JP4843011B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
ゴルフクラブヘッドに、ウェイト部材、振動吸収部材、バッチ等の被着体が装着されることがある。この装着に、両面粘着テープが使用されている。両面粘着テープは、おもて側の面と裏側の面とがいずれも接着性を有している。両面粘着テープは、日本では、一般に両面テープと称されている。
特許公報第2792642号には、フェイスの背面に薄板が両面粘着テープによって貼り付けられたゴルフクラブヘッドが開示されている。この両面粘着テープは、テープ基材と、その両面に設けられた粘着層とを有する。
特許第2792642号公報
接着作業中に、両面粘着テープと被着体との間に空気が入り込みうる。同様に、接着作業中に、両面粘着テープとヘッド本体との間に空気が入り込みうる。この空気は、気泡となって、両面粘着テープによる接着力を低下させる。
ゴルフクラブヘッドにおいて、打撃による衝撃力は、大きい。この衝撃力は、接着面の剥離を招来しうる。この衝撃力に耐えうる強い接着力が要求される。
本発明の目的は、両面粘着テープにより接着された被着体が剥がれにくいゴルフクラブヘッドの提供にある。
本発明に係るゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体と、両面粘着テープと、この両面粘着テープによって上記ヘッド本体に接着されている被着体とを備えている。上記ヘッド本体及び上記被着体は、上記両面粘着テープと接着する接着面を有している。上記ヘッド本体又は上記被着体は、凹部を有している。上記凹部の内面と上記接着面とが隣接している。上記両面粘着テープと上記凹部との間に空間が存在している。
好ましくは、上記ヘッド本体の上記接着面は、上記ヘッド本体の背面である。好ましくは、上記被着体は略板状である。好ましくは、上記凹部は、上記被着体に設けられている。好ましくは、上記被着体の存在領域が、スイートスポットの背面点を含む。
好ましくは、上記凹部は、上記被着体に設けられている。好ましくは、上記両面粘着テープが、第一粘着層と、第二粘着層と、上記第一粘着層及び上記第二粘着層の間に設けられた中間層とを有している。好ましくは、この中間層が繊維層を含む。
好ましくは、上記空間が閉じた状態である。
接着面に発生した気泡を凹部内に逃がすことができ、接着力が向上しうる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の第一実施形態に係るゴルフクラブヘッド2を背面側から見た図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。ヘッド2は、アイアン型のゴルフクラブヘッドである。ヘッド2は、ヘッド本体h1と、被着体s1と、両面粘着テープt1とを有する。被着体s1は、薄板状の部材である。典型的な被着体s1は、バッジである。被着体s1は、金属、樹脂等よりなる。典型的には、被着体s1には、製品名等を示すロゴマークや文字が表示される。図1には、被着体s1の輪郭線s11が示されている。
両面粘着テープt1は、被着体s1とヘッド本体h1との間に介在する。両面粘着テープt1により、被着体s1が、ヘッド本体h1に接着されている。両面粘着テープt1の輪郭形状と被着体s1の輪郭形状とは、実質的に等しい。
両面粘着テープt1の形状は限定されない。両面粘着テープt1の幅及び長さは限定されない。両面粘着テープt1は、その両面が粘着性を有するシートである。
なお、図2では、両面粘着テープt1が単一の層として示されている。しかし、実際には、後述されるように、両面粘着テープt1は複数の層からなる。
ヘッド本体h1は、フェース面4を備えたフェース部13と、トップ面6と、ソール面8と、バック面10と、ホーゼル部12とを有する。フェース部13は、フェース面4を外面とする部分である。フェース部13は、中実である。バック面10には、本体凹部14が設けられている。本体凹部14は、フェース面4の裏側に設けられている。本体凹部14を有するヘッド2は、一般に、キャビティバックアイアンと称される。本体凹部14は、いわゆるキャビティバックを形成している。本体凹部14により、フェース部が薄くされている。本体凹部14により、薄肉部(第一薄肉部)18が形成されている。薄肉部18は、フェース部13の一部である。薄肉部18は、中実である。被着体s1は、ヘッド2の背面に貼られている。被着体s1は、薄肉部18の背面に貼られている。薄肉部18の前面は、フェース面4である。薄肉部18の背面は、本体凹部14の底面20である。ヘッド2のスイートスポットSS1は、薄肉部18に位置している。このスイートスポットSS1は、ヘッド2の重心を通りフェース面4に対して垂直な線と、フェース面4との交点である。
耐久性の観点から、薄肉部18の厚みは、1.5mm以上が好ましく、1.8mm以上がより好ましく、2.0mm以上がより好ましい。薄肉部18が薄い場合、打球時におけるフェース部の振動が大きい。薄肉部が薄い場合、両面粘着テープが貼り付けられた部分に大きな衝撃力が作用する。よってこの場合、本発明の効果が顕在化しうる。この観点から、薄肉部の厚みは、3.0mm以下が好ましく、2.7mm以下がより好ましく、2.4mm以下がより好ましい。
