JP4848261B2 - 防音エンクロージャ及び防音エンクロージャの構築方法 - Google Patents
防音エンクロージャ及び防音エンクロージャの構築方法 Download PDFInfo
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Description
このような防音エンクロージャは、本来的には建屋ではなく、鋼板製の防音カバーという位置付けである。従って、建築確認申請を要しない。但し、建築確認が承認され得るに充分な強度を備えた構造となっている。ところが、大型の防音エンクロージャのような場合、防音カバーではなく建屋であると解釈される余地がある。そこで、建築確認申請を行う場合が想定される。
図1は実施の形態に係る防音エンクロージャの斜め前方から見た斜視図、図2は実施の形態に係る防音エンクロージャの斜め後方から見た斜視図、図3は実施の形態に係る防音エンクロージャの正面図、図4は実施の形態に係る防音エンクロージャの背面図、図5は実施の形態に係る防音エンクロージャの横断面図、図6は実施の形態に係る防音エンクロージャの縦断面図である。
図7は屋根パネルの長辺方向に平行な切断線により切断した断面図、図8は屋根パネルの短辺方向に平行な切断線により切断した断面図、図9は壁パネルの短辺方向に平行な切断線により切断した断面図、図10は壁パネルの長辺方向に平行な切断線により切断した断面図、図11は隣接する屋根パネルが隣接する壁パネルに支持固定されている状態を示す斜視図、図12は隣接する屋根パネルが隣接する壁パネルに支持固定されている状態を示す分解斜視図、図13は屋根パネルと壁パネルの連結付近の断面図である。
先ず、発電装置2の周囲にコンクリートを打設して腰壁12を設ける。
次いで、腰壁12上に架台41を取付ける。具体的には、架台41の挿通孔55(図12参照)にアンカーボルト53を挿入してナットにより締結すると共に、座板部42aの挿通孔56(図12参照)にアンカーボルト53を挿入してナットにより締結する。
次いで、隣接する屋根パネル15同士を連結固定すると共に、連結金具52によって屋根パネル15と対応する壁パネル16とを連結固定する。具体的には、隣接する屋根パネル15同士を第2の連結部材33を付き合わせた状態とし、且つ壁パネル16の取付部40b1の外側表面を屋根パネル15の取付部33b1で挟み込む。そして、このような状態で、第2の連結部材33同士をボルトによって締結して、隣接する屋根パネル15同士を連結固定すると共に、屋根パネル15の取付部33b1と壁パネル16の取付部40b1を連結金具52を介してボルトによって締結して、屋根パネル15の長辺方向の一方の端部と壁パネル16の上端部とを連結固定する。
こうして、本実施の形態に係る防音エンクロージャ1を現場において容易に構築することができる。
また、上記工法を用いると、鉄骨(柱)のないパネル工法でありながら、第1の連結部材及び第2の連結部材が一般的な鉄骨構造体における鉄骨に相当すると看做すことができる。従って、建築構造計算用のプログラムに基づいて構造計算を算出することが可能となり、建築確認申請に対応できることになる構造が得られることになる。
上記実施の形態では、第1の連結部材及び第2の連結部材はそれぞれ蓋板を兼ねていたけれども、壁パネルの側部開口を閉塞する蓋板と第1の連結部材とを別個に備え、且つ屋根パネルの側部開口を閉塞する蓋板と第2の連結部材とを別個に備えるように構成してもよい。このように構成すれば、第1の連結部材及び第2の連結部材に蓋板を加えた全体が般的な鉄骨構造体における鉄骨に相当すると看做すことができる。従って、パネル組立構造全体の強度がアップする。
1A:壁面部
1B:屋根部
1a,1b:側壁部
1c:前面部
1d:背面部
2:発電装置
3:発電機
4:エンジン
10:送風機
12:腰壁
15:屋根パネル
16:壁パネル
18:吸音材
19:吸気口
20:縦型防音ガラリ
21:排気口
22:横型防音ガラリ
30:吸音孔
33:第2の連結部材
33a:第2の連結部材33の本体部
33b:第2の連結部材33の張出部
40:第1の連結部材
40a:第1の連結部材40の本体部
40b:第1の連結部材40の張出部
41:架台
43:載置板
52:連結金具
Claims (8)
- 発電装置の周囲を囲むように配設された基礎土台上に立設される壁面部と、壁面部の上端部に支持固定される屋根部とを備えた構造の防音エンクロージャの構築方法であって、
