JP2003104643A - エレベータの遠隔監視装置 - Google Patents

エレベータの遠隔監視装置

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JP2003104643A JP2001300574A JP2001300574A JP2003104643A JP 2003104643 A JP2003104643 A JP 2003104643A JP 2001300574 A JP2001300574 A JP 2001300574A JP 2001300574 A JP2001300574 A JP 2001300574A JP 2003104643 A JP2003104643 A JP 2003104643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない容量のままの補助電源バッテリーでも
停電時に早期に枯渇することなく安全機能を全うする。 【解決手段】 本発明によるエレベータの遠隔監視装置
は、主電源の停電時に主電源に代わって用いられる補助
電源としてのバッテリー(29A)から動作電力を供給
し、一定時間経過後、エレベータの監視情報に異常が無
かった時にバッテリー(29A)を切離す第1のスイッ
チング回路(37,37a)と、非常呼びボタン(6
A)がオン操作された時にインターホンバッテリー(2
6)を電源として駆動され、バッテリー(29A)を再
投入する第2のスイッチング回路(35,35a)とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの遠隔
監視装置、より詳細には、主電源の停電時に主電源に代
わって動作電力を供給する補助電源と、エレベータかご
内に備えられたインターホンのためのインターホンバッ
テリーと、エレベータの運行状態を監視してその運行状
態をエレベータ保守機関の監視センタに公衆電話回線網
を介して送信する手段と、エレベータかご内に備えられ
た非常呼びボタンをオン操作することによりインターホ
ンと監視センタとの間の通話を可能とする手段と、を備
えたエレベータの遠隔監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータは、建物内の縦の輸送手段と
して、中高層ビルはもとより、小規模ビルや個人住宅に
も設置されている。人や貨物を乗せるエレベータは常に
安全な運転状態を維持することが必要であり、そのため
に専任保守員により日常の絶え間ない保守・点検の作業
が行われている。
【0003】エレベータの通常の保守はエレベータ保守
会社の専任保守員によって実施されているが、最近で
は、エレベータの運行状態を遠隔監視システムにより公
衆回線を介して24時間365日体制(1日24時間、
年中無休の体制)で監視するようになってきた。このた
め常時はエレベータの運転状態を遠隔監視システムによ
り遠隔監視し、異常の虞れがあるような場合と定期点検
が必要な時に限って、専任保守員がエレベータの設置場
所(現場)に行くような形態になってきた。
【0004】この遠隔監視システムは、エレベータの設
置建物に取付けた遠隔監視装置によって当該建物に設置
されているエレベータの運転状態を常時監視し、収集し
た各種データを公衆回線網を通じてエレベータ保守会社
の監視センタに伝送する。エレベータかご内には緊急時
のためにインターホンが備えられ、停電等によりエレベ
ータが停止し、エレベータかご内に乗客が閉じこめられ
たような場合、インターホンおよび遠隔監視装置を介し
て乗客とエレベータ保守会社の監視センタ操作員との間
で通話をすることができるようにしている。
【0005】監視センタでは多数のエレベータから伝送
されてくるデータを監視し、もし異常の兆候が見つかっ
た場合、あるいは故障が確認された場合には、専任保守
員がその現場に急行して異常の確認や対策などを行う。
【0006】このような従来の遠隔監視システムの概略
構成を図13に示す。図13の遠隔監視システムにおい
ては、エレベータ機械室1に、エレベータの監視に必要
な状態データを収集する遠隔監視装置2、およびエレベ
ータかご3の上昇・下降・停止などを制御するエレベー
タ制御装置4が設置されている。遠隔監視装置2とエレ
ベータ制御装置4とは伝送ライン5を介して接続されて
いる。エレベータかご3には緊急時のために非常呼びボ
タン6Aおよびインターホン6が設けられている。エレ
ベータ制御装置4とエレベータかご3との間の電気的接
続はテールコード7を通して行われ、インターホン6の
通話回路もテールコード7を通してエレベータ機械室1
に接続される。
【0007】エレベータに異常事態が発生した時には、
乗客3Aがエレベータかご内操作盤に取付られている非
常呼びボタン6Aをオン操作することによって、通話回
路はエレベータ機械室1からさらに建物管理者の居室に
設置されたインターホン親機との間の通話を可能にす
る。インターホン6は非常通話装置であり、そのため、
エレベータ電源の停電時にも使用できるようにエレベー
タ機械室1にはインターホンバッテリー26が備えられ
ている。インターホンバッテリー26としては例えばD
C6VもしくはDC24VのNi−Cd電池が使用され
る。インターホン6は、常時はエレベータ機械室1から
