JP4846721B2 - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置とその製造方法に関する。
近年、携帯電話等のモバイル機器の需要が増大するにつれ、モバイル機器用LSIの市場規模が急速に拡大している。大部分のモバイル機器はバッテリー駆動であり、長時間の使用に制約があるため、上記したLSI等の半導体装置には、高速動作に加え、低消費電力化が望まれている。
そのようなモバイル機器に搭載される半導体装置には様々なものがあるが、なかでもSRAM(Static Random Access Memory)は、他のメモリ素子に比べて高速動作が可能なことから、モバイル機器のシステムメモリ等に広く用いられている。SRAMは、一つのセルの構造から、6トランジスタ型や3トランジスタ型等に区別される。図1は、そのうちの6トランジスタ型SRAMの一つのセルの等価回路である。
図1に示されるように、このタイプのSRAMは、いずれもn型MOSトランジスタであるトランスファトランジスタTRT1、TRT2とドライバトランジスタTRD1、TRD2とを有する。更に、これらのトランジスタと共に、p型MOSトランジスタである二つのロードトランジスタTRL1、TRL2を図示のように接続することにより、電源電圧VDDと接地電位GNDとの間で駆動するSRAMの一つのセルが構成される。
図2は、このSRAMの平面図である。
図2に示されるように、このSRAMは、n型MOSトランジスタ用活性領域4と、p型MOSトランジスタ用活性領域5とをシリコン基板1に形成し、更にこれらの活性領域4、5の上にゲート絶縁膜(不図示)を介してゲート電極2を形成してなる。そして、各活性領域4、5とゲート電極2の上には、これらと不図示の金属配線とを電気的に接続して図1の等価回路を得るための複数の導電性プラグ3が形成される。
図3は、上記したゲート電極2と導電性プラグ3とを省き、各活性領域4、5の平面レイアウトを見易くした図である。
これに示されるように、n型MOSトランジスタ用活性領域4は、シリコン基板1に形成された素子分離絶縁膜6の第1開口6aによって画定される。また、p型MOSトランジスタ用活性領域5は、その素子分離絶縁膜6の第2開口6bによって画定される。
各活性領域4、5の平面レイアウトとしては様々なものが考案されているが、図3の例では、n型MOSトランジスタ用活性領域4を複数のセルに共通にすべく、その平面形状をストライプ状にしている。このようなSRAMは、ストライプ型SRAMと呼ばれ、SRAMが市場に出回った初期の頃に多く採用されたタイプであり、一時期は高集積化に不向きであるとされたが、近年ではむしろこのタイプが高集積化に有利であることが分かり、再び着目されている。
これに対し、図4は、ベント型と呼ばれるSRAMの平面図であり、図2で説明した要素には図2と同じ符号を付してある。そして、図5は、図4のゲート電極2を省き、各活性領域4、5の平面レイアウトを見易くした図である。
図5に示されるように、n型MOSトランジスタ用活性領域4は、上下の二つのセルに共通であり、各セルにおいて曲げられてループ状となっている。このように活性領域4を曲げることで、セルサイズが小さくなり、SRAMの高集積化を図ることが可能となる。
このようなベント型のSRAMについては、特許文献1の図7にも開示される。
ところで、図3に示したストライプ形SRAMでは、n型MOSトランジスタ用活性領域4が図の横方向の全てのセルに共通で、その長手方向の合計の長さが例えば50μm以上と非常に長くなる。活性領域4がこのように長いと、素子分離絶縁膜6とシリコン基板1の応力の違いに起因して、活性領域4のシリコン基板1に大きなストレスが加わることになる。そして、極端な場合には、図3の矢印Aの方向にシリコン基板1が素子分離絶縁膜6と相対的に移動することになる。
しかしながら、このようなストレスが生じると、シリコン基板1の活性領域4に導入される不純物の熱拡散係数が増大するので、例えばn型ソース/ドレイン領域用のn型不純物に対する活性化アニールの際に、ストレスが無い場合よりも上記のn型不純物が大きく拡散する。その結果、活性領域4の一部をソース/ドレイン領域とするドライバトランジスタTRD1(図2参照)において、ゲート電極2の下でソース/ドレイン領域同士の間隔が短くなる。こうなると、ドライバトランジスタTRD1がオフで待機状態となっていても、そのソース−ドレイン間にサブスレッショルドリークと呼ばれるリーク電流が流れ、待機状態におけるドライバトランジスタTRD1の消費電力が増大する。
また、これと同様の問題が、上記の活性領域4の一部をソース/ドレイン領域とするトランスファトランジスタTRT1にも発生する。
そして、n型MOSトランジスタのチャネル領域に注入されるp型不純物としてボロン(B)を使用する場合は、ボロンの熱拡散係数が他の不純物と比較して大きいため、上記したストレスによりその熱拡散係数がより一層大きくなり、目標とする不純物濃度プロファイルを持ったチャネル領域を形成するのが困難となる。
一方、図5に示したベント型のSRAMでは、上記のストライプ型と比較してn型MOSトランジスタ用活性領域4の長さは短くなるので、一見するとシリコン基板1にストレスが加わり難いように見える。
しかし、ベント型SRAMでも、活性領域4において、二つのセルにまたがる第1の部分4aにおいて矢印Bの方向にやはりストレスが発生し、トランジスタのソース/ドレイン領域となる第2の部分4bにそのストレスが加わるので、ストライプ型SRAMと同様に待機状態でのリーク電流が増大するという問題が発生する。
ところで、上記のストライプ型やベント型のSRAMでは、一つのセルに6個のMOSトランジスタが形成されるが、その断面の一例を示すと例えば図6のようになる。
図6は、ロードトランジスタTRL1の断面図であり、図2のI-I線に沿う断面図に相当する。なお、トランスファトランジスタやロードトランジスタも図6と同様の断面構造を有する。
図6に示されるように、トランジスタTRL1は、ゲート電極2の両側のシリコン基板1にソース/ドレイン領域8を有し、更にこのソース/ドレイン領域8の表層部分に高融点金属シリサイド層14が形成される。そして、ゲート電極2を覆うようにして窒化シリコン膜12と酸化シリコン膜10とが順に形成され、これらによって層間絶縁膜13が構成される。
その層間絶縁膜13は、ソース/ドレイン領域8の上にコンタクトホール13aを有し、そのコンタクトホール13aの中に、ソース/ドレイン領域8と電気的に接続される導電性プラグ3が形成される。
コンタクトホール13aは、フォトリソグラフィによって層間絶縁膜13をパターニングすることで形成されるが、そのフォトリソグラフィにおいてエッチングのマスクとなるレジストパターンがシリコン基板1と正確に位置合わせされていれば、コンタクトホール13aはソース/ドレイン領域8の上に設計通りに位置することになる。
しかし、上記のフォトリソグラフィの際、レジストパターンとシリコン基板1とが位置ずれを起こしていると、図6の点線円内に示すように、コンタクトホール13aの一部がソース/ドレイン領域8から外れて素子分離絶縁膜6に重なる。コンタクトホール13aは、未開口となるのを防ぐために、その深さよりも深くエッチングして形成するのが普通であるため、このように素子分離絶縁膜6と重なると、上記のエッチングによってコンタクトホール13aの下の素子分離絶縁膜6も削られることになる。
ところが、素子分離絶縁膜6がソース/ドレイン領域8の接合深さよりも深く削られると、導電性プラグ3がシリコン基板1と直接コンタクトするようになり、図示のような導電性プラグ3からシリコン基板1に抜けるリークパスPが形成される。
そのリークパスPは、待機状態のトランジスタにおいてリーク電流を発生させる要因となるので、トランジスタの消費電力を増大させてしまう。
