JP5998096B2 - 防食コアの装着治具及び防食コアの装着方法 - Google Patents

防食コアの装着治具及び防食コアの装着方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5998096B2
JP5998096B2 JP2013073753A JP2013073753A JP5998096B2 JP 5998096 B2 JP5998096 B2 JP 5998096B2 JP 2013073753 A JP2013073753 A JP 2013073753A JP 2013073753 A JP2013073753 A JP 2013073753A JP 5998096 B2 JP5998096 B2 JP 5998096B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
anticorrosion core
anticorrosion
jig
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013073753A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014199074A (ja
Inventor
堀川 剛
堀川  剛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Waterworks Technology Development Organization Co Ltd
Original Assignee
Waterworks Technology Development Organization Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Waterworks Technology Development Organization Co Ltd filed Critical Waterworks Technology Development Organization Co Ltd
Priority to JP2013073753A priority Critical patent/JP5998096B2/ja
Publication of JP2014199074A publication Critical patent/JP2014199074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5998096B2 publication Critical patent/JP5998096B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

本発明は、流体管の周壁に形成された穿孔口に防食コアを装着するための治具及び方法に関する。
近年、既設の水道管(流体管の一例)を不断水状態で穿孔する、いわゆる不断水穿孔が行われている。かかる工法は、穿孔口を通じて分岐路を配管したり、穿孔口から管内に弁体を挿入して一時的に止水したりするなど、諸々の工事に供される。以後の水道管の使用に際し、穿孔口の端面が露出していると、管内面を被覆するライニング層の界面に水が浸入し、或いは、発生した錆が管内に混入する恐れがあるため、穿孔口の端面には防食処置を施すことが望ましい。
そこで、従来は、例えば特許文献1〜4に開示されているように、ブッシングツールを利用して防食コアを穿孔口に内嵌し、それを穿孔口の端面に宛がうことにより防食処置を施している。しかし、穿孔口に防食コアを内嵌する作業では、防食コアが穿孔口に対して芯ずれ(中心位置のずれ)を生じていると、防食コアの先端が水道管の管外面に当接して、防食コアの内嵌が妨げられる。それ故、既存の手法では、穿孔口に対する防食コアの位置合わせの精度がシビアになりがちであった。
特開昭49−34021号公報 特公昭57−12916号公報 特開2008−144957号公報 特開2011−117572号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、穿孔口に対して芯ずれを生じていても防食コアを簡便に内嵌しうる防食コアの装着治具及び防食コアの装着方法を提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。即ち、本発明に係る防食コアの装着治具は、流体管の周壁に形成された穿孔口に防食コアを装着するための防食コアの装着治具において、操作機材の先端部に設けられる治具本体と、前記防食コアを支持して前記治具本体に取り付けられる支持部材とを備え、前記治具本体と前記支持部材との間に或いは前記支持部材それ自体に可撓部を設けることで、前記支持部材が支持する前記防食コアを前記穿孔口に対して傾斜しうるように構成したものである。この治具によれば、穿孔口に防食コアを内嵌するに際し、支持部材が支持する防食コアを穿孔口に対して傾斜しうるため、穿孔口に対して芯ずれを生じていても防食コアを簡便に内嵌できる。
