JP4854488B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿の画像情報を読み取る原稿読取装置に関する。
従来、複写機等に使用される画像読取装置には、原稿搬送装置により原稿を1ページずつ原稿台ガラス上に搬送し、その搬送路に固定された露光装置により露光して原稿の画像を読み取る、いわゆる「流し読み」を行うものが知られている(特許文献1)。
図8に、自動原稿給送装置100が搭載された従来の画像読取装置117を示す。自動原稿給送装置100は、原稿102を積載する原稿トレイ101を備えており、原稿トレイ101の上方には、給紙ローラ103が設けられている。給紙ローラ103は、分離搬送ローラ104と同一駆動源に接続され、該駆動源の駆動により回転して、原稿を給紙する。
給紙ローラ103は、通常、ホームポジションである上方の位置に退避しており、原稿のセット作業を阻害しないようになっている。給紙動作が開始されると、給紙ローラ103は下降して原稿102の上面に当接する。給紙ローラ103は、図示しないアームに軸支されているので、アームが揺動することにより上下に移動する。
分離搬送従動ローラ105は、分離搬送ローラ104の対向側に配置されており、分離搬送ローラ104側に押圧されている。分離搬送従動ローラ105は、分離搬送ローラ104より僅かに摩擦が少ないゴム材等から形成されており、分離搬送ローラ104と協働して、給紙ローラ103によって給紙される原稿102を1枚ずつ捌いて給紙する。
レジストローラ106およびレジスト従動ローラ107は、分離部で給紙された原稿の先端を揃えるものであり、静止したレジストローラ対106,107のニップ部に向けて分離した原稿の先端を突き当て、原稿にループを生じさせてその先端を揃える。そして、リードローラ108およびリード従動ローラ109は、原稿を流し読みガラス116に向けて搬送する。流し読みガラス116の対向側には、プラテンローラ110が配置されている。
流し読みガラス116上を通過する原稿102の表面の画像情報は画像読取装置117のCCDラインセンサ126によって読み取られる。CCDラインセンサ126での原稿102の表面画像読み取りが終了すると、リード排出ローラ111およびリード排出従動ローラ112は、原稿を排紙ローラ113に搬送する。なお、図8において符号115は、流し読みガラス116からシートをすくい上げるためのジャンプ台である。排紙ローラ113は、原稿を排紙トレイ114に排出する。
画像読取装置117は、読み取り原稿面に対して光を照射するランプ119、および原稿102からの反射光をレンズ125およびCCDラインセンサ126に導くミラー120,121,122を有する。ランプ119およびミラー120は、第1ミラー台123に取り付けられている。また、ミラー121,122は、第2ミラー台124に取り付けられている。
ミラー台123,124は、ワイヤ(図示せず)によって駆動モータ(図示せず)に接続され、駆動モータの回転駆動により原稿台ガラス118と平行に移動する。原稿からの反射光は、ミラー120,121,122を介してレンズ125に導かれ、レンズ125によってCCDラインセンサ126の受光部に結像される。CCDラインセンサ126は、結像した反射光を受光素子で光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力する。
上記構成の画像読取装置117では、原稿固定読み取りモードおよび流し読みモードの2つのモードで原稿を読み取ることができる。原稿固定読み取りモードは、原稿102を原稿台ガラス118上に載置し、第1ミラー台123および第2ミラー台124を移動させながら原稿を読み取る。流し読みモードは、第1ミラー台123および第2ミラー台124を停止させた状態で、自動原稿給送装置100によって原稿102を搬送させながら、流し読みガラス116位置で原稿を読み取る。
