JP4851745B2 - 自動二輪車用排気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、触媒装置を備えた自動二輪車用排気装置に関する。
従来、自動二輪車用排気装置の触媒装置は、排気装置内への組付性及び配置スペースの確保を考慮して、車体後部に配置された排気マフラーの入口部又はその近傍に組み込まれていることが多い(特許文献1)。
しかし、排気マフラーの入口部又はその近傍位置では、エンジンの排気口からの排気経路長(排気通路長)が長くなり、排気ガスは温度が低下した状態で触媒に接触することになるので、触媒の活性化が低下し、触媒作用が低下する。
これに対し、触媒装置をエンジンの前側の排気経路部分に配置して、排気口からの排気経路長を短くすることが考えられるが、エンジンの前側では、たとえばラジエター等が配置されることからスペース的な制限が非常に大きく、また、走行時の風あるいはラジエターの風を直接受けることにより、触媒装置の温度低下の原因になることがある。
また、触媒装置をエンジンの下側に配置した例として特許文献2があり、さらには図11のような構造の触媒装置もある。図11は触媒装置300の縦断面図であり、チタン製の排気管305はエンジン310の下側に拡径部305aを有しており、該拡径部305a内に、メタルハニカム301をケース302に内蔵してなるステンレス鋼製の触媒装置300を配置し、ブラケット311を介して、円筒ケース302を拡径部305aに固着している。前記ブラケット311はチタン製であり、同種材料の拡径部305aに対しては溶接により固着され、異種材料の円筒ケース302に対してはかしめにより結合されている。
特許第3022358号公報 特開平6−26375号公報
特許文献2及び図11に示す例では、触媒装置をエンジンの下側に配置することにより、エンジンの排気口から排出される排気ガスが、比較的温度の高い状態で触媒装置に流通することが可能となる。しかし、たとえば、図11に示す触媒装置では、触媒装置300を収納する拡径部305aはチタン製であり、一方、触媒装置300はステンレス鋼製であるため、触媒装置300を、異種材料の拡径部305aに溶接により接合することはできず、したがって、拡径部305aとケース302との間に、ケース302をかしめにより機械的に保持するブラケット311を介在させ、ブラケット311と拡径部305aとを溶接により固着している。
このようにブラケット311を介在させていると、触媒装置300の組付用の部品点数が増えると共に、かしめ工程及び溶接工程の2つの工程により、触媒装置300を拡径部305aに組み付けなければならず、組付作業にも手間がかかる。しかも、拡径部305aとケース302との間には、ブラケット配置用の余分な環状スペースができるため、触媒装置300の排気流通断面積を十分に確保しようとすれば、拡径部305aの外径が大きくなり、径方向のコンパクト化が達成できなくなる。特に、自動二輪車の場合、エンジン310の下側に配置された拡径部305aの外径が大きくなると、バンク角及び最低地上高を大きくすることができない。なお、特許文献2の触媒装置では、排気チャンバー内に溶接により触媒装置が固着されているが、排気チャンバー及び前後の排気管の材料については記載されていない。ちなみに、特許文献2の図からは、排気チャンバーと前後の排気管は溶接により接合されており、同種の材料でできていると推測される。
(発明の目的)
