JP4852512B2 - 有用性評価装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、有用性評価装置及びプログラムに関し、とくに発生したインシデントに対して適切かつ迅速な対応がとれるようにするための技術に関する。
特許文献1には、経験した事象を自動的に蓄積し、ネットワークにてキーワード検索するよりも応答がよく、抽出される情報から所望の情報を選択する処理が効率的で、かつ個人にとって実益の高い情報を取り出せるようにするため、蓄積された情報から同一のキーワードを有する情報を抽出し、抽出した情報の時間的間隔を算出し、間隔リストを作成し、インターバルリストを記憶することにより、ユーザが情報を検索する際、場所、カテゴリ、条件等に関連する情報に繰り返しアクセスする場合に、これらの情報へのアクセス間隔に応じてユーザに提示する情報を整理することが記載されている。
特開2005−149125号公報
ところで、インシデントに関する情報(以下、インシデント情報と称する。)やその対処法(以下、対処法情報と称する。)を検索する装置には、インシデントが発生した際、システム管理部門の担当者等の利用者が適切かつ迅速に対応をとれるようにインシデントに関する有用な情報や有用な対処法を提供できることが要求される。
本発明は、インシデントが発生した際、システム管理部門の担当者等の利用者が適切かつ迅速に対応をとれるようにインシデントに関する有用な情報や有用な対処法を提供することが可能な有用性評価装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のうち請求項1に記載の発明は、通信可能であるユーザ装置において発生したインシデントに関する情報を管理する有用性評価装置であって、前記インシデントに関する情報であるインシデント情報を記憶するインシデント情報記憶部と、前記インシデントの対処法に関する情報である対処法情報を記憶する対処法記憶部と、前記インシデント情報に対応する有用性に応じたポイントを付与し、当該ポイントが所定値以上のインシデント情報を有用インシデント情報として選出するインシデント情報評価部と、前記選出された有用インシデント情報を記憶する有用インシデント情報記憶部と、前記対処法情報に従って行われる対処法の実行前後におけるユーザ装置の環境情報及び前記ユーザ装置の現在の前記環境情報を前記ユーザ装置から取得するシステム情報取得部と、前記対処法の実行前後における前記環境情報の差分を抽出するシステム情報確認部と、前記システム情報確認部が抽出した前記環境情報の差分を記憶する差分情報記憶部と、を有し、前記システム情報確認部は、前記差分情報記憶部が記憶している前記差分を読み出して前記システム情報取得部が取得した前記現在の環境情報に一致する環境情報を検索し、一致した環境情報に対応する前記有用インシデント情報にポイントを加算することとする。
このように本発明では、環境情報の差分を利用して現在の環境情報に一致する過去の環境情報を検索することにより、同じインシデントが過去に発生したか否かを調べ、発生している場合にインシデント情報にポイントを加算するようにしている。すなわち、発生回数が多いインシデントほど、高いポイントが付与され、有用なインシデント情報と評価され、有用なインシデント情報を選別し易くなる。従って、インシデントに対して適切かつ迅速な対応を取ることが可能となる。また差分を利用して検索しているので、検索時の比較回数を減らすことができ、処理負荷が少なくて済む。
本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の有用性評価装置であって、前記インシデント情報の表示情報を提供するインシデント表示部を有し、前記インシデント情報評価部は、前記インシデント表示部が、あるインシデント情報の表示情報を提供してから次のインシデント情報の表示情報を提供するまでの時間が長いほど、前記あるインシデント情報に高いポイントを加算することとする。
あるインシデント情報が表示されてから次のインシデント情報が表示されるまでの時間が短い場合は、あるインシデント情報は有用でないものと推測することができる。このため、上記本発明によれば、インシデント情報の有用性を容易かつ精度良く判断することができる。
本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の有用性評価装置であって、前記インシデント情報の表示情報を提供するインシデント表示部を有し、前記インシデント情報評価部は、前記インシデント表示部があるインシデント情報を所定時間X以上提供し続けている場合には、前記あるインシデント情報にポイントを加算することとする。
インシデント表示部があるインシデント情報を所定時間X以上提供し続けている場合には、そのインシデント情報は有用であるものと推測することができる。このことを利用することで、インシデント情報の有用性を容易かつ精度良く判定することができる。
本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の有用性評価装置であって、前記インシデント情報評価部は、前記所定時間Xとして、前記インシデント情報のデータサイズに応じた値を用いることとする。
インシデント情報のデータサイズが大きい程、内容を参照するのに時間を要する。データサイズに応じて所定時間Xを調節することで、インシデント情報の有用性の判定精度を向上させることができる。
前記インシデント情報評価部、前記所定時間Xとして、前記インシデント情報ごとに設定した重大度に応じた値を用いるようにしてもよい
このように重大度を設定できるようにすることで、インシデント情報の有用性の判定基準の設定自由度を確保することができる。
上記有用性評価装置が、前記インシデント情報の表示情報、及び前記対処法情報の表示情報を提供するインシデント表示部を有し、前記インシデント情報評価部は、前記インシデント情報の表示情報の提供に際し前記対処法情報の表示情報が提供された場合に、当該インシデント情報にポイントを加算するようにしてもよい
対処法情報が提供された場合、対応するインシデント情報の有用性は高いといえる。そこで対処法情報の提供有無をインシデント情報の有用性の判定基準とすることで、容易かつ精度よくインシデント情報の有用性を判定することができる。
記環境情報は、例えば前記ユーザ装置で動作するアプリケーションプログラムに関する情報、前記ユーザ装置において管理される環境変数、前記ユーザ装置において管理されるレジストリ情報、前記ユーザ装置で動作するアプリケーションプログラムが使用するファイルに関する情報、前記ユーザ装置で動作するアプリケーションプログラムが使用するプロパティ情報、前記ユーザ装置において管理されるログファイルに記述されるログコードの情報のうちの少なくともいずれかであ
