JP4845859B2 - ファイル - Google Patents
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Description
それゆえに、この発明の主たる目的は、被綴じ物が垂れないように綴じることができるファイルを提供することである。
この発明の請求項2にかかるファイルにおいて、垂れ防止手段は、ファイル表紙を閉じたときに、ファイル表紙に連動して被綴じ物の端縁に向けて突き出て形成される、請求項1に記載のファイルである。
この発明の請求項3にかかるファイルにおいて、垂れ防止手段は、ファイル表紙をヒンジ部において折り曲げて閉じたときに、その折り曲げに対応してファイル表紙のヒンジ部に沿って折れ曲がり、被綴じ物の端縁に向けて突き出て形成される、請求項1又は2に記載のファイルである。
この発明の請求項4にかかるファイルにおいて、垂れ防止手段は、ヒンジ部を介して連設された表表紙、裏表紙及び背表紙のうち少なくとも二つの間に架け渡された立ち上がり部を有し、一方の立ち上がり部が表表紙、裏表紙及び背表紙のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連設されていない表表紙、裏表紙及び背表紙のうち一つに連設され、前記一方の立ち上がり部と他方の立ち上がり部との間に前記ヒンジ部と平行な折れ曲がり部が形成された、請求項1ないし3のいずれかに記載のファイルである。
この発明の請求項5にかかるファイルにおいて、垂れ防止手段は、上端縁と下端縁とを有し、背表紙より内側に向けて山形に立ち上がらせるために、中央において内方に向けて折れ曲がらせるための第1折れ曲がり部と、表紙の薄肉ヒンジ部に沿って形成された第2折れ曲がり部と、綴じ具の綴環の環の中央の下部において、上端縁及び下端縁と交差して形成された第3折れ曲がり部とを形成され、第1折れ曲がり部と第2折れ曲がり部と第3折れ曲がり部とは、平行に形成され、第1折れ曲がり部は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部と第3折れ曲がり部とは谷折りとなるように構成された、請求項1ないし4のいずれかに記載のファイルである。
この発明の請求項6にかかるファイルにおいて、垂れ防止手段は、ファイル表紙を表側薄肉ヒンジ部において折り曲げて閉じたときに、その折り曲げに対応してファイル表紙の薄肉ヒンジ部に沿って第1折れ曲がり部おいて内側に向けて突き出る山折り状に折れ曲がり、且つ第2折れ曲がり部及び第3折れ曲がり部において外側に向けて凹む谷折り状に折れ曲がり、被綴じ物の綴じ代側端縁に向けて突き出るように形成され、第1折れ曲がり部と第3折れ曲がり部との間の長さは、表紙の薄肉ヒンジ部と第2折れ曲がり部の位置との幅と略同一であり、表紙を開いたときに、保持部及び支持部は、表紙の内側面に近い位置まで接近するか、又は、表紙を開いたときに、開いた表紙の内側に近いか略々同じ面に位置し、且つ表紙を閉じたときに一方の表紙が閉じられるに従って綴じ具に沿って他方の表紙に向けて被綴じ物の綴じ代側端縁を押圧するように構成された、請求項1ないし5のいずれかに記載のファイルである。
この発明の請求項7にかかるファイルにおいて、垂れ防止手段は、被綴じ物の端縁に接し合う表面に被綴じ物の空隙に入り込む凸条を形成され、該凸条は、可動自在に又は不動に形成された、請求項1ないし6のいずれかに記載のファイルである。
この発明の請求項8にかかるファイルにおいて、綴じ具は、背表紙を挟んでヒンジ部を介して対面する表紙のうち、一方の表紙の内側であって背表紙に近い面に固定され、垂れ防止手段は、背表紙と綴じ具の背表紙側の綴環との間において、架け渡され、表紙の背表紙と綴じ具との間に位置し、表紙を開いたときに表紙の内側に近いか略々同じ面に位置し、且つ表紙を閉じたときに前記ヒンジ部と平行な折れ曲がり部が折れ曲がって一方の表紙が閉じられるに従って綴じ具に沿って他方の表紙側に向けて被綴じ物を押圧するように構成された、請求項1ないし7のいずれかに記載のファイルである。
この発明の請求項9にかかるファイルにおいて、綴じ具は、背表紙を挟んでヒンジ部を介して対面する表紙のうち、一方の表紙の内側であって背表紙に近い面に固定され、垂れ防止手段は、綴じ具を固定された表紙とヒンジ部を介して交差する表紙に沿ってのび被綴じ物の端縁に接し合う保持部と、綴じ具を固定された表紙に沿ってのびる前記保持部を支持する支持部とを有し、前記保持部と支持部とは、ヒンジ部と平行な折れ曲がり部を介して連結され且つ背表紙と綴じ具の背表紙側の綴環との間において、架け渡され、表紙の背表紙と綴じ具との間に位置し、表紙を開いたときに表紙の内側に近いか略々同じ面に位置し、且つ表紙を閉じたときに前記ヒンジ部と平行な折れ曲がり部が折れ曲がり、一方の表紙が閉じられるに従って綴じ具に沿って他方の表紙側に向けて被綴じ物を押圧するように構成された、請求項1ないし8のいずれかに記載のファイルである。
この発明の請求項10にかかるファイルにおいて、垂れ防止手段は、綴じ具に向く面に、綴じ具に移動自在に固定された被綴じ物押さえ具の端縁を嵌挿するための嵌挿溝が形成された、請求項1ないし9のいずれかに記載のファイルである。
この発明の請求項11にかかるファイルにおいて、被綴じ物が固定された表紙より立ち上がった垂れ防止手段の立ち上がり部は、綴じ具を固定された表紙と直交する綴環と略平行に立ち上がり、綴じ具を固定された表紙と直交する綴環と交差し表紙と略平行なプレート状の被綴じ物押さえ具を、その端縁の表面及び裏面を挟むように嵌挿するための嵌挿溝が、綴じ具に向かって開放されるように形成された、請求項1ないし10のいずれかに記載のファイルである。
請求項2の発明によれば、垂れ防止手段は、ファイル表紙を閉じたときに、ファイル表紙に連動して被綴じ物の端縁に向けて突き出て形成されているので、ファイルの表紙を閉じるだけで、被綴じ物が垂れないように綴じることができる。
請求項3の発明によれば、垂れ防止手段は、ファイル表紙をヒンジ部において折り曲げて閉じたときに、その折り曲げに対応してファイル表紙のヒンジ部に沿って折れ曲がり、被綴じ物の端縁に向けて突き出て形成されているので、ファイル表紙を閉じるだけで、被綴じ物が垂れないように綴じることができる。
請求項7の発明によれば、垂れ防止手段は、被綴じ物の端縁に接し合う表面に被綴じ物の空隙に入り込む凸条を形成され、該凸条は、可動自在に又は不動に形成されているので、綴じられた被綴じ物を整列して、例えばファイルを立てた状態に保管できる。
請求項4の発明によれば、垂れ防止手段は、ヒンジ部を介して連設された表表紙、裏表紙及び背表紙のうち少なくとも二つの間に架け渡された立ち上がり部を有し、一方の立ち上がり部が表表紙、裏表紙及び背表紙のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連設されていない表表紙、裏表紙及び背表紙のうち一つに連設され、前記一方の立ち上がり部と他方の立ち上がり部との間に前記ヒンジ部と平行な折れ曲がり部が形成されているので、表紙をヒンジ部において折り曲げて閉じたときに、立ち上がり部が立ち上がって被綴じ物の端縁を保持して、被綴じ物を垂れることなく保管することができる。
請求項8の発明によれば、綴じ具は、背表紙を挟んでヒンジ部を介して対面する表紙のうち、一方の表紙の内側であって背表紙に近い面に固定され、垂れ防止手段は、背表紙と綴じ具の背表紙側の綴環との間において、架け渡され、表紙の背表紙と綴じ具との間に位置し、表紙を開いたときに表紙の内側に近いか略々同じ面に位置し、且つ表紙を閉じたときに前記ヒンジ部と平行な折れ曲がり部が折れ曲がって一方の表紙が閉じられるに従って綴じ具に沿って他方の表紙側に向けて被綴じ物を押圧するように構成されているので、表紙の閉じる動作に応じて垂れ防止手段も作動して被綴じ物の端縁を保持する。
請求項9の発明によれば、綴じ具は、背表紙を挟んでヒンジ部を介して対面する表紙のうち、一方の表紙の内側であって背表紙に近い面に固定され、垂れ防止手段は、綴じ具を固定された表紙とヒンジ部を介して交差する表紙に沿ってのび被綴じ物の端縁に接し合う保持部と、綴じ具を固定された表紙に沿ってのびる前記保持部を支持する支持部とを有し、前記保持部と支持部とは、ヒンジ部と平行な折れ曲がり部を介して連結され且つ背表紙と綴じ具の背表紙側の綴環との間において、架け渡され、表紙の背表紙と綴じ具との間に位置し、表紙を開いたときに表紙の内側に近いか略々同じ面に位置し、且つ表紙を閉じたときに前記ヒンジ部と平行な折れ曲がり部が折れ曲がり、一方の表紙が閉じられるに従って綴じ具に沿って他方の表紙側に向けて被綴じ物を押圧するように構成されているので、表紙の閉じる動作に応じて垂れ防止手段も作動して保持部により被綴じ物の端縁を保持する。
請求項10の発明によれば、垂れ防止手段は、綴じ具に向く面に、綴じ具に移動自在に固定された被綴じ物押さえ具の端縁を嵌挿するための嵌挿溝が形成されているので、積層された被綴じ物の上面を被綴じ物押さえ具により押圧した状態において、被綴じ物押さえ具を確り垂れ防止手段に固定して被綴じ物を不用意に動くことのないようにすることができる。
請求項11の発明によれば、被綴じ物が固定された表紙より立ち上がった垂れ防止手段の立ち上がり部は、綴じ具を固定された表紙と直交する綴環と略平行に立ち上がり、綴じ具を固定された表紙と直交する綴環と交差し表紙と略平行なプレート状の被綴じ物押さえ具を、その端縁の表面及び裏面を挟むように嵌挿するための嵌挿溝が、綴じ具に向かって開放されるように形成されているので、積層された被綴じ物の上面を被綴じ物押さえ具により押圧した状態において、被綴じ物押さえ具を確り垂れ防止手段に固定して被綴じ物を不用意に動くことのないようにすることができる。
一般的には、ファイルとはおおむね記録済みの文書(伝票・カタログ・書類など)をとじ、又は、はさみ入れて整理・保管することのできる表紙をいい、バインダーとはおおむね未記録のとじ穴のある用紙(ルーズリーフ、帳票など)を挿入し、記録できる、とじ具付き表紙をいうが、この発明の特許請求の範囲及び明細書においては、綴具の付いたファイルとバインダーとを総称して、ファイルという。
そして、表表紙16及び裏表紙18は、背表紙14寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部20及び裏側薄肉ヒンジ部22が設けられ、表側薄肉ヒンジ部20と裏側薄肉ヒンジ部22とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは、半円弧状であり、背表紙14側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙12の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部20及び裏側薄肉ヒンジ部22と直交し表紙12の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
垂れ防止手段30は、ファイル表紙12の表表紙16を表側薄肉ヒンジ部20において折り曲げて閉じたときに、表表紙16と背表紙14とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙12の表側薄肉ヒンジ部20に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙16、裏表紙18及び背表紙14のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙16、裏表紙18及び背表紙14のうち一つに連結されている。
第1折れ曲がり部40と第2折れ曲がり部42と第3折れ曲がり部44とは、平行に形成され、表紙12の内側からみて、第1折れ曲がり部40は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部42と第3折れ曲がり部44とは谷折りとなる。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる保持部32と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部34との間に第1折れ曲がり部40が形成されている。
更に、支持部34は、第1折れ曲がり部40とは反対側端縁に表表紙16との連結し折曲自在とするために第2折れ曲がり部42を表側薄肉ヒンジ部20に連続して形成され、第2折れ曲がり部42は表側薄肉ヒンジ部20と平行に形成されている。
また、保持部32は、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1と接し被綴じ物Sを表紙12の外側に押圧するための面積を備え、綴じ具9010の長さ(D)方向にのびる長さと積層された被綴じ物Sの厚さに対応した綴じ具9010の高さ(G)方向にのびる長さを備える。そして、保持部32は、第1折れ曲がり部40とは反対側端縁に裏表紙18との連結し折り曲自在とするための第3折れ曲がり部44を形成され、第3折れ曲がり部44は表側薄肉ヒンジ部20及び裏側薄肉ヒンジ部22と平行に形成されている。
而して、垂れ防止手段30の第1折れ曲がり部40と第2折れ曲がり部42と第3折れ曲がり部44とは、表側薄肉ヒンジ部20及び裏側薄肉ヒンジ部22と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