本発明は、触媒装置をエンジンの下側に配置することにより触媒作用を向上させた自動二輪車用排気装置において、触媒装置の取付構造を簡素化すると共に、触媒装置の排気流通断面積を増大させた場合でも、触媒装置を収納する排気経路形成部材の外径の増大化を防ぎ、自動二輪車のバンク角及び最低地上高を大きくできるようにすることを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、エンジンの排気口から前記エンジンの下側を通過して排気マフラーの出口に至る排気経路を、複数の排気経路形成部材を接続することにより構成している自動二輪車用排気装置において、前記エンジンの下側に配置される排気経路形成部材として、他の排気経路形成部材と異種の材料であって、触媒装置が直接溶接により固着可能な材料で形成された触媒管を備えており、前記触媒装置は、触媒を担持する触媒担体と、該触媒担体が嵌合されて前記触媒管に内蔵されるケースと、を有しており、前記触媒管には孔が形成され、該孔部分で、前記ケースと前記触媒管とが直接溶接されており、前記触媒管は、エンジンの下側に左右一対配置されており、該左右の触媒管のうち、一方の触媒管は略車幅中心線上に配置され、他方の触媒管は車幅中心線から車幅方向外方に変位した位置に、かつ、前記一方の触媒管よりも上方にずれた位置に配置されており、前記各触媒管の前端部分は、前記触媒装置が内蔵される位置よりも前方位置で、前方に向かって縮径するテーパー形状に形成され、前記前端部分の前端に、外向きフランジが形成されており、前記各触媒管の前側の排気経路形成部材は、エンジンの下側に左右一対配置された第1の集合管であり、該各第1の集合管は、後方に向かって縮径するテーパー形状に形成され、前記各第1の集合管の後端に、外向きフランジが形成され、前記左右の触媒管の前端と前記左右の第1の集合管の後端が、前記エンジンの下側の位置で、前記両外向きフランジにより構成されるフランジ継手構造により、それぞれ接続されている
上記構成によると、従来例(図11)のように、ブラケット等の特別の取付部材を用いてかしめ結合により触媒装置を取り付ける構造に比べ、触媒装置を、触媒管に、直接、溶接により固着することができる。これにより、触媒装置取付用の部品点数を削減し、取付構造を簡素化できると共に、触媒装置の取付作業も容易になる。しかも、触媒装置の排気流通断面積を大きくしても、触媒管の外径を必要以上に大きくする必要がないので、自動二輪車において、バンク角及び最低地上高を大きくすることができる。勿論、触媒装置をエンジンの下側に配置しているので、エンジンの排気口から排出される排気ガスが、比較的温度の高い状態で触媒装置を流通することが可能となり、触媒の活性化が促進され、排気ガスの浄化機能が向上する。
また、フランジ継手を採用しつつ、該フランジ継手部分の径方向の寸法を、コンパクトにでき、自動二輪車において、バンク角及び最低地上高を大きくすることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車輌用排気装置において、前記左右の触媒管の前記テーパー状前端部分に、酸素センサー取付ボス部がそれぞれ形成されており、前記各酸素センサー取付ボス部は、車幅方向における前記他方の触媒管配置側と反対方向で、かつ、上方に向いて突出している
上記構成によると、酸素センサー取付ボス部を形成していても、触媒管のコンパクト性を維持することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の車輌用排気装置において、前記各第1の集合管はチタン又はチタン合金で形成され、前記各触媒管はステンレス鋼で形成されている。
上記構成によると、触媒装置の取付構造の簡素化を保ちつつ、排気装置の軽量化を達成できると共に、材料調達が容易になる。
[本発明の実施の形態]
図1〜図9は本発明の実施の形態であり、以下、これらの図面に基づいて説明する。
(自動二輪車の全体の概略)
