JP4855613B2 - エレベータの遠隔監視装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータの遠隔監視装置、より詳細には、主電源の停電時に主電源に代わって動作電力を供給する補助電源と、エレベータかご内に備えられたインターホンのためのインターホンバッテリーと、エレベータの運行状態を監視してその運行状態をエレベータ保守機関の監視センタに公衆電話回線網を介して送信する手段と、エレベータかご内に備えられた非常呼びボタンをオン操作することによりインターホンと監視センタとの間の通話を可能とする手段と、を備えたエレベータの遠隔監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エレベータは、建物内の縦の輸送手段として、中高層ビルはもとより、小規模ビルや個人住宅にも設置されている。人や貨物を乗せるエレベータは常に安全な運転状態を維持することが必要であり、そのために専任保守員により日常の絶え間ない保守・点検の作業が行われている。
【0003】
エレベータの通常の保守はエレベータ保守会社の専任保守員によって実施されているが、最近では、エレベータの運行状態を遠隔監視システムにより公衆回線を介して24時間365日体制(1日24時間、年中無休の体制)で監視するようになってきた。このため常時はエレベータの運転状態を遠隔監視システムにより遠隔監視し、異常の虞れがあるような場合と定期点検が必要な時に限って、専任保守員がエレベータの設置場所(現場)に行くような形態になってきた。
【0004】
この遠隔監視システムは、エレベータの設置建物に取付けた遠隔監視装置によって当該建物に設置されているエレベータの運転状態を常時監視し、収集した各種データを公衆回線網を通じてエレベータ保守会社の監視センタに伝送する。エレベータかご内には緊急時のためにインターホンが備えられ、停電等によりエレベータが停止し、エレベータかご内に乗客が閉じこめられたような場合、インターホンおよび遠隔監視装置を介して乗客とエレベータ保守会社の監視センタ操作員との間で通話をすることができるようにしている。
【0005】
監視センタでは多数のエレベータから伝送されてくるデータを監視し、もし異常の兆候が見つかった場合、あるいは故障が確認された場合には、専任保守員がその現場に急行して異常の確認や対策などを行う。
【0006】
このような従来の遠隔監視システムの概略構成を図13に示す。図13の遠隔監視システムにおいては、エレベータ機械室1に、エレベータの監視に必要な状態データを収集する遠隔監視装置2、およびエレベータかご3の上昇・下降・停止などを制御するエレベータ制御装置4が設置されている。遠隔監視装置2とエレベータ制御装置4とは伝送ライン5を介して接続されている。エレベータかご3には緊急時のために非常呼びボタン6Aおよびインターホン6が設けられている。エレベータ制御装置4とエレベータかご3との間の電気的接続はテールコード7を通して行われ、インターホン6の通話回路もテールコード7を通してエレベータ機械室1に接続される。
【0007】
エレベータに異常事態が発生した時には、乗客3Aがエレベータかご内操作盤に取付られている非常呼びボタン6Aをオン操作することによって、通話回路はエレベータ機械室1からさらに建物管理者の居室に設置されたインターホン親機との間の通話を可能にする。インターホン6は非常通話装置であり、そのため、エレベータ電源の停電時にも使用できるようにエレベータ機械室1にはインターホンバッテリー26が備えられている。インターホンバッテリー26としては例えばDC6VもしくはDC24VのNi−Cd電池が使用される。インターホン6は、常時はエレベータ機械室1から送られる電源電力によって動作するが、停電発生時にはインターホンバッテリー26により停電発生から30分程度までの間は動作が保証されるようにしている。
【0008】
遠隔監視装置2で収集された各種状態データは公衆電話回線網8および電話局8Aを介してエレベータ保守会社9の監視センタの受信装置へ送られる。これらのデータはエレベータ保守会社9に備えられた客先別のデータベースに格納される。遠隔監視装置2からエレベータ保守会社9へとデータ送信が行われた時は、対応する建物およびエレベータの情報がエレベータ保守会社9内のディスプレイに即座に表示される。
【0009】
遠隔監視装置2の機能は次の3つに大別される。
【0010】
第1の機能は、エレベータが故障したり停電したりして、乗客3Aがエレベータかご3内に閉じ込められたような場合、乗客3Aとエレベータ保守会社9の監視センタ操作者との間の会話を可能とし、それによって乗客3Aの不安を取り除き、早急に救助できるようにすることである。エレベータかご3内で非常呼びボタン6Aを押すと建物内の管理者に通じるようになっているが、インターホン6はエレベータの故障時や停電時に直接エレベータ保守会社9との間でも通話ができるようになっているので、乗客3Aから故障の状況や乗客の状況をエレベータ保守会社9の操作員に伝えて救助を要請したり、逆にエレベータ保守会社9から乗客に対して救助の進捗状況を報告して乗客3Aに冷静な対応を促すなどのために活用されている。
