JP5485493B2 - 管の端面同士の溶接方法 - Google Patents

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Description

本発明は、管の端面同士の溶接方法に関し、とくに第1管の端面と第2管の端面の溶接方法に関する。
管の端面同士を溶接する際には、加工に要する時間を低減し、かつ、高精度に溶接することが求められる。
従来、管の端面同士を固定するときは、例えばアルゴンガス溶接やアーク溶接により固定していた。
特許文献1には、主管部材の外周壁に設けられた管状突起に分岐管を外嵌してロー付けあるいは溶接した分岐管の接合構造が示されている。
特許文献2には、合流管の平面形状部分に分岐管の段付形状の端部を勘合させてロー付けあるいは溶接した分岐管接合構造が示されている。
他方、プロジェクションを用いた抵抗溶接方法が公知である。この方法はアーク溶接やろう付けに比べて消耗品がなく、溶接速度が速い利点を有する。とくにリングプロジェクションを用いた抵抗溶接方法は、溶接部に耐密性が要求される場合に使用されている。
実開昭57−44615号公報 特開2002−106775号公報
しかしながら、例えばアルゴンガス溶接により管の端面同士を固定しようとすると、溶接独特の盛り上がりやスパッターが生じ易い。
特許文献1による分岐管の接合構造は、分岐管の外周からロー付け又は溶接するため、加工に手間と時間がかかるとともに、高精度な製品を得難い。
特許文献2による分岐管接合構造は、合流管の外周壁に分岐管をロー付けあるいは溶接するため、加工に手間と時間がかかるとともに高精度な製品を得難い。
本発明は、短時間で接合可能で、かつ、高精度な溶接が可能な管の端面同士の溶接方法を提供することを目的としている。
本発明の解決手段を例示すると、特許請求の範囲の各請求項に記載のとおりである。
本発明によれば、第1管と第2管の端面同士を短時間かつ高精度で接合して曲がり管にすることが可能である。とくに、第2管の端面が1つの先細形状のリング状突起部を有するので、そこを通じて小電流かつ低加圧力で所望の抵抗溶接を実現することができる。
第2管の1つの先細形状のリング状突起部の頂部が、第2管の内周面寄りに位置した状態で溶接されたり、或いは、第2管の内周面と外周面との中間位置から内周面の位置までの間に存在する状態で溶接されたりすると、接合部の外観を良好にしやすく、しかも、管の端面同士をより小電流かつ低加圧力で抵抗溶接できる。
第1管の端面の平坦面にリング状溝が形成されていると、そのリング状溝に第2管の先細形状のリング状突起部の頂部が入って接触した状態で溶接できるため、管の端面同士を所定位置に位置決めしやすく、かつ、強固に溶接できる。
本発明による管の端面同士の溶接方法は、第1管が第1円管で、第2管が第2円管である管の端面同士の溶接方法である。以下、第1管が第1円管で、第2管が第2円管である場合を例にして説明する。
第1円管と第2円管の材質は、任意のもので良い。多くの場合、鉄やステンレススチール等であるが、チタンとすることもできる。
第1円管の端面は平坦面を有するが、必要に応じて、その端面に狭い平坦面と先細形状の突起部を設ける。
本発明において、「平坦面」という用語は、広義に解するものとし、例えば、厳密な平坦な面が好ましい例であるが、それに近い面を含む。
第2円管のリング状突起部の先細形状は、テーパー形状が最良である。
好ましくは、第2管の先細形状のリング状突起部の頂部(つまり先端部)が、第2管の内周面寄りに位置して溶接される。もっとも、本発明は、第2管の先細形状のリング状突起部の頂部が、第2管の内周面と外周面との中間位置から内周面の位置までの間に存在する状態で溶接される構成や、第2管の外周面寄りに位置して溶接される構成を含む。
好ましくは、第1管の端面の平坦面領域にリング状溝が形成されており、そのリング状溝に第2管の先細形状のリング状突起部の頂部が入った状態で溶接される。リング状溝の形状は、断面V形状とすることができる。
好ましくは、第1管の端面の狭い平坦面領域が、第1管の軸心に対して垂直な平面になっている。
好ましくは、第1管が第1円管で、第2管が第2円管である。
参考例1
以下、図1〜3を参照して本発明の参考例1を説明する。
図1は、第1管と第2管の1例を示す断面図である。第1管と第2管を溶接した製品は、曲り管として構成される。なお、図1には、管の端面同士を溶接する前の状態が示されている。