送られる電源電力によって動作するが、停電発生時には
インターホンバッテリー26により停電発生から30分
程度までの間は動作が保証されるようにしている。
【0008】遠隔監視装置2で収集された各種状態デー
タは公衆電話回線網8および電話局8Aを介してエレベ
ータ保守会社9の監視センタの受信装置へ送られる。こ
れらのデータはエレベータ保守会社9に備えられた客先
別のデータベースに格納される。遠隔監視装置2からエ
レベータ保守会社9へとデータ送信が行われた時は、対
応する建物およびエレベータの情報がエレベータ保守会
社9内のディスプレイに即座に表示される。
【0009】遠隔監視装置2の機能は次の3つに大別さ
れる。
【0010】第1の機能は、エレベータが故障したり停
電したりして、乗客3Aがエレベータかご3内に閉じ込
められたような場合、乗客3Aとエレベータ保守会社9
の監視センタ操作者との間の会話を可能とし、それによ
って乗客3Aの不安を取り除き、早急に救助できるよう
にすることである。エレベータかご3内で非常呼びボタ
ン6Aを押すと建物内の管理者に通じるようになってい
るが、インターホン6はエレベータの故障時や停電時に
直接エレベータ保守会社9との間でも通話ができるよう
になっているので、乗客3Aから故障の状況や乗客の状
況をエレベータ保守会社9の操作員に伝えて救助を要請
したり、逆にエレベータ保守会社9から乗客に対して救
助の進捗状況を報告して乗客3Aに冷静な対応を促すな
どのために活用されている。
【0011】第2の機能は、エレベータが異常になる前
に予防保全機能を全うすることである。遠隔監視装置2
はエレベータ制御装置4からエレベータの運転状態に関
するデータを伝送ライン5を介して逐一受信しており、
受信したエレベータの運転状態データは公衆電話回線網
8を介して常時エレベータ保守会社9にデータ伝送す
る。エレベータ保守会社9では送られてきたデータの変
化の様子から異常があればその前兆をキャッチすること
ができ、エレベータが故障して停止したり事故が発生し
たりしないうちに不具合箇所の点検や整備を行えるよう
にする。
【0012】第3の機能は、エレベータの故障時におけ
る復旧時間の短縮に寄与することである。エレベータの
運転状態に関するデータは時々刻々とエレベータ保守会
社9へ伝送されるので、故障時にはエレベータ保守会社
9でもその状態を的確に判断することができ、現地での
対応を迅速かつ短時間に実施することができる。その結
果、エレベータの復旧時間を短縮することができる。
【0013】図14は遠隔監視装置2の概略的な内部構
成を示したブロック図である。遠隔監視装置2は、エレ
ベータ制御装置4やエレベータ保守会社9からのデータ
を受信処理したり保存したりするディジタル回路部10
と、公衆電話回線網8との間の伝送制御を行う電話回線
処理部11と、エレベータ制御装置4やエレベータ保守
会社9との間のデータ伝送処理を行うデータ伝送部12
と、エレベータかご3に備え付けられているインターホ
ン6と公衆電話回線網8との間で音声処理をする音声処
理部13と、各部に動作電力を供給する電源部27とか
ら構成されている。
【0014】ディジタル回路部10は16ビット程度の
CPU14を中心として、それにプログラム格納用の読
み出し専用メモリ(ROM)15、データ保存用の読み
書き可能なメモリ(RAM)16、使用データ保存用の
電気的に消去可能なROM(EEROM)17、日付や
時間を内部で発生している時刻制御用のカレンダIC1
8、およびディジタルデータの入出力を処理するディジ
タル入出力回路33を備えて構成されている。
【0015】電話回線処理部11は、公衆電話回線網8
の使用状態を調べる使用中判定回路19、電話回線の呼
び出し音を調べるリンギング回路20、ダイヤル発信用
のダイヤル回路21、プッシュボタン(PB)信号を送
受信するトーン回路22などから構成されており、全体
として一般的な電話器やモデムと同様に構成されてい
る。データ伝送部12は、エレベータ制御装置4との間
で伝送ライン5を介してデータ交換を行うシリアル回路
23と、そのデータをエレベータ制御装置4と接続でき
るようにデータ変換を行うデータ変換回路24とから構
成されている。音声処理部13はエレベータかご3内の
インターホン6と公衆電話回線網8との間の音声マッチ
ングをとる増幅回路25を含んでいる。電源部27は、
主電源(例えば商用電源電圧を変圧し整流し平滑化する
直流電源回路)の電圧を各電子回路に適した直流電圧
(例えば、DC5V)に変換するためのものであって、
主電源部28と、主電源の停電時等にもCPU14等の
動作を保証するための補助電源29とから構成されてい
る。
【0016】図15は電源部27の内部構成を示すブロ
ック図である。主電源部28としてスイッチング電源2
8Aが備えられ、補助電源29としてバッテリー29A
が備えられている。主電源の電圧はスイッチング電源2
8AによりDC7.2V程度(A点)に変換され、一方
では充電抵抗31を介してバッテリー29Aを充電す
る。バッテリー29Aは、例えばNi−Cd(ニッケル
・カドミウム)電池からなり、公称DC1.2Vの単位
電池を6個直列に接続し、結果的にDC7.2Vの直流
電源を構成する。このバッテリー29Aに充電抵抗31
を介して流れる最大電流値は10〜20mA程度であ
り、主電源が正常に供給されている時にはバッテリー2
9Aは常時充電状態にある。スイッチング電源28Aの
出力電圧は他方ではDC/DCコンバータ32を介して
出力端すなわちB点にDC5Vを発生させる。マイクロ
コンピュータなどの電子回路を動作させるためにはDC
5V程度が必要であるから、DC/DCコンバータ32
はA点の電圧をDC5Vに変換する(B点)。
【0017】主電源の停電時には、バッテリー29Aか
ら充電抵抗31を分路するダイオード30を介してDC
/DCコンバータ32に直流電圧を供給し、所定時間、
例えば30分程度の間、主電源に代わって非常用電力を
提供する。このような充電電源構成をトリクル充電方式
と呼び、非常用電源として良く用いられている。
【0018】図16は主電源の停電時の動作タイミング
チャートを示すものである。主電源が停電になると、A
点には無瞬断でバッテリー29Aから電源電力が供給さ
れるので、遠隔監視装置2は通常動作を継続することが
できる。バッテリー29Aが電力供給を継続することが
できる時間は通常30分程度であるが、大抵の停電は発
生時間が限られているので通常は支障を来すことはな
い。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来、遠隔監視装置2
の電源部27において停電時にはバッテリー29Aが電
源電力を供給し続けるため、主電源に停電が頻繁に発生
する地域においてはバッテリー29Aが早期に枯渇し、
それを回避するためにはバッテリー29Aの高容量化が
必要であった。
【0020】そこで本発明は、少ない容量のバッテリー
でも停電時に早期に枯渇することなく安全機能を全うす
ることの可能なエレベータの遠隔監視装置を提供するこ
とを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る発明は、主電源の停電時に主電源に代
わって動作電力を供給する補助電源と、エレベータかご
内に備えられたインターホンのためのインターホンバッ
テリーと、エレベータの運行状態を監視してその運行状
態をエレベータ保守機関の監視センタに公衆電話回線網
を介して送信する手段と、エレベータかご内に備えられ
た非常呼びボタンをオン操作することによりインターホ
ンと監視センタとの間の通話を可能とする手段と、を備
えたエレベータの遠隔監視装置において、主電源の停電
時に主電源に代わって補助電源から動作電力を供給し、
一定時間経過後、エレベータの監視情報に異常が無かっ
た時に補助電源を切離す第1のスイッチング手段と、非
常呼びボタンがオン操作された時にインターホンバッテ
リーを電源として駆動され、補助電源を再投入する第2
のスイッチング手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
エレベータの遠隔監視装置において、非常呼びボタンが
オン操作された時、その非常呼びボタンがオフになった
後も、オン状態にあった時間に応じた時間だけ第2のス
イッチング手段を駆動し続ける遅延回路を備えたことを
特徴とする。
【0023】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に記載のエレベータの遠隔監視装置において、インター
ホンバッテリーの電圧を監視する電圧監視手段を備え、
この電圧監視手段によってインターホンバッテリーの電
圧が所定値以下に低下したことが検出された時は、停電
発生後一定時間経過し、かつエレベータの監視情報に異
常が無かった場合でも、補助電源の切離しを中止させる
ことを特徴とする。
【0024】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
エレベータの遠隔監視装置において、電圧監視手段によ
ってインターホンバッテリーの電圧が所定値以下に低下
したことが検出された時、インターホンと監視センタと
の間の通話終了時にインターホンバッテリーの電圧不足
をインターホン側から監視センタにプッシュ信号で報知
する手段を備えたことを特徴とする。
【0025】請求項5に係る発明は、請求項3に記載の
エレベータの遠隔監視装置において、電圧監視手段によ
ってインターホンバッテリーの電圧が所定値以下に低下
したことが検出された時、その電圧低下の事実を電話回
線処理部を介してインターホンから監視センタへとプッ
シュボタン信号によって報知することを特徴とする。
【0026】請求項6に係る発明は、主電源の停電時に
主電源に代わって動作電力を供給する補助電源と、エレ
ベータかご内に備えられたインターホンのためのインタ
ーホンバッテリーと、エレベータの運行状態を監視して
その運行状態をエレベータ保守機関の監視センタに公衆
電話回線網を介して送信する手段と、エレベータかご内
に備えられた非常呼びボタンをオン操作することにより
インターホンと監視センタとの間の通話を可能とする手
段と、を備えたエレベータの遠隔監視装置において、主
電源の停電時に主電源に代わって補助電源から動作電力
を供給し、一定時間経過後、エレベータの監視情報に異
常が無かった時に補助電源を切離す第1のスイッチング
手段と、インターホンバッテリーの電圧低下が検出され
た時、インターホンの動作電源をインターホンバッテリ
