JP4630758B2 - 自動二輪車 - Google Patents
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Description
本発明は、排気デバイスを駆動するためのアクチュエータの配置位置を工夫することにより、アクチュエータへのエンジンによる熱影響を無くし、あるいは少なくし、かつ、自動二輪車内の空きスペースを有効に利用してアクチュエータを配置することにより、車輌のコンパクト性を図ることを目的としている。また、アクチュエータの取付が容易に行えるようにすることも目的としている。
また、エンジンの後側の排気管の立ち上がり部分の前側に位置する排気デバイスの入力部と、車体後部構成体に配設されたアクチュエータとを、伝動ケーブル機構により連動連結することになるので、伝動ケーブルは、排気デバイスより排気下流側の排気管部材の近傍を通ることなく敷設することができ、伝動ケーブルの敷設作業が容易になると共に、排気管による熱の影響も避けることができる。
図1〜図9は本発明の実施の形態であり、以下、これらの図面に基づいて説明する。
図1は自動二輪の右側面図であり、スイングアーム10の排気管挿通用の凹部44の凹部カバー45(図3参照)を除いて示している。この図1において、車体フレーム1は、左右一対のメインフレーム2と、左右一対のスイングアームブラケット4と、矩形枠状のリヤフレーム7とから、側方から見て概ねY字状に主構成されている。メインフレーム2はヘッドパイプ3から後下がりに後方へ延び、後端部は図示しないクロス部材により左右が連結されている。スイングアームブラケット4は、メインフレーム2の後下端部に下方突出状に溶接により接合されている。リヤフレーム7は、メインフレーム2の後端部にボルト22により固着されると共に、メインフレーム2の後端部から後上がりに後方へ延び、後車輪11の上方を覆っており、シートレール機能を有すると共に、車体後部構成体20の躯体(骨組み)としての機能も有している。前記ヘッドパイプ3にはフロントフォーク5が支持され、フロントフォーク5の上端部にはハンドル6が設けられ、フロントフォーク5の下端部には前車輪8が支持されている。
図2は、後車輪11の上方に配置される車体後部構成体20の詳細を示す分解斜視図であり、車体後部構成体20は、前記リヤフレーム7と、前記リヤカウル19と、前記リヤフェンダー21と、から主構成されている。リヤフレーム7は、前後方向に延びる左右一対のレール部7aと、左右のレール部7aを連結する複数のクロス部7bとを、鋳造又はダイカスト鋳造により矩形枠状に一体成形したものであり、左右のレール部7aの前端部に、それぞれ上下一対の取付ボス部7cが形成されている。リヤフェンダー21は合成樹脂製であって後車輪11の上方を覆っており、リヤフェンダー21の上面に各種部品を搭載し、収納できるように、リヤフェンダー21の周囲には側壁21aが一体に形成され、また、各種搭載部品を所定位置に区分けできるように、複数の隔壁21bが形成されている。リヤフェンダー21は、リヤフレーム7内に下側から嵌め込まれ、図示しない複数のボルトによりリヤフレーム7に締結されている。リヤカウル19はリヤフレーム7の後半部を覆うと共に、リヤシート取付用の開口19aが形成されている。
図3はスイングアーム10の平面図であり、スイングアーム10は、前端のピボット筒(軸)部10aに一体に形成された平板状の前部42と、該平板状前部42から後方に延びる左右一対のアーム部43とから構成されており、前記平板状前部42の右端部には排気管挿通用の凹部44が形成され、該凹部44の右側開口端には前記凹部カバー(排気管カバー)45が着脱自在に取り付けられている。前記リヤショックアブソーバ9は、車幅中心線Cより左側、すなわち前記排気管挿通用凹部44とは反対側に位置しており、リヤショックアブソーバ9の上端部に設けられるオイル用のリザーブタンク46は、リヤショックアブソーバ9よりもさらに左側に位置している。
図4は排気装置の分解斜視図、図5は排気装置の平面図、図6は排気装置のエンジン後方部位の右側面図である。
