JP4850085B2 - 浴槽蓋 - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽蓋に関する。
従来の浴槽蓋は、浴槽開口部上端縁に蓋を置くだけのものが一般的であり。浴槽蓋の目的としては、浴槽に貯めた湯の保温や、湯沸かしや追い焚き時に施蓋による保温で湯の上温効果を助け、ガスや電気といったエネルギーの消費を削減させる役目を担っていた。また、施蓋をすることで、ゴミや虫や浴室の天井からの水滴または汚れが浴槽内部に落ち込むのを防止していた。(特許文献1参照)
特開平8−140875号公報
解決しようとする課題は、浴槽蓋の位置決めが不十分な置き方(施蓋の状態)によっては、大人(又は子供)が不意に手を突いた場合、浴槽蓋が傾倒して浴槽内へ脱落する危険性があった。また、開口部と浴槽蓋の間に隙間が生じ、浴槽に貯めた湯の保温や、湯沸かし(追い焚き)効率の向上(保温効果による)を損なうと共に、虫やゴミや天井からの水滴や汚れが浴槽内に落ち込んでいた。また、浴槽蓋を置く際に浴槽開口部上端縁に浴槽蓋外周縁の係止が僅かだと浴槽内に浴槽蓋が落下し、浴槽に貯めた湯を汚していた。さらに、浴槽開口部上端縁が隆起してヘッドレストや背もたれ等の凹凸曲部を有する浴槽での浴槽蓋の位置決めは、特に容易ではなかった。つまり、浴槽蓋の位置決めが不十分なことにより、浴槽蓋本来の目的を充分に果していないことがあった。
そこで、本発明は、安全性が高く、かつ、浴槽開口部に対して、容易かつ確実に隙間なく施蓋をおこなえることを可能とした浴槽蓋の提供を目的とする。
そこで、上記目的を達成するために、本発明に係る浴槽蓋は、浴槽の開口部上端縁の内側に係止可能な突出部を有する位置決め具を、蓋本体の裏面の周縁沿いに複数個設け、さらに、上記蓋本体は、上面板と下面板と、周縁エッジモールと発泡樹脂の内部断熱層を備え、上記位置決め具は、異形突隆部を突出部の上面に有すると共に、該突隆部の上面からねじ孔が形成され、そして、上記下面板の周縁沿いに、上記突隆部に対応する異形の貫孔を設けて、該貫孔に上記位置決め具の上記突隆部が挿入され、ねじ部材が上記ねじ孔に螺着して上記位置決め具が上記下面板に固着され、該ねじ部材の上端が上記発泡樹脂の内部断熱層と密着したものである。
また、上記突隆部に外嵌される縦断面鍔付帽子型のスペーサを介して、上記ねじ部材が上記ねじ孔に螺着し、上記スペーサの鍔部が上記下面板の上面を押圧状として、上記スペーサが上記発泡樹脂の内部断熱層と密着したものである。
また、上記蓋本体が施蓋状態で上記開口部上端縁に密に接触するように凹曲面状としたものである。
また、上記突出部の硬度を、上記浴槽の上記開口部上端縁の硬度よりも、低く設定したものである。
本発明の浴槽蓋によれば、浴槽開口部に容易で確実に所定の位置に施蓋できる。また、浴槽の開口部上端縁に位置決め具が係止されているので、大人や子供が不意に浴槽蓋に手を突いても、浴槽蓋が傾倒して浴槽内へ脱落せず安全である。また、浴槽開口部上端縁への浴槽蓋の配置作業中に浴槽蓋を浴槽内へ誤って落下させるのを防止できる。また、浴槽内の湯を清潔に保つと共に、確実に保温するので追い焚きや熱湯の注ぎ足しの手間を軽減させ、エネルギ(電気またはガス)の節約がより確実にできる。また、湯沸かし(追い焚き)の際も確実に施蓋できるので、湯の上温を助けて、省エネルギ効果をより確実に得ることができる。しかも、浴槽開口部上端縁が隆起してヘッドレストや背もたれ等の凹凸曲部を有する浴槽であっても同様の効果が確実に得られる。
また、位置決め具はねじ部材にて螺着され浴槽蓋の内部と密着しているので、脱落せず安全である。また、ねじ部材は浴槽蓋外面に露出しないので、ねじ部材が錆びず清潔である。また、位置決め具の硬度が低いので、浴槽開口部上端縁を損傷せず施蓋できる。
以下、図示の実施の形態に基づき本発明を詳説する。
図1に例示する浴槽10は開口部上端縁13が隆起している。また、浴槽10の長手方向の側面に対して垂直平面視すると、開口部上端縁13は凹曲状に形成されている。
図1,2及び3に於て、1は本発明に係る浴槽蓋であって、浴槽蓋1は、上端縁13の形状に沿って凹曲面状に形成されている。つまり、図2に示すように浴槽蓋1は、浴槽10に浴槽蓋1を施蓋した状態で浴槽10の開口部上端縁13に密に接触するように凹曲面状とした蓋本体11を備えている。また、浴槽蓋本体11の裏面3の周縁沿いに、浴槽10の開口部上端縁13の内側に当接して係止する位置決め具6を設けている。つまり、浴槽蓋1は、蓋本体11と位置決め具6とで構成されている。
図3と図6に示すように、浴槽蓋1の蓋本体11は、平面視略楕円状の上面板4と、平面視略楕円状の下面板5と、周縁エッジモール9と、発泡樹脂の内部断熱層15を備えている。上面板4は蓋本体11の表面2に露出される上面4aと、蓋本体11の内部となる下面4bを有している。また、下面板5は蓋本体11の裏面3に露出される下面5bと、蓋本体11の内部となる上面5aを有している。また、周縁エッジモール9は上面板4の外周縁部4cと下面板5の外周縁部5cを差込可能な凹部を長手方向に2つ有している。つまり、蓋本体11は周縁エッジモール9の各々の凹溝を上面板4の外周縁部4cと下面板5の外周縁部5cに沿って差込みながら周囲を囲むことで、上面板4と下面板5と周縁エッジモール9に囲まれた空間22を形成し、この空間22に周縁エッジモール9に設けられた注入口21からウレタン樹脂を注入発泡して内部断熱層15を成形した構成である。
また、浴槽蓋1の位置決め具6は、下面板5にスペーサ7を介してねじ部材8にて螺着されている。図4と図5に示すように、位置決め具6は、樹脂成型され、半球状の突出部16を有し、半球状の突出部16の上面18から突隆した四角柱状の突隆部17を形成して、この突隆部17の上面19からねじ孔20が形成されている。また、下面板5の周縁部には突隆部17を挿通して回り止め可能な四角形状の貫孔14が設けられている。7はスペーサであって、樹脂成型され、貫孔14に挿通した突隆部17を外嵌する四角形状の凹部23と、下面板5の上面5aを押圧可能な円形の鍔部12と、ねじ部材8が挿通する貫孔24とを、有する縦断面鍔付帽子型の形状としている。
つまり、下面板5の下面5bに半球状の突出部16の上面18を接触状に貫孔14に挿通させた突隆部17に、スペーサ7の凹部23を鍔部12が下面板5の上面5aに接触状とするように被せ、ねじ部材8をスペーサ7の貫孔24に挿通して位置決め具6のねじ孔20に螺着することで、位置決め具6とスペーサ7とねじ部材8とで下面板5を挟むように螺着可能な構造としている。また、スペーサ7とねじ部材8は蓋本体11の内部空間22内(下面板5の上面5a側)にある。なお、位置決め具6を上述のように固着した下面板5と、上面板4と周縁エッジモール9で上述のように空間22を形成し、空間22にウレタン樹脂を注入して発泡させ内部断熱層15を成形することにより、スペーサ7とねじ部材8が内部断熱層15と密着する構造となっている。また、図7(a)のように位置決め具6は蓋本体11の裏面3の周縁沿いに二等辺三角形の頂点位置に3つ設けている。
また、浴槽蓋1は、施蓋状態で位置決め具6が浴槽10の開口部上端縁13の内側に当接して係止可能な位置に下面板5に四角形状の貫孔14を設けると共に、施蓋状態で浴槽蓋1が充分に浴槽10の上端縁13に係止する寸法に設定している。また、下面板5と四角形状の貫孔14は一体状に打ち抜き加工するのが望ましい。
なお、本発明は、設計変更自由であって、図7(b)のように4つ、又は、それ以上の個数の位置決め具6を付設しても良い。また施蓋状態で浴槽10の開口部上端縁13の内側に係止可能であれば、配置は自由である。また、浴槽蓋1は複数枚を一組としても良い。つまり、図7(c)〜(f)のような、短手方向に2分割して、第1の浴槽蓋分割片1aと第2の浴槽蓋分割片1bとした二枚一組の浴槽蓋1や、図7(g)〜(j)のような、短手方向に三分割して第1の浴槽蓋分割片1aと第2の浴槽蓋分割片1bと第3の浴槽蓋分割片1cとした三枚一組の浴槽蓋1としても良い。これ以外に、分割数や分割形状は自由である。
また、位置決め具6は一組の浴槽蓋1に複数個設けるとし、図7(e)(f)(j)に示すように一方の浴槽蓋分割片1aのみに位置決め具6を複数個設けた形態でも良い。また、図7(i)に示すように複数の浴槽蓋分割片1a,1bに位置決め具6を複数設け、残りの浴槽蓋分割片1cに位置決め具6を設けない形態でも良い。ところで、位置決め具6の硬度は、浴槽開口部上端縁13の硬度よりも低く設定する。