ーから補助電源へと切り替える第2のスイッチング手段
とを備えたことを特徴とする。
【0027】請求項7に係る発明は、請求項6に記載の
エレベータの遠隔監視装置において、インターホンバッ
テリーの電圧低下が検出された時、第2のスイッチング
手段はインターホンの動作電源をインターホンバッテリ
ーから補助電源へと切り替えるとともに、インターホン
バッテリーを補助電源により充電することを特徴とす
る。
【0028】請求項8に係る発明は、請求項7に記載の
エレベータの遠隔監視装置において、補助電源により充
電されているインターホンバッテリーの電圧値が所定値
以上になった時、第2のスイッチング手段はインターホ
ンの動作電源を補助電源から再びインターホンバッテリ
ーへと切り替える手段を備えたことを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0030】<第1の実施の形態>図1は本発明による
遠隔監視装置の第1の実施の形態を示すブロック図、図
2は図1の遠隔監視装置の電源部のブロック図、図3は
図1の遠隔監視装置のインターホン電源回路のブロック
図、さらに図4は図1の遠隔監視装置のディジタル回路
部のブロック図である。
【0031】図1の遠隔監視装置2は図14の遠隔監視
装置2を基本として構成されており、同一符号は同一要
素を示している。図1の遠隔監視装置2にはインターホ
ンバッテリー26の負荷回路を制御するために、インタ
ーホン電源回路34を有する電源部27Aを備えてい
る。他の部分は図14の遠隔監視装置と同一である。
【0032】図2に示すように、電源部27Aにおい
て、補助電源29としてのバッテリー29Aには、リレ
ー接点35aおよび37aの並列回路が直列に接続され
ており、両リレー接点35a,37aの少なくとも一方
が閉成(オン)することを条件としてバッテリー29A
からの電力供給すなわちバッテリー29Aの放電を行う
ように構成されている。なお、ここではスイッチング手
段として電磁リレーを用いる場合を例示しており、上述
のリレー接点は電磁リレーの開閉接点として表されてい
る。
【0033】リレー接点35aは、図3に示すように、
エレベータかご3内の非常呼びボタン6A(図13参
照)をオン操作したとき、オン操作した時間だけインタ
ーホンバッテリー26により付勢される電磁リレー35
の常開接点である。電磁リレー35には、電磁リレー3
7の常閉接点37bを介して遅延回路43が並列に接続
されている。電磁リレー37は第1のスイッチング手段
を構成し、電磁リレー35は第2のスイッチング手段を
構成している。遅延回路43の構成および機能に関して
は第2の実施の形態として改めて説明する。インターホ
ン6は、すでに述べたように、インターホンバッテリー
26から電力供給を受けて動作する。リレー接点37a
は、図4に示すように、遠隔監視装置2のディジタル回
路部10のディジタル入出力回路33からの信号によ
り、電源部27Aの出力端B(図2参照)に電圧が生じ
ていることを条件として付勢される電磁リレー37の常
開接点である。電磁リレー37は、主電源の停電時に監
視情報に何の変化もなく一定時間、例えば10分間、経
過した場合には、補助電源29すなわちバッテリー29
Aを切り離すためにディジタル入出力回路33を通して
オフとされる。
【0034】停電等のない通常時は、遠隔監視装置2は
主電源をエレベータ制御装置4をから得て動作してい
る。電源部27Aでは、電磁リレー37が動作状態にあ
り、主電源部28によりリレー接点37aを介してバッ
テリー29Aを充電するとともに、DC/DCコンバー
タ32を介して出力端BにDC6Vを出力している。主
電源の停電時には、バッテリー29Aからリレー接点3
7aおよびダイオード30を介して、出力端Bへの電力
供給を無瞬断で継続し、遠隔監視装置2は無停電状態で
動作し続けることができる。
【0035】しかし、もしも停電時にエレベータ制御装
置4から一定時間故障信号等が送られて来ない場合に
は、ディジタル回路部10Aからの信号で電磁リレー3
7がオフとされ、その接点37aがオフするため、バッ
テリー29Aが切り離され、遠隔監視装置2の機能を停
止させる。これにより、バッテリー29Aの枯渇を回避
することができる。
【0036】停電時に接点37aがオフしてバッテリー
29Aが切り離された状態で、エレベータかご3内の乗
客3Aにより非常呼びボタン6Aが押されると、インタ
ーホンバッテリー26で電磁リレー35が駆動され、バ
ッテリー29Aからリレー接点35a、ダイオード30
およびDC/DCコンバータ32を介して遠隔監視装置
2のB点に再び電源電力が供給され、遠隔監視装置2が
再起動される。
【0037】図5は以上述べた主電源の停電時の動作を
説明するタイミングチャートである。主電源が正常な場
合は、CPU14からの指令によりディジタル入出力回
路33を介して電磁リレー37が付勢されている。その
結果、図2のリレー接点37aが閉じ、主電源部28を
介してバッテリー29Aが充電状態になるとともに、D
C/DCコンバータ32を介してB点に電圧を発生さ
せ、遠隔監視装置2を正常に動作させる。
【0038】ここで主電源に停電が発生すると、バッテ
リー29Aは充電状態から放電状態に切り替わる。この
切り替わりは無瞬停で行われるので、CPU14は動作
