JPH1157419A - 透析器接続具および透析器 - Google Patents
透析器接続具および透析器Info
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- JPH1157419A JPH1157419A JP9228100A JP22810097A JPH1157419A JP H1157419 A JPH1157419 A JP H1157419A JP 9228100 A JP9228100 A JP 9228100A JP 22810097 A JP22810097 A JP 22810097A JP H1157419 A JPH1157419 A JP H1157419A
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- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】透析システム運転時に、透析液の滞留を防止
し、透析器の接続部の洗浄の際に、未洗浄部分をつくら
ない構造を有する透析機接続具を提供する。 【解決手段】透析液供給装置に透析器を接続するための
接続具であって、前記透析液供給装置側に備えられる透
析液供給ホースと前記透析器の有する接続プラグに接続
する透析器接続部からなり、前記透析液供給ホースと前
記透析器接続部の内面がなめらかな曲線および／または
直線で構成されていることを特徴とする透析器接続具。
し、透析器の接続部の洗浄の際に、未洗浄部分をつくら
ない構造を有する透析機接続具を提供する。 【解決手段】透析液供給装置に透析器を接続するための
接続具であって、前記透析液供給装置側に備えられる透
析液供給ホースと前記透析器の有する接続プラグに接続
する透析器接続部からなり、前記透析液供給ホースと前
記透析器接続部の内面がなめらかな曲線および／または
直線で構成されていることを特徴とする透析器接続具。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、透析器に透析液を
供給するための透析器接続具および該透析器接続具を備
えた透析器に関する。
供給するための透析器接続具および該透析器接続具を備
えた透析器に関する。
【０００２】
【従来の技術】透析器を接続するための接続具は、多数
の部材で複雑に構成されている。また、接続部の液漏れ
を防止するために、接続具内にＯリングが用いられてい
る。
の部材で複雑に構成されている。また、接続部の液漏れ
を防止するために、接続具内にＯリングが用いられてい
る。
【０００３】例えば、細菌やエンドトキシンなどは液の
滞留部で増殖しやすいことが分かっている。液の滞留部
は各部材の接続部やＯリングなどの裏側など洗浄しにく
い部分に生じる。滞留部で増殖した細菌等が透析液のラ
イン内に侵入してしまうと、透析患者の体内に入り、各
種な感染症を起こしてしてしまう可能性もある。また、
定期的に接続部の洗浄を行うのが一般的であるが、その
時にＯリングの裏などは洗浄できず、細菌等が残留して
しまうことがある。
滞留部で増殖しやすいことが分かっている。液の滞留部
は各部材の接続部やＯリングなどの裏側など洗浄しにく
い部分に生じる。滞留部で増殖した細菌等が透析液のラ
イン内に侵入してしまうと、透析患者の体内に入り、各
種な感染症を起こしてしてしまう可能性もある。また、
定期的に接続部の洗浄を行うのが一般的であるが、その
時にＯリングの裏などは洗浄できず、細菌等が残留して
しまうことがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
透析器接続具の問題点を解決せんとするものであり、透
析システム運転時に、透析液の滞留を防止し、透析器の
接続部の洗浄の際に、未洗浄部分をつくらない構造を有
する透析機接続具および該透析器接続具を備えた透析器
を提供することを目的とする。
透析器接続具の問題点を解決せんとするものであり、透
析システム運転時に、透析液の滞留を防止し、透析器の
接続部の洗浄の際に、未洗浄部分をつくらない構造を有
する透析機接続具および該透析器接続具を備えた透析器
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ために、本発明では以下の構成を採用する。
ために、本発明では以下の構成を採用する。
【０００６】（１）透析液供給装置に透析器を接続する
ための接続具であって、前記透析液供給装置側に備えら
れる透析液供給ホースと前記透析器の有する接続プラグ
に接続する透析器接続部からなり、前記透析液供給ホー
スと前記透析器接続部の内面がなめらかな曲線および／
または直線で構成されていることを特徴とする透析器接
続具。
ための接続具であって、前記透析液供給装置側に備えら
れる透析液供給ホースと前記透析器の有する接続プラグ
に接続する透析器接続部からなり、前記透析液供給ホー