したがって、垂れ防止手段30を立ち上げたときに、保持部32は、裏表紙18に対して略垂直に立ち上がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に接近し綴じ代側端縁S1の列と対向して、被綴じ物Sを保持する。
第2折れ曲がり部42は、表表紙16を閉じるときに垂れ防止手段30を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部22より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部22を枢軸として閉じられる背表紙14及び表表紙16の動作に対応して、第1折れ曲がり部40を頂点として山型に折れ曲がり立ち上がり易くするために、垂れ防止手段30の第2折れ曲がり部42は、表側薄肉ヒンジ部20の近傍に位置している。
そして、表表紙116及び裏表紙118は、背表紙114寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部120及び裏側薄肉ヒンジ部122が設けられ、表側薄肉ヒンジ部120と裏側薄肉ヒンジ部122とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは半円弧状であり、背表紙114側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙112の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部120及び裏側薄肉ヒンジ部122と直交し表紙112の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
垂れ防止手段130は、ファイル表紙112の表表紙116を表側薄肉ヒンジ部120において折り曲げて閉じたときに、表表紙116と背表紙114とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙112の表側薄肉ヒンジ部120に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙116、裏表紙118及び背表紙114のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙116、裏表紙118及び背表紙114のうち一つに連結されている。
第1折れ曲がり部140と第2折れ曲がり部142と第3折れ曲がり部144とは、平行に形成され、表紙112の内側からみて、第1折れ曲がり部140は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部142と第3折れ曲がり部144とは谷折りとなる。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる保持部132と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部134との間に第1折れ曲がり部140が形成されている。
更に、支持部134は、第1折れ曲がり部140とは反対側端縁に表表紙116と連結し折曲自在とするために第2折れ曲がり部142を表側薄肉ヒンジ部120の近傍であって背表紙114に形成され、第2折れ曲がり部142は表側薄肉ヒンジ部120と平行に形成されている。
また、保持部132は、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1と接し被綴じ物Sを表紙112の外側に押圧するための面積を備え、綴じ具9010の長さ(D)方向にのびる長さと積層された被綴じ物Sの厚さに対応した綴じ具9010の高さ(G)方向にのびる長さを備える。そして、保持部132は、第1折れ曲がり部140とは反対側端縁に裏表紙118と連結し折り曲自在とするための第3折れ曲がり部144を形成され、第3折れ曲がり部144は表側薄肉ヒンジ部120及び裏側薄肉ヒンジ部122と平行に形成されている。
而して、垂れ防止手段130の第1折れ曲がり部140と第2折れ曲がり部142と第3折れ曲がり部144とは、表側薄肉ヒンジ部120及び裏側薄肉ヒンジ部122と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
したがって、垂れ防止手段130を立ち上げたときに、保持部132は、裏表紙118に対して略垂直に立ち上がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に接近し綴じ代側端縁S1の列と対向して、被綴じ物Sを保持する。
第2折れ曲がり部142は、表表紙116を閉じるときに垂れ防止手段130を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部122より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部122を枢軸として閉じられる背表紙114及び表表紙116の動作に対応して、第1折れ曲がり部140を頂点として山型に折れ曲がり立ち上がり易くするために、垂れ防止手段130の第2折れ曲がり部142は、表側薄肉ヒンジ部120の近傍に位置している。
そして、表表紙216及び裏表紙218は、背表紙214寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部220及び裏側薄肉ヒンジ部222が設けられ、表側薄肉ヒンジ部220と裏側薄肉ヒンジ部222とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは、半円弧状であり、背表紙214側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙212の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部220及び裏側薄肉ヒンジ部222と直交し表紙212の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
垂れ防止手段230は、ファイル表紙212の表表紙216を表側薄肉ヒンジ部220において折り曲げて閉じたときに、表表紙216と背表紙214とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙212の表側薄肉ヒンジ部220に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙216、裏表紙218及び背表紙214のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙216、裏表紙218及び背表紙214のうち一つに連結されている。
第1折れ曲がり部240と第2折れ曲がり部242と第3折れ曲がり部244とは、平行に形成され、表紙212の内側からみて、第1折れ曲がり部240は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部242と第3折れ曲がり部244とは谷折りとなる。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる保持部232と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部234との間に第1折れ曲がり部240が形成されている。
更に、支持部234は、第1折れ曲がり部240とは反対側端縁に背表紙214と連結し折曲自在とするために第2折れ曲がり部242を表側薄肉ヒンジ部220の近傍で裏表紙218側に離れた位置に形成され、第2折れ曲がり部242は表側薄肉ヒンジ部220と平行に形成されている。
また、保持部232は、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1と接し被綴じ物Sを表紙212の外側に押圧するための面積を備え、綴じ具9010の長さ(D)方向にのびる長さと積層された被綴じ物Sの厚さに対応した綴じ具9010の高さ(G)方向にのびる長さを備える。そして、保持部232は、第1折れ曲がり部240とは反対側端縁に裏表紙218の連結し折り曲自在とするための第3折れ曲がり部244を形成され、第3折れ曲がり部244は表側薄肉ヒンジ部220及び裏側薄肉ヒンジ部222と平行に形成されている。
この実施の形態においては、第1折れ曲がり部240から保持部232にのびるU字状のスリット236Aによって、保持部232から分離され、第1折れ曲がり部240において保持部232と支持部234とを折り曲げたときに、保持突片236は、保持部232より平板状に延長するように構成されている。
而して、垂れ防止手段230の第1折れ曲がり部240と第2折れ曲がり部242と第3折れ曲がり部244とは、表側薄肉ヒンジ部220及び裏側薄肉ヒンジ部222と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
したがって、垂れ防止手段230を立ち上げたときに、保持部232は、裏表紙218に対して略垂直に立ち上がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に接近し綴じ代側端縁S1の列と対向して、被綴じ物Sを保持する。
第2折れ曲がり部242は、表表紙216を閉じるときに垂れ防止手段230を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部222より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部222を枢軸として閉じられる背表紙214及び表表紙216の動作に対応して、第1折れ曲がり部240を頂点として山型に折れ曲がり立ち上がり易くするために、垂れ防止手段230の第2折れ曲がり部242は、表側薄肉ヒンジ部220の近傍に位置している。
そして、表表紙316及び裏表紙318は、背表紙314寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部320及び裏側薄肉ヒンジ部322が設けられ、表側薄肉ヒンジ部320と裏側薄肉ヒンジ部322とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは、半円弧状であり、背表紙314側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙312の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部320及び裏側薄肉ヒンジ部322と直交し表紙312の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
垂れ防止手段330は、ファイル表紙312の表表紙316を表側薄肉ヒンジ部320において折り曲げて閉じたときに、表表紙316と背表紙314とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙312の表側薄肉ヒンジ部320に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙316、裏表紙318及び背表紙314のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙316、裏表紙318及び背表紙314のうち一つに連結されている。
第1折れ曲がり部340と第2折れ曲がり部342と第3折れ曲がり部344とは、平行に形成され、表紙312の内側からみて、第1折れ曲がり部340は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部342と第3折れ曲がり部344とは谷折りとなる。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる保持部332と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部334との間に第1折れ曲がり部340が形成されている。
更に、支持部334は、第1折れ曲がり部340とは反対側端縁に表表紙316との連結のための第1連結部350を有し、第1連結部350の近傍に折曲自在とするために第2折れ曲がり部342を形成されている。第2折れ曲がり部342は、表側薄肉ヒンジ部320に連続して形成されている。
また、保持部332は、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1と接し被綴じ物Sを表紙312の外側に押圧するための面積を備え、綴じ具9010の長さ(D)方向にのびる長さと積層された被綴じ物Sの厚さに対応した綴じ具9010の高さ(G)方向にのびる長さを備える。そして、保持部332は、第1折れ曲がり部340とは反対側端縁に裏表紙318との連結のための第2連結部352を有し、第2連結部352の近傍に折曲自在とするための第3折れ曲がり部344を形成されている。
