JP4847802B2 - 内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法 - Google Patents

内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4847802B2
JP4847802B2 JP2006172085A JP2006172085A JP4847802B2 JP 4847802 B2 JP4847802 B2 JP 4847802B2 JP 2006172085 A JP2006172085 A JP 2006172085A JP 2006172085 A JP2006172085 A JP 2006172085A JP 4847802 B2 JP4847802 B2 JP 4847802B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
parts
groove
hole
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006172085A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008000303A (ja
Inventor
義則 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP2006172085A priority Critical patent/JP4847802B2/ja
Publication of JP2008000303A publication Critical patent/JP2008000303A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4847802B2 publication Critical patent/JP4847802B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

この発明は、内視鏡又は内視鏡部品を製造する際の内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法に関する。
内視鏡又は内視鏡部品を製造する際には、二つの部品をロー付け、半田付け或いは接着等で連結固着する作業が非常に多く必要とされ、送気送水又は吸引等のための配管パイプをその相手方部品である操作弁等に接続する場合には、相手方部品に形成された孔に配管パイプの端部を差し込んだ状態で銀ロー付け等で固着している。
ただし多くの場合、操作弁に対する配管パイプの突出方向は非常に厳密さが求められるので、ロー付けによる固着作業を行うのに先立って配管パイプを操作弁に対して設計通りの向きに仮止め固定して、固着作業の際に動かないようにしておく必要がある。
そこで従来は、配管パイプが差し込まれる孔側にレーザによる肉盛溶接等で突起を形成したり、孔の縁部をポンチでかしめ(矢弦かしめ)て変形させることで、配管パイプを操作弁に仮止め固定していた(例えば、特許文献1)。
特開2005−95586、段落〔0058〕〜〔0069〕
しかし、上述のように配管パイプが差し込まれる孔側にレーザによる肉盛溶接等で突起を形成するのは、「仮止め固定」という補助的な工程のために大きなコストがかかって好ましくない。また、孔の縁部をポンチでかしめる作業を行うと、作業に非常に時間がかかるだけでなく、仮止め固定の対象である配管パイプをポンチで変形させてしまう場合がある。
そこで本発明は、内視鏡に用いられる二つの部品の一方に形成された孔に他方の端部を差し込んでから二つの部品を互いにぐらつかない状態にするための仮止め固定を、低コストでしかも孔に差し込まれる部品を変形させることなく確実かつ容易に行うことができる内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法は、内視鏡に用いられる二つの部品の一方に形成された孔に他方の端部を差し込んでから二つの部品を互いに固着する際に、その固着作業を行うのに先立って二つの部品を互いにぐらつかない状態に仮止め固定するための内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法において、一方の部品に形成された孔の開口部に隣接して一方の部品の表面に溝を形成することにより、孔の開口部と溝との間に薄肉の隔壁を形成しておき、孔に他方の部品の端部を差し込んでから、溝内に工具の先端を差し込んで隔壁を他方の部品側に傾いた状態に塑性変形させることにより、二つの部品が仮止め固定されるようにしたものである。
なお、他方の部品がパイプ状の部品であってもよく、それが配管パイプであってもよい。また、溝が直線溝であってもよく、直線溝が相違する向きに複数形成されて、例えば略90°相違する向きに二つ、或いは略60°ずつ相違する向きに三つ形成されていてもよい。
また、溝が孔の外縁に沿って環状に形成されていてもよく、隔壁の基部と溝の底面とをつなぐ壁面が円弧状に形成されていてもよい。
本発明によれば、一方の部品に形成された孔の開口部に隣接して一方の部品の表面に溝を形成して孔の開口部と溝との間に薄肉の隔壁を形成し、孔に他方の部品の端部を差し込んでから溝内に工具の先端を差し込んで隔壁を他方の部品側に傾いた状態に塑性変形させることで、二つの部品が仮止め固定されるようにしたことにより、仮止め固定を、低コストでしかも孔に差し込まれる部品を変形させることなく確実かつ容易に行うことができる。