なお、図示は省略されているが、フェース面4には、インパクトエリアマーキングが設けられる。典型的なインパクトエリアマーキングは、フェースライン(フェース溝)である。
本体凹部14の内部に、更に、凹部16が設けられている。凹部(第二凹部)16は、本体凹部(第一凹部)14の底面20に設けられている。第二凹部16は、本体凹部14と比較して、浅い。第二凹部16の深さは、両面粘着テープt1の厚みよりも大きい。第二凹部16は、両面粘着テープt1の全部を収容している。第二凹部16の輪郭形状と被着体s1の輪郭形状とは、実質的に等しい。
第二凹部16により、フェース部が更に薄くされている。第二凹部16により、第二薄肉部22が形成されている。第二薄肉部22は、第一薄肉部18の一部である。第二薄肉部22は、中実である。被着体s1は、第二薄肉部22の背面に貼られている。ヘッド2のスイートスポットSS1は、第二薄肉部22に位置している。第二薄肉部22の前面は、フェース面4である。第二薄肉部22の背面は、第二凹部16の底面24である。底面24は、底面20の一部である。
なお、第二凹部16は設けられなくてもよい。即ち、本体凹部14の底面20の全体が平面であってもよい。本発明において、ヘッド本体h1の接着面の形状は限定されない。
図3は、被着体s1の平面図である。図3は、被着体s1を接着面側から見た図である。図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。
被着体s1は、全体として略板状である。被着体s1は、接着面26と、凹部27とを有する。接着面26の存在領域において、被着体s1は平板である。
図2の拡大部が示すように、接着面26は、両面粘着テープt1に接している。接着面26は、両面粘着テープt1に密着している。接着面26とヘッド本体h1の接着面28とが両面粘着テープt1により接着されている。接着面26は、平面である。
ヘッド本体h1は、接着面28を有する。接着面28は、前述した底面24である。接着面28は平面である。接着面28は、両面粘着テープt1に接している。接着面28は、ヘッド本体h1の背面である。接着面28は、フェース面4の背面である。
図1及び図3が示すように、凹部27の全体的な形状は、細長い楕円形である。凹部27は、トウ側ほど上側となるように延在している。図1が示すように、凹部27は、ヘッドの外側に向かって凹んでいる。
凹部27は、外面27gと内面27nとを有する。接着面26と内面27nとは隣接している。換言すれば、接着面26と内面27nとは連続している。接着面26と内面27nとは、境界k1において互いに隣接している。内面27nの断面形状は、略円弧状である。外面27gの断面形状は、略円弧状である。
なお、凹部27の断面形状は限定されない。この断面形状として、半円状、三角形状、四角形状等が例示される。
凹部27の裏側は、凸部となっている。凹部27は、外側に向かって凸部を形成している。この凸部は、立体的なイメージを与える。この凸部は、ヘッドのデザインの自由度を向上させる。
図2が示すように、凹部27の内面27nと両面粘着テープt1とは、接していない。凹部27の内面27nと両面粘着テープt1との間に空間SPが存在する。空間SPは、凹部27と両面粘着テープt1とにより形成されている。
空間SPは、閉じた状態である。凹部27は、被着体s1の側面に達していない。凹部27の周囲は、接着面26で囲まれている。即ち、凹部27の周囲は、密封されている。凹部27の開口は、両面粘着テープt1及びヘッド本体h1によって塞がれている。また、凹部27は、貫通孔を有さない。空間SPは、外部空間と連通していない。
凹部27の内部に水等が侵入すると、接着強度が低下しうる。ヘッド2では、空間SPが閉じた状態であるから、凹部27の内部に水等が侵入しない。
両面粘着テープt1を接着面26に貼り付ける際に、両面粘着テープt1と接着面26との間に空気が入り込むことがある。この空気は、気泡として残留しうる。この気泡は、両面粘着テープt1による接着力を弱める。
気泡は、両面粘着テープt1と接着面26との間に隙間を形成する。この隙間の間隔は、狭い。なぜなら、気泡が存在していない部分において、両面粘着テープt1と接着面26とが密着しているからである。隙間の間隔が狭いため、気泡の体積が小さい場合であっても、気泡は広範囲に及ぶ。つまり、気泡は、薄い空気層として広がりうる。本願では、空気層を含めて、「気泡」と称する。この気泡により、接着力が減少しやすい。層状の気泡により、両面粘着テープt1による接着力が低下する。
凹部27は、この気泡を取り込みうる。気泡は、凹部27の内側の空間SPに取り込まれうる。接着面26と内面27nとは隣接しているので、気泡が凹部27に移動しうる。凹部27は、気泡を減少させうる。
