JP4855170B2 - 電子顕微鏡装置 - Google Patents

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本発明は、クリーンルーム内での半導体装置の不良解析や一般の実験室での分析などに用いられる、高い精度が要求される走査透過型の電子顕微鏡装置に関する。
製造された半導体装置の不良解析を行なう走査透過型の電子顕微鏡装置は、高い検査精度が要求されることから、温度や湿度がコントロールされ、また、清浄な空気が流し込まれるクリーンルーム内に設置される。このような空気の流れは、ルーム内の浮游塵埃の低減を図るために必要なものであって、クリーンルームの天井に設けられたエアーダクトから下方に流し込まれ、メッシュ状の床を通してその床下に吸い込まれて清浄空気のダウンフローが形成されている。
ところで、ダウンフローによる風が走査透過型の電子顕微鏡の本体部(電子顕微鏡本体部という)に直接当たると、電子顕微鏡本体部に振動が発生し、この振動によって高精度の検査に必要な高分解能を得ることが非常に難しいものとなる。このために、電子顕微鏡装置の本体部をカバー部で覆うようにし、ダウンフローによる風が電子顕微鏡本体部に当たらないようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このカバー部は、一部下側に末広がった形状の筒状のパネルからなるものであって、このカバー部を電子顕微鏡本体部に被せることにより、この本体部全体を覆うようにしている。これにより、ダウンフローによる風はこのカバー部によって遮られて電子顕微鏡本体部に直接当たらないし、清浄な空気がエアダクトから出るときの音やダウンフローによる音は一般に非常に大きく、振動に変換されるが、このような音もカバー部で遮蔽されてその振動が電子顕微鏡本体部に伝達することがないし、さらに、カバー部を磁性体で形成することにより、周囲の他の装置からの磁場を遮断し、かかる磁場による電子顕微鏡本体部内での電子ビームへの影響も防止できるとしている。
特開平11ー154478号公報
ところで、上記特許文献1に記載の技術では、カバー部は、全体として、パネル状に一体に成型されているものである場合には、その組立てに手間がかからないが、これを電子顕微鏡本体部にかぶせるには、非常な手間が掛かり、天井が邪魔になってこのような取り付けができない場合が多いし、また、取り付け現場であるクリーンルームにかかるカバー部を搬送する場合には、この筒状のカバー部が大きなスペースを占めて、搬送しにくい場合もある。
かかる問題を解消するためには、カバー部を複数のパネルの組立体とし、かかるパネルに分解した状態でクリーンルーム室に搬送してから組み立ててカバー部を形成することが考えられるが、複数のパネルを組み立てて立体状、即ち、筒状のカバー部に組み立てることは非常に手間がかかる作業となるし、特に、電子顕微鏡本体部を覆っていくようにして、かかるパネルを組み立てていってカバー部を形成することは、非常に困難な作業となる。
本発明の目的は、かかる問題を解消し、カバー部の電子顕微鏡本体部へ取り付け作業を簡略化できるようにした走査透過型の電子顕微鏡装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、架台筐体上に電子顕微鏡本体部が載置され、架台筐体とともに電子顕微鏡本体部がカバー部で覆われた電子顕微鏡装置であって、カバー部は、組み立てられた枠体と枠体に取り付けられたパネルとからなることを特徴とするものである。
また、本発明は、枠体が、前部枠体と後部枠体とからなり、前部枠体と後部枠体とが記電子顕微鏡本体部と架台筐体とを前後から挟み込んで連結されていることにより、枠体が電子顕微鏡本体部と架台筐体とを覆っていることを特徴とするものである。
また、本発明は、位置決め部材により、後部枠体の架台筐体に対する前後左右方向の位置決めがなされ、位置決めされた後部枠体に前部枠体が連結されていることを特徴とするものである。
また、本発明は、位置決め部材が、枠体と架台筐体の側面とのいずれか一方に設けられた一対の位置決めジグと、他方に設けられて位置決めジグ間に所定の間隔をもって嵌め込まれる位置決めブロックからなり、位置決め部材によって位置決めされた後部枠体が、免震材で形成された連結部材により、架台筐体に連結されていることを特徴とするものである。
また、本発明は、架台筐体の上面に、カバー部の架台筐体に対する位置決めのための位置出しステーを着脱可能に取り付けるための受け部材を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明は、後部枠体と前部枠体とが、その構成部材に分解可能であることを特徴とするものである。
また、本発明は、電子顕微鏡本体部の左右両側に垂直仕切パネルを設け、架台筐体の上部に水平仕切パネルを設け、電子顕微鏡本体部に対向して縦長の窓部を設け、窓部の両側に開閉扉を設けて、垂直仕切りパネルと水平仕切パネルと窓部と開閉扉とによって電子顕微鏡本体部の一部を含む空間部を形成したことを特徴とするものである。
また、本発明は、電子顕微鏡本体部の左右両側に垂直仕切パネルを設け、架台筐体の上部に水平仕切パネルを設け、スライド可能な透明窓部を設けて、垂直仕切りパネルと水平仕切パネルと透明窓部とによって電子顕微鏡本体部の一部を含む空間部を形成したことを特徴とするものである。
