JP4845387B2 - 振出式の玉の柄 - Google Patents
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このように、魚を掬い上げようとする場合には、一方の手で魚を釣り上げた釣り竿を支持しながら、他方の手で玉の柄の手元側筒状体の部分を握って筒状体全体を前方に押し出すように振り出す操作を行う。
このような中間筒状体は、筒状体先端からその筒状体尻端にかけて外径が僅かに大きくなるテーパ外周面に形成されており、筒状体先端においてもそのテーパによって決まる外径で形成されており、剛性を高めるリングが嵌め込み固定されている場合であっても、そのリングの外周面は筒状体先端と略段差のない状態で装着されているのである(特許文献1参照)。
このように、想定以上に引き出された場合には、その修正を行うには、両手を利用して行う必要があるために、その修正に手間が掛かり、魚の円滑な引き上げに困難を来たすことがあった。
請求項1に係る発明の特徴構成は、小径の一番筒状体、中間径の中間筒状体、及び、大径の手元側筒状体を振出操作自在に装備するとともに、前記した全ての中間筒状体の筒状体先端に、前記中間筒状体の前記手元側筒状体からの脱出を阻止する被操作部を設け、
前記被操作部が、前記した全ての中間筒状体の筒状体先端において、前記筒状体先端径よりも大径に形成されたフランジ部である点にあり、その作用効果は次の通りである。
つまり、玉の柄の各筒状体を伸長状態に切り換える為に、手元側筒状体を竿の軸線に沿って振り操作を行って各中間筒状体や一番筒状体を手元側筒状体から振り出す操作を行う際に、被操作部に制動力を加えることによって、その制動力を受けた中間筒状体の手元側筒状体からの脱出が阻止される。
これによって、振り出される中間筒状体の本数を任意に制御できるので、玉網の位置を適正に設定できる。
このように釣り人の意思によって中間筒状体の振出本数を制御できる被操作部を設けるだけで、玉網位置を修正するための余分な操作を必要とせず、迅速な魚の回収が容易に行えるようになった。
つまり、被操作部として大径のフランジ部を形成することによって、フランジ部に手指を接触させて強く押さえることによって、そのフランジ部が形成された中間筒状体の手元側筒状体からの脱出が阻止される。
そして、手指での押さえ力を調節することによって、脱出を許す状態と脱出を阻止する状態とに切り換えることができ、任意に玉網位置を調節することができるのである。
つまり、フランジ部の外径が小径の中間筒状体であれば、大径側の中間筒状体のフランジ部の外径より小さく形成されている場合には、手指に接触する位置が径方向で異なってくるので、手指の位置を変動させることが必要となる。
これに対して、中間筒状体の外径に関係なく、各中間筒状体に形成されるフランジ部の外径を同一のものに設定すれば手指を動かすことなく、接触させることができ、操作性が良好である。
つまり、フランジ部に段差部を更に設けてあるので、手指で接触する際に指の引っ掛かりがよく、制動力も作用し易くなるので、操作性を向上させることができる。
振出式の玉の柄Aについて説明する。
振出式の玉の柄Aは、図1に示すように、玉網Bを装着可能な一番筒状体1と、二番筒状体2A、及び、三番筒状体2B等の中間筒状体2、手元側筒状体4とを備えて、構成されている。一番筒状体1には口栓5を装備し、手元側筒状体4の筒状体尻端には尻栓6が設けてある。
玉の柄Aは、一番筒状体1、二番筒状体2A、三番筒状体2B等の中間筒状体2を手元側筒状体4内に収納する収縮状態と一番筒状体1、二番筒状体2A、三番筒状体2B等の中間筒状体2を手元側筒状体4より引き出した伸長状態とに切換可能に構成されている。
一方、図2に示すように、一番筒状体1の先端内には取付用スリーブ9が嵌め込み固定してあり、その取付用スリーブ9の内周面に雌ネジ部9aが形成されている。