而して、垂れ防止手段330の第1折れ曲がり部340と第2折れ曲がり部342と第3折れ曲がり部344とは、表側薄肉ヒンジ部320及び裏側薄肉ヒンジ部322と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
したがって、垂れ防止手段330を立ち上げたときに、保持部332は、裏表紙318に対して略垂直に立ち上がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に接近し綴じ代側端縁S1の列と対向して、被綴じ物Sを保持する。
第2折れ曲がり部342は、表表紙316を閉じるときに垂れ防止手段330を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部322より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部322を枢軸として閉じられる背表紙314及び表表紙316の動作に対応して、第1折れ曲がり部340を頂点として山型に折れ曲がり立ち上がり易くするために、垂れ防止手段330の第2折れ曲がり部342は、表側薄肉ヒンジ部320の近傍に位置している。
そして、表表紙416及び裏表紙418は、背表紙414寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部420及び裏側薄肉ヒンジ部422が設けられ、表側薄肉ヒンジ部420と裏側薄肉ヒンジ部422とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは、半円弧状であり、背表紙414側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙412の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部420及び裏側薄肉ヒンジ部422と直交し表紙412の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
垂れ防止手段430は、ファイル表紙412の表表紙416を表側薄肉ヒンジ部420において折り曲げて閉じたときに、表表紙416と背表紙414とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙412の表側薄肉ヒンジ部420に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙416、裏表紙418及び背表紙414のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙416、裏表紙418及び背表紙414のうち一つに連結されている。
第1折れ曲がり部440と第2折れ曲がり部442と第3折れ曲がり部444とは、平行に形成され、表紙412の内側からみて、第1折れ曲がり部440は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部442と第3折れ曲がり部444とは谷折りとなる。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる保持部432と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部434との間に第1折れ曲がり部440が形成されている。
更に、支持部434は、第1折れ曲がり部440とは反対側端縁に表表紙416との連結のための第1連結部450を有し、第1連結部450の近傍に折曲自在とするために第2折れ曲がり部442を形成されている。第2折れ曲がり部442は、表側薄肉ヒンジ部420の近傍であって背表紙414に形成されている。
また、保持部432は、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1と接し被綴じ物Sを表紙412の外側に押圧するための面積を備え、綴じ具9010の長さ(D)方向にのびる長さと積層された被綴じ物Sの厚さに対応した綴じ具9010の高さ(G)方向にのびる長さを備える。そして、保持部432は、第1折れ曲がり部440とは反対側端縁に裏表紙418との連結のための第2連結部452を有し、第2連結部452の近傍に折曲自在とするための第3折れ曲がり部444を形成されている。
而して、垂れ防止手段430の第1折れ曲がり部440と第2折れ曲がり部442と第3折れ曲がり部444と第4折れ曲がり部454とは、表側薄肉ヒンジ部420及び裏側薄肉ヒンジ部422と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
したがって、垂れ防止手段430を立ち上げたときに、保持部432は、裏表紙418に対して略垂直に立ち上がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に接近し綴じ代側端縁S1の列と対向して、被綴じ物Sを保持する。
第2折れ曲がり部442は、表表紙416を閉じるときに垂れ防止手段430を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部422より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部422を枢軸として閉じられる背表紙414及び表表紙416の動作に対応して、第1折れ曲がり部440を頂点として山型に折れ曲がり立ち上がり易くするために、垂れ防止手段430の第2折れ曲がり部442は、表側薄肉ヒンジ部420の近傍に位置している。
そして、表表紙516及び裏表紙518は、背表紙514寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部520及び裏側薄肉ヒンジ部522が設けられ、表側薄肉ヒンジ部520と裏側薄肉ヒンジ部522とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは、半円弧状であり、背表紙514側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙512の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部520及び裏側薄肉ヒンジ部522と直交し表紙512の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
垂れ防止手段530は、ファイル表紙512の表表紙516を表側薄肉ヒンジ部520において折り曲げて閉じたときに、表表紙516と背表紙514とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙512の表側薄肉ヒンジ部520に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙516、裏表紙518及び背表紙514のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙516、裏表紙518及び背表紙514のうち一つに連結されている。
第1折れ曲がり部540と第2折れ曲がり部542と第3折れ曲がり部544とは、平行に形成され、表紙512の内側からみて、第1折れ曲がり部540は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部542と第3折れ曲がり部544とは谷折りとなる。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる保持部532と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部534との間に第1折れ曲がり部540が形成されている。
更に、支持部534は、第1折れ曲がり部540とは反対側端縁に表表紙516との連結のための第1連結部550を有し、第1連結部550の近傍に折曲自在とするために第2折れ曲がり部542を形成されている。第2折れ曲がり部542は、表側薄肉ヒンジ部520の近傍で裏表紙518側に離れた位置に形成されている。
また、保持部532は、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1と接し被綴じ物Sを表紙512の外側に押圧するための面積を備え、綴じ具9010の長さ(D)方向にのびる長さと積層された被綴じ物Sの厚さに対応した綴じ具9010の高さ(G)方向にのびる長さを備える。そして、保持部532は、第1折れ曲がり部540とは反対側端縁に裏表紙518との連結のための第2連結部552を有し、第2連結部552の近傍に折曲自在とするための第3折れ曲がり部544を形成されている。
而して、垂れ防止手段530の第1折れ曲がり部540と第2折れ曲がり部542と第3折れ曲がり部544とは、表側薄肉ヒンジ部520及び裏側薄肉ヒンジ部522と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
この実施の形態においては、第1折れ曲がり部540から保持部532にのびるU字状のスリット536Aによって、保持部532から分離され、第1折れ曲がり部540において保持部532と支持部534とを折り曲げたときに、保持突片536は、保持部532より平板状に延長するように構成されている。
したがって、垂れ防止手段530を立ち上げたときに、保持部532は、裏表紙518に対して略垂直に立ち上がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に接近し綴じ代側端縁S1の列と対向して、被綴じ物Sを保持する。
第2折れ曲がり部542は、表表紙516を閉じるときに垂れ防止手段530を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部522より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部522を枢軸として閉じられる背表紙514及び表表紙516の動作に対応して、第1折れ曲がり部540を頂点として山型に折れ曲がり立ち上がり易くするために、垂れ防止手段530の第2折れ曲がり部542は、表側薄肉ヒンジ部520の近傍に位置している。
そして、表表紙616及び裏表紙618は、背表紙614寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部620及び裏側薄肉ヒンジ部622が設けられ、表側薄肉ヒンジ部620と裏側薄肉ヒンジ部622とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは、半円弧状であり、背表紙614側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙612の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部620及び裏側薄肉ヒンジ部622と直交し表紙612の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
この実施の形態においては、垂れ防止手段630と押圧作用手段730とは、一体化された垂れ防止押圧作用部材として構成されている。
垂れ防止押圧作用部材は、上端縁と下端縁とを有し、上端縁と下端縁とが平行な方形状に形成されている。
垂れ防止押圧作用部材は、ファイル表紙612の表表紙616を表側薄肉ヒンジ部620において折り曲げて閉じたときに、表表紙616と背表紙614とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙612の表側薄肉ヒンジ部620に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙616、裏表紙618及び背表紙614のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙616、裏表紙618及び背表紙614のうち一つに連結されている。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる保持部632と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部634との間に第1折れ曲がり部640が形成されている。
更に、支持部634は、第1折れ曲がり部640とは反対側端縁に表表紙616との連結のための第1連結部650を有し、第1連結部650の近傍に折曲自在とするために第2折れ曲がり部642を形成されている。第2折れ曲がり部642は、表側薄肉ヒンジ部620に連続して形成されている。
また、保持部632は、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1と接し被綴じ物Sを表紙612の外側に押圧するための面積を備え、綴じ具9010の長さ(D)方向にのびる長さと積層された被綴じ物Sの厚さに対応した綴じ具9010の高さ(G)方向にのびる長さを備える。そして、保持部632は、第1折れ曲がり部640とは反対側端縁に裏表紙618との連結のための第2連結部652を有し、第2連結部652の近傍に折曲自在とするための第3折れ曲がり部644を形成されている。