本発明のうち請求項に記載の発明は、プログラムであって、通信可能であるユーザ装置において発生したインシデントに関する情報を管理する情報処理装置である有用性評価装置に、前記インシデントに関する情報であるインシデント情報を記憶する機能、前記インシデントの対処法に関する情報である対処法情報を記憶する機能、前記インシデント情報に対応する有用性に応じたポイントを付与し、当該ポイントが所定値以上のインシデント情報を有用インシデント情報として選出する機能、前記選出された有用インシデント情報を記憶する機能、前記対処法情報に従って行われる対処法の実行前後におけるユーザ装置の環境情報及び前記ユーザ装置の現在の前記環境情報を前記ユーザ装置から取得する機能、前記対処法の実行前後における前記環境情報の差分を抽出する機能、抽出した前記環境情報の差分を記憶する機能、及び、記憶している前記差分を読み出して、取得した前記現在の環境情報に一致する環境情報を検索し、一致した環境情報に対応する前記有用インシデント情報にポイントを加算する機能を実現するものである。
前記プログラムが、前記有用性評価装置に、さらに前記インシデント情報の表示情報を提供する機能、及び、あるインシデント情報の表示情報を提供してから次のインシデント情報の表示情報を提供するまでの時間が長いほど、前記あるインシデント情報に高いポイントを付与する機能を実現するようにしてもよい
前記プログラムが、前記有用性評価装置に、さらに前記インシデント情報の表示情報を提供する機能、及び、前記インシデント表示部があるインシデント情報を所定時間X以上提供し続けている場合には、前記あるインシデント情報に高いポイントを付与する機能を実現するようにしてもよい
本発明によれば、インシデントに関する情報やその対処法に関する情報を適切かつ迅速に提供することができる。
以下、図面を参照しつつ実施の形態を説明する。
図1に実施の形態として説明する情報処理システムであるサポートサービスシステム1の構成を示している。このサポートサービスシステム1は、企業や役所等の組織で運用されるシステムである。
同図に示すように、サポートサービスシステム1は、ユーザ部門2に設置される管理対象ユーザ装置3と、システム管理部門4に設置される、サポートサービス装置10、問い合わせ装置20、インシデント登録装置30とを含んでいる。これらの装置はパーソナルコンピュータやオフィスコンピュータ、汎用機等の情報処理装置(コンピュータ)であり、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、もしくはインターネット等の通信ネットワーク5を介して互いに通信可能に接続されている。
図2は管理対象ユーザ装置3、サポートサービス装置10、問い合わせ装置20、又はインシデント登録装置30として用いられる情報処理装置のハードウエア構成の一例である。同図に示すように、この情報処理装置100は、CPU101、RAM・ROM等のメモリ102、ハードディスク等の大容量の記憶装置103、キーボードやマウス等の入力装置104、液晶ディスプレイやブラウン管ディスプレイ等の表示装置105、通信ネットワーク5に接続するためのインタフェース機能を提供する通信装置106を有している。
サポートサービスシステム1を運用する組織のシステム管理部門4では、組織のユーザ部門2において発生したインシデントのサポート業務(現象把握、原因究明、対処法の策定、対処法の実行、情報収集及び情報管理等)を行っている。
なお、インシデントとは、例えばユーザからの問い合わせ、システム障害、コンピュータウイルスの感染、不正アクセス、情報漏洩、迷惑メール送信、サービス許否攻撃(Dos攻撃(Denial of Service attack)、DDos攻撃(Distributed Denial of Service attack))などの事象をいう。
システム管理部門4の担当者は、ユーザ部門2のユーザからインシデントが発生した旨の報告があると、考えられる発生原因や過去の類似インシデントに関する情報等のインシデントに関する情報(以下、インシデント情報と称する。)、及びインシデントの対処法に関する情報(以下、対処法情報と称する。)を、ユーザ部門2に提供する。そしてこれらの情報の提供に際し、担当者は、適宜システム管理部門4の問い合わせ装置20を利用してサポートサービス装置10にアクセスし、インシデント情報や対処法情報の検索を行う。
また発生したインシデントについての情報が無く、即時対応が困難であり、現象把握や原因究明に労力や時間を要する場合には、障害発生リスクや業務への影響度を考慮に入れつつ対処法を策定し、策定した対処法を実行する。またこの際に策定した対処法については、インシデント登録装置30を操作してサポートサービス装置10へのインシデント情報や対処法情報の登録、もしくはサポートサービス装置10保持しているインシデント情報や対処法情報の内容を更新する。
次に管理対象ユーザ装置3、サポートサービス装置10、問い合わせ装置20、及びインシデント登録装置30の各情報処理装置が有する機能を説明する。なお、これらの情報処理装置において実現される機能は、情報処理装置が有するハードウエアの機能により、もしくはCPU101がメモリ102に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。
図3は管理対象ユーザ装置3が有する主な機能である。同図に示す情報入出力部31は、サポートサービス装置10から送られてくる情報取得要求を受信して、情報取得要求に対応する情報をサポートサービス装置10に送信する。管理対象ユーザ装置3は、サポートサービス装置10から送られてくる要求に応じて、自身のシステム構成情報や環境情報をサポートサービス装置10に送信する。
図4は問い合わせ装置20が有する主な機能である。同図に示す情報入出力部201は、インシデント情報や対処法情報の検索機能、及び対処法情報の登録機能を提供する。なお、情報入出力部201は、例えばサポートサービス装置10において動作する、WebサーバにアクセスするためのWebブラウザの機能を用いて実現される。
図5はインシデント登録装置30が有する主な機能である。同図に示す情報入出力部301は、インシデント情報の登録の機能を提供する。なお、情報入出力部201は、例えばサポートサービス装置10において動作する、WebサーバにアクセスするためのWebブラウザの機能を用いて実現される。
図6はサポートサービス装置10が有する主な機能である。同図に示す問い合わせ受付部601は、問い合わせ装置20から送られてくる、インシデント情報や対処法情報の検索要求、及び対処法情報の登録要求を受け付ける。また問い合わせ受付部601は、インシデント登録装置30から送られてくる、インシデント情報の登録要求を受け付ける。
インシデント管理部602は、問い合わせ受付部601がインシデント登録装置30から受信したインシデント情報や対処法情報を、後述するインシデント情報記憶部621に渡す。またインシデント管理部602は、後述するインシデント検索部605から渡される検索要求に基づきインシデント情報記憶部621からインシデント情報を取得する。