また、本発明は、垂直仕切りパネルと水平仕切パネルとの表面を、電子顕微鏡本体部の表面よりも、暗い色としたことを特徴とするものである。
また、本発明は、空間部内に異なる色光を発光する複数の発光体を設け、複数の発光体の発光状態を顕微鏡本体部の状態に応じて異ならせることにより、顕微鏡本体部の状態に応じて窓部から見た空間部内の色を異ならせることを特徴とするものである。
本発明によると、従来のカバー部を持ち上げて上方から電子顕微鏡装置に取り付けるようにした場合に比べて、手間や労力を必要とせずに取り付け作業を行なうことができる。
また、枠体を後部枠体と前部枠体とに分けることができるので、先に後部枠体だけを架台筐体に対して高い精度で位置設定した後、前部枠体を取り付けるようにすることにより、高い位置精度でカバー部の枠体を設置することができる。
さらに、カバー部の枠体も、枠やポールに分解できるものであるから、スペースを取らずにカバー部6を搬送することができ、搬送し易いものとなる。
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
図1は本発明による走査透過型の電子顕微鏡装置の第1の実施形態を示す外観図であって、同図(a)は正面図、同図(b)は斜視図、同図(c)は部分拡大図であり、1は電子顕微鏡本体部、2は電子銃部、3は鏡筒、4は試料ステージ、5は可動絞り、6はカバー部、7は後方上側パネル、8は後方下側パネル、9は上面パネル、10a,10bは前部下側パネル、11a,11bは開閉扉、12a,12bは垂直仕切パネル、13は水平仕切パネル、14は窓部、15は走査表示部、16は電源キー、17は非常ボタン、18は真空ボタン、19はエアーボタン、20は電子銃バルブロックスイッチ、21はイオンポンプ状態表示ランプ、22は電子銃バルブオープンランプ、23は電子銃バルブクローズランプである。
同図(a),(b)において、電子銃部2や鏡筒3などからなる電子顕微鏡本体部1やこの電子顕微鏡本体部1が載置されている架台筐体(図示せず)が、全体として、カバー部6によって覆われている。カバー部6は、後述する枠体部にパネルを貼り付けた構成をなすものであるが、ここでは、外観を示しているので、枠体部は図示しておらず、パネルについて説明する。
なお、以下では、この電子顕微鏡装置において、図1(b)での手前側を電子顕微鏡本体部1の前部側、奥側を後部側、右側を右部側、左側を左部側という。
カバー部6は、電子顕微鏡本体部1の後部側を覆う断面形状がコ字状をなす後方上側パネル7と、架台筐体の後部側を覆う断面形状がコ字状をなす後方下側パネル8と、電子顕微鏡本体部1の上方を覆う上面パネル9と、電子顕微鏡本体部1の前部左右側を覆い、断面形状が部分円筒状をなす開閉扉11a,11bと、架台筐体の前部左右側を覆い、断面形状が部分円筒状をなす前部下側パネル10a,10bと、電子顕微鏡本体部1の前部側を縦長に覆い、透明板からなる窓部14とから構成されており、この窓部14の下側に操作表示部15が設けられている。
鏡筒3には、閉じた状態にある開閉扉11aに対向する位置に、試料ホルダに保持された検査する試料を挿入する試料ステージ4が設けられ、また、窓部14に対向する位置に、複数の絞り孔のいずれかを選択して電子ビームの絞りを調整できるようにした可動絞り5が設けられている。
電子顕微鏡の本体装置1の電子銃部2と鏡筒3の両側とカバー部6の内面との間には、垂直仕切パネル12a,12bが取り付けられ、電子顕微鏡の本体装置1の後部側や架台筐体の後部側がこれら垂直仕切パネル12a,12bが外部から見えないように封鎖されている。試料ステージ4や可動絞り5はこれら垂直仕切パネル12a,12bよりも手前側(前部側)にある。また、前部下側パネル10a,10bの上端部と鏡筒3,垂直仕切パネル12a,12bとの間に、扇形状の水平仕切パネル13が設けられており、電子顕微鏡本体部1が載置されて架台筐体が見えないように、その上方が封鎖されている。
このようにして、鏡筒3と垂直仕切パネル12a,12bと水平仕切パネル13と開閉扉11a,11bと窓部14とによって空間が形成され、この空間内に鏡筒3の試料ステージ4や可動絞り5が設けられ、また、窓部14からこの空間内を覗き見ることができる。開閉扉11a,11bは、通常、閉じた状態にしておくが、開閉扉11aを開くことにより、可動絞り5を調整操作したり、試料ステージ4での試料ホルダの出し入れ(即ち、試料の出し入れ)をすることができる。なお、かかる構成では、可動絞り5の調整操作や試料ステージ4での試料ホルダの出し入れは右側の開閉扉11aを開くことによって行なうことができるので、左側の開閉扉11bは開閉不能(即ち、固定のパネル)としてもよい。
また、開閉扉11bはネジ止めで固定し、メンテナンス時のみ開閉できるようにしてもよい。このように、片側の開閉扉側には、通常の観察作業でアクセスする必要がある機器だけを配置した構成とすることにより、通常の観察作業では、開閉扉11aの開閉だけとなり、メンテナンス時にアクセスするコールドフィンガのデュア28は露出されることがない。そのため、観察作業時において、メンテナンス時にだけアクセスする機器に触れるおそれがなく、操作を分かり易くすることができる。