この装着治具の一つの態様として、軸方向に延びる筒状部が前記治具本体及び前記支持部材の一方に設けられ、前記筒状部に隙間嵌めされる挿入部が前記治具本体及び前記支持部材の他方に設けられ、前記筒状部と前記挿入部との隙間に弾性体を介在させて前記可撓部が構成されているものが挙げられる。かかる構成によれば、弾性体の変形によって筒状部と挿入部との相対的な傾斜や偏心が可能となり、穿孔口に接近させた防食コアの先端が流体管の管外面に当接した際には、それらの傾斜や偏心に伴って防食コアが傾斜し、芯ずれに適切に対処することができる。
上記の装着治具では、前記弾性体を収容する凹溝又は一対の突起が、前記筒状部及び前記挿入部の少なくとも一方に形成され、その凹溝又は一対の突起に、前記弾性体の軸方向の変位を許容する空隙が設けられているものが好ましい。弾性体が軸方向に変位することにより、筒状部と挿入部との相対的な傾斜や偏心を円滑に発現せしめ、延いては防食コアを適切に傾斜させることができる。
この装着治具の他の態様として、前記支持部材が、前記穿孔口に対して前記防食コアを正対させる正対位置と、前記穿孔口に対して前記防食コアを傾斜させる傾斜位置との間で揺動可能に構成されていて、自然状態で傾斜位置となるように前記支持部材を付勢する付勢部材を設けて前記可撓部が構成されているものが挙げられる。かかる構成によれば、傾斜位置となるように支持部材が付勢されることで、予め防食コアが穿孔口に対して傾斜した状態となり、穿孔口に対して芯ずれを生じていても防食コアを簡便に内嵌できる。
上記の装着治具では、前記支持部材の揺動軸とそれが挿通される長孔との間に、前記穿孔口の径方向に沿った前記防食コアの変位を許容する遊びが設けられているものが好ましい。これによって、穿孔口の径方向に沿って防食コアが変位しうるため、より適切に芯ずれに対処できる。
また、本発明に係る防食コアの装着方法は、流体管の周壁に形成された穿孔口に防食コアを装着するための防食コアの装着方法において、操作機材の先端部に装着治具を介して取り付けた前記防食コアを、前記操作機材の操作により前記穿孔口に接近させて内嵌し、前記防食コアが有する筒状の胴部を前記穿孔口の端面に対面させ、遅くとも前記防食コアを前記穿孔口に内嵌し始めるときには、前記装着治具を部分的に傾斜させ、それに伴って前記防食コアを前記穿孔口に対して傾斜させるものである。この方法によれば、遅くとも防食コアを穿孔口に内嵌し始めるときには、防食コアを穿孔口に対して傾斜しうるため、穿孔口に対して芯ずれを生じていても防食コアを簡便に内嵌できる。
この装着方法では、自然状態にある前記防食コアの外径が、前記穿孔口の口径と同じかそれ以下であることが好ましい。これによって、防食コアを穿孔口に内嵌する作業が更に簡便になり、施工性を良好に向上できる。
この装着方法では、カッターを具備する穿孔機によって前記穿孔口を形成した後、前記カッターを取り外して代わりに前記装着治具を取り付け、その穿孔機を前記操作機材として防食コアの装着に供することが好ましい。この場合、穿孔機を操作機材として流用できることから、防食コアを装着するための専用の機材を別個に準備する必要がなく、施工に用いる機材の縮小化や省略化に資する。
この装着方法では、前記防食コアの先端に、軸方向に沿って延びる切り欠きが周方向の複数箇所に形成されていることが好ましい。穿孔口に接近させた防食コアの先端が流体管の管外面に当接した際に、防食コアの先端が撓んで縮径しやすくなるため、防食コアを穿孔口に内嵌するうえで都合がよい。
この装着方法では、前記防食コアの胴部を前記穿孔口の端面に対面させた状態から、前記胴部に形成されているスリットに楔ピースを挿入し、それに伴う拡径によって前記穿孔口の端面に前記胴部を押し当てることが好ましい。楔ピースを挿入することで穿孔口の端面に防食コアの胴部を押し当てられるため、防食処置を簡便に施すことができ、施工性に優れたものとなる。
本発明に係る防食コアの装着治具の一例を示す断面図 防食コアを傾斜させた状態を示す断面図 治具本体と支持部材を示す斜視図 防食コアの支持構造の変形例を示す部分断面図 防食コアの(A)正面図と(B)平面図 コア本体の(A)正面側斜視図と(B)側面側斜視図 楔ピースの(A)斜視図と(B)平面図 楔ピースを仮保持した状態における(A)防食コアの斜視図と(B)スリットの拡大図 防食コアを穿孔口に内嵌した状態を示す断面図 防食コアを拡径した状態を示す断面図 防食コアの変形例を示す断面図 本発明に係る防食コアの装着治具の別例を示す断面図 支持部材の(A)正面図と(B)側面図 防食コアを穿孔口に内嵌した状態を示す断面図 防食コアを拡径した状態を示す断面図
