JP4841867B2 - ソレノイドの製造方法 - Google Patents

ソレノイドの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4841867B2
JP4841867B2 JP2005161785A JP2005161785A JP4841867B2 JP 4841867 B2 JP4841867 B2 JP 4841867B2 JP 2005161785 A JP2005161785 A JP 2005161785A JP 2005161785 A JP2005161785 A JP 2005161785A JP 4841867 B2 JP4841867 B2 JP 4841867B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
core
thin plate
iron core
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005161785A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006339381A (ja
JP2006339381A5 (ja
Inventor
修 福山
和宏 穂積
宗之 荒瀬
健二 沖山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuroda Precision Industries Ltd
Kuroda Pneumatics Ltd
Original Assignee
Kuroda Precision Industries Ltd
Kuroda Pneumatics Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuroda Precision Industries Ltd, Kuroda Pneumatics Ltd filed Critical Kuroda Precision Industries Ltd
Priority to JP2005161785A priority Critical patent/JP4841867B2/ja
Publication of JP2006339381A publication Critical patent/JP2006339381A/ja
Publication of JP2006339381A5 publication Critical patent/JP2006339381A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4841867B2 publication Critical patent/JP4841867B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、電磁弁等に用いる電磁石装置(ソレノイド)製造方法関し、特に電磁鋼板製薄板を積層してなるソレノイドに関する。
従来から積層方式のソレノイドは種々提案されている。直流ソレノイドにおいて、ソレノイドに電圧を印加してから、プランジャが吸引されてストッパ(固定鉄心)へ衝突して落ち着くまでの現象において、コイルに電流が流れた時、鉄心内部に渦電流が生じて起磁力が打ち消されて磁束の立ち上がりが押えられ、分布が乱される等の問題がある。積層方式のソレノイドとすることで、渦電流の発生を減少させることが知られている。
また、積層方式のソレノイドにおいて、固定鉄心とプランジャとの対向面それぞれに、両鉄心の積層面と直交する面で囲まれた相対的な凹突部を設けることにより、対向面を、空隙部を隔てて入合い状に対向させた交流ソレノイドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実公昭55−29204号公報
しかし、特許文献1の交流ソレノイドは、第1図において、前述したように、入合い状に対向させた固定鉄心とプランジャとの対向面は空隙部を有している。これは、対向面が衝突面でないことを示している。また、図示されているように、T字形状の肩の部分が鉄心へ衝突するように構成されているために、ストローク前の段階において、この肩部分にも空隙ができ、始動時の吸引特性が悪いという欠点がある。
本発明は、斯かる従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、小形ソレノイド(短ストローク)であって、吸引力(出力)を向上させ、かつソレノイドの磁気特性を向上させることにある。
また、本発明の別の目的は、製造コストを引き下げることが可能な製造方法を得ることにある。