図1は自動二輪の右側面図であり、スイングアーム10の排気管挿通用の凹部44の凹部カバー45(図3参照)を除いて示している。この図1において、車体フレーム1は、左右一対のメインフレーム2と、左右一対のスイングアームブラケット4と、矩形枠状のリヤフレーム7とから、側方から見て概ねY字状に主構成されている。メインフレーム2はヘッドパイプ3から後下がりに後方へ延び、後端部は図示しないクロス部材により左右が連結されている。スイングアームブラケット4は、メインフレーム2の後下端部に下方突出状に溶接により接合されている。リヤフレーム7は、メインフレーム2の後端部にボルト22により固着されると共に、メインフレーム2の後端部から後上がりに後方へ延び、後車輪11の上方を覆っており、シートレール機能を有すると共に、車体後部構成体20の躯体(骨組み)としての機能も有している。前記ヘッドパイプ3にはフロントフォーク5が支持され、フロントフォーク5の上端部にはハンドル6が設けられ、フロントフォーク5の下端部には前車輪8が支持されている。
スイングアームブラケット4のピボット部4aには、スイングアーム10の前端部が上下方向揺動可能に支持され、該スイングアーム10の後端部に前記後車輪11が支持され、スイングアーム10の前部とメインフレーム2の後端部との間には、概ね直立姿勢のリヤショックアブソーバ9が伸縮可能に介装されている。車体フレーム1の上側には、前側から順に、燃料タンク12、シート13及びリヤシート14が設けられている。メインフレーム2の下側には、たとえば並列4気筒のエンジン15が搭載されている。
車体前部には、ハンドル6の前方を覆うフロントカウル16と、エンジン15の上部の左右側方を覆うサイドカウル(センターカウル)17と、エンジン15の下部の左右側方及び下方を覆うロアカウル18が設けられ、車体後部には、リヤフレーム7の後半部を覆うリヤカウル(仮想線で示す)19が設けられ、リヤフレーム7内には、リヤフェンダー21が設けられている。前記ロアカウル18の底面には、後述する触媒管26に対応する箇所に開口29が形成されている。
(車体後部構成体)
図2は、後車輪11の上方に配置される車体後部構成体20の詳細を示す分解斜視図であり、車体後部構成体20は、前記リヤフレーム7と、前記リヤカウル19と、前記リヤフェンダー21と、から主構成されている。リヤフレーム7は、前後方向に延びる左右一対のレール部7aと、左右のレール部7aを連結する複数のクロス部7bとを、鋳造又はダイカスト鋳造により矩形枠状に一体成形したものであり、左右のレール部7aの前端部に、それぞれ上下一対の取付ボス部7cが形成されている。リヤフェンダー21は合成樹脂製であって後車輪11の上方を覆っており、リヤフェンダー21の上面に各種部品を搭載し、収納できるように、リヤフェンダー21の周囲には側壁21aが一体に形成され、また、各種搭載部品を所定位置に区分けできるように、複数の隔壁21bが形成されている。リヤフェンダー21は、リヤフレーム7内に下側から嵌め込まれ、図示しない複数のボルトによりリヤフレーム7に締結されている。リヤカウル19はリヤフレーム7の後半部を覆うと共に、リヤシート取付用の開口19aが形成されている。
車体後部構成体20は、前記リヤフレーム7、前記リヤフェンダー21及び前記リヤカウル19の主構成部品に加え、図1で説明したシート13、リヤシート14及びマッドガード23等も含んでいる。
(スイングアームの構成)
図3はスイングアーム10の平面図であり、スイングアーム10は、前端のピボット筒(軸)部10aに一体に形成された平板状の前部42と、該平板状前部42から後方に延びる左右一対のアーム部43とから構成されており、前記平板状前部42の右端部には排気管挿通用の凹部44が形成され、該凹部44の右側開口端には前記凹部カバー(排気管カバー)45が着脱自在に取り付けられている。前記リヤショックアブソーバ9は、車幅中心線Cより左側、すなわち前記排気管挿通用凹部44とは反対側に位置しており、リヤショックアブソーバ9の上端部に設けられるオイル用のリザーブタンク46は、リヤショックアブソーバ9よりもさらに左側に位置している。
(排気装置の構成)
図4は排気装置の分解斜視図、図5は排気装置の平面図、図6は排気装置のエンジン後方部位の右側面図、図7は触媒管26の左側面拡大図、図8〜図10は、それぞれ図7の触媒管26のVIII-VIII、IX-IX、X−X断面拡大図である。