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1には、水道管10(流体管の一例)の周壁に形成された穿孔口11に防食コア1を装着するための防食コアの装着治具6を示している。水道管10は、ダクタイル鋳鉄などの金属製であって、穿孔口11の端面12には金属材の素地が現れている。水道管10の内面は、モルタルや樹脂で形成されたライニング層13により被覆されている。端面12の防食処置は、穿孔口11に防食コア1を内嵌し、その胴部21を端面12に宛がうことにより行われる(図10参照)。
装着治具6は、操作機材7の先端部に設けられる治具本体5と、防食コア1を支持して治具本体5に取り付けられる支持部材4とを備える。治具本体5は、操作機材7に対して着脱自在に設けられており、本実施形態では、操作機材7との接続に供される雄ねじ部51や雌ねじ部52(図3参照)が形成されている。支持部材4は、治具本体5とは別部材で構成され、後述するように治具本体5に対して軸方向に相対移動可能に組み合わされている。治具本体5と支持部材4の材質は特に限定されないが、SS400などのステンレス鋼が好ましく採用される。
この装着治具6では、治具本体5と支持部材4との間に可撓部60を設けてあり、これによって支持部材4が支持する防食コア1を穿孔口11に対して傾斜しうるように構成されている。図1では防食コア1が傾斜しておらず、穿孔口11の軸方向11Aと防食コア1の軸方向1Aが平行であるのに対し、図2では防食コア1が傾斜し、軸方向11Aに対して軸方向1Aが斜めになっている。図2は、可撓部60の機能によって装着治具6を部分的に傾斜させ、具体的には装着治具6が備える支持部材4を傾斜させた状態を示す。
本実施形態では、軸方向11Aに延びる筒状部41が支持部材4に設けられ、筒状部41に隙間嵌めされる挿入部53が治具本体5に設けられ、その筒状部41と挿入部53との隙間に弾性体61を介在させて可撓部60が構成されている。支持部材4は、この筒状部41と挿入部53との嵌合によって治具本体5に仮固定されている。防食コア1を傾斜させる外力が作用した場合には、弾性体61の変形とともに、筒状部41と挿入部53との相対的な傾斜や偏心を生じ、図2のように防食コア1が傾斜する。
弾性体61はゴム製のOリングで構成され、図3のように筒状部41の内周面に沿って環状に配置されている。筒状部41の内周面には、弾性体61を収容する凹溝42が形成されている。挿入部53の外周面には、弾性体61を挟むように位置する一対の突起54が形成されている。凹溝42の溝幅と突起54の間隔は弾性体61の厚みよりも大きく、凹溝42と一対の突起54には、それぞれ弾性体61の軸方向の変位を許容する空隙が設けられている。このため、筒状部41と挿入部53との相対的な傾斜や偏心を円滑に発現せしめ、延いては防食コア1を適切に傾斜させることができる。
本実施形態では、治具本体5に挿入部53を設け、支持部材4に筒状部41を設けているが、これらを逆にして、治具本体5に筒状部を設け、支持部材に挿入部を設けることも可能である。また、突起54は、弾性体61に沿って環状に連続するものに限られず、断続的に延びていても構わない。弾性体61の収容構造としては、凹溝又は一対の突起を、筒状部及び挿入部の少なくとも一方に形成することが考えられる。但し、支持部材4の過度の傾斜や偏心、並びに、弾性体61の抜け出しや過圧縮を規制するうえでは、本実施形態のように凹溝と一対の突起を併用することが好ましい。
支持部材4は、防食コア1の後方に内嵌される円筒状体をなし、その外周面には、Oリングからなる弾性体62を収容する凹溝43と、凹溝43よりも後方に位置する鍔部44が形成されている。支持部材4は、その弾性体62の弾性力により防食コア1を支持している。鍔部44は、防食コア1の内径よりも大きい外径を有し、軸方向に沿って後方から防食コア1に当接する。空所45は、鍔部44の周方向の一部が欠落することで形成されている。治具本体5は、支持部材4に内嵌される円柱状体をなし、その側方には、軸方向に沿って空所45に侵入可能な押圧部55が設けられている。
本実施形態では、支持部材4と防食コア1との間に弾性体62を介在させた例を示すが、これに限られるものではなく、防食コア1を脱落させずに支持しうる限り、例えば図4のように構成しても構わない。この構造では、防食コア1の内周面に形成された仮止め突起28の先端を、支持部材4の外周面に形成された浅い窪み46に軽く嵌入させており、このような嵌入部が周方向の複数箇所(例えば4箇所)に設定される。仮止め突起と窪みの位置関係は、逆であっても構わない。
本実施形態では、図5に示した防食コア1が使用される。防食コア1は、図6のコア本体2と、図7の楔ピース3とを備える。コア本体2は、穿孔口11の端面12に面する筒状の胴部21を有し、その胴部21に軸方向に延びるスリット22が形成されている。コア本体2は、スリット22で周方向に分断された一つ割りのC字状円筒体で構成されている。コア本体2の先端には、水道管10の内部に配される突起23が形成され、コア本体2の後端には、水道管10の外部に配される鍔部24が形成されている。防食コア1を穿孔口11に内嵌した際には、水道管10の管外面に鍔部24が当接する。