【0011】
第2の機能は、エレベータが異常になる前に予防保全機能を全うすることである。遠隔監視装置2はエレベータ制御装置4からエレベータの運転状態に関するデータを伝送ライン5を介して逐一受信しており、受信したエレベータの運転状態データは公衆電話回線網8を介して常時エレベータ保守会社9にデータ伝送する。エレベータ保守会社9では送られてきたデータの変化の様子から異常があればその前兆をキャッチすることができ、エレベータが故障して停止したり事故が発生したりしないうちに不具合箇所の点検や整備を行えるようにする。
【0012】
第3の機能は、エレベータの故障時における復旧時間の短縮に寄与することである。エレベータの運転状態に関するデータは時々刻々とエレベータ保守会社9へ伝送されるので、故障時にはエレベータ保守会社9でもその状態を的確に判断することができ、現地での対応を迅速かつ短時間に実施することができる。その結果、エレベータの復旧時間を短縮することができる。
【0013】
図14は遠隔監視装置2の概略的な内部構成を示したブロック図である。遠隔監視装置2は、エレベータ制御装置4やエレベータ保守会社9からのデータを受信処理したり保存したりするディジタル回路部10と、公衆電話回線網8との間の伝送制御を行う電話回線処理部11と、エレベータ制御装置4やエレベータ保守会社9との間のデータ伝送処理を行うデータ伝送部12と、エレベータかご3に備え付けられているインターホン6と公衆電話回線網8との間で音声処理をする音声処理部13と、各部に動作電力を供給する電源部27とから構成されている。
【0014】
ディジタル回路部10は16ビット程度のCPU14を中心として、それにプログラム格納用の読み出し専用メモリ(ROM)15、データ保存用の読み書き可能なメモリ(RAM)16、使用データ保存用の電気的に消去可能なROM(EEROM)17、日付や時間を内部で発生している時刻制御用のカレンダIC18、およびディジタルデータの入出力を処理するディジタル入出力回路33を備えて構成されている。
【0015】
電話回線処理部11は、公衆電話回線網8の使用状態を調べる使用中判定回路19、電話回線の呼び出し音を調べるリンギング回路20、ダイヤル発信用のダイヤル回路21、プッシュボタン(PB)信号を送受信するトーン回路22などから構成されており、全体として一般的な電話器やモデムと同様に構成されている。データ伝送部12は、エレベータ制御装置4との間で伝送ライン5を介してデータ交換を行うシリアル回路23と、そのデータをエレベータ制御装置4と接続できるようにデータ変換を行うデータ変換回路24とから構成されている。音声処理部13はエレベータかご3内のインターホン6と公衆電話回線網8との間の音声マッチングをとる増幅回路25を含んでいる。電源部27は、主電源(例えば商用電源電圧を変圧し整流し平滑化する直流電源回路)の電圧を各電子回路に適した直流電圧(例えば、DC5V)に変換するためのものであって、主電源部28と、主電源の停電時等にもCPU14等の動作を保証するための補助電源29とから構成されている。
【0016】
図15は電源部27の内部構成を示すブロック図である。主電源部28としてスイッチング電源28Aが備えられ、補助電源29としてバッテリー29Aが備えられている。主電源の電圧はスイッチング電源28AによりDC7.2V程度(A点)に変換され、一方では充電抵抗31を介してバッテリー29Aを充電する。バッテリー29Aは、例えばNi−Cd(ニッケル・カドミウム)電池からなり、公称DC1.2Vの単位電池を6個直列に接続し、結果的にDC7.2Vの直流電源を構成する。このバッテリー29Aに充電抵抗31を介して流れる最大電流値は10〜20mA程度であり、主電源が正常に供給されている時にはバッテリー29Aは常時充電状態にある。スイッチング電源28Aの出力電圧は他方ではDC/DCコンバータ32を介して出力端すなわちB点にDC5Vを発生させる。マイクロコンピュータなどの電子回路を動作させるためにはDC5V程度が必要であるから、DC/DCコンバータ32はA点の電圧をDC5Vに変換する(B点)。
【0017】
主電源の停電時には、バッテリー29Aから充電抵抗31を分路するダイオード30を介してDC/DCコンバータ32に直流電圧を供給し、所定時間、例えば30分程度の間、主電源に代わって非常用電力を提供する。このような充電電源構成をトリクル充電方式と呼び、非常用電源として良く用いられている。
【0018】
図16は主電源の停電時の動作タイミングチャートを示すものである。主電源が停電になると、A点には無瞬断でバッテリー29Aから電源電力が供給されるので、遠隔監視装置2は通常動作を継続することができる。バッテリー29Aが電力供給を継続することができる時間は通常30分程度であるが、大抵の停電は発生時間が限られているので通常は支障を来すことはない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