内部に吸音材が充填されると共に、一方の表面が多数の吸音孔を有する孔開き鋼板で構成され、他方の表面が吸音孔を有さない鋼板で構成され、両側部にはそれぞれ側部を覆い且つ側部周縁から外方に張り出した張出部を有する第1の連結部材を備えた壁パネルを多数準備し、壁パネル同士を前記一方の表面が屋内側に他方の表面が屋外側に向くようにして前記基礎土台上に起立させ且つ第1の連結部材を付き合わせ状態となるように配置し、この状態で第1の連結部材の張出部同士を固着して隣接する壁パネル同士を連結し、このような壁パネル同士の連結を繰り返して、防音エンクロージャの壁面部を構築する工程と、
内部に吸音材が充填されると共に、一方の表面が多数の吸音孔を有する孔開き鋼板で構成され、他方の表面が吸音孔を有さない鋼板で構成され、両側部にはそれぞれ側部を覆い且つ側部周縁から外方に張り出した張出部を有する第2の連結部材を備えた屋根パネルを多数準備し、屋根パネル同士を前記一方の表面が屋内側に他方の表面が屋外側に向くようにして横に並べ且つ第2の連結部材を付き合わせ状態となるように配置し、この状態で第2の連結部材の張出部同士を固着して隣接する屋根パネル同士を連結し、このような屋根パネル同士の連結を繰り返して防音エンクロージャの屋根部を構築する工程と、
第2の連結部材における張出部の長手方向両端部と、その両端部をそれぞれ支持固定するための第1の連結部材における張出部の上端部とを連結金具により連結固定することにより、屋根パネルの両端部をそれぞれ壁パネルで支持固定する工程と、
を含むことを特徴とする防音エンクロージャの構築方法。 - 前記第1の連結部材は壁パネルの側部開口を閉塞する蓋板を兼ね、前記第2の連結部材は屋根パネルの側部開口を閉塞する蓋板を兼ねることを特徴とする請求項1記載の防音エンクロージャの構築方法。
- 前記壁パネルは側部開口を閉塞する蓋板を備え、この壁パネルの蓋板に前記第1の連結部材が取り付けられており、
前記屋根パネルは側部開口を閉塞する蓋板を備え、この屋根パネルの蓋板に前記第2の連結部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の防音エンクロージャの構築方法。 - 前記基礎土台上に予め架台を固定しておき、壁パネルを載置板に載せて、この状態で載置板と架台とを固定すると共に、第1の連結部材における張出部の下端部を架台に固定して、壁パネルを基礎土台上に固定する工程と、
を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の防音エンクロージャの構築方法。 - 発電装置の周囲を囲むように配設された基礎土台上に立設される壁面部と、壁面部の上端部に支持固定される屋根部とを備えた構造の防音エンクロージャであって、
前記壁面部は多数の壁パネルから構成されており、各壁パネルは内部に吸音材が充填されると共に、屋内側表面が多数の吸音孔を有する孔開き鋼板で構成され、屋外側表面が吸音孔を有さない鋼板で構成され、両側部にはそれぞれ側部を覆い且つ側部周縁から外方に張り出した張出部を有する第1の連結部材を備えた構造とされ、隣接する壁パネル同士は第1の連結部材の張出部同士の連結により固定されており、
前記屋根部は多数の屋根パネルから構成されており、各屋根パネルは内部に吸音材が充填されると共に、屋内側表面が多数の吸音孔を有する孔開き鋼板で構成され、屋外側表面が吸音孔を有さない鋼板で構成され、両側部にはそれぞれ側部を覆い且つ側部周縁から外方に張り出した張出部を有する第2の連結部材を備えた構造とされ、隣接する屋根パネル同士は第2の連結部材の張出部同士の連結により固定されており、
前記第2の連結部材における張出部の長手方向両端部がそれぞれ対応する第1の連結部材における張出部の上端部と連結金具を介して固定されることにより、屋根パネルと対応する壁パネルとが連結固定されていることを特徴とする防音エンクロージャ。 - 前記第1の連結部材は壁パネルの側部開口を閉塞する蓋板を兼ね、前記第2の連結部材は屋根パネルの側部開口を閉塞する蓋板を兼ねることを特徴とする請求項5記載の防音エンクロージャ。
- 前記壁パネルは側部開口を閉塞する蓋板を備え、この壁パネルの蓋板に前記第1の連結部材が取り付けられており、
前記屋根パネルは側部開口を閉塞する蓋板を備え、この屋根パネルの蓋板に前記第2の連結部材が取り付けられていることを特徴とする請求項5記載の防音エンクロージャ。 - 基礎土台に架台が固定されており、この架台上に壁パネルが載置される載置板が固定されている共に、第1の連結部材における張出部の下端部が架台に固定されていることを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載の防音エンクロージャ。
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