図4において、エンジン15のシリンダヘッド15aの前面に開口する4つの気筒の各排気口には、チタン又はチタン合金製の各気筒用排気管(個別排気管)24がそれぞれ接続されており、4本の気筒用排気管24は、エンジン15の前側を下方に延び、エンジン15の前下端の近傍位置で後方へ湾曲し、エンジン15の下側を後方へ延びている。
エンジン15の下側にはチタン又はチタン合金製の左右一対の第1の集合管25が配置されており、各第1の集合管25の前端部には、前記4本の気筒用排気管24が2本ずつ溶接により接合され、各第1の集合管25の後端部には、触媒装置を内蔵するステンレス鋼製の左右一対の触媒管26の前端部がそれぞれフランジ継手59により着脱可能に接続されている。前記一対の触媒管26は、たとえば左側の触媒管26が概ね車幅中心線C上に配置され、右側の触媒管26は車幅中心線Cよりも右側に変位した位置に配置されている。各触媒管26の前部には、触媒管26の径方向の外方へ突出する酸素センサー取付ボス部50aがそれぞれ形成されており、各酸素センサー取付ボス部50aにはそれぞれ酸素センサー50が取り付けられている。各酸素センサー取付ボス部50aは左上方に向いて突出している。
2本の触媒管26の後端部には、触媒管26と同材料のステンレス鋼製の第2の集合管27の前端部が溶接により接合され、該第2の集合管27の後端部には、1本のチタン又はチタン合金製の排気管(立ち上がり管)28の前端部が、クランプ39を利用した嵌合継手により着脱可能に接続されている。前記クランプ39を利用した嵌合継手による接続構造は、第2の集合管27の後端部27aを、排気管28の前端部28a内に環状のシール38を介していんろう嵌合し、環状のクランプ39を嵌合部分の外側に嵌め、ボルト39aでクランプ39を縮径することにより、第2の集合管27と排気管28とを接続している。
前記一本の排気管28は、エンジン15の後方で概ね垂直上方に立ち上がり、排気管28の上端部には、排気デバイスボディ部30aと分岐部30bを一体に有するチタン又はチタン合金製の分岐管30が溶接により接合されている。分岐部30bは排気経路を前後に分岐しており、前後の各分岐口に、チタン又はチタン合金製の分岐排気管31、32がそれぞれ溶接により接合されている。
図6において、立ち上がり状の前記一本の排気管28は、スイングアーム10の凹部44内に下方から突入しており、凹部44内に前記排気デバイスボディ部30a並びに分岐部30bの一部が収納されている。前後に分岐した分岐排気管31、32のうち、後側の分岐排気管32は右側排気マフラー用であり、後上がりに後方へ延び、右側の排気マフラー33の前端入口に接続している。
図5において、前側の分岐排気管31は左側排気マフラー用であるが、車幅中心線Cより右側の位置で途切れており、該分岐排気管31の先端部に、該分岐排気管31と同材料のチタン又はチタン合金製の延長排気管36が着脱可能に接続されている。該延長排気管36は、後車輪11の前方を左方へ横切り、左側の排気マフラー34の前端入口に接続されている。前記左側排気マフラー用の分岐排気管31と延長排気管36との接続部は、該実施の形態では、図4に示すようにクランプ41を用いた嵌合継手となっており、環状のシール40を介して前側の分岐排気管31の後端部31aを延長排気管36の前端部36a内にいんろう嵌合し、嵌合部分の外側に環状のクランプ41を嵌め、ボルト41aでクランプ41を縮径することにより、接続されている。
図5において、左右の排気マフラー33、34は、平面視で後車輪11の左右側方に位置し、図1のように側面視で、車体後部構成体20と後車輪11との上下方向間に位置している。
(排気経路形成部材の材料のまとめ)
