JP4841707B2 - 高周波処置具 - Google Patents

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Description

本発明は、高周波処置具、詳しくは第1電極と第2電極とを備えるバイポーラ(双極子)型の高周波処置具に関する。
本願は、2010年01月18日に出願された日本国特許出願第2010−008003号に対して優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、処置部に高周波電流を通電し、その電気的エネルギーを利用して生体組織に対して切開等の各種処置を行う高周波処置が知られている。高周波処置具としては、処置部に設けられた処置電極(第1電極)と、患者の体外に配置される受動電極(第2電極)とを備えるモノポーラ(単極子)型と、受動電極が処置具の先端に配置されたバイポーラ型とが主に知られている。
バイポーラ型の高周波処置具では、処置電極と受動電極とが接近しているため、モノポーラ型に比べて処置電極と受動電極との接触によるショート(短絡)が発生しやすい。ショートが発生すると、生体組織に対する処置を行うことができないため、バイポーラ型の高周波処置具においては、特に処置時において処置電極と受動電極との絶縁を確保することが重要である。
この処置電極と受動電極との絶縁を確保する構造の一例として、例えば、特許文献1に記載のバイポーラ型高周波処置具が挙げられる。このバイポーラ型高周波処置具は、先端に受動電極が取り付けられた外チューブに絶縁チューブが挿通され、先端に処置電極が設けられた駆動ワイヤが当該絶縁チューブに挿通されている。絶縁チューブは、受動電極の内周面を被覆するように接着固定されており、処置電極と受動電極との間に絶縁チューブが介在することによって両者の絶縁が確保されている。
特開2002−224135号公報
しかしながら、特許文献1に記載のバイポーラ型高周波処置具の構造では、接着剤の塗布や乾燥という工程が必要となる。これが、バイポーラ型高周波処置具の製造効率や製造コストの向上の妨げになる。
また、通電処置を繰り返すことによって接着剤が熱変性し、受動電極に対する絶縁チューブの接着が外れることがある。この場合、処置部の外チューブ内への引き込み動作等によって絶縁チューブが手元側に移動し、受動電極の内周面が露出することがある。その結果、受動電極と処置電極とのショートを十分に防止できない。
さらに、受動電極と絶縁チューブとの接着が十分でない場合も、バイポーラ型高周波処置具の体内における蛇行等によって外チューブと絶縁チューブとの長さに見かけ上の差が生じ、その結果、接着が外れて同様に絶縁チューブが手元側に移動する場合がある。この場合も、上述の場合と同様に受動電極と処置電極とのショートを十分に防止できないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡便に効率よく製造でき、かつ処置電極と受動電極とのショートを確実に防止することができる高周波処置具を提供することを目的とする。
本発明は、以下の手段を採用している。本発明に係る高周波処置具は:処置電極を含む処置部を有する操作ワイヤと;絶縁材料で形成され、前記処置部を突没可能にする前記操作ワイヤが挿通された第1チューブと;先端に受動電極を有し、前記受動電極の内周面を覆うように前記第1チューブが挿通された第2チューブと;を備え、前記第1チューブと前記受動電極とには、互いに係合可能な係止部及び被係止部が形成されており、前記係止部と前記被係止部とが係合することによって、前記第1チューブの先端部が、前記受動電極に対して、前記第1チューブの基端側に相対移動することが規制されている。
上記高周波処置具において、前記係止部及び被係止部の一方は、熱成形により前記第1チューブの先端に形成されてもよい。
上記高周波処置具において、前記係止部及び被係止部の一方は、前記第1チューブの先端部に形状保持部材が圧入されて形成されてもよい。
前記係止部は、前記第1チューブに形成された大径部であってもよい。
また、前記係止部は、前記第1チューブに形成された大径部であり、前記受動電極の先端よりも基端側で前記被係止部と係合してもよい。
さらに、前記第2チューブは、可撓性を有するチューブ本体と、金属素線からなり、前記チューブ本体の内腔に設けられたブレードとを有し、前記ブレードと前記受動電極とが電気的に接続されてもよい。
本発明の高周波処置具によれば、簡便に効率よく製造でき、かつ処置電極と受動電極とのショートを確実に防止することができる。
本発明の第1実施形態の高周波処置具の構成を示す図である。 同高周波処置具の使用時の動作を示す図である。 同高周波処置具の変形例を示す図である。 同高周波処置具の変形例を示す図である。 同高周波処置具の変形例における先端部を一部断面で示す図である。 同高周波処置具の変形例における先端部を一部断面で示す図である。 本発明の第2実施形態の高周波処置具の先端部を一部断面で示す図である。 本発明の第3実施形態の高周波処置具の先端部を一部断面で示す図である。 本発明の変形例の高周波処置具の先端部を一部断面で示す図である。 本発明の変形例の高周波処置具の先端部を一部断面で示す図である。 本発明の変形例の高周波処置具を示す図である。 本発明の変形例の高周波処置具の先端部を一部断面で示す図である。 本発明の変形例の高周波処置具の先端部を一部断面で示す図である。 本発明の変形例の高周波処置具の先端部を一部断面で示す図である。 本発明の変形例の高周波処置具の処置部及び操作ワイヤを示す図である。
以下、本発明の第1実施形態の高周波処置具について、図1から図4Bを参照して説明する。
図1は、本実施形態の高周波処置具1の構成を示す図である。高周波処置具1は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通して使用されるバイポーラ型の処置具である。この高周波処置具1は、可撓性を有する長尺な挿入部と、挿入部の先端から突没可能に挿入部に挿通された処置部と、挿入部の基端に接続され、処置部の操作に使用される操作部とを備えている。
図1では、主に処置部10及び挿入部20の先端部を示し、挿入部20の他の部分や操作部等を省略している。挿入部の他の部分や操作部等は、高周波処置具を含む公知の各種内視鏡用処置具の構成を適宜選択して採用することができる。
図1に示すように、処置部10は、スネアループ11Aを有するスネアワイヤ11を備えている。スネアワイヤ11は、後述するように、高周波電流が通電されて処置電極として機能する。スネアワイヤ11の基端は、操作ワイヤ12の先端と接続されている。操作ワイヤ12は、挿入部20内を通って操作部に接続されている。したがって、操作部に設けられたスライダ等の操作機構を操作することによって、処置部10を挿入部20に対して進退(挿入部20の軸線方向における相対移動)させ、処置部10を挿入部20から突没させることが可能である。
挿入部20は、最外層を形成する外チューブ(第2チューブ)21と、外チューブ21の先端に取り付けられた受動電極22と、外チューブ21に挿通された内チューブ(第1チューブ)23とを備えている。外チューブ21は樹脂等の絶縁性材料からなり、可撓性を有している。受動電極22は、導電性の材料からなり、軸線方向に延びる貫通孔22Aを有し、圧入や接着等によって外チューブ21の先端に取り付けられている。外チューブ21内に位置する受動電極21の基端部22Bには、受動電極22に高周波電流を供給するための通電ワイヤ24が接続されている。
内チューブ23は、外チューブ21同様、樹脂等の絶縁性材料からなり、可撓性を有している。ただし、内チューブ23が、外チューブ21と同一の材料から形成される必要はない。内チューブ23は、外チューブ21及び受動電極22の貫通孔22Aに挿通され、先端部23Aは、貫通孔22Aから突出している。このような構成により、受動電極22の貫通孔22Aの内周面は内チューブ23によって被覆される。このため、内チューブ23に挿通された操作ワイヤ12及び処置部10と、受動電極22及び通電ワイヤ24と、の絶縁が確保され、両者のショートが防止されている。
受動電極22から突出した内チューブ23の先端部23Aには、熱成形により径が拡大された大径部(係止部)25が形成されている。大径部25の外径は、受動電極22の貫通孔22Aの内径よりも大きい。
操作ワイヤ12及び通電ワイヤ24は、それぞれ高周波電源2に接続され、操作ワイヤ12、処置部10、受動電極22、及び通電ワイヤ24を含む高周波電流の回路が高周波処置具1に形成されている。
上記のように構成された高周波処置具1の使用時の動作について説明する。
まず、術者は、患者の体腔内に内視鏡(不図示)の挿入部を挿入し、体腔内を観察しつつ、挿入部の先端をポリープ等の処置対象の組織(対象組織)付近まで進める。
次に、術者は、内視鏡の鉗子口に高周波処置具1の挿入部20を挿入し、内視鏡の挿入部先端から挿入部20の先端を突出させる。挿入時は、高周波処置具1の操作部を操作して、処置部10を挿入部20内に収納しておくのが好ましい。また、高周波処置具1は、内視鏡を体腔内に挿入する前に内視鏡に挿通されてもよい。
次に、術者は、操作部を操作して処置部10を挿入部20の先端から突出させ、スネアワイヤ11のスネアループ11Aを対象組織に掛け回す。術者がスネアワイヤ11を後退させると、図2に示すように、スネアループ11Aで緊縛された対象組織Tが受動電極22に接触し、スネアワイヤ11と受動電極22とが対象組織Tを介して電気的に接続される。この状態で高周波電源2から高周波電流を供給すると、対象組織Tに通電が行われて焼灼される。
スネアワイヤ11の後退時には、対象組織Tが挿入部20の先端に向かって引き寄せられること等により、内チューブ23を受動電極22に対して後退させるように(内チューブ23の基端側に相対移動させるように)力が作用することがある。しかしながら、内チューブ23の先端に設けられた大径部25が受動電極22の先端面(被係止部)22Cと係合することによって、内チューブ23は貫通孔22A内に引き込まれず、上述した相対移動が規制される。その結果、貫通孔22Aの内面が内チューブ23で被覆されずに露出するため、内チューブ23は処置部10や操作ワイヤ12と接触することがなく、ショートが確実に防止される。
対象組織Tの焼灼終了後、術者は高周波処置具1を内視鏡から抜去する。さらに、術者は、必要に応じて把持鉗子等の他の処置具を挿通して焼灼後の組織を回収等した後、内視鏡を抜去して一連の処置を終了する。
本実施形態の高周波処置具1によれば、受動電極22と処置部10及び操作ワイヤ12(以下、「処置部10等」と称する。)との絶縁を確保する内チューブ23に、受動電極22の先端面22Cと係合可能な大径部25が形成されている。そのため、内チューブ23の先端部23Aが外チューブ21内に引き込まれて受動電極22の貫通孔22Aの内周面が露出することが、好適に抑制される。その結果、受動電極22と処置部10等とのショートを確実に防止し、好適に処置を行うことができる。
また、大径部25は、内チューブ23の先端部23Aを熱成形により変形させることで容易に形成できる。そのため、受動電極22に挿通された内チューブ23の先端部に熱処理を施すだけでその構造を容易に実現することができ、簡便に効率よく製造可能な高周波処置具とすることができる。
さらに、内チューブ23を接着剤等により貫通孔22Aの内壁に固定する必要がない。そのため、製造工程が簡素になると共に接着剤等も不要になり、より低コストで高周波処置具1を製造することができる。
本実施形態においては、内チューブ23の先端部23Aが熱成形され、断面が円形(略円形を含む)の大径部25が係止部として形成される例を説明した。ただし、係止部の少なくとも一部が被係止部と係合すれば内チューブ23の相対移動を規制することができるため、係止部の形状は上述のものには限定されない。したがって、図3Aや図3Bに示す変形例のように、先端部23Aの外周面の一部が、受動電極22の先端面22Cと係合可能な程度に径方向外方に突出するように形成されていればよい。すなわち、係止部全体としての形状は、係止部26Aのような楕円形あるいは長円形、係止部26Bのような三角形等、どのような形状でも構わない。なお、図3A及び図3Bは、図を見やすくするため、内チューブ23に挿通された操作ワイヤ12及び処置部10を省略して示している。
また、図4A及び図4Bに示す変形例のように、先端部23Aを熱成形によって折り返して大径部25Aを形成し、これを係止部としてもよい。この場合、図4Aに示すように、受動電極22の貫通孔22Aの先端側の径を大きくして収容部26を形成し、大径部25Aを収容部26内に収容してもよい。あるいは、図4Bに示すように、受動電極22に加工を施さずに、大径部25Aを受動電極22の先端側に突出させ、折り返された内チューブ23の先端面23Bを受動電極22の先端面22Cと係合可能にしてもよい。
続いて、本発明の第2実施形態について、図5を参照して説明する。本実施形態の高周波処置具31と第1実施形態の高周波処置具1とは、係止部の構成が異なる。なお、以降の説明において、既出の各実施形態と共通する構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図5は、高周波処置具31の先端部を一部断面で示す図である。図5に示すように、内チューブ23の先端部23Aには、内チューブ23の内径よりも大きい外径を有するリング状の拡径部材(形状保持部材)32が圧入されており、これによって大径部33が形成されている。
拡径部材32の材質は特には限定されないが、大径部33の形状を受動電極22の先端面22Cと係合可能な程度に保持できる剛性を有することが必要である。具体的には、セラミックス等の絶縁性材料や、各種ステンレス鋼等の金属材料を好適に採用することができる。
拡径部材32とスネアワイヤ11とが接触してもショートは起こらないので、拡径部材を金属等の導体材料から形成することは問題ない。しかしながら、内チューブ23の肉厚が薄い等の場合、拡径部材32と受動電極22との間でショートが発生する可能性がある。したがって、拡径部材32を導体材料から形成する場合は、ショートを十分防止できる程度に内チューブ23の肉厚を設定するのが好ましい。
本実施形態の高周波処置具31においても、第1実施形態の高周波処置具1と同様、受動電極22の内周面を内チューブ23で確実に被覆して、ショートを好適に防止することができる。
また、大径部33に所定の剛性を有する拡径部材32が取り付けられているので、圧入等により簡便に効率よく大径部33を形成できるとともに、大径部33の形状が安定して保持される。その結果、内チューブ23を受動電極22に対して後退させようとする大きな力が作用しても、確実に内チューブ23の相対移動を規制して絶縁を確保することができる。
次に、本発明の第3実施形態について、図6を参照して説明する。本実施形態の高周波処置具41と上述の各実施形態の高周波処置具とは、挿入部の構成が異なる。
図6は、高周波処置具41の先端部を一部断面で示す図である。図6に示すように、高周波処置具41は、挿入部20に代えて挿入部50を備えている。挿入部50は、外チューブ51と、内チューブ23とを備えている。
外チューブ51は、絶縁性を有する外側のチューブ本体52と、チューブ本体52の内腔に配置された筒状のブレード53とを備えている。このブレード53は、複数の金属素線が編まれた公知の構成を有する。内チューブ23は、筒状のブレード53の内周面を被覆するように挿通されている。
ブレード53の一部は、チューブ本体52の先端から突出して露出している。露出したブレード53には電極部材54が電気的に接続されており、これによって挿入部50の先端に受動電極55が形成されている。
電極部材55の配置方法には特に制限はない。例えば、露出したブレード53に金属ロウを盛ることによって電極部材55の固定を行ってもよいし、露出したブレード53にロウ付け等により円筒状の導電性部材を固定しても構わない。
ブレード53は、挿入部50の基端まで延びており、ブレード53を構成する金属素線の一部は高周波電源2(不図示)と接続されている。すなわち、ブレード53は、受動電極55と高周波電源2とを接続する通電ワイヤとして機能する。
本実施形態の高周波処置具41においても、大径部25と受動電極55の先端面55Aとが係合するため、上述の各実施形態の高周波処置具と同様、受動電極55の内周面を内チューブ23で確実に被覆して、ショートを好適に防止することができる。
また、金属素線が編まれたブレード53を介して通電を行うため、体腔内での蛇行等により挿入部50に湾曲負荷等が作用した場合でも、受動電極55と高周波電源2との電気的接続が断絶されにくく、処置部10への通電を確実に行うことができる。
本実施形態の挿入部50を製造する際は、筒状のブレード層及び樹脂等からなる被覆層を備える公知のブレードチューブを好適に採用することができる。特に、ブレード層の外周面及び内周面に被覆層を備えるブレードチューブであれば、先端から所定の長さの外側被覆層を除去してブレード層を露出させた後、受動電極を形成し先端部を熱成形等により拡径することによって、容易に挿入部50を形成することができる。
また、本実施形態において、ブレードは必ずしも筒状に形成されている必要はなく、高周波電源と受動電極とを接続していれば、チューブ本体の内周面の一部に配置されてもよい。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれら実施例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