図4において両矢印a1で示されているのは、凹部27の深さである。気泡を空間SPに逃がしやすくする観点から、深さa1は、0.5mm以上が好ましく、1.0mm以上がより好ましく、1.5mm以上がより好ましい。被着体s1の強度の観点から、深さa1は、5mm以下が好ましく、4mm以下がより好ましく、3mm以下がより好ましく、2mm以下がより好ましい。
ヘッド本体h1に被着体s1を取り付ける際には、例えば、被着体s1をヘッド本体h1に対して押しつける。この押圧力に伴い、気泡が、空間SPに流れ込みうる。気泡の減少により、接着面積が増加し、接着力が向上する。
被着体s1の中央付近に生じた気泡は、被着体s1の側面まで達しにくい。被着体s1の中央付近に生じた気泡は、外部に排出されにくい。被着体s1の中央付近に生じた気泡を除去する観点から、凹部27は、被着体s1の中央付近に設けられるのが好ましい。この観点から、図3のような平面視において、輪郭線s11により描かれる図形の図心が、凹部27の内側に位置するのが好ましい。
凹部27は、両面粘着テープt1に接していない。よって凹部27は、被着体s1の他の部分と比較して、振動しやすい。凹部27の振動により、打球時の衝撃に伴う振動が吸収されうる。凹部27は、打球時の不快な振動を吸収しうる。この振動吸収により、打球感が良好となりうる。
両面粘着テープt1は、粘着層と基材層とを備える。両面粘着テープt1は、弾性を有する。両面粘着テープt1は、振動吸収性を有する。
ヘッド2では、凹部27に起因する振動吸収性に加え、両面粘着テープt1に起因する振動吸収性が発現しうる。ヘッド2は、振動吸収性が高い。
図2が示すように、本実施形態では、被着体s1の存在領域が、スイートスポットSS1の背面点SS2を含む。換言すれば、ヘッド2の重心とスイートスポットSS1とを通る直線L1が、被着体s1に交わる。スイートスポットSS1は、ヘッド2の重心からフェース面4に下ろした垂線とフェース4との交点である。背面点SS2は、上記直線L1とヘッド本体h1の背面との交点である。図2において直線L1が一点鎖線で示されている。直線L1と被着体s1との交点は、接着面26に存在していてもよいし、凹部27に存在していてもよい。図2の実施形態では、直線L1と被着体s1との交点が、凹部27に存在している。背面点SS2は、接着面28に存在している。スイートスポットSS1にて打撃したときの振動が効果的に吸収されうる観点からは、直線L1と被着体s1との交点が、凹部27に存在しているのが好ましい。
図4において両矢印T1で示されているのは、凹部27の厚みである。図4において両矢印T2で示されているのは、凹部27以外の部分における被着体s1の厚みである。振動吸収性を高める観点から、凹部27が振動しやすい構成が好ましい。この観点から、厚みT2の平均値がT21とされ、厚みT2の最大値がT22とされたとき、以下の(a1)が好ましく、(a2)がより好ましく、(a3)がより好ましく、(a4)がより好ましい。
(a1)厚みT1が厚みT22以下である。
(a2)厚みT1が厚みT22より小さい。
(a3)厚みT1が厚みT21以下である。
(a4)厚みT1が厚みT21より小さい。
凹部27が振動しやすいという観点から、厚みT1の最大値が、厚みT2の最小値よりも小さいのがより一層好ましい。
被着体s1と両面粘着テープt1とは、複合体を形成する。この複合体は、振動吸収効果を発揮しうる。両面粘着テープt1の重量が小さすぎると、この複合体の振動吸収効果が減少する。この観点から、両面粘着テープt1の重量は、0.1g以上が好ましく、0.2g以上がより好ましい。軽量化の観点から、両面粘着テープt1の重量は、2g以下が好ましく、1g以下がより好ましい。
厚みT1の、厚みT2に対する比(T1/T2)は限定されない。厚みT2が過度に薄い場合、貼り付け作業性が低下したり、上記複合体の振動吸収効果が低下したりする。一方、厚みT1は、薄いほうが軽量化に寄与しうる。また厚みT1が薄くされることにより、凹部及び被着体s1の各部が変形しやすい。特に、厚みT1が薄くされると、被着体s1が、接着面26と平行な方向(面内方向)に伸縮しやすい。この変形により、振動吸収効果が向上しうる。これらの観点から、厚みT1は厚みT2よりも小さいのが好ましく、更には比(T1/T2)が0.9以下が好ましく、0.7以下がより好ましい。厚みT1が過度に小さい場合、両面粘着テープt1の製造不良が起こりやすい。また厚みT2が過度に大きい場合、重量増加が過大となる。これらの観点から、比(T1/T2)は、0.2以上が好ましく、0.4以上がより好ましい。
厚みT2は限定されない。被着体s1の剛性を高めることにより、貼り付け作業性が向上し、気泡の発生が抑制される。また、厚みT2が薄すぎると、上記複合体の振動吸収性が低下する。この観点から、厚みT2は、0.5mm以上が好ましく、0.7mm以上がより好ましく、1.0mm以上がより好ましい。軽量化の観点から、厚みT2は、2.0mm以下が好ましく、1.7mm以下がより好ましく、1.5mm以下がより好ましい。
