JP4853393B2 - 医療用チューブ継手 - Google Patents

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Description

本発明は、医療用チューブ継手に関するものである。
医療用チューブと医療機器との接続においては迅速かつ漏れのない確実な接続強度が要求され、様々な接続方法が考えられ応用されている。あらかじめ決められた長さで使用する医療用チューブと医療機器との接続の場合は、該チューブ端部に医療機器との接続用コネクターを付設することも可能であるが、医家が任意にチューブの長さを切断して医療機器と接続する用途においては、医療機器側に該チューブに挿入可能なニップルを備え、切断した医療用チューブ端部を該ニップルに押し被せて接続する方法が多く用いられている。
ニップルを使用した医療用チューブと医療機器の接続の場合、前述の漏れのない確実な接続強度を確保する為に該チューブ内径に対し、ニップルの外径を1.1〜2.0倍程度まで大きくする必要があり、ある程度の差し込み長さも必要とする。つまり該チューブの伸縮性を利用した密着接合であるが、該チューブは伸縮性が高い反面、腰が弱く一般的に接続操作が困難で時間がかかる場合が多い。さらに該チューブの外径が4mm以下の場合にはその傾向が強く現れる為、接続操作が迅速且つ容易であることが強く求められていた。
操作が容易で確実な接続強度が得られるという接続用途においては、従来のパイプ用継手が好ましい。例えば、継手の本体となるソケット内に漏水対策としてのO−リングと、樹脂製パイプの接続を完全にする為の爪部付パイプ保持リングとが挿入されているパイプ用継手が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この樹脂製パイプは、パイプ保持リングの爪部によってパイプ外表面に爪が喰い込まれて接続されると共に、樹脂製パイプの外表面とソケット内表面との間にO−リングを挟み込んで漏水の発生を防いでいる構造となっている。またパイプ保持リング素材にはパイプ外表面に爪が食い込む硬さと弾発力が必要不可欠であるため、ステンレス鋼やリン青銅、ベリリウム銅等の金属製薄板が好適に使用されている。
しかし、金属部品を使用した継手は、医療機関等で使用されるMRIやNMRと称される核磁気共鳴画像法を利用した装置による撮影に影響を与えるため、被検査者から排除する必要があった。
特開平8−145264号公報
本発明の目的は、医療用チューブと医療機器とを迅速且つ容易に接続でき、更に漏れのない確実な接続強度を確保すると共に、MRI装置による撮影に影響を与えることの無い医療用チューブ継手を提供することにある。
このような目的は、下記(1)から(5)に記載の本発明により達成される。
(1)基端部及び先端部を有し、前記基端部から先端部にかけて連通する内腔を有している略円筒状の継手本体と、
前記継手本体の基端部の少なくとも一部を被装する固定部材と、
前記継手本体の基端部と前記固定部材との間に組込まれ、任意の長さに切断された医療用チューブを保持する樹脂製の医療用チューブ保持部材と、
を有し、更に前記継手本体の内腔は、先端部側に向かってテーパー状に縮径していると共に、前記医療用チューブ保持部材は前記継手本体の先端部に向かって縮径しながら延出する複数の爪手段を有していることを持徴とする医療用チューブ継手。
(2)前記医療用チューブ保持部材は、前記継手本体基端部と前記固定部材との間に無接着状態で組込まれている(1)に記載の医療用チューブ継手。
(3)前記継手本体の内腔面には、前記医療用チューブを気密的に保持する凸状に形成された気密性保持手段を有する(1)又は(2)に記載の医療用チューブ継手。
(4)前記医療用チューブ保持部材の座面が平坦であって、この座面が、前記固定部材の内腔の段差面と前記継手本体の基端面とで挟持される(1)ないし(3)のいずれかに記載の医療用チューブ継手。
(5)前記継手本体の内腔は基端部側に向かって拡径しており前記爪手段が先端部側に向かって変形することを許容するものである(1)ないし(4)のいずれかに記載の医療用チューブ継手。
(6)前記継手本体の前記内腔の先端部の径が、前記医療用チューブの内径よりも大きい(1)ないし(5)のいずれかに記載の医療用チューブ継手。
本発明によれば、医療用チューブと医療機器とを迅速且つ容易に接続でき、更に漏れのない確実な接続強度を確保すると共に、MRI装置による撮影に影響を与えることの無い医療用チューブ継手を提供することができる。
以下、本発明の医療用チューブ継手の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1及び2に示すように本発明の医療用チューブ継手(1)は、基端部(3)及び先端部(4)を有し、上記基端部(3)から先端部(4)にかけて連通する内腔を有している略円筒状の継手本体(11)と、上記継手本体(11)の基端部の少なくとも一部を被装する固定部材(14)と、上記継手本体(11)の基端部(3)と上記固定部材(14)との間に組込まれ、医療用チューブ(2)を保持する樹脂製医療用チューブ保持部材(13)と、を有することを特徴とする。
本発明の医療用チューブ継手(1)の継手本体(11)は、樹脂製であることが好ましい。樹脂製であることにより、MRI装置による撮影にハレーション等の影響を無くすことができる。樹脂の種類としては、例えばポリ塩化ビニール樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられるが、透明性、成形性に優れることによりポリ塩化ビニール樹脂が好ましい。
上記継手本体(11)の内径は、用いられる医療用チューブ(2)の外径によって異なるが、医療用チューブ(2)の外径より0.2mm以上1.0mm以下であることが好ましい。内径をこの範囲にすることで、医療用チューブ(2)を迅速に且つ確実に保持できる。
上記継手本体(11)の内腔の断面形状は特に限定されないが、医療用チューブ(2)が挿入される基端部(3)側の内腔形状は外側に向かって拡径されていることが好ましい。こうすることで、医療用チューブ(2)がスムーズに挿入できる。また、後述する医療用チューブ保持部材(13)が組込まれるスペースを有することが好ましい。
更に、上記継手本体(11)の内腔は、先端部(4)側に向かって縮径していることが好ましい。こうすることで無用に医療用チューブ(2)が深く差し込まれることを防止することができる。
また、上記継手本体(11)の内腔面には上記医療用チューブ(2)を気密的に保持する気密性保持手段(12)を有することが好ましい。気密性保持手段(12)を設けることにより、医療用チューブ(2)を確実に気密的に保持することができる。
上記気密性保持手段(12)は、図1に示すように継手本体(11)内腔面に凸状に形成されたものであることが好ましい。凸状に形成された気密性保持手段(12)は、上記継手本体(11)内腔面に複数個設けてもかまわない。
本発明の医療用チューブ継手(1)は、上記継手本体(11)の基端部(3)の少なくとも一部を被装する固定部材(14)を有することを特徴とする。
上記固定部材(14)は図3のように、後述する医療用チューブ保持部材(13)を組込むために、継手本体(11)を被装する内径を有する内腔と、それより小さい内径とからなる内腔でできていることが好ましい。こうすることで確実に医療用チューブ保持部材(13)を組込むことができる。
更に、固定部材(14)の上記継手本体(11)を被装している部分は、接着剤で接着固定されていることが好ましい。こうすることで、確実に医療用チューブ保持部材(13)を組込むことができる。
本発明の医療用チューブ継手(1)は、上記継手本体(11)基端部と上記固定部材(14)との間に組込まれ、医療用チューブを保持する医療用チューブ保持部材(13)を有することを特徴とする。
上記医療用チューブ保持部材(13)の形状は、特に限定されないが、上記継手本体の先端部に向かって、縮径しながら延出する複数の爪手段(15)を有していることが好ましい。このような爪手段(15)を有することで図4に示すように、医療用チューブ(2)が挿入された際、抜ける方向に力が加わると医療用チューブ(2)の外面に上記複数の爪手段(15)が食い込んで、医療用チューブ(2)が抜けることを防止できる。
上記医療用チューブ保持部材(13)は、上記継手本体(11)基端部と上記固定部材(14)との間に接着剤を使わずに組込むことができる。接着剤を使わないことで、接着剤による意図しない接着が医療用保持部材(13)の爪部に発生することを防止することができると共に接着作業に伴う乾燥工程等の煩雑な工程を省くことができる。
上記医療用チューブ保持部材(13)の材質は、特に限定されないが、例えば、PPSやPETを用いることができる。この中でも、機械的強度、剛性の高いPPSを用いることが好ましい。
上記、本発明の医療用チューブ継手(1)に用いられる継手本体(11)、医療用チューブ保持部材(13)及び固定部材(14)の成形方法は、特に限定されないが、射出成形法が好ましい。射出成形法により寸法精度を向上させることができる。
上述したように、本発明の医療用チューブ継手(1)は継手本体(11)、医療用チューブ保持部材(13)及び固定部材(14)の3部材と少ない部品数であり、組み立て工数も少なくてすむため、廉価にて製造することができる。
本発明の医療用チューブ継手の正面図である。 本発明による医療用チューブ継手を構成する部品の外観図である。 本発明の医療用チューブ継手を構成する部品と接続される医療用チューブを示した断面図である。 本発明による医療用チューブ継手と医療用チューブとの接合状態を示した断面図である。
符号の説明
1 医療用チューブ継手
2 医療用チューブ
3 基端部
4 先端部
11 継手本体
12 気密性保持手段
13 医療用チューブ保持部材
14 固定部材
15 爪手段