図5において、エンジン15の排気口から排気マフラー33、34の出口までの排気経路は、前述のように複数の排気経路形成部材を接続することにより構成されており、該実施の形態では、排気経路形成部材として、排気上流側から順に、気筒用排気管24、第1の集合管25、触媒管26、第2の集合管27、立ち上がり状の排気管28、分岐管30、分岐排気管31、32、延長排気管36及び排気マフラー33、34を接続しているが、材料としては、前述のように、触媒管26及び該触媒管26と一体に形成される第2の集合管27を、触媒装置65と同材料の耐熱性の優れたステンレス鋼製とし、その他の気筒用排気管24、第1の集合管25、立ち上がり状の排気管28、分岐管30、分岐排気管31、32、延長排気管36及び排気マフラー33、34を、ステンレス鋼よりも比重の小さいチタン又はチタン合金製としている。
(触媒装置)
図8は触媒管26の縦断側面図(図7のVIII-VIII断面図)であり、この図8において、ステンレス鋼製の触媒管26内に収納される触媒装置65は、薄板円筒状のステンレス鋼製のケース67と、ステンレス鋼製のメタルハニカムを渦巻き状に巻いた前後一対の触媒担体66と、から構成され、両触媒担体66は、白金やバナジウム等の触媒を担持すると共に、排気ガス流方向に所定間隔を置いてケース67内に嵌合し、たとえばスポット溶接によりケース67の内周面に固着(接合)されている。前記ケース67は、排気ガス流方向の一方の端部、たとえば下流側の端部が溶接によりケース67の内周面に固着され、上流側の端部が排気ガス流方向に移動可能な自由端部となっている。触媒管26に対するケース67の前記溶接構造は、たとえば触媒管26の周方向等間隔を置いた3カ所に長孔70を形成し、各長孔70部分で、ケース67を触媒管26に溶接(プラグ溶接)により固着している。なお、触媒装置65は、前記のようなハニカム型触媒には限定されず、たとえばパンチングプレートを利用した触媒等を内蔵することもできるが、触媒担体の材料としては、触媒管26と同じ耐熱性のあるステンレス鋼が用いられ、溶接により触媒管26に固着される。
(触媒管のフランジ継手構造)
図4において、ステンレス鋼製の触媒管26の後端に形成された同材料の第2の集合管27は、前述のようにクランプ39を利用した嵌合継手によりチタン又はチタン合金製の排気管28に接続されているが、触媒管26の前端は、前述のようにフランジ継手59により前側の第1の集合管25に接続されており、前記フランジ継手59の構造を、以下、詳しく説明する。
図7は触媒管26の左側面図であり、この図7において、触媒管26の前端部分26bは前方に向かって縮径するテーパー状に形成されており、該テーパー状前端部分26bの小径側の前端に、触媒管26と同材料のステンレス鋼製の外向きフランジ26aが溶接により固着されている。一方、第1の集合管25は後方に向かって縮径するテーパー状に形成されており、該テーパー状の第1の集合管25の小径側の後端に、第1の集合管25と同材料のチタン又はチタン合金製の外向きフランジ25aが溶接により固着されている。また、前記各酸素センサー取付ボス部50aは、触媒管26のテーパー状前端部分26bに設けられている。左右の触媒管26用の一対の外向きフランジ26aは、図9に示すように両フランジ26aが一体物として形成されており、各外向きフランジ26aに形成されたボルト挿通孔には、それぞれナット61が溶接により固着されている。一方、図10に示すように、第1の集合管用の一対の外向きフランジ25aは、互いに分離独立した状態で形成されている。