インシデント表示部603は、後述するインシデント検索部605から渡される検索結果に基づき、表示用のインシデント情報の表示情報(表示用画面データ)である検索結果一覧を作成する。またインシデント表示部603は、後述するインシデント検索部605から渡されるインシデント情報や対処法情報に基づき表示情報を生成する。
インシデント情報評価部604は、インシデントのアクセス時間、アクセス間隔、アクセス頻度などを取得し、これらの情報に基づきインシデント情報の評価を行い、評価結果を評価記憶部626に渡す。
インシデント情報評価部604は、インシデントに対応した対処法の実行履歴情報を取得し、取得した実行履歴情報に基づきインシデント情報の評価を行い、評価結果を評価記憶部626に記憶する。
インシデント情報評価部604は、評価記憶部626からインシデント情報の評価結果を取得し、評価の高い(後述する総合ポイント1218が所定のポイント以上である)インシデント情報を有用インシデント管理部608に渡す。
インシデント検索部605は、問い合わせ受付部601から渡されるインシデント情報の検索要求における検索条件の解析を行い、解析した結果をインシデント管理部602に渡す。またインシデント検索部605は、後述する対処法管理部606にインシデント情報を渡す。またインシデント検索部605は、インシデント情報の検索結果の一覧をインシデント表示部603に渡す。またインシデント検索部605は、インシデント情報と対処法情報とをインシデント表示部603に渡す。
対処法管理部606は、問い合わせ受付部601から渡された登録要求及び対処法情報を、後述する対処法記憶部622に記憶させる。また対処法管理部606は、インシデント検索部605から渡されるインシデント情報に基づき対応する対処法情報を対処法記憶部622から取得し、インシデント検索部605に渡す。
構成情報管理部607は、後述するシステム情報取得部609から渡された管理対象ユーザ装置3の環境情報を後述するユーザシステム情報記憶部624に記憶させる。また構成情報管理部607は、後述するシステム情報確認部610から渡されたインシデント情報に基づき、ユーザシステム情報記憶部624に記憶されている環境情報を取得し、システム情報確認部610に渡す。
有用インシデント管理部608は、インシデント情報評価部604からインシデント情報を取得し、インシデント情報に対応する対処法情報を対処法管理部606から取得し、インシデント情報と対処法情報を有用インシデント情報記憶部623に記憶する。また有用インシデント管理部608は、インシデント検索部605から渡された閲覧要求及び有用インシデント情報に基づき、有用インシデント情報記憶部623から有用インシデントを取得し、インシデント検索部605に渡す。
システム情報取得部609は、対処法の実行時に、実行対象となる管理対象ユーザ装置3から環境情報を取得する。またシステム情報取得部609は、管理対象ユーザ装置3に対し、環境情報の取得要求を送信する。またシステム情報取得部609は、取得した環境情報を構成情報管理部607に渡す。またシステム情報取得部609は、取得した環境情報をシステム情報確認部610に渡す。
システム情報確認部610は、対処法の実行前後における環境情報の差分情報を抽出する。システム情報確認部610は、管理対象ユーザ装置3の現在の環境情報と前述の差分情報とを比較する。またシステム情報確認部610は、対処法の実行後、インシデント情報を構成情報管理部607に渡し、対処法実行前後の環境情報を取得する。またシステム情報確認部610は、構成情報管理部607から取得した対処法の実行前後の環境情報を比較して差分情報を抽出する。抽出した差分情報は、差分情報記憶部625に記憶させる。またシステム情報確認部610は、インシデント情報に基づき、差分情報記憶部625から差分情報を取得する。
図6におけるインシデント情報記憶部621、対処法記憶部622、有用インシデント情報記憶部623、ユーザシステム情報記憶部624、差分情報記憶部625、評価記憶部626は、情報を記憶装置103に体系づけて記憶する機能であり、例えばデータベースシステム等を用いて実現される機能である。なお、これらの機能は、サポートサービス装置10とは別体の、ディスクアレイ装置等のデータを記憶することを主目的として運用される情報処理装置において実現されていてもよい。
これらのうちインシデント情報記憶部621は、インシデント情報を記憶する。図7にインシデント情報記憶部621が記憶するインシデント情報のデータ構成を示している。同図に示すように、インシデント情報700には、インシデント情報ごとに固有に付与されるインシデントID711、インシデントに付されるタイトル712、インシデントが発生した顧客システムを特定する情報である顧客システム713、インシデントの発生日時714、インシデントの緊急性や重大性を示す情報である重大度715、インシデントの対応状況を示すステータス716、インシデント情報を登録した登録者717、インシデントを解決すべき期限である期限718、インシデントの現象719、インシデントに対応した担当者720、インシデント情報の現在の作業状況721、及びインシデント情報の概要722などの情報が含まれる。
図6における対処法記憶部622は対処法情報を記憶する。図8に対処法記憶部622が記憶する対処法情報のデータ構成を示している。同図に示すように、対処法情報800には、インシデントID811、インシデントが発生した原因812、インシデントの対処法813、インシデントの原因となったハードウエア又はソフトウエアの種別814、対処日時815、及び対処を行った際の責任者816などの情報が含まれる。
図6における有用インシデント情報記憶部623は、インシデント情報評価部604による評価によって評価が高い(所定以上のポイントの評価を有する)と判断されたインシデントに関する情報を記憶する。
図9に有用インシデント情報記憶部623が記憶する有用インシデント情報のデータ構成を示す。同図に示すように、有用インシデント情報900には、インシデントID911、インシデントのタイトル912、インシデントの種別913、インシデントの現象914、インシデントの原因915、インシデントの対処法916、インシデントの概要917、及びインシデント情報の評価点918が含まれる。
なお、これらのうち、タイトル912、現象914、及び概要917は、インシデント情報記憶部621から取得する情報である。また原因915、対処法916、種別913は、対処法記憶部622から取得する情報である。評価点918は、インシデント情報評価部604が、インシデント情報の評価時に採点した値であり、インシデント情報の有用性を示す値である。
図6におけるユーザシステム情報記憶部624は、管理対象ユーザ装置3に関する情報を記憶する。図10Aは、ユーザシステム情報記憶部624が記憶する情報であり、管理対象ユーザ装置3の基本的な情報(以下、基本情報と称する)である。同図に示すように、基本情報1000には、顧客ID1011、顧客名1012、システム名1013、顧客責任者1014、サポート開始日1015、及び備考1016などの情報が含まれる。
