JP2012060493A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 画像読取装置10であって、主走査方向Xに平行に配置された複数の画素列130を有し、複数の画素列130の光蓄積タイミングを独立して変更可能であり、原稿の画像を主走査方向にライン状に読み取るカラーラインセンサ126と、原稿の画像に光を照射し、反射光をカラーラインセンサに結像させる光学系123と、カラーラインセンサにより原稿の画像を主走査方向に直交する副走査方向Yに読み取るために、原稿と光学系とを副走査方向に相対移動させる移動手段127、100と、副走査方向の色ずれを補正するための補正パラメータを記憶する記憶手段209と、記憶手段に記憶された補正パラメータに従ってカラーラインセンサの光蓄積タイミングを色毎に変更することによって副走査方向の色ずれを補正する色ずれ補正手段208を有する画像読取装置。
【選択図】 図3
Description
このような構成の場合、ラインセンサが色毎に離れて配置されているため、原稿上の同じ位置を読み取った場合でも副走査方向に色ずれが発生し、かつ設計値に対してばらつきを持つ場合がある事が知られている。その原因は、画像読取装置内に使われるレンズの色収差、原稿搬送時のモータ速度ムラ、ラインセンサ、ミラーなどの読み取りユニットの原稿搬送時の振動、搬送ぶれなどが考えられる。
特許文献2では、ラインセンサの副走査方向の走査速度の変化による位置ずれを、ライン単位の整数の位置ずれを補正する整数処理部と、1ライン未満の小数単位の位置ずれを補間演算にて補正する小数部補正部とを用いて補正する。
特許文献3では、ラインセンサの蓄積時間を色成分毎に変化させることによって生ずる読取位置ずれを補間演算によって補正する。
特許文献4では、ラインセンサの副走査方向の走査速度の変化による位置ずれを、相互相関関数演算手段を用いて補正する。相互相関関数演算手段は、リサンプリング手段の任意の1色の補間された画像情報と他色の補間された画像情報との相関関数を演算し、求められた相関関数のピーク値、ピーク位置及び合計値を演算する。
今、Aというラインに対して+0.5画素の位置ずれがあった場合に、−0.5画素の位置ずれをAラインに対し行うと、A’=A×0.5+(A−1)×0.5という演算を行う事となる。ここで、A’は、位置ずれ補正後のAラインの画像情報であり、A−1はAラインの1ライン前のデータである。
この演算を行った場合、例えばAラインが255(白)、A−1ラインが0(黒)というデータであれば、A’=127.5(グレー)となり、読取解像度が劣化(画像がぼける)してしまうことがある。
また、特許文献4では、正確な補間処理が可能となるが、処理が複雑となり回路規模が増大し装置のコストアップを招く問題点があった。
本発明は、読み取り画像の解像度の劣化を低減した画像読取装置を提供する。
自動原稿給送装置100は、CCDラインセンサ126により原稿102の画像を主走査方向に直交する副走査方向Yに読み取るために、原稿102と光学系(後述する第1ミラー台123)とを副走査方向Yに相対移動させる移動手段である。
原稿102からの反射光は、ミラー120、121、122を介してレンズ125に導かれ、レンズ125によってCCDラインセンサ126の赤(R)、緑(G)、及び青(B)の画素列(受光部)に結像される。CCDラインセンサ126は、結像した反射光を赤(R)、緑(G)、及び青(B)の画素列の受光素子で光電変換し、入射光量に応じた電気信号(画像情報)を赤(R)、緑(G)、及び青(B)の出力端子からそれぞれ出力する。
CCDラインセンサ126は、赤(R)、緑(G)、及び青(B)の3色のそれぞれについて、7500画素が矢印Xで示す主走査方向に平行に直線状に配列された画素列130(130R、130G、及び130B)を有する。1画素の間隔は10μmである。赤(R)、緑(G)、及び青(B)の3色の画素列130R、130G、及び130Bの矢印Yで示す副走査方向の間隔は、20μmである。これにより、A4原稿(主走査方向の幅は、7016画素である。)をカラー600dpiの解像度で読み取るようにレンズ125の光学倍率が設定されている。
なお、上記画素数は一例である。副走査方向Yは、主走査方向Xに直交している。