Claims (6)

  1. 基端部及び先端部を有し、前記基端部から先端部にかけて連通する内腔を有している略円筒状の継手本体と、
    前記継手本体の基端部の少なくとも一部を被装する固定部材と、
    前記継手本体の基端部と前記固定部材との間に組込まれ、任意の長さに切断された医療用チューブを保持する樹脂製の医療用チューブ保持部材と、
    を有し、更に前記継手本体の内腔は、先端部側に向かってテーパー状に縮径していると共に、前記医療用チューブ保持部材は前記継手本体の先端部に向かって縮径しながら延出する複数の爪手段を有していることを持徴とする医療用チューブ継手。
  2. 前記医療用チューブ保持部材は、前記継手本体基端部と前記固定部材との間に無接着状態で組込まれている請求項1に記載の医療用チューブ継手。
  3. 前記継手本体の内腔面には、前記医療用チューブを気密的に保持する凸状に形成された気密性保持手段を有する請求項1又は2に記載の医療用チューブ継手。
  4. 前記医療用チューブ保持部材の座面が平坦であって、前記座面が、前記固定部材の内腔の段差面と前記継手本体の基端面とで挟持される請求項1ないし3のいずれかに記載の医療用チューブ継手。
  5. 前記継手本体の内腔は基端部側に向かって拡径しており前記爪手段が先端部側に向かって変形することを許容するものである請求項1ないし4のいずれかに記載の医療用チューブ継手。
  6. 前記継手本体の前記内腔の先端部の径が、前記医療用チューブの内径よりも大きい請求項1ないし5のいずれかに記載の医療用チューブ継手。
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