図10Bは、ユーザシステム情報記憶部624が記憶する情報であり、管理対象ユーザ装置3が持つ環境変数情報である。同図に示すように、環境変数情報1010には、顧客ID1011、管理対象ユーザ装置3の識別子である装置ID1012、環境変数名1013、環境変数値1014、及び前後情報1015などの情報が含まれる。なお、前後情報1015とは、そのレコードの情報が、対処法の実行前の情報であるのか、対処法の実行後の情報であるのかを示す情報である。同図では、対処法を特定するインシデントIDと、対処法実行後であることを示す「a」又は対処法実行前であることを示す「b」の文字とを「−」で結合した文字列が設定されている。
図10Cは、ユーザシステム情報記憶部624が記憶する情報であり、管理対象ユーザ装置3が管理しているログファイル等のファイル(以下、設定ファイルと称する)に関する情報(以下、設定ファイル情報と称する)である。同図に示すように、設定ファイル情報1020には、顧客ID1021、ファイルID1022、ファイル名(+パス名)1023、装置ID1024、及び前後情報1025などの情報が含まれる。
図10Dは、ユーザシステム情報記憶部624が記憶する情報であり、前述の設定ファイルに記述されている、アプリケーションプログラムのプロパティに関する情報(以下、プロパティ情報と称する。)である。同図に示すように、プロパティ情報1030には、顧客ID1031、プロパティ名1032、プロパティ値1033、ファイルID1034、及び前後情報1035などの情報が含まれる。
図10Eは、ユーザシステム情報記憶部624が記憶する情報であり、管理対象ユーザ装置3のオペレーティングシステムの登録情報(以下、レジストリ情報と称する。)である。同図に示すように、レジストリ情報1040には、顧客ID1041、レジストリキー(+パス)1042、レジストリ値1043、装置ID1044、及び前後情報1045などの情報が含まれる。
図10Fは、ユーザシステム情報記憶部624が記憶する情報であり、管理対象ユーザ装置3において実行されるオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等から出力されるログコードに関する情報(以下、ログコード情報と称する。)である。同図に示すように、ログコード情報1050には、顧客ID1051、ログコード1052、ファイルID1053、アプリケーションID1054、及び前後情報1055などの情報が含まれる。
図10Gは、ユーザシステム情報記憶部624が記憶する情報であり、管理対象ユーザ装置3の情報(以下、装置情報と称する。)である。同図に示すように、装置情報1060には、顧客ID1061、装置ID1062、装置名1063、IPアドレス1064、及び前後情報1065などの情報が含まれる。
図10Hは、ユーザシステム情報記憶部624が記憶する情報であり、管理対象ユーザ装置3において動作するアプリケーションプログラムに関する情報(以下、アプリケーション情報と称する。)である。同図に示すように、アプリケーション情報1070には、顧客ID1071、アプリケーションID1072、アプリケーション名1073、アプリケーションプログラムのバージョン1074、装置ID1075、及び前後情報1076などの情報が含まれる。
図6に示す差分情報記憶部625は、システム情報確認部610が、対処法の実行前後の環境情報を比較することにより抽出される情報(以下、差分情報と称する。)を記憶する。
図11に差分情報のデータ構成を示している。同図に示すように、差分情報1100には、顧客ID1111、インシデントID1112、差分種別1113、対処法を実行する前の環境変数の内容である実行前情報1114、対処法を実行した後の環境変数の内容である実行後情報1115、及び差分の内容を説明する情報である差分内容情報1116が含まれる。
図6に示す評価記憶部626は、有用インシデントを評価する際に利用されるインシデント情報へのアクセス履歴や、対処法の実行履歴などの情報と、評価を行う際に各インシデントに付与するポイントを記憶する。
図12は評価記憶部626が記憶する情報であり、インシデント情報へのアクセス履歴(以下、インシデントアクセス履歴情報と称する。)である。
同図に示すように、インシデントアクセス履歴情報1200には、インシデントID、次のインシデント情報にアクセスがされるまでの時間であるアクセス間隔1212、アクセス間隔1212に応じたポイントが設定されるポイント1213、担当者が一連のインシデント情報の検索作業において最後にアクセスしたインシデント情報であるか否かを示すフラグが設定される(最後の場合は「True」、最後でない場合は「False」が設定される)最終インシデント1214、最終インシデント1214の内容に応じたポイントが設定されるポイント1215、インシデント情報の対処法にアクセスがあったか否かを示すフラグが設定される(対処法にアクセスがあった場合は「True」、無かった場合は「False」が設定される)対処法アクセス1216、対処法アクセス1216の内容に応じたポイントが設定されるポイント1217、ポイント1213とポイント1215、及びポイント1217を合計した値が設定される総合ポイント1218などの情報が含まれる。
図13は評価記憶部626が記憶する情報であり、対処法への実行履歴(以下、対処法実行履歴情報と称する。)である。同図に示すように、対処法実行履歴情報1300には、インシデントID1311、対処法の実行回数が設定される対処法実行回数1312、対処法実行回数1312の内容に応じたポイントが設定されるポイント1313などの情報が含まれる。
図14は評価記憶部626が記憶する情報(以下、評価基準情報と称する。)であり、図12におけるポイント1213、ポイント1215、ポイント1217、図13におけるポイント1313を求める際のポイントの付与基準に関する情報である。
同図に示すように、評価基準情報1400には、評価対象(何について評価を行うのか)を示す情報である評価種別1411、評価を決める際の条件である評価基準1412、評価基準1412ごとに定められるポイントである点数1413、及び備考欄1414などの情報が含まれる。評価基準情報1400を用いた評価は例えば次のようにして行われる。すなわち、例えばアクセス間隔1212が80秒であった場合には、評価種別1411が「NEXT」である評価基準情報が採用され、評価基準1412の内容からこの場合の点数1413は「3」点と求められる。
次に、サポートサービスシステム1の動作について説明する。なお、以下の説明において、符号の前に付した「S」の文字はステップを意味する。
図15は、システム管理部門4の担当者が、ユーザ部門2のユーザからインシデントへの対応要求を受け付けた際に行われる処理の流れを説明するフローチャートである。
