JP4849832B2 - ワックス組成物薄膜、及びその製造方法 - Google Patents
ワックス組成物薄膜、及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4849832B2 JP4849832B2 JP2005180039A JP2005180039A JP4849832B2 JP 4849832 B2 JP4849832 B2 JP 4849832B2 JP 2005180039 A JP2005180039 A JP 2005180039A JP 2005180039 A JP2005180039 A JP 2005180039A JP 4849832 B2 JP4849832 B2 JP 4849832B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wax
- wax composition
- composite sheet
- polymer compound
- composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/18—Manufacture of films or sheets
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2391/00—Characterised by the use of oils, fats or waxes; Derivatives thereof
- C08J2391/06—Waxes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
Description
H = (Td/Tt)×100
ここで、Hはヘーズ(%)、Tdは拡散透過率(%)、Ttは全光線透過率(%)である。
該植物系ワックスとしては、ライスワックス、カルナバワックス、木ろう、キャンデリラワックス等が、該動物系ワックスとしては、みつろう、ラノリン、鯨ろう等が、該鉱物ワックスとしては、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン等が、該石油系ワックスとしては、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス等が、該合成ワックスとしては、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の合成炭化水素、硬化パーム油、ステアリン酸ステアリル、ジステアリルケトン等の油脂合成ワックス等が挙げられる。使用するワックスの融点に関しては、ワックス組成物の使用目的、使用環境によって適時選択する事ができるが、例えば図1の様な複合シートの形態とする場合には、シート3、4との接着性が必要である為、適度な量の低融点成分を含有し、JIS K2235−5.3.2に記載の方法で測定された融点が40℃〜120℃であるものが好ましく、60℃〜100℃であるものがより好ましい。
前記高分子化合物は、それぞれ単独で使用することもでき、二種以上を併用することもできる。
ここで、X線回折によるワックス組成物薄膜表面の法線方向の回折強度Iaと、該法線方向と90度をなす方向の回折強度Ibは、例えば後述する実施例のような広角X線回折測定により求めることができ、その回折角2θが21°付近(20.8°から21.8°の間)に発現するアルキル鎖由来の回折ピークにおける、前記法線方向の回折強度Iaと、該法線と90度をなす方向の回折強度Ibを測定することにより求めることができる。
H = (Td/Tt)×100
ここで、Hはヘーズ(%)、Tdは拡散透過率(%)、Ttは全光線透過率(%)である。
ただし、ワックス組成物のみからなる薄膜を作成し、その透湿度を上記の方法で測定することが困難である場合が多いため、その場合には透湿度が既知のシートと、ワックス組成物薄膜との積層シートを作製し、ワックス組成物薄膜の透湿度を求める。例えば、シート(A)/ワックス組成物薄膜(B)/シート(C)からなる3層複合シートを作製し、上記の方法で複合シート全体の透湿度を測定し、その透湿度をdとする。そして、別途、シート(A)および(C)の透湿度を同様に測定し、それぞれの透湿度をaおよびcとする。このとき、ワックス組成物薄膜(B)の透湿度をbとすると、下記の関係が成り立つ。ここで、a、b、c、dは、実際の厚みにおける透湿度であり、1mmの厚みに換算した透湿度ではない。
1/d=1/a+1/b+1/c
この式から、未知数であるワックス組成物薄膜(B)の透湿度bを求めることができる。