内視鏡に用いられる二つの部品の一方に形成された孔に他方の端部を差し込んでから二つの部品を互いに固着する際に、その固着作業を行うのに先立って二つの部品を互いにぐらつかない状態に仮止め固定するための内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法において、一方の部品に形成された孔の開口部に隣接して一方の部品の表面に溝を形成することにより、孔の開口部と溝との間に薄肉の隔壁を形成しておき、孔に他方の部品の端部を差し込んでから、溝内に工具の先端を差し込んで隔壁を他方の部品側に傾いた状態に塑性変形させることにより、二つの部品が仮止め固定されるようにする。
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2において、1は内視鏡の操作部であり、その上半部前面には送気送水操作弁2と吸引操作弁3が並んで配置されている。
吸引操作弁3のシリンダ体4はステンレス鋼等で形成されて操作部1内に配置されていて、シリンダ体4の側面及び底面に接続されたステンレス鋼管製の配管パイプ5に可撓性の配管チューブ6が接続され、配管パイプ5と配管チューブ6との接続部は固定環7により接続状態が固定されている。
図3は配管パイプ5とシリンダ体4との接続部を示しており、シリンダ体4に形成された孔9に配管パイプ5の端部が差し込まれた状態で、シリンダ体4と配管パイプ5とが例えば銀ロー付けにより互いに固着されている。
図4は、製造に際してシリンダ体4の孔9に配管パイプ5が固着される前の状態を示しており、固着作業を行うのに先立って、シリンダ体4と配管パイプ5とを互いにぐらつかない状態に仮止め固定するために、シリンダ体4には、孔9の開口部に隣接して直線溝10が形成され、それによって、孔9の開口部と直線溝10との間に薄肉の隔壁11が形成されている。
図5は、孔9と直線溝10を正面から見た状態を示している。直線溝10は略90°相違する向きに二つ形成されており、IV−IV断面(二箇所)がいずれも前出の図4に図示される状態に形成されている。
各直線溝10は、VI−VI断面(二箇所)を図示する図6に示されるように、一つのカッターでシリンダ体4の表面から円弧状に掘り下げ加工することで、極めて容易に低コストで形成することができる。
図4に戻って、配管パイプ5の直径が例えば3〜5mm程度の場合、直線溝10の深さdと幅wは、例えばd=0.5〜1.0mm程度、w=0.5〜1.0mm程度の範囲にあるのが適当であり、隔壁11の厚みtはt=0.05〜0.3mm程度の範囲にあるのがよい。
本発明においては、このように構成された実施例のシリンダ体4と配管パイプ5とを銀ロー付けで固着する前に、図4に示される状態から図1に示されるように、シリンダ体4の孔9に配管パイプ5を差し込んだら、直線溝10内に例えばマイナスドライバー状の工具100の先端を差し込んで、隔壁11を配管パイプ5側に傾いた状態に塑性変形させる。それによって、配管パイプ5の端部が側方から隔壁11で押圧されて配管パイプ5がシリンダ体4に対して仮止め固定された状態になる。
このような仮止め固定方法においては、直線溝10を形成加工するだけで形成された薄肉の隔壁11を、工具100で変形させるだけの作業で配管パイプ5をシリンダ体4に対して仮止め固定することができるので、簡単な作業で低コストで実施することができ、仮止め固定するための力の調節が容易なので、配管パイプ5を変形させる恐れもない。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば図7に示されるように直線溝10が一つだけ形成されたもの、或いは、図8に示されるように、直線溝10が略60°ずつ相違する向きに三つ形成されたもの等であってもよい。
また、図9に示されるように、隔壁11を形成するための溝として、孔9の外縁に沿う環状溝20を形成してもよい。また、図10に示されるように、隔壁11の基部と直線溝10の底面とをつなぐ壁面12を円弧状に形成すれば、隔壁11を塑性変形させる際に隔壁11の基部がひび割れする可能性等を小さくすることができる。
また、本発明は吸引操作弁3のシリンダ体4に対する配管パイプ5の接続固着部に限らず、送気送水操作弁2やその他の部分の二つの部品の接続固着部に適用することができ、ロー付け以外の半田付け、溶接或いは接着等により固着が行われる部分の仮止め固定にも適用することができる。
本発明の第1の実施例のシリンダ体と配管パイプの仮止め工程の側面断面図である。 本発明の実施例の内視鏡の操作部の配管部分の略示図である。 本発明の第1の実施例のシリンダ体と配管パイプの接続固着部の側面断面図である。 本発明の第1の実施例のシリンダ体に配管パイプが接続される前の状態の側面断面図(図5におけるIV−IV断面図)である。 本発明の第1の実施例の孔と直線溝を正面から見た状態の平面図である。 本発明の第1の実施例の直線溝の長手方向の断面図(図5におけるVI−VI断面図)である。 本発明の第2の実施例の孔と直線溝を正面から見た状態の平面図である。 本発明の第3の実施例の孔と直線溝を正面から見た状態の平面図である。 本発明の第4の実施例の孔と環状溝を正面から見た状態の平面図である。 本発明の第5の実施例のシリンダ体に配管パイプが接続される前の状態の側面断面図である。
符号の説明
3 吸引操作弁
4 シリンダ体(一方の部品)
5 配管パイプ(他方の部品)
9 孔
10 直線溝
11 隔壁
12 隔壁の基部と直線溝の底面とをつなぐ壁面
20 環状溝
100 工具