次に、図9を参照して、CCDラインセンサ126(4ラインCCD)について説明する。
CCDラインセンサ126は、BW(黒色)、B(青色),G(緑色),R(赤色)の各分光感度特性を持つ4本の直線状の画素列が互いに平行に配列されている。4本の画素列は各々BWセンサ201、Bセンサ202、Gセンサ203、Rセンサ204の順に配列されており、各々のある一定の間隔を持って互いに平行に配置されている。例えばBWセンサ201、Bセンサ202間は6ライン分の間隔(55.95μm)を持って配列されており、Bセンサ202,Gセンサ203,Rセンサ204は各々2ライン分の間隔(18.65μm)を持って配列されている。
上記構成の画像読取装置117で流し読みを行う場合、図10を参照して、流し読みガラス116上に付着物301(以下ゴミと称する)が付着していると、原稿とともにゴミ301を読み取ってしまうことになる。明るい原稿を読み取った場合は、ゴミ301に対応する位置で画像レベルが周囲に対し低下してしまう現象が起こる。また、同様に、暗い原稿を読み取った場合、ゴミ301に対応する位置で画像レベルが周囲に対し増加してしまう現象が起こる。流し読みの際は読み取り位置が固定のため、形成されるため画像には、図11に示すように、副走査方向に連続する画像不良部(以下、スジと称する)が発生してしまう。
CCDラインセンサ126の各センサ(BW、B,G,R)は前述の通り各々間隔を持って配置されているため、流し読みモードの場合には、図12に示すように、各色の読取位置は原稿102の進行方向にずれが生じてしまう。例えばBWセンサ201、Bセンサ202間が6ライン分の間隔(55.95μm)、Bセンサ202,Gセンサ203,Rセンサ204は各々2ライン分の間隔(18.65μm)で配列されている場合、BWの読取位置とBの読取位置は254μmずれている。また、Bの読取位置,Gの読取位置,Rの読取位置は各々84.67μmずれている。
そのため、小さなゴミが原因となるスジはBWセンサとカラーセンサ(Bセンサ、Gセンサ,Rセンサ)の両方に読み取られることはなく、同一のゴミが原因となるスジがBW画像とカラー画像に現れることはない。
このことを利用し、スジの検出を行なうようにした画像読取装置が提案されている(特許文献2)。この提案では、まず、各色の読取データに対して各々のライン間隔分の遅延処理を行うことで各センサの読取データ間のずれを修正する。そして、原稿の同一場所のBWサンサで読取を行ったモノクロデータとカラーセンサで読み取ったデータを合成(演算)したモノクロデータを比較することでスジを検出する。上記スジの検出はCISラインセンサでも実行可能である。
特開2001−285595号公報 特開2002−271631号公報
BWセンサはカラーセンサのようにカラーフィルタが必要ないため一般的にカラーセンサより感度が高く、同一光源で画像読み取りを行う際は高速で読み取りを行っても画質劣化が少ない。従って、上記のようなラインセンサではBW読み取りを指定された場合と、カラー読み取りを指定された場合とで、センサ感度に合わせて読取速度を変更し、各読み取りモードで生産性が最も高まるような制御することが一般的である。
しかし、センサ感度に合わせて読取速度を変更すると、例えばBWセンサの読取速度の限界値と、カラーセンサの読取速度の限界値とが同一にならない。
上記従来の構成では、BWセンサの読取速度(データ転送速度)とカラーセンサの読取速度(データ転送速度)とが同一の場合に限りスジの検知をすることが可能である。従って、BWセンサの読取速度(データ転送速度)とカラーセンサの読取速度(データ転送速度)とが異なる場合にはスジの検出ができないことになる。