このような不都合を回避する方法の一つが、例えば特許文献2の図1(a)に開示されている。この方法では、入出力回路用トランジスタのLDD(Lightly Doped Drain)のイオン注入時に、SRAM用トランジスタの活性領域と素子分離絶縁膜との境界部分にも不純物をイオン注入して、ソース/ドレイン領域の接合深さを深くしている。これによれば、図6のようにコンタクトホール13aが位置ずれしても、ソース/ドレイン領域8が導電性プラグ3の下端よりも深く形成されるので、既述のようなリークパスPは形成されない。
ところで、上記のLDDをイオン注入で形成する際には、SRAM用トランジスタの活性領域と素子分離絶縁膜との境界部分に不純物を選択的にイオン注入するためのレジストパターンが必要となる。
そのレジストパターンは、シリコン基板1と正しく位置合わせされていれば特に問題を起こさない。しかし、フォトリソグラフィにおいてレジストパターンがシリコン基板1に正確に位置合わせされるのは稀で、通常はある程度の位置ずれが発生する。
図7は、特許文献2の方法でLDDのイオン注入の際に使用されるレジストパターン15に大きな位置ずれが発生した場合の断面図である。
図7に示されるように、そのレジストパターン15には窓15aが形成されているが、その窓15aは、本来、活性領域3と素子分離絶縁膜6との境界部分に不純物を導入するためのものである。しかし、図7の例では、その窓15aが素子分離絶縁膜6側に大きくずれており、この窓15aを介して活性領域3に不純物を導入することはできない。従って、特許文献2が提案する方法では、レジストパターン15に大きな位置ずれが発生した場合に、コンタクトホール13a下におけるリーク電流を低減することはできない。
なお、本発明に関連する技術が、特許文献3〜5にも開示される。
特開2003−179166号公報 特開2001−332634号公報 特開平10−173073号公報 特開2002−43441号公報 特開2002−353340号公報
本発明の目的は、従来よりもリーク電流を低減することが可能な半導体装置とその製造方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、半導体基板と、前記半導体基板の活性領域を複数個に分割する素子分離絶縁膜と、前記活性領域の上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前記ゲート電極の両側の前記活性領域に形成され、該ゲート電極と共にSRAMメモリセルのMOSトランジスタを構成するソース/ドレイン領域と、前記活性領域と前記素子分離絶縁膜のそれぞれの上に形成された層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜に形成され、前記SRAMメモリセルにおいて、隣り合うセル間の部分で活性領域の長手方向に分割されて隣接する二つの前記活性領域、及び該二つの活性領域の間の前記素子分離絶縁膜に共通に重なるホールと、前記ホール内に形成され、前記二つの活性領域を電気的に接続する導電性プラグとを有することを特徴とする半導体装置が提供される。
本発明によれば、素子分離絶縁膜によってSRAMメモリセルの活性領域を複数に分割したので、それぞれの活性領域の長さが短くなり、素子分離絶縁膜と半導体基板との応力の違いに起因して活性領域の半導体基板に加わるストレスの大きさが緩和される。従って、このストレスに起因して半導体基板中の不純物の拡散係数が増大するのを抑制することができ、MOSトランジスタのソース/ドレイン領域に導入された不純物が熱によって大きく拡散するのが抑えられる。これにより、そのソース/ドレイン領域同士がゲート電極の下で必要以上に近づくのを防止でき、オフ状態におけるMOSトランジスタのサブスレショルドリーク電流を低減することが可能となる。
このように分割された活性領域同士は、これらの活性領域と素子分離絶縁膜の上に形成された導電性プラグによって電気的に接続される。このとき、導電性プラグの下端の一部が素子分離絶縁膜の中に食い込む深さよりも深く上記のソース/ドレイン領域を形成することで、導電性プラグの下端が半導体基板に直接接触する危険性が低減され、その導電性プラグから半導体基板に至るリークパスが発生するのを防止できる。
特に、MOSトランジスタのチャネル領域の不純物濃度のピーク深さを0.015μmよりも浅くすることで、ソース/ドレイン領域とチャネル領域のそれぞれの不純物が補償する位置が深くなり、ソース/ドレイン領域の接合深さを容易に深くすることができる。
更に、本発明の他の観点によれば、半導体基板に素子分離絶縁膜を形成し、該半導体基板の活性領域を該素子分離絶縁膜で複数個に分割する工程と、前記活性領域の前記半導体基板に第1の不純物を注入してチャネル領域を形成する工程と、前記活性領域の前記半導体基板に、ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極の両側の前記シリコン基板に第2の不純物を注入してソース/ドレイン領域を形成し、該ソース/ドレイン領域と前記ゲート電極とでSRAMメモリセルのMOSトランジスタを構成する工程と、前記素子分離絶縁膜と前記ソース/ドレイン領域の上に層間絶縁膜を形成する工程と、隣接する二つの前記活性領域、及び該二つの活性領域の間の前記素子分離絶縁膜に共通に重なるホールを前記層間絶縁膜に形成する工程と、前記二つの活性領域を電気的に接続する導電性プラグを前記ホール内に形成する工程とを有し、前記SRAMメモリセルにおいて、隣り合うセル間の部分で活性領域の長手方向に分割して前記二つの活性領域を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、半導体基板の活性領域を該素子分離絶縁膜で複数個に分割し、活性領域一つあたりの長さを短くするので、その活性領域における半導体基板が受けるストレスが緩和され、そのストレスに起因して半導体基板中の不純物の拡散係数が増大するのを抑えることができる。これにより、例えばソース/ドレイン領域の不純物を活性化させるための活性化アニールを半導体基板に対して施しても、その不純物が大きく拡散してゲート電極下の二つのソース/ドレイン領域が互いに近づき過ぎるのを防止でき、従来よりもソース/ドレイン間のリーク電流を芸現することが可能となる。
(1)第1実施形態
図8〜図21は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図である。その半導体装置はストライプ型のSRAMであり、上記の図8〜図21では、第nセルとその隣の第n+1セルの断面が示されるとともに、各セルにおけるn型MOSトランジスタ形成領域Aとp型MOSトランジスタ形成領域Bとを上下に分けて描いてある。また、図22〜図25はその平面図である。
最初に、図8に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、フォトリソグラフィによりシリコン(半導体)基板1に素子分離溝20aを形成した後、素子分離溝20aの中にCVD(Chemical Vapor Deposition)法により酸化シリコン膜を形成し、その酸化シリコン膜で素子分離溝20aを完全に埋め込む。次いで、半導体基板1上の余分な酸化シリコン膜をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により研磨して除去し、酸化シリコン膜を素子分離溝20aの中に素子分離絶縁膜21として残す。このような素子分離構造はSTI(Shallow Trench Isolation)とも呼ばれる。但し、本発明における素子分離構造はSTIに限定されず、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)を採用してもよい。
その後に、シリコン基板1の露出面を熱酸化して例えば厚さが約10nmの熱酸化膜を形成し、それを犠牲絶縁膜26とする。
そして、この犠牲絶縁膜26をスルー膜として使用しながら、n型MOSトランジスタ形成領域Aのシリコン基板20にp型不純物としてボロン(B)をイオン注入してpウェル22を形成する。そのイオン注入の条件としては、例えば、加速エネルギ約250〜350keV、ドーズ量約1×1013〜5×1013cm-2、及びチルト角0°が採用される。