図6では、外力が作用していない自然状態のコア本体2を示している。本実施形態では、スリット22が、相対的に間隔の大きい幅広部22aと、相対的に間隔の小さい幅狭部22bとを有する。幅狭部22bは、幅広部22aの前方(水道管10側)に連なっていて、それぞれが前方に向かって間隔を漸減させている。スリット22は、このような段状に形成されたものに限られず、段差のないV字状をなすものでも構わない。ここで、前方とは、防食コア1を穿孔口11に内嵌する向きとなる軸方向の一方側を指し、後方は、その逆を指す。
楔ピース3は、コア本体2とは別部材で構成され、スリット22に挿入されて、図5のようにコア本体2に取り付け固定される。楔ピース3は、図7のように側方に向けて開放したコの字状のガイド部31,32を有し、スリット22で分断されてなるコア本体2の周端が、このガイド部31,32を軸方向に通る。また、楔ピース3は、自然状態のコア本体2における幅狭部22bの間隔よりも幅広に形成された楔柱部33を有し、これがスリット22の間隙に押し入れられる。
防食コア1は、スリット22への楔ピース3の挿入によってコア本体2が拡径し、穿孔口11の端面12に胴部21が押し当てられるように構成されている。即ち、図5のコア本体2では、スリット22に楔ピース3が完全に挿入されていて、楔柱部33が幅狭部22bに押し入っており、自然状態にある図2のコア本体2よりもスリット22の間隔が大きく、外径が拡張された状態にある。本実施形態では、スリット22及び楔ピース3が上記の如き形状を有することにより、楔ピース3がスリット22に押し込まれるにつれて、スリット22の間隔が徐々に大きくなる。
図5,6では記載を省略しているが、胴部21の外周には、図8に示すように、穿孔口11の端面12に密着するシール材25が設けられている。図8では、楔ピース3が完全に挿入されておらず、後述する仮保持の状態にある。図5のようにスリット22に楔ピース3を完全に挿入したときには、スリット22及びそれに挿入された楔ピース3にシール材25が外周側から被さることになる。シール材25は、穿孔口11の端面12に沿って環状に配され、例えばゴムライニングによって形成されるが、その他の弾性材料も使用可能である。
防食コア1の材質は特に制限されないが、形成が簡単で耐錆性を有し且つ安価という利点に鑑み、ポリエチレンなどの樹脂材でコア本体2を形成していることが好ましい。同様の理由により、楔ピース3も樹脂材で形成されることが好ましい。本実施形態では、防食コア1の先端に、具体的にはコア本体2の先端に、軸方向に沿って延びる切り欠き27が周方向の複数箇所に形成されている。このため、内嵌時に防食コア1の先端が撓んで縮径しやすくなり、芯ずれに対処するうえで都合がよい。
図8における楔ピース3は、スリット22で分断されてなるコア本体2の周端の間に挟持され、拡径前のコア本体2が楔ピース3を仮保持している。この仮保持の状態では、スリット22に楔ピース3が完全に挿入されておらず、楔柱部33が幅狭部22bに押し入っていない。それでいて、楔ピース3がコア本体2に取り付けられており、それらを一緒に取り扱いうることから、防食コア1の使い勝手が格段に良くなる。
仮保持された楔ピース3はスリット22に途中まで挿入され、幅狭部22bにおけるコア本体2の周端がガイド部31に係合している。この仮保持された楔ピース3を軸方向に押し込むことによって、スリット22に楔ピース3を挿入できるため、仮保持を解除するための特段の作業は不要であり、施工性に優れたものとなる。コア本体2に楔ピース3を仮保持させる構造としては、本出願人による特願2012−032965号(2012年2月17日出願、本願出願時において未公開)に記載のような係合片を利用したものでも構わない。
本実施形態で使用される防食コア1は、上記の如き構成により穿孔口11への内嵌後に拡径しうることから、自然状態にある防食コア1の外径(胴部21の外径D21)は、穿孔口11の口径D11と同じかそれ以下でよい。これにより、防食コア1を穿孔口11に内嵌する作業が簡便になり、施工性を良好に向上できる。但し、外径D21が小さ過ぎると、拡径量を大きくしなければならず、楔ピース3の装着が不安定になる恐れがある。そこで、本実施形態では、図1のように外径D21を口径D11よりも僅かに小さくしており、その差は例えば1〜2mmである。
外径D21と口径D11との差を小さくすることで、必要とされる防食コア1の拡径量が抑えられ、楔ピース3を安定して装着できるが、その反面、穿孔口11に対する防食コア1の位置合わせの精度がシビアになり、芯ずれの影響を受けやすくなる。防食コア1が穿孔口11に対して芯ずれしていると、防食コア1の先端が水道管10の管外面に当接することで防食コア1の内嵌が妨げられるうえ、本実施形態であれば、楔ピース3が押圧部55により押し込まれ、防食コア1が内嵌前に拡径される恐れがある。