そこで、本発明は、白黒センサおよびカラーセンサのうちの一方のセンサの読取速度と他方のセンサの読取速度とが異なる場合であっても、流し読み時のスジを検出することができる原稿読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の原稿読取装置は、カラー読取モードと白黒読取モードとを有する原稿読取装置において、白黒画像情報を出力する白黒センサと、複数の色成分を示すカラー画像情報を出力する複数のカラーセンサと、前記白黒センサのための第1駆動クロックおよび前記複数のカラーセンサのための第2駆動クロックを生成するクロック生成手段と、前記第1駆動クロックに応じて駆動された前記白黒センサから出力された原稿の白黒画像情報および前記第2駆動クロックに応じて駆動された前記複数のカラーセンサから出力された前記原稿のカラー画像情報から、該原稿の白黒画像情報および該原稿のカラー画像情報におけるごみ位置を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づき、前記原稿の白黒画像情報または前記原稿のカラー画像情報に対して補正処理を行う補正処理手段と、を有し、前記白黒読取モードが設定された場合は、前記クロック生成手段は、前記白黒読取モードに対応した第1周波数に基づき前記第1駆動クロックを生成し、該第1周波数の1/n倍(nは整数)である第2周波数に基づき前記第2駆動クロックを生成し、前記検出手段は、前記第1周波数に基づく第1駆動クロックに応じて駆動された前記白黒センサから出力されたn個の白黒画像情報を平均化し、該平均化された白黒画像情報および前記第2周波数に基づく第2駆動クロックに応じて駆動された前記複数のカラーセンサから出力されたカラー画像情報から、前記ごみ位置を検出し、前記カラー読取モードが設定された場合は、前記クロック生成手段は、前記カラーモードに対応した第3周波数に基づき前記第1および第2駆動クロックを生成し、前記第3周波数に基づく第1駆動クロックに応じて駆動された前記白黒センサから出力された白黒画像情報および前記第3周波数に基づく第2駆動クロックに応じて駆動された前記複数のカラーセンサから出力されたカラー画像情報から、前記ごみ位置を検出することを特徴とする。
本発明によれば、白黒センサおよびカラーセンサのうちの一方のセンサの読取速度と他方のセンサの読取速度とが異なる場合であっても、流し読み時のスジを検出することができる原稿読取装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。なお、本実施の形態の画像読取装置の基本的構造については、既に図8で説明した従来の画像読取装置と同様であるため、その説明を省略する。また、従来の画像読取装置に対して重複又は相当する部分については符号を流用して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態である画像読取装置の機能ブロック図である。図1に示すように、この画像読取装置は、CCDラインセンサ126の各センサ201,202,203,204より読取原稿の濃度に応じたBW,B,G,R各色のアナログ電気信号が出力される。A/D変換回路601,602,603,604により各色のアナログ電気信号は各々デジタル画像信号に変換され、シェーディング補正回路605,606,607,608により光量の不均一性の影響やCCDラインセンサ126の画素感度の影響を補正する。
クロックジェネレータ621,622は、BW,B,G,R各色の駆動クロックを生成するモジュールとなっている。クロックジェネレータ621は、自己生成したクロックをBWセンサ201の駆動クロックとして出力するモードと、クロックジェネレータ622の生成したクロックをBWセンサ201の駆動クロックとして出力するモードとを選択できるようになっている。
また、クロックジェネレータ622は、自己生成したクロックをB,G,R各色のセンサ202,203,204の駆動クロックとして出力するモードで動作することができる。また、クロックジェネレータ622は、クロックジェネレータ621の生成したクロックを分周回路623で分周し、B,G,R各色のセンサ202,203,204の駆動クロックとして出力するモードで動作することができる。分周回路623は、クロックを2分周することが可能となっている。