第1管は、第1円管22として構成されている。第1円管22は、その側面に第1円管22の軸心Yと垂直な軸心X方向に向いた端面22aを有する。第1円管22の端面22aは、ほぼ全体に平坦面22jを有する。この平坦面22jは、軸心Xに対して垂直な平面になっている。第1円管22には、貫通孔22bが形成されている。貫通孔22bは、軸心X方向と軸心Y方向に延在している。
第2管は、第2円管24として構成されている。第2円管24の端面24aは、先細形状のリング状突起部24bを有している。
第2円管24の先細形状のリング状突起部24bの頂部24cが、第1円管22の端面22aの平坦面22jと接した状態で抵抗溶接されるようになっている。
リング状突起部24bの頂部24cは、第2円管24の内周面24eと外周面24gとの中間位置から内周面24eの位置までの間に存在する。
図2は、リング状突起部24b付近を拡大して示す。図2の領域Cが、内周面24eと外周面24gとの中間位置から内周面24eの位置までの間の領域を示している。リング状突起部24bの頂部24cは、この領域Cの中に位置する。
また、第2円管24は内部に流通孔24fを有する。端面24aのリング状突起部24bの内周面24eの直径d1は、流通孔24fの直径d2と同じか、それよりも少し大きい。少し大きい場合、リング状突起部24bが抵抗溶接の結果溶けて少し内向きに張り出しても、流通孔24fを通る流体の流れに悪い影響を与えにくくなっている。例えば、乱流を生じにくくしている。図示例によれば、単純な構成で可能な限りスムーズな流れにすることができる。
参考例1により管の端面同士を溶接する工程の一例を説明する。
まず、平坦面22aを有する第1円管22を準備する。また、先細形状のリング状突起部24bを有する第2円管24を準備する。
所定の押圧力により、第2円管24のリング状突起部24bを第1円管22の端面22aに向けて押圧して、第2円管24を第1円管22に抵抗溶接する。図3は、本発明により管を溶接した後、つまり抵抗溶接後の状態を示す。
こうして、貫通孔22bの端縁の周辺にリング状突起部24bの全周が溶接される。つまり、第2円管24のリング状突起部24bが抵抗溶接によって溶けて第1円管22の端面22aにリング状に固定されるのである。
この参考例によれば、溶接が流通孔を通る流体の流れに悪い影響を与えにくく、単純な構成で可能な限りスムーズな流れにすることができるようになっている。
参考例2
以下、図面を参照して参考例2を説明する。
図4は、第1管と第2管の別の例を示す断面図である。第1管と第2管を溶接した製品は、曲り管として構成される。なお、図4には、管の端面同士を溶接する前の状態が示されている。
第1管は、第1円管42として構成されている。第1円管42は、その側面に第1円管42の軸心Yと垂直な軸心X方向に向いた端面42aを有する。第1円管42の端面42aは、ほぼ全体に平坦面42jを有する。この平坦面42jは、軸心Xに対して垂直な平面になっている。第1円管42には、貫通孔42bが形成されている。貫通孔42bは、軸心X方向と軸心Y方向に延在している。第1円管42の端面42aの平坦面42jには、貫通孔42bより直径の大きい、横断面積の小さいリング状溝42iが形成されている。
第2管は、第2円管44として構成されている。第2円管44の端面44aは、先細形状のリング状突起部44bを有している。
リング状突起部44bの頂部44cは、第2円管44の内周面44eと外周面44gの中間位置から内周面44eの位置までの間に存在している。なお、リング状突起部44bの形状は図2に示されたリング状突起部24bと同様に形成することができる。
また、第2円管44は内部に流通孔44fを有する。端面44aにおけるリング状突起部44bの頂部44cの直径d8は、流通孔44fの直径d7と同じか、少しよりも大きい。少し大きい場合、リング状突起部44bが抵抗溶接の結果溶けて多少内向きに張り出しても、流通孔44fを通る流体の流れに悪い影響を与えにくくなっている。
また、第1円管42のリング状溝42iの直径d9は、リング状突起部44bの頂部44cの直径d8に等しい。このため、第1円管42と第2円管44が互いに位置決めされやすくなっている。また、リング状溝42iにリング状突起部44bが溶けて入りこんで、強固に抵抗溶接されるようになっている。