装着治具6は、このような不都合を解消しうるものであり、多少の芯ずれが生じていても、支持部材4が支持する防食コア1を穿孔口11に対して傾斜させることで、防食コア1を穿孔口11に簡便に内嵌しうるように構成されている。また、芯ずれに限られず、例えば穿孔口11の口径のバラツキにより防食コア1の内嵌が困難となる状況であっても、防食コア1の傾斜によって対処できる場合がある。
装着治具6を用いて装着される防食コアの外径は、自然状態において穿孔口11の口径D11より大きくてもよく、かかる場合であっても、防食コアを穿孔口11に対して傾斜させることにより内嵌の簡便化を図れる。但し、そのような外径の大きい防食コアは穿孔口11に強く押し込む必要があり、施工性が悪化する傾向にあるため、防食コアの外径は、上述のように穿孔口の口径と同じかそれ以下にしておくことが好ましい。
次に、装着治具6を用いた防食コア1の装着方法について説明する。以下で具体的に説明するように、この方法では、操作機材7の先端部に装着治具6を介して取り付けた防食コア1を、操作機材7の操作により穿孔口11に接近させて内嵌し、防食コア1が有する筒状の胴部21を穿孔口11の端面12に対面させる。また、遅くとも防食コア1を穿孔口11に内嵌し始めるときには、装着治具6を部分的に傾斜させ、それに伴って防食コア1を穿孔口11に対して傾斜させる。図示の便宜上、図1,2,9,10では雄ねじ部51を正面視で示し、図2,9,10では操作機材7の記載を省略する。
まずは、操作機材7の先端部に装着治具6を取り付け、楔ピース3が仮保持された防食コア1を支持部材4で支持する。楔ピース3は空所45内に配置され、その後方に押圧部55が配置される。次に、操作機材7を操作し、図1のように防食コア1を穿孔口11に接近させる。このとき、芯ずれなどに起因して防食コア1の先端が水道管10の管外面に当接すると、図2のように弾性体61が支点となり支持部材4が治具本体5に対して傾斜する。その結果、防食コア1が穿孔口11に対して傾斜し、防食コア1の先端が穿孔口11を通過しやすくなって、防食コア1を円滑に内嵌できる。
傾斜した防食コア1を内嵌する際には、鍔部24の一部(図2では右側部分)が先んじて水道管10の管外面に当接し、次いで鍔部24の残部(図2では左側部分)が水道管10の管外面に当接して、防食コア1が水道管10に対して位置決めされる。この過程で、治具本体5に対する支持部材4の傾斜は次第に小さくなり、最終的には図9のように防食コア1の傾斜は解消される。図9では、穿孔口11の軸方向11Aと防食コア1の軸方向1Aが平行になっており、胴部21が適切に端面12と対面している。
このように胴部21を端面12に対面させた状態では、鍔部44が鍔部24に当接し、支持部材4は水道管10に対して位置決めされている。本実施形態の装着方法においては、胴部21を端面12に対面させた状態から、スリット22に楔ピース3を挿入し、それに伴う拡径によって端面12に胴部21を押し当てる。また、装着治具6は、防食コア1を穿孔口11に内嵌した状態から治具本体5を前方(水道管10側)に移動させることにより、楔ピース3を軸方向に押し込んでスリット22に挿入しうるように構成されている。
即ち、図9の状態から更に操作機材7を前方に押し込むと、治具本体5が支持部材4に対して軸方向に相対移動を開始し、穿孔口11に接近する。このとき、治具本体5の押圧部55が、空所45を通過しながら、図10に示すように楔ピース3を軸方向に押し込んでスリット22に挿入する。この楔ピース3の挿入によって防食コア1の拡径(コア本体2の拡径)が発現し、それに応じて胴部21がシール材25を介して端面12に密着する。押し込まれた楔ピース3は、その頭部が水道管10の管外周面に当接するため、それ以上に押し込まれることがない。
コア本体2は、スリット22で周方向に分断されているが、そのスリット22の間隙に楔ピース3が介在することで強度的に向上し、防食コア1は穿孔口11に安定して装着される。防食コア1は、コア本体2に楔ピース3を取り付け固定した状態で、以後の水道管10の使用に供される。楔ピース3には、水道管10の内部に配されて穿孔口11の管内面に係合しうるストッパー36が設けられており(図7参照)、図10のように、これによって楔ピース3がコア本体2から抜け出ない。
穿孔口11に内嵌された防食コア1は、少なくとも拡径後において、穿孔口11の管内面に突起23を係合させ、穿孔口11から抜け出ないように取り付けられる。突起23は省略可能であり、コア本体2の鍔部24より前方の部分を寸胴にしても構わない。その場合であっても、本実施形態のように防食コア1の先端に切り欠き27を形成していれば、図11のように拡径に伴ってコア本体2の先端が外側に反り返り、穿孔口11に防食コア1を堅固に装着することができる。
防食コア1を穿孔口11に装着した後は、操作機材7を引き上げて装着治具6を退去させ、防食コア1のみを穿孔口11に残置する。以上のように、図1の状態から操作機材7を水道管10側に移動させるだけで、防食コア1の穿孔口11への内嵌や、スリット22への楔ピース3の挿入、防食コア1の拡径といった種々の動作を含む防食コア1の装着作業を一連に実施することができ、施工性に優れる。
穿孔口11は、不断水穿孔により前以て形成されている。不断水穿孔では、特開2002−321109号公報などで開示されるように、カッターを具備する穿孔機が用いられる。かかる穿孔機によって穿孔口11を形成した後、カッターを取り外して代わりに装着治具6を取り付け、その穿孔機を操作機材7として防食コア1の装着に使用すれば、ブッシングツールのような専用の機材が不要になるため好ましい。穿孔機はブレが少なくなるように設計されているため、通常であれば芯ずれに対処することは困難であるが、上記の如き治具や方法を利用することで解消できる。
前述の実施形態では、治具本体5と支持部材4との間に可撓部60を設けてある例を示したが、図12に示すように支持部材それ自体に可撓部を設けることも可能である。図12以降で示す実施形態は、以下に説明する構成の他は、前述の実施形態と同様の構成であるので、共通点を省略して主に相違点について説明する。前述の実施形態で説明した部材や部位に相当する部材や部位には同じ符号を付し、重複した説明を省略する。また、操作機材については図示を省略している。
図12の装着治具6は、操作機材の先端部に設けられる治具本体5と、防食コア1を支持して治具本体5に取り付けられる支持部材4とを備える。支持部材4は、図13に示すような後方側部材4Aと前方側部材4Bとを備え、それらがヒンジで連結されている。この装着治具6では、支持部材4それ自体に可撓部60を設けてあり、これによって支持部材4が支持する防食コア1を穿孔口11に対して傾斜しうるように構成されている。
支持部材4は、穿孔口に対して防食コア1を正対させる正対位置と、穿孔口に対して防食コア1を傾斜させる傾斜位置との間で揺動可能に構成されていて、自然状態で傾斜位置となるように支持部材4を付勢する付勢部材47を設けて可撓部60が構成されている。図12の支持部材4は自然状態にあり、薄板バネで構成された付勢部材47によって傾斜位置に付勢されている。これにより防食コア1は前以て傾斜し、穿孔口の軸方向に対して防食コア1の軸方向は斜めになる。一方、支持部材4が正対位置にあると、図14のように穿孔口11の軸方向11Aに対して防食コア1の軸方向1Aが平行になる。
防食コア1を装着する際には、前述の実施形態と同様に、操作機材の先端部に装着治具6を介して取り付けた防食コア1を、操作機材の操作により穿孔口11に接近させて内嵌し、防食コア1が有する筒状の胴部21を穿孔口11の端面12に対面させる。また、上記の如き構成により、防食コア1を穿孔口11に内嵌し始めるときには、既に装着治具6を部分的に傾斜させ、具体的には装着治具6の前方側部材4Bを傾斜させており、それに伴って防食コア1を穿孔口11に対して傾斜させることができる。
図12の状態から操作機材を押し込むに際し、防食コア1は穿孔口に対して既に傾斜しており、防食コア1の先端が穿孔口を通過しやすくなっているため、図14に示すように防食コア1が円滑に内嵌される。また、本実施形態では、支持部材4の揺動軸48(ヒンジピン)とそれが挿通される長孔49との間に、穿孔口11の径方向(この図例では図14の左右方向に相当)に沿った防食コア1の変位を許容する遊びを設けているため、より適切に芯ずれに対処できる。
図14のように支持部材4と防食コア1が水道管10に対して位置決めされた状態においては、付勢部材47の付勢に抗して支持部材4が正対位置となる。この状態から更に操作機材を押し込むと、治具本体5が支持部材4に対して軸方向に相対移動を開始し、穿孔口11に接近する。そして、図15のように楔ピース3を軸方向に押し込んで防食コア1を拡径し、端面12に胴部21が押し当たって防食処置が施される。
防食コア1を穿孔口11に装着した後は、操作機材を引き上げて装着治具6を退去させ、防食コア1のみを穿孔口11に残置する。操作機材を水道管10側に移動させるだけで、防食コア1を穿孔口11に内嵌し、胴部21を端面12に対面させ、楔ピース3をスリット22に挿入し、防食コア1を拡径できるという点は、前述の実施形態と同様である。
本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
例えば、前述の実施形態では、防食コア1を穿孔口11に内嵌した後、治具本体5を押し込むことで防食コア1を拡径する例を示したが、そのような形態に限られない。よって、図1における治具本体5と支持部材4との間に揺動による可撓部を設けたり、図12における治具本体5を後方側部材4Aと一体化したりしてもよい。更には、図12の装着治具6において後方側部材4Aと前方側部材4Bを隙間嵌めし、それらの間に弾性体を介在させることで、支持部材4それ自体に可撓部を設けることも可能である。
前述の実施形態では、コア本体2を完全に分断したスリット22を採用し、それに楔ピース3を軸方向に挿入する例を示したが、これに代えて、コア本体を完全には分断しない(例えば前方側の間隔が無い)スリットを採用し、それに楔ピースを挿入するように構成してもよく、或いは、スリットに楔ピースを内面側から挿入し、それによってコア本体を拡径できるように構成しても構わない。更には、拡径機能を有しない防食コアでもよく、その場合には胴部にスリットを形成する必要がなく、楔ピースも不要となる。
本発明に係る防食コアの装着治具及び装着方法、更には、その装着治具と防食コアとを備えた穿孔口の防食装置は、不断水穿孔で設けられた穿孔口の端面に防食処置を施すうえで有効利用できるが、これらは不断水穿孔の工事で使用されるものに限られない。
前述の実施形態では、流体管として水道管を例に挙げたが、本発明はこれに限られるものではなく、水以外の各種の液体や気体、若しくは、液体と気体とが混在した流体などに用いられる流体管に適用できる。
1 防食コア
4 支持部材
5 治具本体
6 装着治具
7 操作機材
10 水道管(流体管の一例)
11 穿孔口
12 端面
21 胴部
27 切り欠き
41 筒状部
42 凹溝
47 付勢部材
48 揺動軸
49 長孔
53 挿入部
54 突起
60 可撓部
61 弾性体

Claims (10)

  1. 流体管の周壁に形成された穿孔口に防食コアを装着するための防食コアの装着治具において、
    操作機材の先端部に設けられる治具本体と、前記防食コアを支持して前記治具本体に取り付けられる支持部材とを備え、
    前記治具本体と前記支持部材との間に或いは前記支持部材それ自体に可撓部を設けることで、前記支持部材が支持する前記防食コアを前記穿孔口に対して傾斜しうるように構成したことを特徴とする防食コアの装着治具。
  2. 軸方向に延びる筒状部が前記治具本体及び前記支持部材の一方に設けられ、前記筒状部に隙間嵌めされる挿入部が前記治具本体及び前記支持部材の他方に設けられ、前記筒状部と前記挿入部との隙間に弾性体を介在させて前記可撓部が構成されている請求項1に記載の防食コアの装着治具。
  3. 前記弾性体を収容する凹溝又は一対の突起が、前記筒状部及び前記挿入部の少なくとも一方に形成され、その凹溝又は一対の突起に、前記弾性体の軸方向の変位を許容する空隙が設けられている請求項2に記載の防食コアの装着治具。
  4. 前記支持部材が、前記穿孔口に対して前記防食コアを正対させる正対位置と、前記穿孔口に対して前記防食コアを傾斜させる傾斜位置との間で揺動可能に構成されていて、自然状態で傾斜位置となるように前記支持部材を付勢する付勢部材を設けて前記可撓部が構成されている請求項1に記載の防食コアの装着治具。
  5. 前記支持部材の揺動軸とそれが挿通される長孔との間に、前記穿孔口の径方向に沿った前記防食コアの変位を許容する遊びが設けられている請求項4に記載の防食コアの装着治具。
  6. 流体管の周壁に形成された穿孔口に防食コアを装着するための防食コアの装着方法において、
    操作機材の先端部に装着治具を介して取り付けた前記防食コアを、前記操作機材の操作により前記穿孔口に接近させて内嵌し、前記防食コアが有する筒状の胴部を前記穿孔口の端面に対面させ、
    遅くとも前記防食コアを前記穿孔口に内嵌し始めるときには、前記装着治具を部分的に傾斜させ、それに伴って前記防食コアを前記穿孔口に対して傾斜させることを特徴とする防食コアの装着方法。
  7. 自然状態にある前記防食コアの外径が、前記穿孔口の口径と同じかそれ以下である請求項6に記載の防食コアの装着方法。
  8. カッターを具備する穿孔機によって前記穿孔口を形成した後、前記カッターを取り外して代わりに前記装着治具を取り付け、その穿孔機を前記操作機材として防食コアの装着に供する請求項6又は7に記載の防食コアの装着方法。
  9. 前記防食コアの先端に、軸方向に沿って延びる切り欠きが周方向の複数箇所に形成されている請求項6〜8いずれか1項に記載の防食コアの装着方法。
  10. 前記防食コアの胴部を前記穿孔口の端面に対面させた状態から、前記胴部に形成されているスリットに楔ピースを挿入し、それに伴う拡径によって前記穿孔口の端面に前記胴部を押し当てる請求項6〜9いずれか1項に記載の防食コアの装着方法。
JP2013073753A 2013-03-29 2013-03-29 防食コアの装着治具及び防食コアの装着方法 Active JP5998096B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013073753A JP5998096B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 防食コアの装着治具及び防食コアの装着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013073753A JP5998096B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 防食コアの装着治具及び防食コアの装着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014199074A JP2014199074A (ja) 2014-10-23