スと前記透析器接続部の内面がなめらかな曲線および／
または直線で構成されていることを特徴とする透析器接
続具。
【０００７】（２）透析液供給装置に透析器を接続する
ための接続具であって、前記透析液供給装置側に備えら
れる透析液供給ホースと前記透析器の有する接続プラグ
に接続する透析器接続部からなり、前記透析液供給ホー
スと前記透析器接続部とが実質的に一体構成されている
ことを特徴とする透析器接続具。
ための接続具であって、前記透析液供給装置側に備えら
れる透析液供給ホースと前記透析器の有する接続プラグ
に接続する透析器接続部からなり、前記透析液供給ホー
スと前記透析器接続部とが実質的に一体構成されている
ことを特徴とする透析器接続具。
【０００８】（３）前記透析器接続部の内面の一部がテ
ーパ形状を形成していることを特徴とする前記（１）ま
たは（２）に記載の透析器接続具。
ーパ形状を形成していることを特徴とする前記（１）ま
たは（２）に記載の透析器接続具。
【０００９】（４）前記透析器接続部の内面に、シール
用凸部もしくは段差を円周方向に設け、かつ該シール用
凸部もしくは段差をプラグ接続方向に１つもしくは複数
設けたことを特徴とする前記（１）〜（３）のいずれか
に記載の透析器接続具。
用凸部もしくは段差を円周方向に設け、かつ該シール用
凸部もしくは段差をプラグ接続方向に１つもしくは複数
設けたことを特徴とする前記（１）〜（３）のいずれか
に記載の透析器接続具。
【００１０】（５）前記透析器接続部の内面に接続部脱
落防止用の凸部を有することを特徴とする前記（１）〜
（４）のいずかに記載の透析器接続具。
落防止用の凸部を有することを特徴とする前記（１）〜
（４）のいずかに記載の透析器接続具。
【００１１】（６）前記透析器接続部の内面を透析器の
ノズル形状に相似させたことを特徴とする前記（１）〜
（５）のいずれかに記載の透析器接続具。
ノズル形状に相似させたことを特徴とする前記（１）〜
（５）のいずれかに記載の透析器接続具。
【００１２】（７）前記透析液供給ホースと前記透析器
接続部の材料が同一材質であることを特徴とする前記
（１）〜（６）のいずれかに記載の透析器接続具。
接続部の材料が同一材質であることを特徴とする前記
（１）〜（６）のいずれかに記載の透析器接続具。
【００１３】（８）少なくとも前記透析器接続部が弾性
体で構成されていることを特徴とする前記（１）〜
（７）のいずれかに記載の透析器接続具。
体で構成されていることを特徴とする前記（１）〜
（７）のいずれかに記載の透析器接続具。
【００１４】（９）少なくとも前記透析器接続部が透明
な弾性体で構成されていることを特徴とする前記（１）
〜（８）のいずれかに記載の透析器接続具。
な弾性体で構成されていることを特徴とする前記（１）
〜（８）のいずれかに記載の透析器接続具。
【００１５】（１０）前記透析器接続部と前記透析液供
給ホースとが角度をもたせて取り付けられていることを
特徴とする前記（１）〜（９）のいずれかに記載の透析
器接続具。
給ホースとが角度をもたせて取り付けられていることを
特徴とする前記（１）〜（９）のいずれかに記載の透析
器接続具。
【００１６】（１１）少なくとも前記透析器接続部の少
なくとも一部を金属もしくはプラスチックなどの硬質材
料により補強させたことを特徴とする前記（１）〜（１
０）のいずれかに記載の透析器接続具。
なくとも一部を金属もしくはプラスチックなどの硬質材
料により補強させたことを特徴とする前記（１）〜（１
０）のいずれかに記載の透析器接続具。
【００１７】（１２）前記（１）〜（１０）のいずれか
に記載された透析器接続具を備えたことを特徴とする透
析器。
に記載された透析器接続具を備えたことを特徴とする透
析器。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施例を説明する。
明の実施例を説明する。
【００１９】図１は透析システムの概略図であり、本発
明の透析器接続具１は、例えば、円筒内に多数本の中空
糸が挿入されている透析器１０内に透析液を通流させる
ため、透析器の入口管１１および出口管１２と、透析液
を定量的に供給する透析液供給装置２０の透析液の供給
口２１および回収口２２との接続にそれぞれ用いられ
る。透析処理時に血液Ｂは透析器１０の血液流入口１５
から入り、血液流出口１６から出る。
明の透析器接続具１は、例えば、円筒内に多数本の中空
糸が挿入されている透析器１０内に透析液を通流させる
ため、透析器の入口管１１および出口管１２と、透析液
を定量的に供給する透析液供給装置２０の透析液の供給
口２１および回収口２２との接続にそれぞれ用いられ
る。透析処理時に血液Ｂは透析器１０の血液流入口１５
から入り、血液流出口１６から出る。
【００２０】図２〜図４は透析器接続具の実施例を示す
概略図である。
概略図である。
【００２１】透析器接続具１は、供給ホース２とプラグ
接続部３とからなり、供給ホース２が透析液供給装置側