以上のようなネジ部構造によって、玉網Bの雄ネジ軸8aを取付用スリーブ9の雌ネジ部9aに螺合させることによって、玉網Bを玉の柄Aに取り付けることができる。
口栓5はゴム製のものであり、アクリロニトリルーブタジエンゴム(NBR)でできている。但し、このゴムに相当する硬度を有するものであれば、合成樹脂を材料とすることもできる。
この中間筒状体2を構成する二番筒状体2Aと三番筒状体2Bとを代表例として説明する。図3に示すように、二番筒状体2Aの後端を大径膨出部2hに形成し、二番筒状体2Aを三番筒状体2Bに対して引き出した際に、前記した大径膨出部2hが三番筒状体2Bの筒状体先端内周面に圧接して、その引き出し状態が維持される。二番筒状体2Aを三番筒状体2B内に収納した場合には、その収納状態を維持する機構は設けられてはいない。
フランジ部を形成するのに、クリア塗装の盛り上げによって行う形態について説明したが、NBR等のゴムを使用してフランジ部を形成してもよい。
被操作部は、筒状体先端に形成してある大径のフランジ部であり、二番筒状体2Aの先端にフランジ部2a、三番筒状体2Bの先端にフランジ部2b、四番筒状体2Cの先端にフランジ部2c、五番筒状体2Dの先端にフランジ部2dを設けてある点は、第1実施形態と同一である。しかし、図4に示すように、各フランジ部2a、2b、2c、2dは、各筒状体の径に対応した外径を有するのではなく、五番竿2Dに形成したフランジ部2dの外径と同じ外径に統一してある。
このように外径を統一することによって、被操作部の位置が手元側筒状体4の筒状体先端からの間隔が一定に維持されることになって、各中間筒状体2に制動力を掛けるのが容易に行うことができる。
被操作部としては、次ぎのようなものでもよい。二番筒状体2Aに使用されるフランジ部2aの別構造について説明する。図5に示すように、二番筒状体2Aの筒状体先端にフランジ部2aを形成するとともに、フランジ部2aの先端側の面に段差部2fを形成してある。このように段差部2fを形成することによって、この段差部2fに手指を安定させ易く制動を掛け易い。
被操作部としては、各中間筒状体2の筒状体先端に粗面部2gを形成するものであってもよい。
粗面部2gとしては、図7(イ)に示すように、硬質リング10の表面にローレット加工を施したものを、中間筒状体2の筒状体先端にネジ2k込み固定する構成を採ってもよい。このようにローレット加工した硬質リング10を固着することによって、この粗面部2gに手指を接触させて、所望の中間筒状体2に制動を掛けて脱出を阻止することができる。
2 中間筒状体
2a〜2d フランジ部
2e 凹凸
2f 段差部
2g 粗面部
4 手元側筒状体
Claims (3)
- 小径の一番筒状体、中間径の中間筒状体、及び、大径の手元側筒状体を振出操作自在に装備するとともに、前記した全ての中間筒状体の筒状体先端に、前記中間筒状体の前記手元側筒状体からの脱出を阻止する被操作部を設け、
前記被操作部が、前記した全ての中間筒状体の筒状体先端において、前記筒状体先端径よりも大径に形成されたフランジ部である振出式の玉の柄。 - 小径の一番筒状体、中間径の中間筒状体、及び、大径の手元側筒状体を振出操作自在に装備するとともに、前記した全ての中間筒状体の筒状体先端に、前記中間筒状体の前記手元側筒状体からの脱出を阻止する被操作部を設け、前記被操作部が、前記した全ての中間筒状体の筒状体先端において、同一径または略同一径に形成されたフランジ部である振出式の玉の柄。
- 小径の一番筒状体、中間径の中間筒状体、及び、大径の手元側筒状体を振出操作自在に装備するとともに、前記した全ての中間筒状体の筒状体先端に、前記中間筒状体の前記手元側筒状体からの脱出を阻止する被操作部を設け、前記被操作部が、前記中間筒状体の筒状体先端において、竿先端部分に段差部分を形成したフランジ部である振出式の玉の柄。
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