Claims (8)

  1. 内視鏡に用いられる二つの部品の一方に形成された孔に他方の端部を差し込んでから上記二つの部品を互いに固着する際に、その固着作業を行うのに先立って上記二つの部品を互いにぐらつかない状態に仮止め固定するための内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法において、
    上記一方の部品に形成された上記孔の開口部に隣接して上記一方の部品の表面に溝を形成することにより、上記孔の開口部と上記溝との間に薄肉の隔壁を形成して、上記隔壁の基部と上記溝の底面とをつなぐ壁面を円弧状に形成しておき、上記孔に上記他方の部品の端部を差し込んでから、上記溝内に工具の先端を差し込んで上記隔壁を上記他方の部品側に傾いた状態に塑性変形させることにより、上記二つの部品が仮止め固定されるようにしたことを特徴とする内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法。
  2. 上記他方の部品がパイプ状の部品である請求項1記載の内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法。
  3. 上記他方の部品が配管パイプである請求項1記載の内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法。
  4. 上記溝が直線溝である請求項1、2又は3記載の内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法。
  5. 上記直線溝が相違する向きに複数形成されている請求項4記載の内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法。
  6. 上記直線溝が略90°相違する向きに二つ形成されている請求項5記載の内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法。
  7. 上記直線溝が略60°ずつ相違する向きに三つ形成されている請求項5記載の内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法。
  8. 上記溝が上記孔の外縁に沿って環状に形成されている請求項1、2又は3記載の内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法。
JP2006172085A 2006-06-22 2006-06-22 内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法 Expired - Fee Related JP4847802B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006172085A JP4847802B2 (ja) 2006-06-22 2006-06-22 内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006172085A JP4847802B2 (ja) 2006-06-22 2006-06-22 内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008000303A JP2008000303A (ja) 2008-01-10
JP4847802B2 true JP4847802B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=39005160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006172085A Expired - Fee Related JP4847802B2 (ja) 2006-06-22 2006-06-22 内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4847802B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5498673B2 (ja) * 2008-01-18 2014-05-21 Hoya株式会社 内視鏡の配管接続部及びその製造方法
JP5072687B2 (ja) * 2008-04-01 2012-11-14 Hoya株式会社 内視鏡の処置具挿入部の構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002026200A (ja) * 2000-07-07 2002-01-25 Mizutani Denki Kogyo Kk 電子部品の放熱器
JP4555014B2 (ja) * 2003-08-22 2010-09-29 Hoya株式会社 接合方法、医療機器用ユニット部品接合体および内視鏡
JP2006010245A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Fuji Koki Corp 電磁弁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008000303A (ja) 2008-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2002919A3 (en) Hallow structures formed with friction stir welding
JP5165385B2 (ja) クリンチ/ブローチコネクタ
JP4306507B2 (ja) 板材のかしめ接合方法、および板材のかしめ接合装置
JP4026666B1 (ja) 食い込み式管継手、冷凍装置及び温水装置
JP2008164108A (ja) 配管接続機構
EP1415757A3 (en) A construct for buildings and a method for manufacturing the same
US20060208479A1 (en) Pipe unit with connector and producing method thereof
JP4847802B2 (ja) 内視鏡の部品どうしの仮止め固定方法
JP2006212692A (ja) 超音波接合方法およびその装置
JP2008073739A (ja) 金属管の成形方法、管材に管継手を取り付ける方法、及び管継手を用いた継手方法
CN103827567A (zh) 制造用于管道的t型三通接头的方法
JP5617805B2 (ja) 圧縮機、この圧縮機の製造方法、及びこの圧縮機の製造に用いられる治具
JP4566775B2 (ja) 内視鏡の管路部材接続方法
EP1811220A3 (en) Method for joining tubular elements made of stainless steel, an alloy thereof, aluminum or other equivalent metallic materials
JP5457957B2 (ja) 流体管の壁貫通構造、流体管の壁貫通方法、壁貫通部材、および壁貫通孔用の継手
JP2011093428A (ja) 自転車のフレーム連結装置
JP2004293231A (ja) 鋼管の接続構造および接続方法
JP5485493B2 (ja) 管の端面同士の溶接方法
JP5574687B2 (ja) 管材接合器、および管材接合方法
JP2005131689A (ja) 曲管用溶接治具
CN109794708B (zh) 金属管材内壁面焊接金属薄片的方法
JP2006336788A (ja) 二重管の端末構造及び二重管の端末加工方法
JP5107834B2 (ja) パイプ構造体
JP5998096B2 (ja) 防食コアの装着治具及び防食コアの装着方法
JP2016036831A (ja) ろう付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080502

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111014

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4847802

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees