JP4847121B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
中間転写体に重ね合わされた画像は、別の転写手段により紙などの記録媒体に転写され、定着された記録媒体は装置外に排出される。
より具体的には、本発明の第1の目的は、走査記録ビームが1つの場合でも、偏向器の回転位相や中間転写体の駆動制御をすることなく、色ずれを低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の第2の目的は、第1の目的に加え、複数ビームの先頭ビームを切替えたりすることなく、色ずれを低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の第3の目的は、第1または第2の目的に加え、簡易な光学系で色ずれを低減でき、さらには、光源の発光/消光による温度クロストークなどを抑え、光量変動を低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の第4の目的は、第1または第2の目的に加え、光源ばらつきの影響が無く、色ずれを低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の第5の目的は、第1〜4のいずれかの目的に加え、記録ビームの(走査)光路の違いによる主走査ドット位置ずれを低減し、色ずれを低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の第6の目的は、第1〜5のいずれかの目的に加え、光路切替による影響を取り除いて、確実に色ずれを低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の第7の目的は、第6の目的に加え、光路切替に応答時間のかかる場合でも、確実に色ずれを低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
を目的とする。
本発明の第8の目的は、第1〜7のいずれかの目的に加え、画像に応じた適切な制御を選択することで無駄な制御を省いて色ずれを低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の手段は、画像担持体と中間転写体を有し、前記画像担持体に形成した画像を前記中間転写体に転写することで重ね画像を形成する画像形成装置であって、前記中間転写体の移動面に対向して配置した画像形成手段を一つまたは複数有し、該画像形成手段は、1つの画像担持体と、1つの書き込み手段と、少なくとも2つ以上の現像手段を有し、前記画像担持体に前記書き込み手段により形成される静電潜像を、少なくとも2つ以上の現像手段から1つを選択して現像を行うように構成された画像形成装置において、前記書込み手段は、光路が異なる複数の記録ビームと、偏向面が所定の角度差を有して同一軸に取付けられる前記複数のビームに対応付けられた複数の偏向器を有し、前記中間転写体に設けられた前記画像形成手段の記録開始基準となるマークを検出して記録開始信号を生成する手段と、前記複数の記録ビームの内予め指定された1つのビームを検出して同期信号を生成する手段と、前記記録開始信号と前記同期信号との時間差を検出する時間差検出手段を有し、前記時間差検出手段の検出時間に応じて、各色の先頭位置ずれが最小となるように2色目以降の偏向器を複数の偏向器の中から選択して、その偏向器に対応した記録ビームのみを用いて画像形成することを特徴とする(請求項1)。
また、本発明の第3の手段は、第1または第2の手段の画像形成装置において、前記複数の偏向器に入射する複数の記録ビームは、複数の発光源から発せられることを特徴とする(請求項3)。
さらに本発明の第4の手段は、第1または第2の手段の画像形成装置において、前記記録ビームを1つの発光源から生成し、その光路を切替える機能を有した光学素子を用いることで複数のビームを可能として複数の偏向器を使用することを特徴とする(請求項4)。
また、本発明の第6の手段は、第1〜第5のいずれか一つの手段の画像形成装置において、前記マークの検知後、予め指定されたビームで生成される同期信号を、前記ベルマーク検知後の最初の同期信号から計数し、所定数計数後の前記同期信号を画像形成開始有効信号として、各画像形成手段による画像形成を開始することを特徴とする(請求項6)。
さらに本発明の第7の手段は、第6の手段の画像形成装置において、光路切替機能を有した光学素子が、光路切替に要する時間を満足するよう前記同期信号の計数の所定数を設定したことを特徴とする(請求項7)。
さらにまた、本発明の第8の手段は、第1〜第7のいずれか一つの手段の画像形成装置において、前記書込み手段は、形成する画像データから、副走査方向の色ずれ低減が要求されるデータか否かを判定して、該判定結果に応じて、前記偏向器の切替を制御するようにしたことを特徴とする(請求項8)。
また、第3の手段の画像形成装置では、第1または第2の手段の構成に加えて、前記複数の偏向器に入射する複数の記録ビームは、複数の発光源から発せられることにより、簡易な光学系で色ずれを低減することができる。
さらに第4の手段の画像形成装置では、第1または第2の手段の構成に加え、前記記録ビームを1つの発光源から生成し、その光路を切替える機能を有した光学素子を用いることで複数のビームを可能として複数の偏向器を使用することにより、光源ばらつきの影響が無く、色ずれを低減することができる。
また、第6の手段の画像形成装置では、第1〜第5のいずれか一つの手段の構成に加え、前記マークの検知後、予め指定されたビームで生成される同期信号を、前記ベルマーク検知後の最初の同期信号から計数し、所定数計数後の前記同期信号を画像形成開始有効信号として、各画像形成手段による画像形成を開始することにより、光路切替による影響を取り除いて、確実に色ずれを低減することができる。
さらに本発明の第7の手段の画像形成装置では、第6の手段の構成に加え、光路切替機能を有した光学素子が、光路切替に要する時間を満足するよう前記同期信号の計数の所定数を設定したことにより、光路切替に応答時間のかかる場合でも、確実に色ずれを低減することができる。
さらにまた、本発明の第8の画像形成装置では、第1〜第7のいずれか一つの手段の構成に加え、前記書込み手段は、形成する画像データから、副走査方向の色ずれ低減が要求されるデータか否かを判定して、該判定結果に応じて、前記偏向器の切替を制御するようにしたことにより、画像に応じた適切な制御を選択することができ、無駄な制御を省いて色ずれを低減することができる。
走査型書込み手段により被走査体である画像担持体に画像を形成し、前記画像を中間転写体上に転写する工程を色毎に複数回繰り返し,前記画像を色毎に順次重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置の基本構成の一例を図1に示す。
帯電手段2としては、帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電チャージャなど種々の形態のものがあるが、特に限定されるものではなく適宜選択して用いられる。
書き込み手段3は、レーザ走査光学系を用いた走査型であり、光路が異なる複数の記録ビームを生成する手段(例えば複数の発光源(半導体レーザ等)、あるいは、一つの発光源と光路切替用の光学素子)と、偏向面が所定の角度差を有して同一軸に取付けられる前記複数のビームに対応付けられた複数の偏向器(例えば同一軸に多段に取付けられた回転多面鏡(ポリゴンミラーとも言う))と、偏向器で偏向された記録ビームを画像担持体1に導き照射する光学系(fθレンズ等の走査用レンズ、面倒れ等の補正レンズ、ミラー等)を有する構成である。
クリーニング手段6としては、クリーニングブレード、クリーニングブラシ、クリーニングローラなど種々の形態のものがあるが、特に限定されるものではなく適宜選択して用いられる。
なお、図示していないが、必要に応じて転写後の画像担持体1を除電する除電手段が設けられる。
また、定着手段16としては、加熱手段を有する定着ローラと加圧ローラを組み合わせたものや、加熱手段を有する定着ベルトと加圧ローラ(または加圧ベルト)を組み合わせたものなど種々の形態のものがあるが、特に限定されるものではなく適宜選択して用いられる。
まず、単色画像(通常は白黒画像)を形成する場合、画像担持体1が図中の矢印の向きに回転され、帯電手段2によりその表面が帯電される。また、画像担持体1の回転と同時に中間転写体7が図中の矢印の向きに回動され、マーク検出器35により中間転写体7上のマークが検出される。そしてマークが検出されると、書き込み手段3が画像データに基づく露光を開始し、画像担持体1に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像手段4の選択された現像器(例えばブラック用の現像器4K)によりトナー像として顕像化され、中間転写体7との接点において一次転写手段5により中間転写体7に一次転写される。転写後の画像担持体1はクリーニング手段6により、転写残トナーがクリーニングされる。
図14はその一例を示す画像形成装置の概略構成図であり、図1の一つの画像形成手段に代えて、2つの画像形成手段を中間転写体7に沿って並設したものである。なお、その他の構成、動作は図1と同様である。
書き込み手段3は、レーザ走査光学系を用いた走査型であり、光路が異なる複数の記録ビームを生成する手段(例えば複数の発光源(半導体レーザ等)、あるいは、一つの発光源と光路切替用の光学素子)と、偏向面が所定の角度差を有して同一軸に取付けられる前記複数のビームに対応付けられた複数の偏向器(例えば同一軸に多段に取付けられた回転多面鏡(ポリゴンミラーとも言う))21,22を有する偏向手段20と、偏向器で偏向された記録ビームを画像担持体1に導き照射する光学系(fθレンズ等の走査用レンズ31、面倒れ等の補正レンズ32、ミラー33等)と、同期信号検出用の光検出器34などを有する構成である。
まず、本発明の第1の手段に係る画像形成装置の実施例を図2、図3、図4を用いて説明する。
図2に書込み手段3の一部を構成する複数の偏向器の一例を示す。なお、説明を簡単にするため、複数の偏向器として2つの偏向器21,22を用いた場合を考える。従って記録ビーム数も2つとする(1つの偏向器に記録ビーム1つ)。
図2(a)は2つのポリゴンミラー21,22の回転軸を紙面の垂直方向とした図であり、同図(b)は回転軸を紙面の平行方向とした図である。回転軸の上側に取付けられた第1ポリゴンミラー21と下側の第2ポリゴンミラー22の角度差は図のように30°となっている。
先に形成した画像の平均開始位置tc1に対して、Ps31の同期信号、つまり第2ポリゴンミラー22に入射する記録ビームで画像形成を行ったほうがドットずれを低減することができる。
また、4色目形成時も同様にして、先に形成した画像の平均開始位置tc2を求め、それに対してドットずれが小さくなる同期信号を選択して画像形成を行う。図の場合は同期信号Pf41で画像形成を行う。
Δt=|t1−tn|≦T/4
または、
Δt≧3T/4
の場合は、1色目と同じポリゴンミラー(第1ポリゴンミラー21)に入射するビームを画像形成に用い、時間差Δtが、
t/4<Δt<3T/4
の場合は、1色目とは異なるポリゴンミラー(第2ポリゴンミラー22)に入射する記録ビームを用いて画像形成を行う。
また、画像形成に用いるポリゴンミラーを、このように中間転写体7のマーク信号と基準となる同期信号との時間差に応じて切替えることで、記録ビームが1つであっても色ずれを低減することができる。
本発明の第2の手段に係る画像形成装置の実施例を説明する。
1つのポリゴンミラーに入射する記録ビームが1つでポリゴンミラーを3つとした場合の例を図5、図6に示す。
ポリゴンミラー21,22,23が6面の場合、取り付け角は20°異なり、それぞれのポリゴンミラーで生成される同期信号のタイミングは図6のようになる。
また、4色目形成時も同様にして、先に形成した画像の平均開始位置tc2を求め、それに対してドットずれが小さくなる同期信号を選択して画像形成を行う。図の場合は同期信号Ps41で画像形成を行う。
Δt=|t1−tn|≦T/6
または、
Δt≧5T/6
の場合は、1色目と同じポリゴンミラーに入射するビームを画像形成に用い、
T/6<Δt<3T/6
の場合は、第2ポリゴンミラー22に入射する記録ビームを有効として画像形成を行い、
3T/6≦Δt<5T/6
の場合は、第3ポリゴンミラー23に入射する記録ビームを有効として画像形成を行う。
このように、ポリゴンミラーの数を増やすことで、色ずれをより低減することができる。また、ポリゴンミラーに入射するビーム数は2つ以上であってもよく、そのビーム数より多くのポリゴンミラーを設けることで、上記のように簡単な制御で色ずれを低減することができる。
次に本発明の第3の手段に係る画像形成装置の実施例を説明する。
本実施例では、複数の記録ビームを、複数の発光源(半導体レーザ(LD)アレイまたは複数のLD)で構成し、複数のポリゴンミラーから選択されたポリゴンミラーに対応する発光源を選択的に駆動する。このように、記録ビームを複数の発光源で構成することで、ビーム間ピッチを自由に設定できるので、光学系の自由度が高くなる。
図15において、中間転写体7上のマーク(ベルトマーク)はマーク検出器35で検出され、記録開始信号(マーク信号)発生手段37はマーク検出器35からの検出信号に基づいて記録開始信号(マーク信号)を発生する。一方、ポリゴンミラーで偏向走査される記録ビームは光検出器34で検出され、同期信号発生手段は、光検出器34からの検出信号に基づいて同期信号を発生する。時間差検出手段38は、記録開始信号と同期信号の時間差を検出し、書込制御手段39に出力する。
書込制御手段は、公知のマイクロコンピュータからなる演算処理部(CPU)、メモリ(ROM,RAM)、ラインバッファメモリ、画素クロック発生部、タイマー、カウンタ、入・出力(I/O)装置等からなり、時間差検出信号と、画像データ処理部40からの画像データに基づいて複数のポリゴンミラー(例えば第1ポリゴンミラー21、第2ポリゴンミラー22)から書き込みに使用するポリゴンミラーを選択し、光源選択信号発生手段41に送信する。また、これと並行して、一旦ラインバッファメモリに蓄積した画像データを光源駆動回路42に送信する。光源駆動回路42は、光源選択信号発生手段41からの光源選択信号に基づいて複数の光源24−1,24−2の中から点灯する光源を選択し、画像データに基づいて光源を駆動する。
ここで、ポリゴンミラーが2つの場合に生成される同期信号の一例を図8に示す(2色目、3色目にビーム切り替え)。
すべての光源を点灯させる場合、同期信号検出位置で常に点灯をさせるので、画像形成時の発熱変化による光量バラツキを低減することができる。
次に本発明の第4の手段に係る画像形成装置の実施例を説明する。
本実施例では、記録ビームの発光源を1つとして、コリメートした記録ビームがポリゴンミラーに入射する前に、記録ビームを透過または回折させる光学素子(光路切替素子)を配置する。そして、ポリゴンミラーが2つの場合は、光学素子(光路切替素子)を透過した記録ビームは基準となる第1ポリゴンミラー21に入射し、光学素子(光路切替素子)により回折した記録ビームは例えば第2ポリゴンミラー22(基準でないポリゴンミラー)に入射するように光路の切替制御を行う。
図16において、中間転写体7上のマーク(ベルトマーク)はマーク検出器35で検出され、記録開始信号(マーク信号)発生手段37はマーク検出器35からの検出信号に基づいて記録開始信号(マーク信号)を発生する。一方、ポリゴンミラーで偏向走査される記録ビームは光検出器34で検出され、同期信号発生手段は、光検出器34からの検出信号に基づいて同期信号を発生する。時間差検出手段38は、記録開始信号と同期信号の時間差を検出し、書込制御手段39に出力する。
書込制御手段は、公知のマイクロコンピュータからなる演算処理部(CPU)、メモリ(ROM,RAM)、ラインバッファメモリ、画素クロック発生部、タイマー、カウンタ、入・出力(I/O)装置等からなり、時間差検出信号と、画像データ処理部40からの画像データに基づいて複数のポリゴンミラー(例えば第1ポリゴンミラー21、第2ポリゴンミラー22)から書き込みに使用するポリゴンミラーを選択し、光路切替素子駆動回路30に送信する。光路切替素子駆動回路30は書込制御手段からの信号に基づいて光路切替素子26を駆動し、光路を切り替える。一方、これと並行して、書込制御手段39は、一旦ラインバッファメモリに蓄積した画像データを光源駆動回路42に送信する。光源駆動回路42は、画像データに基づいて光源24を駆動する。
回折角度は入射面に形成するホログラムパターンで制御できる。また、回折ビームを記録ビームとして用いる際には、光源駆動回路42で光源24の発光強度を制御し、回折ビームの光強度を、透過ビームと同じになるように制御する。
次に本発明の第5の手段に係る画像形成装置の実施例を説明する。
本実施例では、実施例1〜4のいずれかの構成に加え、基準ビーム(第1ポリゴンミラー21の入射ビーム)の主走査方向の複数点位置を予め求めておく。そして、基準ビーム以外で走査したときの前記複数点のドット位置が基準ビームで形成されるドット位置と一致するよう、書込制御手段39で基準ビーム以外の変調基準信号(画素クロック)の位相をシフト調整する。
そして、基準ビームでの基準ドット位置と合致するように、基準ビーム以外の画素クロックの位相(立上りエッジ、立下りエッジ)を図11に示すように、遅らせたり、早めたりする。
また、基準ビーム以外で画像形成を行う場合は、上記調整クロックを用いて記録ビームの変調を行う。
次に本発明の第6、第7の手段に係る画像形成装置の実施例を説明する。
一般に、同期信号から実際の画像形成(画像形成領域)までは図12に示すようにtwsの時間がある。
この時間内で、前述の時間差の比較結果並びに光路切替が行えれば問題ないが、3色目以降はすでに形成した画像の平均開始位置を求める演算時間が増える。
また、光路切替も、実施例3にような複数光源を用いる場合は問題ないが、実施例4のように、単一光源で光路切替素子を用いて光路を切替える場合には光路切替素子の応答時間を考慮する必要がある。
次に本発明の第8の手段に係る画像形成装置の実施例を説明する。
本実施例では、実施例1〜6のいずれかの構成に加え、形成する画像データに応じて、ポリゴンミラーの切替を制御するようにする。
ポリゴンミラーの切替を行うのは副走査方向の色(ドット)ずれを低減するためであり、副走査方向の色ずれの低減が要求される画像(横の細線)には有効であるが、主走査方向のずれが要求される画像(縦の細線)には有効ではない。そこで、主走査方向のずれが要求される画像(縦の細線)には、中間転写体7のマーク(ベルトマーク)と基準ビームの同期信号との時間差に拘らず、常に基準ビームで画像形成するようにする。
すなわち、書込制御手段39は形成する画像データから、副走査方向の色ずれが厳しいデータか否かを判定して、ずれ量が許されるデータと判定した場合には、時間差検出手段38による時間差の比較結果に拘らず、1色目の画像形成に用いたポリゴンミラーと同じポリゴンミラーで走査されるビームで画像形成を行うようにする。これにより、画像に応じた適切な制御を選択することができ、無駄な制御を省いて色ずれを低減することができる。
2:帯電手段
3:書き込み手段
4:現像手段
4Y,4M,4C,4K:現像器(現像手段)
5:一次転写手段
6:クリーニング手段
7:中間転写体
9:中間転写体のクリーニング手段
10A,10B:給紙カセット
11:給紙ローラ
12:分離ローラ
13:搬送ローラ
14:レジストローラ
15:二次転写手段
16:定着手段
17:排紙ローラ
18:排紙トレイ
19−1,19−2:プロセスカートリッジ
20:偏向手段
21:第1ポリゴンミラー(偏向器)
22:第2ポリゴンミラー(偏向器)
23:第3ポリゴンミラー(偏向器)
24,24−1,24−2:光源
25:コリメートレンズ
26,28:光路切替素子
27,29:ミラー
30:光路切替素子駆動回路
34:光検出器
35:マーク検出器
36:同期信号発生手段
37:記録開始信号発生手段
38:時間差検出手段
39:書込制御手段
40:画像データ処理部
41:光源選択信号発生手段
42:光源駆動回路
Claims (8)
- 画像担持体と中間転写体を有し、前記画像担持体に形成した画像を前記中間転写体に転写することで重ね画像を形成する画像形成装置であって、
前記中間転写体の移動面に対向して配置した画像形成手段を一つまたは複数有し、該画像形成手段は、1つの画像担持体と、1つの書き込み手段と、少なくとも2つ以上の現像手段を有し、前記画像担持体に前記書き込み手段により形成される静電潜像を、少なくとも2つ以上の現像手段から1つを選択して現像を行うように構成された画像形成装置において、
前記書込み手段は、光路が異なる複数の記録ビームと、偏向面が所定の角度差を有して同一軸に取付けられる前記複数のビームに対応付けられた複数の偏向器を有し、
前記中間転写体に設けられた前記画像形成手段の記録開始基準となるマークを検出して記録開始信号を生成する手段と、前記複数の記録ビームの内予め指定された1つのビームを検出して同期信号を生成する手段と、前記記録開始信号と前記同期信号との時間差を検出する時間差検出手段を有し、
前記時間差検出手段の検出時間に応じて、各色の先頭位置ずれが最小となるように2色目以降の偏向器を複数の偏向器の中から選択して、その偏向器に対応した記録ビームのみを用いて画像形成することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
複数設ける偏向器の数を同一偏向器に入射するビーム数よりも多くし、複数設ける偏向器で生成される同期信号の発生タイミングが、1つの偏向器に入射するビームから生成される同期信号周期を均等に分割するよう前記複数の偏向器の取付け角度を設定したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2記載の画像形成装置において、
前記複数の偏向器に入射する複数の記録ビームは、複数の発光源から発せられることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2記載の画像形成装置において、
前記記録ビームを1つの発光源から生成し、その光路を切替える機能を有した光学素子を用いることで複数のビームを可能として複数の偏向器を使用することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
基準となる記録ビーム(以下、基準ビームと言う)に対する各記録ビームの前記画像担持体上における走査倍率を予め求めておき、前記時間差検出手段の結果により選択された偏向器と、その選択された偏向器に対応した記録ビームを用いて画像形成する際に、該記録ビームの前記基準ビームに対する走査位置のずれに応じて、主走査変調基準信号である画素クロックの位相を切替えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
前記マークの検知後、予め指定されたビームで生成される同期信号を、前記ベルマーク検知後の最初の同期信号から計数し、所定数計数後の前記同期信号を画像形成開始有効信号として、各画像形成手段による画像形成を開始することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6記載の画像形成装置において、
光路切替機能を有した光学素子が、光路切替に要する時間を満足するよう前記同期信号の計数の所定数を設定したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
前記書込み手段は、形成する画像データから、副走査方向の色ずれ低減が要求されるデータか否かを判定して、該判定結果に応じて、前記偏向器の切替を制御するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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