図1(c)は図1(a),(b)での操作表示部15を示すものであって、この操作表示部15には、電子顕微鏡の電源をオン,オフするための電源キー16と、緊急停止させるための非常ボタン17と、電子顕微鏡本体部1内を真空近い低圧状態にするための真空ボタン18と、電子顕微鏡本体部1内にエアーを供給して低圧状態が圧力を上昇させるためのエアーボタン19と、電子銃バルブをロック状態にするための電子銃バルブロックスイッチ20と、イオンポンプの状態を表示するイオンポンプ状態表示ランプ21と、電子銃パルブがオープン状態であることを表示する電子銃バルブオープンランプ22と、電子銃パルブがクローズ状態であることを表示する電子銃バルブクローズランプ23とが設けられている。
図2は図1(a),(b)で上面パネル9,水平仕切パネル13が取りはずしたときの上側からカバー部6の内部を見たときの平面図、24は架台筐体、25は高圧ケーブル支え、26は電子銃リフタ、27はEDX(エネルギー分散型X線分析装置)のデユワ、28はコールドフィンガのデユワ、29は枠体(フレーム)、30はダンパ、31a,31b配置決めジグ、32a,32bは位置決めブロック、33a,33bは位置決めジグ、34は取っ手であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
なお、図2(a),(b)において、位置決めジグ33a,33bを留めているネジ及びネジ穴は簡略化して示している。
また、図3は図2の分断線A−Aから後部側を見た縦断面図であって、35,36は高さ調整部材、37はパネル受け部材、38は床面であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
図3では、枠体29の上端部は、本来はこの断面図では現われないが、理解を容易にするために、図示している。
図2及び図3において、前後に縦長の架台筐体24の上面の前部側に電子銃部2と一体の鏡筒3が載置されており、その後部側にメンテナンスのために電子銃部2を持ち上げる電子銃リフタ26や高圧ケーブル25などが配置されている。また、液体窒素が満たされた内部にX線検出器が設けられたEDXのデユワ27が設けられている。以上のものは垂直仕切パネル12a,12bの後部側に設けられている。また、垂直仕切パネル12bの手前側には、鏡筒3内の試料付近に浮遊するガス分子をトラップするコールドフィンガーを冷却するデユワ28が設けられている。
以上の電子顕微鏡本体部1や架台筐体24とは、全体として、枠体29に上記の各パネルが取り付けられた構成のカバー部6によって覆われている。なお、水平仕切パネル13は、架台筐体24の上面に設けられたパネル受け部37に取り付けられている。
架台筐体24の左右側面には、それらの前部側と後部側とに夫々ダンパ30が設けられ、また、架台筐体24とカバー部6との位置決めをするための位置決めジグ31a,31bがカバー部6の枠体29の左右の内面側に2つずつ設けられ、架台筐体24の左右側面に、枠体29の位置決めジグ31a,31bに夫々対向するようにして、位置決めブロック32a,32bが設けられている。これら位置決めジグ31aと位置決めブロック32a、位置決めジグ31bと位置決めブロック32bとが夫々枠体29の位置決め部材をなしている。なお、以下では、位置決めジグ31a,31bが枠体29に設けられ、位置決めブロック32a,32bが架台筐体24に設けられているものとするが、逆に、位置決めジグ31a,31bが架台筐体24に、位置決めブロック32a,32bが枠体29に設けられるようにしてもよい。さらに、架台筐体24の上面の後部側端部に、この架台筐体24とカバー部6とを一時的に連結してこれらの位置関係を固定するための、一時的な連結部材としての位置決めジグ33a,33bが取り付けられている。
なお、開閉扉11a,11bには、図2に示すように、取っ手34が設けられ、これにより、開閉扉11a,11bは簡単に開閉できる。
図4(a)は図2における位置決めジグ31a,33aの部分を拡大して示す平面図、図4(b)は図4(a)の分断線B−Bに沿う断面図であって、31a1,31a2は対をなす位置決めジグであり、図2に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
なお、図4(b)において、説明のために、2本のネジ32a,32bを同一図面上に示している。
図4(a),(b)において、枠体29の枠の内面に設けられている位置決めジグ31aは、2つの対をなすL字状の位置決めジグ31a1,31a2が前後方向に所定の間隔をもって取り付けられているものであり、また、架台筐体24の右側面には、平板状の位置決めブロック32aが取り付けられている。2つの位置決めジグ31a1,31a2の上記間隔は、この位置決めブロック32aの前後方向の長さdよりも若干大きく設定されている。架台筐体24の反対側の側面も、同様の位置決めジグ31bと位置決めブロック32bとが設けられている(図2)。
