JP2010284889A - ファイル - Google Patents

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Koichi Tanimoto
康一 谷本
Yoshiaki Maehara
佳明 前原
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Abstract

【課題】被保持物をベース部材に容易に積層できるファイルを提供する。
【解決手段】表表紙6、背表紙7および裏表紙8を順次連設し、表表紙6と裏表紙8とが対向するように折曲可能なファイル本体3を備える。また、このファイル本体3の裏表紙8に保持具4を配設する。この保持具4は、被保持物2を積層するベース部材21と、このベース部材21の裏壁部と表壁部との間に積層した被保持物2を保持する保持部材22とを有する。さらに、ファイル本体3のベース部材21近傍に、裏表紙8の内側面から突出した案内部5を設ける。このように案内部5を設けることにより、被保持物2をベース部材21に積層する際に、被保持物2の端部が案内部5にて裏壁部と表壁部との間に案内され、被保持物2がベース部材21の側面に接触せず、被保持物2を容易に積層できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば書類や収納ホルダ等の被保持物をファイル本体内に保持する保持具を有するファイルに関する。
従来、この種のファイルとしては、被保持物が積層されるベース部材としての台板と、この台板に取り付けられたハンドルを回動することにより操作可能であり、台板に積層された被保持物を押圧して保持する保持部材としての押え部材とを有する保持具を備えた、いわゆるZ式のファイルが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、本願出願人により出願したもので、保持具としての綴じ具を備え、この綴じ具は、被保持物が積層される断面コ字状のベース部材としての保持具本体と、この保持具本体に取り付けられ、起立状態と倒伏状態との間で変形可能であり、倒伏状態にて前記ベース部材に積層された被綴込物を綴じ込んで保持する保持部材としての綴じ部材とが設けられたものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
実開昭63−179161号公報(第1,2頁、第1図) 特願2008−310495号
しかしながら、上述した各構成のファイルでは、ファイル本体にベース部材を取り付けることにより、前記ファイル本体と前記ベース部材との間にわずかな隙間や段差ができる。そして、ベース部材に被保持物を積層させる場合には、裏表紙から背表紙へ向かって裏表紙に沿って前記被保持物を移動させることが想定されるが、移動の際に前記被保持物が前記隙間に入り込んだり、前記被保持物の端部が前記ベース部材の側面に接触したりするため、前記被保持物を前記ベース部材に容易に積層できない問題が考えられる。特に、例えば複数の被保持物を保持する際等には、複数の被保持物をあらかじめ積層させた状態で、裏表紙側から背表紙側へ向かってファイル本体の内面に沿って移動させると、前記裏表紙側に位置する被保持物は、他の被保持物の重力等により裏表紙側へ押し付けられるので、前記裏表紙側に位置する被保持物が前記隙間に入り込んだり、前記裏表紙側に位置する被保持物の端部が前記ベース材部の側面に接触したりしやすく、前記被保持物を前記ベース部材に容易に積層できない。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、被保持物をベース部材に容易に積層できるファイルを提供することを目的とする。
本発明は、表表紙、背表紙および裏表紙が順次連設され前記表表紙と前記裏表紙とが対向するように折曲可能なファイル本体と、これら前記表表紙、前記背表紙および前記裏表紙のいずれかの内側面に配設された保持具と、前記裏表紙に設けられこの裏表紙の内側面から少なくとも一部が突出した案内部とを具備し、前記保持具は、被保持物が積層されるベース部材と、このベース部材に積層された前記被保持物を保持する保持部材とを有し、少なくとも前記被保持物を積層させる際に前記ベース部材が前記裏表紙上に位置し、前記案内部は、前記裏表紙上に位置した状態の前記ベース部材近傍に位置しているものである。
本発明によれば、裏表紙上に位置した状態のベース部材の近傍に裏表紙から少なくとも一部が突出した案内部が設けられていることにより、この案内部にて被保持物の端部がベース部材に案内され被保持物と前記ベース部材の端部との接触を防止できるので、前記被保持物を容易に積層できる。