電子シャッタ信号入力端子129R、129G、及び129Bへ入力される電子シャッタ信号R、G、及びBは、画素列130R、130G、及び130Bのそれぞれの蓄積時間の開始及び停止を制御する。ここで、光蓄積タイミングは、複数の画素列130R、130G、及び130Bのそれぞれの光蓄積(蓄積時間)を開始するタイミングである。
CCDラインセンサ126は、主走査方向Xに平行に配置された複数の画素列130を有し、複数の画素列130の光蓄積タイミングを独立して変更可能であり、原稿102の画像を主走査方向Xにライン状に読み取るカラーラインセンサである。
A/Dコンバータ回路201(201R、201G、201B)は、CCDラインセンサ126に電気的に接続されている。A/Dコンバータ回路201は、CCDラインセンサ126により読み取られたアナログ画像情報を、デジタル画像情報に変換する。
シェーディング補正回路202R、202G、及び202Bは、それぞれのA/Dコンバータ回路201R、201G、及び201Bに電気的に接続されている。
シェーディング補正回路202は、A/Dコンバータ回路201により変換されたデジタル画像情報を、シェーディング補正する。シェーディング補正回路202では、ランプ119の光量のばらつき及びCCDラインセンサ126の感度のばらつきを補正するために、CCDラインセンサ126の画素毎にゲイン設定及びオフセット補正を行うことができる。
これによって、シェーディング補正回路202は、主走査方向の全域に渡り読取特性が均一になるように、デジタル画像情報を補正する。
これによって、ラインメモリ203は、CCDラインセンサ126の赤(R)、緑(G)、及び青(B)の3色の画素列の整数ライン数分の位置ずれ(色ずれ)を補正することができる。
すなわち、ラインメモリ203は、CCDラインセンサ126の赤(R)、緑(G)、及び青(B)の3色の画素列の副走査方向Yの間隔(本実施例では、2ライン分の間隔)に起因する副走査方向の色ずれを補正する間隔補正手段である。
本実施例において、ラインメモリ203は、画素列の副走査方向Yの間隔が整数ライン数であるとして、整数ライン数分の時間だけ遅延させて画像情報を転送するように構成されている。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。画素列の副走査方向Yの間隔は、かならずしも整数ライン数単位である必要はない。したがって、ラインメモリ203は、複数の画素列の間隔に対応する時間だけ遅延させて画像情報を出力するように構成されていればよい。
図4は、整数ライン数分の位置ずれ(色ずれ)を補正する際の模式図である。整数ライン数分の位置ずれ(色ずれ)は、赤(R)、緑(G)、及び青(B)の3色の画素列の間隔に起因するものである。図4の上側は、整数ライン数分の位置ずれを補正する前の読み取りラインの位置ずれを示している。図4の下側は、整数ライン数分の位置ずれを補正した後に読み取りラインが整合している様子を示している。
図2に示したように、CCDラインセンサ126の赤(R)、緑(G)、及び青(B)の画素列は、副走査方向Yに2画素(2ライン)の間隔で配置されている。図4の上側に示すように、CCDラインセンサ126の青(B)の画素列がB1ラインの画像情報を読み取っているときに、緑(G)の画素列は、2ライン前のG−1ラインの画像情報を読み取っている。また、赤(R)の画素列は、4ライン前のR−3ラインの画像情報を読み取っている。
このような整数ライン数分の画像情報の位置ずれを補正するために、図4の下側に示すように、ラインメモリ203Bは、4ライン数分に対応する時間の遅延の後にB1ラインの画像情報を出力する。ラインメモリ203Gは、2ライン数分に対応する時間の遅延の後にG1ラインの画像情報を出力する。このように整数ライン数分の位置ずれが補正された画像情報は、ラインメモリ203から情報転送ライン205を介してプリンタなどの出力機器へ出力される。
画像読取時に、画像読取コントローラ206は、不揮発性RAM209に記憶された情報を読み出し、各構成部品への制御パラメータを変更することができる。また、操作部207からのユーザー指示によって画像読取コントローラ206は、画像読取装置10を制御して画像を読み取る。