カバー部6を電子顕微鏡本体部1を覆うように取り付ける場合には、後述するように、枠体29を取り付けながら組み立てていくのであるが、この枠体29を取り付けるときに、架台筐体24の位置決めブロック32aが枠体29の2つの位置決めジグ31a1,31a2の間に入り込むようにして、架台筐体24に対する枠体29の前後左右方向の位置が決められる。この場合、位置決めジグ31a1,31a2が位置決めブロック32aに触れないように、即ち、位置決めブロック32aとその前後の位置決めジグ31a1,31a2との間隔が等しくなるようにする(例えば、3mm程度)。架台筐体24の左側の位置決めジグ31bと位置決めブロック32b(図2)についても同様である。これにより、架台筐体24に対する枠体29、従って、カバー部6の前後方向の位置関係が決められる。また、架台筐体24の右側面での位置決めブロック32aと枠体29の内面との間と、架台筐体24の左側面での位置決めブロック32bと枠体29の内面との間とにも等しい間隔を持たせる(例えば、3mm)。これにより、架台筐体24に対する枠体29、従って、カバー部6の左右方向の位置関係が決められる。
このように、架台筐体24に対する枠体29の位置が決められると、枠体29に後部下側パネル8が取り付けられ、架台筐体24の上面にねじ33a2で軽く締め付けることによって取り付けられている位置決めジグ33aの端部がねじ33a3によって後部下側パネル8に取り付けられ、しかる後、ねじ33a2によってこの位置決めジグ33aが架台筐体24の上面に固定される。位置決めジグ33aには、ねじ33a2に対するねじ孔33a1がその長手方向に細長く形成されており、これにより、位置決めジグ33aは、ねじ33a2で軽く締め付けられていても、その長手方向に移動させることができ、枠体29の位置決めのときに、位置決めジグ33aが邪魔にならないようにすることができる。
左側の位置決めジグ33b(図2)についても同様であり、これにより、架台筐体24に対する枠体29、従って、カバー部材6の前後左右方向の位置関係が固定される。
このように、架台筐体24に対する枠体29の位置決めがなされると、この枠体29に各パネルの取り付けが行なわれ、最後に後方上側パネル7の取り付けが行なわれるが、この取り付け前に、ねじ33a2を緩め、ねじ33a3をはずし、位置決めジグ33aを左方へ移動させて後方下側パネル8から離す。しかる後、後方上側パネル7を枠体29に取り付ける。なお、位置決めジグ33aを取り外すようにしてもよい。
架台筐体24の左側の位置決めジグ33bについても同様であり、これにより、カバー部6が、正しく位置決めされた状態で、架台筐体24から分離される。カバー部6が架台筐体24から分離されている結果、枠体ないしパネルの振動は架台筐体24に伝達されないので、用いるダンパの個数を減らすことができる。
ここで、図2及び図3で説明したように、架台筐体24の側面にダンパ30が設けられ、このダンパ30を介して架台筐体24が床面に設置されている。また、高さ調整部材35により、架台筐体24や電子顕微鏡本体部1の高さを微調整することができる。また、カバー部6も、高さ調整部材36により、その高さを微調整することができる。
図5は図3におけるダンパ30及び高さ調整部材35,36の部分を拡大して示す断面図であって、39は振動板、40は張出し部、41はダンパ脚、42はベースであり、図3に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
また、図6は図3における架台筐体24の側面部を示す斜視図であって、図5に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、架台筐体24の右側面には、その側面から突出した張出し部40が形成されており、この張出し面40の下端面に振動板39を介してダンパ30が設けられている。また、このダンパ30は、ダンパ脚41を介して、床面38に設けられたベース42上に載置されている。ここで、図6に示すように、架台筐体24の右側面では、その前部側と後部側とでダンパ30が設けられており、これらダンパ30に対して、細長い平板状の振動板39が共通に使用される。
かかる構成は、架台筐体24の左側面についても同様である。
このように、架台筐体24とこれに載置された電子顕微鏡本体部1とがダンパ30を介して床面38に設置されているので、床面38からの振動がダンパ30で吸収され、架台筐体24や電子顕微鏡本体部1に伝わることがない。
なお、カバー部6は、図5に示すように、高さ調整部材36で高さ調整を可能とするため、床面38との間に若干の隙間が生ずるが、この隙間には、コーキング材を詰め込んでカバー部材6の内部が密閉されるようにする。
図7は図1〜図3に示す第1の実施形態の分解斜視図であって、29aは後部枠体、29bは前部枠体、43は組合せ装置であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、図1〜図3に示すカバー部6は、上記のように、枠体29にパネル6〜13が取り付けられた構成をなすものであるが、枠体29は後部枠体29aと前部枠体29bとからなっている。後部枠体29aは、電子顕微鏡本体部1とこれが載置された架台筐体24とからなる装置(組合せ装置)43の後部側に被せるように、配置され、前部枠体29bは、組合せ装置43の前部側に被せるように、配置される。