而して、垂れ防止手段630の第1折れ曲がり部640と第2折れ曲がり部642と第3折れ曲がり部644と第4折れ曲がり部654とは、表側薄肉ヒンジ部620及び裏側薄肉ヒンジ部622と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
したがって、垂れ防止手段630を立ち上げたときに、保持部632は、裏表紙618に対して略垂直に立ち上がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に接近し綴じ代側端縁S1の列と対向して、被綴じ物Sを保持する。
第2折れ曲がり部642は、表表紙616を閉じるときに垂れ防止手段630を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部622より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部622を枢軸として閉じられる背表紙614及び表表紙616の動作に対応して、第1折れ曲がり部640を頂点として山型に折れ曲がり立ち上がり易くするために、垂れ防止手段630の第2折れ曲がり部642は、表側薄肉ヒンジ部620の近傍に位置している。
押圧作用手段730は、表紙612の内側に取り付けられた押圧作用手段730を構成する立ち上がり部材により構成され、表表紙616表表紙、裏表紙618及び背表紙614のうち少なくとも二つの間に架け渡された立ち上がり部を有する。
一方の立ち上がり部が表表紙616、裏表紙618及び背表紙614のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙616、裏表紙618及び背表紙614のうち一つに連結されている。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる押圧保持部732と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部634との間に第1折れ曲がり部740が形成されている。
表紙612を開いたとき、綴じ具9010を固定された裏表紙618と対向する表表紙616に近い位置に位置し、表紙612を閉じたときに、綴じ具9010を固定された裏表紙618と交差する背表紙614と離れた位置に位置するように、支持部734及び押圧保持部732は、その境で屈曲自在になるように構成され、表紙612の内側に連設されている。
更に、支持部734は、第1折れ曲がり部740とは反側端縁に表表紙616との連結のための第1連結部750を有し、第1連結部750近傍に第2折れ曲がり部742を形成されている。
又、押圧保持部732は、第1折れ曲がり部740とは反側端縁に裏表紙618との連結のための第2連結部752を有し、第2連結部752近傍に第3折れ曲がり部744を形成されている。
そして、垂れ防止手段630の保持部632及び支持部634と押圧作用手段730の押圧保持部732及び支持部734とは、それらの境に穿設された分離スリット690によって分離されている。
又、垂れ防止手段630の第2連結部652は、第3折れ曲がり部644が裏表紙618の綴じ具9010の綴環9012及び綴環9014の環の中央に位置するように接続され、又、垂れ防止手段630の第1連結部650は、第2折れ曲がり部642が背表紙614の表側薄肉ヒンジ部620に位置するように接続されている。
そして、押圧作用手段730の第2連結部752は、第2折れ曲がり部742が背表紙614の裏側薄肉ヒンジ部622に位置するように接続され,又押圧作用手段730の第1連結部750は、表表紙616の綴じ具9010の頂部より少し高い位置までのびるように、第3折れ曲がり部744が表側薄肉ヒンジ部620より離れた位置に位置するように接続されている。
第2折れ曲がり部742は、表表紙616を閉じるとき、押圧作用手段730を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部622より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部622を枢軸として閉じられる背表紙614及び表表紙616の動作に対応して、第1折れ曲がり部740を頂点として山型に折れ曲がり、立ち上がって押圧作用手段730の上部に載っている被綴じ物Sを持ち上げ易くするために、押圧作用手段730の第2折れ曲がり部742は、表側薄肉ヒンジ部620よりも更に外側である表表紙616の内面に位置している。
押圧作用手段730の押圧保持部732の幅(W5)は、垂れ防止手段630の支持部634の幅(W6)よりも僅かに狭く形成されている。而して、表表紙616を開いた状態から閉じる状態にするときに、押圧保持部732は、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に当接せず、表表紙616の閉じる動作の妨げにならないように形成されている。
図45ないし50図示ファイルは、図21ないし25図示実施の形態の変形例であって、その他の構成は同一であるので、同一の構成については同一の符号で示し、説明は省略する。
そして、表表紙816及び裏表紙818は、背表紙814寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部820及び裏側薄肉ヒンジ部822が設けられ、表側薄肉ヒンジ部820と裏側薄肉ヒンジ部822とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは、半円弧状であり、背表紙814側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙812の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部820及び裏側薄肉ヒンジ部822と直交し表紙812の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
被綴じ物押さえ具3010の押さえ具本体3012は、背表紙側端縁に、綴環9012と綴環9014との間隔及び径に対応して嵌挿孔3016と嵌挿孔3018とを穿設されている。そして、嵌挿孔3016を綴環9012に嵌挿し且つ嵌挿孔3018を綴環9014に嵌挿して綴じ具9010に取り付けられた被綴じ物押さえ具3010は、綴環9012と綴環9014の形状に沿って、綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向に回転して表側から裏側及びその逆の方向に移動できるように構成されている。
この実施の形態においては、摺接体3014は、先細で、押さえ具本体3012に連設されて被綴じ物押さえ具3010の全体が略T字型を形成しているが、図65に示すように、押さえ具本体3012と接する領域を幅広として、強度を増した形状としてもよい。
垂れ防止手段830は、表紙812の幅方向にのび、表側薄肉ヒンジ部820及び裏側薄肉ヒンジ部822と直交し且つ第1の綴環9012及び第2の綴環9014ののびる長さ(F)方向と平行にのびる。そして、垂れ防止手段830は、ファイル表紙812の表表紙816を表側薄肉ヒンジ部820において折り曲げて閉じたときに、表表紙816と背表紙814とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙812の表側薄肉ヒンジ部820に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙816、裏表紙818及び背表紙814のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙816、裏表紙818及び背表紙814のうち一つに連結されている。
第1折れ曲がり部840と第2折れ曲がり部842と第3折れ曲がり部844とは、平行に形成され、表紙812の内側からみて、第1折れ曲がり部840は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部842と第3折れ曲がり部844とは谷折りとなる。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる保持部832と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部834との間に第1折れ曲がり部840が形成されている。
第2折れ曲がり部842は、表側薄肉ヒンジ部820と平行に表表紙816と背表紙814との境界に形成されている。
第4折れ曲がり部854は、第2折れ曲がり部842よりは背表紙814側において、第2折れ曲がり部842と適宜な間隔をおいて、第2折れ曲がり部842及び表側薄肉ヒンジ部820と平行に形成されている。
また、保持部832は、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1と接し被綴じ物Sを表紙812の外側に押圧するための面積を備え、綴じ具9010の長さ(D)方向にのびる長さと積層された被綴じ物Sの厚さに対応した綴じ具9010の高さ(G)方向にのびる長さを備える。そして、保持部832は、第1折れ曲がり部840とは反対側端縁に裏表紙818との連結のための第2連結部852を有し、第2連結部852の近傍に折曲自在とするための第3折れ曲がり部844を形成されている。
而して、垂れ防止手段830の第1折れ曲がり部840と第2折れ曲がり部842と第3折れ曲がり部844と第4折れ曲がり部854とは、表側薄肉ヒンジ部820及び裏側薄肉ヒンジ部822と平行にのびるとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
垂れ防止手段830の立ち上がり部からなる保持部832は、被綴じ物Sが固定された表紙812より立ち上がっており、綴じ具9010を固定された裏表紙818と直交する第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aの長さ(F)方向と略平行に立ち上がる。
嵌挿溝856は、綴じ具9010を固定された裏表紙818と直交する第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aの長さ(F)方向と交差し、裏表紙818と略平行に固定されているプレート状の被綴じ物押さえ具3010を、その端縁の表面及び裏面を挟むように嵌挿するために、綴じ具9010に向かって開放され、且つ溝底に向かうに従って狭くなるように形成されている。
そして、更に表表紙816を裏表紙818側に回動して裏表紙818と略45度位の角度をなすように閉じたとき、被綴じ物押さえ具3010の嵌挿部3020が、垂れ防止手段830の保持部832の綴じ具9010側の端縁に当接し、嵌挿溝856の開口部分を飛び越えて徐々に裏表紙818側に移動する。
更に、表表紙816が裏表紙818と平行に近い位置まで閉じられたとき、被綴じ物押さえ具3010の嵌挿部3020は、垂れ防止手段830の保持部832の嵌挿溝856内に嵌まり込み、嵌合される。
したがって、被綴じ物押さえ具3010は、積層された被綴じ物Sの表面上を押圧した状態において、複数ある嵌挿溝856の内、押さえるに最適な位置にある嵌挿溝856に嵌合されて、被綴じ物Sを確り押えることとなる。
そして、表表紙1016及び裏表紙1018は、背表紙1014寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部1020及び裏側薄肉ヒンジ部1022が設けられ、表側薄肉ヒンジ部1020と裏側薄肉ヒンジ部1022とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは半円弧状である。
この実施の形態においては、垂れ防止手段と押圧作用手段とは、一体化された垂れ防止押圧作用体1030として構成されている。
垂れ防止押圧作用体1030は、表紙1012の高さ方向において上下に分かれて一対形成されており、上の垂れ防止押圧作用体1030Aと下の垂れ防止押圧作用体1030Bとは、対称に形成されている。
垂れ防止押圧作用体1030は、ファイル表紙1012の表表紙1016を表側薄肉ヒンジ部1020において折り曲げて閉じたときに、表表紙1016と背表紙1014とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙1012の表側薄肉ヒンジ部1020に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙1016、裏表紙1018及び背表紙1014のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙1016、裏表紙1018及び背表紙1014のうち一つに連結されている。
第1折れ曲がり部1040と第2折れ曲がり部1042と第3折れ曲がり部1044とは、平行に形成され、表紙1012の内側からみて、第1折れ曲がり部1040は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部1042と第3折れ曲がり部1044とは谷折りとなる。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる押圧保持部1032と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部1034との間に、第1折れ曲がり部1040が形成されている。
更に、支持部1034は、第1折れ曲がり部1040とは反対側端縁に表表紙1016との連結し折曲自在とするために第2折れ曲がり部1042を表側薄肉ヒンジ部1020に連続して形成され、第2折れ曲がり部1042は表側薄肉ヒンジ部1020と平行に形成されている。
また、押圧保持部1032は、第1折れ曲がり部1040とは反対側端縁に裏表紙1018との連結し折曲自在とするための第3折れ曲がり部1044を形成され、第3折れ曲がり部1044は表側薄肉ヒンジ部1020及び裏側薄肉ヒンジ部1022と平行に形成されている。
而して、垂れ防止手段1030の第1折れ曲がり部1040と第2折れ曲がり部1042と第3折れ曲がり部1044とは、表側薄肉ヒンジ部1020及び裏側薄肉ヒンジ部1022と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
したがって、垂れ防止押圧作用体1030を立ち上げたときに、押圧保持部1032は、裏表紙1018に対して略垂直に立ち上がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に接近し綴じ代側端縁S1の列と対向して、被綴じ物Sを保持する。
第2折れ曲がり部1042は、表表紙1016を閉じるときに垂れ防止押圧作用体1030を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部1022より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部1022を枢軸として閉じられる背表紙1014及び表表紙1016の動作に対応して、第1折れ曲がり部1040を頂点として山型に折れ曲がり立ち上がり易くするために、垂れ防止押圧作用体1030の第2折れ曲がり部1042は、表側薄肉ヒンジ部1020の近傍に位置している。
押圧保持部1032は、表紙1012を開いたとき綴じ具9010の第1の綴環9012及び第2の綴環9014の基部側からのび、支持部1034は、綴じ具9010の第1の綴環9012及び第2の綴環9014の頂部側からのびる。
そして、表紙1012を開いたとき、綴じ具9010を固定された裏表紙1018と対向する表表紙1016に近い位置に位置し、表紙1012を閉じたときに、綴じ具9010を固定された表表紙1016と交差する背表紙1014と離れた位置に位置するように、支持部1034及び押圧保持部1032は、その境で屈曲自在になるように構成され、表紙1012の内側に連設されている。
そして、表表紙1116及び裏表紙1118は、背表紙1114寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部1120及び裏側薄肉ヒンジ部1122が設けられ、表側薄肉ヒンジ部1120と裏側薄肉ヒンジ部1122とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは、半円弧状であり、背表紙1114側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙812の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部1120及び裏側薄肉ヒンジ部1122と直交し表紙1112の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
この実施の形態においては、垂れ防止手段と押圧作用手段とは、一体化された垂れ防止押圧作用体1130として構成されている。
垂れ防止押圧作用体1130は、表紙1112の高さ方向において上下に分かれて一対形成されており、上の垂れ防止押圧作用体1130Aと下の垂れ防止押圧作用体1130Bとは、対称に形成されている。
垂れ防止押圧作用体1130は、ファイル表紙1112の表表紙1116を表側薄肉ヒンジ部1120において折り曲げて閉じたときに、表表紙1116と背表紙1114とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙1112の表側薄肉ヒンジ部1120に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙1116、裏表紙1118及び背表紙1114のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙1116、裏表紙1118及び背表紙1114のうち一つに連結されている。
第1折れ曲がり部1140と第2折れ曲がり部1142と第3折れ曲がり部1144とは、平行に形成され、表紙1112の内側からみて、第1折れ曲がり部1140は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部1142と第3折れ曲がり部1144とは谷折りとなる。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる押圧保持部1132と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部1134との間に、第1折れ曲がり部1140が形成されている。
更に、支持部1134は、第1折れ曲がり部1140とは反対側端縁に表表紙1116と連結し折曲自在とするための第2折れ曲がり部1142を表側薄肉ヒンジ部1120の近傍であって背表紙1114に形成され、第2折れ曲がり部1142は表側薄肉ヒンジ部1120と平行に形成されている。
また、押圧保持部1132は、第1折れ曲がり部1140とは反対側端縁に裏表紙1118と連結し折曲自在とするための第3折れ曲がり部1144を形成され、第3折れ曲がり部1144は表側薄肉ヒンジ部1120及び裏側薄肉ヒンジ部1122と平行に形成されている。
而して、垂れ防止手段1130の第1折れ曲がり部1140と第2折れ曲がり部1142と第3折れ曲がり部1144とは、表側薄肉ヒンジ部1120及び裏側薄肉ヒンジ部1122と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
したがって、垂れ防止押圧作用体1130を立ち上げたときに、押圧保持部1132は、裏表紙1118に対して略垂直に立ち上がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に接近し綴じ代側端縁S1の列と対向して、被綴じ物Sを保持する。
第2折れ曲がり部1142は、表表紙1116を閉じるときに垂れ防止押圧作用体1130を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部1122より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部1122を枢軸として閉じられる背表紙1114及び表表紙1116の動作に対応して、第1折れ曲がり部1140を頂点として山型に折れ曲がり立ち上がり易くするために、垂れ防止押圧作用体1130の第2折れ曲がり部1142は、表側薄肉ヒンジ部1120の近傍に位置している。
押圧保持部1132は、表紙1112を開いたとき綴じ具9010の第1の綴環9012及び第2の綴環9014の基部側からのび、支持部1134は、綴じ具9010の第1の綴環9012及び第2の綴環9014の頂部側からのびる。
表紙1112を開いたとき、綴じ具9010を固定された裏表紙1118と対向する表表紙1116に近い位置に位置し、表紙1112を閉じたときに、綴じ具9010を固定された表表紙1116と交差する背表紙1114と離れた位置に位置するように、支持部1134及び押圧保持部1132は、その境で屈曲自在になるように構成され、表紙1112の内側に連設されている。
そして、表表紙1216及び裏表紙1218は、背表紙1214寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部1220及び裏側薄肉ヒンジ部1222が設けられ、表側薄肉ヒンジ部1220と裏側薄肉ヒンジ部1222とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは、半円弧状であり、背表紙1214側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙1212の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部1220及び裏側薄肉ヒンジ部1222と直交し表紙1212の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
この実施の形態においては、垂れ防止手段と押圧作用手段とは、一体化された垂れ防止押圧作用体1230として構成されている。
垂れ防止押圧作用体1230は、表紙1212の高さ方向において上下に分かれて一対形成されており、上の垂れ防止押圧作用体1230Aと下の垂れ防止押圧作用体1230Bとは、対称に形成されている。
垂れ防止押圧作用体1230は、ファイル表紙1212の表表紙1216を表側薄肉ヒンジ部1220において折り曲げて閉じたときに、表表紙1216と背表紙1214とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙1212の表側薄肉ヒンジ部1220に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙1216、裏表紙1218及び背表紙1214のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙1216、裏表紙1218及び背表紙1214のうち一つに連結されている。
第1折れ曲がり部1240と第2折れ曲がり部1242と第3折れ曲がり部1244とは、平行に形成され、表紙1212の内側からみて、第1折れ曲がり部1240は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部1242と第3折れ曲がり部1244とは谷折りとなる。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる押圧保持部1232と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部1234との間に、第1折れ曲がり部1240が形成されている。
更に、支持部1234は、第1折れ曲がり部1240とは反対側端縁に表表紙1216と連結し折曲自在とするための第2折れ曲がり部1242を表側薄肉ヒンジ部1220の近傍で裏表紙1218側に離れた位置に形成され、第2折れ曲がり部1242は表側薄肉ヒンジ部1220と平行に形成されている。
また、押圧保持部1232は、第1折れ曲がり部1240とは反対側端縁に裏表紙1218の連結し折曲自在とするための第3折れ曲がり部1244を形成され、第3折れ曲がり部1244は表側薄肉ヒンジ部1220及び裏側薄肉ヒンジ部1222と平行に形成されている。
この実施の形態においては、第1折れ曲がり部1240から押圧保持部1232にのびるU字状のスリット1236Aによって、押圧保持部1232から分離され、第1折れ曲がり部1240において押圧保持部1232と支持部1234とを折り曲げたときに、保持突片1236は、押圧保持部1232より平板状に延長するように構成されている。
而して、垂れ防止手段1230の第1折れ曲がり部1240と第2折れ曲がり部1242と第3折れ曲がり部1244とは、表側薄肉ヒンジ部1220及び裏側薄肉ヒンジ部1222と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
したがって、垂れ防止押圧作用体1230を立ち上げたときに、押圧保持部1232は、裏表紙1218に対して略垂直に立ち上がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に接近し綴じ代側端縁S1の列と対向して、被綴じ物Sを保持する。
第2折れ曲がり部1242は、表表紙1216を閉じるときに垂れ防止押圧作用体1230を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部1222より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部1222を枢軸として閉じられる背表紙1214及び表表紙1216の動作に対応して、第1折れ曲がり部1240を頂点として山型に折れ曲がり立ち上がり易くするために、垂れ防止押圧作用体1230の第2折れ曲がり部1242は、表側薄肉ヒンジ部1220の近傍に位置している。
押圧保持部1232は、表紙1212を開いたとき綴じ具9010の第1の綴環9012及び第2の綴環9014の基部側からのび、支持部1234は、綴じ具9010の第1の綴環9012及び第2の綴環9014の頂部側からのびる。