本発明のファイルにおける第1の実施の形態を示す平面図である。 同上ファイルにおける一部を切り欠いた斜視図である。 同上ファイルにおける部分断面図である。 (a)ないし(c)は、同上ファイルにおける変形例を示す断面図である。 (a)および(b)は、同上ファイルにおける変形例を示す断面図である。 本発明のファイルにおける第2の実施の形態を示す平面図である。 同上ファイルの変形例を示す平面図である。 本発明のファイルにおける第3の実施の形態を示す断面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成について図1ないし図5を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すファイル1は、例えば書類や収納ホルダ等の一側に図示しない被係合孔を有する被保持物2を保持するものである。
ファイル1は、ファイル本体3を備え、このファイル本体3には、被保持物2を積層した状態にて保持する保持具4と、被保持物2を保持具4の積層位置に案内する案内部5とが設けられている。
ファイル本体3は、例えば、合成樹脂や紙等にて略矩形状に形成されている。このファイル本体3は、矩形状の表表紙6と、細長矩形状の背表紙7と、矩形状の裏表紙8と、矩形状の折返片9とが順次一体に連設されて形成されている。また、ファイル本体3には、表表紙6に形成された折曲線11と、表表紙6と背表紙7とを区切る折曲線12、背表紙7と裏表紙8とを区切る折曲線13、裏表紙8に形成された折曲線14、裏表紙8と折返片9とを区切る折曲線15および折返片9に形成された折曲線16が設けられている。さらに、ファイル本体3の表表紙6の折曲線11と折曲線12との間には係止孔17が形成されている。
ファイル本体3は、折曲線12および折曲線13にて表表紙6と裏表紙8とを対向させるように折曲可能であり、通常、ファイル1は、表表紙6と裏表紙8とが対向し、折返片9が裏表紙8側へ折り返され、被保持物2をファイル本体3の内面側に保持した状態にて、収納棚やデスク等の収納体に収納される。
図2および図3に示すように、保持具4は、合成樹脂等にて形成され、裏表紙8に取り付けられたベース部材21と、合成樹脂等にて形成され、ベース部材21に接続された保持部材22とを有する。
ベース部材21は、裏表紙8における背表紙7側の端部に接合された裏壁部23と、この裏壁部23に平行な表壁部24と、これら裏壁部23と表壁部24との間に設けられ、裏壁部23および表壁部24に略垂直に接続された背壁部25とを有した断面略コ字状に成形されている。また、ベース部材21は、裏壁部23、表壁部24および背壁部25の長手方向の両端部に、これら裏壁部23、表壁部24および背壁部25に略垂直に接続し、互いに対向する端壁部26が設けられ、背壁部25の対向方向へ向かって開口した1つの開口部27を有する箱状に形成されている。なお、被保持物2は端部が開口部27からベース部材21へ挿入され、裏壁部23と表壁部24との間に被保持物2が積層される。
表壁部24には、所定の距離を離間させた略矩形状の2つの図示しない挿通孔が形成されており、裏壁部23における表壁部24の挿通孔の延長線上には、略矩形状の2つの挿通孔28が形成されている。また、表壁部24には、表表紙6の係止孔17と係合可能な係合突起部29が、裏壁部23とは反対側へ向かって突出して形成されている。
保持部材22は、2つの綴じ部材31と、これら2つの綴じ部材31に接続された略矩形板状の操作部材32とを有する。
各綴じ部材31は、対をなす第1綴じ部材33および第2綴じ部材34から形成され、これら第1綴じ部材33および第2綴じ部材34は、一端が表壁部24に接続されたフレーム部35と、このフレーム部35の他端に接続された挿通部36とを有している。
フレーム部35は、可撓性を有する略矩形板状に形成されており、表壁部24に接続された一端を中心に、他端側も表壁部24に接触し表壁部24と略平行な状態と、他端側が表壁部24から離間し表壁部24に対して傾斜した状態との間で回動可能である。
挿通部36は、略矩形板状に形成され、フレーム部35の他端に一体に略直角に接続されている。また、挿通部36は、フレーム部35が表壁部24に略平行な状態にて、表壁部24の挿通孔および裏壁部23の挿通孔28に挿通可能である。
ここで、第1綴じ部材33の挿通部36の先端と第2綴じ部材34の挿通部36の先端とは図示しないヒンジ部にて接続されており、綴じ部材31は第1綴じ部材33と第2綴じ部材34とヒンジ部を介して一体的に形成されている。