更に、p型MOSトランジスタ形成領域Bのシリコン基板20に対しては、上記の犠牲絶縁膜26をスルー膜にして、例えば加速エネルギ約550〜750keV、ドーズ量約1×1013〜5×1013cm-2、及びチルト角0°の条件でリン(P)をイオン注入してnウェル23を形成する。
これらのイオン注入において、n型不純物とp型不純物の打ち分けは、不図示のレジストパターンを用いて行われる。
上記のように形成された素子分離絶縁膜21の平面レイアウトを図22に示す。
なお、既述の図8において、n型MOSトランジスタ形成領域Aの断面図は図22のII-II線に沿う断面図に相当し、p型MOSトランジスタ形成領域Bの断面図はIII-III線に沿う断面図に相当する。また、図22では犠牲絶縁膜26を省略してある。
図22において、素子分離絶縁膜21が形成されていない部分のシリコン基板1は、n型MOSトランジスタ用のn型活性領域Cnとp型MOSトランジスタ用のp型活性領域Cpとなる。そして、本実施形態では、点線円Kで示される部分においてn型活性領域Cnが素子分離絶縁膜21によって複数に分割されると共に、該領域Cnの長手方向D1にn型活性領域Cnがストライプ状に列をなして配置される。
次に、図9に示すように、p型MOSトランジスタ形成領域Bを覆う第1レジストパターン18をシリコン基板1の上に形成した後、犠牲絶縁膜26をスルー膜として用いながら、n型MOSトランジスタ形成領域Aのシリコン基板20にp型不純物をイオン注入してp型チャネル領域24を形成する。
そのp型チャネル領域24の不純物濃度のピーク深さRpは、シリコン基板20の表面からなるべく浅く、例えばその表面から約0.015μmよりも浅い位置に形成するのが好ましい。
また、p型不純物としては、ボロン(B)とBF2のいずれかが採用される。但し、ボロンはBF2に比べて分子サイズが小さく、イオン注入時にシリコン原子と衝突する確率が小さいため、イオン注入されたボロン原子の中には他の原子よりもシリコン基板20の奥深くに打ち込まれるものがある。このようなボロン原子は、ボロンの濃度プロファイルのテール部分(チャネリング)を長くするように作用するので、ボロンをシリコン基板20の表層部分にのみ選択的に導入するのを妨げる。
このようなチャネリングは、上記のように犠牲絶縁膜26を介してイオン注入を行い、非晶質の犠牲絶縁膜26内でイオンを散乱させてイオンの指向性を低下させてもある程度は防ぐことができる。
しかし、そのチャネリングをより効果的に抑止するには、ボロンよりも原子サイズが大きく、質量も重いBF2をp型不純物として採用するのが好ましい。BF2は、イオン注入時にシリコン原子と衝突する確率がボロンよりも高いので、上記のようなチャネルを低減することができ、シリコン基板20の表層部分にのみ選択的にイオン注入することができる。なお、BF2を採用する場合のイオン注入条件は特に限定されないが、例えば、加速エネルギ約5〜40keV、ドーズ量約8×1012〜3×1013cm-2、及びチルト角7°という条件を用いるのが好ましい。また、上記のチャネリングが特に問題にならず、p型不純物としてボロンを採用する場合は、例えば、加速エネルギ約5〜30keV、ドーズ量約8×1012〜3×1013cm-2、及びチルト角7°なる条件を採用し得る。
なお、図23はこの工程を終了後の平面図であり、先の図9のn型MOSトランジスタ形成領域Aの断面図は図23のIV-IV線に沿う断面図に相当し、p型MOSトランジスタ形成領域Bの断面図は図23のV-V線に沿う断面図に相当する。但し、図23では、犠牲絶縁膜26を省略してある。
その後に、第1レジストパターン18は除去される。
続いて、図10に示すように、今度はn型MOSトランジスタ形成領域Aを覆う第2レジストパターン19をシリコン基板20の上に形成する。そして、この第2レジストパターン19をマスクにし、且つ犠牲絶縁膜26をスルー膜として用いることで、p型MOSトランジスタ形成領域Bにn型不純物として砒素(As)をイオン注入してn型チャネル領域25を形成する。このイオン注入の条件は特に限定されないが、本実施形態では、加速エネルギ約30〜60keV、ドーズ量約5×1012〜1×1013cm-2、及びチルト角7°が採用される。なお、このように砒素をイオン注入する代わりに、リン(P)をイオン注入してもよい。
また、既述のp型チャネル領域24と同様に、このn型チャネル領域25の不純物濃度のピーク深さRpもなるべく浅く、例えば約0.015μmよりも浅く形成するのが好ましい。
この工程を終了した後の平面図は図24のようになり、先の図10のn型MOSトランジスタ形成領域Aの断面図は図24のVI-VI線に沿う断面図に相当し、p型MOSトランジスタ形成領域Bの断面図は図24のVII-VII線に沿う断面図に相当する。但し、図24では、犠牲絶縁膜26を省略してある。
この後に、第2レジストパターン19は除去される。
次に、図11に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、上記のイオン注入によってダメージを受けた犠牲絶縁膜26をフッ酸溶液でウエットエッチングして除去し、シリコン基板1の清浄面を露出させる。そして、その清浄面を熱酸化することで、例えば厚さが約1〜3nmの熱酸化膜を形成し、その熱酸化膜をゲート絶縁膜27とする。
なお、ゲート絶縁膜27としては、上記の熱酸化膜よりも誘電率が高い高誘電率絶縁膜を形成してもよい。その高誘電率絶縁膜は、例えば、HfO膜、HfAlO膜、AlO膜、或いはこれらの膜に窒素を導入した膜である。
続いて、図12に示すように、ゲート電極用の導電膜28として、ゲート絶縁膜27の上に熱CVD法によりポリシリコン膜を厚さ約100〜200nmに形成する。その導電膜28はポリシリコン膜に限定されない。例えば、Al膜、Ti膜、W膜等の金属膜、或いはTiN膜、NiSi膜、CoSi膜等のような金属含有膜を導電膜28として形成してもよい。
その後に、図13に示すように、フォトリソグラフィにより上記の導電膜28とゲート絶縁膜27とをパターニングし、エッチングされずに残存する導電膜28を複数のゲート電極28aとする。各ゲート電極28aのゲート長は特に限定されないが、本実施形態では、ゲート長が約45〜200nmになるように上記の導電膜28をパターニングする。
次に、図14に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、n型MOSトランジスタ形成領域Aのゲート電極28aをマスクにしながら、例えば加速エネルギ約5〜20keV、ドーズ量約1×1013〜5×1013cm-2、及びチルト角0°の条件で、領域Aのシリコン基板1にn型不純物の砒素をイオン注入し、n型ソース/ドレインエクステンション29を形成する。
その後に、これと同じ条件を用いて、p型MOSトランジスタ形成領域Bのシリコン基板1にp型不純物のBF2をイオン注入し、図示のようなp型ソース/ドレインエクステンション30を形成する。
なお、これらの不純物の打ち分けは不図示のレジストパターンを用いて行われる。
次に、図15に示すように、n型MOSトランジスタ形成領域Aにおけるシリコン基板20にp型不純物としてボロンをイオン注入し、ゲート電極28aの横にp型ポケット領域31を形成する。そのイオン注入の条件は、例えば、加速エネルギ約10〜35keV、ドーズ量約1×1013〜5×1014cm-2、及びチルト角0°である。
そして、これと同様にして、p型MOSトランジスタ形成領域Bにおけるゲート電極28aの横のシリコン基板20にn型不純物、例えばリンをイオン注入して、これらのゲート電極の横に図示のようなn型ポケット領域32を形成する。このときのイオン注入の条件は特に限定されないが、本実施形態では、加速エネルギ約10〜35keV、ドーズ量約1×1013〜5×1014cm-2、及びチルト角0°がその条件として採用される。