図7において、前記両外向きフランジ25a、26aは、金属製ガスケット62を介して重ね合わされ、前方から両フランジ25a、26aのボルト挿通孔に挿通したボルト60を前記ナット61に螺着することにより、触媒管26と第1の集合管25とを接続している。なお、触媒管26のフランジ26aをテーパー状前端部分26bの小径側の前端に設け、第1の集合管25のフランジ25aを、テーパー状の第1の集合管25の小径側の後端に設けていることにより、各フランジ26a、25aの外径は、それぞれ触媒管26の外径及び第1集合管25の外径と略同じ程度の大きさに抑えることができる。すなわち、各フランジ26a、25aが、触媒管26及び第1の集合管25よりも径方向の外方に殆ど張り出さない構造となっている。さらに、各酸素センサー取付ボス部50aは、触媒管26のテーパー状前端部分26bに形成されているので、酸素センサー取付ボス部50aは触媒管26のフランジ26aよりも径方向の外方に大きく張り出さず、しかも、各酸素センサー取付ボス部50aは、左上方に斜めに突出しており、下方へは突出していないので、最低地上高も高くすることができる。
(排気デバイス及び排気デバイス用アクチュエータ)
図4において、分岐管30の排気デバイスボディ部30aには、排気デバイス51として、たとえばバタフライ弁が備えられており、前記排気デバイスボディ部30a内に回動自在に支持された弁軸54と、該弁軸54に固着された円板形の弁体53と、排気デバイスボディ部30aの前側に配置された入力用の被駆動プーリ55等と、から主構成されている。弁軸54は、前後方向に延びるように水平に配置されると共に前方に突出し、該前方突出部に前記被駆動プーリ55が固着され、該被駆動プーリ55は、リヤフェンダー21の後部に配設されたアクチュエータ71の駆動プーリ76に、一対の伝動ケーブル77、78を介して連動連結している。
前記アクチュエータ71は、正逆回転可能な電動モータ(ステップモータ)と、該電動モータの出力を減速する減速機構を内蔵しており、前記リヤフェンダー21の後部の上面に上方から搭載されると共に、電子制御ユニット(図示せず)に電気的に接続し、電子制御ユニットからの制御信号により、所定回動量だけ、所定の方向(開弁方向及び閉弁方向)に回動するようになっている。アクチュエータ71に形成されたボルト挿通用のボス部71a及び該ボス部71aの下側に配置されたスペーサ(カラー)79には、締結部材として、上方からボルト72がそれぞれ挿通され、各ボルト72を、リヤフェンダー21に形成されためねじ部(又はナット)に螺着することにより、アクチュエータ71をリヤフェンダー21の上面の所定位置に取り付けている。
アクチュエータ71の出力軸74は、アクチュエータ71の上面から上方に突出し、該突出部分に、駆動プーリ76が固着されている。該駆動プーリ76と、排気デバイス51の被駆動プーリ55とを連動連結する前記一対の伝動ケーブル77、78は、一方は、排気デバイス51を開弁側に駆動するための伝動ケーブルであり、他方は、排気デバイス51を閉弁側に駆動するための伝動ケーブルである。
各伝動ケーブル77、78は、それぞれアウターケーブル77a、78a内にケーブル長さ方向移動自在に挿入されており、各アウターケーブル77a、78aの前端部は、分岐管30に設けられたケーブル係止部80にケーブル長さ方向移動不能に保持(係止)され、各アウターケーブル77a、78aの後端部は、アクチュエータ71に設けられたケーブル係止部81にケーブル長さ方向移動不能に保持(係止)されている。
(触媒管及び排気管等の組立)
図4において、触媒管26の前端部は、前述のようにフランジ継手59により、第1の集合管25の後端部に接続される。すなわち、図7において、両フランジ25a、26aは金属ガスケット62を介して重ね合わされ、ボルト60及びナット61により接続される。フランジ継手59を利用していることにより、クランプを用いた嵌合継手のように、触媒管長さ方向に大きな作業スペースを確保する必要がなく、狭いスペースでも、容易に接続作業を行うことができる。