また、各綴じ部材における第2綴じ部材34の外側面であり、フレーム部35と挿通部36との接続部分には図示しないヒンジ部にて操作部材32が一体に接続され、この操作部材32にて2つの綴じ部材31が接続されており、これら2つの綴じ部材31が連動する。
そして、保持部材22は、操作部材32を表壁部24から離間させるように引くことにより、各綴じ部材31のフレーム部35は他端側が操作部材32とともに表壁部24から離間するように回動し、フレーム部35が表壁部24に対して傾斜し、かつ、第1綴じ部材33の挿通部36と第2綴じ部材34の挿通部36とが略V字状になり、挿通部36が表壁部24の挿通孔および裏壁部23の挿通孔28を挿通してない起立状態となる。一方、起立状態の保持部材22は、操作部材32を表壁部24に接近させるように押圧することにより、各綴じ部材31のフレーム部35は他端側が操作部材32とともに表壁部24に接近するように回動し、図2に示すような、フレーム部35が表壁部24に略平行であり、かつ、第1綴じ部材33の挿通部36と第2綴じ部材34の挿通部36とが略平行になり、挿通部36が表壁部24の挿通孔および裏壁部23の挿通孔28を挿通した倒伏状態となる。なお、倒伏状態の保持部材22は、挿通部36が、表壁部24の挿通孔および裏壁部23の挿通孔28とともに、ベース部材21に積層された被保持物2の被係合孔も挿通して、被保持物2をベース部材21に積層した状態にて保持する。
案内部5は、裏表紙8におけるベース部材21の長手方向の両端部近傍および中央部近傍の3箇所、すなわち、裏表紙8における折曲線14の両端部近傍および中央部近傍の3箇所に形成され、3つの案内部5の長手方向の長さの合計は、ベース部材21の裏壁部23の長手方向の長さの1/10から3/10程度となるように設計されている。
各案内部5の両端には、裏表紙8の一部を例えば矩形状等に切り欠いて形成した2つのの切込部37が形成されている。これら2つの切込部37,37を裏表紙8に形成し、2つの切込部37,37間をエンボス加工にて型加工することにより、案内部5が、裏表紙8におけるファイル本体3を折曲した際に表表紙6と対向する面である内側面から突出して形成される。
案内部5は、案内部5の頂部が裏壁部23の内側面より高ければ、想定される被保持物2の厚みや材質によって案内部5の高さを適宜設計可能である。すなわち、例えば、被保持物2が厚さの薄い紙や合成樹脂シート等の場合は、被保持物2が撓みやすいので、図4(a)に示すように、被保持物2をベース部材21に積層させる際に、被保持物2が撓んで端部のみが下降し、ベース部材21の側面、すなわち裏壁部23の側面に接触してしまう可能性も考えられる。そこで、被保持物2として撓みやすいものが想定される場合等は、図4(b)に示すように、案内部5の高さを裏壁部23より高くし、被保持物2が撓んで端部のみが下降しても、裏壁部23の側面に接触せず、ベース部材21に積層できる構成等に設計可能である。また、例えば、被保持物2は厚さが厚く撓みにくい厚紙や合成樹脂シート等の場合は、被保持物2が撓みにくく被保持物2の端部のみが下降しにくいので、図4(c)に示すように、案内部5の頂部の高さを裏壁部23と同等に設計し、案内部5を通過させた被保持物2の端部がベース部材21に積層される構成等に設計可能である。
なお、ファイル本体3が合成樹脂にて形成された構成を想定し、案内部5を形成する型加工をエンボス加工としたが、型加工の方法は、ファイル本体3の素材によって適宜変更可能である。例えば、ファイル本体3が紙製の場合は、型を使用し、裏表紙8の一部を外面側から内面側へ押し、両側を寄せ上げる、いわゆる、スジ押し加工にて案内部5を形成する。
次に、上記第1の実施の形態の作用、動作および効果を説明する。
ファイル1に被保持物2を保持する際には、まず、表表紙6と裏表紙8とが対向するように折曲されたファイル本体3において、表表紙6の係止孔17と、保持具4の係合突起部29との係合を解除し、ファイル本体3を開く。
次いで、保持具4の操作部材32を引き上げ、保持部材22を倒伏状態から起立状態へ変化させる。
次いで、図4(b)や図4(c)に示すように、被保持物2の端部が案内部5上を通過するように、被保持物2を裏表紙8に沿って裏表紙8から背表紙7への方向へ移動させ、ベース部材21の裏壁部23と表壁部24との間に被保持物2の一部を挿入して、ベース部材21に被保持物2を積層させる。
ベース部材21に被保持物2を積層させた状態にて、保持部材22を倒伏状態にし、挿通部36を被保持物2の係合孔に挿通させ、被保持物2を係合して、保持部材22にてベース部材21に積層された状態の被保持物2を保持する。
