自IP交換機の動作モードが運用系ならば、動作モードを運用系から待機系に切り替える待機系切替手段と、を有する
    ことを特徴とするIP電話システム。
  2. 請求項1に記載のIP電話システムであって、
    前記IP交換機は、
    前記IP端末からの稼動状態の問合せに応答する問合せ応答手段をさらに有し、
    前記IP端末は、
    ログイン先の候補となる前記IP交換機のアドレス情報を、当該IP交換機に付与された前記優先順位と共に記憶するログイン先候補記憶手段と、
    前記ログイン先候補記憶手段に記憶されている、ログイン中の前記IP交換機よりも高い優先順位を持つログイン先候補に、前記稼動状態の問合せを通知する問合せ通知手段と、
    前記稼動状態の問合せに対する応答を受信した場合に、ログイン中の前記IP交換機からログアウトし、前記応答の送信元のログイン先候補の中で最も高い優先順位を持つ前記IP交換機にログインし、
    当該ログイン中の前記IP交換機に障害が発生した場合に、当該IP交換機からログアウトし、前記ログイン先候補記憶手段に記憶されている、当該ログアウトした前記IP交換機より優先順位が一つ低い前記IP交換機にログインするログイン手段と、を有する
    ことを特徴とするIP電話システム。
  3. 請求項2に記載のIP電話システムであって、
    前記IP端末は、
    ログイン中の前記IP交換機の情報を表示すると共に、ログアウト中はIP交換サービスを受けられない旨のメッセージを表示する表示手段をさらに有する
    ことを特徴とするIP電話システム。
  4. 請求項3に記載のIP電話システムであって、
    前記表示手段は、
    ログイン中の前記IP交換機に障害が発生した場合に、当該IP交換機に障害が発生した旨のメッセージを表示する
    ことを特徴とするIP電話システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のIP電話システムであって、
    前記IP交換機の前記管理対象記憶手段は、
    の前記IP交換機のアドレス情報をさらに記憶し、
    前記稼動状態判断手段は、
    前記管理対象記憶手段にアドレス情報が記憶されている他の前記IP交換機からの前記動作モードの通知の有無に基づいて、当該他の前記IP交換機の稼動状態を判断する
    ことを特徴とするIP電話システム。
  6. 運用系および待機系のいずれかの動作モードで稼動するIP交換機であって、
    他の前記IP交換機に、自IP交換機の動作モードを通知する動作モード通知手段と、
    他の前記IP交換機の優先順位と他の前記IP交換機から通知された動作モードとを対応付けて記憶する管理対象記憶手段と、
    前記管理対象記憶手段で記憶される他の前記IP交換機からの前記動作モードに基づいて、当該他の前記IP交換機の動作モードを判断し、他の前記IP交換機の前記動作モードの通知の有無に基づいて、当該他の前記IP交換機の稼動状態を判断する稼動状態判断手段と、
    前記稼動状態判断手段により運用系で稼働中と判断された他の前記IP交換機が存在せず、且つ前記稼動状態判断手段により待機系で稼働中と判断された他の前記IP交換機の前記優先順位が前記自IP交換機の優先順位より低い場合において、前記自IP交換機の動作モードが待機系ならば、動作モードを待機系から運用系に切り替える運用系切替手段と、
    前記稼動状態判断手段により待機系で稼働中と判断された他の前記IP交換機の中に、前記IP交換機の優先順位よりも高い優先順位を持つ前記IP交換機が存在する場合において、前記自IP交換機の動作モードが運用系ならば、動作モードを運用系から待機系に切り替える待機系切替手段と、を有する
    ことを特徴とするIP交換機。
  7. IP交換機にログインしてIP電話交換サービスを受けるIP端末であって、
    ログイン先の候補となる前記IP交換機のアドレス情報を、当該IP交換機に付与された優先順位と共に記憶するログイン先候補記憶手段と、
    前記ログイン先候補記憶手段に記憶されている、ログイン中の前記IP交換機よりも高い優先順位を持つログイン先候補に稼動状態の問合せを通知する問合せ通知手段と、
    前記稼動状態の問合せに対する応答を受信した場合に、ログイン中の前記IP交換機からログアウトし、前記応答の送信元のログイン先候補の中で最も高い優先順位を持つ前記IP交換機にログインし、
    当該ログイン中の前記IP交換機に障害が発生した場合に、当該IP交換機からログアウトし、前記ログイン先候補記憶手段に記憶されている、当該ログアウトした前記IP交換機より優先順位が一つ低い前記IP交換機にログインするログイン手段と、を有する
    ことを特徴とするIP端末。
  8. 請求項7に記載のIP端末であって、
    前記稼働状態の問合わせに対する応答の受信または当該応答の未受信に応じて、前記IPネットワークの状態を表示する表示手段と、
    を有することを特徴とするIP端末。
  9. 運用系および待機系のいずれかの動作モードで稼動するIP交換機のバックアップ方法であって、
    IPネットワークを介して相互接続された複数のIP交換機各々が、
    他の前記IP交換機の優先順位を記憶し、
    他の前記IP交換機に、自IP交換機の動作モードを通知すると共に、他の前記IP交換機からの前記動作モードの通知の有無に基づいて、当該他の前記IP交換機の稼動状態を判断し、
    運用系で稼働中と判断された他の前記IP交換機が存在せず、且つ待機系で稼働中と判断された他の前記IP交換機の前記優先順位が前記自IP交換機の優先順位より低い場合に、前記自IP交換機の動作モードが待機系ならば、動作モードを待機系から運用系に切り替え、
    待機系で稼働中と判断された他の前記IP交換機の中に、前記IP交換機の優先順位よりも高い優先順位を持つ前記IP交換機が存在する場合に、前記自IP交換機の動作モードが運用系ならば、動作モードを運用系から待機系に切り替える
    ことを特徴とするIP交換機のバックアップ方法。
  10. 複数のIP交換機のいずれかにログインしてIP電話交換サービスを受けるIP端末のログイン方法であって、
    ログイン先の候補となる前記IP交換機のうち、ログイン中の前記IP交換機よりも高い優先順位を持つログイン先候補に稼動状態の問合せを通知し、
    前記稼動状態の問合せに対する応答を受信した場合に、ログイン中の前記IP交換機からログアウトし、前記応答の送信元のログイン先候補の中で最も高い優先順位を持つ前記IP交換機にログインし、
    ログイン中の前記IP交換機に障害が発生した場合に、当該IP交換機からログアウトし、当該ログアウトした前記IP交換機より優先順位が一つ低いログイン先候補の前記IP交換機にログインする
    ことを特徴とするIP端末のログイン方法。
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