一方、図4において、触媒管26の後端部に溶接により接合された第2の集合管27の後端部27aには、分岐管30及び左右の分岐排気管31、32が溶接により一体に形成された排気管28が、クランプ39を利用した嵌合継手により接続される。排気管28の上端部及び分岐管30は、図5のように、組付終了後には、スイングアーム10の凹部44内に収納されるものであるが、排気管28を第2の集合管27に接続する際には、排気管28を、スイングアーム15の凹部44から右方に飛び出すように傾斜させた状態として、第2の集合管27の後端部27aに仮に嵌合し、その後、凹部44内へと戻し、左側の延長排気管36を左側分岐排気管31に、クランプを利用して嵌合接続する。すなわち、前記左側排気管36を接続していない状態で、分岐排気管31、32、分岐管30及び排気管28の一体物を回動するので、たとえばフェンダー21に衝突することなく回動することができ、組付作業には手間がかかならい。
(実施の形態の作用効果)
(1)ステンレス鋼製の触媒装置65を収納する触媒管26を、触媒装置65と同材料のステンレス鋼製とし、溶接により触媒装置65を触媒管26に固着しているので、ブラケット等の特別の取付部品を用いることなく触媒装置65を取り付けることができ、触媒管26に対する触媒装置65の取付構造が簡単になると共に、触媒管の径を必要以上に大きくすることなく、触媒装置65の排気流通断面積を大きく確保できる。これにより、エンジン15の下側の限られた配置スペースにコンパクトに触媒管26を配置できると共に、自動二輪車における最低地上高及びバンク角を大きくすることができる。
(2)エンジン15の下側に配置されるステンレス鋼製の触媒管26と、チタン又はチタン合金製の排気管28とを、フランジ継手59により接続しているので、クランプを用いた異種材料の嵌合接続構造に比べ、管長方向(前後方向)及び管径方向の寸法を小さくでき、これによっても、エンジン15の下側の限られた配置スペースにコンパクトに触媒管26を配置できると共に、自動二輪車における最低地上高及びバンク角を大きくすることができる。また、接続作業(組立作業)用のスペースも小さくて済み、組立作業が容易になる。
(3)複数の排気経路形成部材のうち、触媒装置65が溶接により固着される触媒管26を、触媒装置65と同材料のステンレス鋼製とし、他の排気管24、28、31、32及び第1の集合管25等をチタン又はチタン合金製としているので、前記のように、触媒装置65の組付性を向上させながらも、排気装置全体の軽量化を達成することができる。また、材料調達も容易になる。
(4)図5に示すように、スイングアーム10に凹部44を形成し、該凹部44に、前後に分岐される排気装置の分岐管30等を通過させているので、車輌の車幅方向の寸法をコンパクトに維持することができる。
(5)図5において、分岐管30は、車幅中心線Cに対して右側に配置されているが、該分岐管30から分岐される左右の排気マフラー用の分岐排気管31、32のうち、分岐管配置側とは反対側の排気マフラー用の分岐排気管、すなわち左側排気マフラー用の分岐排気管31を、前記車幅中心線Cよりも右側で途切れる長さとし、該短い左側排気マフラー用分岐排気管31に、同材料の左側排気マフラー用の延長排気管36を着脱可能に接続する構造としているので、前述のように、凹部44内に分岐管30を配置する構造において、凹部44外で分岐管30を第2の集合管27に組み付けた後、凹部44内に分岐管30を収納する工程において、左側排気マフラー用の分岐排気管31がリヤフェンダー21に当たることなく、円滑に所定の位置まで回動させることができ、組立作業が容易である。
[本発明の他の実施の形態]
(1)前記実施の形態では、異種材料の排気経路形成部材の組み合わせとして、触媒管をステンレス鋼製とし、排気管28等をチタン又はチタン合金製としているが、その他の異種材料の組み合わせを採用することもできる。たとえば、ステンレス鋼製の触媒管に対し、排気管28等をNi、Cr及びFeの合金のインコネル製又はその他の軽量合金製とすることも可能である。また、触媒管に対して、他の排気管等の材料を、たとえば鉄等の安価な材料とすることにより、触媒管の耐熱性を維持しつつ、排気装置全体のコストを低減することも可能である。