凹部27の厚みT1は限定されない。凹部27の強度の観点から、厚みT1は、0.3mm以上が好ましく、0.4mm以上がより好ましい。厚みT1が薄くされると、凹部及び被着体s1の全体が変形しやすくなり、振動吸収効果が向上しうる。振動吸収効果及び軽量化の観点から、厚みT1は、1.0mm以下が好ましく、0.7mm以下がより好ましく、0.5mm以下がより好ましい。
被着体s1の投影面積が、S1(cm)とされる。投影面積S1は、輪郭線s11(図3参照)により描かれる図形の面積である。凹部27の投影面積が、S2(cm)とされる。面積S2は、上記境界k1により描かれる図形の面積である。凹部が複数である場合、面積S2は、各凹部の投影面積の合計である。
面積S1が大きい場合、気泡が外部に逃げにくい。面積S1が大きい場合に、本発明の効果が顕在化しうる。この観点から、面積S1は、1(cm)以上が好ましく、2(cm)以上がより好ましく、3(cm)以上がより好ましい。ヘッドの背面に被着体s1が設けられる場合、この背面の面積は、限られている。この観点から、面積S1は、20(cm)以下、更には15(cm)以下が好ましい場合がある。
気泡を凹部に逃がしやすくする観点から、面積S2の、面積S1に対する比(S2/S1)は、0.1以上が好ましく、0.13以上がより好ましい。接着面積を増やす観点から、比(S2/S1)は、0.5以下が好ましく、0.4以下がより好ましい。
図3において両矢印W1で示されているのは、被着体s1の最大長さである。この長さW1(mm)は、輪郭線s11上の2点を結ぶ線分のうち、最も長い線分の長さである。図3において両矢印W2で示されているのは、凹部27の最大長さである。この長さW2(mm)は、境界k1上の2点を結ぶ線分のうち、最も長い線分の長さである。広範囲の気泡を凹部27に移動させやすいという観点から、比(W2/W1)は、0.4以上が好ましく、0.6以上がより好ましい。接着面積の観点から、比(W2/W1)は、0.9以下が好ましく、0.8以下がより好ましい。
図3において二点鎖線で描かれているのは、境界k1に内接する円のうち直径が最大である内接円E1である。凹部への気泡の移動しやすさと接触面積とを両立する観点から、凹部の形状(境界k1により描かれる図形の形状)は、幅が小さく且つ長いのが好ましい。この観点から、上記最大内接円E1の直径D1は、10mm以下が好ましく、7mm以下がより好ましく、5mm以下がより好ましい。
図5は、両面粘着テープt1近傍の拡大断面図である。図5は、図2のF5の円内の断面図である。両面粘着テープt1は、4層構造の両面粘着テープt10である。この4層は、ヘッド本体h1側から順に、第一層30、第二層32、第三層34及び第四層36である。第一層30は、両面粘着テープt10の最内層である。第一層30は、粘着層である。第一層30は、第一粘着層である。第二層32及び第三層34は、中間層である。第四層36は、粘着層である。第四層36は、両面粘着テープt10の最外層である。第四層36は、第二粘着層である。なお図5では、各層の境界は平面状に示されているが、この境界には、凹凸が存在していてもよい。特に、後述される不織布層と他の層との境界は、通常、凹凸状である。また、各層の境界は、曲面であってもよい。
第一粘着層30は、ヘッド本体h1の接着面28に接している。第二粘着層36は、被着体s1の接着面26に接している。
第一層30及び第四層36は、粘着剤の層である。この粘着剤は限定されない。粘着剤として、アクリル系粘着剤、エポキシ系粘着剤、ウレタン系粘着剤等が例示される。
第二層32は、樹脂層である。第二層32は、気泡を有さない樹脂層である。第二層32は、未発砲の樹脂フィルムである。第二層32は、樹脂フォーム層ではない。第二層32を形成する樹脂の種類は限定されない。この樹脂層の基材樹脂として、アクリル系樹脂及びポリエステル系樹脂が例示され、好ましくは、アクリル系樹脂である。
気泡の存在により、樹脂層は、変形しやすくなる。耐久性及び接着強度の観点から、気泡を有さない樹脂層が好ましい。
第三層34は、繊維層である。第三層34は、不織布層である。図示されないが、不織布には、隙間が存在する。この隙間には、隣接する粘着層36の一部が入り込んでいる。不織布層34には、隙間が存在する。図示されないが、この隙間には、隣接する樹脂層32の一部が入り込んでいる。図示されないが、不織布層34の隙間には、隣接する粘着層36の一部が入り込んでいる。
なお、上記実施形態とは異なり、第二層32が繊維層とされ且つ第三層34が樹脂層とされてもよい。
不織布層34は、両面粘着テープt10の支持体として機能する。不織布層34により、両面粘着テープt10を貼り付ける際に、皺が発生しにくい。不織布層34は、前述した気泡の発生を抑制しうる。
繊維層の一例は、上述の通り、不織布層である。ただし、繊維層は、不織布層に限定されない。繊維層は、繊維を含む層である。繊維層は、繊維が引っ張り強度の向上に寄与している。繊維層は、皺の発生を抑制しうる。繊維層は、気泡の発生を抑制しうる。