と接続され、プラグ接続部３が透析器側と接続する構成
となっている。透析器接続具１は、供給ホース２の両端
にプラグ接続部３を有する場合もあるが、本実施例では
透析器１０側に有する場合について説明する。
接続部３とからなり、供給ホース２が透析液供給装置側
と接続され、プラグ接続部３が透析器側と接続する構成
となっている。透析器接続具１は、供給ホース２の両端
にプラグ接続部３を有する場合もあるが、本実施例では
透析器１０側に有する場合について説明する。
【００２２】供給ホース２とプラグ接続部３は弾性体で
構成され、好ましくはシリコンゴムがよい。なお、供給
ホース２とプラグ接続部３は同じ材料であることが好ま
しく、透明な材料を用いれば液の流動が外部から確認で
きるので患者にとっても安心である。
構成され、好ましくはシリコンゴムがよい。なお、供給
ホース２とプラグ接続部３は同じ材料であることが好ま
しく、透明な材料を用いれば液の流動が外部から確認で
きるので患者にとっても安心である。
【００２３】図２に示すように、透析器接続具１は完全
に一体部品であることが好ましいが、供給ホース２とプ
ラグ接続部３とを別々の部品として製作するときは、供
給ホース２とプラグ接続部３を接着などの方法で接合
し、一体構成化すればよい。より好ましくは、図３に示
すように、接合後にプラグ接続部３の内面を加工し、接
合部２ａに段差のない一体形状化する手段がよい。もし
くは、図４に示すように、接合部２ａにおける供給ホー
ス２の内径とプラグ接続部３の内径を同寸法とし、接合
部２ａに段差を生まないようにすればよい。
に一体部品であることが好ましいが、供給ホース２とプ
ラグ接続部３とを別々の部品として製作するときは、供
給ホース２とプラグ接続部３を接着などの方法で接合
し、一体構成化すればよい。より好ましくは、図３に示
すように、接合後にプラグ接続部３の内面を加工し、接
合部２ａに段差のない一体形状化する手段がよい。もし
くは、図４に示すように、接合部２ａにおける供給ホー
ス２の内径とプラグ接続部３の内径を同寸法とし、接合
部２ａに段差を生まないようにすればよい。
【００２４】ここで、実質的に一体構成というのは、供
給ホース２と透析機接続部３とが一部品で形成されてい
るか、もしくは供給ホース２を透析機接続部３の接合部
に埋設などによって一体化するだけではなく、接合部を
接着剤などを用いて、接合によるあわせ溝を無くした状
態のものである。
給ホース２と透析機接続部３とが一部品で形成されてい
るか、もしくは供給ホース２を透析機接続部３の接合部
に埋設などによって一体化するだけではなく、接合部を
接着剤などを用いて、接合によるあわせ溝を無くした状
態のものである。
【００２５】つづいて、プラグ接続部３の形状を詳細に
説明する。
説明する。
【００２６】図５は、本発明におけるプラグ接続部の実
施例の説明図であり、図６、図７は、本発明におけるプ
ラグ接続部の内面形状の実施例を示す要部拡大図であ
り、図８、図９は、本発明におけるプラグ接続部の内面
形状の実施例を示す説明図である。
施例の説明図であり、図６、図７は、本発明におけるプ
ラグ接続部の内面形状の実施例を示す要部拡大図であ
り、図８、図９は、本発明におけるプラグ接続部の内面
形状の実施例を示す説明図である。
【００２７】（実施例１）図５に示すように、プラグ接
続部３の内面はなめらかな曲線もしくは直線で構成さ
れ、一部にはテーパ形状が用いられている。このテーパ
部３ａが入口管１１および出口管１２の外周面に密着
し、透析液のシールを行う構成となっている。テーパ形
状を用いれば、入口管１１および出口管１２の外径寸法
に多少の誤差があっても確実にシールできる。さらに、
プラグ接続部３の内面は、なめらかな曲線および／また
はは直線で構成されているので、入口管１１および出口
管１２への密着シール性が良く、かつ、透析液が滞留す
るのを防止できる。
続部３の内面はなめらかな曲線もしくは直線で構成さ
れ、一部にはテーパ形状が用いられている。このテーパ
部３ａが入口管１１および出口管１２の外周面に密着
し、透析液のシールを行う構成となっている。テーパ形
状を用いれば、入口管１１および出口管１２の外径寸法
に多少の誤差があっても確実にシールできる。さらに、
プラグ接続部３の内面は、なめらかな曲線および／また
はは直線で構成されているので、入口管１１および出口
管１２への密着シール性が良く、かつ、透析液が滞留す
るのを防止できる。
【００２８】また、前述のなめらかな曲線は、プラグ接
続部３の内面形状の構成が中心線に対しての凸部の場合
は内面形成角度αが９０度以上、凹部の場合は内面形成
角度βが９０度以上有するものであることが好ましい。
また、凹凸部などを構成する角部の丸みＲは０．５ｍｍ
以上を有するほうがよい（図６、図７）。
続部３の内面形状の構成が中心線に対しての凸部の場合
は内面形成角度αが９０度以上、凹部の場合は内面形成