本発明のソレノイドの製造方法は、概略コ字状のヨーク部と、前記ヨーク部の中央部から突出し先端に吸着面を設けた固定鉄心部とを形成するようにプレス加工にて打ち抜き形成された所定数の薄板を積層し、かつ固着一体化して成る固定部と、前記固定鉄心部の吸着面と対向する被吸着面を有するようにプレス加工にて打ち抜き形成された所定数の薄板を積層し、かつ固着一体化して成る可動鉄心と、前記固定部の固定鉄心部の外周へ嵌合し、前記ヨーク部の内側に配置したコイルを巻回してなるボビンとを備え、前記固定部は、前記固定鉄心部の先端側に前記可動鉄心の山形形状の被吸着面へ向かって左右均等角度で拡がる方向に谷型形状に傾斜する傾斜面からなる吸着面を形成してなり、前記可動鉄心は、前記固定部の固定鉄心部と同等幅を為し、前記被吸着面を、前記吸着面の傾斜面と同じ角度で左右に拡がる山形形状に傾斜する傾斜面として形成してなる固定鉄心対向部と、前記固定鉄心対向部の後端部側に位置し、前記固定部のヨーク部内に所定空隙で収容される大きさの幅を有し、前記薄板の一部枚数のみの後端に主弁部への連結部を一体に形成してなる主弁部対向部とで構成してなるソレノイドにおける前記固定部および前記可動鉄心を製造する方法であって、前記固定部は、前記ヨーク部と前記固定鉄心部とを有し、前記固定鉄心部の先端の吸着面を、前記固定鉄心部の中央位置から前記被吸着面へ向かって左右均等角度で拡がる方向に谷型形状に傾斜する傾斜面に形成した薄板をプレス加工にて形成する固定部薄板打ち抜き工程と、前記固定部薄板打ち抜き工程で得られた固定部打ち抜き薄板を所定枚数積層固定してなる固定部積層固着工程とで製造され、前記可動鉄心は、前記固定部の固定鉄心部と同等幅で前記吸着面に向かい合う端面中央に、前記固定鉄心部の吸着面の谷底部の延長線上に山頂部が位置するように前記吸着面の傾斜面と同じ角度で左右に拡がる山形形状の傾斜面からなる被吸着面を形成した薄板をプレス加工にて形成する可動鉄心薄板打ち抜き工程と、前記可動鉄心薄板打ち抜き工程で得られた可動鉄心打ち抜き薄板を所定枚数積層固定してなる第一の可動鉄心積層固着工程と、前記固定部の固定鉄心部と同等幅で前記吸着面に向かい合う端面中央に、前記固定鉄心部の吸着面の谷底部の延長線上に山頂部が位置するように前記吸着面の傾斜面と同じ角度で左右に拡がる山形形状の傾斜面からなる被吸着面を形成し、後端に主弁部への連結部を一体に形成した薄板をプレス加工にて形成する中間部用可動鉄心薄板打ち抜き工程と、前記中間部用可動鉄心薄板打ち抜き工程で得られた中間部用可動鉄心打ち抜き薄板を、前記第一の可動鉄心積層固着工程にて積層固着された前記可動鉄心打ち抜き薄板上に所定枚数積層固定してなる中間用可動鉄心積層固着工程と、前記中間用可動鉄心層固着工程にて積層固着された中間可動鉄心打ち抜き薄板上に、前記可動鉄心打ち抜き薄板を所定枚数積層固定してなる第二の可動鉄心積層固着工程とで製造されることを特徴とする。
また、本発明のソレノイドの製造方法は、前記薄板が、電磁鋼板であることを特徴とする。
また、本発明のソレノイドの製造方法は、前記固定部薄板打ち抜き工程、前記可動鉄心薄板打ち抜き工程、前記中間用可動鉄心薄板打ち抜き工程、前記固定部積層固着工程、前記第一の可動鉄心積層固着工程、前記第二の可動鉄心積層固着工程および前記中間用可動鉄心積層固着工程を1台の順送り金型によって行うことを特徴とする。
また、本発明のソレノイドの製造方法は、前記固定部薄板打ち抜き工程、前記可動鉄心薄板打ち抜き工程、前記中間用可動鉄心薄板打ち抜き工程、前記固定部積層固着工程、前記第一の可動鉄心積層固着工程、前記第二の可動鉄心積層固着工程および前記中間用可動鉄心積層固着工程をそれぞれ別の金型によって行うことを特徴とする。
本発明によれば、ヨーク部と固定鉄心部とを一体形状にし、かつ固定鉄心部の吸着部形状を一緒にプレス加工にて打ち抜き形成し積層固着することによりソレノイドを製造するようにしたので、製造コストを大幅に削減できる。
また、本発明によれば、固定鉄心部の吸着面に可動鉄心(プランジャー)の被吸着面に向かって傾斜する凹型形状の傾斜面を形成し、それに対向する可動鉄心(プランジャー)の被吸着面にも山形形状の傾斜面としたので、短ストロークでも吸着面積を大きくとれ、吸着力を高めることができる。
さらに、本発明によれば、ヨーク部と固定鉄心部とを一体形状にしたので、磁気回路に於ける空隙(ヨークと固定鉄心部との連結部分が無くなる)が減少し、性能が向上する。また部品点数が削減できる。
さらにまた、本発明によれば、ヨーク部と固定鉄心部とを一体形状にした固定部および可動鉄心を電磁鋼板で構成することで、プレス加工性が優れており、かつ磁化特性面で優れており、直流ソレノイドに適用できる。また材料調達が容易であり、コストダウンが可能である。また積層後の焼鈍が不要になる。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るソレノイド100を適用した電磁弁1を示す。