また、位置決め具の参考例は、図8(a)に示すように、上面30aにねじ穴31を形成した短円柱ブロック状部材30をもって、突出部16とすることもできる。この部材30を、下面板5に形成した貫孔34に、ねじ部材33を下面板5の上面5aから挿通させ、螺着可能な構成として、上述の実施の形態と同様に、図8(b)に示すように、ウレタン樹脂を注入して発泡させ内部断熱層15を成形して、ねじ部材33と内部断熱層15と密着する構造とし、部材30にて突出部16を構成して位置決め具6としている
また、他の参考例は、図9(a)に示すように、位置決め具を、突出部16となる短円柱部41を有し、短円柱部41の上面41aからねじ部42を突設させた部材40として、下面板5に形成した貫孔44に、下面5bからねじ部42を挿通させて、固着具43に螺着可能な構成として、上述の実施の形態と同様に、図9(b)に示すように、ウレタン樹脂を注入して発泡させ内部断熱層15を成形して、固着具43と内部断熱層15と密着する構造とし、位置決め具6を部材40にて構成している
上述した本発明の浴槽蓋の使用方法について説明する。
本発明に係る浴槽蓋1の外形を浴槽10の開口部の形状と一致させやすいように持ち、蓋本体11の裏面3に三つの内のいづれか一つの位置決め具6の半球状の突出部16を、浴槽10の開口部上端縁13の内側に当接させる。次に残り二つの一方の位置決め具6の半球状の突出部16を開口部上端縁13の内側に当接して、残りの他方の位置決め具6の半球状の突出部16が開口部上端縁13の内側となるように浴槽蓋1を開口部上端縁13に置くことで施蓋状態となる。
また、施蓋状態では、位置決め具6が上端縁13の内側にある為、水平方向の位置ズレは位置決め具6と開口部上端縁13のクリアランス程しか移動しない。また、浴槽蓋1の外周は、浴槽10の上端縁13に充分に係止される。つまり、水平方向にクリアランスの寸法だけ移動しても浴槽10の開口部を全て覆った状態になる。また、浴槽蓋1の蓋本体11は施蓋状態で浴槽10の開口部上端縁13と密に接触するように形成されているので、垂直方向の隙間はない。よって、完全に浴槽10の開口部を密閉した状態になり、保温状態となる。さらに、内部断熱層15によって保温状態をより維持する状態となる。
上述のように本発明に係る浴槽蓋は、浴槽10の開口部上端縁13の内側に係止可能な突出部16を有する位置決め具6を、蓋本体11の裏面3の周縁沿いに複数個設けているので、位置決め具6の突出部16を当接して施蓋することで、容易に所定の位置に施蓋ができる。また、浴槽10の開口部上端縁13に位置決め具6が係止されているので、大人や子供が不意に浴槽蓋1に手を突いても、浴槽蓋が傾倒して浴槽内へ脱落せず安全である。また、浴槽開口部上端縁13への浴槽1の施蓋作業中に浴槽蓋1を浴槽内へ誤って落下させるのを防止できる。また、所定の位置に施蓋ができることで、浴槽内の湯を確実に保温でき、追い焚きや熱湯の注ぎ足しの手間を軽減できる。また、保温が確実にできるので、無駄なエネルギ(電気またはガス)の消費を削減できる。また、湯沸かし(追い焚き)の際も確実に施蓋できるので、湯の上温を助けて、省エネルギ効果をより確実に得ることができる。また、確実に所定の位置に施蓋できるので、ゴミや虫や天井からの水滴等の湯を汚す原因から防御できる。
また、上述のように本発明に係る浴槽蓋1は、浴槽10の開口部上端縁13の内側に係止可能な突出部16を有する位置決め具6を、蓋本体11の裏面3の周縁沿いに複数個設け、さらに、蓋本体11は、上面板4と下面板5と、周縁エッジモール9と発泡樹脂の内部断熱層15を備え、位置決め具6は、異形突隆部17を突出部16の上面18に有すると共に、突隆部17の上面19からねじ孔20が形成され、そして、下面板5の周縁沿いに、突隆部17に対応する異形の貫孔14を設けて、貫孔14に位置決め具6の突隆部17が挿入され、ねじ部材8がねじ孔20に螺着して位置決め具6が下面板5に固着され、ねじ部材8の上端が発泡樹脂の内部断熱層15と密着しているので、容易に所定の位置に施蓋ができる。また、浴槽10の開口部上端縁13に位置決め具6が係止されているので、大人や子供が不意に浴槽蓋1に手を突いても、浴槽蓋が傾倒して浴槽内へ脱落せず安全である。また、浴槽開口部上端縁13への浴槽1の施蓋作業中に浴槽蓋1を浴槽内へ誤って落下させるのを防止できる。また、所定の位置に施蓋ができることで、浴槽内の湯を確実に保温でき、追い焚きや熱湯の注ぎ足しの手間を軽減できる。また、保温が確実にできるので、無駄なエネルギ(電気またはガス)の消費を削減できる。また、湯沸かし(追い焚き)の際も確実に施蓋できるので、湯の上温を助けて、省エネルギ効果をより確実に得ることができる。また、確実に所定の位置に施蓋できるので、ゴミや虫や天井からの水滴等の湯を汚す原因から防御できる。また、ねじ部材8が外部に露出しないので、錆びることがなく、本発明品を清潔に保つことができる。また、発泡樹脂の内部断熱層15と密着することで、ねじ部材8が上方へ螺退せず(弛まず)、これによって、位置決め具6の脱落を防止し、安全に使用できる。また、下面板5の異形の貫孔14に位置決め具6の異形突隆部17を挿通して固着することで、螺着時に位置決め具6が回転するのを防止して作業性を向上させると共に、位置決め具6に力を受けた場合に発泡樹脂に密着されたねじ部材8のみで受けないので、強度が増して耐久性が向上する。
また、上述のように本発明に係る浴槽蓋1は、浴槽10の開口部上端縁13の内側に係止可能な突出部16を有する位置決め具6を、蓋本体11の裏面3の周縁沿いに複数個設け、さらに、蓋本体11は、上面板4と下面板5と、周縁エッジモール9と発泡樹脂の内部断熱層15を備え、位置決め具6は、異形突隆部17を突出部16の上面18に有すると共に、突隆部17の上面19からねじ孔20が形成され、突隆部17に外嵌される縦断面鍔付帽子型のスペーサ7を介して、ねじ部材8がねじ孔20に螺着して位置決め具6が下面板5に固着され、スペーサ7の鍔部12が下面板5の上面5aを押圧状として、ねじ部材8の上端及びスペーサ7が発泡樹脂の内部断熱層15と密着しているので、容易に所定の位置に施蓋ができる。また、浴槽10の開口部上端縁13に位置決め具6が係止されているので、大人や子供が不意に浴槽蓋1に手を突いても、浴槽蓋が傾倒して浴槽内へ脱落せず安全である。また、浴槽開口部上端縁13への浴槽1の施蓋作業中に浴槽蓋1を浴槽内へ誤って落下させるのを防止できる。また、所定の位置に施蓋ができることで、浴槽内の湯を確実に保温でき、追い焚きや熱湯の注ぎ足しの手間を軽減できる。また、保温が確実にできるので、無駄なエネルギ(電気またはガス)の消費を削減できる。また、湯沸かし(追い焚き)の際も確実に施蓋できるので、湯の上温を助けて、省エネルギ効果をより確実に得ることができる。また、確実に所定の位置に施蓋できるので、ゴミや虫や天井からの水滴等の湯を汚す原因から防御できる。また、ねじ部材8が外部に露出しないので、錆びることがなく、本発明品を清潔に保つことができる。また、発泡樹脂の内部断熱層15と密着することで、ねじ部材8が上方へ螺退せず(弛まず)、これによって、位置決め具6の脱落を防止し、安全に使用できる。また、下面板5の異形の貫孔14に位置決め具6の異形突隆部17を挿通して固着することで、螺着時に位置決め具6が回転するのを防止して作業性を向上させると共に、位置決め具6に力を受けた場合に発泡樹脂に密着されたねじ部材8のみで受けないので、強度が増して耐久性が向上する。また、施蓋作業で、位置決め具6の突出部16を当接させるときにかかる力を、下面板5だけで受けずにスペーサ7と異形突隆部17及び、内部断熱層15とで受けるので強度が強くなり、耐久性と品質を向上させることができる。また、スペーサ7を介して固着することで、スペーサ7の表面積の分だけ発泡樹脂に密着する面積が広がるので、固着力が増加して品質を向上させることができる。また、スペーサ7の鍔部12にてねじの締付力を下面板5に伝えることで、下面板5への応力集中を防ぎ、締め過ぎによる下面板5の破損を防止でき、生産不良数を削減できる。また、スペーサ7を介して固着することで、位置決め具6の異形突隆部17の突隆方向への長さを、ねじ孔20の有効ねじ長さに必要な長さに確保できるので、充分な固着力を得ることができると共に、位置決め具6の異形突隆部17に長くねじ孔20を設けることで、突出部16にねじ孔20を確保する為の形状の規制が緩和され、突出部16の大きさや形状を自由に設定しやすくなり、意匠性が自由になる。