このように被保持物2を保持した状態にて、ファイル本体3を折曲して表表紙6の係止孔17と保持具4の係合突起部29とを係合させ、ファイル1を閉じ、収納棚やデスク等の収納体に収納する。
そして、このような構成のファイル1によれば、裏表紙8における裏表紙8上に位置したベース部材21の近傍に案内部5が設けられていることにより、ベース部材21に被保持物2を積層させる際に、裏表紙8に沿って被保持物2を移動させても、被保持物2の端部が案内部5を通過してベース部材21の裏壁部23と表壁部24との間に案内され、被保持物2の端部と裏壁部23の側面との接触を防止できるので、被保持物2をベース部材21に容易に積層できる。
特に、複数の被保持物2を予め積層した状態にて同時にベース部材21に積層させる場合は、複数の被保持物2のうち最も裏表紙8側に位置する被保持物2は、通常、他の被保持物2の重量等により裏表紙8側に押し付けられ、裏壁部23の側面に接触しやすいが、案内部5が設けられたことにより、この案内部5にて被保持物2の端部が裏壁部23と表壁部24との間に案内されて裏壁部23の側面に接触しないので、複数の被保持物2を同時にベース部材21に積層でき、操作性が良好である。
また、案内部5が設けられていることにより、被保持物2の端部が裏壁部23の側面に接触せず、被保持物2をベース部材21の積層位置に確実に積層できるので、被保持物2を保持具4によって正確に保持できる。
ファイル本体3の裏表紙8にエンボス加工やスジ押し加工等の型加工をして案内部5が形成されることにより、ファイル本体3の成形にともなって案内部5を設けることができるので容易に案内部5を形成できる。
また、案内部5を設けるために別部材を用意する必要がなく、コストの高騰を防止できる。
案内部5が、裏表紙8における少なくともベース部材21の長手方向の両端部近傍および中央部近傍の3箇所に形成されることにより、被保持物2の端部全体を確実にベース部材21に積層できるとともに、案内部5の数が増加することによる製造工程の煩雑化を防止できる。
ここで、案内部5を型加工にて形成すると、その分ファイル本体3の強度が低下してしまうが、案内部5を3箇所のみに形成することにより、案内部5の形成箇所の数を抑えることができるので、案内部5の形成によるファイル本体3の強度の低下を抑制できる。
なお、被保持物2のベース部材21に積層される方の端部の長さ、すなわち、被保持物2の長手方向の長さが短い場合や、被保持物2が撓みにくい厚紙や合成樹脂シートにより形成されている場合は、案内部5は、ベース部材21の長手方向の両端部近傍の2箇所にのみあればよい。また、端壁26が設けられていない構成の保持具4においてベース部材21の長手方向の長さが被保持物2の長手方向の長さに対して極端に短い場合は、ベース部材21の長手方向の長さと同等の長さの案内部5を裏表紙8のベース部材21近傍の1箇所にのみ設ければよい。これらのような構成では、上記の案内部5を3箇所に形成した構成よりもさらに案内部5の数を少なくできるので、案内部5の形成によるファイル本体3の強度の低下をより抑制できる。
案内部5の高さを裏壁部23より高く設計することにより、例えば厚さの薄い紙や合成樹脂シート等のように撓みやすく端部のみが下降しやすい被保持物2であっても、案内部5が裏壁部23より高いので、被保持物2の端部が案内部5を通過する際に被保持物2が撓んで案内部5より保持具4側に位置する端部のみが下降した場合等でも、被保持物2を確実にベース部材21に積層できる。
表表紙6に折曲線11を設け、裏表紙8に折曲線14を設けることにより、ファイル1に保持された被保持物2を閲覧する際に折曲線11にて表表紙6を折曲でき、折曲線14にて裏表紙8を折曲できるので、被保持物2を閲覧しやすい。
表表紙6に係止孔17を設け、保持具4に係止孔17と係合可能な係合突起部29を設けることにより、ファイル本体3が不意に開くことを防止できる。
なお、上記第1の実施の形態では、保持具4は、断面略コ字状のベース部材21と、このベース部材21に取り付けられ、起立状態と倒伏状態との間で変化可能な保持部材22とから形成され、保持部材22の挿通部36を被保持物2の係合孔に挿通して被保持物2をファイル本体3の内部に保持する構成としたが、このような構成には限定されず、保持具4は、被保持物2を積層するベース部材21と、このベース部材21に積層された状態の被保持物2を保持する保持部材とを有する構成であればよい。保持具4としては、例えば、板状のベース部材と、このベース部材に取り付けられたハンドルを回動することにより操作可能であり、ベース部材に積層された被保持物を押圧して保持する板状の保持部材とから構成される、いわゆるZ式とよばれる保持具等でもよい。