図1に示す電磁弁1は、主弁部10と、本実施形態に係るソレノイド100とで構成されている。主弁部10は、公知のものであり、特に限定するものではない。従って、ここでは、ソレノイド100について詳細に説明する。
ソレノイド100は、固定部材110と、可動鉄心120と、ボビン130と、コイル140とを有しており、外側に位置する固定部材110の上下面はその外側に配置するカバー150によって位置決めされている。固定部材110は、ボビン130の外側に配置する概略コ字状ヨーク(継鉄)部111と、その中央部に突出する形態の固定鉄心(ステータ)部112とから形成されている。
このような構成のソレノイド構造において、固定部材110と可動鉄心120については、図2に示すように、所定形状の薄板を多数枚積層し、一体に固着しており、図示していないが、一般的な金型、例えば順送り金型等の金型により製造される。
固定部材110は、ヨーク部111と固定鉄心部112とを有し、固定鉄心部112の先端に位置する可動鉄心120の吸着面112aを、固定鉄心部112の中央位置に長手方向に沿って所定幅で形成してなる溝113と、溝113の先端から可動鉄心120の被吸着面120aに向かって左右均等角度で拡がる方向に傾斜する傾斜面114とを形成した薄板110aをプレス加工にて打ち抜き形成し、それを所定枚数(本実施形態では板厚Tの電磁鋼板をn枚)積層し、かつ固着一体化している。
一方、可動鉄心120は、図示されたように、被吸着面120aと反対側に、主弁部10側との連結部121が一体に形成されている。図3、図4に明示されたように、可動鉄心120は、板厚Tの電磁鋼板を5枚ずつ積層してなる2組の略T字形薄板120cの間に、連結部121を一体に形成してなる6枚の薄板120bを積層することによって形成されている。固定鉄心部112側に対向する先端の被吸着面120aは、可動鉄心120の中央位置に長手方向に沿って所定幅で形成してなる溝122と、溝122の先端から両側面へ向かって左右均等角度で拡がる方向に山形形状に傾斜する傾斜面123とを形成し
てなる。
ここで、固定鉄心部112に形成した溝113と可動鉄心120に形成した溝122は、同じ幅に形成されている。また、固定鉄心部112の吸着面112aと可動鉄心120の被吸着面120aとに形成した傾斜面114,123の角度は同じである。
固定部材110と可動鉄心120とは、金型により打ち抜き加工され、さらにダイ内へ抜き込まれて積層されて一体化される。例えば、図5のレイアウト図および図6の金型断面図に示すように、固定部材110と可動鉄心120を1つの金型内で製造する順送り方式の金型によって効率的に製造することができる。
この製造方法は、図5に示すように、先ず薄板材料である電磁鋼板Wを所定間隔で送るためのパイロット孔Pの打ち抜き加工(工程1)が行われる。図6におけるP1がそのパンチを示している。続いて、固定部材形状が打ち抜かれる(工程2)。図6におけるパンチP2がパンチであり、打ち抜かれた固定部材薄板110aはダイD1内へ抜き込まれて、先に抜き込まれている薄板と積み重ねられ、外周側に設置された複数のレーザ出射ユニットL1からのレーザ光により外周側面の重ね合わせ部が溶接される。図5において、打ち抜き形状の外周に印した黒点A1が接合点である。この時、プレス機械側(ラム)の上下動、すなわち打ち抜き動作と溶接動作とを同期させることにより効率を向上できる。つまり、上型が最も下降した時(下死点)あるいは最も上昇した時(上死点)にレーザ光を出射させるように構成できる。下型のダイ周囲には同様なレーザ出射ユニットが配置されている。
次に、可動鉄心120の外形線の一部の打ち抜き(工程3)が行われる。この工程で可動鉄心120の後端面を形成する外周線のみが前もって打ち抜かれる。
そして、次の工程にて可動鉄心形状が打ち抜かれる(工程4)。この工程においては、図3、図4に明示したように、主弁部10側への連結部121を一体形成した薄板120dと、その上下に配置した連結部を有していない薄板120cとが一体積層固着されているため、この工程4におけるパンチはT字形の本体部打ち抜き部P4aと連結部P4bとが組み合わされて構成されており、しかも連結部パンチP4bは打ち抜き位置と後退位置とに上下に移動可能にしており、PC2がその制御装置である。
また、その前工程である工程3においても、パンチP3が同様に打ち抜き位置と後退位置とに上下に移動可能にしており、PC1がその制御装置である。これは可動鉄心120の連結を打ち抜かない時にパンチP3を打ち抜き位置へ前進させ、可動鉄心120の連結部121も含めて工程4で全体が打ち抜かれるときは、パンチP3が後退するように、工程4のパンチP4bの出入りと一緒に制御される。これによって図3に示すような連結部121を有する薄板120bと有さない薄板120cとが同一金型内へ積層固着していくことができる。