角度βが９０度以上有するものであることが好ましい。
また、凹凸部などを構成する角部の丸みＲは０．５ｍｍ
以上を有するほうがよい（図６、図７）。
【００２９】（実施例２）図８に示すように、プラグ接
続部３の内面にシール用凸部３ｂを円周方向に設け、か
つ該シール用凸部３ｂをプラグ接続方向に１つもしくは
複数（３ｂ、３ｂ′）設けることにより、このシール用
凸部３ｂが入口管１１および出口管１２の外周面の一部
に密着し、透析液のシールを行う構成となっている。こ
のような構造であれば、Ｏリングなどと同じシール機能
を持ち合わせ、かつ、プラグ接続部３を洗浄液などの中
に浸漬させたときにも、プラグ接続部３の洗浄時に洗浄
残しを防止できる。
続部３の内面にシール用凸部３ｂを円周方向に設け、か
つ該シール用凸部３ｂをプラグ接続方向に１つもしくは
複数（３ｂ、３ｂ′）設けることにより、このシール用
凸部３ｂが入口管１１および出口管１２の外周面の一部
に密着し、透析液のシールを行う構成となっている。こ
のような構造であれば、Ｏリングなどと同じシール機能
を持ち合わせ、かつ、プラグ接続部３を洗浄液などの中
に浸漬させたときにも、プラグ接続部３の洗浄時に洗浄
残しを防止できる。
【００３０】また、図９に示すように、プラグ接続部３
の内面に内径段差３ｃを設け、その内径を入口管１１お
よび出口管１２の内径にあわせれば、透析液は透析液供
給装置２０から透析器１０にわたって、ほとんど段差の
ない状態で流動することができる。
の内面に内径段差３ｃを設け、その内径を入口管１１お
よび出口管１２の内径にあわせれば、透析液は透析液供
給装置２０から透析器１０にわたって、ほとんど段差の
ない状態で流動することができる。
【００３１】以上の実施例１、２の形状を実施した場
合、プラグ接続部３の挿入位置の目安およびプラグ接続
部３が入口管１１および出口管１２からの脱落を防止す
るために、プラグ接続部３の内面の出口側に保持用凸部
３ｄを設けることが好ましい。また、プラグ接続部３の
内面を透析器１０の入口管１１や出口管１２の外形形状
に近似させれば、シールできる部分が増えるので効果的
である。このとき、プラグ接続部３の内面形状は透析器
１０の入口管１１および出口管１２の外形を構成する各
径よりもやや小さめがよい。
合、プラグ接続部３の挿入位置の目安およびプラグ接続
部３が入口管１１および出口管１２からの脱落を防止す
るために、プラグ接続部３の内面の出口側に保持用凸部
３ｄを設けることが好ましい。また、プラグ接続部３の
内面を透析器１０の入口管１１や出口管１２の外形形状
に近似させれば、シールできる部分が増えるので効果的
である。このとき、プラグ接続部３の内面形状は透析器
１０の入口管１１および出口管１２の外形を構成する各
径よりもやや小さめがよい。
【００３２】図１０、図１１は、本発明における透析器
接続具の別の実施例の説明図であるが、図１０に示すよ
うに、プラグ接続部３をＬ字型に構成すれば、透析器接
続具１の脱着時に接続作業者にとって供給ホース２がじ
ゃまにならずに容易な脱着が可能となる。また、図１１
に示すように、プラグ接続部３の外面を金属やプラスチ
ックで構成された補強カバー４を取付ければ、外部から
の衝撃などによる損傷を防ぐこともできる。
接続具の別の実施例の説明図であるが、図１０に示すよ
うに、プラグ接続部３をＬ字型に構成すれば、透析器接
続具１の脱着時に接続作業者にとって供給ホース２がじ
ゃまにならずに容易な脱着が可能となる。また、図１１
に示すように、プラグ接続部３の外面を金属やプラスチ
ックで構成された補強カバー４を取付ければ、外部から
の衝撃などによる損傷を防ぐこともできる。
【００３３】以上の実施例と同様に、本発明は様々な部
分に適用可能で、プラグ接続部３の内面形状をたとえば
透析器１０の血液流入口１５および血液流出口１６の形
状にあわせればこれらの部分にも適用できる。
分に適用可能で、プラグ接続部３の内面形状をたとえば
透析器１０の血液流入口１５および血液流出口１６の形
状にあわせればこれらの部分にも適用できる。
【００３４】図１２は、本発明における透析システムの
さらに別の実施例を示す説明図である。図１２に示すよ
うに、透析液供給装置２０と透析器１０の間に透析液フ
ィルター３０を所有する構成の場合は、透析器接続具１
は、供給ホース２の両端にプラグ接続部３を有した構成
にすればよく、それぞれ透析器１と透析液フィルター３
０との間、および透析液フィルターと透析液供給装置２
０との間に取り付けることができる。
さらに別の実施例を示す説明図である。図１２に示すよ
うに、透析液供給装置２０と透析器１０の間に透析液フ
ィルター３０を所有する構成の場合は、透析器接続具１
は、供給ホース２の両端にプラグ接続部３を有した構成
にすればよく、それぞれ透析器１と透析液フィルター３
０との間、および透析液フィルターと透析液供給装置２
０との間に取り付けることができる。
【００３５】本発明は、上記したように、透析器接続具