また、被保持物2は一側に係合孔を有するものとしての説明したが、このような構成には限定されず、従来ファイルやバインダ等にて保持されるものであればよく、保持具4の構成に応じて、係合孔を有しないものでもよい。
ファイル本体3は、折返片9が設けられた構成としたが、このような構成には限定されず、表表紙6、背表紙7および裏表紙8が折曲可能に順次連設された構成であればよい。
また、ファイル本体3は、折曲線11,12,13,14が設けられ、折曲線12および折曲線13にて表表紙6と裏表紙8とが対向するように折曲可能な構成としたが、このような構成には限定されず、ファイル本体3は、表表紙6と裏表紙8とが対向するように折り曲げ可能であれば、折曲線11,12,13,14等を設けない構成にしてもよい。
保持具4は、裏壁部23が裏表紙8に取り付けられた構成としたが、このような構成には限定されず、ベース部材21がファイル本体3の内面側に取り付けられ、被保持物2を積層させる際にベース部材21が裏表紙8上に位置する構成であればよい。例えば、図5(a)に示すように、開口部27が上方を向くように背壁部25をファイル本体3の背表紙7上に接合してベース部材21を取り付け、図5(b)に示すように、ファイル本体3を折曲した際にベース部材21が裏表紙8上に位置する構成等にしてもよい。
案内部5は、案内部5全体が裏表紙8の内面側から突出した構成には限定されず、案内部5の少なくとも一部が裏表紙8の内面側から突出した構成であればよい。
また、案内部5は、型加工にて形成する構成に限定されず、裏表紙8の少なくとも一部が内面側から突出して形成できる方法であればよい。
さらに、案内部5は、裏表紙8におけるベース部材21の長手方向の少なくとも両端部近傍および中央部近傍の3箇所に形成された構成とすることにより、被保持物2の端部全体をより確実に裏壁部23と表壁部24との間に案内でき、ベース部材21に被保持物2の端部全体を積層できるので好ましいが、このような構成には限定されず、案内部5を設ける箇所は適宜設定でき、裏表紙8上に位置した状態のベース部材21近傍に案内部5が位置していればよい。例えば、裏表紙8上に位置するベース部材21近傍に複数の案内部5が連続的に設けられた構成、裏表紙8上に位置するベース部材21近傍にベース部材21の長手方向と同等の長さの案内部5が設けられた構成、裏表紙8上に位置するベース部材21の長手方向の中央部近傍のみに案内部5が設けられた構成、裏表紙8上に位置するベース部材21の長手方向の両端部近傍のみに案内部5が設けられた構成等でもよい。
次に、第2の実施の形態について図6および図7を参照しながら説明する。なお、上記の実施の形態と同一の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、案内部41は、例えば合成樹脂等にて形成され、ファイル本体3とは別個の例えば合成樹脂等にて柱状に形成された案内部本体42が裏表紙8に取り付けられて構成されている。
この案内部本体42は、ファイル本体3の成形後、裏表紙8におけるベース部材21の長手方向の両端部近傍および中央部近傍の3箇所に接合されて取り付けられる。
そして、このような案内部41が設けられることにより、上記第1の実施の形態と同様に被保持物2をベース部材21に積層させやすい。
また、ファイル本体3とは別個の案内部本体42を接合して、案内部41を形成することにより、ファイル本体3を型加工することによるファイル本体3の強度の低下を防止できる。
さらに、ファイル本体3に案内部本体42を接合するだけなので、特殊な処理をすることなく容易に形成できる。
また、ファイル本体3とは別個の部材であるので、案内部本体42の素材として、例えば被保持物2の端部が案内部41を通過する際の被保持物2と案内部5との摩擦を低減できる素材等のように、案内部41としての性能のみを考慮した素材を選定できる。
なお、裏表紙8におけるベース部材21の長手方向の両端部近傍および中央部近傍の3箇所に案内部本体42を接合する構成としたが、この実施の形態においてもこのような構成には限定されず、例えば、図7に示すように、ベース部材21の長手方向の長さと同等の長さの案内部本体42をベース部材21の近傍に接合する構成等にしてもよい。
また、案内部本体42は、柱状に形成されたものであればよく、例えばボス等を案内部本体42として用いてもよい。