このようにして形成されたポケット領域31、32は、各ゲート電極28aのゲート長が短くなった場合に見られる閾値電圧の低下を抑制し、後で形成されるMOSトランジスタのロールオフ耐性を向上させる役割を担う。
続いて、図16に示すように、シリコン基板20の上側全面に熱CVD法により酸化シリコン膜を形成した後、その酸化シリコン膜をエッチバックして各ゲート電極28aの横に絶縁性サイドウォール34として残す。
次に、図17に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、n型MOSトランジスタ形成領域Aのシリコン基板20に、ゲート電極28aをマスクにして加速エネルギ約5〜30keV、ドーズ量約1×1015〜5×1015cm-2、及びチルト角7°の条件で、n型不純物としてリンをイオン注入し、n型ソース/ドレイン領域36を形成する。なお、リンに代えて砒素をn型不純物として採用してもよい。砒素を用いる場合、ドーズ量とチルト角は上記と同じのままで、加速エネルギが約5〜40keVに設定される。
更に、これと同様の条件を採用して、p型MOSトランジスタ形成領域Bのシリコン基板20にp型不純物のボロンをイオン注入し、領域Bのゲート電極28aの横にp型ソース/ドレイン領域37を形成する。本実施形態では、このイオン注入の条件として、加速エネルギ約5〜20keV、ドーズ量約1×1015〜5×1015cm-2、及びチルト角0°を採用する。また、p型不純物としては、上記したボロンに代えてBF2を使用してもよく、その場合は、加速エネルギが約5〜30keVとされる。
なお、上記したイオン注入におけるn型不純物とp型不純物との打ち分けは不図示のレジストパターンを用いて行われ、イオン注入が終了した後にそのレジストパターンは除去される。
そして、そのレジストパターンを除去した後に、活性化アニールとして窒素雰囲気中で基板温度を約900〜1000℃とするRTA(Rapid Thermal Anneal)を行い、各ソース/ドレイン領域36、37内の不純物を活性化させる。
次に、図18に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、シリコン基板20の上側全面に、高融点金属膜としてコバルト(Co)膜をスパッタ法により形成する。高融点金属膜としては、コバルト膜の他に、ニッケル(Ni)膜やジルコニウム(Zr)膜もある。
続いて、その高融点金属膜を熱処理してシリコンと反応させ、シリコン基板20の表層部分に高融点金属シリサイド層38を形成する。その高融点金属シリサイド層38は、ポリシリコンよりなるゲート電極28aの上面にも形成され、それにより各ゲート電極28aが低抵抗化される。その後に、素子分離絶縁膜21上等で未反応となっている高融点金属膜をウエットエッチングして除去する。
次いで、図19に示すように、シリコン基板20の上側全面に、減圧CVD法により窒化シリコン(SiN)膜40を厚さ約30nmに形成した後、更にその上に熱CVD法により酸化シリコン膜41を約400nmの厚さに形成して、これらの窒化シリコン膜40と酸化シリコン膜41とを層間絶縁膜42とする。
次に、図20に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、CMP法により酸化シリコン膜41の上面を研磨して平坦化した後、ホール形状の第1、第2窓39a、39bを各ソース/ドレイン領域36、37上に備えた第3レジストパターン39を形成する。次いで、CHF3、Ar、及びO2の混合ガスをエッチングガスとするRIE(Reactive Ion Etching)により、上記の第1、第2窓39a、39bを通じて酸化シリコン膜41を選択的にエッチングし、各ソース/ドレイン領域36、37の上に第1、第2ホール42a、42bを形成する。
これらのホールのうち、第1ホール42aは、n型MOSトランジスタ形成領域Aに形成され、隣接する二つのn型活性領域Cnと、それらの間の素子分離絶縁膜21に共通に重なるように形成される。
また、上記のエッチングガスに対して、窒化シリコン膜40のエッチング速度は酸化シリコン膜41のそれよりも遅いため、窒化シリコン膜40は上記のエッチングのストッパ膜として機能し、その窒化シリコン膜40の上面においてエッチングが自動的に停止する。
続いて、C4F8、Ar、及びO2の混合ガスにエッチングガスを変え、第1、第2ホール42a、42b下の窒化シリコン膜40を選択的にエッチングして開口し、各ホール42a、42bに高融点シリサイド層38を露出させる。この窒化シリコン膜40のエッチングでは、高融点シリサイド層38がエッチングのストッパとして機能する。
その後に、エッチングマスクとして使用した第3レジストパターン39を除去する。
次に、図21に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、第1、第2ホール42a、42bの内面と、層間絶縁膜41の上面とに、バリアメタル膜として窒化チタン(TiN)膜を熱CVD法で厚さ約20nmに形成する。次に、六フッ化タングステンガスを反応ガスとして使用する熱CVD法によりバリアメタル膜上にタングステン(W)膜を形成し、そのタングステン膜で第1、第2ホール42a、42bを完全に埋め込む。
その後に、層間絶縁膜41上に形成された余分なバリアメタル膜とタングステン膜とをCMP法で研磨して除去し、これらの膜を第1、第2ホール42a、42b内にのみ残す。
このようにして第1ホール42a内に残されたバリアメタル膜とタングステン膜は第1導電性プラグ47aを構成し、その第1導電性プラグ47aにより、隣接するn型活性領域Cn同士が電気的に接続されることになる。
一方、第2ホール42b内に残されたこれらの膜は第2導電性プラグ47bを構成し、n型MOSトランジスタ形成領域Aやp型MOSトランジスタ形成領域Bにおける高融点金属シリサイド層38と電気的に接続される。
次いで、第1、第2導電性プラグ47a、47b上と層間絶縁膜41上に、アルミニウム膜を含んだ金属積層膜をスパッタ法により形成し、フォトリソグラフィによりその金属積層膜をパターニングして金属配線49とする。
図25は、この工程を終了した後の平面図である。但し、同図では、図が煩雑になるのを防ぐために、層間絶縁膜42と金属配線49とを省いてある。また、既述の図21において、n型MOSトランジスタ形成領域Aの断面図は図25のVIII-VIII線に沿う断面図に相当し、p型MOSトランジスタ形成領域Bの断面図は図25のIX-IX線に沿う断面図に相当する。
図25に示されるように、第nセルには、いずれもn型MOSトランジスタである二つのトランスファトランジスタTRT1、TRT2、及び二つのドライバトランジスタTRD1、TRD2が形成される。更に、これらのトランジスタと共に、p型MOSトランジスタである二つのロードトランジスタTRL1、TRL2が図示のように形成される。
そして、これらのトランジスタのうち、隣接するセルにあるドライバトランジスタTRD2のソース/ドレイン領域36は、既述のように素子分離絶縁膜21によって分割されており、そのソース/ドレイン領域36同士が第1導電性プラグ47aによって電気的に接続される。更に、これと同様にして、隣接するセルのトランスファトランジスタTRT1、TRT2のソース/ドレイン領域36同士も第1導電性プラグ47aによって電気的に接続された構造となる。
また、上記の六つのトランジスタTRT1、TRT2、TRD1、TRD2、TRL1、TRL2は、金属配線49により図1に示した等価回路と同じように接続され、ストライプ型SRAMの一つのセルを構成する。なお、図25に示されるように、ゲート電極28aの端部の上には、既述の第1、第2導電性プラグ47a、47bと同じプロセスにより第3導電性プラグ47cが形成され、その第3導電性プラグ47cを介して金属配線49とゲート電極28aとが電気的に接続される。
以上により、本実施形態に係るSRAMの基本構造が完成したことになる。
