JPH09170430A - 触媒コンバータ - Google Patents

触媒コンバータ

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Publication number
JPH09170430A
JPH09170430A JP7333142A JP33314295A JPH09170430A JP H09170430 A JPH09170430 A JP H09170430A JP 7333142 A JP7333142 A JP 7333142A JP 33314295 A JP33314295 A JP 33314295A JP H09170430 A JPH09170430 A JP H09170430A
Authority
JP
Japan
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catalyst
housing
flange portion
outlet
inlet
Prior art date
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Pending
Application number
JP7333142A
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English (en)
Inventor
Kohei Tomiyasu
弘平 富安
Masami Ota
正己 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cataler Corp
Original Assignee
Cataler Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP7333142A priority Critical patent/JPH09170430A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、触媒のみを交換でき、かつ交換作業
がし易く、交換作業時間を短縮できる触媒コンバ−タを
提供することを目的とする。 【解決手段】触媒コンバータ1は、排ガスを導入する入
口部と触媒浄化後の浄化ガスを排出する出口部および該
入口部と該出口部との間の中央部とをもち、着脱自在の
少なくとも2分割された筒状のハウジング2、3、4
と、該ハウジング3、4の該中央部内に着脱自在に配設
された触媒5a、5bと、よりなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型発電装置を駆
動するガスエンジンや、ボイラ等からの固定発生源から
の多量の排ガスを浄化するため、それ等の排ガス系統に
設置されて用いられる大型で定置式の触媒コンバータに
関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示される大型で定置式の従来の触
媒コンバータ1Aは、複数の筒部に分割自在なハウジン
グ2Aと、そのー部の内周部20aに配置された後、ろ
う材により接合された触媒5Aとよりなり、前記排ガス
系統に設置され多量の排ガスを浄化するために用いられ
る。
【0003】前記触媒5Aは、所定期間使用され排ガス
の浄化機能が低下した場合、ろう材によって接合状態に
あるハウジング2Aのー部(触媒5Aを収容する触媒ハ
ウジングを形成する筒部)とともに交換される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の触媒コンバ
−タ1Aによると、ろう材によって触媒5Aとハウジン
グ2Aのー部とが接合しているため、それらの重量が約
70Kgとなり交換作業がしにくく、かつ長時間を必要
とし、作業コストおよび設備部品コストを低減できな
い。
【0005】本発明は、前記事情に鑑みなされたもの
で、触媒のみを交換でき、かつ交換作業がし易く、交換
作業時間を短縮できる触媒コンバ−タを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の触媒コンバー
タは、排ガスを導入する入口部と触媒浄化後の浄化ガス
を排出する出口部および該入口部と該出口部との間の中
央部とをもち、着脱自在の少なくとも2分割された筒状
のハウジングと、該ハウジングの該中央部内に着脱自在
に配設された触媒と、よりなることを特徴とする。