表紙1212を開いたとき、綴じ具9010を固定された裏表紙1218と対向する表表紙1216に近い位置に位置し、表紙1212を閉じたときに、綴じ具9010を固定された表表紙1216と交差する背表紙1214と離れた位置に位置するように、支持部1234及び押圧保持部1232は、その境で屈曲自在になるように構成され、表紙1212の内側に連設されている。
そして、表表紙1316及び裏表紙1318は、背表紙1314寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部1320及び裏側薄肉ヒンジ部1322が設けられ、表側薄肉ヒンジ部1320と裏側薄肉ヒンジ部1322とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは、半円弧状であり、背表紙1314側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙1312の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部1320及び裏側薄肉ヒンジ部1322と直交し表紙1312の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
この実施の形態においては、垂れ防止手段と押圧作用手段とは、一体化された垂れ防止押圧作用体1330として構成されている。
垂れ防止押圧作用体1330は、表紙1312の高さ方向において上下に分かれて一対形成されており、上の垂れ防止押圧作用体1330Aと下の垂れ防止押圧作用体1330Bとは、対称に形成されている。
垂れ防止押圧作用体1330は、ファイル表紙1312の表表紙1316を表側薄肉ヒンジ部1320において折り曲げて閉じたときに、表表紙1316と背表紙1314とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙1312の表側薄肉ヒンジ部1320に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙1316、裏表紙1318及び背表紙1314のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙1316、裏表紙1318及び背表紙1314のうち一つに連結されている。
第1折れ曲がり部1340と第2折れ曲がり部1342と第3折れ曲がり部1344とは、平行に形成され、表紙1312の内側からみて、第1折れ曲がり部1340は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部1342と第3折れ曲がり部1344とは谷折りとなる。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる押圧保持部1332と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部1334との間に、第1折れ曲がり部1340が形成されている。
更に、支持部1334は、第1折れ曲がり部1340とは反対側端縁に表表紙1316との連結のための第1連結部1350を有し、第1連結部1350の近傍に折曲自在とするために第2折れ曲がり部1352を形成されている。第2折れ曲がり部1352は、表側薄肉ヒンジ部1320に連続して形成されている。
また、押圧保持部1332は、第1折れ曲がり部1340とは反対側端縁に裏表紙1318との連結のための第2連結部1352を有し、第2連結部1352の近傍に折曲自在とするための第3折れ曲がり部1344を形成されている。
而して、垂れ防止手段1330の第1折れ曲がり部1340と第2折れ曲がり部1342と第3折れ曲がり部1344とは、表側薄肉ヒンジ部1320及び裏側薄肉ヒンジ部1322と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
したがって、垂れ防止押圧作用体1330を立ち上げたときに、押圧保持部1332は、裏表紙1318に対して略垂直に立ち上がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に接近し綴じ代側端縁S1の列と対向して、被綴じ物Sを保持する。
第2折れ曲がり部1342は、表表紙1316を閉じるときに垂れ防止押圧作用体1330を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部1322より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部1322を枢軸として閉じられる背表紙1314及び表表紙1316の動作に対応して、第1折れ曲がり部1340を頂点として山型に折れ曲がり立ち上がり易くするために、垂れ防止押圧作用体1330の第2折れ曲がり部1342は、表側薄肉ヒンジ部1320の近傍に位置している。
押圧保持部1332は、表紙1312を開いたとき綴じ具9010の第1の綴環9012及び第2の綴環9014の基部側からのび、支持部1334は、綴じ具9010の第1の綴環9012及び第2の綴環9014の頂部側からのびる。
表紙1312を開いたとき、綴じ具9010を固定された裏表紙1318と交差する表表紙1316に近い位置に位置し、表紙1312を閉じたときに、綴じ具9010を固定された表表紙1316と交差する背表紙1314と離れた位置に位置するように、支持部1334及び押圧保持部1332は、その境で屈曲自在になるように構成され、表紙1312の内側に連設されている。
そして、表表紙1416及び裏表紙1418は、背表紙1414寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部1420及び裏側薄肉ヒンジ部1422が設けられ、表側薄肉ヒンジ部1420と裏側薄肉ヒンジ部1422とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは、半円弧状であり、背表紙1414側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙1412の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部1420及び裏側薄肉ヒンジ部1422と直交し表紙1412の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
この実施の形態においては、垂れ防止手段と押圧作用手段とは、一体化された垂れ防止押圧作用体1430として構成されている。
垂れ防止押圧作用体1430は、表紙1412の高さ方向において上下に分かれて一対形成されており、上の垂れ防止押圧作用体1430Aと下の垂れ防止押圧作用体1430Bとは、対称に形成されている。
垂れ防止押圧作用体1430は、ファイル表紙1412の表表紙1416を表側薄肉ヒンジ部1420において折り曲げて閉じたときに、表表紙1416と背表紙1414とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙1412の表側薄肉ヒンジ部1420に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙1416、裏表紙1418及び背表紙1414のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙1416、裏表紙1418及び背表紙1414のうち一つに連結されている。
第1折れ曲がり部1440と第2折れ曲がり部1442と第3折れ曲がり部1444とは、平行に形成され、表紙1412の内側からみて、第1折れ曲がり部1440は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部1442と第3折れ曲がり部1444とは谷折りとなる。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる押圧保持部1432と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部1434との間に第1折れ曲がり部1440が形成されている。
更に、支持部1434は、第1折れ曲がり部1440とは反対側端縁に表表紙1416との連結のための第1連結部1450を有し、第1連結部1450の近傍に折曲自在とするために第2折れ曲がり部1442を形成されている。第2折れ曲がり部1442は、表側薄肉ヒンジ部1420の近傍であって背表紙1414に形成されている。
また、押圧保持部1432は、第1折れ曲がり部1440とは反対側端縁に裏表紙1418との連結のための第2連結部1452を有し、第2連結部1452の近傍に折曲自在とするための第3折れ曲がり部1444を形成されている。
而して、垂れ防止手段1430の第1折れ曲がり部1440と第2折れ曲がり部1442と第3折れ曲がり部1444と第4折れ曲がり部1454とは、表側薄肉ヒンジ部1420及び裏側薄肉ヒンジ部1422と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
したがって、垂れ防止押圧作用体1430を立ち上げたときに、押圧保持部1432は、裏表紙1418に対して略垂直に立ち上がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に接近し綴じ代側端縁S1の列と対向して、被綴じ物Sを保持する。
第2折れ曲がり部1442は、表表紙1416を閉じるときに垂れ防止押圧作用体1430を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部1422より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部1422を枢軸として閉じられる背表紙1414及び表表紙1416の動作に対応して、第1折れ曲がり部1440を頂点として山型に折れ曲がり立ち上がり易くするために、垂れ防止押圧作用体1430の第2折れ曲がり部1442は、表側薄肉ヒンジ部1420の近傍に位置している。
押圧保持部1432は、表紙1412を開いたとき綴じ具9010の第1の綴環9012及び第2の綴環9014の基部側からのび、支持部1434は、綴じ具9010の第1の綴環9012及び第2の綴環9014の頂部側からのびる。
表紙1412を開いたとき、綴じ具9010を固定された裏表紙1418と対向する表表紙1416に近い位置に位置し、表紙1412を閉じたときに、綴じ具9010を固定された表表紙1416と交差する背表紙1414と離れた位置に位置するように、支持部1434及び押圧保持部1432は、その境で屈曲自在になるように構成され、表紙1412の内側に連設されている。
そして、表表紙1516及び裏表紙1518は、背表紙1514寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部1520及び裏側薄肉ヒンジ部1522が設けられ、表側薄肉ヒンジ部820と裏側薄肉ヒンジ部822とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは、半円弧状であり、背表紙1514側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙812の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部1520及び裏側薄肉ヒンジ部1522と直交し表紙1512の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
この実施の形態においては、垂れ防止手段と押圧作用手段とは、一体化された垂れ防止押圧作用体1530として構成されている。
垂れ防止押圧作用体1530は、表紙1512の高さ方向において上下に分かれて一対形成されており、上の垂れ防止押圧作用体1530Aと下の垂れ防止押圧作用体1530Bとは、対称に形成されている。
垂れ防止押圧作用体1530は、ファイル表紙1512の表表紙1516を表側薄肉ヒンジ部1520において折り曲げて閉じたときに、表表紙1516と背表紙1514とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙1512の表側薄肉ヒンジ部1520に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙1516、裏表紙1518及び背表紙1514のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙1516、裏表紙1518及び背表紙1514のうち一つに連結されている。
第1折れ曲がり部1540と第2折れ曲がり部1542と第3折れ曲がり部1544とは、平行に形成され、表紙1512の内側からみて、第1折れ曲がり部1540は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部1542と第3折れ曲がり部1544とは谷折りとなる。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる押圧保持部1532と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部1534との間に第1折れ曲がり部1540が形成されている。