従来、遠隔監視装置2の電源部27において停電時にはバッテリー29Aが電源電力を供給し続けるため、主電源に停電が頻繁に発生する地域においてはバッテリー29Aが早期に枯渇し、それを回避するためにはバッテリー29Aの高容量化が必要であった。
【0020】
そこで本発明は、少ない容量のバッテリーでも停電時に早期に枯渇することなく安全機能を全うすることの可能なエレベータの遠隔監視装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に係る発明は、主電源の停電時に主電源に代わって動作電力を供給する補助電源と、エレベータかご内に備えられたインターホンのためのインターホンバッテリーと、エレベータの運行状態を監視してその運行状態をエレベータ保守機関の監視センタに公衆電話回線網を介して送信する手段と、エレベータかご内に備えられた非常呼びボタンをオン操作することによりインターホンと監視センタとの間の通話を可能とする手段と、を備えたエレベータの遠隔監視装置において、主電源の停電時に主電源に代わって補助電源から動作電力を供給し、一定時間経過後、エレベータの監視情報に異常が無かった時に補助電源を切離す第1のスイッチング手段と、非常呼びボタンがオン操作された時にインターホンバッテリーを電源として駆動され、補助電源を再投入する第2のスイッチング手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のエレベータの遠隔監視装置において、非常呼びボタンがオン操作された時、その非常呼びボタンがオフになった後も、オン状態にあった時間に応じた時間だけ第2のスイッチング手段を駆動し続ける遅延回路を備えたことを特徴とする。
【0023】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載のエレベータの遠隔監視装置において、インターホンバッテリーの電圧を監視する電圧監視手段を備え、この電圧監視手段によってインターホンバッテリーの電圧が所定値以下に低下したことが検出された時は、停電発生後一定時間経過し、かつエレベータの監視情報に異常が無かった場合でも、補助電源の切離しを中止させることを特徴とする。
【0024】
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のエレベータの遠隔監視装置において、電圧監視手段によってインターホンバッテリーの電圧が所定値以下に低下したことが検出された時、インターホンと監視センタとの間の通話終了時にインターホンバッテリーの電圧不足をインターホン側から監視センタにプッシュ信号で報知する手段を備えたことを特徴とする。
【0025】
請求項5に係る発明は、請求項3に記載のエレベータの遠隔監視装置において、電圧監視手段によってインターホンバッテリーの電圧が所定値以下に低下したことが検出された時、その電圧低下の事実を電話回線処理部を介してインターホンから監視センタへとプッシュボタン信号によって報知することを特徴とする。
【0026】
請求項6に係る発明は、主電源の停電時に主電源に代わって動作電力を供給する補助電源と、エレベータかご内に備えられたインターホンのためのインターホンバッテリーと、エレベータの運行状態を監視してその運行状態をエレベータ保守機関の監視センタに公衆電話回線網を介して送信する手段と、エレベータかご内に備えられた非常呼びボタンをオン操作することによりインターホンと監視センタとの間の通話を可能とする手段と、を備えたエレベータの遠隔監視装置において、主電源の停電時に主電源に代わって補助電源から動作電力を供給し、一定時間経過後、エレベータの監視情報に異常が無かった時に補助電源を切離す第1のスイッチング手段と、インターホンバッテリーの電圧低下が検出された時、インターホンの動作電源をインターホンバッテリーから補助電源へと切り替える第2のスイッチング手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】
請求項7に係る発明は、請求項6に記載のエレベータの遠隔監視装置において、インターホンバッテリーの電圧低下が検出された時、第2のスイッチング手段はインターホンの動作電源をインターホンバッテリーから補助電源へと切り替えるとともに、インターホンバッテリーを補助電源により充電することを特徴とする。
【0028】
請求項8に係る発明は、請求項7に記載のエレベータの遠隔監視装置において、補助電源により充電されているインターホンバッテリーの電圧値が所定値以上になった時、第2のスイッチング手段はインターホンの動作電源を補助電源から再びインターホンバッテリーへと切り替える手段を備えたことを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0030】
