JP4840164B2 - 塗装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基材上に部分的に盛り上がった盛り上がり塗装層を形成するための塗装方法に関するものである。
従来から、基材上に部分的に盛り上がった盛り上がり塗装層を形成する塗装方法が特許文献1などにより知られている。
上記特許文献1に示される従来例においては、基材上に盛り上がり塗装層を形成するに当って、グラビア印刷により電離放射線硬化型樹脂をバインダーとした盛り上げ印刷用組成物を用いて盛り上がり塗装層を形成し、その後、電子線照射装置により電子線を照射するようにしている。したがって、この従来例においては塗布装置の他に電子線照射装置が必要である。しかも、グラビア印刷は原版が必要なため、盛り上り塗装層の模様を異なる模様にしたい場合には多種類の原版が必要となる。
また、この特許文献1にはインクジェットにより絵柄層を形成してもよい旨の記載があるが、具体的にどのようにしてインクジェットにより絵柄層を形成するのかの記載はない。
ところで、インクジェット塗装法はグラビア印刷のように原版が必要でないのはもちろん、模様を変更したい場合でもグラビア印刷のように模様変更に対応して多種類の原版を必要とすることがないという特徴を有し、さらに、目的の位置に精度良く塗料の微小滴を付着させることができるので、精度の良い塗装ができるという特徴を有している。
しかしながら、インクジェット塗装法では一般に溶剤を飛ばして硬化させるタイプの塗料が用いられており、反応硬化型の塗料をインクジェット塗装法で用いるには以下のような問題がある。つまり、基材に盛り上がり塗装層を形成するに当って、塗料として反応硬化型の塗料を使用した場合、インクジェットのノズルが塗料の硬化で目詰まりしやすく、特に、硬化反応が早い塗料は使用できない。このため、反応硬化型の塗料を用いてインクジェットにより盛り上がり塗料層を形成するのは現実的ではなかった。
特開平10−119228号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、反応硬化型塗料を用いた塗装工程の一部にインクジェット塗装法を採用して精度よく立体的な盛り上がり塗装層を形成できる塗装方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る塗装方法は、塗料主剤1として発泡性のウレタン樹脂を用いて基材2上に塗布し、次に、上記基材2に塗布した塗料主剤1上に部分的に該塗料主剤1の硬化剤3をインクジェットにより飛ばして木材の導管模様状に塗布することで、基材2上に塗布した塗料主剤1の一部を導管模様状に硬化剤3で発泡硬化させ、次に、基材2上に塗布した塗料主剤1の硬化剤3と反応硬化していない未反応部分を除去して導管模様状をした盛り上がり塗装層4を形成することを特徴とするものである。
このような方法を採用することで、発泡性のウレタン樹脂が硬化剤と反応して発泡硬化して、立体感に富んだ導管模様状の盛り上がり塗装層4を形成することができる。
本発明は、反応硬化型塗料を用いた塗装工程の一部にインクジェット塗装法を採用して、インクジェットにより硬化剤を木材の導管模様状に塗布することで、発泡性のウレタン樹脂が硬化剤と反応して発泡硬化して、立体感に富んだ導管模様状の立体的な盛り上がり塗装層を形成できる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本発明において使用する塗料としては、塗料主剤と硬化剤とを反応硬化させることで塗装層を形成するようになっている反応硬化型塗料が用いられる。ここで、本発明に使用する反応硬化型塗料とは、塗料主剤1はそれ単独では反応硬化せず、また、硬化剤3もそれ単独では反応硬化せず、塗料主剤1と硬化剤3とが反応することではじめて硬化するものをいう。
本発明においては、まず図1(a)のように、木質材、樹脂、金属等の基材2上面の全面又は一部にロールコータやフローコータやスプレー塗装あるいはその他の塗布方法により塗料主剤1をべた塗りする。
次に、この基材2にべた塗り塗布した塗料主剤1の上にインクジェット装置のノズル(図示せず)から上記塗料主剤1の硬化剤3を吐出して目的とするパターンとなるように飛ばすことで、図1(b)に示すように基材2の上にべた塗り塗布した塗料主剤1の上に硬化剤3を目的とするパターンに塗布する。
このように基材2上にべた塗り塗布された塗料主剤1の上に目的とするパターンで硬化剤3が塗布されると、べた塗りされた塗料主剤1のうち、硬化剤3が塗布されたパターンに対応した部分のみが硬化剤3と反応硬化する。図1(c)において符号4’で示す部分が塗料主剤1と硬化剤3とが反応硬化した部分である。