同様に、ダイD2の周囲には複数のレーザ出射ユニットL2が設置され、このレーザ出射ユニットL2からのレーザ光により外周側面の重ね合わせ部が溶接される。図5において、打ち抜き形状の外周に印した黒点A2が接合点である。同様に、プレスの上下動に同期作動される。
この例では、先ずn1枚だけパンチP4bを後退させ、パンチP3を前進させて打ち抜き、パンチP4a形状が打ち抜かれて積層一体化される。次に、n1枚打ち抜かれると、パンチP3が後退し、かつパンチP4bが打ち抜き位置へ前進して、工程4において連結部121を含めた全体がn2枚打ち抜かれる。所定枚数が抜き終わると、再びパンチP3が打ち抜き位置へ前進、パンチP4bが後退して、本体部のみがn3枚打ち抜かれ積層される。
所定枚数が積層一体化され、次の薄板が打ち抜かれた時、レーザ出射ユニットL2からのレーザ光を1回出射させず、ここで1個分の可動鉄心120が製品として分離される。この点は、工程2においても固定部材110が同様に製造される。
図6において、LC1、LC2はいずれもレーザ発振器を含めた制御装置である。また
、Bcは製品を搬出するコンベア装置を示している。
このように構成することで、プレス加工によりソレノイドを構成する固定部材110と可動鉄心120とを、効率的に製造することができる。
本実施形態では、積層固着方法について、固定部材(ヨーク部と固定鉄心部)110と、可動鉄心(プランジャー)120とを、所定枚数の電磁鋼板製薄板を積層し、各薄板間の固着化手段としてレーザ溶接による方法について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、かしめ、接着等、従来からの方法を適宜選択することができる。
この場合、説明したように、金型内で積層と同時に行っても良いし、場合によっては金型外で積層固着することでも、同様に本発明技術を達成することが可能である。
また、順送り金型によらず、夫々固定部材110、可動鉄心120を別個に金型にて製造することも容易に行える。
また、本実施形態では、薄板材料として電磁鋼板Wを用いた。特に、ソレノイドのプランジャー(可動鉄心)120において、渦電流の発生を少なくするには、積層方式にして、かつ固有抵抗(電気抵抗)の高い材料を用いることが必要なことが知られている。このことを考慮して、プレス加工性から、電磁鋼板をソレノイドの構成要素であるヨーク部111、固定鉄心部112からなる固定部材110と、プランジャーである可動鉄心120として電磁鋼板を用いることを採用した。
また、本実施形態では、所定幅の溝113と、溝113の途中から被吸着面120aに向かって左右均等角度で拡がる方向に傾斜する傾斜面114とからなる吸着面112aを固定鉄心部112の先端に形成し、それに対向する可動鉄心120の被吸着面120aにも、同様に中央部に所定幅の溝122を形成し、先端から両側面側へ広がる方向に山形形状に傾斜する傾斜面123を形成した。傾斜面114と傾斜面123の角度は、応答性、吸着力、ストローク等、実際の仕様に応じて設定することが可能である。
本発明の一実施形態に係るソレノイドを適用した電磁弁の正面断面図である。 図1のソレノイドの構成要素である固定部材と可動鉄心の斜視図である。 図1の可動鉄心の積層状態を示す斜視図である。 図1の可動鉄心の積層状態を分離した斜視図である。 図1の固定部材と可動鉄心を1つの金型で製造するプレス加工例のレイアウト図である。 図5のレイアウトに沿った金型の断面図である。
1 電磁弁
10 主弁部
100 ソレノイド
110 固定部材
110a,120b,120c 薄板
111 ヨーク部
112 固定鉄心部
112a 吸着面
113,122 溝
114,123 傾斜面
120 可動鉄心
120a 被吸着面
120b 連結部121を有する薄板
120c 連結部121のない薄板
121 連結部
130 ボビン
140 コイル
150 カバー

Claims (4)

  1. 概略コ字状のヨーク部と、前記ヨーク部の中央部から突出し先端に吸着面を設けた固定鉄心部とを形成するようにプレス加工にて打ち抜き形成された所定数の薄板を積層し、かつ固着一体化して成る固定部と、
    前記固定鉄心部の吸着面と対向する被吸着面を有するようにプレス加工にて打ち抜き形成された所定数の薄板を積層し、かつ固着一体化して成る可動鉄心と、
    前記固定部の固定鉄心部の外周へ嵌合し、前記ヨーク部の内側に配置したコイルを巻回してなるボビンと
    を備え、
    前記固定部は、前記固定鉄心部の先端側に前記可動鉄心の山形形状の被吸着面へ向かって左右均等角度で拡がる方向に谷型形状に傾斜する傾斜面からなる吸着面を形成してなり、
    前記可動鉄心は、前記固定部の固定鉄心部と同等幅を為し、前記被吸着面を、前記吸着面の傾斜面と同じ角度で左右に拡がる山形形状に傾斜する傾斜面として形成してなる固定鉄心対向部と、前記固定鉄心対向部の後端部側に位置し、前記固定部のヨーク部内に所定空隙で収容される大きさの幅を有し、前記薄板の一部枚数のみの後端に主弁部への連結部を一体に形成してなる主弁部対向部とで構成してなる
    ソレノイドにおける前記固定部および前記可動鉄心を製造する方法であって、
    前記固定部は、
    前記ヨーク部と前記固定鉄心部とを有し、前記固定鉄心部の先端の吸着面を、前記固定鉄心部の中央位置から前記被吸着面へ向かって左右均等角度で拡がる方向に谷型形状に傾斜する傾斜面に形成した薄板をプレス加工にて形成する固定部薄板打ち抜き工程と、
    前記固定部薄板打ち抜き工程で得られた固定部打ち抜き薄板を所定枚数積層固定してなる固定部積層固着工程と
    で製造され、
    前記可動鉄心は、
    前記固定部の固定鉄心部と同等幅で前記吸着面に向かい合う端面中央に、前記固定鉄心部の吸着面の谷底部の延長線上に山頂部が位置するように前記吸着面の傾斜面と同じ角度で左右に拡がる山形形状の傾斜面からなる被吸着面を形成した薄板をプレス加工にて形成する可動鉄心薄板打ち抜き工程と、
    前記可動鉄心薄板打ち抜き工程で得られた可動鉄心打ち抜き薄板を所定枚数積層固定してなる第一の可動鉄心積層固着工程と、
    前記固定部の固定鉄心部と同等幅で前記吸着面に向かい合う端面中央に、前記固定鉄心部の吸着面の谷底部の延長線上に山頂部が位置するように前記吸着面の傾斜面と同じ角度で左右に拡がる山形形状の傾斜面からなる被吸着面を形成し、後端に主弁部への連結部を一体に形成した薄板をプレス加工にて形成する中間部用可動鉄心薄板打ち抜き工程と、
    前記中間部用可動鉄心薄板打ち抜き工程で得られた中間部用可動鉄心打ち抜き薄板を、前記第一の可動鉄心積層固着工程にて積層固着された前記可動鉄心打ち抜き薄板上に所定枚数積層固定してなる中間用可動鉄心積層固着工程と、
    前記中間用可動鉄心層固着工程にて積層固着された中間可動鉄心打ち抜き薄板上に、前記可動鉄心打ち抜き薄板を所定枚数積層固定してなる第二の可動鉄心積層固着工程と
    で製造される
    ことを特徴とするソレノイドの製造方法
  2. 請求項1記載のソレノイドの製造方法において、
    前記薄板は、電磁鋼板であることを特徴とするソレノイドの製造方法
  3. 請求項1または2に記載のソレノイドの製造方法において、
    前記固定部薄板打ち抜き工程、前記可動鉄心薄板打ち抜き工程、前記中間用可動鉄心薄板打ち抜き工程、前記固定部積層固着工程、前記第一の可動鉄心積層固着工程、前記第二の可動鉄心積層固着工程および前記中間用可動鉄心積層固着工程を1台の順送り金型によって行うことを特徴とするソレノイドの製造方法。
  4. 請求項1または2に記載のソレノイドの製造方法において、
    前記固定部薄板打ち抜き工程、前記可動鉄心薄板打ち抜き工程、前記中間用可動鉄心薄板打ち抜き工程、前記固定部積層固着工程、前記第一の可動鉄心積層固着工程、前記第二の可動鉄心積層固着工程および前記中間用可動鉄心積層固着工程をそれぞれ別の金型によって行うことを特徴とするソレノイドの製造方法。
JP2005161785A 2005-06-01 2005-06-01 ソレノイドの製造方法 Active JP4841867B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005161785A JP4841867B2 (ja) 2005-06-01 2005-06-01 ソレノイドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005161785A JP4841867B2 (ja) 2005-06-01 2005-06-01 ソレノイドの製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006339381A JP2006339381A (ja) 2006-12-14
JP2006339381A5 JP2006339381A5 (ja) 2008-05-22
JP4841867B2 true JP4841867B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=37559679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005161785A Active JP4841867B2 (ja) 2005-06-01 2005-06-01 ソレノイドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4841867B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4768322B2 (ja) * 2005-06-01 2011-09-07 黒田精工株式会社 ソレノイド
WO2023209813A1 (ja) * 2022-04-26 2023-11-02 黒田精工株式会社 積層鉄心並びにその製造装置および製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5529204Y2 (ja) * 1979-07-05 1980-07-11
JPH11260632A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Aisan Ind Co Ltd リニアソレノイドアクチュエータ
JP2001110630A (ja) * 1999-10-05 2001-04-20 Chichibu Fuji Co Ltd 薄形ソレノイド
JP4143896B2 (ja) * 2002-04-23 2008-09-03 富士電機機器制御株式会社 電磁石
JP4768322B2 (ja) * 2005-06-01 2011-09-07 黒田精工株式会社 ソレノイド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006339381A (ja) 2006-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4819864B2 (ja) ステータを製作するための方法ならびに該方法により製作されたステータ
KR100367941B1 (ko) 자심용 금속 박판 적층물을 제조하기 위한 방법 및 장치
US9318923B2 (en) Laminated iron core and method for manufacturing same
US20090315653A1 (en) Electromagnet device and electromagnetic contactor
US8552612B2 (en) Stator core and method of manufacturing same
JP2007159300A (ja) 回転電機の固定子
JP2008043102A (ja) 積層鉄心及びこの積層鉄心を用いた回転電機の固定子鉄心
CN109219488A (zh) 金属部件的冲裁方法和适合于这种冲裁方法的冲裁装置
JP3636446B2 (ja) モータのコア積層方法及びその積層構造
JP2007228664A (ja) 積層鉄心
CN105322733A (zh) 层压铁芯的制造方法
JP4841867B2 (ja) ソレノイドの製造方法
US7103961B2 (en) Production method of amorphous laminate core and amorphous laminate core
US7268460B2 (en) Different materials-laminate metal plate and different materials-laminate core, and method of producing the same
KR102215858B1 (ko) 전자 강판의 펀칭 가공 방법 및 적층 철심의 제조 방법
JP2006158066A (ja) 積層鉄心及びその製造方法及び金型装置
CN109672305B (zh) 层叠铁芯的制造方法
KR20140056008A (ko) 판금 성형 가공 방법
JP2019022247A (ja) 積層鉄心及びその製造方法
JP4768322B2 (ja) ソレノイド
KR102233624B1 (ko) 방향성 강판용 엠보싱 가공장치와 엠보싱 가공방법 및 이를 이용한 적층코어 제조용 박판
JP3710425B2 (ja) 異質材積層金属板
JP4245128B2 (ja) 積層鉄心の製造方法
JP5212273B2 (ja) 積層コア
KR100273415B1 (ko) 리니어 모터 적층코어의 라미네이션 시트 고정구조

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4841867

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250