を中断することなく継続する。そのため電磁リレー37
はオン状態を継続する。しかし、この後、エレベータ異
常などが無ければ、EEROM17に設定記憶された時
間、例えば10分間でCPU14は電磁リレー37をオ
フさせ、遠隔監視装置2自体の動作を停止させる。
【0039】図6は主電源の停電時に非常呼びボタン6
Aをオン操作した時の動作を説明するタイミングチャー
トである。停電が発生し、電磁リレー37がオフするま
では図5の場合と同一である。その後、非常呼びボタン
6Aがオン操作されると、インターホンバッテリー26
により電磁リレー35が付勢され、その接点35aがオ
ンとされるので、バッテリー29Aからダイオード30
を介してB点への給電が再開される。これによりCPU
14が動作可能の状態になる。この後は通常電源供給時
と同様であり、電磁リレー37がオン動作し、接点37
aを介してバッテリー29Aからの給電を継続できる状
態となる。したがって、たとえ非常呼びボタン6Aをオ
フにしても通常動作と同一の動作を行うことができる。
【0040】図7は、図1のCPU14を中心として行
われる遠隔監視装置2の動作を説明するフローチャート
である。ステップS1では停電状態か否かを常時監視し
ている。これは電源部27Aの電圧値をディジタル回路
部10で検知することによって実現することができる。
CPU14は先に示したように停電となってもバッテリ
ー29Aが動作電力を供給し続けるため連続した動作が
可能である。このため、主電源の電圧降下を検知してC
PU14に報知することにより停電が発生したことを検
知する。
【0041】ステップS1で停電状態が検知されると、
停電状態となったことをステップS2でエレベータ保守
会社9に通知する。これは通常の遠隔監視装置で通常行
われている機能である。ステップS3では非常呼びボタ
ン6Aのオンオフ状態を監視し、これがオフ状態にある
場合、すなわちエレベータかご3内に乗客3Aが存在せ
ず、したがってオン操作されることもない場合は、バッ
テリー29Aを消耗させる理由がないので、ステップS
4をジャンプしてステップ5に移行させる。ステップS
3で非常呼びボタン6Aがオンになった場合(オン操作
された場合)は、ステップS4に移行する。ステップ4
ではエレベータかご3内のインターホン6とエレベータ
保守会社9との間の通話接続を行い、両者間の通話を許
可する。この時点で乗客3Aはエレベータ保守会社9内
の監視センタの操作員と電話を使った場合と同じように
通話をすることができる。この通話機能には時間制限な
どがあり、かつ監視センタの操作者の指令によってプッ
シュボタン信号を使って実施できるようにする。
【0042】ステップS5では停電の継続時間を確認す
る。ディジタル回路部10内のEEROM17に設定さ
れた時間データをCPU14が読み取り、停電発生後一
定時間、例えば10分を超えて停電が続いた場合にステ
ップS6に移行し、ディジタル入出回路33を介して電
磁リレー37を強制的にオフさせ、リレー接点37aを
オフにしてバッテリー29Aでのバックアップを終了さ
せる。
【0043】以上述べた実施の形態によれば、乗客3A
の安全に配慮しつつ補助電源29ないしバッテリー29
Aの消耗を必要最低限に抑えることができる。
【0044】<第2の実施の形態>第2の実施の形態
は、図3に記載した遅延回路43に関係している。この
遅延回路43は、例えばC・R(コンデンサおよび抵
抗)の組み合わせ、例えば両者の直列回路で構成され
る。この遅延回路43は非常呼びボタン6Aがオン操作
されている間だけ、電磁リレー37が動作していないこ
とを条件としてインターホンバッテリー26によって充
電される。したがって、ディジタル入出回路33からの
信号に従って電磁リレー37が不動作状態にあり、かつ
非常呼びボタン6Aをオフにしてしまっても、遅延回路
43を電源としてリレー接点37bを介して電磁リレー
35を所定時間だけ付勢して非常呼びボタン6Aが押さ
れた状態と同じようにし、接点35aを閉成させること
ができる。接点35aが閉成した時の給電状態はすでに
の得た通りである。この給電によりCPU14が起動し
てディジタル入出力回路33からの信号で電磁リレー3
7がオンすれば、接点37bにより遅延回路43をオフ
にするとともに、接点37aを介して給電を続けること
ができる。なお、バッテリー29Aによる給電は、すで
に述べたように予め設定した所定時間だけである。
【0045】かくして、この実施の形態によれば、CP
U14の動作遅れに起因する給電中断を回避することが
できる。
【0046】<第3の実施の形態>図8は本発明の第3
の実施の形態によるインターホン電源回路34のブロッ
ク図である。インターホン電源回路34には電圧検出部
42が設けられ、ここでインターホンバッテリー26の
出力電圧値を監視する。その監視結果はデータ入力部4
1を介してCPU14に伝送される。電圧検出部42は
インターホンバッテリー26の出力電圧値を、所定値以
上か否かを検出するものであり、市販の電圧検知ICに
よって構成することができる。
【0047】図9は図8のインターホンバッテリー26
の放電特性を電圧対時間特性として示す線図である。通
常、フル充電時には定格値Vnよりもやや高い値を示し
ているが、その後、放電電流を流して消耗することによ