１は供給ホース２とプラグ接続部３とから構成され、こ
の透析器接続具１の内面は、なめらかな曲線および／ま
たは直線で構成されており、あるいは、供給ホース２と
プラグ接続部３は実質的に一体構成されているので、構
造上の滞留部や洗浄処理時の未洗浄の部分を発生させな
い。
１は供給ホース２とプラグ接続部３とから構成され、こ
の透析器接続具１の内面は、なめらかな曲線および／ま
たは直線で構成されており、あるいは、供給ホース２と
プラグ接続部３は実質的に一体構成されているので、構
造上の滞留部や洗浄処理時の未洗浄の部分を発生させな
い。
【００３６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は次のような効果を発揮することができる。
は次のような効果を発揮することができる。
【００３７】本発明は、透析液供給装置に透析器を接続
するための接続具であって、 イ）前記透析液供給装置側に備えられる透析液供給ホー
スと前記透析器の有する接続プラグに接続する透析器接
続部からなり、前記透析液供給ホースと前記透析器接続
部の接合部の内面がなめらかな曲線および／または直線
で構成されているので、透析液の接続具内の滞留を防止
できる。
するための接続具であって、 イ）前記透析液供給装置側に備えられる透析液供給ホー
スと前記透析器の有する接続プラグに接続する透析器接
続部からなり、前記透析液供給ホースと前記透析器接続
部の接合部の内面がなめらかな曲線および／または直線
で構成されているので、透析液の接続具内の滞留を防止
できる。
【００３８】ロ）前記透析液供給装置側に備えられる透
析液供給ホースと前記透析器の有する接続プラグに接続
する透析器接続部からなり、前記透析液供給ホースと前
記透析器接続部とが実質的に一体構成されているので、
透析液内への細菌等の侵入や増殖を完全に防止できる。
析液供給ホースと前記透析器の有する接続プラグに接続
する透析器接続部からなり、前記透析液供給ホースと前
記透析器接続部とが実質的に一体構成されているので、
透析液内への細菌等の侵入や増殖を完全に防止できる。
【００３９】ハ）透析器接続部の内面をテーパ形状とす
ると、透析器の接合管の径に影響されることなくシール
できる。
ると、透析器の接合管の径に影響されることなくシール
できる。
【００４０】ニ）透析器接続部の内面に少なくとも１つ
以上のシール用凸部もしくは段差を有すると、シール位
置を規定でき、かつシール部の洗浄時に洗浄残し部分を
無くすことができる。
以上のシール用凸部もしくは段差を有すると、シール位
置を規定でき、かつシール部の洗浄時に洗浄残し部分を
無くすことができる。
【００４１】ホ）透析器接続部の内面の出口側に接続部
脱落防止用凸部を有すると、接続部の不意な脱落を防止
できる。
脱落防止用凸部を有すると、接続部の不意な脱落を防止
できる。
【００４２】ヘ）透析器接続部の内面を透析器のノズル
形状に相似させると、接続部とノズルの接触する部分が
増え、透析液のシール性を向上させることができる。
形状に相似させると、接続部とノズルの接触する部分が
増え、透析液のシール性を向上させることができる。
【００４３】ト）透析液供給ホースと透析器接続部の材
料を同一材とすると、温度変化等による部材間の変形差
による破損を防止できる。
料を同一材とすると、温度変化等による部材間の変形差
による破損を防止できる。
【００４４】チ）少なくとも透析器接続部を弾性体で構
成させると、接続時に扱いやすく、透析器への接続時の
シール性を向上させることができる。
成させると、接続時に扱いやすく、透析器への接続時の
シール性を向上させることができる。
【００４５】リ）少なくとも透析器接続部を透明な弾性
体で構成させると、患者や医師が運転中の透析液の流動
を確認できる。
体で構成させると、患者や医師が運転中の透析液の流動
を確認できる。
【００４６】ヌ）透析器接続部と透析液供給ホースを角
度をもたせてＬ字型に構成させると、透析器接続具の脱
着が容易になる。
度をもたせてＬ字型に構成させると、透析器接続具の脱
着が容易になる。
【００４７】ル）少なくとも透析器接続部の一部に金属
もしくはプラスチックなどの硬質材料による部品で補強
すると、透析器接続部の外部からの衝撃などによる損傷
を防止できる。
もしくはプラスチックなどの硬質材料による部品で補強
すると、透析器接続部の外部からの衝撃などによる損傷
を防止できる。
【００４８】
【００４９】
【図１】本発明における透析システムの概略図である。
【００５０】
【図２】本発明における透析器接続具の実施例の説明図
である。
である。
【００５１】
【図３】本発明における透析器接続具の別の実施例の説
明図である。
明図である。
【００５２】
【図４】本発明における透析器接続具のさらに別の実施
例の説明図である。
例の説明図である。
【００５３】
【図５】本発明におけるプラグ接続部の実施例の説明図