例えば、上述の各実施形態においては、係止部と被係止部とが挿入部の先端で係合する例を説明したが、係止部と被係止部とが係合する位置はこれに限定されない。一例を挙げると、図7に示す変形例のように、内チューブ23の先端から所定の長さ(例えば10ミリメートル程度)基端側に係止部としてのフランジ60を形成し、このフランジ60を、受動電極22の貫通孔22Aの内周面に周方向に延びるように形成された被係止部としての溝61に係合させてもよい。また、このとき、図8に示す変形例のように、内チューブ23に溝62を設け、貫通孔22Aの内面に突出部63を設けることによって、凹凸関係を逆転させて係止部及び被係止部を形成してもよい。このような場合、受動電極22と内チューブ23との組み付けが若干難しくなる。そのため、受動電極22を軸線方向に分割し、分割された部材で内チューブ23を挟み込むように組み付けて受動電極22を形成すると、組み付け作業が容易となり好ましい。
また、図9に示す変形例のように、内チューブ23の先端に軸線方向に延びる切込みを形成し、この切込みで複数に分割された先端部23Aの外周面を径方向外側に折り曲げた状態を、熱成形等により固定して、係止部64を形成してもよい。
さらに、上述の各実施形態では、処置部が処置電極としてのスネアループを有するスネアワイヤからなる例を説明したが、処置部の形状はこれには限定されずない。すなわち、バイポーラ型の高周波処置具における各種の処置部形状を適用することが可能である。例えば、図10Aに示すような針状ナイフ71を処置電極として備える処置部10Aが設けられてもよい。また、図10Bに示すようなフックナイフ72を処置電極として備える処置部10Bが設けられてもよい。さらに、図10Cに示すように、先端が離間するように配置された一対の把持部73A、73Bを有する二脚鉗子73を処置電極として備える処置部10Cが設けられてもよい。
また、上述の各実施形態では、処置部と操作ワイヤとが別部材で形成されて接続される例を説明したが、図11に示すように、処置部としてのスネアワイヤ81と操作ワイヤ82とが同一のワイヤで形成されてもよい。同様に、本発明の高周波処置具が図10A〜図10Cに示した各種の処置部を含む他の処置部を有する場合も、この処置部の少なくとも一部が操作ワイヤと同一の部材で形成されてもよい。
なお、上述の各実施形態及び変形例の各構成は、適宜組み合わせて適用することが可能である。
本発明の高周波処置具によれば、簡便に効率よく製造でき、かつ処置電極と受動電極とのショートを確実に防止することができる。
1、31、41 高周波処置具、 10、10A、10B、10C 処置部(処置電極)、 11、81 スネアワイヤ(処置電極)、 12、82 操作ワイヤ、21、51 外チューブ(第2チューブ)、 22、55 受動電極、 22C、55A 先端面(被係止部)、 23 内チューブ(第1チューブ)、 25、25A、33 大径部(係止部)、 26A、26B 係止部、 32 拡径部材(形状保持部材)、 52 チューブ本体、 53 ブレード、 71 針状ナイフ(処置電極)、 72 フックナイフ(処置電極)、 73 二脚鉗子(処置電極)、 73A、73B 把持部

Claims (6)

  1. 処置電極を含む処置部を有する操作ワイヤと;
    絶縁材料で形成され、前記処置部を突没可能にする前記操作ワイヤが挿通された第1チューブと;
    先端に受動電極を有し、前記受動電極の内周面を覆うように前記第1チューブが挿通された第2チューブと;
    を備え、
    前記第1チューブと前記受動電極とには、互いに係合可能な係止部及び被係止部が形成されており、
    前記係止部と前記被係止部とが係合することによって、前記第1チューブの先端部が、前記受動電極に対して、前記第1チューブの基端側に相対移動することが規制されている高周波処置具。
  2. 前記係止部及び被係止部の一方は、熱成形により前記第1チューブの先端部に形成されている請求項1に記載の高周波処置具。
  3. 前記係止部及び被係止部の一方は、前記第1チューブの先端部に形状保持部材が圧入されて形成されている請求項1に記載の高周波処置具。
  4. 前記係止部は、前記第1チューブに形成された大径部である請求項1から3のいずれか一項に記載の高周波処置具。
  5. 前記係止部は、前記第1チューブに形成された大径部であり、前記受動電極の先端よりも基端側で前記被係止部と係合している請求項1に記載の高周波処置具。
  6. 前記第2チューブは、可撓性を有するチューブ本体と、金属素線からなり、前記チューブ本体の内腔に設けられたブレードとを有し、
    前記ブレードと前記受動電極とが電気的に接続されている請求項1から5のいずれか一項に記載の高周波処置具。
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