図5は、リング状突起部44bとリング状溝42iが接触した溶接前の状態の一例を示す部分拡大図である。なお、分り易くするため、図5は誇張して示されている。
参考例2により管の端面同士を溶接する工程の一例を説明する。
まず、平坦面42jを有する第1円管42を準備する。また、先細形状のリング状突起部44bを有する第2円管44を準備する。
所定の押圧力により、第2円管44の突起44bを第1円管42の端面42aの特に溝42iに向けて押圧して、第2円管44を第1円管32に抵抗溶接する。
管を溶接した後、つまり抵抗溶接後の状態は、溝42iのところを除いて、参考例1の図3とほぼ同様である。
こうして、貫通孔42bの周辺にリング状突起部44bの全周が溶接される。つまり、第2円管44のリング状突起部44bの頂部44cが、リング状溝42iに入った状態で、抵抗溶接によって溶けて、第2円管44が第1円管42の端面42aに固定されるのである。
この参考例によれば、第1円管42と第2円管44が互いに位置決めされやすくなっており、リング状溝42iに対しリング状突起部44bが溶けこんで、とくに端面に沿う方向において強固に溶接されるようになっている。
参考例3
以下、図6〜7を参照して参考例を説明する。
図6は、第1管と第2管の更に別の例を示す断面図である。第1管と第2管を溶接した製品は、インジェクションとして構成される。なお、図6には、管の端面同士を溶接する前の状態が示されている。
第1管は、第1円管32として構成されている。第2管は、第2円管34として構成されている。図6に示された第1管と第2管の関係は、形状が図1〜5に示された第1管と第2管の関係と逆になっている。
第1円管32は、その一端の内側寄りに非常に平坦面32jを有する。この平坦面32jは、第1円管32の軸心Xに対して傾斜した曲面になっている。とくに、この曲面はほぼテーパー形状である。
第1円管32には、貫通孔32fが形成されている。貫通孔32fは、軸心X方向に延在している。
第2円管34の端面34aは、先細形状のリング状突起部34bを有している。端面34aは、軸心Xに垂直な平面内にあり、リング状をしている。先細形状のリング状突起部34bは、端面34aの内側に形成したくぼみ34hの内周面34eと端面34aの内側エッジとによって形成されている。
第2円管34は、軸心X方向と、軸心X方向に垂直な軸心Y方向に延在した流通孔34fを有する。流通孔34fの端面34a付近に、流通孔34fよりやや内径の大きい前述のくぼみ34hが形成されている。
第1円管32の平坦面32jの外径d3は、第2円管34のくぼみ34hの内径d4よりも少し小さい。くぼみ34hの深さd6は、平坦面領域32jにおける直径d4の地点から第1円管32の図中最右端までの軸心X方向の距離d5よりも大きい。
図7は、第1円管32と第2円管34を所定位置で接触させた溶接前の状態の例を示す部分断面図である。この状態から第2円管34のリング状突起部34bが抵抗溶接によって溶けて第1円管32の端面32aに固定されるようになっている。
このため、第1円管32と第2円管34を互いに位置決めしやすくなっている。また、曲面として構成された平坦面領域32jに沿ってリング状突起部34bが抵抗溶接されるため、気密かつ強固に固定されるようになっている。
図6〜7における第1及び第2管の端面同士を溶接する工程の一例を説明する。
まず、平坦面32jが曲面として構成された第1円管32を準備する。また、リング状突起部34bを有する第2円管34を準備する。
第1円管32の平坦面32と第2円管34の突起部34bを所定の押圧力により押圧して、第1円管32と第2円管34を抵抗溶接する。
こうして、貫通孔32fの端縁の周辺にリング状突起部34bの全周が溶接される。つまり、第2円管34のリング状突起部34bが抵抗溶接によって溶けて第1円管32の端面32aに固定されるのである。
とくに、図6及び図7に示された参考例によれば、位置決め精度良く、強固かつ気密に管の端面同士を抵抗溶接できる。
以下、図8〜9を参照して本発明の好適な実施例を説明する。
図8は、第1管と第2管に関する本発明の好適な実施例を示す断面図である。なお、図8には、管の端面同士を溶接する前の状態が示されている。
図8〜9における第1管は、第1円管52として構成されている。第2管は、第2円管54として構成されている。