ユーザ部門2のユーザからインシデントが発生した旨の通知があると、システム管理部門4の担当者は、インシデント登録装置30に対してインシデント情報の登録操作を行う。インシデント登録装置30は、上記登録操作があると、入力されたインシデント情報を付帯させたインシデント情報の登録要求をサポートサービス装置10に送信する(S1511)。
サポートサービス装置10の問い合わせ受付部601は、上記登録要求を受信すると、登録要求をインシデント管理部602に渡す。インシデント管理部602は、渡された登録要求に付帯するインシデント情報をインシデント情報記憶部621に渡す。インシデント情報記憶部621は、渡されたインシデント情報を記憶する(S1512)。
次にシステム管理部門4の担当者は、ユーザから受け付けたインシデントの現象把握や原因究明、対処法の策定等のインシデントの対応作業を開始する(S1513)。この作業に際し、システム管理部門4の担当者は、必要であれば適宜問い合わせ装置20を操作して、サポートサービス装置10のインシデント情報記憶部621が記憶しているインシデント情報や、有用インシデント情報記憶部623が記憶している有用インシデント情報を参照する。担当者はこれらを参考にして、ユーザから受け付けたインシデントの対処法を策定し(S1514)、策定した対処法を実行する(S1515)。
一方、システム管理部門4の担当者は、対処法の実行後などの適宜な時点において、新たに策定した対処法をサポートサービス装置10に登録する。この登録に際し、担当者は問い合わせ装置20に対して対処法の登録操作を行う。問い合わせ装置20は、登録操作に応じて対処法の内容を付帯させた登録要求をサポートサービス装置10に送信する(S1516)。
サポートサービス装置10の問い合わせ受付部601は、対処法の登録要求を受け付けると、登録要求を対処法管理部606に渡す。対処法管理部606は、渡された登録要求に付帯する対処法情報を、対処法記憶部622に渡す。対処法記憶部622は、渡された対処法情報を記憶する(S1517)。
図16は、管理対象ユーザ装置3においてインシデントが発生した際に行われる、対処法の実行に関する処理を説明するフローチャートである。なお、以下に説明するように、対処法の実行に際し、サポートサービス装置10は、対処法が実行される管理対象ユーザ装置3の対処法の実行前後の環境情報を取得し、実行前後の環境情報の差分を抽出して記憶する。
まず問い合わせ装置20の情報入出力部201から、サポートサービス装置10に対処法の内容が付帯する対処法の実行要求が送信され、この実行要求をサポートサービス装置10の問い合わせ受付部601が受信する(S1611)。
問い合わせ受付部601は、受信した実行要求を解析し、付帯する対処法の内容を対処法管理部606に渡す。対処法管理部606は、渡された実行要求が対処法の実行要求であることを識別し、付帯する対処法の内容をシステム情報取得部609に渡す。システム情報取得部609は、渡された対処法の内容から対象となる管理対象ユーザ装置3を特定し、その管理対象ユーザ装置3に環境情報の取得要求を送信する。管理対象ユーザ装置3の情報入出力部31は、環境情報の取得要求を受信すると、自身の(対処法実行前の)環境情報をサポートサービス装置10に送信する(S1612)。
次にサポートサービス装置10の対処法管理部606は、管理対象ユーザ装置3に対し、対処法の内容が付帯する対処法の実行要求を送信する。管理対象ユーザ装置3の情報入出力部31は、対処法の実行要求を受信すると、これに付帯する対処法の内容に従って対処法を実行する(S1613)。
一方、サポートサービス装置10の対処法管理部606は、対処法の内容を再びシステム情報取得部609に渡す。システム情報取得部609は、管理対象ユーザ装置3において対処法の実行が完了した旨の通知を受けた後、管理対象ユーザ装置3に環境情報の取得要求を送信する。管理対象ユーザ装置3の情報入出力部31は、環境情報の取得要求を受信すると、自身の(対処法実行後の)環境情報をサポートサービス装置10に送信する(S1614)。
次にサポートサービス装置10の対処法管理部606は、対処法の内容をシステム情報確認部610に渡す。システム情報確認部610は、対処法の内容が渡されると、管理対象ユーザ装置3から取得した対処法の実行前後の環境情報を構成情報管理部607から取得し、実行前後の環境情報を比較し(例えば文字列レベルによる比較)、実行前後の環境情報の差分を抽出する(S1615)。
システム情報確認部610は、抽出した差分情報を、差分情報記憶部625に記憶する(S1616)。
図17は、システム管理部門4の担当者が、問い合わせ装置20を操作してサポートサービス装置10によって提供されるインシデント情報を検索する際に行われる処理を説明するフローチャートである。
問い合わせ装置20の情報入出力部201は、システム管理部門4の担当者がインシデント情報の検索するための操作入力を行うと、サポートサービス装置10に、検索条件を付帯させたインシデント情報の検索要求を送信する(S1711)。
サポートサービス装置10の問い合わせ受付部601は、検索要求を受信すると、インシデント検索要求と判断し、検索条件及び検索要求をインシデント検索部605に渡す。インシデント検索部605は、渡された検索条件を解析し、解析した内容をインシデント管理部602に渡す(S1712)。
インシデント管理部602は、解析された検索条件に基づき、インシデント情報記憶部621から、インシデントの検索結果の一覧を取得し、インシデント検索部605に渡す(S1713)。
インシデント検索部605は、インシデント管理部602から送信された検索結果一覧を取得する(S1714)。
インシデント検索部605は、検索結果一覧を表示情報に加工するため、検索結果一覧情報をインシデント表示部603に渡し、検索結果一覧の表示情報を生成する。
インシデント検索部605は、検索結果一覧の表示情報を問い合わせ装置20に送信し、これを受信した問い合わせ装置20は検索結果を表示する(S1715)。
図18は、システム管理部門4の担当者が、図17に示す流れに従って出力される検索結果一覧からインシデント情報を選択してインシデント情報を参照する際、サポートサービス装置10がインシデント情報の有用性を評価する処理を説明するフローチャートである。
まず問い合わせ装置20の情報入出力部201が、検索結果一覧からユーザが選択したインシデント情報の表示要求をサポートサービス装置10に送信し、サポートサービス装置10の問い合わせ受付部601がこれを受信する(S1811)。
問い合わせ受付部601は、表示要求を受信するとこれをインシデント検索部605に渡す。インシデント検索部605は、表示要求に応じて、インシデント情報記憶部621から該当するインシデント情報を取得し、取得したインシデント情報をインシデント表示部603に渡す。インシデント表示部603は、インシデント情報の表示情報を生成し、そのインシデント情報をインシデント検索部605に渡す。インシデント検索部605は、インシデント情報の表示情報を、問い合わせ装置20の情報入出力部201に送信し、インシデント情報の表示を行う(S1813)。この際のインシデント情報の表示例を図19に示す。
問い合わせ装置20の情報入出力部201は、表示したインシデント情報において、担当者が「対処の確認」のボタン1911を選択すると、当該インシデント情報の対処法の表示要求をサポートサービス装置10に送信する(S1814:YES)。担当者が「対処の確認」のボタン1911を選択しなかった場合(S1814:NO)には、S1820に進む。
サポートサービス装置10の問い合わせ受付部601は、表示要求を受信すると(S1815)、表示要求を対処法の表示要求と判断し、対処法の表示要求をインシデント検索部605に渡す。
インシデント検索部605は、受信した対処法の表示要求と、インシデント情報とに基づき、対処法管理部606から、該当する対処法情報を取得してこれをインシデント表示部603に渡す。
インシデント表示部603は、受信した対処法情報の表示情報を生成し、生成した表示情報をインシデント検索部605に渡す。
インシデント検索部605は、渡された対処法情報の表示情報を、問い合わせ装置20に渡す。問い合わせ装置20の情報入出力部201は、表示情報が渡されるとこれに基づき対処法情報を表示する(S1816)。この際に表示される対処法情報の表示例を図20に示す。
サポートサービス装置10は、問い合わせ装置20から、別のインシデント表示要求を待ち受ける。別の新しいインシデント表示要求があった場合には(S1817:YES)、別のインシデント情報の表示を行うため、S1818に進む。別のインシデント情報の表示要求がない場合には(S1817:NO)、S1820に進む。
S1818では、インシデント情報の評価を行い、S1819では評価記憶部626が評価の結果を記憶する。なお、インシデント情報の評価に関する処理の詳細については後述する。
S1820では、現在表示中のインシデント情報が、担当者が最後に閲覧したインシデント情報であるか否かを判断するため、現在表示中のインシデント情報が表示されてから所定時間Xが経過したか否かを判断する。所定時間Xが経過している場合には(S1820:YES)、現在表示中のインシデント情報は、担当者が最後に閲覧したインシデント情報であると判断し、当該インシデント情報の評価を行い(S1821)、評価記憶部626が評価の結果を記憶する(S1822)。一方、所定時間Xが経過していない場合には(S1820:NO)、S1817に戻って別のインシデント情報の表示要求を待機する。
上記所定時間Xは、インシデント情報のデータサイズと、対処法情報のデータサイズの総和をYとした場合、例えば次式に基づいて算出する。
X(秒)=Y×30(秒)+重大度×120(秒)
なお、上式における重大度は、インシデント情報ごとに設定される値であり、例えば次表のように設定される。
Figure 0004852512
図21は、図18のS1818又はS1822におけるインシデントの評価処理(インシデントの評価1)を説明するフローチャートである。以下に説明するように、この評価処理では、インシデントアクセス履歴情報1200に管理されているインシデント情報へのアクセス履歴に基づいてインシデント情報を評価する。
問い合わせ装置20の情報入出力部201から、別の新たなインシデント表示要求があった場合や(S1817:YES)、現在表示中のインシデント情報が表示されてから所定時間Xが経過した場合には(S1820:NO)、インシデント検索部605からインシデント情報評価部604にインシデント情報の評価要求が渡される。
評価要求が渡されると、インシデント情報評価部604は、インシデント情報のアクセス間隔(あるインシデント情報が表示されてから次のインシデント情報が表示されるまでの時間(図12のアクセス間隔1212))に基づいてインシデント情報の評価を行い、アクセス間隔が長いほど、高い評価を与える。すなわちアクセス間隔が長い場合は担当者がそのインシデント情報を詳細に検討しているものとして高い評価を与え、アクセス間隔が短い場合は担当者が役に立たないインシデント情報と判断して直ぐに別のインシデント情報にアクセスしたものとして低い評価を与える。
例えば図22に示す時系列でインシデント情報が表示された場合、インシデント情報Aについては、インシデント情報Aからインシデント情報Bまでの時間(アクセス間隔)に基づいて評価を行う。またインシデント情報Bについては、インシデント情報Bからインシデント情報Cまでの時間(アクセス間隔)に基づいて評価を行う。
なお、例えばインシデント情報Aからインシデント情報Bまでの時間が短い(所定時間以下)場合は、インシデント情報Aは有用でなかったものと判断し、インシデント情報Aに低い評価を与える。またインシデント情報Bからインシデント情報Cまでの時間がインシデント情報Aからインシデント情報Bまでの時間より長い場合は、インシデント情報Bにインシデント情報Aより高い評価を与える。
次にインシデント情報評価部604は、評価記憶部626から評価基準情報1400(図14)を取得し、インシデントアクセス履歴情報1200のアクセス間隔1212の内容を評価基準情報1400に対照してポイントを求める。評価記憶部626は、ポイントをインシデントアクセス履歴情報1200(図12のポイント1213)に記憶する。アクセス間隔による評価は以上のようにして行われる(S2111)。
次にインシデント情報評価部604は、インシデント情報が最後に表示されたか否かに基づき評価を行う。まずインシデント情報評価部604は、インシデントアクセス履歴情報1200から、インシデント情報が最後にアクセスされたインシデントであるか否かを示すフラグが設定される最終インシデント1214の内容を取得する。
次にインシデント情報評価部604は、最終インシデント1214に設定されているフラグを評価基準情報1400に対照してポイントを求める。
すなわち、担当者がインシデント情報の検索結果一覧から順次インシデント情報を選択して参照し、目的のインシデント情報に辿り着いた場合、担当者は通常、その時点で別のインシデント情報を参照しなくなるので、最後に参照されたインシデント情報は、担当者にとって有益なインシデントであると推測することができる。
例えば図22の例では、担当者が最後にインシデント情報Cにアクセスした後、更に別のインシデント情報にアクセスしないまま所定時間Xが経過しているので、インシデント情報Cを有用なインシデント情報として評価する。
次に評価記憶部626は、ポイントをインシデントアクセス履歴情報1200(図12のポイント1215)に記憶する。インシデント情報が最後に表示されたか否かに基づく評価は、以上のようにして行われる(S2112)。
次にインシデント情報評価部604は、インシデントアクセス履歴情報1200の対処法アクセス1216の内容に基づいてポイントを求める。すなわち、インシデント情報のみならず対処法情報が表示された場合には、そのインシデント情報は有用であるものとして評価を行う。