次に、第3の実施の形態について図8を参照しながら説明する。なお、上記の実施の形態と同一の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、ファイル本体3は、裏表紙8におけるベース部材21の近傍に被係合部としての凹部47が形成されている。この凹部47は、裏表紙8の内側面から外側面の方向へ向かって凹状に形成されている。
案内部44は、ベース部材21の裏壁部23と一体に形成され、円弧状に屈曲した屈曲部45と、この屈曲部45に一体に形成され、凹部47に係合可能な係合部46とを有している。
屈曲部45は、係合部46を凹部47に係合した状態において裏表紙8の内側面と同じ高さの部分に接続された滑らかな曲面48が設けられている。
係合部46は、曲面48の裏壁部23とは反対側の端部、すなわち、係合部46を凹部47に係合した状態において裏表紙8の内側面と同じ高さの部分から、裏壁部23に対して垂直方向へのびている。
そして、係合部46が凹部47に挿入され、係合部46と凹部47とが係合されて、屈曲部45の曲面48からベース部材21側が裏表紙8から突出し、案内部44が構成されている。
このような案内部44が設けられることにより、屈曲部45の曲面48からベース部材21側が裏表紙8から突出しているので、被保持物2を積層させる際に円弧状の屈曲部45の曲面48上を通過させて、被保持物2の端部を裏壁部23と表壁部24との間に案内でき、被保持物2をベース部材21に容易に積層できる。
また、ベース部材21の裏壁部23と案内部5とが一体であることにより、保持具4を成形する際に保持具4の一部として案内部5を成形できるので、型加工等の処理を行う必要がなく、容易に製造できるとともに、加工によるファイル本体3の強度の低下を防止できる。
さらに、案内部44が裏壁部23と一体に成形されていることにより、被保持物2の厚さや材質による影響がないので、どのような被保持物2であっても対応可能である。
なお、上記第1の実施の形態および第2の形態と同様に、少なくともベース部材21の長手方向の両端部および中央部の3箇所に設けることにより、より確実に被保持物2をベース部材21に積層できるので好ましいが、このような構成には限定されず、案内部5の数や形状は適宜設計できる。
また、被係合部は、係合部46と係合可能であれば、裏表紙8の内側面から凹状の構成に限定されず、例えば、裏表紙8の内側面から外側面へ貫通した貫通孔等にしてもよい。
1 ファイル
2 被保持物
3 ファイル本体
4 保持具
5 案内部
6 表表紙
7 背表紙
8 裏表紙
21 ベース部材
22 保持部材
41 案内部
42 案内部本体
44 案内部
45 屈曲部
46 係合部
47 被係合部としての凹部

Claims (4)

  1. 表表紙、背表紙および裏表紙が順次連設され前記表表紙と前記裏表紙とが対向するように折曲可能なファイル本体と、
    これら前記表表紙、前記背表紙および前記裏表紙のいずれかの内側面に配設された保持具と、
    前記裏表紙に設けられこの裏表紙の内側面から少なくとも一部が突出した案内部とを具備し、
    前記保持具は、被保持物が積層されるベース部材と、このベース部材に積層された前記被保持物を保持する保持部材とを有し、少なくとも前記被保持物を積層させる際に前記ベース部材が前記裏表紙上に位置し、
    前記案内部は、前記裏表紙上に位置した状態の前記ベース部材近傍に位置している
    ことを特徴としたファイル。
  2. 案内部は、裏表紙上に位置した状態のベース部材の長手方向の両端部近傍および中央部近傍の少なくともいずれかに設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載のファイル。
  3. 案内部は、柱状の案内部本体が裏表紙に取り付けられて形成された
    ことを特徴とする請求項1または2記載のファイル。
  4. ファイル本体は、裏表紙においてこの裏表紙上に位置した状態のベース部近傍に位置する被係合部を有し、
    案内部は、ベース部材と一体に形成された屈曲部と、この屈曲部に一体に形成され前記被係合部に係合可能な係合部とを有し、
    前記被係合部と前記係合部とが係合されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のファイル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5216172B1 (ja) * 2012-10-12 2013-06-19 正 齋藤 穿孔機能付きファイル

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