次に、塗料主剤1が未硬化のまま残っている部分を塗料主剤1の溶剤により除去して、塗料主剤1と硬化剤3とが反応硬化した部分のみを残して図1(d)に示すように基材2上に目的とするパターンの盛り上がり塗装層4を形成するのである。
本発明で使用する塗料主剤1としては、例えば、ウレタン樹脂のようなポリオール系樹脂が用いられ、硬化剤3としてはイソシアネートが用いられる。また、他の例としては、塗料主剤1としてエポキシ樹脂が用いられ、硬化剤3としてアミン系又は酸無水物の硬化剤が用いられる。もちろん塗料主剤1、硬化剤3としては上記した例にのみ限定されないものである。
本発明においては、反応硬化型塗料を用いて塗装するに当って、塗料主剤1はロールコータやフローコータやスプレー塗装等によりべた塗り塗装を行い、その後、硬化剤3のみをインクジェット塗装法により塗装することで、インクジェット法により硬化剤3を目的とするパターンに精度よく塗布でき、しかもこの場合、硬化剤3のみをインクジェット法で塗布するので、インクジェット装置のノズル部分で反応硬化型塗料が硬化して詰まるというようなことがなく、反応硬化型塗料であってもインクジェット塗装法により精度よく塗装することができるのであり、また、形成しようとする盛り上がり塗装層4のパターンの変更に当って硬化剤3による塗布パターンを変更するだけでよいので、簡単に盛り上がり塗装層4のパターンの変更ができる。
なお、上記のように木質材、樹脂、金属等の基材2上に塗料主剤1を塗装する前に、基材2の上面に下塗り塗装層を形成しておいてもよい。
また、溶剤で未硬化の塗料主剤1を除去して盛り上がり塗装層4を形成した後、盛り上がり塗装層4を形成した基材2の上面に更に、表面保護のために透明なトップコート層を設けるようにしてもよい。
また、上記塗料主剤1中にはUVカット剤などの機能成分を混入していてもよく、この場合は盛り上がり塗装層4部分においてUVカット機能を発揮することができる。つまり、基材2の特定の箇所のみ保護膜を形成することが可能となる。
また、基材2の特定の箇所のみ突出した盛り上がり塗装層4を形成できることで、きわめて商品価値の高い塗装が可能となる。
図2にはその一例が示してある。つまり、基材2の上面に塗料主剤1をべた塗りした後に、硬化剤3をインクジェット装置のノズルから飛ばして塗料主剤1上に塗布するに当り、硬化剤3をインクジェットにより木材の導管模様状に塗布し、塗料主剤1の一部を硬化剤3と反応させて導管模様状をした部分のみ硬化させ、その後、塗料主剤1の未硬化の部分を溶剤で除去することで、図2に示すように基材2上に木材の導管模様状の盛り上がり塗装層4を形成するようになっている。
形成された導管模様状をした盛り上がり塗装層4は導管部分が凸部となっているため本物の木目の感触を持った塗装ができる。この場合、更に、基材2が木材の場合に該木材の表面の導管模様に沿って上記導管模様状をした盛り上がり塗装層4を形成することで、導管部分を立体的な導管模様状をした盛り上がり塗装層4で被覆してコートすると共に導管部分の耐水性を向上させることができ、また、塗料主剤1中にUVカット剤を混入してあると、導管部分においてUVカット機能を発揮することができる。
また、本発明の塗装の他の実施形態としては、例えば階段の段板の上面に上記のようにして盛り上がり塗装層4を形成することで、該盛り上がり塗装層4により滑り止め用の突条を形成するようにしてもよい。
また、他の実施形態としては、手摺りに盛り上がり塗装層4を形成して滑り止め部としてもよい。
もちろん、これらの例にのみ限定されず、本発明は他の種々の製品への塗装に適用できる。
(a)は基材上に塗料主剤をべた塗りした状態の説明図であり、(b)は次にインクジェットにより硬化剤を塗布した説明図であり、(c)は硬化剤を塗布した部分のみ塗料主剤を反応硬化させる状態の説明図であり、(d)は次に塗料主剤の未反応部分を除去して盛り上がり塗装層を形成した説明図である。 基材に導管模様状の盛り上がり塗装層を形成した例を示し、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。
符号の説明
1 塗料主剤
2 基材
3 硬化剤
4 盛り上がり塗装層

Claims (1)

  1. 塗料主剤として発泡性のウレタン樹脂を用いて基材上に塗布し、次に、上記基材に塗布した塗料主剤上に部分的に該塗料主剤の硬化剤をインクジェットにより飛ばして木材の導管模様状に塗布することで、基材上に塗布した塗料主剤の一部を導管模様状に硬化剤で発泡硬化させ、次に、基材上に塗布した塗料主剤の硬化剤と反応硬化していない未反応部分を除去して導管模様状をした盛り上がり塗装層を形成することを特徴とする塗装方法
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