更に、支持部1534は、第1折れ曲がり部1540とは反対側端縁に表表紙1516との連結のための第1連結部1550を有し、第1連結部1550の近傍に折曲自在とするために第2折れ曲がり部1542を形成されている。第2折れ曲がり部1542は、表側薄肉ヒンジ部1520の近傍で裏表紙1518側に離れた位置に形成されている。
また、押圧保持部1532は、第1折れ曲がり部1540とは反対側端縁に裏表紙1518との連結のための第2連結部1552を有し、第2連結部1552の近傍に折曲自在とするための第3折れ曲がり部1544を形成されている。
而して、垂れ防止手段1530の第1折れ曲がり部1540と第2折れ曲がり部1542と第3折れ曲がり部1544とは、表側薄肉ヒンジ部1520及び裏側薄肉ヒンジ部1522と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
この実施の形態においては、第1折れ曲がり部1540から押圧保持部1532にのびるU字状のスリット1536Aによって、押圧保持部1532から分離され、第1折れ曲がり部1540において押圧保持部1532と支持部1534とを折り曲げたときに、保持突片1536は、押圧保持部1532より平板状に延長するように構成されている。
したがって、垂れ防止押圧作用体1530を立ち上げたときに、押圧保持部1532は、裏表紙1018に対して略垂直に立ち上がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に接近し綴じ代側端縁S1の列と対向して、被綴じ物Sを保持する。
第2折れ曲がり部1542は、表表紙1516を閉じるときに垂れ防止押圧作用体1530を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部1522より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部1522を枢軸として閉じられる背表紙1514及び表表紙1516の動作に対応して、第1折れ曲がり部1540を頂点として山型に折れ曲がり立ち上がり易くするために、垂れ防止押圧作用体1530の第2折れ曲がり部1542は、表側薄肉ヒンジ部1520の近傍に位置している。
押圧保持部1532は、表紙1512を開いたとき綴じ具9010の第1の綴環9012及び第2の綴環9014の基部側からのび、支持部1534は、綴じ具9010の第1の綴環9012及び第2の綴環9014の頂部側からのびる。
表紙1512を開いたとき、綴じ具9010を固定された裏表紙1518と対向する表表紙1516に近い位置に位置し、表紙1512を閉じたときに、綴じ具9010を固定された表表紙1516と交差する背表紙1514と離れた位置に位置するように、支持部1534及び押圧保持部1532は、その境で屈曲自在になるように構成され、表紙1512の内側に連設されている。
そして、表表紙1616及び裏表紙1618は、背表紙1614寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部1620及び裏側薄肉ヒンジ部1622が設けられ、表側薄肉ヒンジ部1620と裏側薄肉ヒンジ部1622とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bは、半円弧状であり、背表紙1614側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙1612の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部1620及び裏側薄肉ヒンジ部1622と直交し表紙1612の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
この実施の形態においては、垂れ防止体1630と押圧作用体1730とは、一体化された垂れ防止押圧作用体として構成されている。
押圧防止作用体は、上端縁と下端縁とを有し、上端縁と下端縁とが平行な方形状に形成されている。
垂れ防止押圧作用体は、表紙1612の高さ方向において上下に分かれて一対形成されており、上の垂れ防止押圧作用体1630Aと下の垂れ防止押圧作用体1630Bとは、対称に形成されている。
垂れ防止押圧作用体は、ファイル表紙1612の表表紙1616を表側薄肉ヒンジ部1620において折り曲げて閉じたときに、表表紙1616と背表紙1614とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙1612の表側薄肉ヒンジ部1620に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙1616、裏表紙1618及び背表紙1614のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙1616、裏表紙1618及び背表紙1614のうち一つに連結されている。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる押圧保持部1632と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部1634との間に第1折れ曲がり部1640が形成されている。
更に、支持部1634は、第1折れ曲がり部1640とは反対側端縁に表表紙1616との連結のための第1連結部1650を有し、第1連結部1650の近傍に折曲自在とするために第2折れ曲がり部1642を形成されている。第2折れ曲がり部1642は、を表側薄肉ヒンジ部1620に連続して形成されている。
また、押圧保持部1632は、第1折れ曲がり部1640とは反対側端縁に裏表紙1618との連結のための第2連結部1652を有し、第2連結部1652の近傍に折曲自在とするための第3折れ曲がり部1644を形成されている。
而して、垂れ防止手段1630の第1折れ曲がり部1640と第2折れ曲がり部1642と第3折れ曲がり部1644と第4折れ曲がり部1654とは、表側薄肉ヒンジ部1620及び裏側薄肉ヒンジ部1622と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
したがって、垂れ防止体1630を立ち上げたときに、押圧保持部1632は、裏表紙1618に対して略垂直に立ち上がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に接近し綴じ代側端縁S1の列と対向して、被綴じ物Sを保持する。
第2折れ曲がり部1642は、表表紙1616を閉じるときに垂れ防止体1630を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部1622より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部1622を枢軸として閉じられる背表紙1614及び表表紙1616の動作に対応して、第1折れ曲がり部1640を頂点として山型に折れ曲がり立ち上がり易くするために、垂れ防止体1630の第2折れ曲がり部1642は、表側薄肉ヒンジ部1620の近傍に位置している。
押圧作用体1730は、表紙1612の内側に取り付けられた押圧作用手段を構成する立ち上がり部材により構成され、表表紙1616、裏表紙1618及び背表紙1614のうち少なくとも二つの間に架け渡された立ち上がり部を有する。
一方の立ち上がり部が表表紙1616、裏表紙1618及び背表紙1614のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙1616、裏表紙1618及び背表紙1614のうち一つに連結されている。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる押圧保持部1732と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部1634との間に第1折れ曲がり部1740が形成されている。
表紙1612を開いたとき、綴じ具9010を固定された裏表紙1618と対向する表表紙1616に近い位置に位置し、表紙1612を閉じたときに、綴じ具9010を固定された裏表紙1618と交差する背表紙1614と離れた位置に位置するように、支持部1734及び押圧保持部1732は、その境で屈曲自在になるように構成され、表紙1612の内側に連設されている。
更に、支持部1734は、第1折れ曲がり部1740とは反側端縁に表表紙1616との連結のための第1連結部1750を有し、第1連結部1750近傍に第2折れ曲がり部1742を形成されている。
又、押圧保持部1732は、第1折れ曲がり部1740とは反側端縁に裏表紙1618との連結のための第2連結部1752を有し、第2連結部1752近傍に第3折れ曲がり部1744を形成されている。
そして、垂れ防止体1630の押圧保持部1632及び支持部1634と押圧作用体1730の押圧保持部1732及び支持部1734とは、それらの境に穿設された分離スリット1690によって分離されている。
又、垂れ防止体1630の第2連結部1652は、第3折れ曲がり部1644が裏表紙1618の綴じ具9010の綴環9012及び綴環9014の環の中央に位置するように接続され、又、垂れ防止体1630の第1連結部1650は、第2折れ曲がり部1642が背表紙1614の表側薄肉ヒンジ部1620に位置するように接続されている。
そして、押圧作用体1730の第2連結部1752は、第2折れ曲がり部1742が背表紙1614の裏側薄肉ヒンジ部1622に位置するように接続され,又押圧作用体1730の第1連結部1750は、表表紙1616の綴じ具9010の頂部より少し高い位置までのびるように、第3折れ曲がり部1744が表側薄肉ヒンジ部1620より離れた位置に位置するように接続されている。
第2折れ曲がり部1742は、表表紙1616を閉じるとき、押圧作用体1730を立ち上げ易くするために、裏側薄肉ヒンジ部1622より離れた位置に位置している。この実施の形態においては、裏側薄肉ヒンジ部1622を枢軸として閉じられる背表紙1614及び表表紙1616の動作に対応して、第1折れ曲がり部1740を頂点として山型に折れ曲がり、立ち上がって押圧作用体1730の上部に載っている被綴じ物Sを持ち上げ易くするために、押圧作用体1730の第2折れ曲がり部1742は、表側薄肉ヒンジ部1620よりも更に外側である表表紙1616の内面に位置している。
押圧作用体1730の押圧保持部1732の幅(W5)は、垂れ防止体1630の支持部1634の幅(W6)よりも僅かに狭く形成されている。而して、表表紙1616を開いた状態から閉じる状態にするときに、押圧保持部1732は、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に当接せず、表表紙1616の閉じる動作の妨げにならないように形成されている。
図104ないし108図示ファイルは、図86ないし90図示実施の形態の変形例であって、その他の構成は同一であるので、同一の構成については同一の符号で示し、説明は省略する。
このファイル1810は、表紙1812と、表紙1812に固定された綴じ具9010とを含む。
そして、表表紙1816及び裏表紙1818は、背表紙1814寄りに高さ(B)方向にのびる開閉用の表側薄肉ヒンジ部1820及び裏側薄肉ヒンジ部1822が設けられ、表側薄肉ヒンジ部1820と裏側薄肉ヒンジ部1822とは、平行でその間において背幅(C)を構成する。
この綴じ具9010の綴環は、第1の綴環9012と第2の綴環9014とからなるが、第1の綴環9012の半割杆9012aと半割杆9012b及び第2の綴環9014の半割杆9014aと半割杆9014bとがそれぞれ線対称ではなく、その形状が異なる。
すなわち、第1の綴環9012の半割杆9012a及び第2の綴環9014の半割杆9014aは、略コ字型であり、もう一方の(第1の綴環9012の)半割杆9012b及び(第2の綴環9014の)半割杆9014bはn半円弧状であり、背表紙1814側に位置する。
綴環9012と綴環9014とは、綴じ具の長さ(D)方向において適宜な間隔をおいて分かれており、綴環9012及び綴環9014ののびる方向、すなわち長さ(F)方向を有する。綴環9012及び綴環9014の長さ(F)方向は、表紙1812の幅(A)方向すなわち表側薄肉ヒンジ部1820及び裏側薄肉ヒンジ部1822と直交し表紙1812の内表面と直交する平面(仮想面)上においてのびる。
この実施の形態においては、垂れ防止手段と押圧作用手段とは、一体化された垂れ防止押圧作用体1830として構成されている。
垂れ防止押圧作用体1830は、表紙1812の高さ方向において上下に分かれて一対形成されており、上の垂れ防止押圧作用体1830Aと下の垂れ防止押圧作用体1830Bとは、対称に形成されている。