り、時間の経過と共に電圧が降下し、やがて寿命電圧V
にまで低下したらバッテリー交換を行う。定格値がD
C1.2V(電池1本あたり)の場合、寿命電圧V
1.0V程度とするのが普通である。インターホンバッ
テリー26がこのような電圧値相当にまで低下した場合
は、補助電源29(バッテリー29A)の切り離しを行
わないことにする。
【0048】この実施の形態によれば、補助電源を切り
離すことなく給電を継続させ、非常用として備えられて
いるインターホンのためのバッテリー交換を可能とし、
乗客の安全対策とする。
【0049】<第4の実施の形態>図10は本発明の第
4の実施の形態によるインターホン電源回路のブロック
図である。図10は図2に相当する回路部分を中心とし
て示したものである。ここには、使用中判定回路19A
を有する電話回線着信検出装置44を設け、この電話回
線着信検出装置44により電話の呼出しを検出し、公衆
電話回線網8に接続した後、電話回線処理部11に接続
する。この実施の形態の特徴は、電話回線着信検出装置
44が通常の電話と同等に公衆電話回線網8が供給する
電源を使用して動作することにある。通常の電話は公衆
電話回線網8が供給するDC48Vを電源として動作す
るため、装置自体に動作電源が不要な構成となってい
る。この電源は小規模な回路であれば充分な供給能力を
持っているが、CPU14などの消費電流の大きな素子
の場合には別電源が必要になる。
【0050】この電話回線着信検出装置44は電話回線
処理部11と同等の回路構成になっており、公衆電話回
線網8からの呼び出し検知によって電磁リレー47を動
作させ、電磁リレー47の常開接点47aをリレー接点
35aの代わりに、すなわち非常呼びボタン6Aと同等
の機能を持たせて、リレー接点37aに並列に接続する
ことによって実現することができる。
【0051】これにより、停電時に監視センタからの呼
び出しにも支障のないシステムを提供することができ
る。
【0052】<第5の実施の形態>図11は本発明の第
5の実施の形態によるインターホン電源回路のブロック
図である。本実施の形態はインターホンバッテリー26
の電圧低下をディジタル入出力回路33で検出した場合
に第2のスイッチング手段である電磁リレー48を付勢
するようにし、電磁リレー48の消勢時、すなわちイン
ターホンバッテリー26の電圧が低下していない時は、
インターホンバッテリー26から電磁リレー48の常閉
接点48b、およびダイオード46Bを介してインター
ホン6に駆動電力を供給するが、インターホンバッテリ
ー26の電圧が低下した時には、バッテリー29Aから
DC/DCコンバータ45、電磁リレー48の常開接点
48a、およびダイオード46Aを介してインターホン
6に駆動電力を供給する。この結果、インターホンバッ
テリー26が容量不足となってもバッテリー29Aによ
ってインターホン6を動作させることができる。
【0053】本実施の形態ではDC/DCコンバータ4
5を新設しているが、バッテリー29Aの電圧値がイン
ターホンバッテリー26と同等なものであれば、DC/
DCコンバータ45を省略してもよい。通常、バッテリ
ー29AはDC7.2V、インターホンバッテリー26
はDC6Vである。この程度であればダイオード46A
での電圧降下もあってほぼ同等な電圧として扱うことが
できる。
【0054】また、インターホン6の駆動電流は通常2
0mA程度であり、この電流値は遠隔監視装置2全体の
消費電流値500mA程度に比較すれば4%程度の小さ
なものにすぎず、インターホン6の駆動によるバッテリ
ー29Aの消耗量はほぼ無視して良い。このため、バッ
テリー29Aの性能低下は特に考慮する必要がないとい
うことができる。
【0055】<第6の実施の形態>図12は本発明の第
6の実施の形態によるインターホン電源回路のブロック
図である。この実施の形態は、インターホンバッテリー
26の電圧低下をディジタル入出力回路33で検出した
場合に第2のスイッチング手段である電磁リレー49を
付勢するように構成している。電磁リレー49の消勢
時、すなわちインターホンバッテリー26の電圧が低下
していない時は、インターホンバッテリー26からイン
ターホン6に給電し、インターホンバッテリー26の電
圧が低下して電磁リレー49が付勢された時は、バッテ
リー29AからDC/DCコンバータ45、電磁リレー
49の常開接点49a、およびダイオード46Aを介し
てインターホン6に駆動電力を供給するとともに、バッ
テリー29Aによりインターホンバッテリー26の充電
を行うものである。
【0056】上述のごとく、インターホンバッテリー2
6の容量はバッテリー29Aのそれに比較してかなり小
さいので、バッテリー29Aによってインターホンバッ
テリー26を充電してもほとんど支障はなく、インター
ホン6の動作を継続させて乗客の安全に寄与させること
ができる。
【0057】<第7の実施の形態>第7の実施の形態
は、図12に示した第6の実施の形態において、インタ
ーホンバッテリー26がバッテリー29AによりEER
OM17に書込まれた所定値以上の電圧値にまで充電さ
れた時、電磁リレー49をオフにして本来のインターホ
ンバッテリー26によってインターホン6を駆動するも
のである。
【0058】前述の第5および第6の実施の形態ではバ
ッテリー29Aが連続してインターホン6に動作電源電
圧を供給するものであったために、インターホン6を長
時間使用すると遠隔監視装置2自体が動作不能になって
しまう虞があった。本実施の形態は、この不都合を除去
することができる。
【0059】<第8の実施の形態>第8の実施の形態は
図8の回路装置において、図7のフローチャートのステ
ップS4に対しインターホンバッテリー26の電圧値を
電圧検出部42で監視し、電圧値を電話回線処理部11
(図1)内の制御によりプッシュボタン信号によって報
知するものである。
【0060】通常、インターホン6とエレベータ保守会
社9の監視センタとの間の通話の終了は、監視センタか
らのプッシュボタン信号(例えば「8」などのボタンを
押すこと)で行われている。この終了信号を受け取った
ときに遠隔監視装置2内の電話回線処理部11から例え
ば「1」のプッシュボタン信号を発生させたら、インタ
ーホンバッテリー26の電圧低下を検出しているものと
することにより、監視センタの操作員にインターホンバ
ッテリー26の電圧低下を知らせる構成とすることがで
きる。
【0061】プッシュボタン信号は可聴領域の音響信号
ではあるが、音声とは明らかに違う音であるので関係者
にとって分かりやすいという利点がある。
【0062】<変形実施形態>以上述べた実施の形態で
は視覚的に理解しやすいという意味で、開閉手段ないし
スイッチング手段として、機械的に開閉する電磁リレー
を用いた構成のものを図示して説明したが、それに代え
て無接点スイッチング素子、例えばMOS−FETを使
用したフォトMOSリレー等の半導体スイッチを用いる
こともできる。
【0063】また上述の実施の形態ではエレベータ保守
をエレベータ保守会社が実施するものとして説明した
が、これは広義に解釈されるべきものであって、必ずし
も会社である必要はなく、所定の保守作業を遂行する能
力さえあれば他の団体や個人の保守機関で代行すること
ができる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、長時間にわたる停電に
おいても遠隔監視装置によってエレベータかご内からエ
レベータ保守機関に確実に救助依頼の通信を行うことが
でき、また、補助電源の消耗を抑制して長時間の使用を
可能とし、補助電源を大型化することなく、補助電源の
早期枯渇を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遠隔監視装置の第1の実施の形態
を示すブロック図。
【図2】図1の遠隔監視装置の電源部のブロック図。
【図3】図1の遠隔監視装置のインターホン電源回路の
ブロック図。
【図4】図1の遠隔監視装置のディジタル回路部の追加
ブロック図。
【図5】図1の遠隔監視装置の停電時の動作を説明する
タイミングチャート。
【図6】図1の遠隔監視装置の非常呼びボタン操作時の
動作を説明するタイミングチャート。
【図7】図1の遠隔監視装置の動作を説明するフローチ
ャート。
【図8】本発明の第3の実施の形態による遠隔監視装置
のインターホン電源回路のブロック図。
【図9】図8の遠隔監視装置におけるバッテリーの放電
特性を電圧対時間特性として示す線図。
【図10】本発明の第4の実施の形態による遠隔監視装
置のインターホン電源回路のブロック図。
【図11】本発明の第5の実施の形態による遠隔監視装
置のインターホン電源回路のブロック図。
【図12】本発明の第6の実施の形態による遠隔監視装
置のインターホン電源回路のブロック図。
【図13】従来の遠隔監視システムのブロック図。
【図14】従来の遠隔監視装置のブロック図。
【図15】従来の遠隔監視装置の電源部のブロック図。
【図16】従来の遠隔監視装置の動作を説明するタイミ
ングチャート。
【符号の説明】
1 エレベータ機械室 2 遠隔監視装置 3 エレベータかご 3A 乗客 4 エレベータ制御装置 5 伝送ライン 6 インターホン 6A 非常呼びボタン 7 テールコード 8 公衆電話回線網 8A 電話局 9 エレベータ保守会社 10 ディジタル回路部 11 電話回線処理部 12 データ伝送部 13 音声処理部 14 CPU 15 ROM 16 RAM 17 EEROM 18 カレンダIC 19 使用中判定回路 20 リンギング回路 21 ダイヤル回路 22 トーン回路 23 シリアル回路 24 データ変換回路 25 増幅回路 26 インターホンバッテリー 27A 電源部 28 主電源部 28A スイッチング電源 29 補助電源 29A バッテリー 30 ダイオード 31 充電抵抗 32 DC/DCコンバータ 33 ディジタル入出力回路 34 インターホン電源回路 35 電磁リレー(第2のスイッチング手段) 37 電磁リレー(第1のスイッチング手段) 40 データ出力部 41 データ入力部 42 電圧検出部 43 遅延回路 44 電話回線着信検出装置 45 DC/DCコンバータ 46 ダイオード 47 電磁リレー(第2のスイッチング手段) 48 電磁リレー(第2のスイッチング手段) 49 電磁リレー(第2のスイッチング手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主電源の停電時に主電源に代わって動作電
    力を供給する補助電源と、エレベータかご内に備えられ
    たインターホンのためのインターホンバッテリーと、エ
    レベータの運行状態を監視してその運行状態をエレベー
    タ保守機関の監視センタに公衆電話回線網を介して送信
    する手段と、前記エレベータかご内に備えられた非常呼
    びボタンをオン操作することにより前記インターホンと
    前記監視センタとの間の通話を可能とする手段と、を備
    えたエレベータの遠隔監視装置において、前記主電源の
    停電時に主電源に代わって前記補助電源から動作電力を
    供給し、一定時間経過後、エレベータの監視情報に異常
    が無かった時に前記補助電源を切離す第1のスイッチン
    グ手段と、前記非常呼びボタンがオン操作された時に前
    記インターホンバッテリーを電源として駆動され、前記
    補助電源を再投入する第2のスイッチング手段とを備え
    たことを特徴とするエレベータの遠隔監視装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のエレベータの遠隔監視装
    置において、前記非常呼びボタンがオン操作された時、
    その非常呼びボタンがオフになった後も、オン状態にあ
    った時間に応じた時間だけ前記第2のスイッチング手段
    を駆動し続ける遅延回路を備えたことを特徴とするエレ
    ベータの遠隔監視装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のエレベータの遠
    隔監視装置において、前記インターホンバッテリーの電
    圧を監視する電圧監視手段を備え、この電圧監視手段に
    よって前記インターホンバッテリーの電圧が所定値以下
    に低下したことが検出された時は、停電発生後一定時間
    経過し、かつエレベータの監視情報に異常が無かった場
    合でも、前記補助電源の切離しを中止させることを特徴
    とするエレベータの遠隔監視装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のエレベータの遠隔監視装
    置において、前記電圧監視手段によって前記インターホ
    ンバッテリーの電圧が所定値以下に低下したことが検出
    された時、前記インターホンと前記監視センタとの間の
    通話終了時に前記インターホンバッテリーの電圧不足を
    前記インターホン側から前記監視センタにプッシュ信号
    で報知する手段を備えたことを特徴とするエレベータの
    遠隔監視装置。
  5. 【請求項5】請求項3に記載のエレベータの遠隔監視装
    置において、前記電圧監視手段によって前記インターホ
    ンバッテリーの電圧が所定値以下に低下したことが検出
    された時、その電圧低下の事実を前記電話回線処理部を
    介して前記インターホンから前記監視センタへとプッシ
    ュボタン信号によって報知することを特徴とするエレベ
    ータの遠隔監視装置。
  6. 【請求項6】主電源の停電時に主電源に代わって動作電
    力を供給する補助電源と、エレベータかご内に備えられ
    たインターホンのためのインターホンバッテリーと、エ
    レベータの運行状態を監視してその運行状態をエレベー
    タ保守機関の監視センタに公衆電話回線網を介して送信
    する手段と、前記エレベータかご内に備えられた非常呼
    びボタンをオン操作することにより前記インターホンと
    前記監視センタとの間の通話を可能とする手段と、を備
    えたエレベータの遠隔監視装置において、前記主電源の
    停電時に主電源に代わって前記補助電源から動作電力を
    供給し、一定時間経過後、エレベータの監視情報に異常
    が無かった時に前記補助電源を切離す第1のスイッチン
    グ手段と、前記インターホンバッテリーの電圧低下が検
    出された時、前記インターホンの動作電源を前記インタ
    ーホンバッテリーから前記補助電源へと切り替える第2
    のスイッチング手段を備えたことを特徴とするエレベー
    タの遠隔監視装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のエレベータの遠隔監視装
    置において、前記インターホンバッテリーの電圧低下が
    検出された時、前記第2のスイッチング手段は前記イン
    ターホンの動作電源を前記インターホンバッテリーから
    前記補助電源へと切り替えるとともに、前記インターホ
    ンバッテリーを前記補助電源により充電することを特徴
    とするエレベータの遠隔監視装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のエレベータの遠隔監視装
    置において、前記補助電源により充電されているインタ
    ーホンバッテリーの電圧値が所定値以上になった時、前
    記第2のスイッチング手段は前記インターホンの動作電
    源を前記補助電源から再び前記インターホンバッテリー
    へと切り替えることを特徴とするエレベータの遠隔監視
    装置。
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