本実施形態によれば、図22に示したように、n型活性領域Cnを素子分離絶縁膜21によって複数に分割し、その活性領域Cnの一つあたりの長さLを短くするようにした。これによれば、素子分離絶縁膜21とシリコン基板20の応力の違いに起因して活性領域Cnのシリコン基板20に加わるストレスの大きさを緩和できると共に、活性領域Cnのシリコン基板20がストレスによって領域Cnの長手方向に移動しようとしても、その移動を素子分離絶縁膜21によって止めることができる。
そのため、上記のストレスによってシリコン基板20中の不純物の拡散係数が増大するのを防ぐことができるので、例えばn型ソース/ドレイン領域36(図18参照)に導入されたリン等の不純物が活性化アニールの際に大きく拡散するのを抑止でき、ゲート電極28aの下でn型ソース/ドレイン領域36同士が必要以上に近づくのを防止できる。その結果、オフ状態におけるトランジスタTRD1、TRT1のサブスレッショルドリーク電流が低減され、待機状態におけるSRAMの消費電力を従来よりも抑えることが可能となる。
ところで、上記のように素子分離絶縁膜21によって分割された隣接する二つの活性領域Cnは、図21の断面図に示したように、第1導電性プラグ47aによって互いに電気的に接続される。その第1導電性プラグ47aが埋め込まれる第1ホール42aは、これら二つの活性領域Cnの間の素子分離絶縁膜21上に形成されるので、図20の工程で第1ホール42aをエッチングで形成するときに、第1ホール42a下の素子分離絶縁膜21もある程度エッチングされる。それにより、第1導電性プラグ47aの下端は、素子分離絶縁膜21に食い込むことになる。但し、その食い込み量Dが多い場合には、従来例の図6で説明したように、第1導電性プラグ47aからシリコン基板20に至るリークパスが形成される恐れがある。
このような不都合を回避するために、本実施形態では、図9の工程でp型チャネル領域24を形成する際、そのp型チャネル領域24の不純物濃度のピーク深さRpをなるべく浅く、例えば0.015μm以下にした。
図26は、不純物濃度のピーク深さRpが0.015μm以下になるように形成されたp型チャネル領域24と、n型ソース/ドレイン領域36のそれぞれの不純物の濃度プロファイルを示す図である。なお、同図では、従来において一般的に採用されているp型チャネル領域の濃度プロファイルも比較例として併記してある。
n型ソース/ドレイン領域36の接合深さは、該ソース/ドレイン領域36とp型チャネル領域24のそれぞれの不純物が補償する深さ、つまりこれらの領域36、24の不純物濃度プロファイルの交点の深さとなる。
比較例では、p型チャネル領域をシリコン基板の深い位置にまで形成しているため、シリコン基板の表面から深い部分でもp型チャネル領域の不純物濃度が比較的高い。そのため、0.1μm程度の極浅いところでこのp型チャネル領域とn型ソース/ドレイン領域36のそれぞれの濃度プロファイルが交わり、n型ソース/ドレイン領域36の接合深さJ1が約0.1μmと浅くなる。
これに対し、本実施形態では、シリコン基板20の表面からp型チャネル領域24の不純物濃度のピーク深さRpを0.015μmと浅くしたので、p型チャネル領域24とn型ソース/ドレイン領域36のそれぞれの濃度プロファイルの交点を比較例よりも深い部分に移動させることが可能となり、第1導電性プラグ47aの食い込み量Dよりも深いJ2(約0.16μm)の深さにn型ソース/ドレイン領域36のp-n接合を形成することができる。
これにより、図21の点線円内に示されるように、例えば第1ホール42aが未開口となるのを防ぐために、層間絶縁膜42の膜厚と比較してオーバーエッチングになるように第1ホール42aを形成し、第1ホール42a下の素子分離絶縁膜21がエッチングされても、第1導電性プラグ47aの下端をn型ソース/ドレイン領域36よりも浅くすることが可能となる。
そのため、第1導電性プラグ47aの下端がシリコン基板20に直接接触する危険性を低減することができるので、第1導電性プラグ47aからシリコン基板20に至るリークパスが発生するのを効果的に抑止することができる。その結果、待機状態にあるMOSトランジスタの上記のリークパスで発生する余分な消費電力を低減することが可能となり、従来よりもSRAMの消費電流が小さくされ、長時間の使用に耐え得るモバイル機器を提供することができるようになる。
しかも、図23に示したように、そのp型チャネル領域24をイオン注入で形成する際のマスクとなる第1レジストパターン18は、分割されたn型活性領域Cnの全てが露出するように形成されればよく、シリコン基板20との位置合わせに高い精度が要求されない。そのため、図7で説明した特許文献2の方法のように、窓15aが素子分離絶縁膜6と活性領域3との境界部分に重なるようにレジストパターン15を形成する場合と比較して、シリコン基板20にp型不純物が注入されなくなる危険性を低減することができるので、上記のリーク電流を確実に抑止することが可能となる。
なお、上記では、図22の点線円Kで示したように、素子分離絶縁膜21により隣り合うセルの間の部分でn型活性領域Cnを分割したが、分割の仕方はこれに限定されない。
図27は、ストライプ型SRAMにおいて、n型活性領域Cnの別の分割の仕方を示す平面図である。なお、同図では、図22と同じ要素に図22と同じ符号を付してある。
図27の点線円Bに示すように、この例では、一つのセル内においてn型活性領域Cnを分割する。
図28は、このように分割したn型活性領域Cnの上に既述の第1〜第3ゲート電極28a〜28cを形成し、SRAMを構成する六つのトランジスタ六つのトランジスタTRT1、TRT2、TRD1、TRD2、TRL1、TRL2を形成した場合の平面図である。
これに示されるように、この例では、一つのセル内で隣接するドライバトランジスタTRD1とトランスファTRT1のソース/ドレイン領域36同士が第1導電性プラグ47aで電気的に接続されることになる。また、これと同様にして、一つのセルにおける別のドライバトランジスタTRD2とトランスファトランジスタTRT2のn型ソース/ドレイン領域36同士も第1導電性プラグ47aによって電気的に接続される。
素子分離絶縁膜21の平面レイアウトをこのようにしても、n型活性領域Cnにおけるシリコン基板20が受けるストレスを緩和することができ、既述の理由によって、オフ状態におけるトランジスタTRD1、TRT1、TRD2、TRT2のサブスレッショルドリークを低減することが可能となる。
(2)第2実施形態
上記した第1実施形態では、ストライプ型のSRAMにおいてn型活性領域Cnを複数に分割し、そのn型活性領域Cnにおけるシリコン基板20が受けるストレスを緩和するようにした。
これに対し、本実施形態では、ベント型SRAMの活性領域Cn、Cpを複数に分割する。なお、このベント型SRAMの製造方法は、第1実施形態で説明したストライプ型のSRAMのそれと同様なので、以下ではその平面図のみを示し、製造方法については省略する。
(i)第1例
図29は、第1例に係るベント型SRAMの活性領域Cn、Cpの平面レイアウトを示す図であり、図30は、その活性領域Cn、Cpの上にゲート電極28a等を形成し、既述のトランジスタTRT1、TRT2、TRD1、TRD2、TRL1、TRL2を形成した場合の平面図である。
図29と図30の点線円C1に示されるように、この例では、一つのセルにおけるドライバトランジスタTRD1とトランスファトランジスタTRT1のn型活性領域Cnが素子分離絶縁膜21によって分割され、各トランジスタTRD1、TRT1のn型ソース/ドレイン領域36同士が第1導電性プラグ47aによって電気的に接続される。また、点線円C2に示されるように、もう一対のドライバトランジスタTRD2とトランスファトランジスタTRT2についても、それらのn型ソース/ドレイン領域36同士が第1導電性プラグ47aによって電気的に接続される。
更に、上記のようにして分割された複数のn型活性領域Cnは、そのうちの二つの領域Cnの長手方向D2、D3が直交するように配置される。