ここで、図8により、後部枠体29a,前部枠体29bについて説明する。なお、同図において、29a1は上枠、29a11は突出部、29a2は下枠、29a21は円弧部、29a3はポール、29b1は上枠、29b11はアーム、29b2は下枠、29b3はポール、29b4は透明板である。
後部枠体29aは、図8(a)に示すように、4辺からなる四角状に閉じた上枠29a1と、1辺が開口して3辺からなるコ字状の下枠29a2と、複数(ここでは、6本)のポール29a3とからなるものであって、上枠29a1では、1つ辺の両側に突出部29a11が設けられ、また、下枠29a2では、2つの辺の端部間が広がるように、これら辺の端部に円弧部29a21が形成されている。夫々のポール29a3の一端を上枠29a1に取り付け、他の端を下枠29a2に取り付けることにより、後部枠体29aが形成される。2本のポール29a3は、上枠29a1の突出部29a11の先端と下枠29a2の円弧部29a21の先端との間に取り付けられる。なお、この後部枠体29aは、上枠29a1と下枠29a2と複数のポール29a3とに分解することができる。
なお、図8(a)では示していないが、図7に示すように、下枠29a2の両辺の内面側に、位置決めジグ31a,31bが設けられており、また、図6や図7に示すように、架台筐体24の左右の側面の下部に位置決めブロック32aが設けられている(位置決めブロック32bは図示せず)。
また、前部枠体29bは、図8(b)に示すように、1つのポールの途中から2つの等しい長さのアーム29b11が突出した形状の上枠29b1と、円弧状の下枠29b2と、複数(ここでは、4本)のポール29b3と、透明板29b4からなるものであって、夫々のポール29b3の一端が上枠29b1のポールの先端とアーム29b11の先端に取り付けられ、それらの他端が下枠29b2に取り付けられ、透明板29b4が上枠29b1のアーム29b11間に取り付けられることにより、前部枠体29bが形成される。なお、この前部枠体29bは、上枠29b1と下枠29b2とポール29b3とに分解することもできる。
カバー部6を形成する場合には、まず、上記のようにして組み立て形成された後部枠体29aが組合せ装置43に被せるように、取り付けられる。
図9は後部枠体29aの組合せ装置43への取り付けを説明する斜視図であって、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、後部枠体29aが、その下枠29a2の開口側を拡げるようにして、組合せ装置43の後部側に取り付けられる(なお、ここでは、図面を簡明にするために、後部枠体29aと架台筐体24との間隔を離して示している)。これにより、上記のように後部枠体29aの下枠29a2に設けられた2つの位置決めジグ31a1,31a2の間に架台筐体24の側面下側に設けられている位置決めブロック32aが入り込むことになる。そして、この後部枠体29aに後方下側パネル8をねじ止めなどによって取り付け、図4で説明したように、この架台筐体24の左右両面でこれら位置決めジグ31aと位置決めブロック32a,位置決めジグ31bと位置決めブロック32bとの位置関係を微調整した後、図4で説明したように、位置決めジグ33a,33bを架台筐体24の上面と後方下側パネル8とにねじ止めで固定し、組合せ装置43と後部枠体29aとの位置関係を固定する。
このようにして、組合せ装置43にカバー部6を取り付ける場合、先ず、後部枠体29aを取り付けて組合せ装置43との位置関係を設定した後、図7に戻って、この後部枠体29aに前部枠体29bを取り付ける。この場合、ねじ止めなどによって両枠体29a,29bを一体に固定する。これにより、枠体29が組合せ装置43全体を覆うことになる。
しかる後、後部枠体29aに後方上側パネル7や垂直仕切りパネル12a,12bを取り付ける。また、架台筐体24のパネル受け部材37(図3)に水平仕切パネル13を取り付け、前部枠体29bに前部下側パネル10a,10bや取っ手34が取り付けられた開閉扉11a,11b、窓部14、走査表示部15が取り付けられ、カバー部6が完成する。以上のパネルなどの枠体29への取り付けは、ねじ止めなどによるものであり、これにより、堅固なカバー部6が形成される。
なお、図5で説明した高さ調整部材35による架台筐体24の高さ調整は、例えば、架台筐体24が設置されるときに行なわれ、高さ調整された架台筐体24上に電子顕微鏡本体部1が載置される。また、枠体29の高さ調整部材36による高さ調整は、例えば、図9で説明したように、枠体29と組合せ装置43との位置調整をするときに行なわれ、これにより、位置決め軸33a,33bを架台筐体24の上面と後部枠体29aに取り付けられた後方下側パネル8とにねじ止めによって固定することができる。また、上記のように、枠体29の下端と床面38との隙間は、例えば、高さ調整や枠体29の位置調整が終了した後、コーキング材が詰められる。
以上のようにして、電子顕微鏡本体部1と架台筐体24との組合せ装置43がカバー部6によって密閉されることにより、清浄な空気のダウンフローによる風や音がカバー部6によって遮られ、また、組合せ装置43とカバー部6とが分離されているので、これらによる振動が電子顕微鏡本体部1に伝わらない。
なお、位置決めジグ33a,33bが振動を吸収する、例えば、ゴムなどの免震材で形成されていれば、架台筐体24の上面と枠体29の後方下側パネル8とに固定したままであってもよい。
また、枠体29やこれに取り付けられる各パネルも磁性体で構成する。これにより、外部からの磁場はカバー部6で遮蔽されることになり、電子顕微鏡の外部磁場による影響をなくすことができる。
さらに、パネルを磁性体で構成することとしたが、外部磁界に対する充分な遮蔽効果が得られなければ、鉄やアルミニウムなどで各パネルを構成してもよい。
この実施形態でのカバー部6は、図7〜図9で説明したように、後部枠体29aと前部枠体29bとを電子顕微鏡本体部1と架台筐体24との組合せ装置43をその前後から挟み込むようにして取り付け、このように後部枠体29aと前部枠体29bとが取り付けられて形成された枠体29に各パネルを取り付けて形成されるものであるから、カバー部を持ち上げて組合せ装置43の上方から取り付けるようにした場合に比べて、手間や労力を必要とせずに取り付け作業を行なうことができる。
また、枠体29、特に、後部枠体29aを取り付けた状態でその位置設定を行なうことができるので、枠体29、従って、カバー部6の位置設定作業が容易であるし、また、精度の高い位置設定が可能となる。
さらに、カバー部6の枠体29も、図8に示すように、枠やポールに分解できるものであるから、スペースを取らずにカバー部6を搬送することができ、搬送し易いものとなる。
なお、カバー部6を用いる目的は、クリーンルームでのダウンフローによる音や振動を組合せ装置43に伝達しないことには限定されず、例えば、電子顕微鏡が一般の実験室などに設置されるときの、外部の振動や音,温度,電波などの影響を防ぐことであってもよい。
図10は本発明による走査透過型の電子顕微鏡の第2の実施形態の要部を示す外観斜視図であって、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。なお、この図10では、図1での開閉扉11a,11bや窓部14、上面パネル9などで形成される空間部内を示すために、これら開閉扉11a,11bや窓部14、上面パネル9などを省略して示している。
同図において、この第2の実施形態では、垂直仕切パネル12a,12bや水平仕切パネル13の表面を黒色や濃い焦茶色などの暗い色としているものであり、これら垂直仕切パネル12a,12bや水平仕切パネル13に対する鏡筒3のコントラストを高めるようにしている。これにより、鏡筒3での試料ステージ4や可変絞り5の数値が見やすくなるようにしている。
従って、窓部14(図1)から中を覗き込んだときや開閉扉11a(図1)を開いたときに、試料ステージ4や可変絞り5を簡単に認識することができる。
また、試料ステージ4の下方に突出して設けられているマイクロメータのツマミに配置されているスケールの数値もより容易に読み取ることができる。ここで、このマイクロメータは、試料ホルダを挿入する際の試料の高さ位置を手動で調整するための部品である。
図11は本発明による走査透過型の電子顕微鏡の第3の実施形態の要部を示す縦断面図であって、44Rは赤色発光体、44Gは緑色発光体、45は空間部であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、開閉扉11a,11bや窓部14、上面パネル9(図1)などで形成される空間部45内の所定の隅部には、LEDなどの赤色発光体44Rと緑色発光体44Gと青色発光体(図示せず)が設けられており、これら発光体が適宜発光することにより、空間部45内が加色法によって種々の色に彩られる。この空間部45内の色は、窓部14から見ることができる。
この第3の実施形態では、電子顕微鏡の状態に応じて各発光体の発光状況を変化させ、空間部45内の彩りを変化させるものであって、この彩りからオペレータが電子顕微鏡本体部1の状態を認識することができる。
図12はこの第3の実施形態での電子顕微鏡本体部1の状態に応じた空間部45内の彩りの変化の一具体例を示すフローチャートである。
同図において、電源キー16(図1(c))がオン操作されて電子顕微鏡装置が起動されると、赤色発光体44Rと緑色発光体44Gと青色発光体とが発光することにより、空間部45(図11)内は白色に彩られる(ステップ100)。そして、鏡筒3の試料ステージ4から試料ホルダを挿入し、試料を鏡筒3内に設定すると、赤色発光体44Rと緑色発光体44Gとが発光して空間部45内は橙色に彩られる(ステップ101)。そして、電子顕微鏡本体部1内を排気によって減圧開始すると、青色発光体が発光されて空間部45内が青色に彩られ、減圧が進むとともに、青色発光体の発光から緑色発光体44Gへの発光状態に移り、これとともに、空間部45内では、彩りが青色から緑色に移っていく(ステップ102)。
この実施形態では、緑色に彩られていることは、所定の減圧状態になって像の観察ができる状態であることを表わしており、橙色に彩られていることは、所定の増圧状態になって試料ホルダを取りだしてもよい状態であることを表わしている。