<第1の実施の形態>
図1は本発明による遠隔監視装置の第1の実施の形態を示すブロック図、図2は図1の遠隔監視装置の電源部のブロック図、図3は図1の遠隔監視装置のインターホン電源回路のブロック図、さらに図4は図1の遠隔監視装置のディジタル回路部のブロック図である。
【0031】
図1の遠隔監視装置2は図14の遠隔監視装置2を基本として構成されており、同一符号は同一要素を示している。図1の遠隔監視装置2にはインターホンバッテリー26の負荷回路を制御するために、インターホン電源回路34を有する電源部27Aを備えている。他の部分は図14の遠隔監視装置と同一である。
【0032】
図2に示すように、電源部27Aにおいて、補助電源29としてのバッテリー29Aには、リレー接点35aおよび37aの並列回路が直列に接続されており、両リレー接点35a,37aの少なくとも一方が閉成(オン)することを条件としてバッテリー29Aからの電力供給すなわちバッテリー29Aの放電を行うように構成されている。なお、ここではスイッチング手段として電磁リレーを用いる場合を例示しており、上述のリレー接点は電磁リレーの開閉接点として表されている。
【0033】
リレー接点35aは、図3に示すように、エレベータかご3内の非常呼びボタン6A(図13参照)をオン操作したとき、オン操作した時間だけインターホンバッテリー26により付勢される電磁リレー35の常開接点である。電磁リレー35には、電磁リレー37の常閉接点37bを介して遅延回路43が並列に接続されている。電磁リレー37は第1のスイッチング手段を構成し、電磁リレー35は第2のスイッチング手段を構成している。遅延回路43の構成および機能に関しては第2の実施の形態として改めて説明する。インターホン6は、すでに述べたように、インターホンバッテリー26から電力供給を受けて動作する。リレー接点37aは、図4に示すように、遠隔監視装置2のディジタル回路部10のディジタル入出力回路33からの信号により、電源部27Aの出力端B(図2参照)に電圧が生じていることを条件として付勢される電磁リレー37の常開接点である。電磁リレー37は、主電源の停電時に監視情報に何の変化もなく一定時間、例えば10分間、経過した場合には、補助電源29すなわちバッテリー29Aを切り離すためにディジタル入出力回路33を通してオフとされる。
【0034】
停電等のない通常時は、遠隔監視装置2は主電源をエレベータ制御装置4をから得て動作している。電源部27Aでは、電磁リレー37が動作状態にあり、主電源部28によりリレー接点37aを介してバッテリー29Aを充電するとともに、DC/DCコンバータ32を介して出力端BにDC6Vを出力している。主電源の停電時には、バッテリー29Aからリレー接点37aおよびダイオード30を介して、出力端Bへの電力供給を無瞬断で継続し、遠隔監視装置2は無停電状態で動作し続けることができる。
【0035】
しかし、もしも停電時にエレベータ制御装置4から一定時間故障信号等が送られて来ない場合には、ディジタル回路部10Aからの信号で電磁リレー37がオフとされ、その接点37aがオフするため、バッテリー29Aが切り離され、遠隔監視装置2の機能を停止させる。これにより、バッテリー29Aの枯渇を回避することができる。
【0036】
停電時に接点37aがオフしてバッテリー29Aが切り離された状態で、エレベータかご3内の乗客3Aにより非常呼びボタン6Aが押されると、インターホンバッテリー26で電磁リレー35が駆動され、バッテリー29Aからリレー接点35a、ダイオード30およびDC/DCコンバータ32を介して遠隔監視装置2のB点に再び電源電力が供給され、遠隔監視装置2が再起動される。
【0037】
図5は以上述べた主電源の停電時の動作を説明するタイミングチャートである。主電源が正常な場合は、CPU14からの指令によりディジタル入出力回路33を介して電磁リレー37が付勢されている。その結果、図2のリレー接点37aが閉じ、主電源部28を介してバッテリー29Aが充電状態になるとともに、DC/DCコンバータ32を介してB点に電圧を発生させ、遠隔監視装置2を正常に動作させる。
【0038】
ここで主電源に停電が発生すると、バッテリー29Aは充電状態から放電状態に切り替わる。この切り替わりは無瞬停で行われるので、CPU14は動作を中断することなく継続する。そのため電磁リレー37はオン状態を継続する。しかし、この後、エレベータ異常などが無ければ、EEROM17に設定記憶された時間、例えば10分間でCPU14は電磁リレー37をオフさせ、遠隔監視装置2自体の動作を停止させる。
【0039】