図8は排気デバイス51の水平断面拡大図であり、排気デバイス51として、該実施の形態ではバタフライ弁が備えられており、前記排気デバイスボディ部30a内に回動自在に支持された弁軸54と、該弁軸54に固着された円板形の弁体53と、排気デバイスボディ部30aの前側に配置された入力用の被駆動プーリ55等から主構成されている。弁軸54は、前後方向に延びるように水平に配置されており、弁軸54の後端部は排気デバイスボディ部30aの後端ボス部57に軸受58を介して回動自在に支持され、弁軸54の前端部は排気デバイスボディ部30aの前端ボス部59に軸受60を介して回動自在に支持されると共に、前端ボス部59から前方に突出している。弁軸54の前方突出部分には、前記被駆動プーリ55と、回動端規制プレート61と、補助プレート62とが、弁軸54に一体的に回動するように固着されている。被駆動プーリ55、回動端規制プレート61及び補助プレート62と、前端ボス部59との間にはリターン用コイルばね64が介装されており、該コイルばね64により弁軸54を回動方向の開弁側に付勢している。
(1)図5において、車輌運転中、エンジン15から排出される排気ガスは、4本の気筒用排気管24からまず2本の第1の集合管25に集合し、続いて各第2の集合管27からそれぞれ触媒管26に入り、触媒装置により浄化された後、1本の排気管28に集合し、該1本の排気管28から分岐管30を介して前後2本の分岐排気管31、32に別れ、それぞれ左右の排気マフラー33、34に流れ、各排気マフラー33、34の後端テール管33a、34aから外部に排出される。このような排気ガスの流れにおいて、負荷の高低等の運転条件の変化によって、分岐管30内の排気デバイス51の開度を変更することにより、排気ガスの流れを制御する。
(1)アクチュエータ71の配置位置は、前記実施の形態のように、リヤフレーム7で囲まれる空間部の後部であって、リヤフェンダー21の上面に限定されるものではなく、たとえば、図1において、車体後部構成体20内であれば、リヤフレーム7の前後方向の中間部に配置することも可能である。たとえば、シート13の後端部の下側にアクチュエータ71を配置することも可能である。また、アクチュエータ71をリヤフレーム7の前端部に配置することも可能であり、その場合でも、エンジン15のシリンダ及びシリンダヘッド15aからの熱影響を抑制することはできるが、車輌内の空きスペースの有効利用の観点からすると、リヤフレーム7の前端部には、電装部品やバッテリ等の付属部品を多く配置することが多いので、リヤフレーム7の前端部を除いた後方、たとえば、図1において、後車輪11の前端11b(垂線E)よりも後方の車体後部構成体20内に配置することが好ましい。これにより、リヤフレーム7内のスペースを有効利用でき、車輌のコンパクト化も達成できる。
2 メインフレーム
4 スイングアームブラケット
7 リヤフレーム(車体後部構成体の構成部品)
10 スイングアーム
11 後車輪
15 エンジン
20 車体後部構成体
21 リヤフェンダー(車体後部構成体の構成部品)
24 気筒用排気管
25 第1の集合管
26 触媒管
27 第2の集合管
28 排気管
30 分岐管
30a デバイスボディ部
44 排気管挿通用の凹部
51 排気デバイス
55 入力用の被駆動プーリ(入力部の一例)
71 アクチュエータ
72 ボルト(締結部材)
77、78 伝動ケーブル
Claims (1)
- 車体のメインフレームにエンジンを支持し、該エンジンの排気口から排気マフラーの出口までの排気経路に、排気の流れを制御する排気デバイスを配設している自動二輪車において、
前記排気経路は、前記エンジンの下側を後方へ通過し、前記エンジンの後側で立ち上がった後、後方の前記排気マフラーの出口に至る排気管部材から構成されており、
該排気管部材の立ち上がり部分に前記排気デバイスを設け、
後車輪の上方に配設された車体後部構成体に、前記排気デバイスを駆動するためのアクチュエータを配設し、
前記アクチュエータと前記排気デバイスの入力部との間を伝動ケーブル機構により連動連結し、
前記排気デバイスの入力部を、前記排気管部材の立ち上がり部分の前側に設けていることを特徴とする自動二輪車。
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