被着体s1をヘッド本体h1に貼り付ける工程は、例えば、被着体s1に両面粘着テープt1を貼り付ける第一工程と、両面粘着テープt1が貼り付けられた被着体s1をヘッド本体h1に貼り付ける第二工程とを含む。凹部が被着体s1に設けられている場合、上記第一工程の直後において、その凹部に対応する位置の両面粘着テープt1は、どこにも接していない状態である。このどこにも接していない部分を、以下において非接着部分という。第二工程において、この非接着部分を含む両面粘着テープt1の全体が、ヘッド本体h1に貼り付けられる。この第二工程において、この非接着部分には、皺、たるみ又は破れが発生しやすい。この皺により、接着強度が低下しやすい。繊維層を有する両面粘着テープt1により、上記非接着部分に起因する問題が解消しうる。繊維層に樹脂層を組み合わせることにより、この効果は一層向上しうる。
好ましい繊維層として、例えば、次の(a)、(b)、(c)及び(d)が例示される。
(a)織られている繊維を含む層
(b)繊維が織られておらず、繊維同士か絡み合っている層
(c)繊維が織られておらず、繊維同士が融着している層
(d)繊維が織られておらず、繊維同士が接着剤により接着されている層
繊維層に含まれる繊維は限定されない。この繊維として、合成繊維、天然繊維及び再生繊維が例示される。合成繊維として、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ナイロン繊維等が挙げられる。天然繊維として、パルプの繊維、麻の繊維等が例示される。再生繊維として、レーヨンが例示される。気泡の抑制の観点からは、合成繊維が好ましい。
この繊維層として、織布、不織布及び紙が例示される。なお本願において、「紙」とは、和紙又は洋紙を意味する。本願において「不織布」は、上記紙を含まない概念と定義される。
上記和紙の原料として、楮(コウゾ)、雁皮(ガンピ)及び三椏(ミツマタ)が例示される。強度の観点から、この和紙における繊維長は、3mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましく、10mm以上がより好ましく、15mm以上がより好ましい。和紙における繊維長は、通常、25mm以下である。和紙は、手漉きであってもよいし、機械漉きであってもよい。
上記洋紙の原料は、広葉樹又は針葉樹である。洋紙における繊維長は、通常、0.8mm以上であり、5mm未満である。洋紙は、機械漉きにより得られる。
不織布として、湿式不織布及び乾式不織布が例示される。
不織布の製造方法は限定されない。この不織布の製造方法として、サーマルボンド法、ケミカルボンド法、ニードルパンチ法、スパンレース法(水流絡合法)、ステッチボンド法及びスチームジェット法が例示される。繊維としてポリエステル繊維又はナイロン繊維が用いられる場合、生産性及び強度の観点から、サーマルボンド法により製造された不織布が好ましい。
皺又は気泡の発生を抑制する観点から、繊維層は、不織布又は和紙が好ましい。振動吸収性の観点からは、不織布がより好ましい。
図6は、変形例における両面粘着テープt1の使用形態を示す拡大断面図である。図示しないが、ヘッド本体h1及び被着体s1に関しては、上記ヘッド2と同じである。この変形例において、両面粘着テープt1は、5層構造の両面粘着テープt11である。
この5層は、ヘッド本体h1側から順に、第一層50、第二層52、第三層54、第四層56及び第五層58である。第一層50は、両面粘着テープt11の最内層である。第一層50は、粘着層である。第一層50は、第一粘着層である。第二層52、第三層54及び第四層56は、中間層である。第五層58は、粘着層である。第五層58は、両面粘着テープt11の最外層である。第五層58は、第二粘着層である。なお図6では、各層の境界は平面状に示されているが、この境界には、凹凸が存在していてもよい。
第一粘着層50は、ヘッド本体h1に接着している。第二粘着層58は、被着体s1に接着している。両面粘着テープt11により、被着体s1がヘッド本体h1に接着されている。
第一層50及び第五層58は、粘着剤の層である。この粘着剤は限定されない。粘着剤として、アクリル系粘着剤、エポキシ系粘着剤、ウレタン系粘着剤等が例示される。
第二層52及び第四層56は、樹脂層である。第二層52及び第四層56は、未発砲の樹脂フィルムである。
第三層54は、繊維層である。好ましくは、この繊維層は、不織布又和紙である。
図7は、他の変形例における両面粘着テープt1の使用形態を示す拡大断面図である。図示しないが、ヘッド本体h1及び被着体s1に関しては、上記ヘッド2と同じである。この変形例において、両面粘着テープt1は、三層構造の両面粘着テープt12である。
この三層は、ヘッド本体h1側から順に、第一層70、第二層72及び第三層74である。第一層70は、両面粘着テープt12の最内層である。第一層70は、粘着層である。第一層70は、第一粘着層である。第二層72は、中間層である。第三層74は、粘着層である。第三層74は、両面粘着テープt12の最外層である。第三層74は、第二粘着層である。
第一粘着層70は、ヘッド本体h1に接着している。第二粘着層74は、被着体s1に接着している。両面粘着テープt12により、被着体s1がヘッド本体h1に接着されている。