図6は主電源の停電時に非常呼びボタン6Aをオン操作した時の動作を説明するタイミングチャートである。停電が発生し、電磁リレー37がオフするまでは図5の場合と同一である。その後、非常呼びボタン6Aがオン操作されると、インターホンバッテリー26により電磁リレー35が付勢され、その接点35aがオンとされるので、バッテリー29Aからダイオード30を介してB点への給電が再開される。これによりCPU14が動作可能の状態になる。この後は通常電源供給時と同様であり、電磁リレー37がオン動作し、接点37aを介してバッテリー29Aからの給電を継続できる状態となる。したがって、たとえ非常呼びボタン6Aをオフにしても通常動作と同一の動作を行うことができる。
【0040】
図7は、図1のCPU14を中心として行われる遠隔監視装置2の動作を説明するフローチャートである。ステップS1では停電状態か否かを常時監視している。これは電源部27Aの電圧値をディジタル回路部10で検知することによって実現することができる。CPU14は先に示したように停電となってもバッテリー29Aが動作電力を供給し続けるため連続した動作が可能である。このため、主電源の電圧降下を検知してCPU14に報知することにより停電が発生したことを検知する。
【0041】
ステップS1で停電状態が検知されると、停電状態となったことをステップS2でエレベータ保守会社9に通知する。これは通常の遠隔監視装置で通常行われている機能である。ステップS3では非常呼びボタン6Aのオンオフ状態を監視し、これがオフ状態にある場合、すなわちエレベータかご3内に乗客3Aが存在せず、したがってオン操作されることもない場合は、バッテリー29Aを消耗させる理由がないので、ステップS4をジャンプしてステップ5に移行させる。ステップS3で非常呼びボタン6Aがオンになった場合(オン操作された場合)は、ステップS4に移行する。ステップ4ではエレベータかご3内のインターホン6とエレベータ保守会社9との間の通話接続を行い、両者間の通話を許可する。この時点で乗客3Aはエレベータ保守会社9内の監視センタの操作員と電話を使った場合と同じように通話をすることができる。この通話機能には時間制限などがあり、かつ監視センタの操作者の指令によってプッシュボタン信号を使って実施できるようにする。
【0042】
ステップS5では停電の継続時間を確認する。ディジタル回路部10内のEEROM17に設定された時間データをCPU14が読み取り、停電発生後一定時間、例えば10分を超えて停電が続いた場合にステップS6に移行し、ディジタル入出回路33を介して電磁リレー37を強制的にオフさせ、リレー接点37aをオフにしてバッテリー29Aでのバックアップを終了させる。
【0043】
以上述べた実施の形態によれば、乗客3Aの安全に配慮しつつ補助電源29ないしバッテリー29Aの消耗を必要最低限に抑えることができる。
【0044】
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態は、図3に記載した遅延回路43に関係している。この遅延回路43は、例えばC・R(コンデンサおよび抵抗)の組み合わせ、例えば両者の直列回路で構成される。この遅延回路43は非常呼びボタン6Aがオン操作されている間だけ、電磁リレー37が動作していないことを条件としてインターホンバッテリー26によって充電される。したがって、ディジタル入出回路33からの信号に従って電磁リレー37が不動作状態にあり、かつ非常呼びボタン6Aをオフにしてしまっても、遅延回路43を電源としてリレー接点37bを介して電磁リレー35を所定時間だけ付勢して非常呼びボタン6Aが押された状態と同じようにし、接点35aを閉成させることができる。接点35aが閉成した時の給電状態はすでにの得た通りである。この給電によりCPU14が起動してディジタル入出力回路33からの信号で電磁リレー37がオンすれば、接点37bにより遅延回路43をオフにするとともに、接点37aを介して給電を続けることができる。なお、バッテリー29Aによる給電は、すでに述べたように予め設定した所定時間だけである。
【0045】
かくして、この実施の形態によれば、CPU14の動作遅れに起因する給電中断を回避することができる。
【0046】
<第3の実施の形態>
図8は本発明の第3の実施の形態によるインターホン電源回路34のブロック図である。インターホン電源回路34には電圧検出部42が設けられ、ここでインターホンバッテリー26の出力電圧値を監視する。その監視結果はデータ入力部41を介してCPU14に伝送される。電圧検出部42はインターホンバッテリー26の出力電圧値を、所定値以上か否かを検出するものであり、市販の電圧検知ICによって構成することができる。
【0047】
図9は図8のインターホンバッテリー26の放電特性を電圧対時間特性として示す線図である。通常、フル充電時には定格値Vnよりもやや高い値を示しているが、その後、放電電流を流して消耗することにより、時間の経過と共に電圧が降下し、やがて寿命電圧VLにまで低下したらバッテリー交換を行う。定格値がDC1.2V(電池1本あたり)の場合、寿命電圧VLは1.0V程度とするのが普通である。インターホンバッテリー26がこのような電圧値相当にまで低下した場合は、補助電源29(バッテリー29A)の切り離しを行わないことにする。