(ii)第2例
図31は、第2例に係るベント型SRAMの活性領域Cn、Cpの平面レイアウトを示す図である。そして、図32は、その活性領域Cn、Cpの上にゲート電極28a等を形成してトランジスタTRT1、TRT2、TRD1、TRD2、TRL1、TRL2を形成した場合の平面図である。
図31と図32の点線円D1に示されるように、この例では、隣接するセルの間でn型活性領域Cnが素子分離絶縁膜21によって分割される。そして、図32に示されるように、隣接するセルのそれぞれのトランスファトランジスタTRT1のn型ソース/ドレイン領域36が、第1導電性プラグ47aによって電気的に接続される。更に、TRT1とは別のトランスファトランジスタTRT2についても、点線円D2に示されるように、隣接するセルにおいてn型ソース/ドレイン領域36同士が第1導電性プラグ47aによって電気的に接続された構造となる。
更に、分割されたソース/ドレイン領域36は、図31の点線円Mで示す部分において屈曲するように配置される。
(iii)第3例
図33は、第3例に係るベント型SRAMの活性領域Cn、Cpの平面レイアウトを示す図であり、図34は、その活性領域Cn、Cpの上にゲート電極28a等を形成し、SRAMを構成するトランジスタTRT1、TRT2、TRD1、TRD2、TRL1、TRL2を形成した場合の平面図である。
図33と図34の点線円Eに示されるように、第3例では、隣接するセルの間において、p型活性領域Cpを素子分離絶縁膜21によって分割する。そして、分割されたp型活性領域Cpに重なるように第1導電性プラグ47aを形成することで、隣接するセルのロードトランジスタTRL1、TRL2のソース/ドレイン領域36同士をその第1導電性プラグ47aで接続する。
分割されたp型活性領域Cpは、第2例のn型活性領域Cnと同様に、図33の点線円Nで示す部分で屈曲するように配置される。
(3)第3実施形態
本願発明者は、第1、第2実施形態で説明したSRAMにおいて、リーク電流がどの程度低減されるのかを実際に調査した。以下に、その調査結果について説明する。
(i)スタンバイリーク電流
まず、活性領域Cp、Cnを分割したことでリーク電流がどの程度低減されるかを調べるため、従来のストライプ型SRAM(図2参照)、第1実施形態の第1のストライプ型SRAM(図25参照)、及び第1実施形態の第2のストライプ型SRAM(図28参照)のそれぞれについて、スタンバイ時、すなわち一つのセルを構成する全てのトランジスタがオフ状態におけるスタンバイリーク電流が実際に測定された。その測定結果を図35に示す。
なお、この調査では、シリコン基板上に100万個のセルを集積形成し、そのセル全体のリーク電流が調査された。また、図35のグラフの縦軸は、従来例と第1実施形態とのリーク電流の比を表す。
図35から明らかなように、従来例と比較して、第1実施形態の第1のストライプ型SRAMでは約65%、第2のストライプ型SRAMでは約67%もリーク電流が低減されている。
図36は、従来のベント型SRAM(図4参照)、及び第2実施形態の第1〜第3例に係るベント型SRAM(図30、図32、及び図34参照)について、図35と同様にしてリーク電流を調査して得られたグラフである。なお、図36の縦軸は、従来例と第2実施形態の第1〜第3例のそれぞれのリーク電流の比を表す。
図36に示されるように、従来例と比較して、第2実施形態の第1例のベント型SRAMでは約62%、第2例では約65%、そして第3例では約22%だけリーク電流が低減される。なお、第3例のベント型SRAMでは、第1、第2例と比較してリーク電流の低減率が小さい。これは、第3例(図34参照)では、n型MOSトランジスタと比較してそもそもリーク電流が小さなp型MOSトランジスタの活性領域Cpを分割し、更にそのp型MOSトランジスタで構成されるロードトランジスタTRL1、TRL2のリーク電流が全体に占める割合が小さいためである。
図35及び図36に示される結果から、活性領域Cp、Cnを分割することにより、スタンバイ時のSRAMのリーク電流が実際に低減されることが明らかとなった。
(ii)基板リーク電流
次に、図26で説明したように、p型チャネル領域24の不純物濃度のピーク深さRpを0.015μm以下に浅くしたことで、第1導電性プラグ47aからシリコン基板20に逃げるリーク電流(基板リーク電流)がどの程度低減されるのかが調査された。その結果を図37と図38に示す。なお、この調査では、シリコン基板上に100万個のセルを集積形成し、そのセル全体の基板リーク電流が調査された。
図37は、従来のストライプ型SRAM(図2参照)と、第1実施形態の第1のストライプ型SRAM(図25参照)のそれぞれの基板リーク電流を調査して得られたグラフである。このうち、従来のストライプ型SRAMでは、チャネル領域の不純物濃度のピーク深さRpを第1実施形態よりも深い0.5μmとした。
図37から明らかなように、第1実施形態では、従来例と比較して基板リーク電流が約70%も低減され、p型チャネル領域24の不純物濃度のピーク深さRpを0.015μm以下に浅くしたことが基板リーク電流の低減に極めて有効であることが理解される。
一方、図38は、従来のベント型SRAM(図4参照)と、第2実施形態の第1例に係るベント型SRAM(図30参照)のそれぞれの基板リーク電流を調査して得られたグラフである。この調査では、図37の調査と同様に、第2実施形態のベント型SRAMのp型チャネル領域の不純物濃度のピーク深さRpを0.015μmとし、従来例のそれを0.5μmとした。
図38に示されるように、ベント型のSRAMにおいても、従来例と比較して約50%もリーク電流が低減される。
図37及び図38の結果より、p型チャネル領域の不純物濃度のピーク深さRpを0.015μmと浅くすることで、ストライプ型やベント型といった種類に関係無く、基板リークが低減されたSRAMを提供することが可能になることが明らかとなった。
(4)第4実施形態
既述の第1〜第3実施形態では、SRAMを構成するトランジスタの活性領域Cp、Cnを分割することにより、待機状態におけるSRAMのスタンバイリーク電流を低減した。本実施形態では、これとは別の構成を採用することにより、そのスタンバイリーク電流を低減する。
図39は、本実施形態に係る半導体装置の平面図である。なお、図39において、第1〜第3実施形態と同じ要素にはこれらの実施形態と同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図39に示されるように、本実施形態に係る半導体装置はベント型SRAMである。本実施形態では、ドライバトランジスタTRD1、TRD2を構成するソース/ドレイン領域36のうち、ソースとして機能する領域の側Xにゲート電極28aをシフトする。これにより、ソースとして機能するソース/ドレイン領域36のゲート長方向の長さLSが、ドレインとして機能するソース/ドレイン領域36のゲート長方向の長さLDよりも短い構造が得られる。
図40は、このようなSRAMのSEM(Scanning Electron Microscope)像を基にして描いた図である。
本願発明者は、上記のようにソース側Xにゲート電極28aをシフトすることにより、SRAMのリーク電流にどのような影響が見られるのかを調査した。その調査結果を図41に示す。なお、図41において、ISはソース−ドレイン間に流れるサブスレッショルドリーク電流であり、GIDLは、Gate Induced Drain Leakageの略で、ドレインからシリコン基板20に流れるリーク電流である。また、図41の縦軸は、ドライバトランジスタ一つあたりのリーク電流を示す。
そして、図41には、比較のために、上記したソースとドレインのそれぞれの長さLS、LDを等しくした場合(LS = LD)のリーク電流も併記してある。
図41に示されるように、上記のようにゲート電極28aをソース側にシフト(LS<LD)することで、シフトしない場合と比較してサブスレッショルドリーク電流ISが約47%も低減することが明らかとなった。
図41では、ドライバトランジスタTRD1、TRD2について調査されたが、本願発明者が行った別の調査によれば、ロードトランジスタTRL1、TRL2でもリーク電流を低減できることが明らかとなった。
更に、上記ではベント型SRAMについて説明したが、ストライプ型SRAMにおいても、ゲート電極28aをソース側にシフトすることでリーク電流が低減されると期待される。
以下に、本発明の特徴を付記する。
(付記1) 半導体基板と、
前記半導体基板の活性領域を複数個に分割する素子分離絶縁膜と、
前記活性領域の上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極の両側の前記活性領域に形成され、該ゲート電極と共にSRAMメモリセルのMOSトランジスタを構成するソース/ドレイン領域と、
前記活性領域と前記素子分離絶縁膜のそれぞれの上に形成された層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜に形成され、隣接する二つの前記活性領域、及び該二つの活性領域の間の前記素子分離絶縁膜に共通に重なるホールと、
前記ホール内に形成され、前記二つの活性領域を電気的に接続する導電性プラグと、
を有することを特徴とする半導体装置。
(付記2) 複数個に分割された前記活性領域は、該活性領域の長手方向にストライプ状に列をなして配置されたことを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3) 複数個に分割された前記活性領域のうち、少なくとも二つの該活性領域の長手方向が直交することを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記4) 複数個に分割された前記活性領域のうち、少なくとも一つが屈曲していることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記5) 前記MOSトランジスタが複数形成され、複数の該MOSトランジスタのうちの少なくとも二つがドライバトランジスタであり、隣接する二つの該ドライバトランジスタのそれぞれの前記活性領域同士が前記導電性プラグによって電気的に接続されたことを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記6) 前記MOSトランジスタが複数形成され、複数の該MOSトランジスタのうちの少なくとも二つがドライバトランジスタとトランスファトランジスタであり、隣接する前記ドライバトランジスタと前記トランスファトランジスタのそれぞれの前記活性領域同士が前記導電性プラグによって電気的に接続されたことを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記7) 前記MOSトランジスタが複数形成され、複数の該MOSトランジスタのうちの少なくとも一つがロードトランジスタであり、隣接するセルの該ロードトランジスタのそれぞれの前記活性領域同士が前記導電性プラグによって電気的に接続されたことを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記8) 前記導電性プラグの下端の一部が前記素子分離絶縁膜の中に食い込むと共に、前記ソース/ドレイン領域の接合深さを前記食い込みの深さよりも深くしたことを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記9) 前記MOSトランジスタのチャネル領域の不純物濃度のピーク深さが、0.015μmよりも浅いことを特徴とする付記8に記載の半導体装置。
(付記10) 活性領域を有する半導体基板と、
前記活性領域の上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極の両側の前記活性領域に形成され、該ゲート電極と共にSRAM(Static Random Access Memory)メモリセルのMOSトランジスタを構成するソース/ドレイン領域とを有し、
前記ソース/ドレイン領域のうちソースとして機能する領域の側に前記ゲート電極をずらすことにより、該領域のゲート長方向の長さを、前記ソース/ドレイン領域のうちドレインとして機能する領域のゲート長方向の長さよりも短くしたことを特徴とする半導体装置。
(付記11) 半導体基板に素子分離絶縁膜を形成し、該半導体基板の活性領域を該素子分離絶縁膜で複数個に分割する工程と、
前記活性領域の前記半導体基板に第1の不純物を注入してチャネル領域を形成する工程と、
前記活性領域の前記半導体基板に、ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、
前記ゲート電極の両側の前記シリコン基板に第2の不純物を注入してソース/ドレイン領域を形成し、該ソース/ドレイン領域と前記ゲート電極とでSRAMメモリセルのMOSトランジスタを構成する工程と、
前記素子分離絶縁膜と前記ソース/ドレイン領域の上に層間絶縁膜を形成する工程と、
隣接する二つの前記活性領域、及び該二つの活性領域の間の前記素子分離絶縁膜に共通に重なるホールを前記層間絶縁膜に形成する工程と、
前記二つの活性領域を電気的に接続する導電性プラグを前記ホール内に形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記12) 前記ソース/ドレイン領域を形成した後に、前記半導体基板をアニールして前記第2不純物を活性化させる工程を有することを特徴とする付記11に記載の半導体装置の製造方法。
(付記13) 前記活性領域における前記シリコン基板に、不純物濃度のピーク深さが0.015μmよりも浅くなるようにチャネル領域を形成する工程を有することを特徴とする付記11に記載の半導体装置の製造方法。
図1は、6トランジスタ型SRAMの等価回路である。 図2は、従来例に係るストライプ型SRAMの平面図である。 図3は、図2のゲート電極と導電性プラグとを省いた平面図である。 図4は、従来例に係るベント型SRAMの平面図である。 図5は、図4のゲート電極を省いた平面図である。 図6は、図2のI-I線に沿う断面図である。 図7は、特許文献2の方法における問題を説明するための断面図である。 図8は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その1)である。 図9は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その2)である。 図10は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その3)である。 図11は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その4)である。 図12は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その5)である。 図13は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その6)である。 図14は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その7)である。 図15は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その8)である。 図16は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その9)である。 図17は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その10)である。 図18は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その11)である。 