なお、図19はインシデント情報が表示される画面であるが、担当者の操作入力により同図における「対処の確認」のボタン1911が選択されると、図20に示す対処法情報が記載された画面が表示され、この画面が表示された場合はインシデントアクセス履歴情報1200の対処法アクセス1216に「True」が設定される。
インシデント情報評価部604は、対処法アクセス1216の内容を取得し、その内容を評価基準情報1400に対照してポイントを求める。
次に評価記憶部626は、ポイントをインシデントアクセス履歴情報1200(図12のポイント1217)に記憶する。対処法アクセス1216の内容に基づく評価は以上のようにして行われる(S2113)。
次にインシデント情報評価部604は、以上のようにして評価されて求められた各インシデント情報のポイント(図12のポイント1213、ポイント1215、及びポイント1217)を集計して総合的なポイントを求め、求めた値をインシデントアクセス履歴情報1200の総合ポイント1218に記憶する(S2114)。
図23は、サポートサービス装置10が、管理対象ユーザ装置3から取得した環境情報に基づいてインシデント情報の有用性を評価する処理(インシデントの評価2)を説明するフローチャートである。
サポートサービス装置10のシステム情報取得部609は、管理対象ユーザ装置3からインシデント情報の検索のためのアクセスがあった場合、もしくは、システム管理部門4の担当者による所定の指示操作が行われた場合などの任意のタイミングにおいて、管理対象ユーザ装置3に現在の環境情報の取得要求を送信する(S2311)。
管理対象ユーザ装置3の情報入出力部31は、取得要求を受信すると、自身の現在の環境情報をサポートサービス装置10に送信し、これをサポートサービス装置10のシステム情報取得部609が受信する(S2312)。
次にシステム情報取得部609は、受信した現在の環境情報をシステム情報確認部610に渡し、システム情報確認部610は現在の環境情報を解析する(S2313)。なお、この解析処理の詳細については後述する。
次にシステム情報確認部610は、構成情報管理部607に差分情報記憶部625が記憶している全ての差分情報を要求してこれを取得する(S2314)。
次にシステム情報確認部610は、取得した全ての差分情報と現在の環境情報とを対照し、現在の環境情報に一致する過去の環境情報を検索し(S2315)、一致するものが存在すれば(S2315:YES)、S2316に進む。ステップ1006に進み、一致するものが存在しなければ(S2315:NO)、処理を終了する。
S2316において、システム情報確認部610は、現在の環境情報に一致する過去の環境情報に対応するインシデント情報をインシデント情報記憶部621から取得し、取得したインシデント情報をインシデント情報評価部604に渡す。
次にインシデント情報評価部604は、対処法実行履歴情報1300の当該インシデント情報に対応する対処法実行回数1312の内容に「1」を加算し、加算後の対処法実行回数1312の内容と、評価基準情報1400の内容を対照して当該インシデント情報のポイントを求め(S2317)、求めたポイントを対処法実行履歴情報1300のポイント1313に設定する(S2318)。
なお、対処法の実行回数が多いインシデント情報は実行実績があり有用なインシデント情報であると考えられるので、実行回数が多いインシデント情報ほど高い評価が与えられる。
図24は、サポートサービス装置10が、管理対象ユーザ装置3から取得した現在の環境情報を解析する処理(図23のS2313の処理)を説明するフローチャートである。
同図に示すように、サポートサービス装置10のシステム情報確認部610は、管理対象ユーザ装置3から取得した現在の環境情報から装置情報1060(図10G)、アプリケーション情報1070(図10H)、環境変数情報1010(図10B)、レジストリ情報1040(図10E)、設定ファイル情報1020(図10C)、プロパティ情報1030(図10D)、ログコード情報1050(図10F)を取得し、これらの情報を順に解析する(S2411〜S2417)。
図25は、サポートサービス装置10が、インシデント情報の評価の結果に基づき、インシデント情報のうち評価が一定のポイント以上のものを有用インシデントに格上げする処理を説明するフローチャートである。
サポートサービス装置10のインシデント情報評価部604は、システム管理部門4の担当者がサポートサービス装置10に対してインシデント情報の評価要求を行った場合などの任意のタイミングで、評価記憶部626にインシデント情報の評価結果の一覧の取得要求を送信する(S2511)。評価記憶部626は、インシデント情報の評価結果の一覧を取得し、インシデント情報評価部604に渡す(S2512)。
インシデント情報評価部604は、取得したインシデント評価結果一覧のポイントと、所定のポイントの基準値とを比較し、基準値を超えるインシデント情報を取得する(S2513)。基準値を超えるインシデント情報が存在しない場合には(S2513:無し)、処理を終了する。基準値を超えるインシデント情報が存在する場合には(S2513:有り)、そのインシデント情報と、その対処法情報を、対処法管理部606を通して取得する(S2514)。
インシデント情報評価部604は、取得したインシデント情報と対処法情報とに基づいて、有用インシデント情報を生成する(S2515)。有用インシデント情報のデータ構造は、例えば図9に示す構造である。
インシデント情報評価部604は、生成した有用インシデント情報を有用インシデント情報記憶部623に渡し、有用インシデント情報記憶部623はこれを記憶する(S2516)。
以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
本発明の実施の形態として示すサポートサービスシステム1の構成である。 本発明の実施の形態として示す情報処理装置100のハードウエア構成である。 管理対象ユーザ装置3が有する主な機能である。 問い合わせ装置20が有する主な機能である。 インシデント登録装置30が有する主な機能である。 サポートサービス装置10が有する主な機能である。 インシデント情報記憶部621が記憶するインシデント情報700のデータ構成である。 対処法記憶部622が記憶する対処法情報800のデータ構成である。 有用インシデント情報記憶部623が記憶する有用インシデント情報900のデータ構成である。 ユーザシステム情報記憶部624が記憶する、管理対象ユーザ装置3の基本的な情報1000である。 ユーザシステム情報記憶部624が記憶する、管理対象ユーザ装置3が持つ環境変数情報1010である。 ユーザシステム情報記憶部624が記憶する、管理対象ユーザ装置3が管理している設定ファイル情報1020である。 ユーザシステム情報記憶部624が記憶する情報であり、アプリケーションプログラムのプロパティ情報1030である。 ユーザシステム情報記憶部624が記憶する情報であり、オペレーティングシステムのレジストリ情報1040である。 