【0048】
この実施の形態によれば、補助電源を切り離すことなく給電を継続させ、非常用として備えられているインターホンのためのバッテリー交換を可能とし、乗客の安全対策とする。
【0049】
<第4の実施の形態>
図10は本発明の第4の実施の形態によるインターホン電源回路のブロック図である。図10は図2に相当する回路部分を中心として示したものである。ここには、使用中判定回路19Aを有する電話回線着信検出装置44を設け、この電話回線着信検出装置44により電話の呼出しを検出し、公衆電話回線網8に接続した後、電話回線処理部11に接続する。この実施の形態の特徴は、電話回線着信検出装置44が通常の電話と同等に公衆電話回線網8が供給する電源を使用して動作することにある。通常の電話は公衆電話回線網8が供給するDC48Vを電源として動作するため、装置自体に動作電源が不要な構成となっている。この電源は小規模な回路であれば充分な供給能力を持っているが、CPU14などの消費電流の大きな素子の場合には別電源が必要になる。
【0050】
この電話回線着信検出装置44は電話回線処理部11と同等の回路構成になっており、公衆電話回線網8からの呼び出し検知によって電磁リレー47を動作させ、電磁リレー47の常開接点47aをリレー接点35aの代わりに、すなわち非常呼びボタン6Aと同等の機能を持たせて、リレー接点37aに並列に接続することによって実現することができる。
【0051】
これにより、停電時に監視センタからの呼び出しにも支障のないシステムを提供することができる。
【0052】
<第5の実施の形態>
図11は本発明の第5の実施の形態によるインターホン電源回路のブロック図である。本実施の形態はインターホンバッテリー26の電圧低下をディジタル入出力回路33で検出した場合に第2のスイッチング手段である電磁リレー48を付勢するようにし、電磁リレー48の消勢時、すなわちインターホンバッテリー26の電圧が低下していない時は、インターホンバッテリー26から電磁リレー48の常閉接点48b、およびダイオード46Bを介してインターホン6に駆動電力を供給するが、インターホンバッテリー26の電圧が低下した時には、バッテリー29AからDC/DCコンバータ45、電磁リレー48の常開接点48a、およびダイオード46Aを介してインターホン6に駆動電力を供給する。この結果、インターホンバッテリー26が容量不足となってもバッテリー29Aによってインターホン6を動作させることができる。
【0053】
本実施の形態ではDC/DCコンバータ45を新設しているが、バッテリー29Aの電圧値がインターホンバッテリー26と同等なものであれば、DC/DCコンバータ45を省略してもよい。通常、バッテリー29AはDC7.2V、インターホンバッテリー26はDC6Vである。この程度であればダイオード46Aでの電圧降下もあってほぼ同等な電圧として扱うことができる。
【0054】
また、インターホン6の駆動電流は通常20mA程度であり、この電流値は遠隔監視装置2全体の消費電流値500mA程度に比較すれば4%程度の小さなものにすぎず、インターホン6の駆動によるバッテリー29Aの消耗量はほぼ無視して良い。このため、バッテリー29Aの性能低下は特に考慮する必要がないということができる。
【0055】
<第6の実施の形態>
図12は本発明の第6の実施の形態によるインターホン電源回路のブロック図である。この実施の形態は、インターホンバッテリー26の電圧低下をディジタル入出力回路33で検出した場合に第2のスイッチング手段である電磁リレー49を付勢するように構成している。電磁リレー49の消勢時、すなわちインターホンバッテリー26の電圧が低下していない時は、インターホンバッテリー26からインターホン6に給電し、インターホンバッテリー26の電圧が低下して電磁リレー49が付勢された時は、バッテリー29AからDC/DCコンバータ45、電磁リレー49の常開接点49a、およびダイオード46Aを介してインターホン6に駆動電力を供給するとともに、バッテリー29Aによりインターホンバッテリー26の充電を行うものである。
【0056】
上述のごとく、インターホンバッテリー26の容量はバッテリー29Aのそれに比較してかなり小さいので、バッテリー29Aによってインターホンバッテリー26を充電してもほとんど支障はなく、インターホン6の動作を継続させて乗客の安全に寄与させることができる。
【0057】
<第7の実施の形態>
第7の実施の形態は、図12に示した第6の実施の形態において、インターホンバッテリー26がバッテリー29AによりEEROM17に書込まれた所定値以上の電圧値にまで充電された時、電磁リレー49をオフにして本来のインターホンバッテリー26によってインターホン6を駆動するものである。
【0058】