次に、図4を参照して、通常の読み取り動作について説明する。
通常読み取り時は、まず、BW読み取りを指定されたか、カラー読み取りを指定されたかを判断する(ステップS901)。そして、BW原稿を読み取る際は、クロックジェネレータ621を100Mhzに設定し(ステップS902)、カラー原稿を読み取る際は、クロックジェネレータ622を60Mhzに設定する(ステップS903)。なお、この周波数は一例で特に限定されず、センサの感度に合わせて設定される。図2に、上述の処理イメージを示す。
その後、BW原稿読み取り時は、BW画像データは遅延回路609を通り(10ライン分遅延)、スジ補正回路619をスルーして後段処理にデータ転送する(ステップS904)。また、カラー原稿読み取り時は、B,G,R各色の画像データは610,611に入力される。そして、各々の画像データがR画像データと原稿の同一箇所のデータになるように遅延され(B画像データは4ライン分遅延、Gデータは2ライン分遅延)、スジ補正回路620をスルーして後段処理にデータ転送する(ステップS905)。
次に、図5を参照して、スジ補正読み取り時の動作について説明する。
まず、BW読み取りを指定されたか、カラー読み取りを指定されたかを判断する(ステップS1001)。
そして、ステップS1001で、BW原稿の読み取りが指定された場合は、クロックジェネレータ621を100Mhzに設定する(ステップS1002)。次に、クロックジェネレータ622を分周回路623からの入力に切り替え、クロックジェネレータ621の生成したクロックの2分周クロック(同期クロック)である50Mhzに設定する(ステップS1003)。なお、この周波数は一例であり、特に限定されない。また、B,G,Rの各センサ202,203,204はBWセンサ201に対して、1/2の駆動周波数となる。
その後、各色の画像データは遅延回路609,610,611に入力され、各々の画像データがR画像データと原稿の同一箇所のデータになるように遅延させられる(ステップS1004)。具体的には、BW画像データを10ライン分遅延、B画像データを4ライン分遅延、Gデータを2ライン分遅延させる。
ここで、上記クロックジェネレータで設定された各センサの駆動クロックにより、B,G,R画像データに対してBW画像データは2倍の速度であるため、BW画像データはB,G,R画像データが1ライン読み取る間に2ライン読み取ることになる。従って、このままではB,G,R画像データとBW画像データとは同一箇所での比較ができない。このため、BW画像データを図1の画像データ平均化回路612により2ライン平均化して1ラインの画像データに変換する(ステップS1005)。遅延回路609,610,611及び画像データ平均化回路612により、各センサのライン間隔分のずれがなくなる。
図3に、上述の処理イメージを示す。
次に、図1の画像合成回路616について説明する。画像合成回路616は、R画像データ、G画像データ、B画像データに基づき、BWセンサ201と概略同一の分光感度を持つ合成BW画像データを算出する回路である。具体的には次式(1)を用いて合成BW画像データを算出する(ステップS1006)。
合成BW画像データ=α×Rデータ+β×Gデータ+γ×Bデータ …(1)
(1)式中のα、β、γは係数であり、本実施の形態では、α=0.3、β=0.59、γ=0.11として演算を行う。
以上の過程により、BW画像データと合成BW画像データとは互いに原稿の同一箇所の濃度をほぼ同一の分光感度で読み取ったデータとなっているので、画像データも概略等しくなる。
前述したように、各色の読取位置は原稿の進行方向に対してずれがあるため、小さなゴミが原因となるスジはBWセンサ201とカラーセンサ(Bセンサ202、Gセンサ203,Rセンサ204)の両方に同時に読み取られることはない。