JP5998096B2 true JP5998096B2 (ja) 2016-09-28

Family

ID=52356108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013073753A Active JP5998096B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 防食コアの装着治具及び防食コアの装着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5998096B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6894684B2 (ja) * 2016-09-27 2021-06-30 株式会社水道技術開発機構 コンクリート製構造体の流路被覆処理工法及びそれに用いられる被覆筒体

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0942567A (ja) * 1995-08-01 1997-02-14 Cosmo Koki Co Ltd 管の穿孔部保護スリーブ
JP4531479B2 (ja) * 2004-08-06 2010-08-25 株式会社キッツ 防食スリーブ
JP4791033B2 (ja) * 2004-12-20 2011-10-12 株式会社日邦バルブ 防食コア取付け用工具
JP2010216548A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Kitz Corp 分水栓用防食コア
JP2012180889A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Cosmo Koki Co Ltd 軸心保持部材
JP5813492B2 (ja) * 2011-12-14 2015-11-17 コスモ工機株式会社 防錆装置
JP5840023B2 (ja) * 2012-02-17 2016-01-06 株式会社水道技術開発機構 穿孔口の防食方法及び穿孔口の防食装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014199074A (ja) 2014-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100261958B1 (ko) 아이조인트와 세경금속관의 연결구조 및 연결방법
JP4644063B2 (ja) 管接続構造体
EP2581636B1 (en) Pipe joint and method for mounting pipe joint
US20050248152A1 (en) Pressed-connection arrangement
US7837234B2 (en) Pipe joint unit and method of manufacturing the same
JP2006010010A (ja) 管継手
JP2011106596A (ja) 管継手
JP5019971B2 (ja) 管継手
JP5998096B2 (ja) 防食コアの装着治具及び防食コアの装着方法
JP2010151305A (ja) 管の接続装置
JP2017187132A (ja) ホースクリップ
CN107448683B (zh) 管道固定装置
JP5840023B2 (ja) 穿孔口の防食方法及び穿孔口の防食装置
JP2009233704A (ja) 配管溶接に用いる裏当て治具
JP2006300127A (ja) 止め具
JP5485467B1 (ja) アンカー装置とこれを用いた配管等の支持具
JP5721392B2 (ja) 管継手
JP5468370B2 (ja) 防食スリーブ
JP2010175028A (ja) 管継手及びパッキン輪
JP2020101187A (ja) 離脱防止装置
JP6490910B2 (ja) 取外し冶具
KR20060059165A (ko) 관이음매용 로크링의 제조방법
JP2007309345A (ja) 固定具
WO2012095989A1 (ja) ホースクランプ
JP6571987B2 (ja) 継手部の構造および管の敷設方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5998096

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250