垂れ防止押圧体1830は、ファイル表紙1812の表表紙1816を表側薄肉ヒンジ部1820において折り曲げて閉じたときに、表表紙1816と背表紙1814とのなす角度が略180度から略90度に縮まり、その折り曲げに対応してファイル表紙1812の表側薄肉ヒンジ部1820に沿って折れ曲がり、被綴じ物Sの綴じ代側端縁S1に向けて突き出るように、形成される。
一方の立ち上がり部が表表紙1816、裏表紙1818及び背表紙1814のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙1816、裏表紙1818及び背表紙1814のうち一つに連結されている。
第1折れ曲がり部1840と第2折れ曲がり部1842と第3折れ曲がり部1844とは、平行に形成され、表紙1812の内側からみて、第1折れ曲がり部1840は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部1842と第3折れ曲がり部1844とは谷折りとなる。
すなわち、前記一方の平面視方形状の立ち上がり部からなる押圧保持部1832と、平面視方形状の他方の立ち上がり部からなる支持部1834との間に第1折れ曲がり部1840が形成されている。
更に、支持部1834は、第1折れ曲がり部1840とは反対側端縁に表表紙1816との連結のための第1連結部1850を有し、第1連結部1850の近傍に折曲自在とするために第2折れ曲がり部1842を形成されている。第2折れ曲がり部1842は、表側薄肉ヒンジ部1820の近傍で裏表紙1818側に離れた位置に形成されている。
また、押圧保持部1832は、第1折れ曲がり部1840とは反対側端縁に裏表紙1818との連結のための第2連結部1852を有し、第2連結部1852の近傍に折曲自在とするための第3折れ曲がり部1844を形成されている。
一方、第2連結部1852は、上の垂れ防止押圧作用体1830Aと下の垂れ防止押圧作用体1830Bとに分離され、別々に形成されている。
而して、垂れ防止手段1830の第1折れ曲がり部1840と第2折れ曲がり部1842と第3折れ曲がり部1844とは、表側薄肉ヒンジ部1820及び裏側薄肉ヒンジ部1822と直交するとともに綴環9012と綴環9014とを結ぶ長さ(D)方向にのびる。
この実施の形態においては、第1折れ曲がり部1840から押圧保持部1832にのびるU字状のスリット1836Aによって、押圧保持部1832から分離され、第1折れ曲がり部1840において押圧保持部1832と支持部1834とを折り曲げたときに、保持突片1836は、押圧保持部1832より平板状に延長するように構成されている。
押圧保持部1832は、表紙1812を開いたとき綴じ具9010の第1の綴環9012及び第2の綴環9014の基部側からのび、支持部1834は、綴じ具9010の第1の綴環9012及び第2の綴環9014の頂部側からのびる。
表紙1812を開いたとき、綴じ具9010を固定された裏表紙1818と対向する表表紙1816に近い位置に位置し、表紙1812を閉じたときに、綴じ具9010を固定された表表紙1816と交差する背表紙1814と離れた位置に位置するように、支持部1834及び押圧保持部1832は、その境で屈曲自在になるように構成され、表紙1812の内側に連設されている。
12,112,212,312,412,512,612,812,1012,1112,1212,1312,1412,1512,1612,1812 表紙
14,114,214,314,414,514,614,814,1014,1114,1214,1314,1414,1514,1614,1814 背表紙
16,116,216,316,416,516,616,816,1016,1116,1216,1316,1416,1516,1616,1816 表表紙
16a,116a,216a,316a,416a,516a,616a,816a,1016a,1116a,1216a,1316a,1416a,1516a,1616a,1816a 綴じ具嵌挿孔
18,118,218,318,418,518,618,818,1018,1118,1218,1318,1418,1518,1618,1818 裏表紙
20,120,220,320,420,520,620,820,1020,1120,1220,1320,1420,1520,1620,1820 表側薄肉ヒンジ部
22,122,222,322,422,522,622,822,1022,1122,1222,1322,1422,1522,1622,1822 裏側薄肉ヒンジ部
28,128,228,1028,1128,1228 指かけ孔
30,130,230,330,430,530,630,830 垂れ防止手段
730 押圧作用手段
1030,1130,1230,1330,1430,1530,1830 垂れ防止押圧作用体
1030A,1130A,1230A,1330A,1430A,1530A,1630A,1830A 垂れ防止押圧作用体
1030B,1130B,1230B,1330B,1430B,1530B,1630B,1830B 垂れ防止押圧作用体
1630 垂れ防止体
1730 押圧作用体
32,132,232,332,432,532,632,832 保持部
732,1032,1132,1232,1332,1432,1532,1632,1732,1832 押圧保持部
34,134,234,334,434,534,634,734,834,1034,1134,1234,1334,1434,1534,1634,1734,1834 支持部
40,140,240,340,440,540,640,740,840,1040,1140,1240,1340,1440,1540,1640,1740,1840 第1折れ曲がり部
42,142,242,342,442,542,642,742,842,1042,1142,1242,1342,1442,1542,1642,1742,1842 第2折れ曲がり部
44,144,244,344,444,544,644,744,844,1044,1144,1244,1344,1444,1544,1644,1744,1844 第3折れ曲がり部
90,190,290,690,1090,1190,1290,1690 分離スリット
90a,190a,290a,1090a,1190a,1290a 第1分離スリット
90b,190b,290b,1090b,1190b,1290b 第2分離スリット
236,536,1236,1536,1836 保持突片
236A,536A,1236A,1536A,1836A U字状のスリット
350,450,550,650,750,850,1350,1450,1550,1650,1750,1850 第1連結部
352,452,552,652,752,852,1352,1452,1552,1652,1752,1852 第2連結部
216b,516b,1216b,1516b,1816b 穴
854 第4折れ曲がり部
856 嵌挿溝
3010 被綴じ物押さえ具
3012 押さえ具本体
3014 摺接体
3016 嵌挿孔
3018 嵌挿孔
3020 嵌挿部
3022 摺接部
9010 綴じ具
9012 第1の綴環
9012a 第1の綴環の半割杆
9012b 第1の綴環の半割杆
9014 第2の綴環
9014a 第2の綴環の半割杆
9014b 第2の綴環の半割杆
S 被綴じ物
S1 綴じ代側端縁
Claims (11)
- 綴じ穴を穿設された被綴じ物を綴じ具に綴じるファイルにおいて、
ファイルを綴じ具の長さ方向に立てたとき、
被綴じ物を垂れないようにするための垂れ防止手段がファイルの表紙の内側に進退自在に形成され、
垂れ防止手段は、表紙の内側に取り付けられた垂れ防止手段を構成する立ち上がり部材により構成され、表紙の背表紙と綴じ具との間に位置してファイル表紙を閉じたときに被綴じ物の端縁を保持するように、表表紙、裏表紙及び背表紙のうち少なくとも二つの間に架け渡された立ち上がり部を有し、
背表紙の内面より内側に向けて山形に立ち上がらせるために、表紙の内側に向けて山折りとなる第1折れ曲がり部と、表紙の内面に向けて谷折りとなる第2折れ曲がり部及び第3折れ曲がり部を有し、
第1折れ曲がり部と第2折れ曲がり部と第3折れ曲がり部とは平行に形成され、
第3折れ曲がり部は、被綴じ物の綴じ代側端縁の位置に近い位置に位置して、一方の立ち上がり部が表表紙、裏表紙及び背表紙のうち一つに表紙と連結するための第1連結部によって連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連結されていない表表紙、裏表紙及び背表紙のうち一つに第2連結部によって連結された、ファイル。 - 垂れ防止手段は、ファイル表紙を閉じたときに、ファイル表紙に連動して被綴じ物の端縁に向けて突き出て形成される、請求項1に記載のファイル。
- 垂れ防止手段は、ファイル表紙をヒンジ部において折り曲げて閉じたときに、その折り曲げに対応してファイル表紙のヒンジ部に沿って折れ曲がり、被綴じ物の端縁に向けて突き出て形成される、請求項1又は2に記載のファイル。
- 垂れ防止手段は、
ヒンジ部を介して連設された表表紙、裏表紙及び背表紙のうち少なくとも二つの間に架け渡された立ち上がり部を有し、
一方の立ち上がり部が表表紙、裏表紙及び背表紙のうち一つに連結され、他方の立ち上がり部が前記一方の立ち上がり部が連設されていない表表紙、裏表紙及び背表紙のうち一つに連設され、
前記一方の立ち上がり部と他方の立ち上がり部との間に前記ヒンジ部と平行な折れ曲がり部が形成された、
請求項1ないし3のいずれかに記載のファイル。 - 垂れ防止手段は、上端縁と下端縁とを有し、
背表紙より内側に向けて山形に立ち上がらせるために、中央において内方に向けて折れ曲がらせるための第1折れ曲がり部と、
表紙の薄肉ヒンジ部に沿って形成された第2折れ曲がり部と、
綴じ具の綴環の環の中央の下部において、上端縁及び下端縁と交差して形成された第3折れ曲がり部とを形成され、
第1折れ曲がり部と第2折れ曲がり部と第3折れ曲がり部とは、平行に形成され、第1折れ曲がり部は内側に向けて山折りとなり、第2折れ曲がり部と第3折れ曲がり部とは谷折りとなるように構成された、請求項1ないし4のいずれかに記載のファイル。 - 垂れ防止手段は、
ファイル表紙を表側薄肉ヒンジ部において折り曲げて閉じたときに、その折り曲げに対応してファイル表紙の薄肉ヒンジ部に沿って第1折れ曲がり部おいて内側に向けて突き出る山折り状に折れ曲がり、且つ第2折れ曲がり部及び第3折れ曲がり部において外側に向けて凹む谷折り状に折れ曲がり、被綴じ物の綴じ代側端縁に向けて突き出るように形成され、
第1折れ曲がり部と第3折れ曲がり部との間の長さは、表紙の薄肉ヒンジ部と第2折れ曲がり部の位置との幅と略同一であり、表紙を開いたときに、保持部及び支持部は、表紙の内側面に近い位置まで接近するか、又は、表紙を開いたときに、開いた表紙の内側に近いか略々同じ面に位置し、且つ表紙を閉じたときに一方の表紙が閉じられるに従って綴じ具に沿って他方の表紙に向けて被綴じ物の綴じ代側端縁を押圧するように構成された、請求項1ないし5のいずれかに記載のファイル。 - 垂れ防止手段は、被綴じ物の端縁に接し合う表面に被綴じ物の空隙に入り込む凸条を形成され、該凸条は、可動自在に又は不動に形成された、請求項1ないし6のいずれかに記載のファイル。
- 綴じ具は、背表紙を挟んでヒンジ部を介して対面する表紙のうち、一方の表紙の内側であって背表紙に近い面に固定され、
垂れ防止手段は、背表紙と綴じ具の背表紙側の綴環との間において、架け渡され、
表紙の背表紙と綴じ具との間に位置し、表紙を開いたときに表紙の内側に近いか略々同じ面に位置し、且つ表紙を閉じたときに前記ヒンジ部と平行な折れ曲がり部が折れ曲がって一方の表紙が閉じられるに従って綴じ具に沿って他方の表紙側に向けて被綴じ物を押圧するように構成された、請求項1ないし7のいずれかに記載のファイル。 - 綴じ具は、背表紙を挟んでヒンジ部を介して対面する表紙のうち、一方の表紙の内側であって背表紙に近い面に固定され、
垂れ防止手段は、綴じ具を固定された表紙とヒンジ部を介して交差する表紙に沿ってのび被綴じ物の端縁に接し合う保持部と、綴じ具を固定された表紙に沿ってのびる前記保持部を支持する支持部とを有し、
前記保持部と支持部とは、ヒンジ部と平行な折れ曲がり部を介して連結され且つ背表紙と綴じ具の背表紙側の綴環との間において、架け渡され、
表紙の背表紙と綴じ具との間に位置し、表紙を開いたときに表紙の内側に近いか略々同じ面に位置し、且つ表紙を閉じたときに前記ヒンジ部と平行な折れ曲がり部が折れ曲がり、一方の表紙が閉じられるに従って綴じ具に沿って他方の表紙側に向けて被綴じ物を押圧するように構成された、請求項1ないし8のいずれかに記載のファイル。 - 垂れ防止手段は、綴じ具に向く面に、綴じ具に移動自在に固定された被綴じ物押さえ具の端縁を嵌挿するための嵌挿溝が形成された、請求項1ないし9のいずれかに記載のファイル。
- 被綴じ物が固定された表紙より立ち上がった垂れ防止手段の立ち上がり部は、
綴じ具を固定された表紙と直交する綴環と略平行に立ち上がり、
綴じ具を固定された表紙と直交する綴環と交差し表紙と略平行なプレート状の被綴じ物押さえ具を、その端縁の表面及び裏面を挟むように嵌挿するための嵌挿溝が、綴じ具に向かって開放されるように形成された、請求項1ないし10のいずれかに記載のファイル。
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