具体的には、熱可塑性ポリエステル樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリヒドロキシブチレート、ポリカプロラクトン、ポリカプロラクトンとポリブチレンサクシネートとの混合物若しくは共重合物、ポリヒドロキシブチレートとポリヒドロキシバリレートとの共重合物、ポリブチレンサクシネートとポリブチレンアジペートとの混合物若しくは共重合物、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンサクシネートとの共重合物、ポリブチレンテレフタレートとポリブチレンアジペートとの共重合物が挙げられる。また、上記熱可塑性ポリエステル樹脂には、共重合成分として、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン酸、p−オキシ安息香酸、ナフタレンジカルボン酸等のジカルボン酸や、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ナフタレンジオール等のグリコール成分の1種もしくは2種以上が、重合体中に以下共重合されていても良い。上記ポリオレフィン系樹脂としては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ−4−メチル−1−ペンテン、エチレン−メタクリル酸共重合体及びそのアルカリ金属塩、無水マレイン酸等で変性された酸変性ポリエチレン、酸変性ポリプロピレン、酸変性エチレン−酢酸ビニル共重合体、グリシジルメタクリレート等を共重合したエポキシ変性ポリエチレン等のオレフィン系樹脂等、上記ポリ(メタ)アクリル系樹脂としては、メチルメタクリレート、メチルアクリレート(以下、両方を総称して、(メタ)アクリレートと称する)、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレートなどの低級アルキル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル等の単独重合体またはこれらを共重合した共重合(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル共重合体等、上記ポリスチレン系樹脂としては、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、ポリメチルスチレン等、上記ポリカーボネート系樹脂としては、ポリ(オキシカルボニルオキシビス(1,4−(3,5−ジクロロフェニレン))、ポリ(オキシカルボニルオキシ−1,4−フェニレンブチリデン−1,4−フェニレン)、ポリ(オキシカルボニルオキシ−1,4−フェニレンシクロヘキシリデン−1,4−フェニレン)、ポリ(オキシカルボニルオキシ−1,4−フェニレン−1,3−ジメチル−ブチリデン−1,4−フェニレン)、ポリ(オキシカルボニルオキシ−1,4−フェニレンジフェニル−メチレン−1,4−フェニレン)、ポリ(オキシカルボニルオキシ−1,4−フェニレンエチリデン−1,4−フェニレン)、ポリ(オキシカルボニルオキシ−1,4−フェニレンイソブチリデン−1,4−フェニレン)、ポリ(オキシカルボニルオキシ−1,4−フェニレンイソプロピリデン−1,4−フェニレン)、ポリ(オキシカルボニルオキシ−1,4−フェニレン−1−メチル−ブチリデン−1,4−フェニレン)、ポリ(オキシカルボニルオキシ−1,4−フェニレン−1−プロピル−ブチリデン−1,4−フェニレン)等のビスフェノール系の樹脂等、上記ポリアミド系樹脂としては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12等のポリアミド系樹脂が挙げられ、使用に際しては1種若しくは2種以上を併用して用いることができる。複合シート1を生分解性とする場合には、シート3、4にも生分解性のシートを用いる。この場合シート3、4の材質としては、生分解性を有する脂肪族ポリエステル系樹脂、脂肪族ポリエステルと芳香族ポリエステルとの共重合系樹脂、又は脂肪族ポリカーボネート系樹脂が好ましい。具体的には、ポリエチレンサクシネート(PES)、ポリブチレンサクシネート(PBS)、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリヒドロキシブチレート(PHB)、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリカプロラクトンとポリブチレンサクシネートとの混合物若しくは共重合物(PCL/PBS)、ポリヒドロキシブチレートとポリヒドロキシバリレートとの共重合物(PHB/PHV)、ポリブチレンサクシネートとポリブチレンアジペートとの混合物若しくは共重合物(PBS/PBA)、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンサクシネートとの共重合物(PET/PES)、ポリブチレンテレフタレートとポリブチレンアジペートとの共重合物(PBT/PBA)等が挙げられる。これらの樹脂は、単独で又は二以上を組み合わせて用いることができる。またシート3、4には、ガラス、セラミック、金属、布、不織布、紙などの樹脂以外の材質を使用することもできる。シート3、4は同じ材質としても異なる材質としてもよく、透明な樹脂フィルムと紙、ガラスと金属といった透明性や各種の物性の異なる材質の組み合わせでもよい。
