JP3696577B2 - たも網 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、柄部が伸縮されるたも網に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たも網には柄部の短いものと長いものとがあり、柄部の長いたも網は、手を伸ばしても先端の網が水際に届かないような釣り場で使用される。この柄部の長いたも網には、柄部が複数のパイプ部材を連結して形成され、これらのパイプ部材が先端側のものほど細径とされて、順次その直ぐ後端側のパイプ部材にスライド自在に内嵌され、内嵌された各パイプ部材が前方に繰り出されて柄部が伸長されるものもある。
【0003】
このような柄部の長いたも網を用いて釣った魚等をすくい上げる際には、魚等を先端の網に入れたのち、長い柄部を順次先端側へ持ち替えて網に入った魚等を手元へ引き寄せている。たも網の柄部を持ち替えるためには両手を必要とするので、釣り人は魚等を先端の網に入れたのち、片手に持った釣り竿を下に置いてから、たも網を操作している。
【0004】
このため、片手で釣り竿を下に置くときに、釣り糸が回りの岩や木の枝に引っ掛かったり、釣り竿の置き場所に困ったりすることがある。足元の悪い釣り場では、竿を下に置くときに転倒する恐れもある。
【0005】
また、釣り竿を置くのに手間がかかり、網に入った魚等を逃がすこともある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明の課題は、網に入った魚等を、片手で迅速に手元へ引き寄せることができるたも網を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明は、先端に網を取り付けられた柄部が、複数のパイプ部材を連結して形成され、前記パイプ部材が先端側のものほど細径とされて、順次その直ぐ後端側のパイプ部材にスライド自在に内嵌され、これらの内嵌された各パイプ部材が前方に繰り出されて柄部が伸長されるたも網において、前記最先端のパイプ部材の後端部にワイヤ部材を取り付けて後端側の各パイプ部材の中を通し、前記最後端のパイプ部材の後端側に、駆動源で回転駆動される巻き取りドラムを設け、この巻き取りドラムで前記ワイヤ部材を巻き取って、前記伸長された柄部を縮める構成を採用した。
【0008】
すなわち、最先端のパイプ部材の後端部に取り付けたワイヤ部材を、最後端のパイプ部材に設けた回転駆動される巻き取りドラムで巻き取って、前方に繰り出された各パイプ部材を最後端のパイプ部材の中に引き込むことにより、両手を使って長い柄部を先端側へ持ち替えることなく、片手で柄部を持ったまま、網に入った魚等を迅速に手元へ引き寄せることができるようにした。
【0009】
前記各パイプ部材の断面形状を、円弧部と少なくとも1つの直辺部とで形成することにより、内嵌された各パイプ部材を回り止めし、先端で下方に垂れた網を安定して手元へ引き寄せることができる。
【0010】
前記最先端のパイプ部材の後端部に、前記網が垂れる側と反対の上部側で、前記その直ぐ後端側のパイプ部材の内周面に転接される回転自在なローラを取り付け、この直ぐ後端側のパイプ部材の先端部に、前記網が垂れる側と同じ下部側で、前記最先端のパイプ部材の外周面に転接される回転自在なローラを取り付けることにより、先端の網に入った魚等で先端下がりのモーメントを受ける最先端のパイプ部材を、その先端下部側と後端上部側とをそれぞれローラで支持して、スムーズに後端側のパイプ部材の中に引き込むことができる。なお、後端側の各パイプ部材についても、同様の構成で、その先端下部側と後端上部側とをローラで支持するようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図3に基づき、この発明の実施形態を説明する。このたも網は、図1(a)に示すように、先端に網1を取り付けられた柄部2が、先端側ほど細径とされた4本のアルミニウム製パイプ部材3a、3b、3c、3dを連結して形成され、先端側の3本のパイプ部材3a、3b、3cが、それぞれの直ぐ後端側のパイプ部材3b、3c、3dにスライド自在に内嵌されている。
【0012】
後述するように、最後端のパイプ部材3dには、モータ4で回転駆動される巻き取りドラム5が設けられ、最先端のパイプ部材3aの後端部に取り付けられ、後端側の各パイプ部材3b、3c、3dの中を通されたワイヤ6を巻き取りドラム5で巻き取ることにより、図1(b)に示すように、先端側の3本のパイプ部材3a、3b、3cが最後端のパイプ部材3dの中に引き込まれて、柄部2の長さが縮められるようになっている。
【0013】
前記4本のパイプ部材3a、3b、3c、3dは、それぞれの連結部を継手部材7でスライド自在に連結されている。各継手部材7には締め付けリング8が取り付けられ、必要に応じて各連結部でのスライドを拘束できるようになっている。最先端のパイプ部材3aに取り付けられた網1は下方に垂らされている。
【0014】
図2は、最先端のパイプ部材3aと、その直ぐ後端側のパイプ部材3bの連結部を示す。図2(a)に示すように、パイプ部材3aの後端部にはリング部材9が取り付けられ、ワイヤ6はこのリング部材9に結び付けられている。また、継手部材7は、パイプ部材3bの先端部に取り付けられ、その内周面には突起10が設けられ、この突起10にパイプ部材3aの外周面に設けられた突起11が押し当てられて、パイプ部材3aが抜け止めされている。締め付けリング8は、薄肉とされた継手部材7の先端部をパイプ部材3aの外周面に押圧して、パイプ部材3aのスライドを拘束するようになっている。