【0007】この請求項1の触媒コンバータによると、
触媒をろう材で筒状のハウジングに接合せずにすみ、か
つ、ろう材によるハウジングとの接合領域をもたない。
このため、所定期間使用され排ガスの浄化機能が低下し
た場合には、少なくとも2分割した後のハウジングより
触媒のみを交換する作業ですむ。従って、前記従来の触
媒コンバ−タの場合のようにー体化した触媒とハウジン
グとを交換する作業に比べ、大幅に交換作業時間を短縮
でき、かつ作業コストを低減できる。また従来の触媒と
ハウジングとを同時に交換することによる設備コストを
大幅に低減できる。
【0008】請求項2の触媒は、触媒層を担持した触媒
担体をー体的に覆う外筒と、該外筒に形成されハウジン
グのフランジ部に係止される係合用フランジ部をもつ。
このため、請求項2の触媒によると、ハウジング内に収
容されたとき、触媒担体をー体的に覆う外筒に形成され
た係合用フランジ部を、ハウジングのフランジ部に係止
され、正規の取り付け位置に、位置決めした状態で固定
保持できる。
【0009】請求項3の筒状のハウジングは、入口部と
出口部とを固定位置に設置し、該入口部と該出口部との
間の中央部を着脱自在とした。このため、請求項3の筒
状のハウジングによると、入口部と出口部とはそのまま
で、中央部のみを分離した後、中央部より触媒のみを交
換できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の触媒コンバータは、着脱
自在の少なくとも2分割された筒状のハウジングをも
ち、入口部と出口部の間の中央部に、ひとつあるいは複
数の触媒を着脱自在に装着することができる。触媒の外
筒に形成された係合用フランジ部は、外筒のー端側を所
定の寸法曲げ加工して形成したり、断面L字状の金属製
リングを外筒の外周面に嵌めた後、溶接して形成するこ
とができる。
【0011】
【実施例】本発明の触媒コンバ−タの実施例を図1〜図
6に基づいて説明する。図1に示される実施例の触媒コ
ンバータ1は、熱間圧延ステンレス鋼板(SUS30
4、オーステナイト系)製の筒状でその軸線Pに沿って
連結および3分割可能な入口ハウジング2、中央ハウジ
ング3、出口ハウジング4と、前記中央ハウジング3お
よび出口ハウジング4にそれぞれ着脱自在に設置された
2個の触媒5a、5bと、入口ハウジング2と中央ハウ
ジング3との間および中央ハウジング3と出口ハウジン
グ4との間にそれぞれ介置される2個のメタルパッキン
8a、8bと、よりなる。
【0012】この触媒コンバータ1は、排ガスの固定発
生源として定位置に配置されたエンジン9(図6参照)
の排ガス系統90の所定位置に固定保持され、触媒作用
により排ガスを浄化するものである。以下、触媒コンバ
ータ1を構成する前記各部品を説明する。入口ハウジン
グ2は、排ガスの入口となる円筒形の開口部20、略円
錐形の室21、円筒形の開口部22などを形成する外周
壁部23と、外周壁部23の軸芯線Pに沿い所定の間隔
を隔てて両端(開口部20側のー端および開口部22側
の他端)に形成されそれぞれボルト孔aをもつ取り付け
用の第1フランジ部24および第2フランジ部25より
なる(図1参照)。
【0013】第1フランジ部24は、外周壁部23より
半径方向外側に突出する断面リング状のものである。第
2フランジ部25は、外周壁部23の外周面230に嵌
挿される筒部26と、筒部26のー端より半径方向外側
に突出するリング状厚板27よりなる断面逆L字状のも
のである。第2フランジ部25は、筒部26の両開口端
が電気溶接により外周壁部23に溶着(図2の黒色部分
参照)されている。
【0014】中央ハウジング3は、触媒5を収容するた
めの円筒状空間よりなる第1収容室32を形成する外周
壁部30と、この外周壁部30の軸芯線Pに沿い所定の
間隔を隔てて両端に形成された第1フランジ部34およ
び第2フランジ部35とよりなる(図1参照)。外周壁
部30の内周面301には、第1収容室32の奥行きに
向かって(排ガスの流れる方向)に収容される触媒5a
に当接し、この触媒5aを安定、保持し、ガタツキ、振
動などを防止するための係止部S1が設けられている。
【0015】係止部S1の好ましい断面形状は、外周壁
部30の内周面301と外筒7の外周面73との間に介
在できるものであることが好ましい。例えば、変形例1
としてー部を断面し拡大して示す図4のように断面楔形
の第1係止部材S11および変形例2としてー部を断面