このため、スジ検出回路618では、原稿同一箇所のBW画像データと合成BW画像データとの比較を行い、両者の値が大きく異なる場合は不一致とし、該読取箇所にはゴミが存在すると判断する。
しかし、この判断のみでスジの検出を行うと突発的なノイズやばらつきが原因となり誤検出を起こす。このため、この不一致箇所が同一主走査位置で副走査方向に複数ライン(例えば10ライン)連続した場合にのみスジを検出した旨の信号を後段のスジ補正回路619に出力するよう制御を行う(ステップS1007)。
スジ検出回路618によりスジを検出した旨の信号を受け取ったスジ補正回路619は画像データの該当箇所を補正する処理を行い(ステップS1008)、後段処理にBW画像データを転送する(ステップS1009)。
本実施の形態でのスジ補正回路619は、スジ部分の画素をスジの周囲の画素のデータより線形補間で求め補間する。
次に、ステップS1001で、カラー原稿の読み取りが指定された場合は、クロックジェネレータ622を60Mhzに設定する(ステップS1010)。また、クロックジェネレータ621をクロックジェネレータ621の生成したクロックを入力するモードに切り換え、60Mhzに設定する(ステップS1011)。なお、この周波数は一例であり、特に限定されない。また、B,G,R各センサ202,203,204はBWセンサ201に対し、1:1の駆動周波数となる。
次に、各色の画像データは遅延回路609,610,611に入力され、各々の画像データがR画像データと原稿の同一箇所のデータになるように遅延させられる(ステップS1012)。具体的には、BW画像データを10ライン分遅延、B画像データを4ライン分遅延、Gデータを2ライン分遅延させる。
ここで、上記クロックジェネレータで設定された各センサの駆動クロックにより、B,G,R画像データに対してBW画像データは1:1の関係となるため、各センサのライン間隔分のずれがなくなり、このままで同一箇所同士の比較が可能となる。
次に、ステップS1006と同様にして、画像合成回路616により、上記(1)式を用いて合成BW画像データを算出する(ステップS1013)。
以上の過程により、BW画像データと合成BW画像データとは互いに原稿の同一箇所の濃度をほぼ同一の分光感度で読み取ったデータとなっているので、画像データも概略等しくなる。
前述したように、各色の読取位置は原稿の進行方向に対しずれがあるため、小さなゴミが原因となるスジはBWセンサ201とカラーセンサ(Bセンサ202、Gセンサ203,Rセンサ204)との両方に同時に読み取られることはない。
このため、スジ検出回路618では原稿同一箇所のBW画像データと合成BW画像データとの比較を行い、両者の値が大きく異なる場合は不一致とし、該読取箇所にはゴミが存在すると判断する。
また、この判断のみでスジの検出を行うと突発的なノイズやばらつきが原因となり誤検知を起こす。このため、この不一致箇所が同一主走査位置で副走査方向に複数ライン(例えば10ライン)連続した場合に、スジを検出した旨の信号を後段のスジ補正回路620に出力する(ステップS1014)。
スジ検出回路618よりスジを検出した旨の信号を受け取ったスジ補正回路620は各色の画像データの該当箇所を補正する処理を行い(ステップS1015)、後段処理にカラー画像データを転送する(ステップS1016)。
本実施の形態では、スジ補正回路620は、スジ部分の画素をスジの周囲の画素のデータより線形補間で求めて補間する。
以上説明したように、この実施の形態では、BWセンサ201の読取速度(データ転送速度)とカラーセンサ202,203,204の読取速度(データ転送速度)とが異なる場合であっても、流し読み時のスジを検出することができる。
次に、図6および図7を参照して、本発明の第2の実施の形態である画像読取装置について説明する。なお、本実施の形態の画像読取装置の基本的構造については、既に図8で説明した従来の画像読取装置と同様であるため、その説明を省略する。また、従来の画像読取装置に対して重複又は相当する部分については符号を流用して説明する。
図6は、本発明の第2の実施の形態である画像読取装置の機能ブロック図である。図6に示すように、この画像読取装置は、CCDラインセンサ126の各センサ201,202,203,204より読取原稿の濃度に応じたBW,B,G,R各色のアナログ電気信号が出力される。A/D変換回路601,602,603,604により各色のアナログ電気信号は各々デジタル画像信号に変換され、シェーディング補正回路605,606,607,608により光量の不均一性の影響を補正する。
その後、各色の画像データは遅延回路609,610,611に入力され、各々の画像データがR画像データと原稿の同一箇所のデータになるように遅延させられる。具体的には、BW画像データを10ライン分遅延、B画像データを4ライン分遅延、Gデータを2ライン分遅延させる。
次に、遅延処理が施され、各センサのライン間隔分のずれがなくなった各色画像データに対して画像データ間引き回路612,613,614,615により所定ラインおきに間引き処理が行われる。
このとき、BW画像データに対応する画像データ間引き回路612はNライン毎に1ライン分の画像データを出力し、カラー画像データに対応する画像データ間引き回路613,614,615はM回毎に1ライン分の画像データを出力する(図7参照)。
N及びMの値は、BW画像データの転送速度とカラー画像データの転送速度との比によって決定する。BW画像データの転送周波数をA(MHz)、カラー画像の転送周波数をB(MHz)とすると、A:B=N:Mとなるように決定する。
次に、図6の画像合成回路616について説明する。画像合成回路616は、R画像データ、G画像データ、B画像データを基に、BWセンサ201と概略同一の分光感度を持つ合成BW画像データを算出する回路である。具体的には、次式(2)を用いて合成BW画像データを算出する。
合成B画像Wデータ=α×Rデータ+β×Gデータ+γ×Bデータ …(2)
(2)式中のα、β、γは係数であり、本実施の形態では、α=0.3、β=0.59、γ=0.11として演算を行う。
次に、BW画像データおよび画像合成回路616より生成された合成BW画像データのうちの転送速度の速い方のデータ(例えばBW画像データ)を転送速度変換回路617により、転送速度の遅い方のデータ(例えば合成BW画像データ)と同じ速度に変換する。この転送速度変換回路617には、FIFO(FirstInFirstOut)メモリを使用する。
以上の過程により、BW画像データと合成BW画像データとは互いに原稿の同一箇所の濃度を同一の分光感度で読み取ったデータとなっているので、必然的に画像データも等しくなる。
前述したように、各色の読取位置は原稿の進行方向に対してずれがあるため、小さなゴミが原因となるスジはBWセンサ201とカラーセンサ(Bセンサ202、Gセンサ203,Rセンサ204)の両方に同時に出現することはない。
このため、スジ検出回路618では原稿同一箇所のBW画像データと合成BW画像データとの比較を行い、両者の値が大きく異なる場合は不一致とし、該読取箇所にはゴミが存在する判断する。
また、この判断のみでスジの検出を行うと、突発的なノイズやばらつきが原因となり誤検出を起こす。このため、この不一致箇所が同一主走査位置で副走査方向に複数ライン(例えば10ライン)連続した場合にスジを検出した旨の信号を後段のスジ補正回路619,620に出力する。
スジ検出回路618よりスジを検出した旨の信号を受け取ったスジ補正回路619,620は各色の画像データの該当箇所を補正する処理を行う。
本実施の形態でのスジ補正回路619,620は、スジ部分の画素をスジの周囲の画素のデータより線形補間で求め補間する。
以上説明したように、この実施の形態では、BWセンサ201の読取速度(データ転送速度)とカラーセンサ202,203,204の読取速度(データ転送速度)とが異なる場合であっても、流し読み時のスジを検出することができる.
本発明の第1の実施の形態である画像読取装置の機能ブロック図である。 通常読み取り時の画像データを説明するための説明図である。 画像データの比較を説明するための説明図である。 通常読み取り時の動作を説明するためのフローチャート図である。 スジ補正読み取り時の動作を説明するためのフローチャート図である。 本発明の第2の実施の形態である画像読取装置の機能ブロック図である。 画像データ間引き回路を説明するための説明図である。 自動原稿搬送装置を搭載した従来の画像読取装置を説明するための断面図である。 4ラインのCCDラインセンサの基本構成を説明するための説明図である。 流し読みの動作を説明するための説明図である。 ゴミが原因でスジが発生することを説明するための説明図である。 各色のセンサの読取位置を示す図である。
符号の説明
100 自動原稿給送装置
101 原稿トレイ
102 原稿
103 給紙ローラ
104 分離搬送ローラ
105 分離搬送従動ローラ
106 レジストローラ
107 レジスト従動ローラ
108 リードローラ
109 リード従動ローラ
110 プラテンローラ
111 リード排出ローラ
112 リード排出従動ローラ
113 排紙ローラ
114 排紙トレイ
115 ジャンプ台
116 流し読みガラス
117 画像読取装置
118 原稿台ガラス
119 ランプ
120 ミラー
121 ミラー
122 ミラー
123 第1ミラー台
124 第2ミラー台
125 レンズ
126 CCDラインセンサ
201 BWセンサ
202 Bセンサ
203 Gセンサ
204 Rセンサ
301 付着物(ゴミ)
601 A/D変換回路
602 A/D変換回路
603 A/D変換回路
604 A/D変換回路
605 シェーディング補正回路
606 シェーディング補正回路
607 シェーディング補正回路
608 シェーディング補正回路
609 遅延回路
610 遅延回路
611 遅延回路
612 画像データ間引き回路
613 画像データ間引き回路
614 画像データ間引き回路
615 画像データ間引き回路
616 画像合成回路
617 転送速度変換回路
618 スジ検出回路
619 スジ補正回路
620 スジ補正回路
621 クロックジェネレータ
622 クロックジェネレータ
623 分周回路

Claims (4)

  1. カラー読取モードと白黒読取モードとを有する原稿読取装置において、
    白黒画像情報を出力する白黒センサと、
    複数の色成分を示すカラー画像情報を出力する複数のカラーセンサと、
    前記白黒センサのための第1駆動クロックおよび前記複数のカラーセンサのための第2駆動クロックを生成するクロック生成手段と、
    前記第1駆動クロックに応じて駆動された前記白黒センサから出力された原稿の白黒画像情報および前記第2駆動クロックに応じて駆動された前記複数のカラーセンサから出力された前記原稿のカラー画像情報から、該原稿の白黒画像情報および該原稿のカラー画像情報におけるごみ位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づき、前記原稿の白黒画像情報または前記原稿のカラー画像情報に対して補正処理を行う補正処理手段と、を有し、
    前記白黒読取モードが設定された場合は、
    前記クロック生成手段は、前記白黒読取モードに対応した第1周波数に基づき前記第1駆動クロックを生成し、該第1周波数の1/n倍(nは整数)である第2周波数に基づき前記第2駆動クロックを生成し、
    前記検出手段は、前記第1周波数に基づく第1駆動クロックに応じて駆動された前記白黒センサから出力されたn個の白黒画像情報を平均化し、
    該平均化された白黒画像情報および前記第2周波数に基づく第2駆動クロックに応じて駆動された前記複数のカラーセンサから出力されたカラー画像情報から、前記ごみ位置を検出し、
    前記カラー読取モードが設定された場合は、
    前記クロック生成手段は、前記カラーモードに対応した、前記第1周波数よりも小さく前記第2周波数よりも大きい第3周波数に基づき前記第1および第2駆動クロックを生成し、
    前記第3周波数に基づく第1駆動クロックに応じて駆動された前記白黒センサから出力された白黒画像情報および前記第3周波数に基づく第2駆動クロックに応じて駆動された前記複数のカラーセンサから出力されたカラー画像情報から、前記ごみ位置を検出する
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記クロック生成手段は、
    前記第1の駆動クロックを前記白黒センサの駆動クロックとして出力する第1のクロックジェネレータと、
    前記第1の駆動クロックを分周する分周回路と、
    該分周回路で分周された前記第2の駆動クロックを前記複数のカラーセンサの駆動クロックとして出力する第2のクロックジェネレータと
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  3. 前記検出手段は、前記第2駆動クロックに応じて駆動された前記複数のカラーセンサから出力された前記原稿のカラー画像情報から合成画像情報を生成し、
    前記第1駆動クロックに応じて駆動された前記白黒センサから出力された原稿の白黒画像情報および前記生成された合成画像情報から、前記原稿の白黒画像情報および該原稿のカラー画像情報におけるごみ位置を検出する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の原稿読取装置。
  4. 前記nは2であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の原稿読取装置。
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