その他、用途に応じて、酸素などのガス透過度、光透過度、弾性率、衝撃強度、生分解性など各種物性が最適な複合シート1を得ることができる。
また、複合シート1をプレス成形や真空圧空成形等により成形して単体でパウチ容器等の容器(成形体)としたり、該容器が内容器に用いられたいわゆるバッグ・イン・ボックスの形態の容器(成形体)にも用いることもできる。
かかる条件で混合することで、ワックスの融解によるワックスの急激な粘度低下もなく、被混合物に十分な剪断力が加わり、均一なワックス組成物を得ることができる。ワックスの融解完了温度未満の温度で混合すると、未融解状態のワックスの結晶が残っているため、ワックスを見かけ上高粘度の流動体として扱うことができるので、一般的に行われているプラスチック材料のコンパウンドと同様の方法により、ワックスと被混合物の混合を行うことができる。
測定機:セイコー電子工業(株)の型式DSC220
試料容器:品番PN/50−020(アルミ製オープン型試料容器、容量15μl)および品番PN/50−021(アルミ製オープン型試料容器クリンプ用カバー)
試料重量:約10mg
昇温速度、降温速度:5℃/min
測定温度範囲:用いるワックスに応じて、最適な範囲を選択する。融解完了温度および融解ピーク温度は、一度融解させた後に5℃/minの速度で結晶化させた後、再度5℃/minの速度で昇温させたときのデータを使用して求める。
具体例を挙げると、[第1昇温過程]−30℃から130℃、[降温過程]130℃(5分間保持)から−30℃、[第2昇温過程]−30℃から130℃と連続して測定を行い、第2昇温過程のデータを使用する。
融解完了温度:図3に示すように、融解ピークの高温側のベースラインの接線と、ピークの高温側傾斜ラインの1/5ピーク高さに位置する点の接線とが交差する点の温度を融解完了温度とする。複数のピークが存在する場合は、最も高温側に位置するピークを選択して、融解完了温度を求める。
主ピーク温度:融解曲線のピークの温度を前記データから求める。複数のピークを持つ場合は、融解熱量の最も大きなピークを選択し、それを融解ピーク温度とする。
ΔH:全ての融解ピークの吸熱量の合計値
ΔH’:混合温度以下の吸熱量
この様にしてワックス組成物が薄膜化される際、結晶が面方向に配向した構造になり、透明性が高く、防湿性がより向上したワックス組成物薄膜が得られる。なお、薄膜化時のワックス組成物の好ましい温度は、用いるワックスの種類によって異なる。
延伸する場合には、1軸延伸又は2軸延伸等の通常の方法が使用できる。延伸倍率は、延伸前後の面積比で1.1倍以上が好ましく、より好ましくは1.3倍以上、さらに好ましくは1.5倍以上である。この場合には、前記シート3、4の材質には、前記ワックス組成物の99%融解温度以下で延伸できることが可能なものを選択する必要がある。したがってシート3、4の材質には、ガラス転移温度が低く、融点もしくは結晶化度が低い樹脂を用いることが好ましい。
また、圧延又は延伸等を部分的に行うことによって、必要な部分にだけワックスの結晶が面方向に配向した領域を形成することも可能である。
<ワックス組成物の調製>
高分子化合物〔イソプレンゴム(日本ゼオン(株)製、品番Nipol−IR2200)〕40kgを75リットル加圧ニーダーに一括投入し、ワックス〔マイクロクリスタリンワックス(日本精蝋(株)製、品番「Hi−Mic−1070」、主ピーク温度44℃)〕12kgを10回に分割して前記加圧ニーダーに投入した。そして前記加圧ニーダーでこれらを合計23分間混練し、ワックス:高分子化合物=3:7(質量比)のマスターバッチを調製した。次いで、調製したマスターバッチ17.5kg及び前記ワックス50kgを12分割して加圧ニーダーに投入し、合計20.5分間混練してワックス:高分子化合物7:3(質量比)の生分解性のワックス組成物を調製した。得られたワックス組成物の99%融解温度は86℃であった。
50℃に温度調節した一対のロールに厚み25μmの二軸延伸ポリ乳酸フィルムのシートをセットし、これらのシートの間に前記ワックス組成物を置いて5分間予熱した。予熱後の該ワックス組成物の温度は49℃であった。次いで50℃に温度調節した前記ロールを周速0.3m/分で回転させ、前記ワックス組成物を前記シートで挟んだ状態で前記ローラー間の隙間に送り込んで圧延し、該ワックス組成物を薄膜化しながら該シートと積層させ、該ワックス組成物層の厚み100μm、全積層シート厚み150μmの生分解性複合シートを得た。