画像読取コントローラ206は、画像読取装置10の自動原稿給送装置100の給紙ローラ103、リードローラ108、リード排出ローラ111、及び排出ローラ113、及び本体117のランプ119及び駆動モータ127を制御する。
また、CCDラインセンサ126の1ライン当たりの時間は、以下のように設定される。即ち、解像度が600dpiの場合、1画素当たりの長さは42.333マイクロメートル(μm)であるから、A4原稿の副走査方向Yの画素数は210mm/42.333μm=4960画素である。よって、CCDラインセンサ126の1ライン当たりの時間は、1秒/4960≒201.613マイクロ秒(μsec)となる。
よって、画像読取コントローラ206は、タイミングジェネレータ回路208を制御してCCDラインセンサ126のTRG信号入力端子128へ201.613μsec(1ライン当たりの時間)の間隔でTRG信号を入力する制御を行う。
カウンタ502は、発振器501からのクロック信号をカウントする。カウンタ502のカウント値が画像読取コントローラ206からのTRG信号周期設定と一致した際にTRG信号をCCDラインセンサ126へ出力する。このようにして、上記1ライン当たりの時間をカウントしている。
また、デコーダ503、504、及び505は、カウンタ502のカウント値と電子シャッタ信号の開始及び終了位置設定とのコンペアマッチを発生させ、電子シャッタ信号R、G、およびBをCCDラインセンサ126へ出力する。このようにして、CCDラインセンサ126は、A4原稿を600dpiの解像度で読み取る。
A4原稿の画像を600dpiの解像度で読み取る場合、原稿上での1画素の長さは、42.333μmである。レンズ125は、原稿上の長さ42.333μmの1画素を、CCDラインセンサ126上の長さ10μmの1画素上に、結像させる倍率に設定されている。赤(R)、緑(G)、及び青(B)の画素列130R、130G、及び130Bは、理想的に2ライン間隔となるように、CCDラインセンサ126上に副走査方向Yに20μmの間隔で配置されている。
この場合、副走査方向Yへの移動速度は、212.1mm/secとなる。210mmの長さを読み取る時間は、(210mm/sec)/(212.1mm/sec)=0.99secとなる。よって、本来であれば、1ライン当たりの時間201.613μsecも1%だけ短くする必要がある。しかし、1ライン当たりの時間を短くせず、且つ、駆動モータ127の移動速度の調整が行えない場合には、読み取った画像情報の副走査方向Yの倍率が縮小されたように見える結果となる。
つまり、A4原稿の副走査方向Yの長さは、本来、210mmの長さとして読み取られなければならないのであるが、210mm×0.99=207.9mmの長さとして読み取られてしまうこととなる。
ここでは、現象をわかりやすくするために、緑(G)と青(B)の間の間隔、及び青(B)と赤(R)の間の間隔が、それぞれ0.25ライン(0.25画素)分の位置ずれがある場合における画像の色ずれを示している。副走査方向Yにラインの小数単位分だけ位置ずれが発生したことにより、図6(b)に示すように、本来の原稿になかった疑色(色ずれ)が発生してしまう。
本発明の特徴であるCCDラインセンサ126の赤(R)、緑(G)、及び青(B)の3色の画素列130R、130G、及び130Bの光蓄積タイミングをそれぞれ独立して制御することによる副走査方向Yの小数単位の色ずれ補正の原理について説明する。これまで説明してきた色ずれの発生メカニズムは、CCDラインセンサ126の赤(R)、緑(G)、及び青(B)の3色の画素列130R、130G、及び130Bの光蓄積タイミングが同じであることを前提としている。本実施例の光蓄積タイミングの詳細について以下に説明する。
図7(a)に、CCDラインセンサ126の赤(R)、緑(G)、及び青(B)の3色の光蓄積タイミングが同じ場合の1ラインの先頭を示すTRG信号と、各色の1ラインの蓄積時間を制御するための電子シャッタ信号R、G、及びBとの関係を示す。
図7(a)のTRG信号は、1ライン当たりの時間201.613μsecを示すパルスである。また、赤(R)、緑(G)、及び青(B)の画素列130R、130G、及び130Bは、電子シャッタ信号R、G、及びBがそれぞれLowレベルの際に、それぞれの色の光を蓄積する。そして、次の1ラインの先頭を示すTRG信号を受けたときに、それぞれの出力端子に各色の蓄積された光読み取り画像情報を7500画素分出力する。よって、図7(a)に示す例では、赤(R)、緑(G)、及び青(B)の全てが同じタイミングで光を蓄積している。
図7(a)は、光蓄積タイミングを変更する前のタイミングチャートである。図7(b)は、光蓄積タイミングを変更した後のタイミングチャートである。図7(b)(タイミング変更後のタイミングチャート)に示すように、緑(G)を基準として、青(B)を+20.1613μsecずらし、赤(R)を−20.1613μsecずらしている。
画像読取コントローラ206は、画像読取開始前に不揮発性RAM209にバックアップされた色ずれ測定値を読み込む。画像読取コントローラ206は、色ずれ測定値に基づいて、タイミングジェネレータ回路208を制御して、CCDラインセンサ126への電子シャッタ信号R、G、及びBの開始タイミングを設定する。これによって、電子シャッタ信号R、G、及びBの開始タイミングは、各装置に合った最適設定値に設定される。電子シャッタ信号R、G、及びBの開始タイミングは、光蓄積時間の重心のタイミングの差に基づいて決定することができる。
図8は、整数ライン数分の色ずれ補正後の読取値を示す図である。各黒線における各色の重心位置のずれの平均値を色ずれ測定値(黒線の数が多ければ多いほど色ずれ測定値の信頼性が上がる)として不揮発性RAM209にバックアップする。色ずれ測定値は、複数の画素列130のそれぞれの光蓄積時間の重心のタイミングの差(重心位置のずれ)に従って決定される値である。
工場検査者は、検査装置からの色ずれ測定値を、操作部207から入力する(ステップS905)。画像読取コントローラ206は、色ずれ測定値の入力が終了したかどうかを判断する(ステップS906)。色ずれ測定値の入力が終了したら(ステップS906のYES)、入力された色ずれ測定値を原稿固定読取モード用色ずれ測定値として不揮発性RAM209にバックアップする(ステップS907)。
工場検査者は、検査装置からの色ずれ測定値を、操作部207から入力する(ステップS912)。画像読取コントローラ206は、色ずれ測定値の入力が終了したかどうかを判断する(ステップS913)。色ずれ測定値の入力が終了したら(ステップS914のYES)、入力された色ずれ測定値を流し読みモード用色ずれ測定値として不揮発性RAM209にバックアップする(ステップS914)。
図10は、色ずれ測定値に従って副走査方向の色ずれを補正する画像読取方法を示すフローチャートである。画像読取コントローラ206は、操作部207により原稿固定読取モード又は流し読みモードのいずれが指定されたかを検出し、指定された読取モードにて画像読取動作を開始する(ステップS1001)。
また、画像読取コントローラ206は、原稿固定読取モード用色ずれ測定値に従って、タイミングジェネレータ回路208から出力される電子シャッタ信号R、G、及びBの出力タイミングを変更することにより、小数単位分の色ずれ補正に必要な設定を行う。次に、画像読取コントローラ206は、駆動モータ127、ランプ119、A/Dコンバータ回路201、シェーディング補正回路202を制御して、原稿台ガラス118上に載置された原稿の画像を読み取る制御を行う(ステップS1004)。
また、画像読取コントローラ206は、流し読みモード用色ずれ測定値に従って、タイミングジェネレータ回路208から出力される電子シャッタ信号R、G、及びBの出力タイミングを変更することにより、小数単位分の色ずれ補正に必要な設定を行う。次に、画像読取コントローラ206は、給紙ローラ103、リードローラ108、リード排出ローラ111、排出ローラ113、ランプ119、A/Dコンバータ回路201、及びシェーディング補正回路202を制御する。これにより、原稿トレイ101上の原稿102を流し読みガラス116へ搬送し、流し読みガラス116の位置(読取位置)で原稿102の画像を読み取る制御を行う(ステップS1007)。
実施例1では、色ずれ量は装置毎の製造ばらつきによって変わるため、工場出荷時に装置毎の固有値を検査で確認する。工場出荷時に測定した色ずれ測定値は、不揮発性RAM209にバックアップされる。画像読取コントローラ206は、画像読取開始前に、色ずれ測定値に従って、タイミングジェネレータ回路208を制御して、CCDラインセンサ126への電子シャッタ信号R、G、及びBの開始タイミングを各装置にあった最適設定値に設定する。
しかし、画像読取装置の製造コストを低減するために、工場出荷時に装置毎の固有値を検査する検査工程を省略する場合にも、本発明は適応可能である。
画像読取コントローラ206は、画像読取開始前に、不揮発性RAM209から色ずれ中心値を読み込む。画像読取コントローラ206は、色ずれ中心値に従ってタイミングジェネレータ回路208を制御して、CCDラインセンサ126への電子シャッタ信号R、G、及びBの開始タイミングを設定する。色ずれ中心値は、複数の画素列130のそれぞれの光蓄積時間の重心のタイミングの差(重心位置のずれ)に従って決定される値である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 自動原稿給送装置(移動手段)
123 第1ミラー台(光学系)
126 CCDラインセンサ(カラーラインセンサ)
127 駆動モータ(移動手段)
130R 赤(R)の画素列
130G 緑(G)の画素列
130B 青(B)の画素列
203 ラインメモリ
206 画像読取コントローラ
208 タイミングジェネレータ回路(色ずれ補正手段)
209 不揮発性RAM(記憶手段)
Claims (7)
- 主走査方向に平行に配置された複数の画素列を有し、前記複数の画素列の光蓄積タイミングを独立して変更可能であり、原稿の画像を前記主走査方向にライン状に読み取るカラーラインセンサと、
該原稿の該画像に光を照射し、反射光を前記カラーラインセンサに結像させる光学系と、
前記カラーラインセンサにより該原稿の該画像を前記主走査方向に直交する副走査方向に読み取るために、該原稿と前記光学系とを前記副走査方向に相対移動させる移動手段と、
前記副走査方向の色ずれを補正するための補正パラメータを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記補正パラメータに従って前記カラーラインセンサの光蓄積タイミングを色毎に変更することによって前記副走査方向の該色ずれを補正する色ずれ補正手段を有することを特徴とする画像読取装置。 - さらに、前記カラーラインセンサの前記複数の画素列の前記副走査方向の間隔に起因する前記副走査方向の該色ずれを補正する間隔補正手段を有し、
前記色ずれ補正手段は、前記間隔補正手段により補正される前記副走査方向の該色ずれを除いた前記副走査方向の該色ずれを補正することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記間隔補正手段は、前記カラーラインセンサからの画像情報を保持し、前記複数の画素列の前記間隔に対応する時間だけ遅延させて前記画像情報を出力する遅延記憶装置であることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
- 前記補正パラメータは、前記光学系および前記移動手段に起因する前記副走査方向の該色ずれに対応する値であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
- 前記補正パラメータは、前記複数の画素列のそれぞれの光蓄積時間の重心のタイミングに従って決定される値であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
- 前記光蓄積タイミングは、前記複数の画素列のそれぞれの光蓄積を開始するタイミングであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
- 前記移動手段は、該原稿を前記副走査方向に給送する自動原稿給送装置、又は、前記光学系の光源を前記副走査方向に移動させる駆動モータであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
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