図8に示された第1管と第2管の結合関係は、図6〜7に示された第1管と第2管の結合関係と、図1〜5に示された第1管と第2管の結合関係との両方の特長を有している。
第1円管52は、その一端面52aに狭い平坦面52jと先細形状の突起部52kを有する。この平坦面52jは、第1円管52の軸心Xに対して傾斜した曲面になっている。特に、この曲面はテーパー形状である。
突起部52kは、図1の突起部24cと同じ形状である。
第1円管52には、貫通孔52fが形成されている。貫通孔52fは、軸心X方向に延在している。
第2円管54の端面54aは、先細形状のリング状突起部54bを有している。先細形状のリング状突起部54bは、図6の突起部34bと同じ形状であり、くぼみ54hの内周面54eと端面54aとによって形成されている。
第2円管54は、軸心X方向と、軸心X方向に垂直な軸心Y方向に延在した流通孔54fを有する。流通孔54fの端面54a付近には、流通孔54fよりやや内径の大きい前述のくぼみ54hが形成されている。
第1円管52の平坦面52jの外径d7は、第2円管54のくぼみ54hの内径d8よりも少し小さい。くぼみ54hの深さd10は、平坦面52jにおける直径d10の地点から第1円管52の図中最右端までの横方向距離d9よりも大きい。
図9は、第1円管52と第2円管54を所定の位置に接触させた溶接前の状態の例を示す部分断面図である。この状態から、第2円管54のリング状突起部54bが抵抗溶接によって溶け、さらに、第1円管52のリング状突起部52kが抵抗溶接によって溶け、第2円管54の端面52aが第1円管52の端面52aに固定されるようになっている。
このため、第1円管52と第2円管54を互いに位置決めしやすくなっている。また、曲面として構成された平坦面52jに沿ってリング状突起部54bが抵抗溶接されるため、気密かつ強固に固定されるようになっている。
参考例4
以下、図10を参照して参考例を説明する。
図10は、第1管と第2管の更に別の参考例を示す断面図である。第1管と第2管を溶接した製品は、インジェクションとして構成される。なお、図10には、管の端面同士を溶接する前の状態が示されている。
図10に示された例は、図1に示された例と先細形状のリング状突起部の形状のみが異なっている。以下異なる点についてのみ説明する。なお、図10において図1と対応する部分には、40だけ増加した数字(例えば「24」は「64」)を付してある。
第2円管64の先細形状のリング状突起部64bの頂部64cは、第2円管64の内周面64e寄りに位置している。
そのため、リング状突起部64bは、抵抗溶接時の所定の押圧力により、第1円管62の端面62aの平坦面領域62jに対し、より小電流かつ低加圧力で抵抗溶接されるようになっている。
参考例5
以下、図11〜12を参照して参考例を説明する。
図11は、管の端面同士の溶接方法の一例を説明するための説明図である。なお、見やすくするため、管の内径、厚み、及び端面は誇張して示されている。
図11においては、第1及び第2管の端面同士は単に接触しており、まだ溶接されていない。図12は、管の端面同士の溶接途中の状態を示す説明図である。
第1管は、第1円管12として構成されている。第1円管12の端面12aは、平坦面12jを有する。平坦面12jは、第1円管12の軸心Xに対して垂直な平面になっている。第1円管12には、貫通孔12bが形成されている。貫通孔12bは、軸心X方向に延在している。
第2管は、第2円管14として構成されている。第2円管14の端面14aは、先細形状のリング状突起部14bを有している。
第2円管14のリング状突起部14bの頂部14cが第1円管12の端面12aの平坦面12jに接触している。
リング状突起部14bの端面14aは、軸心Xに垂直な平面内にあり、リング状をしている。
リング状突起部14bの頂部14cは、第2円管14の内周面14e寄りに位置している。換言すると、リング状突起部14bの頂部14cは、第2円管14の外周面14gから最も離れた位置にある。
そのため、リング状突起部14bは、抵抗溶接時の図11における所定の下向きの押圧力により、第1円管12の端面12aの平坦面12jに対し、より小電流かつ低加圧力で抵抗溶接されるようになっている。
管の端面同士を溶接する工程の一例を説明する。
まず、平坦面12jを有する第1円管12を準備する。また、先細形状のリング状突起部14bを有する第2円管14を準備する。