前述の第5および第6の実施の形態ではバッテリー29Aが連続してインターホン6に動作電源電圧を供給するものであったために、インターホン6を長時間使用すると遠隔監視装置2自体が動作不能になってしまう虞があった。本実施の形態は、この不都合を除去することができる。
【0059】
<第8の実施の形態>
第8の実施の形態は図8の回路装置において、図7のフローチャートのステップS4に対しインターホンバッテリー26の電圧値を電圧検出部42で監視し、電圧値を電話回線処理部11(図1)内の制御によりプッシュボタン信号によって報知するものである。
【0060】
通常、インターホン6とエレベータ保守会社9の監視センタとの間の通話の終了は、監視センタからのプッシュボタン信号(例えば「8」などのボタンを押すこと)で行われている。この終了信号を受け取ったときに遠隔監視装置2内の電話回線処理部11から例えば「1」のプッシュボタン信号を発生させたら、インターホンバッテリー26の電圧低下を検出しているものとすることにより、監視センタの操作員にインターホンバッテリー26の電圧低下を知らせる構成とすることができる。
【0061】
プッシュボタン信号は可聴領域の音響信号ではあるが、音声とは明らかに違う音であるので関係者にとって分かりやすいという利点がある。
【0062】
<変形実施形態>
以上述べた実施の形態では視覚的に理解しやすいという意味で、開閉手段ないしスイッチング手段として、機械的に開閉する電磁リレーを用いた構成のものを図示して説明したが、それに代えて無接点スイッチング素子、例えばMOS−FETを使用したフォトMOSリレー等の半導体スイッチを用いることもできる。
【0063】
また上述の実施の形態ではエレベータ保守をエレベータ保守会社が実施するものとして説明したが、これは広義に解釈されるべきものであって、必ずしも会社である必要はなく、所定の保守作業を遂行する能力さえあれば他の団体や個人の保守機関で代行することができる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、長時間にわたる停電においても遠隔監視装置によってエレベータかご内からエレベータ保守機関に確実に救助依頼の通信を行うことができ、また、補助電源の消耗を抑制して長時間の使用を可能とし、補助電源を大型化することなく、補助電源の早期枯渇を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遠隔監視装置の第1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】図1の遠隔監視装置の電源部のブロック図。
【図3】図1の遠隔監視装置のインターホン電源回路のブロック図。
【図4】図1の遠隔監視装置のディジタル回路部の追加ブロック図。
【図5】図1の遠隔監視装置の停電時の動作を説明するタイミングチャート。
【図6】図1の遠隔監視装置の非常呼びボタン操作時の動作を説明するタイミングチャート。
【図7】図1の遠隔監視装置の動作を説明するフローチャート。
【図8】本発明の第3の実施の形態による遠隔監視装置のインターホン電源回路のブロック図。
【図9】図8の遠隔監視装置におけるバッテリーの放電特性を電圧対時間特性として示す線図。
【図10】本発明の第4の実施の形態による遠隔監視装置のインターホン電源回路のブロック図。
【図11】本発明の第5の実施の形態による遠隔監視装置のインターホン電源回路のブロック図。
【図12】本発明の第6の実施の形態による遠隔監視装置のインターホン電源回路のブロック図。
【図13】従来の遠隔監視システムのブロック図。
【図14】従来の遠隔監視装置のブロック図。
【図15】従来の遠隔監視装置の電源部のブロック図。
【図16】従来の遠隔監視装置の動作を説明するタイミングチャート。
【符号の説明】
1 エレベータ機械室
2 遠隔監視装置
3 エレベータかご
3A 乗客
4 エレベータ制御装置
5 伝送ライン
6 インターホン
6A 非常呼びボタン
7 テールコード
8 公衆電話回線網
8A 電話局
9 エレベータ保守会社
10 ディジタル回路部
11 電話回線処理部
12 データ伝送部
13 音声処理部
14 CPU
15 ROM
16 RAM
17 EEROM
18 カレンダIC
19 使用中判定回路
20 リンギング回路
21 ダイヤル回路
22 トーン回路
23 シリアル回路
24 データ変換回路
25 増幅回路
26 インターホンバッテリー
27A 電源部
28 主電源部
28A スイッチング電源
29 補助電源
29A バッテリー
30 ダイオード
31 充電抵抗
32 DC/DCコンバータ
33 ディジタル入出力回路
34 インターホン電源回路
35 電磁リレー(第2のスイッチング手段)
37 電磁リレー(第1のスイッチング手段)
40 データ出力部
41 データ入力部
42 電圧検出部
43 遅延回路
44 電話回線着信検出装置
45 DC/DCコンバータ
46 ダイオード
47 電磁リレー(第2のスイッチング手段)