実施例1で調製したワックス組成物を用い、ロールを60℃に温度調節した以外は実施例1と同様にして、生分解複合シートを得た。この際、予熱後の該ワックス組成物の温度は59℃であった。
実施例1で調製したワックス組成物を用い、ロールを70℃に温度調節した以外は実施例1と同様にして、生分解複合シートを得た。この際、予熱後の該ワックス組成物の温度は69℃であった。
実施例1で調製したワックス組成物を用い、ロールを80℃に温度調節した以外は実施例1と同様にして、生分解複合シートを得た。この際、予熱後の該ワックス組成物の温度は79℃であった。
<ワックス組成物の調製>
高分子化合物〔イソプレンゴム(日本ゼオン(株)製、品番Nipol−IR2200)〕81gを0.3リットル加圧ニーダーに一括投入し、ワックス〔ライスワックス(東亜化成(株)製、主ピーク温度81℃)〕189gを6回に分割して前記加圧ニーダーに投入し、合計7.5分間混練してワックス:高分子化合物7:3(質量比)の生分解性のワックス組成物を調製した。得られたワックス組成物の99%融解温度は89℃であった。
ロールを70℃に温度調節した以外は実施例1と同様にして、生分解複合シートを得た。この際、予熱後の該ワックス組成物の温度は69℃であった。
実施例1で調製したワックス組成物を用い、ロールを95℃に温度調節した以外は実施例1と同様にして、生分解複合シートを得た。この際、予熱後の該ワックス組成物の温度は94℃であった。
作製した複合シートを、圧延方向を合わせて10枚重ね、その状態のまま圧延方向に2mm、長さ10mmで切り出して試料とした。試料は、複合シートの厚みをt(mm)とすると、2(mm)×10t(mm)×10(mm)の大きさとなる。試料を、長さ10mmの辺が鉛直方向となるように、装置付属の繊維試料台に固定した。そして、(株)RIGAKU社製、湾曲IPX線回折装置(型式RINT−RAPID)を用い、管電圧40kV、管電流36mAで発生させたCuKα線を、コリメータ(100μmφ)を用い、繊維試料台に固定した試料の圧延方向に垂直な切断面に、その断面の法線方向からX線を照射した。カメラ長は127.4mm、照射時間は500秒とし、透過回折像をイメージングプレートにより記録した。
実施例1で作製した複合シートと同様にして、該ワックス組成物層の厚み50μm、全積層シート厚み100μmの生分解性複合シートを得た。この複合シートの上に、120℃に加熱した図柄が彫られたステンレス製の型を、5秒間放置した。型を取り去ると、図柄の部分が不透明になって表示された。
25μmの二軸延伸ポリ乳酸シートの上に、実施例6と同様に型を放置した。型を取り去った後も、シートは透明のままであった。 実施例6及びこの参考例から明らかな様に、本発明のワックス組成物薄膜を具備した複合シートでは、複合シートを作製した後、部分的に加熱することにより、模様、文字、絵柄などを表示することが可能であることが確認できた。
実施例4で作製した複合シートの一部に120℃に加熱したステンレス製の板を置き5秒間放置した後、該板を取り去った。該板を置いて熱処理した部分は不透明となり、その部分の透湿度を測定したところ0.46g・mm/(m2・24h)に変化していた。複合シートの全面積に対して、熱処理を行ったのはその半分の面積であり、熱処理を行っていない部分の透湿度が0.14g・mm/(m2・24h)であることから、複合シート全体の透湿度が0.30g・mm/(m2・24h)に調整されたことがわかった。
2 ワックス組成物薄膜
3、4 シート
Claims (15)
- ワックス及び高分子化合物を含有する組成物からなるワックス組成物薄膜であって、
結晶化した前記ワックスの配向に伴い発現するX線回折ピークの前記ワックス組成物薄膜表面の法線方向の回折強度Ia及び該法線方向と90度をなす方向における回折強度Ibの比Ib/Iaが2.11以上の値であり、
前記X線回折ピークが、回折角2θの21°付近に発現するアルキル鎖由来の回折ピークであり、
厚みが10μm〜500μmであり、へーズ値が60.0%以下であり、
前記高分子化合物が天然ゴム又はポリイソプレンであり、
前記ワックスの含有量が50〜95質量%、前記高分子化合物の含有量が5〜50質量%であるワックス組成物薄膜。 - 40℃、90%RHにおける透湿度が0.40g・mm/(m2・24h)以下である請求項1に記載のワックス組成物薄膜。
- 生分解性を有している請求項1又は2に記載のワックス組成物薄膜。
- 前記Ib/Iaの値が部分的に異なるように設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載のワックス組成物薄膜。
- ヘーズ値が部分的に異なるように設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載のワックス組成物薄膜。
- 透湿度が部分的に異なるように設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載のワックス組成物薄膜。