である。
である。
【００５４】
【図６】本発明におけるプラグ接続部の実施例の内面形
状の説明図である。
状の説明図である。
【００５５】
【図７】本発明におけるプラグ接続部の別の実施例の内
面形状の説明図である。
面形状の説明図である。
【００５６】
【図８】本発明におけるプラグ接続部のさらに別の実施
例の内面形状の説明図である。
例の内面形状の説明図である。
【００５７】
【図９】本発明におけるプラグ接続部のさらに別の実施
例の内面形状の説明図である。
例の内面形状の説明図である。
【００５８】
【図１０】本発明における透析器接続具の別の実施例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【００５９】
【図１１】本発明における透析器接続具のさらに別の実
施例を示す説明図である。
施例を示す説明図である。
【００６０】
【図１２】本発明における透析システムのさらに別の実
施例を示す説明図である。
施例を示す説明図である。
【００６１】
【符号の説明】 １：透析器接続具 ２：供給ホース ２ａ：接合部 ３：プラグ接続部 ３ａ：テーパ部 ３ｂ：シール用凸部 ３ｃ：内径段差 ３ｄ：保持用凸部 ４：補強カバー４ １０：透析器 １１：入口管 １２：出口管 １５：血液流入口 １６：血液流出口 ２０：透析液供給装置 ２１：供給口 ２２：回収口 ３０：透析液フィルター α、β：内面形成角度 Ｂ：血液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 恭 滋賀県大津市園山１丁目１番１号 東レ株 式会社滋賀事業場内
Claims (12)
- 【請求項１】透析液供給装置に透析器を接続するための
接続具であって、前記透析液供給装置側に備えられる透
析液供給ホースと前記透析器の有する接続プラグに接続
する透析器接続部からなり、前記透析液供給ホースと前
記透析器接続部の内面がなめらかな曲線および／または
直線で構成されていることを特徴とする透析器接続具。 - 【請求項２】透析液供給装置に透析器を接続するための
接続具であって、前記透析液供給装置側に備えられる透
析液供給ホースと前記透析器の有する接続プラグに接続
する透析器接続部からなり、前記透析液供給ホースと前
記透析器接続部とが実質的に一体構成されていることを
特徴とする透析器接続具。 - 【請求項３】前記透析器接続部の内面の一部がテーパ形
状を形成していることを特徴とする請求項１または２に
記載の透析器接続具。 - 【請求項４】前記透析器接続部の内面に、シール用凸部
もしくは段差を円周方向に設け、かつ該シール用凸部も
しくは段差をプラグ接続方向に１つもしくは複数設けた
ことを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の透析
器接続具。 - 【請求項５】前記透析器接続部の内面に接続部脱落防止
用の凸部を有することを特徴とする請求項１〜４のいず
かに記載の透析器接続具。 - 【請求項６】前記透析器接続部の内面を透析器のノズル
形状に相似させたことを特徴とする請求項１〜５のいず
れかに記載の透析器接続具。 - 【請求項７】前記透析液供給ホースと前記透析器接続部
の材料が同一材質であることを特徴とする請求項１〜６
のいずれかに記載の透析器接続具。 - 【請求項８】少なくとも前記透析器接続部が弾性体で構
成されていることを特徴とする請求項１〜７のいずれか
に記載の透析器接続具。 - 【請求項９】少なくとも前記透析器接続部が透明な弾性
体で構成されていることを特徴とする請求項１〜８のい
ずれかに記載の透析器接続具。 - 【請求項１０】前記透析器接続部と前記透析液供給ホー
スとが角度をもたせて取り付けられていることを特徴と
する請求項１〜９のいずれかに記載の透析器接続具。 - 【請求項１１】少なくとも前記透析器接続部の少なくと
も一部を金属もしくはプラスチックなどの硬質材料によ
り補強させたことを特徴とする請求項１〜１０のいずれ
かに記載の透析器接続具。 - 【請求項１２】前記請求項１〜１０のいずれかに記載さ
れた透析器接続具を備えたことを特徴とする透析器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9228100A JPH1157419A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 透析器接続具および透析器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9228100A JPH1157419A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 透析器接続具および透析器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1157419A true JPH1157419A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16871202