【0015】
前記リング部材9の上部側には、パイプ部材3bの内周面に転接されるローラ12が取り付けられ、継手部材7の下部側には、パイプ部材3aの外周面に転接されるローラ13が取り付けられている。したがって、先端の網1に入った魚等で先端下がりのモーメントを受けるパイプ部材3aは、その先端下部側と後端上部側とをそれぞれ回転自在な各ローラ12、13で支持され、スムーズにパイプ部材3bの中に引き込まれる。
【0016】
図2(b)に示すように、各パイプ部材3a、3bの断面形状は、上下の部分が円弧部14で形成され、左右の部分が直辺部15で形成されている。直辺部15間は殆ど隙間なしで突き合わされ、円弧部14間は隙間が設けられている。前記外周面の突起11は上下の円弧部14に設けられている。
【0017】
図示は省略するが、パイプ部材3b、3c間、パイプ部材3c、3d間の連結部も、前記ワイヤ6の取り付けがないことを除いて、図2(a)に示したものと同じ構成であり、パイプ部材3c、3dの各断面形状も、図2(b)に示した形状と同じである。
【0018】
図3に示すように、最後端のパイプ部材3dの後端側には、ケーシング16と中空の把手部材17が取り付けられており、ケーシング16の中にモータ4と、モータ4でベルト駆動される巻き取りドラム5とが設けられ、把手部材17の中にモータ4の電源であるバッテリ18が設けられている。また、ケーシング16の外側には、モータ4の電源を入切するスイッチ19と、万が一、バッテリ18が切れたときに巻き取りドラム5を手で回転させるハンドル20が設けられている。
【0019】
上述した実施形態では、4本のパイプ部材を連結して柄部を形成したが、パイプ部材の連結本数は、2本以上の任意の本数とすることができる。また、各パイプ部材の断面形状は、実施形態のものに限定されることはなく、パイプ部材間が回り止めされるものであればよい。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、このたも網は、順次先端側のものが内嵌されて伸縮する柄部を形成する複数のパイプ部材のうち、最先端のパイプ部材の後端部に取り付けたワイヤ部材を、最後端のパイプ部材の後端側に設けた回転駆動される巻き取りドラムで巻き取って、前方に繰り出された各パイプ部材を最後端のパイプ部材の中に引き込むようにしたので、片手で柄部を持ち、もう一方の片手に釣り竿を持ったまま、網に入った魚等を迅速に手元へ引き寄せることができる。
【0021】
また、前記各パイプ部材の断面形状を、円弧部と少なくとも1つの直辺部とで形成することにより、内嵌された各パイプ部材を回り止めし、先端で下方に垂れた網を安定して手元へ引き寄せることができる。
【0022】
さらに、前記最先端のパイプ部材の後端上部側に、その直ぐ後端側のパイプ部材の内周面に転接されるローラを取り付け、この直ぐ後端側のパイプ部材の先端下部側に、最先端のパイプ部材の外周面に転接されるローラを取り付けることにより、先端の網に入った魚等で先端下がりのモーメントを受ける最先端のパイプ部材を、これらの回転自在なローラで支持して、スムーズに後端側のパイプ部材の中に引き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】aはたも網の実施形態を示す正面図、bはaのたも網の柄部を縮めた状態を示す正面図
【図2】aは図1のたも網の柄部の連結部を示す縦断面図、bはaのIIb −IIb 線に沿った断面図
【図3】図1の柄部の後端側を示す縦断面図
【符号の説明】
1 網
2 柄部
3a、3b、3c、3d パイプ部材
4 モータ
5 巻き取りドラム
6 ワイヤ
7 継手部材
8 締め付けリング
9 リング部材
10、11 突起
12、13 ローラ
14 円弧部
15 直辺部
16 ケーシング
17 把手部材
18 バッテリ
19 スイッチ
20 ハンドル

Claims (3)

  1. 先端に網を取り付けられた柄部が、複数のパイプ部材を連結して形成され、前記パイプ部材が先端側のものほど細径とされて、順次その直ぐ後端側のパイプ部材にスライド自在に内嵌され、これらの内嵌された各パイプ部材が前方に繰り出されて柄部が伸長されるたも網において、前記最先端のパイプ部材の後端部にワイヤ部材を取り付けて後端側の各パイプ部材の中を通し、前記最後端のパイプ部材の後端側に、駆動源で回転駆動される巻き取りドラムを設け、この巻き取りドラムで前記ワイヤ部材を巻き取って、前記伸長された柄部を縮めるようにしたことを特徴とするたも網。
  2. 前記各パイプ部材の断面形状を、円弧部と少なくとも1つの直辺部とで形成した請求項1に記載のたも網。
  3. 前記最先端のパイプ部材の後端部に、前記網が垂れる側と反対の上部側で、前記その直ぐ後端側のパイプ部材の内周面に転接される回転自在なローラを取り付け、この直ぐ後端側のパイプ部材の先端部に、前記網が垂れる側と同じ下部側で、前記最先端のパイプ部材の外周面に転接される回転自在なローラを取り付けた請求項1または2に記載のたも網。
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