- 請求項1〜6の何れか1項に記載のワックス組成物薄膜を具備する複合シート。
- ヘーズ値が60.0%以下である請求項7に記載の複合シート。
- 請求項7又は8に記載の複合シートを用いた成形体。
- ワックス及び高分子化合物を含有し、該高分子化合物が天然ゴム又はポリイソプレンであり、該ワックスの含有量が50〜95質量%、該高分子化合物の含有量が5〜50質量%であるワックス組成物を、該ワックス組成物の99%融解温度以下においてシートの間に挟んで薄膜化した後、該シートを分離するワックス組成物薄膜の製造方法。
- ワックス及び高分子化合物を含有し、該高分子化合物が天然ゴム又はポリイソプレンであり、該ワックスの含有量が50〜95質量%、該高分子化合物の含有量が5〜50質量%であるワックス組成物を、該ワックス組成物の99%融解温度以下においてシートの間に挟んで薄膜化しながら該シートと積層させる複合シートの製造方法。
- 積層させた後に部分的に加熱する請求項11に記載の複合シートの製造方法。
- ワックス及び高分子化合物を含有し、該高分子化合物が天然ゴム又はポリイソプレンであり、該ワックスの含有量が50〜95質量%、該高分子化合物の含有量が5〜50質量%であるワックス組成物を、二枚のシート間に挟んで積層中間体を得た後、該積層中間体を前記ワックス組成物の99%融解温度以下においてさらに圧延又は延伸する複合シートの製造方法。
- 圧延又は延伸した後に、部分的に加熱する請求項13に記載の複合シートの製造方法。
- 請求項1に記載のワックス組成物薄膜を部分的に加熱し、加熱部分の前記回折強度の比Ib/Iaの値を変化させるワックス組成物薄膜の加工方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005180039A JP4849832B2 (ja) | 2005-06-21 | 2005-06-21 | ワックス組成物薄膜、及びその製造方法 |
PCT/JP2006/311602 WO2006137274A1 (ja) | 2005-06-21 | 2006-06-09 | ワックス組成物薄膜、及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005180039A JP4849832B2 (ja) | 2005-06-21 | 2005-06-21 | ワックス組成物薄膜、及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007001993A JP2007001993A (ja) | 2007-01-11 |
JP4849832B2 true JP4849832B2 (ja) | 2012-01-11 |
Family
ID=37570307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005180039A Expired - Fee Related JP4849832B2 (ja) | 2005-06-21 | 2005-06-21 | ワックス組成物薄膜、及びその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4849832B2 (ja) |
WO (1) | WO2006137274A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7181789B2 (ja) | 2018-12-28 | 2022-12-01 | 東ソー株式会社 | 難燃性ポリアミド樹脂組成物 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT516548B1 (de) * | 2014-12-04 | 2017-08-15 | Stefanski Claus | Thermoplastisches Gussmaterial |
EP4183836A1 (de) | 2021-11-19 | 2023-05-24 | Clariant International Ltd | Naturwachsoxidatemulsion mit verbesserten barriereeigenschaften |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004131575A (ja) * | 2002-10-10 | 2004-04-30 | Kao Corp | 生分解性の組成物の製造方法 |
JP2004162037A (ja) * | 2002-10-23 | 2004-06-10 | Kao Corp | ワックス組成物の製造方法 |
-
2005