また、図8に示した、位置決め具6の参考例では、ねじ孔31は発泡樹脂の断熱層15に密着していないので、位置決め具6となる部材30が損傷した場合に修理や交換が容易におこなえる。また、図9に示した、位置決め具6の他の参考例では、ねじ部42は発泡樹脂の断熱層に密着していないので、位置決め具6となる部材40が損傷した場合に修理や交換が容易におこなえる。
また、上述のように蓋本体11が施蓋状態で開口上部端縁13に密に接触するように凹曲面状としているので、開口部上端縁13が隆起して、ヘッドレストや背もたれを形成した複雑な形状であても、垂直方向の隙間はできない。つまり、浴槽開口部を密閉し、浴槽内の湯を確実に保温するので追い焚きや熱湯の注ぎ足しの手間を軽減させると共に、エネルギー(電気またはガス)の節約がより確実にできる。また、上端縁13と密に接触することで、接触抵抗(摩擦抵抗)が増加し、ヘッドレスト部のような急傾斜部があっても滑らないので、浴槽蓋1が脱落して湯が汚れるのを防止し、無駄な清掃作業を削減できる。
また、突出部16の硬度を、浴槽10の開口部上端縁13の硬度よりも、低く設定しているので、位置決め具6の上端縁13に対する摩擦係数が増大し、かつ、位置決め具6の弾性変形に伴う接触面積増加と相俟って、浴槽蓋が浴槽10内へ脱落することを一層有効に防止できる。さらに、上端縁13の損傷も防止できる。
本発明の実施の一形態の使用状態を説明する斜視図である。 使用状態の断面図である。 要部断面斜視図である。 要部分解斜視図である。 発泡樹脂注入前の状態を示す要部組立断面斜視図である。 要部断面図である。 多種の実施例を示す平面図である。 参考例を示す説明図である。 他の参考例を示す説明図である。
1 浴槽蓋
2 表面
3 裏面
4 上面板
5 下面板
5a 上面
6 位置決め具
7 スペーサ
8 ねじ部材
9 周縁エッジモール
10 浴槽
11 蓋本体
12 鍔部
13 上端縁
14 貫孔
15 内部断熱層
16 突出部
17 突隆部
18 上面
19 上面
20 ねじ孔

Claims (4)

  1. 浴槽(10)の開口部上端縁(13)の内側に係止可能な突出部(16)を有する位置決め具(6)を、蓋本体(11)の裏面(3)の周縁沿いに複数個設け
    さらに、上記蓋本体(11)は、上面板(4)と下面板(5)と、周縁エッジモール(9)と発泡樹脂の内部断熱層(15)を備え、
    上記位置決め具(6)は、異形突隆部(17)を突出部(16)の上面(18)に有すると共に、該突隆部(17)の上面(19)からねじ孔(20)が形成され、
    そして、上記下面板(5)の周縁沿いに、上記突隆部(17)に対応する異形の貫孔(14)を設けて、該貫孔(14)に上記位置決め具(6)の上記突隆部(17)が挿入され、ねじ部材(8)が上記ねじ孔(20)に螺着して上記位置決め具(6)が上記下面板(5)に固着され、該ねじ部材(8)の上端が上記発泡樹脂の内部断熱層(15)と密着していることを特徴とする浴槽蓋。
  2. 上記突隆部(17)に外嵌される縦断面鍔付帽子型のスペーサ(7)を介して、上記ねじ部材(8)が上記ねじ孔(20)に螺着し、上記スペーサ(7)の鍔部(12)が上記下面板(5)の上面(5a)を押圧状として、上記スペーサ(7)が上記発泡樹脂の内部断熱層(15)と密着している請求項1記載の浴槽蓋。
  3. 上記蓋本体(11)が施蓋状態で上記開口部上端縁(13)に密に接触するように凹曲面状とした請求項1又は2記載の浴槽蓋。
  4. 上記突出部(16)の硬度を、上記浴槽(10)の上記開口部上端縁(13)の硬度よりも、低く設定した請求項1,2又は3記載の浴槽蓋。
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