第二層72は、樹脂層である。第二層72は、未発砲の樹脂フィルムである。
本発明では、繊維層を有さない両面粘着テープt1も使用可能である。しかし、上述の如く、好ましくは、繊維層を有する両面粘着テープt1がよい。
図8は、他の変形例における両面粘着テープt1の使用形態を示す拡大断面図である。図示しないが、ヘッド本体h1及び被着体s1に関しては、上記ヘッド2と同じである。この変形例において、両面粘着テープt1は、三層構造の両面粘着テープt13である。
この三層は、ヘッド本体h1側から順に、第一層90、第二層92及び第三層94である。第一層90は、両面粘着テープt13の最内層である。第一層90は、粘着層である。第一層90は、第一粘着層である。第二層92は、中間層である。第三層94は、粘着層である。
第一粘着層90は、ヘッド本体h1に接着している。第二粘着層94は、被着体s1に接着している。両面粘着テープt11により、被着体s1がヘッド本体h1に接着されている。
第一層90及び第三層94は、粘着剤の層である。第二層92は、繊維層である。本発明では、このような三層構造の両面粘着テープt1も好適に用いられうる。
図5等において両矢印A1で示されるのは、両面粘着テープt1の厚みである。過度に薄い両面粘着テープt1の場合、両面粘着テープt1の剛性が不足し、皺や気泡が発生しやすい。皺及び気泡の発生を抑制する観点から、厚みA1は、0.1mm以上が好ましく、0.2mm以上がより好ましい。凹部27への気泡の移動を容易とする観点から、厚みA1は、0.4mm以下が好ましく、0.3mm以下がより好ましい。
被着体s1は、フェース面4の背面に配置されるのが好ましい。両面粘着テープt1は、フェース面4の背面と被着体s1との間に配置されるのが好ましい。フェース面4には、ボールが直接衝突する。ボールの打撃によって、フェース面4には、大きな衝撃力が作用する。よって、両面粘着テープt1がフェース面4の背面(裏側)に配置された場合に、振動吸収効果が顕著に発揮される。
図2の実施形態では、フェース面4と両面粘着テープt1との間のヘッド本体h1は、中実である。中実である場合、フェース面4の衝撃が両面粘着テープt1に伝達されやすい。よってこの場合、振動吸収効果が顕著に発揮される。この観点から、フェース面4と両面粘着テープt1との間のヘッド本体h1は中実であるのが好ましい。
粘着層の材質は限定されない。被着体s1がヘッドの外面に取り付けられる場合、両面粘着テープt1が被着体s1の外縁からはみ出すことがある。はみ出した両面粘着テープt1は、外部に露出する。はみだした両面粘着テープt1は、視認されうる。はみ出した両面粘着テープt1は、目立たないのが好ましい。露出される場合を考慮すると、粘着層は、透明性と耐候性とを備えるのが好ましい。この観点から、粘着層の材質は、アクリル系粘着剤であるのが好ましい。
気泡を有さない樹脂層の材質は限定されない。前述の如く、両面粘着テープt1は外部に露出されうる。露出される場合を考慮すると、気泡を有さない樹脂層は、透明性と耐候性とを備えるのが好ましい。この観点から、気泡を有さない樹脂層の基材樹脂は、アクリル系樹脂であるのが好ましい。
繊維層が不織布層である場合、この不織布層を構成する不織布の材質は限定されない。この不織布の材質として、天然繊維、合成繊維及び再生繊維が例示される。合成繊維として、ビニロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン及びナイロンが例示される。天然繊維として、麻が例示される。再生繊維として、レーヨンが例示される。耐候性及び強度の観点から、合成繊維が好ましく、ポリエステル及びナイロンがより好ましい。
本発明に用いられうる両面粘着テープの具体例として、商品名「Y−4625」、商品名「VHX−802」、商品名「Y−9448HK」、商品名「4393」、商品名「Y−9448HK」、商品名「Y−9448HKB」及び商品名「Y−9448SK」が挙げられる。これらは全て、住友スリーエム社製である。
被着体s1の材質は限定されない。被着体s1の材質として、金属、樹脂、粘弾性材料等が挙げられる。複数の材質が組み合わされてもよい。
ヘッド本体h1の材質は限定されない。ヘッド本体h1の材質として、軟鉄(炭素含有率が0.3wt%未満の低炭素鋼)、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、マルエージング鋼、ステンレス鋼、チタン合金、アルミニウム合金及びマグネシウム合金が例示される。ヘッド本体h1は、その全体が一体成形されていてもよいし、複数の部材が接合されていてもよい。例えば、板状のフェース部材とフェース開口部材とが組み合わされてなるヘッド本体であってもよい。この場合、フェース部材としてはチタン合金が好適であり、フェース開口部材としてはステンレス鋼が好適である。ヘッド本体又はその部品の成形方法として、鍛造及び鋳造が例示される。
フェース部の材質は限定されない。フェース部の材質として、軟鉄(炭素含有率が0.3wt%未満の低炭素鋼)、ステンレス鋼、チタン合金、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、マルエージング鋼、アルミニウム合金及びマグネシウム合金が例示される。
上記実施形態は、凹部が被着体s1に設けられた例である。凹部はヘッド本体h1に設けられてもよい。このヘッド本体h1に設けられた凹部に、気泡が移動しうる。ヘッド本体h1に設けられた凹部によって形成された空間に、気泡が移動しうる。この場合、被着体s1の全体が平板状であってもよい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1及び図2に示される形状を有するヘッドを作成した。ただし、ヘッド本体は、フェース開口部材と、板状のフェース部材とを接合して形成された。この接合は、圧入及びかしめによりなされた。フェース開口部材の材質は、SUS630ステンレス鋼とされた。フェース部材の材質は、6−4チタン(Ti−6Al−4V)とされた。フェース開口部材は、ロストワックス精密鋳造により製造された。フェース部材は、板材を打ち抜きし、更にNC加工を施して得た。フェース開口部材の重量は、175gであった。フェース部材の重量は、75gであった。被着体s1として、バッチが用いられた。バッジの材質はSUS304ステンレス鋼であり、バッジの重量は4.5gであった。両面粘着テープとして、住友スリーエム社製の商品名「Y−4625」が用いられた。バッチと同じ形状にされた両面粘着テープをバッチに貼り付けた後、このバッチをヘッド本体に貼り付けた。その後、バッチをヘッド本体に対して10秒間押圧して、バッチ付きのヘッドを得た。この「Y−4625」の厚みは、0.25mmであった。このヘッドは、5番アイアンであった。このヘッドを、CFRP製のシャフトの先端部に取り付けた。シャフトとして、SRIスポーツ株式会社製の商品名「MP−400」が用いられた。このシャフトの後端部にグリップを装着して、実施例1に係るゴルフクラブを得た。この「Y−4625」は、5層構造である。この5層は、最内層から順に、アクリル系粘着層、気泡を有さないアクリル系樹脂層、不織布層、気泡を有さないアクリル系樹脂層及びアクリル系粘着層である。
実施例1において、凹部の深さa1は4mmとされ、凹部の厚みT1は0.5mmで一定とされ、凹部以外の部分(平板部)の厚みT2は1.0mmで一定とされた。被着体s1の投影面積S1は15cmとされ、凹部の投影面積S2は5cmとされた。最大内接円の直径D1は10mmとされた。この実施例1の仕様と評価結果が下記の表1に示される。
[実施例2]
図9は、実施例2に用いられた被着体s12を接着面100側から見た図である。図10は、図9のF10−F10線に沿った断面図である。この被着体s12は、一個の凹部102を有する。凹部の大きさが変更された他は実施例1と同様にして、実施例2のゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブを得た。この実施例2の仕様と評価結果が下記の表1に示される。
[実施例3]
図11は、実施例3に用いられた被着体s13を接着面104側から見た図である。図12は、図11のF12−F12線に沿った断面図である。この被着体s13は、一個の凹部106を有する。凹部の大きさが変更された他は実施例1と同様にして、実施例3のゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブを得た。この実施例3の仕様と評価結果が下記の表1に示される。
[実施例4]
図13は、実施例4に用いられた被着体s14を接着面108側から見た図である。図14は、図13のF14−F14線に沿った断面図である。この被着体s14は、二個の凹部110を有する。凹部の数及び大きさが変更された他は実施例1と同様にして、実施例4のゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブを得た。この実施例4の仕様と評価結果が下記の表1に示される。
[実施例5]
図15は、実施例5に用いられた被着体s15を接着面112側から見た図である。図16は、図15のF16−F16線に沿った断面図である。この被着体s15は、三個の凹部114を有する。凹部の数及び大きさが変更された他は実施例1と同様にして、実施例5のゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブを得た。この実施例5の仕様と評価結果が下記の表1に示される。
[比較例1]
図17は、比較例1に用いられた被着体s16を接着面116側から見た図である。図18は、図17のF18−F18線に沿った断面図である。この被着体s16は、凹部を有さない。接着面116の全体が平面である。凹部が設けられていない他は実施例1と同様にして、比較例1ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブを得た。この比較例1の仕様と評価結果が下記の表1に示される。
[耐久性の評価]
ミヤマエ社製のスイングロボットにクラブを取り付け、ヘッドスピードを49m/sに設定して、ゴルフボールを打撃させた。500回の打撃毎にヘッドの状態を目視により観察し、バッジの接合面の状態を確認した。剥離が確認された時点で、打撃を終了した。10000回の打撃で、評価を終了した。この評価結果が下記の表1に示される。
Figure 0004843011
以上に示されるように、実施例は、比較例に比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、ウッド型ゴルフクラブヘッド、アイアン型ゴルフクラブヘッドなど、あらゆるゴルフクラブヘッドに適用されうる。
図1は、本発明の第一実施形態のゴルフクラブヘッドを背面側から見た図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。 図3は、図1のヘッドに用いられている被着体を接着面側から見た図である。 図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。 図5は、図2に符号F5で示された円内の拡大断面図である。 図6は、変形例の両面粘着テープの拡大断面図である。 図7は、他の変形例の両面粘着テープの拡大断面図である。 図8は、他の変形例の両面粘着テープの拡大断面図である。 図9は、実施例2に用いられた被着体を接着面側から見た図である。 図10は、図9のF10−F10線に沿った断面図である。 図11は、実施例3に用いられた被着体を接着面側から見た図である。 図12は、図11のF12−F12線に沿った断面図である。 図13は、実施例4に用いられた被着体を接着面側から見た図である。 図14は、図13のF14−F14線に沿った断面図である。 図15は、実施例5に用いられた被着体を接着面側から見た図である。 図16は、図15のF16−F16線に沿った断面図である。 図17は、比較例1に用いられた被着体を接着面側から見た図である。 図18は、図17のF18−F18線に沿った断面図である。
符号の説明
2・・・ヘッド
4・・・フェース面
6・・・トップ面
8・・・ソール面
10・・・バック面
12・・・ホーゼル部
13・・・フェース部
14・・・本体凹部
16・・・第二凹部
18・・・薄肉部(第一薄肉部)
20・・・凹部(本体凹部)の底面
22・・・第二薄肉部
24・・・第二凹部の底面
26・・・被着体の接着面
27・・・被着体の凹部
28・・・ヘッド本体の接着面
30、36、50、58、70、74、90、94・・・粘着層
34、54、92・・・繊維層(不織布層)
32、52、56、72・・・樹脂層
t1・・・両面粘着テープ
s1、s12、s13、s14、s15・・・被着体
h1・・・ヘッド本体
SS1・・・スイートスポット
SS2・・・スイートスポットの背面点
SP・・・空間

Claims (6)

  1. ヘッド本体と、両面粘着テープと、この両面粘着テープによって上記ヘッド本体に接着されている被着体とを備え、
    上記ヘッド本体及び上記被着体が、上記両面粘着テープと接着する接着面を有し、
    記被着体が、凹部を有し、
    上記凹部の内面と上記接着面とが隣接しており、
    上記両面粘着テープと上記凹部との間に空間が存在しており、
    上記凹部の裏側が、凸部であり、
    上記被着体の投影面積がS1とされ、上記凹部の投影面積がS2とされるとき、比(S2/S1)が、0.13以上0.4以下であるゴルフクラブヘッド。
  2. 上記ヘッド本体の上記接着面が、上記ヘッド本体の背面であり、
    上記被着体が、略板状であり、
    上記凹部が、上記被着体に設けられており、
    上記被着体の存在領域が、スイートスポットの背面点を含む請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 上記凹部が、上記被着体に設けられており、
    上記両面粘着テープが、第一粘着層と、第二粘着層と、上記第一粘着層及び上記第二粘着層の間に設けられた中間層とを有しており、この中間層が繊維層を含む請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 上記繊維層が不織布である請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 上記空間が閉じた状態である請求項1から4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  6. ヘッドの重心とスイートスポットとを通る直線がL1であるとき、この直線L1と上記被着体との交点が、上記凹部に存在している請求項1から5のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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