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9228100A Pending JPH1157419A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 透析器接続具および透析器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1157419A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7198611B2 (en) | 2002-02-11 | 2007-04-03 | Baxter International Inc. | Dialysis connector and cap having an integral disinfectant |
| US7232419B2 (en) | 2002-02-11 | 2007-06-19 | Baxter International Inc. | Enclosure with cam action snap release |
| JP2008307089A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 医療用チューブ継手 |
| JP2010051378A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Daikin Ind Ltd | 接続チューブ |
| US8882700B2 (en) | 2008-05-02 | 2014-11-11 | Baxter International Inc. | Smart patient transfer set for peritoneal dialysis |
| US9348975B2 (en) | 2008-05-02 | 2016-05-24 | Baxter International Inc. | Optimizing therapy outcomes for peritoneal dialysis |
| US9555180B2 (en) | 2008-11-21 | 2017-01-31 | Baxter International Inc. | Systems and methods for removing air from the patient's peritoneal cavity |
-
1997
- 1997-08-25 JP JP9228100A patent/JPH1157419A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7198611B2 (en) | 2002-02-11 | 2007-04-03 | Baxter International Inc. | Dialysis connector and cap having an integral disinfectant |
| US7232419B2 (en) | 2002-02-11 | 2007-06-19 | Baxter International Inc. | Enclosure with cam action snap release |
| JP2008307089A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 医療用チューブ継手 |
| US8882700B2 (en) | 2008-05-02 | 2014-11-11 | Baxter International Inc. | Smart patient transfer set for peritoneal dialysis |
| US9348975B2 (en) | 2008-05-02 | 2016-05-24 | Baxter International Inc. | Optimizing therapy outcomes for peritoneal dialysis |
| JP2010051378A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Daikin Ind Ltd | 接続チューブ |
| US9555180B2 (en) | 2008-11-21 | 2017-01-31 | Baxter International Inc. | Systems and methods for removing air from the patient's peritoneal cavity |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040309 |