図19は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その12)である。 図20は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その13)である。 図21は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その14)である。 図22は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の平面図(その1)である。 図23は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の平面図(その2)である。 図24は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の平面図(その3)である。 図25は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造途中の平面図(その4)である。 図26は、本発明の第1実施形態における、p型チャネル領域とn型ソース/ドレイン領域のそれぞれの不純物の濃度プロファイルを示す図である。 図27は、本発明の第1実施形態において、n型活性領域の別の分割の仕方を示す平面図である。 図28は、図27のn型活性領域の上にゲート電極を形成した場合の平面図である。 図29は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置(第1例)の活性領域の平面レイアウトを示す図である。 図30は、図29の活性領域の上にゲート電極を形成した場合の平面図である。 図31は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置(第2例)の活性領域の平面レイアウトを示す図である。 図32は、図31の活性領域の上にゲート電極を形成した場合の平面図である。 図33は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置(第3例)の活性領域の平面レイアウトを示す図である。 図34は、図33の活性領域の上にゲート電極を形成した場合の平面図である。 図35は、従来例と本発明の第1実施形態のそれぞれの半導体装置におけるスタンバイリーク電流を調査して得られたグラフである。 図36は、従来例と本発明の第2実施形態のそれぞれの半導体装置におけるスタンバイリーク電流を調査して得られたグラフである。 図37は、従来例と本発明の第1実施形態のそれぞれの半導体装置における基板リーク電流を調査して得られたグラフである。 図38は、従来例と本発明の第2実施形態のそれぞれの半導体装置における基板リーク電流を調査して得られたグラフである。 図39は、本発明の第4実施形態に係る半導体装置の平面図である。 図40は、本発明の第4実施形態に係る半導体装置のSEM像を基にして描いた図である。 図41は、従来例と本発明の第4実施形態のそれぞれの半導体装置のリーク電流を調査して得られたグラフである。

Claims (10)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の活性領域を複数個に分割する素子分離絶縁膜と、
    前記活性領域の上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極の両側の前記活性領域に形成され、該ゲート電極と共にSRAMメモリセルのMOSトランジスタを構成するソース/ドレイン領域と、
    前記活性領域と前記素子分離絶縁膜のそれぞれの上に形成された層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜に形成され、前記SRAMメモリセルにおいて、隣り合うセル間の部分で活性領域の長手方向に分割されて隣接する二つの前記活性領域、及び該二つの活性領域の間の前記素子分離絶縁膜に共通に重なるホールと、
    前記ホール内に形成され、前記二つの活性領域を電気的に接続する導電性プラグとを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 複数個に分割された前記活性領域は、該活性領域の長手方向にストライプ状に列をなして配置されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 複数個に分割された前記活性領域のうち、少なくとも二つの該活性領域の長手方向が直交することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 複数個に分割された前記活性領域のうち、少なくとも一つが屈曲していることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記MOSトランジスタが複数形成され、複数の該MOSトランジスタのうちの少なくとも二つがドライバトランジスタであり、隣接する二つの該ドライバトランジスタのそれぞれの前記活性領域同士が前記導電性プラグによって電気的に接続されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記MOSトランジスタが複数形成され、複数の該MOSトランジスタのうちの少なくとも二つがドライバトランジスタとトランスファトランジスタであり、隣接する前記ドライバトランジスタと前記トランスファトランジスタのそれぞれの前記活性領域同士が前記導電性プラグによって電気的に接続されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  7. 前記MOSトランジスタが複数形成され、複数の該MOSトランジスタのうちの少なくとも一つがロードトランジスタであり、隣接するセルの該ロードトランジスタのそれぞれの前記活性領域同士が前記導電性プラグによって電気的に接続されたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記導電性プラグの下端の一部が前記素子分離絶縁膜の中に食い込むと共に、前記ソース/ドレイン領域の接合深さを前記食い込みの深さよりも深くしたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  9. 前記MOSトランジスタのチャネル領域の不純物濃度のピーク深さが0.015μmよりも浅いことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  10. 半導体基板に素子分離絶縁膜を形成し、該半導体基板の活性領域を該素子分離絶縁膜で複数個に分割する工程と、
    前記活性領域の前記半導体基板に第1の不純物を注入してチャネル領域を形成する工程と、
    前記活性領域の前記半導体基板に、ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極の両側の前記シリコン基板に第2の不純物を注入してソース/ドレイン領域を形成し、該ソース/ドレイン領域と前記ゲート電極とでSRAMメモリセルのMOSトランジスタを構成する工程と、
    前記素子分離絶縁膜と前記ソース/ドレイン領域の上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    隣接する二つの前記活性領域、及び該二つの活性領域の間の前記素子分離絶縁膜に共通に重なるホールを前記層間絶縁膜に形成する工程と、
    前記二つの活性領域を電気的に接続する導電性プラグを前記ホール内に形成する工程とを有し、
    前記SRAMメモリセルにおいて、隣り合うセル間の部分で活性領域の長手方向に分割して前記二つの活性領域を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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