(2)前記実施の形態では、触媒管26の前端部と第1の集合管25の後端部との接続部をフランジ継手59としているが、触媒管26の後端に一体に溶接された第2の集合管27の後端部と立ち上がり状の排気管28の前端部との接続部として、フランジ継手を用いることも可能である。また、触媒管26の前端部と第1の集合管25との接続部を、クランプを用いた嵌合接続とすることも可能である。要するに、排気経路形成部材の接続部の構造は、前記実施の形態の構造には限定されず、適宜、クランプを用いた嵌合継手と、フランジ継手を選択することができる。
本発明は、自動二輪車用排気装置だけでなく、乗鞍型四輪走行車あるいは通常の自動車等、各種車輌用排気装置に適用できる。
本願発明の一実施の形態であり、本願発明の排気装置を備えた自動二輪車の右側面図である。 図1の自動二輪車の車体後部構成体の主構成部品の分解斜視図である。 図1の自動二輪車のスイングアームの平面図である。 図1の自動二輪車の排気装置の分解斜視図である。 図1の自動二輪車の排気装置の平面図である。 図1の排気装置のエンジン後方部分の右側面図である。 図1の触媒管の左側面拡大図である・ 図7のVIII-VIII断面図である。 図7のIX-IX断面図である。 図7のX-X断面図である。 従来の自動二輪車用排気装置の触媒装置に縦断側面図である。
符号の説明
15 エンジン
24 気筒用排気管(排気経路形成部材)
25 第1の集合管(排気経路形成部材)
26 触媒管(排気経路形成部材)
27 第2の集合管(排気経路形成部材)
28 排気管(排気経路形成部材)
30 分岐管(排気経路形成部材)
31、32 分岐排気管(排気経路形成部材)
33、34 排気マフラー(排気経路形成部材)

Claims (3)

  1. エンジンの排気口から前記エンジンの下側を通過して排気マフラーの出口に至る排気経路を、複数の排気経路形成部材を接続することにより構成している自動二輪車用排気装置において、
    前記エンジンの下側に配置される排気経路形成部材として、他の排気経路形成部材と異種の材料であって、触媒装置が直接溶接により固着可能な材料で形成された触媒管を備えており、
    前記触媒装置は、触媒を担持する触媒担体と、該触媒担体が嵌合されて前記触媒管に内蔵されるケースと、を有しており、
    前記触媒管には孔が形成され、該孔部分で、前記ケースと前記触媒管とが直接溶接されており、
    前記触媒管は、エンジンの下側に左右一対配置されており、
    該左右の触媒管のうち、一方の触媒管は略車幅中心線上に配置され、他方の触媒管は車幅中心線から車幅方向外方に変位した位置に、かつ、前記一方の触媒管よりも上方にずれた位置に配置されており、
    前記各触媒管の前端部分は、前記触媒装置が内蔵される位置よりも前方位置で、前方に向かって縮径するテーパー形状に形成され、前記前端部分の前端に、外向きフランジが形成されており、
    前記各触媒管の前側の排気経路形成部材は、エンジンの下側に左右一対配置された第1の集合管であり、該各第1の集合管は、後方に向かって縮径するテーパー形状に形成され、前記各第1の集合管の後端に、外向きフランジが形成され、
    前記左右の触媒管の前端と前記左右の第1の集合管の後端が、前記エンジンの下側の位置で、前記両外向きフランジにより構成されるフランジ継手構造により、それぞれ接続されている、自動二輪車用排気装置。
  2. 前記左右の触媒管の前記テーパー状前端部分に、酸素センサー取付ボス部がそれぞれ形成されており、
    前記各酸素センサー取付ボス部は、車幅方向における前記他方の触媒管配置側と反対方向で、かつ、上方に向いて突出している、請求項1に記載の自動二輪車用排気装置。
  3. 前記各第1の集合管は、チタン又はチタン合金でできており、
    前記各触媒管は、ステンレス鋼でできている、請求項2に記載の自動二輪車用排気装置。
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