ユーザシステム情報記憶部624が記憶する情報であり、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等から出力されるログコード情報1050である。 ユーザシステム情報記憶部624が記憶する情報であり、管理対象ユーザ装置3の装置情報1060である。 ユーザシステム情報記憶部624が記憶する情報であり、管理対象ユーザ装置3のアプリケーション情報1070である。 システム情報確認部610が、対処法の実行前後の環境情報を比較することにより抽出される差分情報1100である。 評価記憶部626が記憶する情報であり、インシデントアクセス履歴情報1200である。 評価記憶部626が記憶する情報であり、対処法実行履歴情報1300である。 評価記憶部626が記憶する情報であり、ポイントを求める際の評価基準情報1400である。 システム管理部門4の担当者が、ユーザ部門2のユーザからインシデントへの対応要求を受け付けた際に行われる処理の流れを説明するフローチャートである。 管理対象ユーザ装置3においてインシデントが発生した際に行われる、対処法の実行に関する処理を説明するフローチャートである。 システム管理部門4の担当者が、問い合わせ装置20を操作してサポートサービス装置10によって提供されるインシデント情報を検索する際に行われる処理を説明するフローチャートである。 システム管理部門4の担当者が、図17に示す流れに従って出力される検索結果一覧からインシデント情報を選択してインシデント情報を参照する際、サポートサービス装置10がインシデント情報の有用性を評価する処理を説明するフローチャートである。 インシデント情報の表示例である。 対処法情報の表示例である。 図18のS1818又はS1822におけるインシデントの評価処理(インシデントの評価1)を説明するフローチャートである。 アクセス間隔及び所定時間Xに基づく評価の例を説明するための図である。 サポートサービス装置10が、管理対象ユーザ装置3から取得した環境情報に基づいてインシデント情報の有用性を評価する処理(インシデントの評価2)を説明するフローチャートである。 サポートサービス装置10が、管理対象ユーザ装置3から取得した現在の環境情報を解析する処理(図23のS2313の処理)を説明するフローチャートである。 サポートサービス装置10が、インシデント情報の評価の結果に基づき、インシデント情報のうち評価が一定のポイント以上のものを有用インシデントに格上げする処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 サポートサービスシステム
2 ユーザ部門
3 管理対象ユーザ装置
4 システム管理部門
5 通信ネットワーク
10 サポートサービス装置
20 問い合わせ装置
30 インシデント登録装置
601 問い合わせ受付部
602 インシデント管理部
603 インシデント表示部
604 インシデント情報評価部
605 インシデント検索部
606 対処法管理部
607 構成情報管理部
608 有用インシデント管理部
609 システム情報取得部
610 システム情報確認部
621 インシデント情報記憶部
622 対処法記憶部
623 有用インシデント情報記憶部
624 ユーザシステム情報記憶部
625 差分情報記憶部
626 評価記憶部

Claims (5)

  1. 通信可能であるユーザ装置において発生したインシデントに関する情報を管理する有用性評価装置であって、
    前記インシデントに関する情報であるインシデント情報を記憶するインシデント情報記憶部と、
    前記インシデントの対処法に関する情報である対処法情報を記憶する対処法記憶部と、
    前記インシデント情報に対応する有用性に応じたポイントを付与し、当該ポイントが所定値以上のインシデント情報を有用インシデント情報として選出するインシデント情報評価部と、
    前記選出された有用インシデント情報を記憶する有用インシデント情報記憶部と、
    前記対処法情報に従って行われる対処法の実行前後におけるユーザ装置の環境情報及び前記ユーザ装置の現在の前記環境情報を前記ユーザ装置から取得するシステム情報取得部と、
    前記対処法の実行前後における前記環境情報の差分を抽出するシステム情報確認部と、
    前記システム情報確認部が抽出した前記環境情報の差分を記憶する差分情報記憶部と、
    を有し、
    前記システム情報確認部は、前記差分情報記憶部が記憶している前記差分を読み出して前記システム情報取得部が取得した前記現在の環境情報に一致する環境情報を検索し、一致した環境情報に対応する前記有用インシデント情報にポイントを加算すること
    を特徴とする有用性評価装置
  2. 請求項1に記載の有用性評価装置であって、
    前記インシデント情報の表示情報を提供するインシデント表示部を有し、
    前記インシデント情報評価部は、前記インシデント表示部が、あるインシデント情報の表示情報を提供してから次のインシデント情報の表示情報を提供するまでの時間が長いほど、前記あるインシデント情報に高いポイントを加算すること
    を特徴とする有用性評価装置
  3. 請求項1に記載の有用性評価装置であって、
    前記インシデント情報の表示情報を提供するインシデント表示部を有し、
    前記インシデント情報評価部は、前記インシデント表示部があるインシデント情報を所定時間X以上提供し続けている場合には、前記あるインシデント情報にポイントを加算すること
    を特徴とする有用性評価装置
  4. 請求項3に記載の有用性評価装置であって、
    前記インシデント情報評価部は、前記所定時間Xとして、前記インシデント情報のデータサイズに応じた値を用いること
    を特徴とする有用性評価装置
  5. 通信可能であるユーザ装置において発生したインシデントに関する情報を管理する情報処理装置である有用性評価装置に、
    前記インシデントに関する情報であるインシデント情報を記憶する機能、
    前記インシデントの対処法に関する情報である対処法情報を記憶する機能、
    前記インシデント情報に対応する有用性に応じたポイントを付与し、当該ポイントが所定値以上のインシデント情報を有用インシデント情報として選出する機能、
    前記選出された有用インシデント情報を記憶する機能、
    前記対処法情報に従って行われる対処法の実行前後におけるユーザ装置の環境情報及び前記ユーザ装置の現在の前記環境情報を前記ユーザ装置から取得する機能、
    前記対処法の実行前後における前記環境情報の差分を抽出する機能、
    抽出した前記環境情報の差分を記憶する機能、
    及び、記憶している前記差分を読み出して、取得した前記現在の環境情報に一致する環境情報を検索し、一致した環境情報に対応する前記有用インシデント情報にポイントを加算する機能
    を実現するためのプログラム。
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