所定の減圧状態になって、像の観察が行なわれ(ステップ103)、その画像記録が行なわれる(ステップ104)が、その間緑色発光体44Gが発光しており、空間部45内は緑色に彩られている。試料の検査が終わり、電子顕微鏡本体部1内に空気が供給されて増圧が開始されると、青色発光体が発光し、増圧が進むとともに、青色発光体の発光から赤色発光体44Rと緑色発光体44Gとの発光状態へと移っていき、空間部45内の彩りは青色から橙色に移っていく(ステップ105)。そして、試料ステージ4からの試料ホルダの取出しとともに、赤色発光体44Rと緑色発光体44Gと青色発光体とが発光し、空間部45内が白色に彩られることになり、電源キー16(図1(c))がオフ操作されることにより、これら赤色発光体44Rと緑色発光体44Gと青色発光体が発光を停止する(ステップ106)。
なお、緊急停止の状態となると、赤色発光体44Rのみが発光し、空間部45内が赤色に彩られる。
また、観察を行なっている間は、制御部からの指令により、緑色の照明を消すようにしてもよい。
このように、窓部14から見た空間部45内の彩りが電子顕微鏡の状態に応じて変化するから、窓部14からこの空間部45内を覗き見ることにより、オペレータは、電子顕微鏡から離れていても、電子顕微鏡の状態を容易に認識することができる。
図13は本発明による走査透過型の電子顕微鏡の第4の実施形態の要部を示す縦断面図であって、46は透明窓、47は取っ手、48は開口部であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、この第4の実施形態は、先の各実施形態での開閉扉11a,11bや窓部14の代わりに、透明部材からなるスライド可能な大型の窓部46を用いるようにしたものである。
即ち、カバー部6の円筒面状をなす前部において、1/4周を越える範囲にわたって開口部48が設けられ、この開口部48全体を閉じることができるように、スライド可能な窓部46が設けられている。図13(a)はこの窓部46が開口部48全体を閉じた状態を示すものである。なお、この開口部48は、例えば、図1に示す第1の実施形態での開閉扉11aと窓部14とを含む領域にほぼ等しい領域である。
この窓部46の右端辺には、取っ手47が設けられており、これを用いて窓部46を開閉できる。図13(b)は窓部46が最も開いた状態を示すものであって、開口部48の左側の一部が窓部46によって遮られている。即ち、窓部46は、開口部48を全開することができず、一部を残した状態で開口部48を開いた状態にする。
なお、この第4の実施形態においても、図10に示した第2の実施形態のように、垂直仕切パネルや水平仕切パネルの表面の色合いを電子顕微鏡本体部1の表面の色合いよりも暗くしてもよいし、また、図11,図12に示す第3の実施形態のように、発光体を設けて電子顕微鏡本体部1の状態に応じて透明窓46から見た空間部内の色合いを異ならせるようにしてもよい。
図14は本発明による走査透過型の電子顕微鏡の第5の実施形態の要部を示す縦断面図であって、49a,49bは位置出しステー、50a,50bは受け部材であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
図14(a)に示すように、架台筐体24の上面の左右辺部に受け部材50a,50bが設けられており、これらに夫々L字状の位置出しステー49a,49bを嵌め込むことができる。受け部材50a,50bに嵌め込まれた位置出しステー49a,49bは架台筐体24上に安定して載置される。
これら位置出しステー49a,49bは、図14(b)に示すように、電子顕微鏡本体部1と架台筐体24とからなる組合せ装置に対するカバー部6の位置出しに用いられる。
即ち、この第5の実施形態においても、カバー部6は図7に示す枠体29やパネルなどの組立体であるが(但し、位置決めジグ31a,31bは設けられていない)、図14(b)に示すように、位置出しステー49a,49bを架台筐体24の受け部材50a,50bに取り付けた状態で、組合せ装置43を包むように、枠体29を形成し、これに夫々のパネルを取り付けてカバー部6を形成するが、ある程度のパネルが取り付けられた状態で、位置出しステー49a,49bを用いて、途中まで作成されたカバー部6の位置出し(即ち、組合せ装置43に対するカバー部6の位置決めであって、例えば、カバー部6の内面が位置出しステー49a,49bのいずれにもに当たらないように、カバー部6の位置を調整する)をし、位置出しが終了すると、位置出しステー49a,49bを取り外してカバー部6の作成の残りの作業を行なう。
以上以外の構成は、上記第1〜第4の実施形態のいずれかと同様である。
このように、この第5の実施形態においても、先の各実施形態と同様、カバー部の取付作業も簡単であるし、その位置出しも簡単に、かつ正確に行なうことができる。
本発明による走査透過型の電子顕微鏡の第1の実施形態を示す外観図である。 図1(a),(b)で上面パネル,水平仕切パネルが取りはずしたときの上側からカバー部6の内部を見たときの平面図である。 図2の分断線A−Aから後部側を見た縦断面図である。 図2における架台筐体に対するカバー部の位置決め部を拡大して示す図である。 図3におけるダンパ及び高さ調整部材の部分を拡大して示す断面図である。 図3における架台筐体の側面部を示す斜視図である。 図1に示す実施形態でのカバー部の構成部材の一具体例を示す分解斜視図である。 図7における前部枠体と後部枠体の一具体例を示す分解図である。 図7での後部枠体の組合せ装置への取り付けを説明する斜視図である。 図10は本発明による走査透過型の電子顕微鏡の第2の実施形態の要部を示す外観斜視図である。 本発明による走査透過型の電子顕微鏡の第3の実施形態の要部を示す縦断面図であって、 図11に示す第3の実施形態での電子顕微鏡の状態に応じた空間部内の彩りの変化の一具体例を示すフローチャートである。 本発明による走査透過型の電子顕微鏡の第4の実施形態の要部を示す縦断面図である。 本発明による走査透過型の電子顕微鏡の第5の実施形態の要部を示す縦断面図である。
符号の説明
1 電子顕微鏡本体部
2 電子銃部
3 鏡筒
4 試料ステージ
5 可動絞り
6 カバー部
7 後方上側パネル
8 後方下側パネル
9 上面パネル
10a,10b 前部下側パネル
11a,11b 開閉扉
12a,12b 垂直仕切パネル
13 水平仕切パネル
14 窓部
15 走査表示部
16 電源キー
17 非常ボタン
18 真空ボタン
19 エアーボタン
20 電子銃バルブロックスイッチ
21 イオンポンプ状態表示ランプ
22 電子銃バルブオープンランプ
23 電子銃バルブクローズランプ
24 架台筐体
25 高圧ケーブル支え
26 電子銃リフタ
27 EDXのデユワ
28 コールドフィンガのデユワ
29 枠体
29a 後部枠体
29b 前部枠体
29a1 上枠
29a11 突出部
29a2 下枠
29a21 円弧部
29a3 ポール
29b1 上枠
29b11 アーム
29b2 下枠
29b3 ポール
29b4 透明板
30 ダンパ
31a,31b 位置決めジグ
32a,32b 位置決めブロック
33a,33b 位置決めジグ
35,36 高さ調整部材
37 パネル受け部材
38 床面
39 振動板
40 張出し部
41 ダンパ脚
42 ベース
43 組合せ装置
44R 赤色発光体
44G 緑色発光体
45 空間部
46 透明窓
47 取っ手
48 開口部
49a,49b 位置出しステー
50a,50b 受け部材

Claims (8)

  1. 電子顕微鏡本体部と、該電子顕微鏡本体部が載置される架台筐体と、該電子顕微鏡本体部と該架台筐体とを覆うカバー部とを備えた電子顕微鏡装置において、
    該カバー部は、該電子顕微鏡本体部と該架台筐体とを囲むように配置された枠体と、該枠体に取り付けられたパネルとを備えて、該枠体は、該電子顕微鏡本体部と該架台筐体とを前後から挾むようにして連結された2つの枠体部材で構成され、
    該カバー部の取り付け時に該架台筐体に対して該カバー部の該枠体の位置合わせを行なう位置合わせ手段を備え
    該位置合わせ手段は、該架台筐体と2つの該枠体部材のいずれか一方とで該枠体の位置合わせを行なう
    ことを特徴とする電子顕微鏡装置。
  2. 請求項1において、
    前記枠体は、前記電子顕微鏡本体部の後部と前記架台筐体の後部とを覆う一方の前記枠体部材としての後部枠体と、前記電子顕微鏡本体部の前部と前記架台筐体の前部とを覆う他方の前記枠体部材としての前部枠体とから構成され、
    前記位置合わせ手段は、前記架台筐体と該後部枠体とで前記枠体の位置合わせを行なう
    ことを特徴とする電子顕微鏡装置。
  3. 請求項において、
    前記位置合わせ手段は、前記後部枠体に設けられた第1の位置合わせ手段と、前記架台筐体に設けられた第2の位置合わせ手段とから構成されたことを特徴とする電子顕微鏡装置。
  4. 請求項3において、
    前記第1の位置合わせ手段は、前記後部枠体の内側に所定の間隔で配置された2つの位置決めジグで構成され、
    前記第2の位置合わせ手段は、前記架台筐体の側面で前記2つの位置決めジグと対向する位置に配置された位置決めブロックで構成され、
    前記位置決めブロックが前記2つの位置決めジグの間に配置されることで前記後部枠体の位置合わせを行なう
    ことを特徴とする電子顕微鏡装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1つにおいて、
    前記後部枠体は、4つの辺からなる四角状の上枠と、3つの辺からなるコ字状の下枠と、該上枠と該下枠とを連結する複数のポールとから構成され、該上枠と該下枠と該ポールとに分解可能であることを特徴とする電子顕微鏡装置。
  6. 請求項5において、
    前記位置決めジグは、前記後部枠体の下枠に設けられ、
    前記位置決めブロックは、前記架台筐体の側面下側に設けられている
    ことを特徴とする電子顕微鏡装置。
  7. 請求項1または2において、
    前記位置合わせ手段は、前記架台筐体の上面に設けられた受け部材と、該受け部材に着脱可能に取り付けられた位置出しステーとから構成されたことを特徴とする電子顕微鏡装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つにおいて、
    前記カバー部は、高さ調整を可能とする高さ調整部材を備えていることを特徴とする電子顕微鏡装置。
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