48 電磁リレー(第2のスイッチング手段)
49 電磁リレー(第2のスイッチング手段)
Claims (8)
- 主電源の停電時に主電源に代わって動作電力を供給する補助電源と、エレベータかご内に備えられたインターホンのためのインターホンバッテリーと、エレベータの運行状態を監視してその運行状態をエレベータ保守機関の監視センタに公衆電話回線網を介して送信する手段と、前記エレベータかご内に備えられた非常呼びボタンをオン操作することにより前記インターホンと前記監視センタとの間の通話を可能とする手段と、を備えたエレベータの遠隔監視装置において、前記主電源の停電時に主電源に代わって前記補助電源から動作電力を供給し、一定時間経過後、エレベータの監視情報に異常が無かった時に前記補助電源を切離す第1のスイッチング手段と、前記非常呼びボタンがオン操作された時に前記インターホンバッテリーを電源として駆動され、前記補助電源を再投入する第2のスイッチング手段とを備えたことを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。
- 請求項1に記載のエレベータの遠隔監視装置において、前記非常呼びボタンがオン操作された時、その非常呼びボタンがオフになった後も、オン状態にあった時間に応じた時間だけ前記第2のスイッチング手段を駆動し続ける遅延回路を備えたことを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。
- 請求項1または2に記載のエレベータの遠隔監視装置において、前記インターホンバッテリーの電圧を監視する電圧監視手段を備え、この電圧監視手段によって前記インターホンバッテリーの電圧が所定値以下に低下したことが検出された時は、停電発生後一定時間経過し、かつエレベータの監視情報に異常が無かった場合でも、前記補助電源の切離しを中止させることを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。
- 請求項3に記載のエレベータの遠隔監視装置において、前記電圧監視手段によって前記インターホンバッテリーの電圧が所定値以下に低下したことが検出された時、前記インターホンと前記監視センタとの間の通話終了時に前記インターホンバッテリーの電圧不足を前記インターホン側から前記監視センタにプッシュ信号で報知する手段を備えたことを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。
- 請求項3に記載のエレベータの遠隔監視装置において、前記電圧監視手段によって前記インターホンバッテリーの電圧が所定値以下に低下したことが検出された時、その電圧低下の事実を前記電話回線処理部を介して前記インターホンから前記監視センタへとプッシュボタン信号によって報知することを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。
- 主電源の停電時に主電源に代わって動作電力を供給する補助電源と、エレベータかご内に備えられたインターホンのためのインターホンバッテリーと、エレベータの運行状態を監視してその運行状態をエレベータ保守機関の監視センタに公衆電話回線網を介して送信する手段と、前記エレベータかご内に備えられた非常呼びボタンをオン操作することにより前記インターホンと前記監視センタとの間の通話を可能とする手段と、を備えたエレベータの遠隔監視装置において、前記主電源の停電時に主電源に代わって前記補助電源から動作電力を供給し、一定時間経過後、エレベータの監視情報に異常が無かった時に前記補助電源を切離す第1のスイッチング手段と、前記インターホンバッテリーの電圧低下が検出された時、前記インターホンの動作電源を前記インターホンバッテリーから前記補助電源へと切り替える第2のスイッチング手段を備えたことを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。
- 請求項6に記載のエレベータの遠隔監視装置において、前記インターホンバッテリーの電圧低下が検出された時、前記第2のスイッチング手段は前記インターホンの動作電源を前記インターホンバッテリーから前記補助電源へと切り替えるとともに、前記インターホンバッテリーを前記補助電源により充電することを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。
- 請求項7に記載のエレベータの遠隔監視装置において、前記補助電源により充電されているインターホンバッテリーの電圧値が所定値以上になった時、前記第2のスイッチング手段は前記インターホンの動作電源を前記補助電源から再び前記インターホンバッテリーへと切り替えることを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。
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