所定の押圧力により、第2円管14を第1円管12に向けて押圧して、第2円管14を第1円管12に抵抗溶接する。
こうして、貫通孔12bの周辺にリング状突起部14bの全周が溶接される。つまり、第2円管14のリング状突起部14bが抵抗溶接によって溶けて第1円管12の端面12aに固定されるのである。
実験例
図13と図14は、それぞれ実験の目的で製作された管の一例を概念的に示す説明図と、その管(試験番号1の試験品)の引張試験後の状態を示す写真である。
図13〜14に示されている第1円管22と円管24は、図1〜3に示されているものと同じである。
このような第1円管22と第2円管24に対して、引張試験の目的のために、第1円管22に試験用の中実の棒材3を周知のガス溶接法で溶接し,第2円管24に試験用の円管72を周知のガス溶接法で溶接した。試験用の円管72、第2円管24、及び試験用の棒材73は、調心され、直線状に位置している。
図中、矢印Cは、抵抗溶接された部分を示す。矢印A及びDは、溶接されていない部分を示す。矢印B及びEは、ガス溶接をした部分を示す。
表1は、前述のように抵抗溶接された管の破断(引張)試験条件を示す。
表中の番号の列の数字1〜8は、試験品の番号を示す。破壊荷重(N)の列の数値は、試験品に与えられた破壊荷重を示す。破断場所の文字C、Dは、図13に示された部分A〜Eのうち破断した場所を示す。
試験番号1,2、8においては、抵抗溶接された部分Cと、ガス溶接された部分B及びEは、いずれも破断されず、溶接されていない部分Dが破断した。試験番号3〜7においては、抵抗溶接された部分Cが破断されたが、破壊荷重(N)は、いずれの試験品3〜7も、56、000以上であった。
この実験により、抵抗溶接された部分Cが強固に固定されていることが確認された。
本発明は前述の実施例に限定されない。
第1管と第2管の参考例を示す断面図である。 リング状突起部付近を拡大して示す。 抵抗溶接後の状態を示す。 第1管と第2管の別の参考例を示す断面図である。 リング状突起部とリング状溝が接触した状態の一例を示す。 第1管と第2管の更に参考例を示す断面図である。 第1管と第2管を接触させた状態の参考例を示す部分断面図である。 第1管と第2管の本発明の好適な例を示す断面図である。 第1管と第2管の本発明の好適な例を示す断面図である。 第1管と第2管の別の参考例を示す断面図である。 第1及び第2管の端面同士の溶接方法の参考例を説明するための説明図である。 第1及び第2管の端面同士が溶接された途中の状態を示す説明図である。 抵抗溶接された管の一例を概念的に示す説明図である。 抵抗溶接された管のうち、試験番号1の試験品の引張試験後に、溶接していない部分が破断した状態を示す写真である。
12、22、32、42、52、62 第1円管(第1管)
12a、22a、32a、42a、52a、62a 端面
12j、22j、32j、42j、52j、62j 平坦面領域
12b、22b、32f、42b、52f、62b 貫通孔
14、24、34、44、54、64 第2円管(第2管)
14a、24a、34a、44a、54a、64a 端面
14b、24b、34b、44b、54b、64b リング状突起部
14e、24e、34e、44e、54e、64e 内周面
14g、24g、32g、44g、52g、64g 外周面
24f、34f、44f、54f、64f 流通孔
34h、54h くぼみ
42i リング状溝
X、Y 軸心

Claims (1)

  1. 円管である第1管(52)の端面(52a)が第1管の軸心に対して垂直な平面である平坦な端面を有し、その平坦な端面に続けてテーパー状曲面(52j)とリング状突起部(52k)を設け、
    円管である第2管(54)の端面(54a)が1つのリング状突起部(54b)を有し、
    その第2管(54)の端面(54a)の1つのリング状突起部(54b)の頂部の全周が第1管(52)の端面(52a)に設けたテーパー状曲面(52j)に接触した状態で抵抗溶接によって溶け、さらに、第1管(52)のリング状突起部(52k)が抵抗溶接によって溶け、第2管(54)の端面(54a)が第1管(52)の端面(52a)のテーパー状曲面(52j)に気密に固定され、曲り管として形成されることを特徴とする、管の端面同士の溶接方法。
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