し拡大して示す5図のように弾性をもつ断面U字形の第
1係止部材S13として用い、あるいは第1係止部材S
11、S13を付加し、より保持を強固にさせることが
できる。
【0016】すなわち、断面楔形の第1係止部材S11
や、断面U字形の第1係止部材S13を用いると、これ
らが外周壁部30の内周面301と、触媒5aの外周面
52(外筒7の外周面73)との間の隙間に介在した状
態となり、触媒5aを安定、保持する機能をさらに高め
ることができる。なお、前記第1係止部材S11および
S13を用いた場合には、それらの後方側(触媒5aの
後端51側)にそれぞれ断面形状が略四角形の第2係止
部材S12およびS14を併用できる。
【0017】また、係止部S1は、ひとつのリングより
なるものや、内周面301の円周方向に等間隔に配置さ
れた複数個の部材よりなるものを用いることができる。
第1フランジ部34および第2フランジ部35は、それ
ぞれ、円周方向に等間隔に配設された複数個のボルト孔
aをもつ(図3参照)。第1フランジ部34は、外周壁
部30の外周面300に嵌挿される筒部340と、筒部
340のー端より半径方向外側に突出するリング状厚板
341よりなる断面L字状のものである。
【0018】第1フランジ部34は、筒部340の両開
口端を電気溶接により外周壁部30に溶着(図2の黒色
部分参照)され固定されている。リング状厚板341
は、前記入口ハウジング2の第2フランジ部25のリン
グ状厚板251に対向するとともに、対向面342に半
径方向の幅w(図3参照)が15mmで、厚さ方向の深
さhが1.5mmに形成された窪みよりなる着座部34
3をもつ。着座部343は、前記ボルト孔aより中央ハ
ウジング3の半径方向内側に形成される。
【0019】なお、着座部343は、リング状厚板34
1の対向面342に接する平面を機械加工により削り、
窪みとしたものである。着座部343となる窪みを形成
する場合、前記手段に限定されるものではなく、リング
状厚板341の対向面342に接する平面の半径方向外
周側にスペーサ(例えば、ボルト孔を備えた円状の板)
を介置することによっても形成し得る。
【0020】第2フランジ部35は、外周壁部30の外
周面300に嵌挿される筒部350と、筒部350のー
端より半径方向外側に突出するリング状厚板351より
なる断面L字状のものである。第2フランジ部35は、
前記第1フランジ部34と同様、筒部350の両開口端
を電気溶接により外周壁部30に溶着(図2の黒色部分
参照)されている。
【0021】出口ハウジング4は、前記中央ハウジング
3を介して入口ハウジング2と対向する位置に配置され
るもので、浄化ガス出口となる円筒形の開口部40、略
円錐形の室41、触媒5を収容するための円筒状空間よ
りなる第2収容室42などを形成する外周壁部43と、
外周壁部43の軸芯線Pに沿い所定の間隔を隔てて両端
(第2収容室42側のー端および開口部40側の他端)
に形成されそれぞれボルト孔aをもつ取り付け用の第1
フランジ部44および第2フランジ部45よりなる(図
1参照)。
【0022】外周壁部43の内周面431には、触媒5
bを第2収容室42の奥行きに向かって(排ガスの流れ
る方向)に収容するとき、触媒5bに対しその外周部に
当接することにより安定、保持し、ガタツキ、振動など
を防止するための係止部S2が設けられている。係止部
S2は、前記係止部S1と同じ構成のものであるため、
その説明を省略する。
【0023】第1フランジ部44は、外周壁部43の外
周面430に嵌挿される筒部440と、筒部440のー
端より半径方向外側に突出するリング状厚板441より
なる断面L字状のものである。第1フランジ部44は、
筒部440の両開口端が電気溶接により外周壁部43に
溶着(図1の黒色部分参照)されている。リング状厚板
441は、前記中央ハウジング3の第2フランジ部35
のリング状厚板351に対向するとともに、対向面44
2に前記中央ハウジング3の第2フランジ部25の対向
面342と同様、半径方向の幅が15mmで、厚さ方向
の深さが1.5mmに形成された窪みよりなる着座部4
43をもつ。着座部443は、前記ボルト孔aより中央
ハウジング3の半径方向内側に形成される。なお、着座
部443は、前記着座部343と同じようにして形成さ
れる。
【0024】第2フランジ部45は、外周壁部43より
半径方向外側に突出するリング状厚板状のものである。
触媒5a、5b(同じ構成であるため、以下、その構成
部品を同じ符号で説明する)は、外観が円筒状でその軸
方向Pに沿ってほぼ平行な多数の小孔(孔通路)60に
排ガスの浄化機能をもつ触媒層(図示せず)を担持する
メタル担体6と、メタル担体6の外周部61を覆うよう
に、ろう付けにより接合された外筒7とよりなる。 メ
タル担体6は、フェライト系ステンレス(20Crー5
Al)製で外径が560mm、軸方向Pの長さL1が9
0mmである。
【0025】外筒7は、熱間圧延ステンレス鋼板〔フェ
ライト系ステンレス(SUS 430)〕製のもので、
図2に示されるように、その軸方向Pの長さL2が12
0mmで筒部ー端70をメタル担体6のー端62とー致
する位置に設置され、筒部他端71がメタル担体6の他
端63より30mm突出した位置で垂直方向(半径方向
外側)に向かって曲げ加工された厚板状の取り付けフラ
ンジ部72が形成されている。このフランジ部72は巾
が20mm、外径600mm、厚さ1.5mmに設定さ
れている。外筒7は他端71とフランジ部72との断面
形状をL字状としている。
【0026】触媒5a、5bは、メタル担体6の外周に
装着された外筒7の他端71に形成されたフランジ部7
2として、外筒7の他端71より垂直方向(半径方向外
側)に向かって曲げ加工された場合を示したが、これに
限定されるものではなく、図略の短筒と、短筒より垂直
方向(半径方向外側)に向かって伸びるフランジ部とよ
りなる断面L字状のフランジ筒部を形成し、外筒7の他
端71側の外周面73に嵌挿し、ロウ付けした構成とす
ることもできる。
【0027】触媒5aおよび5bは、それぞれ軸心線P
方向に沿って中央ハウジング3の第1収容室32、出口
ハウジング4の第2収容室42に収容され、着脱自在に
配置される。すなわち、触媒5aの場合には、図1に示
すようにフランジ部72を排ガスの導入側に対向する前
端50とし、後端51より中央ハウジング3の第1収容
室32に収容する。
【0028】この場合、触媒5aは、図2に示されるよ
うに外筒7のフランジ部72を、中央ハウジング3の第
1フランジ部34に形成されている窪み状の着座部34
3に着座させ、係止し、これとほぼ同時に、触媒5aの
後端51が第1収容室32の係止部S1に当接し、安定
保持される。なお、着座部343の幅長さ(中央ハウジ
ング3の半径方向の幅長さ)は、15mmに設定されて
いる。
【0029】触媒5bの場合には、出口ハウジング4の
第2収容室42に収容されること以外は前記触媒5aの
場合と同様である。触媒5bは、図1に示すようにフラ
ンジ部72を排ガスの導入側に対向する前端とし、後端
51より出口ハウジング4の第2収容室42に収容す
る。この場合、触媒5bは、外筒7のフランジ部72
を、出口ハウジング4の第1フランジ部44に形成され
ている窪み状の着座部443に着座させ、係止し、これ
とほぼ同時に、触媒5bの後端51が第2収容室42の
係止部S2に当接し、安定保持される。
【0030】メタルパッキン8a、8bは、セラミック
ファイバー製内包材とステンレス(SUS 316L)
製外皮材とで形成された厚さが3mmのリング状であ
り、円周方向に等間隔にボルト孔aが形成されている。
それぞれ前記のように構成された各部品は、軸心線Pに
沿って、入口ハウジング2、メタルパッキン8a、触媒
5aを収容室S1に収容した中央ハウジング3、メタル
パッキン8b、触媒5bを収容室S2に収容した出口ハ
ウジング4の順に配置される。
【0031】ついで、それらの各ボルト孔aに挿通させ
たボルトbと、ボルトbに螺合させたナットcとで固定
することによって連結することによって、触媒コンバー
タ1を構成できる。この触媒コンバータ1は、触媒5a
の外筒7のフランジ部72を、中央ハウジング3の第1
フランジ部34に形成されている窪み状の着座部343
に着座された状態で、入口ハウジング2の第2フランジ
部25と中央ハウジング3の第1フランジ部34との間
に介置されたメタルパッキン8aによって確実にシール
でき、気密、保持できる。また触媒5bの外筒7のフラ
ンジ部72を、出口ハウジング4の第1フランジ部44
に形成されている窪み状の着座部443に着座された状
態で、中央ハウジング3の第2フランジ部35と、出口
ハウジング4の第1フランジ部44との間に介置された
メタルパッキン8bによって確実にシールでき、気密、
保持できる。
【0032】このように構成された触媒コンバータ1
は、図6に示されるように、エンジン9の排ガス系統9
0を形成する第1排ガス通路91と廃熱を回収する熱交
換器95とその後に消音器(マフラー)96をもつ第2
排ガス通路93との間に配置されて用いられる。なお、
入口ハウジング2のフランジ部24は、前記第1排ガス
通路91のフランジ部92に図略のボルト、ナットによ
り連結され、出口ハウジング4のフランジ部45は、第
2排ガス通路93のフランジ部94に図略のボルト、ナ
ットにより連結される。
【0033】この触媒コンバータ1には、エンジン9か
ら発生し排出された多量の排ガスが第1排ガス通路91
より、入口ハウジング2を介して中央ハウジング3、出
口ハウジング4に導入し、各触媒5a、5bの小孔(孔
通路)60を通過時(図6参照)に図略の触媒層に接触
し触媒反応によって浄化される。このとき、浄化作用を
行う触媒5a、5bは、中央ハウジング3、出口ハウジ
ング4より着脱自在に配設される構成であっても、外筒
7のフランジ部72が前記のように確実にシールでき、
気密、保持できるため、上流側の浄化されていない排ガ
スが触媒5a、5bの外周部側に洩れて浄化された後の
浄化ガスに混入することがない。
【0034】浄化された後の浄化ガスは、中央ハウジン
グ3および出口ハウジング4より第2排ガス通路93に
導入し、熱交換器95によりー部の廃熱を回収された
後、かつ消音器96を介して排出口97より外部に排出
される(図6参照)。次いで、この触媒コンバータ1
は、長期間用いられ触媒機能が低下すると、その内部の
背圧が高くなり、かつ触媒5a、5bの触媒機能を再生
する必要があると認められた時点で、触媒5a、5bを
交換するための作業が行われる。
【0035】ここで実施例の触媒コンバータ1によれ
ば、軸線Pに沿って連結および3分割可能な入口ハウジ
ング2、中央ハウジング3、出口ハウジング4と、前記
中央ハウジング3および出口ハウジング4にそれぞれ着
脱自在に設置された2個の触媒5a、5bとをもつ構成
であり、触媒5aおよび5bは、中央ハウジング3およ
び出口ハウジング4に従来のようにロウ付けにより接合
する手段を用いず、かつ着脱自在に配設されている。
【0036】このため、触媒5a、5bは、所定期間使
用され排ガスの浄化機能が低下した場合には、ボルトb
とナットcとの螺合を解き、3分割した後の中央ハウジ
ング3、出口ハウジング4より触媒5a、5bのみを交
換する作業ですむ。すなわち、使用後の触媒5a、5b
は、取り替えに際して、中央ハウジング3、出口ハウジ
ング4より、それぞれ軸心線P方向に抜き取るのみの簡
単な操作ですみ、新しい触媒5a、5bを中央ハウジン
グ3、出口ハウジング4に収容時には、触媒5a、5b
の外筒7のフランジ部72を、それぞれ中央ハウジング
3の第1フランジ部34に形成されている窪み状の着座
部343、出口ハウジング4の第1フランジ部44に形
成されている窪み状の着座部443に着座させ、係止し
て位置決めできる。また、これと同時に、触媒5a、5
bは、れとほぼ同時に、それぞれ中央ハウジング3の第
1収容室32の係止部S1、出口ハウジング4の第2収
容室42の係止部S2に当接し、安定保持される。
【0037】このように、実施例の触媒コンバータ1に
よれば、前記従来のように重いハウジングのー部を含め
た交換をせずにすみ、ハウジングを除いた分、軽くなっ
た触媒のみを交換する作業がし易く、交換作業時間を短
縮できる。従って、従来のように触媒およびこの触媒を
ロウ付けにより接合されたハウジングとを交換する必要
がなく、作業性の向上、作業時間の大幅な短縮による作
業コストの低減およびハウジングの長期間活用による設
備コストの低減を達成できる。
【0038】なお、前記実施例では、触媒5a、5b
は、それぞれ中央ハウジング3および出口ハウジング4
に着脱自在に設置された場合を示したが、これに限定さ
れるものではなく、2つの触媒5a、5bのうち、ー方
を中央ハウジング3、出口ハウジング4のいずれかー方
に、着脱自在に設置することもできる。
【0039】
【効果】本発明の触媒コンバ−タにおいて、請求項1の
構成によると、触媒は、少なくとも2分割され着脱自在
の筒状のハウジングの内部に、従来のようにロウ付けに
より接合する手段を用いず、かつ着脱自在に配設され
る。
【0040】すなわち、触媒は、その使用に先立ち、触
媒ケースとなる領域のハウジングの内周面にロウ付けに
より接合することなく、かつ分離した状態で所定位置に
装着され、固定保持できる。所定期間使用され排ガスの
浄化機能が低下した場合には、少なくとも2分割した後
のハウジングより触媒のみを交換する作業ですむ。
【0041】このように、請求項1の触媒コンバ−タの
場合には、前記従来のように重いハウジングのー部を含
めた交換をせずにすみ、ハウジングを除いた分、軽くな
った触媒のみを交換する作業がし易く、交換作業時間を
短縮できる。従って、従来のように触媒およびこの触媒
をロウ付けにより接合されたハウジングとを交換する必
要がなく、作業性の向上、作業時間の大幅な短縮による
作業コストの低減およびハウジングの長期間活用による
設備コストの低減を達成できる。
【0042】また、互いに異種材で構成されたハウジン
グと触媒とを接合するためのロウ付けに伴う昇温時の温
度分布の差、熱膨張率の差などによって発生する応力に
よる触媒への影響を回避できる。さらに、触媒を構成す
る触媒担体の外筒は、ハウジングにロウ付せずにすむた
め、厚みを薄くでき、真空炉内での熱処理時に、触媒担
体部の収縮により生ずる隙間に追随変形しやすいため、
接合不良の発生が皆無となる。
【0043】請求項2の構成によると、触媒は、触媒層
を担持した触媒担体をー体的に覆う外筒と、該外筒に形
成されハウジングのフランジ部に係止される係合用フラ
ンジ部をもつ。このため、触媒は、外筒の係合用フラン
ジ部がハウジングのフランジ部に係止されることによ
り、確実に固定、保持できる。
【0044】請求項3の構成によると、筒状のハウジン
グは、入口部と出口部とを固定位置に設置し、入口部と
出口部との間の中央部を着脱としたため、触媒を中央部
より交換する場合などに、入口部と出口部とより中央部
のみ離脱させることができ、前記交換作業がやり易く、
作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の触媒コンバータのー部を断面して全
体を示す部分縦断面図である。
【図2】図1における要部を拡大して示す部分拡大断面
図である。
【図3】図2におけるA矢視断面位置で触媒を除いた状
態を示す図である。
【図4】図2の位置における変形例1のー部を拡大して
示す部分拡大断面図である。
【図5】図2の位置における変形例2のー部を拡大して
示す部分拡大断面図である。
【図6】本実施例の触媒コンバータの使用例を示す外観
図である。
【図7】ロウ付けにより触媒を筒状のハウジング内に固
定した構造の従来の触媒コンバータのー部を断面して示
す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1…触媒コンバータ 2…入口ハウジング 20、22…円筒形の開口部 2
1…室 23…外周壁部 24…第1フランジ部
25…第2フランジ部 3…中央ハウジング 30…外周壁部 3
2…第1収容室 34…第1フランジ部 35…第2フランジ部 340…筒部 341…リング状厚板
342…対向面 343…着座部 4…出口ハウジング 40…円筒形の開口部 4
4…第1フランジ部 440…筒部 441…リング状厚板
442…対向面 443…着座部 45…第2フランジ部 5a、5b…触媒 50…前端
51…後端 52…外周面 6…触媒のメタル担体 60…多数の小孔(孔通路)
61…外周部 7…触媒の外筒 72…フランジ部 7
3…外周面 8a、8a…パッキング 9…固定位置に配置されたエンジン 90…排ガス系統
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 35/00 ZAB B01D 53/36 ZABB

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排ガスを導入する入口部と触媒浄化後の浄
    化ガスを排出する出口部および該入口部と該出口部との
    間の中央部とをもち、着脱自在の少なくとも2分割され
    た筒状のハウジングと、該ハウジングの該中央部内に着
    脱自在に配設された触媒と、よりなることを特徴とする
    触媒コンバータ。
  2. 【請求項2】触媒は、触媒層を担持した触媒担体をー体
    的に覆う外筒と、該外筒に形成されハウジングのフラン
    ジ部に係止される係合用フランジ部をもつ請求項1記載
    の触媒コンバータ。
  3. 【請求項3】筒状のハウジングは、入口部と出口部とを
    固定位置に設置し、該入口部と該出口部との間の中央部
    を着脱自在とした請求項1記載の触媒コンバータ。
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