- 2005-06-21 JP JP2005180039A patent/JP4849832B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2006
- 2006-06-09 WO PCT/JP2006/311602 patent/WO2006137274A1/ja active Application Filing
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7181789B2 (ja) | 2018-12-28 | 2022-12-01 | 東ソー株式会社 | 難燃性ポリアミド樹脂組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007001993A (ja) | 2007-01-11 |
WO2006137274A1 (ja) | 2006-12-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW553825B (en) | Polymeric film containing heat sealable and substrate layers | |
TWI453115B (zh) | 含空洞之熱收縮性聚酯系薄膜及其製造方法 | |
TWI723149B (zh) | 含空洞的熱收縮性聚酯系膜及其製造方法、熱收縮性標籤以及包裝體 | |
TW200930572A (en) | Dual ovenable food package having a thermoformable polyester film lid | |
WO2006095923A1 (ja) | ポリ乳酸系組成物、その組成物からなる成形品 | |
WO2006118255A1 (ja) | 熱接着性ポリエステルフィルム、それを用いたicカードまたはicタグの製造方法、及びicカードまたはicタグ | |
JP6366853B2 (ja) | 積層体、積層体を用いた成形体及びその製造方法 | |
JP4744996B2 (ja) | 温度履歴表示材料及びそれを用いた包装材料 | |
WO2004026577A1 (ja) | 形状記憶ポリブチレンテレフタレート積層フィルム及びその製造方法及び用途、並びにポリブチレンテレフタレートフィルムの製造方法 | |
JP4849832B2 (ja) | ワックス組成物薄膜、及びその製造方法 | |
WO2006028221A1 (ja) | 印刷用紙 | |
JP6540325B2 (ja) | 半透明性延伸フィルム | |
JP6519720B2 (ja) | 白色熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
WO2004037504A1 (ja) | ワックス組成物及びその製造方法 | |
JP4909225B2 (ja) | 熱収縮性多層フィルム及び熱収縮性ラベル | |
WO2005033208A1 (ja) | 生分解性ワックス組成物 | |
JP2009172864A (ja) | 成形加工用多層積層二軸配向ポリエステルフィルム | |
JP5176494B2 (ja) | 加飾用ポリ乳酸系樹脂積層シートおよびそれを用いた転写箔ならびに化粧シート | |
JP2021138098A (ja) | 熱収縮性積層フィルム | |
JP2692310B2 (ja) | 成形用二軸延伸ポリエステルフィルム | |
JPH08244833A (ja) | 金属容器密封フィルム | |
JP2006077253A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
TW201508024A (zh) | 聚乳酸系樹脂薄片及成形品 | |
JP6578684B2 (ja) | 熱可塑性樹脂シートの製造方法、熱可塑性樹脂シート、およびそれを加熱成型して得られた成形品 | |
JP2006305754A (ja) | 紙容器貼合せ用フィルムおよびこれを備える紙容器ならびにその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080609 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110726 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110922 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111018 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111018 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |